Tutorials/Anti-Submarine ASW Tutorial

Last-modified: 2023-08-16 (水) 08:23:54

水上艦;航空機による対潜水艦戦チュートリアル.
九州周辺が舞台かつ海自のP-3CとSH-60Kが登場する

ブリーフィング

潜水艦チュートリアルへようこそ。

このシナリオでは、次のトピックについて説明します:

  • 対潜センサー
  • 対潜兵器
  • 水上艦による潜水艦の捜索
  • ヘリコプターまたは飛行機による潜水艦の捜索
  • 潜水艦との交戦

このシナリオでは、重要なメッセージとともにポップアップが表示されます。 これらは、チュートリアルに付属のドキュメントで見つけることができます。または、Ctrl + Shift + Mを押して適切なメッセージまでスクロールすることにより、別ウィンドウでメッセージ履歴を開くことができます。

注:このシナリオを正常に完了するには、これより前のチュートリアル、特に次のチュートリアルで得た知識を利用する必要があります。

  • Flight Tutorial1 - Basic Manual Flight Tutorial
  • Flight Tutorial2 - Unattended Flight
  • Apache85の潜水艦チュートリアル(少なくとも4つの基礎的な潜水艦作戦)

ミッションを製作して自動攻撃を練習したい場合こちらが参考になります
CMOガイド
7. ミッションとリファレンス・ポイント 7.2 ~ 7.2.3
7.2.3 哨戒任務(Patrol)
・ASW PATROL:この任務に割り当てられたユニットは、水面下の接触を積極的に捜索
 /調査/識別するでしょう。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=1946343480

ダイアログ1

おはようございます!

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今日は、北朝鮮のシンポSSBを見つけ、沈める任務を負う米海軍の司令官に扮します。諜報部によると、北朝鮮は新型のシンポ型弾道ミサイル潜水艦を展開し、太平洋での攻撃的なパトロールと、日本の都市への奇襲核攻撃を行う可能性があるとのことです。シンポは琉球列島を通過する可能性が高いと考られており、我々は大隅島と南日本の間をパトロールし、SSBを見つけて沈めることが任務となっています。この作戦の旗艦はDDG-113 ジョン・フィン(アーレイ・バーク級フライトIIA)で、MH-60Rシーホークを2機搭載しています。あなたの指揮下には、鹿屋航空基地を拠点とする2機の日本のP-3CオライオンアップデートIIIと4機の日本のSH-60Kシーホークも入っています。日本人は報道機関の注意を引きたくないことから、彼らの飛行機やヘリコプターは日中のみ運用されると主張しているので、日の出まではあなただけで対処することになるでしょう。

自船を選択し、西に向かう航路を計画することから始めます。速度をCreep(5kt)に設定します。

速度を5ノットにするとソナーはよりよく機能しますが、それは航行をはるかに遅くします。水上艦は通常、高速で航行するが、潜水艦を探すときは常に速度を下げるか(少なくともキャビテーションを避けるために)、Sprint and Drift(訳注:加速した後、スクリューを止めて漂流することを繰り返す戦術)を行った方が良い。

注:船が高速で進んでいてプロペラの回転が速い場合、プロペラブレードの周囲の水中に低圧の領域が作られます。圧力が下がると、水は加熱されずに沸騰し、大きな音とともに内破する蒸気の泡を発生させます。これはキャビテーションと呼ばれ、生成されたノイズは、あなたの存在と位置を遠くまで知らせてしまいます(これが、潜水艦が常にキャビテーションを避ける理由であり、ASWミッションでは船が避けるべき理由です)。さらに、泡はプロペラや他の素材にダメージを与え(長時間にわたって、これはゲームには実装されていません)、摩擦や乱流を発生させることで、効率を低下させます。

ダイアログ2

では、自分の艦船の能力を見てみましょう。
艦を選択し、右側のユニットステータスバーの青いハイパーリンクテキスト"DDG 113 John Finn [Arleigh Burke Flight IIA Restart]"をクリックすると、データベースが開きます。アーレイ・バークのシステムを調べるには、"SENSORS/EW"の項目をチェックしてください。潜水艦を見つけるためにはソナーが必要で、USSジョンフィンには2つのソナーシステムがあります。AN/SQS-53C(V)1は船体アクティブ/パッシブソナーで、LFバンドで動作し、40nmの範囲で動作するシステムです。TB-37/U MFTAはパッシブ曳航型ソナーで、VLF帯で動作し、公称的な探知距離は70nmです。船体ソナーは、一般的な水中捜索機能に加えて、距離、速度、方位情報を提供することができますが、曳航型アレイは水中捜索のみを提供することができることに注意してください。つまり、船体ソナーから正確な情報が得られる一方で、TASSによる捜索対象の方位、速度、水深、距離情報はすべて TMA(Target Motion Analysis)から時間をかけて導き出されなければならないのです。

