Doctrine解説

Last-modified: 2025-08-30 (土) 12:42:45

Doctrineのまとめ(マニュアル3.3.12-16章 (pp.55-74)も参照)

注意:General, EMCON, Weapon Relase Authorization (WRA), そしてWithdrawal &Redeploy設定を組み合わせると,プレイヤーが介入する必要なく自軍のユニット,グループ,ミッションがどのように動作するかを大幅にコントロールできる.これらの設定を習得することは,Commandを習得するための重要な要素である.

—マニュアルル3.3.12「ユニット・グループドクトリン」(p.55)より

目次

ドクトリン画面の開き方

Shift + Ctrl + F9で陣営ドクトリン画面.

ミッションエディターからミッションを選択して,"EMCON/WRA"タブでミッションドクトリン画面.

ユニット・グループを選択した状態でCtrl+F9でユニット・グループドクトリン画面.
あるいは右クリック/上メニュー"Unit Orders" - "Doctorine / RoE / EMCON"か右ユニットパネル一番下のDOCTRINEボタン(ユニットパネルのドクトリン表示は廃止されてしまった).

Inhered設定・5つのドクトリン

ドクトリンは以下のレベルごとに設定できる(上に行くほど上位).

  • 陣営
  • ミッション
  • グループおよび基地・母艦ユニットとその収容ユニット
  • 単独ユニット
doctrineinherited.png
左が陣営,右が対潜哨戒ミッションドクトリン.ミッションドクトリンは陣営ドクトリンから"Engage Ambiguous", "WCS (Surface)", "WCS (Land)"の設定を変更せずに継承しているため"Inherited, Tight"のように表示されている.一方"WCS (Air)"および"WCS (Submarine)"は陣営ドクトリンから継承せず,ミッションドクトリン独自の設定になっている.

 下位レベルのドクトリンは,独自変更を加えない場合上位レベルのドクトリンと同じ設定になるように継承 (Inhered)されるのがデフォルト設定となっている.たとえばミッションを新しく作成すると(ミッション固有のドクトリン設定を除いて)各設定を陣営ドクトリンから継承し,グループのドクトリンを変更するとグループ内の各単独ユニットにも変更が継承されるという具合.一方,ミッションごと,ユニットごとにドクトリンを変更して,ミサイルを最大射程で発射 vs. 近距離で発射などそれぞれ異なる設定を持つようにすることも可能である

 「全てのドクトリン・オプションは、「Inherited」(継承)設定を持っています。これは、そのユニットは、サイド(任務が割り当てられていない場合)、またはミッション(任務が割り当てられていて、そのミッションの ROE/Doctrine がサイドのものと矛盾する場合)のドクトリンに自動的に従うことを意味します。「Doctrine」ウィンドウの底部にあるボタンは、必要ならドクトリンをそのサイド(陣営)のデフォルト継承設定にリセットするのに使用できます。」Geroge氏マニュアルより引用

ドクトリンオプションは次の五つに大別されます。CMO v1.06からTarget Priolityのタブが増えた.

Generalユニットの攻撃・移動・補給等に関する設定
EMCON Settingsアクティブセンサーの使用 (EMCON)に関する設定
Weapon Release Authorization(WRA)兵装の発射数・発射距離に関する設定
Withdraw & Redeploy艦艇ユニットの基地帰還・再出撃に関する設定
Target Priolity優先して攻撃する目標タイプの設定

Generalタブ

CMO v1.08から配置が大幅変更され,項目の順序が変わったほか選択中のユニットタイプに関係ないドクトリン(航空ユニットはシュノーケルを使わない)は非表示になった.

doctrinewindow_new108side.png
陣営(NATO)のGeneralタブ.全ドクトリン表示.
doctrinewindow_new108.png
航空ユニットのGeneralタブ,Anti-Submarine Warfare (ASW)カテゴリのバッテリー関連ドクトリンなど航空ユニットに関係ないドクトリンが省略されている

