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Last-modified: 2024-01-22 (月) 04:57:34

CMO v1.05で追加されたミッションエディターの新機能を解説するチュートリアル
個別のシナリオが6つあるが本記事でまとめて紹介する

目次

メッセージ

ブリーフィングとシナリオ説明は大したこと書いてないので省略

(1) タスクプールとパッケージ

 今回はタスクプールとパッケージの作成方法について学びます。

自軍の指揮下には航空機を収容した飛行場が二つあります。

 最初に各飛行場のタスクプールを作成して、次にタスクプール下にパッケージを作成します。

タスクプールは「仮想上の」ユニットグループです。タスクプールはユーザーの便宜目的で存在し、各ユニットをグループとしてまとめる必要なく論理的なグループとして機能します。
ユーザー作成のフィルターのようなものだと考えてください。たとえば特定の基地にいる全ユニット、あるいは特定の攻撃任務やタスクを割り当てられたユニットをタスクプールとすることができます。

タスクプールの作成方法:

  1. New Mission / Task Pool / Packageメニューを開きます(Ctrl+F11キー)。
  2. Categoryセクションで"Task Pool"を選択し、名前を入力して、OKボタンを押します。
  3. ミッションエディターメニューのミッションリストから作成したタスクプールを選択して、通常ミッションと同じようにユニットを編入します。
  4. 飛行場ごとにタスクプールを作成して、それぞれのタスクプールに駐機中のユニットを編入してください。

 次にタスクプール下にパッケージを作成します。

パッケージはタスクプールの下に作成するミッションです。通常ミッションと同じようにミッションタイプを設定することができます。パッケージに編入できるユニットは、前に上位タスクプールに編入したユニットのみとなります。

パッケージの作成方法:

  1. New Mission / Task Pool / Packageメニューを開きます(Ctrl+F11キー)。
  2. Categoryセクションで"Package"を選択し、ミッションクラスとタイプ、さらに上位タスクプールを選択します。
  3. ミッションエディターで通常ミッションと同じように設定を行います。ユニットを編入するとき、上位タスクプールに編入されたユニットのみが利用可能であることがわかります。
  4. 各タスクプールの下に対地攻撃パッケージ(ミッション)を作成してください。

 パッケージを作成したらシナリオ時間を進めてミッションが実行されるのを見守ります。ただし、自軍のユニットは異なる時間に目標へと到達します。攻撃隊の目標到達タイミングを合わせるには目標到達時間 (TOT)を設定する必要があります。これについては次のチュートリアルで解説します。

(2) 目標到達時間・離陸時間の設定方法

 今回は目標到達時間 (TOT)と離陸時間の設定方法について学びます。

自軍の指揮下には航空機を収容した飛行場が二つあります。

 まず最初にタスクプールとパッケージ、あるいは対地攻撃ミッションを作成する必要があります。このチュートリアルでは最低でも一つの対地攻撃ミッション・パッケージが必要です。

タスクプールの作成方法:

  1. New Mission / Task Pool / Packageメニューを開きます(Ctrl+F11キー)。
  2. Categoryセクションで"Task Pool"を選択し、名前を入力して、OKボタンを押します。
  3. ミッションエディターメニューのミッションリストから作成したタスクプールを選択して、通常ミッションと同じようにユニットを編入します。

パッケージの作成方法:

  1. New Mission / Task Pool / Packageメニューを開きます(Ctrl+F11キー)。
  2. Categoryセクションで"Package"を選択し、ミッションクラスとタイプ、さらに上位タスクプールを選択します。
  3. ミッションエディターで通常ミッションと同じように設定を行います。ユニットを編入するとき、上位タスクプールに編入されたユニットのみが利用可能であることがわかります。

Time on Target (ToT) / Take+Off Time(目標到達時間・離陸時間)の設定はミッションの時間に関係する二つの重要な情報を示しています。
ユーザーは二つのうち片方の時間を定義でき、もう片方は自動的に計算されます。ウェイポイントの移動・追加などフライトプランの変更が行われた場合、両方の時間が自動的に再計算されるのでユーザーが再度入力する必要はありません。

Time on TargetおよびTake+Off Timeの設定方法:

  1. New Mission / Task Pool / Packageメニューを開きます(Ctrl+F11キー)。
  2. ミッションリスト下のフィールドにあるTime on TargetあるいはTake+Off Timeに任意の時間を入力します。片方のみを使用することができ、もう片方は自動計算されます。
  3. [ミッションエディター画面中央下側の] "CREATE or UPDATE flightplans"ボタンをクリックします。