船体ソナーは主に層の上の目標を探索する(しかし、層の下の非常に近い目標や非常にノイズの多い目標を検出することはできます)一方で、TASSは層の下を曳航されます(展開できるだけの水深がある場合)。

注1: ソナーの性能は速度に影響されます:遅い速度は、船が発生するノイズを減少させ、検出が可能な範囲を増加させます。

注2: アクティブソナーはパッシブソナーよりも精度が高いが、パッシブソナーは逆探知されない。アクティブソナーは探知範囲の最大2倍の距離から他のプラットフォームに逆探知される。

注3:層(または水温躍層)とは、暖かい表層水と冷たい深層水(0℃前後)の間の領域のことです。海水は-2.3℃で凍ることを覚えておいてください。音は水中で長距離を移動することができますが、水温躍層を簡単に越えることはできません。

CMANOの情報ボックスを見れば、水温躍層の正確な情報を得ることができます。USSジョン・フィンのすぐ下には、-322ftから-548ftまでの層があり、強度は0.53です。

ダイアログ3

潜水艦を探すのはASW任務の一部に過ぎない。
シンポSSBを沈めるのに使える武器をよりよく知るために、DDG-113 John Finnを選択してDBを開き、"MOUNTS/STORES/WEAPONS "を見てください。潜水艦と交戦できる武器は、324mm Mk32三連装魚雷管2機に装填されたMk54 LHT Mod 0魚雷と、Mk41 VLSに装填されたRUM-139C VLA [Mk 54]のみであることがわかります。どちらのシステムもMk54魚雷を使用して潜水艦と交戦します。Mk54 Mod 0は最高速度45kt、実用射程4nm、航続距離(最大射程)6nm、そして44kgの弾頭を持つ。さらにそれは捜索パターンを持ち、BOLおよび再攻撃の機能を備え、-1510ftまでの目標を攻撃することができます。

Mk32魚雷管(船の側面に取り付けられているため発射角が制限されている)で発射された場合、Mk54の射程は4nmとなる。代わりにRUM-139C VLAは9nmの射程距離を持ち、300ktのロケットブースターのおかげで、スタンドオフ射程で潜水艦と早く交戦できます。

しかし、本艦のより強力なASW兵器は、2機のMH-60Rシーホークヘリコプターです。現在はMk54 Mod 0魚雷を搭載していますが、Mk46 NEARTIPとMk50 Barracudaも使用可能です。また、AN/SSQ-53FのDIFARパッシブソノブイ、AN/SSQ-62EのDICASSアクティブソノブイ、AN/AQS-22のALFSディッピングソナー(ホバリングするヘリが水中に展開するソナー)を搭載しています。最高速度155kts、175分以上のパトロールが可能で、アーレイ・バークに優れたスタンドオフASW能力を与えています。

ダイアログ4

水中目標を検出しました!収束帯(CZ)の水中目標であることがわかります。なぜなら、不確かな領域が最初の収束帯から始まり、推定方位に沿って最大のソナー範囲まで広がっているからです。直接的な水中目標は、自船と最初のCZの間にのみ表示されます。

収束帯とは、ソナーを受信したプラットフォームを取り囲むリング状の領域のことで、音が水の中をカーブした経路で移動する際に検出されます。収束帯は、極地では40nm、赤道では20nmの間の一定の間隔で存在し、通常は5nmの厚さを持ち、深海でのみ発生します。CMANOのコンバージェンスゾーンに関する正確な情報は、情報ボックスを見ることで得ることができます。この領域では、CZは27-54-81-108nmにあります。

不確実性の領域がCZのリングの外にある海のゾーンにまで及んでいる場合でも、CZの目標は、ターゲットがコンバージェンス・ゾーンの一つ内にあることを意味します。ソナーの専門家が目標のデータを収集する時間を増やすために、船を目標に垂直に回頭させて接近を遅くし(目標を長く分析すると、より良いデータが得られます)、水中目標を失ったら、前のコースに戻ります。