上下ボタン

上ボタン
  • 現在表示しているドクトリンのミッション・グループ・ユニット名(なぜか陣営ドクトリンでは表示されない)
  • Doctrine Window (Ctrl+F9) - 今のところまったく同じドクトリン画面が開く用途不明のボタン
  • Parent/Previousボタン(仮名) - Parentボタンでは現在表示しているレベルよりも上(陣営←ミッション←グループ←ユニット)ドクトリンを表示する.
    Previosuボタンで最初に表示していたレベルのドクトリンに戻って表示する.
On all doctrine definitions: 各ボタン
  • Reset to default:陣営ドクトリンでクリックすると「デフォルト」ドクトリン項目(WCSはすべてTight,航空運用テンポSurge,SAMを対艦攻撃で使わない…等)に設定される.
    ミッション・グループ・ユニットドクトリンではすべて上レベルドクトリンから項目継承に設定される.Set to 'Inherit'ボタン,さらに言えば後述Reset Doctrine (use inherited settings)とまったく機能が一緒であり違い不明.
下ボタン
  • Reset affected missions (inherit from above Doctrine) - 全ミッションドクトリンが各項目を継承するよう設定する(陣営ドクトリンでのみクリック可).
  • Reset Doctrine (use inherited settings) - 上レベルドクトリンから各項目を継承する.Set to 'Inherit'ボタンと何が違うの?
  • Reset affected units (inherit from above Doctrine) - 陣営ドクトリンなら陣営全ユニット,ミッションドクトリンなら編入中ユニットドクトリンが各項目を継承するよう設定する.
  • Load/Save Template - Saveボタンで現在のドクトリン項目を保存(テキストデータであれば拡張子不問),Loadで呼び出し.

Rules of Engagement(RoE)

Weapon Control Status (WCS)

 コンタクトの種類に応じて項目が4つあるがいずれもオプション内容が一緒であるからまとめて記述する.
ユニットの射程範囲内にコンタクトが侵入した場合,自動攻撃を行うかの設定に関する項目.TIGHTはコンタクトの陣営識別が敵軍の場合のみ攻撃.FREEなら友軍と中立以外,すなわち不明・非友好・敵軍なら攻撃.HOLDは自動攻撃を行わない.TIGHTがデフォルト設定だが,哨戒ミッション"ASW Patrol"と"Sea Control Patrol"はWCS sub-surfaceがFREEに設定されている.おさかなを攻撃しないでくれ

Weapon Control Status (WCS), air
航空コンタクトおよび誘導兵器への自動攻撃設定."HOLD"の場合,ミサイル等の誘導兵器に対する迎撃も行わないので注意.
Weapon Control Status (WCS), surface
水上コンタクトへの自動攻撃設定
Weapon Control Status (WCS), sub-surface
水中コンタクトへの自動攻撃設定
Weapon Control Status (WCS), land(通常プレイでの変更不可)
地上コンタクトへの自動攻撃設定
FREEコンタクトの陣営識別が不明・非友好・敵軍の場合攻撃
TIGHTコンタクトが敵軍の場合攻撃
HOLD自動攻撃を実施しない(手動攻撃のみ)

その他

Engage ambiguous targets(不確実目標への攻撃許容範囲)
「不確実な目標」(不確実領域が存在するコンタクト)への攻撃に関する設定.
各兵装には命中にあたって必要な不確実領域の許容範囲があって(非誘導兵器は不確実領域ゼロの正確な目標位置が必要,効果範囲の大きい兵器は許容範囲が大きい),"Pessimistic"の場合不確実領域が許容範囲より大きい目標には攻撃しない.
許容設定が甘いほど兵装発射しやすくなるが,より不確実なコンタクトに対し攻撃するので兵装があさっての方向に向かってしまい命中しない可能性が高くなる.
Ignore不確実領域の大きさにかかわらず常に攻撃する
Optimistic不確実領域が許容範囲の3倍以下なら攻撃する
Pessimistic不確実領域が許容範囲より小さければ攻撃する
Ignore plotted course when attacking(攻撃行動中にウェイポイント無視)
おもに哨戒ミッションか手動操作中のユニットでユニットが攻撃状態になったとき,攻撃が終了するまでウェイポイントを無視して目標ユニットに向かい移動するか,それともウェイポイントに従って移動するかの設定.
Noに設定すると攻撃中でもウェイポイントを使い任意の場所に移動できる・目標に対し任意の方向(水上艦や潜水艦のマウント射界上この動作が必要)を向けられるので便利.
Yes攻撃時にウェイポイント無視
No攻撃時でもウェイポイントに従う
Inherited上級ドクトリンの設定継承
Auto Evade (自動回避設定)
被攻撃中に自動で回避行動を取るかどうかの選択。特に理由がなければYes,戦闘機のSARHミサイルをどうしても外したくない,自分で回避行動をとりたいという場合はNo.哨戒ミッションに編入しているユニットはさらにIgnore plotted course...をNoにしないと敵軍コンタクトに向かっていくから注意.
Yes被攻撃中に自動回避行動を取る
No被攻撃中でも自動回避行動を取らない
Engage opportunity targets(攻撃可能な目標はつねに攻撃する)
哨戒ミッションや攻撃ミッションはミッションタイプごとに攻撃対象が限定されているが,その設定にかかわらず攻撃可能な目標が兵装の射程範囲内にいれば攻撃するかの設定.なおこの設定にかかわらず航空・潜水艦・誘導兵器ユニットに対しては常に自動攻撃が行われる(WCSがHoldでない限りは).
Yes (engage all contacts)すべての攻撃可能ユニットタイプを自動攻撃
No (engage mission-specific contacts only)ミッション対象ユニットタイプのみ自動攻撃
Use Nuclear weapon(核兵器の使用許可)
核弾頭のついた兵装をしようするにはこのドクトリンが有効である必要がある
GRANETED核兵器の使用が承認されている
NOT GRANTED核兵器の使用が承認されていない

Emission Control(EMCON)

 一項目のみ.