 本チュートリアルでは任意の目標到達時間・離陸時間を設定できますが、まず最初に目標到達時間13:00:00Zを使ってみることを推奨します。両方の時間を試すのがよいでしょう。

 フライトプランの生成と同時にフライトが作成されます。フライトプランは距離、速力、その他複数の要素を考慮して、ミッションに編入されたすべての航空機の正確な離陸時間を計算します。

 "Air Tasking Order"ボタンを押すと、自軍各フライトの離陸時間と目標到達時間の両方を確認することができます。目標到達時間を使用したい際に離陸時間を確認しておくことが重要です。シナリオ時間が離陸時間をすでに過ぎており、このためユーザーの望む目標到達時間を満たせない場合があるためです。

 シナリオのポーズを解除すると、航空機はスケジュール上の離陸時間に出撃しフライトプランに従って飛行した後、目標到達時間に目標に向けて爆弾を投下します。

 目標到達時間はスタンドオフ兵装にも設定することが可能です。目標到達時間は兵装を使用するユニットではなく、すでに発射された兵装を参照して計算されます。これについては次のチュートリアルで詳説します。

(3) 複数ユニットタイプ間での目標同時攻撃

 今回はマルチドメイン [複数ユニットタイプ]間での目標同時攻撃の設定方法を学びます。

自軍には異なるユニットタイプの部隊があります。

 マルチドメイン目標到達時間によって。プレイヤーはあらゆるタイプのユニットを攻撃ミッションに編入できます。目標到達時間を設定すると、各ユニットは発射する兵装の飛行時間を継続的に推定します。発射時間が来ると、各ユニットは兵装を発射して複合マルチドメイン攻撃を行います。

注意:本チュートリアル作成地点では、ミサイルの飛行時間を計算する際にドックレグ [ウェイポイント]を考慮していません。このオプションはドクトリンオプションのDoctrine & ROEメニュー+Generalタブ+Anti+Surface Warfare (ASuW)カテゴリにある"Use missile waypoints"(ミサイルのウェイポイントを使用する)で切り替えができます。この設定は対地攻撃と対艦攻撃の両方に適用されます。

マルチドメイン同時攻撃の設定方法は、航空機のみの攻撃ミッションの場合と同じです:

  1. タスクプールとパッケージ、あるいは対地攻撃ミッションを作成してユニットを編入します。すべてのユニットを同じ攻撃ミッションに編入できます。
  2. ミッションエディターメニューを開き(F11キー)、パッケージあるいはミッションを選択します。
  3. ミッションリスト下側にあるフィールドに任意の目標到達時間を入力します。本チュートリアルでは任意の目標到達時間できますが、まず最初に目標到達時間13:00:00Zを使ってみることを推奨します。
  4. [ミッションエディター画面中央下側の] "CREATE or UPDATE flightplans"ボタンをクリックします。

 設定完了したらシナリオ時間を進めます。設定が適切に行われていれば、各ユニットからの兵装はほぼ同じ時間に目標へと到達します。

 本チュートリアルは以上です。次のチュートリアルでは攻撃方法と基本的なフライトプラン設定について説明します。

(4) 攻撃方法・フライトプランの設定方法

今回は攻撃方法と基本的なフライトプラン設定について学びます。

自軍の指揮下には航空機を収容した飛行場が一つあります。

フライトプランを作成・変更する際に推奨される手順は以下の通りです:

  1. ミッションあるいはパッケージを作成する。
  2. 攻撃方法を選択する。
  3. "CREATE or UPDATE flightplans"ボタンをクリックしてフライトプランを自動生成する。
  4. 必要に応じてフライトプランを編集する。

 フライトプランを作成してから攻撃方法を変更することもできますが、フライトプランを作成して編集してから攻撃方法を変更した場合、すべての変更(ウェイポイントの移動・追加)は"CREATE or UPDATE flightplans"ボタンをクリックしたときに元に戻されますから注意してください。

攻撃方法では、目標を攻撃する際に航空機がとるルートを指定します。攻撃方法はミッションエディター画面から設定できる項目の一つです。

新しい攻撃方法を選択した後"CREATE or UPDATE flightplans"ボタンをクリックします。フライトプランに変更が反映され、マップとフライトプランエディター画面が更新されます。

攻撃方法を選択した後でフライトプランを変更するようにしてください。

フライトプランはマップ上とフライトプランエディターから編集することができます。

マップ上でフライトプランを編集するには、まず[ミッションエディターの]ミッションユニットリストからフライトを選択して、次にマップ上のウェイポイントを任意の新しい地点にドラックして移動します。目標到達時間と離陸時間は新しいコースに基づいて自動的に再計算されます。

