両手刀剣

Last-modified: 2023-01-16 (月) 02:21:46

両手直剣

バスタードソード

広く普及した、扱いやすい大ぶりな直剣。
他の両手剣に比べ短く軽く、腕力があれば片手でも振るえる。
斬撃と刺突を使い分けやすい、柔軟な武器である。

クレイモア

高地民族に端を発する、大きな直剣。
鍔・柄の四つ葉の飾りが特徴だが、刀身は武骨。
基本的には両手で扱うことを想定している。
 
クレイモアは比較的軽量な両手剣の一種で、
故に高地の傭兵や騎士の間で愛好された。

フランベルジュ

波打つ刀身を炎に喩えた、いびつな両手剣。
その異形は残酷な傷を作り終結を促すためで、
斬られた者に噴血を強いる。

ツヴァイハンダー

普及している両手剣の中では、最大の両手剣。
鍔元に持ち手を用意するほど大きく、力自慢でも扱いは難しい。
その分、一撃でも盾持ちを吹き飛ばしうる威力を持つ。

竜狩りの剣

恐るべき竜狩りたちが、標準的に振るう『剣』。
炎熱カット率に優れる頑強な刀身は特別な製法により頑強で、
あまりに重厚だが、竜狩りたちは片手でこれを振るった。
 
本来、竜討ちは人の身に余る偉業であるが、
竜狩りたちは皆、単身で成し遂げ名を轟かせた。
その戦いぶりは、人とは思えぬ異業であったという。

巨人のナイフ

巨人の末裔たちが使うという、岩で出来たナイフ。
みすぼらしい見た目に反し、非常に重く、頑丈。
 
岩の巨人たちは祖と比ぶれば矮小だと言うが、
人間からすれば嫌味と言うほかない。

呪堕の魔剣

かつて平原に覇を唱えた暗き帝国の三将、
呪堕の皇子が振るった、暗金の穢れた大剣。
 
暗黒の力に満ち、聖なる力を阻害する。

刃の愉悦に侵されていたという第二皇子は、
打ち合える強者を求めて、最も多く戦場へ馳せた。
流れる血だけが、彼に喜びを与えられた。

“環柄の聖剣”

かつて、“魔”へ立ち向かった勇者に授けられた、
異形の柄の神剣を模した、その模造品。
 
異形の聖剣は純然たる武器としてではなく、
武技や付与術の真価を発揮するために授けられた。
付与秘術と武技に対し強い親和性を持つ。 

万剣ゼペリオン

かつて、世界のために散った勇者の愛剣。
『伝説の武器』の一つ。
両手剣ではあるが片手でも扱いやすく、
力と技を揃えた者だけが使いこなせる。
 
その剣は光の時も闇の時も、主の傍らにあった。
悲しみも苦悩も、決断も知るからこそ、剣は語らない。

 

両手刺剣

エストック

刺突剣としては珍しい、大型のもの。
鎧ごと相手を貫くための、重たい武器。
 
レイピアの如く軽やかに振れないが、
槍よりも高い突貫力を持つ。

 

両手曲剣

ロムパイア

古トーフォリアで扱われたという、大曲剣。
長い柄を利用し、遠心力で相手を薙ぎ払う。
 
大振りでの一撃は馬の足すら両断するが、
そのためには鍛えた肉体と技術が要される。

ファルクス

S字を描いた刀身と、金属の柄が特徴の大曲剣。
切っ先で相手を斬りつけ裂傷を生み、噴血を促す。
 
両手遣いの曲剣としては珍しく、
腕力よりも細やかな技量を求める。

斬刄の大刀

骨を研ぎ澄ましたような、真っ直ぐで片刃の大剣。
大曲剣とされながら、しかしその質は直剣に近い。
 
故知られぬ武器だが、白く武骨な姿の通り、
元の主もまた、そうした在り方を好んだのだろう。
微かに残る死の香りが、証だと言うように。

戦神の大剣

大曲剣の中で最も大きく、重たい、異形の剣。
かつて凍てつくターラの地の戦士たちが、
崇める戦いの守護神の武器を模した、英雄の武器。
 
巨人が残ったターラは、故に土に乏しく、
誰もが金の麦原があるという低地に焦がれた。
そして、名高き武神ギルファスに縋った。

 

大太刀

太刀

打刀よりはるかに長く重い、古い刀。
筋力と技量の双方を求めてくるが、
その分、切れ味はさらに鋭く雄々しい。
 
戦乱激しき頃の日の出の国の武器であり、
当時は益荒男の証とされたという。

“闇薙ぎ”

“暗闇の大蛇”の中に眠っていた、異形の刀。
『伝説の武器』の一つ。
 
禍々しくも神々しい刀身は鏡のように輝き、
受け弾きで秘術を弾くことが出来る。
 
遠く、日の出の国の王家が受け継ぐ聖剣も、
王祖が魔の大蛇を弑た際に見出したとされる。
死してなお、竜は使命を忘れぬのだろう。