Ignore EMCON while under attack(被攻撃中EMCON無視)
水上ユニットが(ほかのユニットはこのドクトリンを使わない)被攻撃中=ユニットの近くに誘導兵器および魚雷コンタクトが存在する状態にEMCON設定を無視してすべてのアクティブセンサーを使用するかの設定.
 被攻撃時でなくなった場合EMCON設定に再び従う(アクティブセンサーを使用しない)ようになるが,ユニットのセンサー設定で「ユニットはEMCON設定に従う」チェックボックスがマークされていないといつまでもアクティブセンサーを使用し続けるので注意.
Yes被攻撃中にEMOCNを無視する
No被攻撃中でもEMCONを維持する
Inherited上級ドクトリンの設定継承

Misc

Kinematic range for torpedos (魚雷の最大射程設定)
魚雷の最大射程には物理的射程(Kinematic Range, 魚雷が燃料切れするまでの最大航走距離)と実用的射程(Pratical Range, Commandで設定されているより射程を短くして敵艦へ命中させやすい距離)があるが,そのどちらを魚雷の最大射程として用いるかの設定.
Kinematic range for automatic and manual自動・手動攻撃で物理的射程を利用する
Kinematic range for manual lanches only手動攻撃時のみ物理的射程を利用する
Practical range実用的射程をつねに利用する
Inherited上級ドクトリンの設定継承

Refuel

給油・洋上補給 (UNREP)に関する諸設定

Refuel/UNREP(被補給許可)
給油機や補給艦など補給ユニットからの補給を受けるかの設定."Allow but not tankers refueling tankers"では「給油機が別の給油機に給油」ような補給ユニット同士の補給を無効にする.
Allow常に被補給許可
Allow but not tankers refueling tankers補給ユニット同士の補給除き被補給許可
Not allowed補給を受けない
Refuel/UNREP selection(補給ユニット選択方法)
Pick nearest被補給ユニットから最も近い補給ユニットを選択
Pick tankers between us and objective(target or station or base if RTB)被補給ユニットと目的地(攻撃目標ユニット,ミッションエリア,帰投中は基地)の間にある補給ユニットをつねに選択
Give priority to tankers between us and objective(target or station or base if RTB)被補給ユニットと目的地の間にある補給ユニットを優先選択
Refuel/UNREP allied units(友軍陣営との補給・被補給)
Yes補給・被補給の両方許可
Yes recive only被補給のみ許可
Yes offload only補給のみ許可
Noいずれも不許可

Air Operation(Air Ops)

 航空機の運用に関するドクトリン.

