
NATO対ワルシャワ条約機構



1975年8月~10月
ジブラルタル海峡でソ連軍「エコーII」の護衛中、フリゲート「アシャンティ」が撃沈され、大きな犠牲を出しました。ロンドンでは、首相がソ連の責任を追及し、ソ連首相に謝罪と賠償を要求している。
一方、ソ連政治局は、英国海軍の危険な国際海洋法違反を非難し、「悲劇的だが、やむを得ない」とした。双方は、海軍部隊を完全な警戒態勢に置いている。
ノルウェー海では、STANAVFORLANT(大西洋常設海軍部隊)がファスレーンを出港し、ヤンマイエン島付近で臨戦態勢に入り、ASW態勢をとっている。
ジブラルタル事件の報を受けた直後から、すべてのNATO軍は第2段階の準備態勢に入り、戦争に備えているのです。
キャンペーン完了時テキスト
それから...
核搭載SRBMを両軍が激しく撃ち合う中,ソ連軍は西ドイツに猛攻撃を加えておりフルダ渓谷と北ドイツ平原に殺到している.西ベルリンはソ連軍の手に落ちた.今や第三次世界大戦はソ連からの核ミサイルがヨーロッパの各都市と工業地帯を攻撃する事態に発展した.ロンドンへの爆撃機攻撃は英空軍によって阻止されたが,市街地にはソ連MRBMが降り注ぎ火災によって破壊された.
フォード大統領は国家安全保障会議のNSC 162/2指令に定められた予備計画に従ってアメリカ軍の全核攻撃部隊に攻撃命令を下す.米軍のB-52,FB-111爆撃機はソ連内の目標に向かって離陸していく.ソ連側からもTu-95と3Mが一斉にカナダ国境上空へと殺到する.
ロシアでは200発以上の核弾頭が炸裂し,27発がワシントンDC,ニューヨーク,シカゴ,ロサンゼルス,シアトル,スポケーン,その他ICBMサイトがある18の軍事施設(ほとんどは北部にあったが,ノーフォーク造船所とヴァージニア州内の基地を含む)を中心にアメリカ国内の目標へと到達した.ロシアでは20以上の都市と,同様に多数の軍事施設が壊滅した.
ソ連書記長であるレオニード・ブレジネフは生存しているものの,ユーリー・アンドロポフ(KGB議長)やミハエル・ゴルバチョフ(最高会議第一書記)以下の首脳がロシア西部の軍用退避壕内で死亡した.
アメリカ側で約80%,ソ連側で90%の戦略部隊が戦争開始から数日で壊滅した.11月までには,ソ連は核兵器搭載可能な爆撃機を十数機,使用可能なICBMとSLBMもごくわずかに満たないと推測された.一方,アメリカ側は約40機のB-52が作戦行動可能であった.
これまでのところ,核攻撃の応酬はアメリカ,ソ連,ヨーロッパ圏内にとどまっている.生き残ったNATO部隊と西太平洋部隊はソ連軍の残存兵力に対処すべく結集しつつある.世界は滅亡の危機に瀕している...
「獣たる人間には注意せよ.なぜなら奴らは悪魔の手先だからだ.神が作りたもうた霊長類の中で唯一,人間だけが娯楽や欲望,貪欲のために殺しを行い,その土地を獲得するためには兄弟をも殺す.人間が繁殖するのを防がなければ,奴らは自分の住処だけでなく諸君らの住処をも荒廃させるだろう.奴らを遠ざけ,ジャングルの住処のもとへと追い返せ.奴らは死の前兆なのだから...」(映画『猿の惑星』よりコーリアスが語る立法者の言葉)