ダイアログ5

シンポの発見を期待していたが、護衛しているType 033 Romeoを発見。
我々はSSB任務の一環として交戦許可を得ています。

目標をクリックすると艦首ソナーではなく、曳航ソナーを使用してロメオを検出したことがわかります。これは潜水艦が水温躍層より下を巡航していた(これは層による潜水艦とセンサー間の音響強度の低下がなかったことを意味する)か、TASSがVLF帯で、船体ソナーがLF帯で動作している(ロメオを選択し、DBを開いて"SIGNATURES"セクションをチェックすると、VLF帯では115dB、LF帯では85,5dBの音紋を持っていることが分かります)からです。

そのため、ディーゼル・エレクトリック方式の潜水艦とはいえ、ロメオはうるさいので、簡単に発見してしまいました。とはいえ、ゆっくりと層下を移動しているので、曳航アレイのない船では発見できなかったでしょう。

DBを見る限り、北朝鮮のロメオは射程3nmのYu-1直進魚雷しか装備していないので、まだこちらを攻撃できないはずだが、敵の潜水艦はできるだけ早く撃破した方がいい!どんな武器を使用してもいい、沈めてしまえ!

注1:ASWミッションに割り当てられたヘリコプターは、自動的にソノブイを発射し、ディッピングソナーを展開します。手動でソノブイを発射したい場合は、ヘリコプターを選択し、"Unit Orders"ドロップダウンメニューを開き(または右クリック)、"ASW-Specific Actions"を選択し、ソノブイのタイプ(アクティブかパッシブか)と、ソノブイをレイヤーの上か下かどちらに展開するか選択してください。
ディッピングソナーについては、このプロセスを繰り返しますが、代わりに "ASW-Specific Actions"サブメニューで"Deploy Dipping Sonar"を選択します(ショートカットはShift+Dです)。

注2:手動で目標と交戦させたい場合は、ユニットを選択してからF1キーを押し、攻撃したい敵ユニットをクリックすることで交戦させることができます。
Shift + F1を押すと、手動で使いたい武器を割り当てられ、Ctrl + F1を押すことでBOL攻撃(敵ユニットを直接攻撃するのではなく、エリア内の定点攻撃)を命じることができます。これは、周囲に不確定なエリアがあるコンタクトを攻撃したい場合に便利です)。ASWヘリは1000ft以下の高さから魚雷を落とすことができるはずです。

ダイアログ6

よくやった! ロメオが撃沈された!とはいえ、それはだだの護衛です。まだシンポを発見できていませんし、今は前方に浅い水域があるので、曳航ソナーは使えません。幸いなことに朝になったので、日本の陸上基地の航空隊も使えるようになっているはずです。

すでにASWミッションが計画されているので、ミッションエディタのウィンドウを開き(F11キーを押すか、"Missions + Ref. Points"のドロップダウンメニューを選択)、P-3Cオライオン2機とSH-60Kシーホーク4機をミッションに追加するだけです。ミッションの各種パラメータを変更することができますが、デフォルトの設定が良いので変更しない方が良いでしょう。その代わり、ミッションのEMCON設定を変更してください。デフォルトでは、ASWミッションでは水中目標の交戦規則がFREE、任意の接触で発砲に設定されていますが、この方法では、あなたのユニットは、生物(魚、鯨、シャチなど)や中立の潜水艦と交戦することになるかもしれません。この設定をTIGHT(既知の敵軍ユニットに対してのみ発砲する)か、HOLD(プレイヤーが手動で発砲命令を出す必要がある)に変更してください。

ダイアログ7

目標を検出!シンポを発見しました!
層下をゆっくりと移動していますが、ディーゼル・エレクトリック方式とはいえ、弾道ミサイル潜水艦にしては特に騒がしい船です。
KN-11 SLBMを発射する前に撃沈しろ!

ダイアログ8

よくやった!ロメオとシンポの北朝鮮潜水艦の両方を破壊することに成功しました!
これであなたはCMANOで潜水艦を狩る準備が整いました!

攻略ガイド

ジョンフィンの西側海域は深度500ft未満のためTASSが使えない

外部リンク