Quick turnaround(ロードアウトの急速再出撃設定:通常プレイでの変更不可)
航空機の一部ロードアウトには準備時間を短縮できる「急速再出撃」が設定されているが,これを使用可能にするかの設定.
Yes対地・対艦攻撃ロードアウト含め全使用
Fighter and ASW loadout空対空・対潜(偵察・輸送)ロードアウトでのみ使用
No使用しない
Air Operation Tempo(航空運用テンポ:通常プレイでの変更不可)
航空ユニットの運用テンポ(短時間のうちに多くの航空機を運用するか,少数の航空機を長時間運用するか)の設定で,航空機の準備時間に影響.例として"Surge"の場合準備時間3時間,"Sustained"の場合20時間.
航空運用テンポと航空機準備時間に関する詳細については「解説記事:航空機の出撃レート?」を参照
Sustained持続運用(準備時間長い)
Surge急速運用(準備時間短い)
Weapon State Pre-Planned(兵装切れ状態設定)
長い 兵装残量がどの位で「兵装切れ」状態フラグが立つか,機銃による対空攻撃を許可するかの設定.
Use loadout setting使用ロードアウトの標準設定を使用する
Winchester: Mission-specific weapons have been expended. Disengage immediately空対空ロードアウトなら空対空兵装,対地ロードアウトなら対地兵装をすべて消費したら兵装切れ (Winchester)
Winchester: Mission-specific weapons have been expended. Allow targets of opportunity with air-to-air guns上記Winchester設定のうち,空対空ロードアウトについて5nm以内の敵機に対する機銃攻撃を許可する
Shotgun: All BVR or Stand-Off weapons have been expended. Disengage immediatelyすべての長射程兵装(中距離AAMや対地ミサイル)を消費したら兵装切れ (Shotgun)
Shotgun: All BVR or Stand-Off weapons have been expended. Allow easy targets of opportunity with WVR of Strike weapons, No air-to-air guns上記設定のうち,短距離兵装があってその射程120%以内に敵機がいる場合攻撃許可
Shotgun: All BVR or Stand-Off weapons have been expended. Allow easy targets of opportunity with WVR of Strike weapons, and air-to-air guns上記設定のうち,さらに機銃攻撃を許可(空対空ロードアウトのみ)
Shotgun: One engagement with BVR or Stand-Off weapons. Disengage immediately長射程兵装(中距離AAMや対地ミサイル)による戦闘を一回だけ行い,ユニットの戦闘中状態が解除されたら兵装切れ
Shotgun: One engagement with BVR or Stand-Off weapons. Allow easy targets of opportunity with WVR or Strike weapons. No air-to-air guns上記設定のうち,短距離兵装があってその射程120%以内に敵機がいる場合攻撃許可
Shotgun: One engagement with BVR or Stand-Off weapons. Allow easy targets of opportunity with WVR or Strike weapon, and air-to-air guns上記設定のうち,さらに機銃攻撃を許可(空対空ロードアウトのみ)
Shotgun: One engagement with both BVR and WVR or Stand-Off and Strike weapons. No air-to-air guns長射程・短射程兵装による戦闘を一回だけ行う.長射程兵装がなくなっても離脱せず短射程兵装による戦闘を継続する
Shotgun: One engagement with both BVR and WVR or Stand-Off and Strike weapons. Allow easy targets of opportunity with air-to-air guns上記設定のうち,さらに機銃攻撃を許可(空対空ロードアウトのみ)
Shotgun: One engagement with WVR or Strike weapons. Disengage immediately短射程兵装による戦闘を一回だけ行い,ユニットの戦闘中状態が解除されたら兵装切れ
Shotgun: One engagement with WVR or Strike weapons. Allow targets of opportunity with air-to-air guns上記設定のうち,さらに機銃攻撃を許可(空対空ロードアウトのみ)
Shotgun: One engagement with guns機銃による戦闘を一回行い,付近に目標がいなければ兵装切れ
Shotgun: XX% of relevant weapons have been expended. Disengage immediatelyミッション使用兵装のXX (25-75%)を消費したら離脱する
Shotgun: XX% of relevant weapons have been expended. Allow targets of opportunity, including air-to-air gunss上記設定のうち,さらに機銃攻撃を許可(空対空ロードアウトのみ)
A/G strafing (gun)(機銃による対地攻撃)
航空機の機銃・火砲を対地攻撃に使用するかの設定.AC-130が攻撃しない!というときはこれを確認.
ただしスタンドオフロードアウト(たしか射程5nm以上の兵装)ではドクトリンにかかわらず機銃攻撃を行わない.
Yes機銃対地攻撃あり
No機銃対地攻撃なし
Weapon State RTB(兵装切れ時帰投設定)
燃料切れ時帰投設定の兵装版である,兵装切れ状態時グループから離脱してでも帰投するか,あるいは帰投しないか.
Yes aircraft leave flight and RTB as they reach weapon state兵装切れユニットはグループから離脱して帰投
Yes RTB when the first aircraft in a flight reaches weapon state兵装切れユニットが出た場合グループ全体が帰投
Yes RTB when the last aircraft in a flight reaches weapon stateグループユニット全部が兵装切れ状態になったら帰投
No aircraft do not RTB when weapon state is reached兵装切れ状態でも帰投しない
Jettison Ordnance(被攻撃時の兵装投棄)
対地ロードアウト装備の航空機は被攻撃時に兵装を投棄して敏捷性を向上させることができる(航空機敏捷性はミサイルの命中率計算に影響).兵装投棄チェックは5秒ごとに行われるので,航空機が奇襲された場合は,ミサイルが命中するまでに搭載兵装の投棄が間に合わない可能性がある.また投棄できる兵装は外部兵装のみである.
Jettison Ordnance when under attack兵装投棄を許可する
No不許可
BVR Logic Enum(BVRミサイル誘導中の行動ロジック)
Follow missile straight-inクランク飛行をせずそのまま敵ユニットに向かう
Crank If possibleクランク飛行(ミサイル誘導中の低速飛行)をするがドラッグ飛行(反転退避)は行わない
Crank and drag if possibleミサイルがアクティブ状態になるまではクランク飛行を行い、その後は反転退避
Fuel State Pre-Planned(燃料切れ状態設定)
燃料残量がどの位で「燃料切れ」状態フラグが立つかの設定.
Bingo:terminate mission and return to base with planned reserve fuelミッション燃料(全燃料-予備燃料10%)が基地帰還分まで減少したら燃料切れ (Bingo)
Joker:terminate terminate mission and return to base with 10% of mission fuel remaining (i.e. 10% above Bingo)ミッション燃料が残り10%になったら燃料切れ (Joker)
Joker: XX% above Bingoミッション燃料が残りXX%になったら燃料切れ(10-90%まで各項目があるが省略)
Fuel State RTB(燃料切れ時帰投設定)
帰投しない設定も可能だが,気づかないうちに燃料残量ゼロになって墜落しても文句を言わないこと
Yes unit leave group and return to base as they reach fuel state燃料切れユニットはグループから離脱して帰投
Yes when first unit in flight reaches fuel state燃料切れユニットが出た場合グループ全体が帰投
Yes when last unit in flight reaches fuel stateグループユニット全部が燃料切れ状態になったら帰投
No aircraft do not RTB when fuel state is reached燃料切れ状態でも帰投しない