本チュートリアルは以上です。次のチュートリアルではより上級のフライトプラン管理について説明します。

(5) ウェイポイントの追加方法

 今回はより上級のフライトプラン管理について学びます。

自軍の指揮下には航空機を収容した飛行場が一つあります。

 本チュートリアルでは航空機を編入した対地攻撃ミッションがすでに作成されています。

まず最初にフライトプランにウェイポイントを追加してみます。対地攻撃ミッションに編入された航空機は目標へと行き来する際に既知のSAM陣地上を飛行しようとしているので、これを回避します。

フライトプランの編集方法:

  1. ミッションエディターを開きます(F11キー)。
  2. ミッションとフライトを選択します。
  3. Mission Settingsタブにある"Flightplan Editor"をクリックします。フライトプランエディターを開いてからミッションとフライトを選択することも可能です。

フライトプランにウェイポイントを追加する方法:

  1. 新しいウェイポイントの一つ前となるウェイポイントを選択します。
  2. "Insert Waypoint"をクリックします。新しい"Turning Point"ウェイポイントが既存の二つあるウェイポイントの間に(マップ上で)作成されます。攻撃ミッションでは目標へ向かう行程ではTurning Point (Ingress)に、基地へ戻る行程ではTurning Point (Egress)になります。
  3. 新しいウェイポイントをマップ上の任意の地点までドラッグします。

 ウェイポイントを削除するには、ウェイポイントを選択して"Delete Waypoint"ボタンをクリックします。

 Flight Tiger14のコースにウェイポイントを二つ追加してください。最初のウェイポイントはWaypoint 3に続くTurning Point (Ingress)、二つ目のウェイポイントはWaypoint 7に続くTurning Point (Egress)としてください。ウェイポイントを作成したら、それぞれドラッグしてSAM陣地を回避する地点に移動させます。

 空中給油 (AAR)はフライトプランの重要な部分です。給油作業はフライトプラン内でスケジュール化し完全に統合することが可能です。

フライトプランの一部として空中給油をスケジュール化する手順:

  1. フライトプランエディターを開きます。
  2. 新しいウェイポイントの一つ前となるウェイポイントを選択します。
  3. "Insert Waypoint"をクリックします。
  4. 新しいウェイポイントのタイプを"Refuel"に指定する必要があります。新ウェイポイントを選択してドロップダウンメニューから"Refuel"タイプを選択します。
  5. 以上の手順が完了したら、現在のフライトプランにおける他の全ウェイポイントでは空中給油が無効になるよう設定されます。気が変わった、あるいは手違いだという場合のためにこの設定はフライトプランエディターで変更可能です。フライトを選択して、右側にある"Tanker (AAR)"行のドロップダウンメニューからオプションを選択します。
  6. マップ上で新しいウェイポイントを任意の地点までドラッグします。

 Flight Tiger1のWaypoint 9の後に新しい給油ウェイポイントを作成してください。作成したら、AAR支援ミッションのトラックに[画面を]移動します。他のウェイポイントで給油を無効にする選択は、本チュートリアルでは大した違いが生じないためプレイヤーの自由です。

 攻撃機が基地に帰還したら本シナリオは終了します。

(6) 哨戒・支援ミッションのフライトプラン

 今回は哨戒・支援ミッションでのフライトプランについて学びます。

自軍の指揮下には航空機を収容した飛行場が一つあります。

フライトプランは攻撃ミッションだけでなく、哨戒ミッションと支援ミッションにも使用できます。これらのミッションで、SAMなどの脅威を回避したい際に非常に便利です。

設定手順:

  1. 哨戒・支援ミッション、あるいはパッケージを作成します。ステーション到達時間と離陸時間を設定することもできますが必須ではありません。
  2. ミッションエディターのMission SettingsタブからFlight Planタブを選択します。このタブはSpeed / Altタブの隣にあります。
  3. "Use Flightplans"チェックボックスを有効にします。
  4. "CREATE or UPDATE Flightplans"ボタンをクリックします。
  5. 必要に応じてフライトプランエディターでフライトプランを調整します。

哨戒・支援ミッションはステーションエリアへの進出・帰還行程の両方で"Turning Point"ウェイポイントタイプを使用します。一方攻撃ミッションはそれぞれTurning Point (Ingress/Egress)を使用します。

ステーション中の哨戒パターンは"Station Start (Racetrack)"ウェイポイントをほかのStation Startウェイポイントタイプに変更することで調整できます。選択可能なオプションにはStation Start (Racetrack), Station Start (Racetrack + Random), Station Start (Figure Eight), and Station State (Area)があります。

外部リンク

  • Taskpools und Packages | Multi Domain Strike Planer Tutorial 1 | Command Modern Operations(ドイツ語)
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