Anti-Surface Warface(ASuW)

SAMを対水上モードで運用するかどうかを設定する。

Use SAMs in ASuW mode(艦対空ミサイルによる対艦攻撃)
一部の艦対空ミサイル(SM-2とかESSMとか)は水上ユニットに対しても使用できるが,これを許可するかの設定.
Yes use SASS mode対艦攻撃許可
No不許可
Maintain standoff to target(艦艇は目標に対しスタンドオフ距離を保つ)
水上ユニット(航空・潜水艦ユニットは対象外)の対艦兵装が敵水上ユニットのものよりも射程が大きい場合,「自ユニットの射程内かつ敵ユニットの射程外」の距離を保ちそれ以上接近しない・敵ユニットの射程内なら射程外に移動するようにする設定.

このドクトリンに関してはいろいろ誤解が多い:

  • Yesにすると自ユニットは敵ユニットの射程内に全く入らないわけではない.自ユニットが敵ユニットよりも長射程兵装を持っている場合のみスタンドオフ距離を保とうとする.
  • 水上ユニットにしか適用されない.航空ユニットを敵水上艦のSAM射程内に入らないようにするためにこのドクトリンを使おうとする人がいるが間違い.

https://www.matrixgames.com/forums/viewtopic.php?f=10230&t=285934
https://www.matrixgames.com/forums/viewtopic.php?f=10201&t=260935
https://www.matrixgames.com/forums/viewtopic.php?f=10230&t=261525
https://www.matrixgames.com/forums/viewtopic.php?f=10201&t=262202
航空機には適用されない(4回とも同じことを言われている)

https://www.matrixgames.com/forums/viewtopic.php?f=10201&t=242800
自ユニットが敵ユニットよりも長射程兵装を持っていることが必要

https://www.matrixgames.com/forums/viewtopic.php?p=4420340#p4420340
「スタンドオフを維持する」とは、確かに「敵の武器の射程から遠ざかる」という意味です。 これは、「選択した武器で主目標と交戦できる程度に主目標に近づくが、必要以上に近づけない」ことを意味します。 場合によっては、これは避けられずに敵の武器の射程内に入ることを意味しますが、射撃を回避できる可能性が十分にあることが望まれます。

Yes
No
Navigationshortest Route
Deep water navigation
Littoral Navigation

Anti-Submarine Warface(ASW)

https://command.matrixgames.com/?p=4243

Avoid contact(コンタクトへの接近回避)
探知したコンタクトに対して自動で遠ざかるように移動するかの設定.どうやらSSBNでしか設定できないらしい
No回避を行わない
Yes always常に回避する
except in self defence攻撃可能時以外は回避する
Dive when threat is detected(敵ユニットを発見したら自動潜航)
Yes on ESM detection and threat proximity
Yes on periscope/surface search capable radar detection
Yes when ships are within 20nm or aircraft withhin 30nm
No

戦闘中でないときの潜水艦のバッテリーの再充電に浮上するための閾値を選択する。

Recharge battery % transit/stationwhen empty
when 10% battery remains
XX%

戦闘中の潜水艦のバッテリーの再充電に浮上するための閾値を選択する。

Recharge battery % offensive/defensivewhen empty
when 10% battery remains
XX%

AIP機関を使用するか否かを選択する。

AIP usageYes always
Yes when enagged offensive or engaged defensive
No

吊り下げ式ソナーを自動的に展開するかどうかを選択する。

Dipping sonarAutomatically deploy in hover and less than 150 ft altitude
Only deploy manually or when assigned to mission
Navigation(移動コースの自動修正)
Shortest Route最短経路(自動修正しない)
Deep Water Navigation 1525m+ (5000ft+)深海域を通るよう自動修正
CZ収束帯を利用できる海域を通るよう自動修正
Littoral浅海域を通るよう自動修正

Land Warface

NavigationShortest Route

Navigation: This determines the type of pathfinding a land unit
takes. If set to “shortest route” (the previous default) the unit will
attempt to steer on the easiest path. If set to “direct route”, it will
simply move in a straight line towards its destination without any
consideration for the terrain types.
(WARNING: This may result in the unit getting “caught” on
difficult terrain such as mountains. Use at your own risk)

EMCON Settings タブ

マニュアルpp.65-70「3.3.14 EMCON TAB」

emcon.JPG

アクティブセンサー(パッシブセンサーは損傷していなければ常時使用)の使用切り替えに関する設定.アクティブセンサーは逆探知されることがあり,状況によっては使用せずに隠密性を保ちたい場合(これをセンサー使用管制 (Emission Control),EMCONという)があるのでこの設定を使用する.

センサーの未使用・使用切り替え

Inherited from
チェックボックスを有効にすると上位ドクトリンの設定を継承する(各項目がグレーアウトし独自設定できなくなる).
無効にすると独自の設定ができるようになる

 センサーの種類ごとにPassve, Activeを切り替えられるドロップダウンメニューが存在.Alertドロップダウンメニューについては後述.

Radar
レーダーの使用設定
Sonar
アクティブソーナーの使用設定
OECM
攻撃用ECMの使用設定

選択肢は以下の通り.

Passiveアクティブセンサーを使用しない
Activeアクティブセンサーを使用する

警戒レベル+断続的センサー使用

マニュアルの受け売り

  • 警戒レベル(陣営):"Alert"の項目は陣営レベルの警戒レベルを確認・変更できる.警戒レベルにはGreen,Blue,Orange,Yellow,Redがある.色設定はほかの色に関係して何か意味を持っているわけではなく,単にプレイヤーがEMCONをその陣営の各グループやユニットに対してどう設定するかにのみ影響する.5つの色設定によりプレイヤーは陣営につき5つの警戒レベルを設定することができる.警戒レベルはプレイヤーが手動で変更するか,イベントとLuaコードにより自動で変更することができる.

[画像]

  • 警戒レベル(ユニット・グループ):上図はメニュー,右クリック,マップ上部のボタンをクリックしたときにあらわれるユニット・グループのEMCON画面である.
    上記の陣営EMCONと基本的には同じようにセンサーを管理することができるが,ここではさらにアクティブセンサー使用間隔 (Active Emissions Intervals)ボックスが含まれており断続的センサー使用はここから設定する.
    センサーの使用・停止をランダムあるいは設定した間隔で切り替える(断続的使用)か,あるいは敵ユニットを発見したときにセンサーを使用するかの異なる「警戒レベル」を設定することができる.断続的センサー使用はアクティブセンサーの使用を常に続けたくない場合や,状況に応じて調整したい場合に便利である.[この辺の文章既出]  アクティブセンサー使用間隔ボックスでは各警戒レベルとカスタム設定についてセンサー設定を入力することができる.カスタム設定では警戒レベルに関連付けられていない,より細かい断続的センサー使用の設定を行うことができる.注意してほしいのは断続的センサー使用が機能するようにするには,センサーはパッシブではなくアクティブに設定しなくてはならないという点である.
  • アクティブセンサー使用間隔ボックスの説明
    • Green/Blue/Yellow/Orange/Red/Customタブ:各警戒レベルとカスタムレベルにそれぞれの断続センサー使用設定画面が表示される.
    • Intermittent/Continuousモード設定:アクティブセンサー使用間隔ボックスと警戒レベルによってセンサー使用をコントロールするか,パッシブ・アクティブドロップダウンボックスによってセンサー使用をコントロールするかを切り替える."Intermittent"なら断続センサー使用モードであり,"Continuous"なら永続的にセンサーを使用する.
    • センサー使用時間 (Emission Duration):センサーを何秒間アクティブにするかの設定.
    • 使用間隔 (Interval):アクティブセンサーの使用を何秒間停止した後,再度使用に戻るかの設定.
    • 使用間隔のランダム変数 (Interval Random Variation):使用間隔のオフサイクルで,さらにランダムで何秒間を加えるかの設定.入力した秒数以下の時間が追加される.
    • ユニットを発見したら永続的使用 (Wake when detecting threat):新しくユニットを発見した場合強制的にセンサーを永続的使用に切り替える設定.プレイヤーが断続的センサー使用モードを有効にしている場合,センサーは敵ユニットが消失し,スリープモードまでの時間に到達するまで永続的に使用され続ける.
    • スリープモードまでの時間 (Time until sleep mode):発見したユニットが消失してから何秒間経過したらセンサーが断続的使用サイクルに戻るかの設定.
    • 敵味方識別と識別レベル設定 (Includes Stance and Includes ID):見てわかる通り[わからない],永続的使用モードはユニットの敵味方識別・識別レベルのフィルターによっていつ有効になるかを設定することができる.

注意:警戒レベルの設定は陣営全体で適用される.もしプレイヤーがユニットEMCON画面で警戒レベルを変更した場合,陣営全体の警戒レベルも変更される.あるユニットやグループの断続的センサー使用を警戒レベルの影響を受けないようにしたい場合,アクティブセンサー使用間隔ボックスでCustomのタブを用い"Use Custom Preset Only"のチェックボックスを有効にすること.

Weapon Release Authorization (WRA) タブ

pp.70-73「3.3.15 WRA TAB」

wramiseditor.JPG

 WRAタブには現在のドクトリンレベルに関係するユニット(陣営レベルなら陣営の全ユニット,ミッションレベルなら編入されている各ユニット)のもつ兵装の総覧が表示される.兵装名の左にある(+)をクリックするとその兵装が攻撃できる目標タイプのリストが開く.各行項目の意味は以下の通り:

Weapon Vs. Target Type
Unknown, Unspecified, 各目標タイプの3種類が存在する.Unknownはコンタクトの識別不明時に使用する.識別完了後は各目標タイプ(ユニットのDBビューアで確認できる)に応じた設定を用いるが,ここで目標タイプごとに個別の設定をしていない場合,Unspecifiedの設定が継承される.このためUnspecifiedの項目を設定すると各目標タイプの設定も一括変更できる.
Weapons per Salvo
一回のサルボー(斉射攻撃)で発射する兵装数.発射しない,1-8発発射,全発射のほかに目標ユニットのミサイル防御値に応じた数(防御値の1/4-4倍)を発射するよう設定できる.
Shooters per Salvo
Weapons per Salvoで設定した発射数を一つのユニットでは達成できないとき(発射数を等分するわけではないので注意),何ユニットまで攻撃に参加できるかの設定.
Automatic Firing Range
自動攻撃を行う距離.自動攻撃をしない設定,距離2-5nmから最大射程まで,最大射程の25-75%,さらにNEZ(回避不能距離)の設定が可能である.
とくにCMO v1.05以降,空対空ミサイルは空気抵抗による減速を見越して最大射程ではなくより短距離から発射するよう設定するのが重要となった.
Self Defence
通常一つの目標ごとにひとつのユニットが一度に攻撃を行うが,近距離では攻撃ユニット数制限を無視して自衛のための追加攻撃を行える.この自衛攻撃を行う距離の設定.
おまけ:ユニットに自動攻撃を行わせないには
  • Generalタブ,目標カテゴリに応じたWCSをHOLDに設定する(手動攻撃のみ許可)
  • 特定兵装だけに自動攻撃を行わせたくない場合,WRAタブで目標タイプのWeapon per Salvoを"Do not use this weapon"に設定するか,Automatic Firing Rangeを"Do not auto fire"に設定する
  • 目標未識別時にはUnknownの項目を使用するので,必要に応じてそちらのWRA設定も変更する

https://www.matrixgames.com/forums/viewtopic.php?p=5074028&sid=888e457f6bb46f976e72fa6f36fbd8d3#p5074028

有効な NEZ 発射範囲は、交戦しているターゲットについての知識 (より具体的には、その最大速度についての推測) によって部分的に左右されることに留意してください。

たとえば、次の場所に未分類の盗賊が入ってきたとします。 マッハ 1 なので、NEZ の計算は現在の速度に基づいて行われます。 次に、それを次のように分類します。 MiG-25 を発射すると、NEZ は突然劇的に縮小します。これは、射撃するとマッハ 3 で逃げることができると想定したためです。

Withdraw & Redeploy タブ

111Pier1.png

母艦や母港など,ホームベースを設定している艦艇ユニットにのみ関係する.ホームベースに自動で離脱・再出航を行う基準となる損害,燃料,兵装の残り状況を設定する

"Withdraw when..."が離脱時,"Redeploy when..."が再出撃時の設定項目.離脱時設定は条件のうち一つでも満たされたら離脱,再出航設定はすべての条件が満たされたら再出航という違いがある(それぞれで"OR", "AND"となっていることに注目).

Damage is more than/less than:
離脱・再出航を行う基準となるユニット損害.無視する,5%,25%,50%,75%(再出航のみ:100%)から選択.
Fuel is less than/at least at:
燃料残量.無視する,ビンゴ燃料(基地帰還分の残り燃料),25%,50%,75%(再出航のみ:100%)から選択.
The primary attack weapon is at less than/at least at:
攻撃用主兵装の残量.全消費,25%,50%,75%(再出航のみ:100%,全攻撃兵装)から選択.
The primary defence weapon is at less than/at least at:
防御用主兵装の残量.全消費,25%,50%,75%(再出航のみ:100%,全防御兵装)から選択.
攻撃用主兵装/防御用主兵装とは:
  • 水上艦の場合は対艦・対地兵装が攻撃用兵装,対空・対潜兵装が防御用兵装とされ,その中でも最も射程の大きいものが主兵装 (primary weapon)とみなされる.ここでユニットがデータベース上で搭載している兵装からのみ攻撃・防御用兵装を選択していることに注意する.
    したがって例えばデータベース上はSM-2のみを搭載しているイージス巡洋艦がシナリオ制作者によってSM-2を撤去され対地トマホーク (TLAM)やESSMを再搭載された場合,巡洋艦はESSMを持ってはいるが「防御用主兵装なし」とみなされる.
  • 潜水艦の場合,巡航ミサイル潜水艦・弾道ミサイル潜水艦ではミサイルが攻撃用主兵装,魚雷が防御用主兵装とみなされる.その他の潜水艦では魚雷のみが攻撃・防御用主兵装とみなされる(ミサイルは無視).

Target Priolityタブ

v1.06リリースノートからの受け売り

このタブでは発見した目標を攻撃するとき,ユニットがどの目標を優先するかの目標優先リストを作成することができる.

目標優先度リストのUIでは,現在選択しているドクトリンで使用する目標優先度のリストが表示される.目標優先度は現在のドクトリンの一部である,すなわち上位ドクトリンから継承していない場合のみ編集できる.

それぞれの目標優先度リストは優先度エントリとして"default"が入力されている.リスト中で"default"より上のエントリは優先度が"immediate"の目標とみなされ,ほかの目標よりも先に攻撃される."default"より下のエントリは優先度が"delayed"とみなされ,優先度が上の目標がないときにのみ攻撃される."default"優先度は目標優先度で他のエントリが一致しない目標を自動的に一致させ、プレーヤーが個々の目標タイプを優先 (または優先順位を下げる) しながら,他のすべての目標タイプを"default"カテゴリに分類できるようにする [この辺意味がよくわからない]

Create:現在のドクトリンに目標優先度リストを作成する.設定値は継承目標優先度に上書きされる.
Remove:現在のドクトリンから目標優先度リストを削除する.ドクトリンは,上位ドクトリンに目標優先度があればそれを自動的に継承する.
Move Up:選択したアイテムをリストの一列上に移動する.
Move Down:選択したアイテムをリストの一列下に移動する.
Add Item:現在選択しているリスト中のアイテムの上に新しいアイテムを追加する.
Delete Item:現在選択しているアイテムをリストから削除する.注意:default優先度のアイテムは削除できない.

ドクトリンの目標優先度は,あるユニットが目標を選択する際の最終基準の一つとして使用される.ドクトリン目標優先度をチェックする前にほかのドクトリン設定(ROE,WRAなど)や全般的なAI目標選択基準(陣営敵味方,ミッションの目標,兵装の効果など)が適用される.したがって例えば,あるユニットが目標に対して攻撃できる兵装を持っていない,あるいは目標がユニットの現在参加しているミッションの対象でないといった場合には,目標は目標優先度の設定にかかわらず攻撃対象とはみなされない.

目標優先度リストの各エントリはユニットの最終的な目標に対して順番に評価される."immediate"優先度エントリと一致した場合,ユニットはそのエントリに一致する目標を攻撃し,優先度の低い目標を無視する."delayed"優先度エントリと一致する場合は,ユニットはより優先度の高い目標がない場合にのみこのエントリと一致する目標を攻撃する.
目標優先度を適用した後潜在的な目標が複数の凝っている場合,CommandのAIは全般AIおよびミッション目標選択動作に基づいてこれらのうち一つの目標を選択する.通常の場合近いものが優先で,複数の目標に攻撃側を分散させようとする.

注意:ユニットAIは場合によっては近くにいる敵ユニットを優先脅威とみなしすべての目標に優先して攻撃することがある.この場合目標優先度リストは無視している.