特大武器

Last-modified: 2023-03-10 (金) 11:58:07

特大武器

グレートソード

剣と呼ぶには、あまりに鋭さの欠ける巨大な剣。
見目に違わぬ破壊力と重さ、そして防御力を誇る。
 
巨剣は古来、英雄の証であったというが、
今となってはそれに値するだけの豪傑はおらず、
故に、使い手は廃れて久しい。

ミナフ刃の斬艦刀

鋼の芯身に、ミナフ鋼の刃を埋め込んだ、巨大な片刃剣。
本来、パローダの巨人兵器のための武器。
 
巨人兵器はそれを駆る巨人騎士の腕前にかかっており、
故に、乗りて次第で木偶の棒にも、不落の砦にもなった。
それは振るわれる武器もまた同じである。

巨人の玄翁

岩の巨人が振るったという、鍛造用の玄翁。
元は火吹き眼の巨人が持っていたものが、
衰退とともに岩の巨人の引き継がれたという。
 
遠い時代、巨人は神々に仕えた鍛冶師であり、
原初の岩の玄翁を振るうことは至上の名誉であった。

竜狩りの断頭斧

竜狩りですら両手で持ったという、あまりに重たい大斧。
熱い竜血が染み込んだ刃は焦げ、錆びついて見えるが、
朽ちることなく竜鱗への高い威力を秘めている。
 
竜狩りは等しく同志であり、また好敵手だったというが、
断頭斧を片手で振るえたヴァン=ザンだけは別格であった。

“竜殺し”

神なき時代の始まり、蛮族の王・コーネインが
あまねく蛮神・魔生を葬った、鋼の塊。
剣と呼ぶのもはばかられる、武器という名の豪気。
 
特大武器の中でも特に頑丈で重く、
また微かに相手の防御特性を崩す力が燻ぶる。
 
人が持ちうるものとは到底言い難く、
だからこそ、コーネインは真の英雄であった。

“星砕き”

特大武器と呼ばれるものの中で、最も巨きく重い、異形。
いつ、誰がもたらしたとも知れぬ、あまりに古い兵器。
 
獣の手にも似たそれは星界の力を阻む性質を持ち、
あらゆる星の眷属たちに特に威力を発揮する。
故に、名を「星砕き」とつけられた。

 

特大射撃武器

携行バリスタ

攻城兵器を可能な限り小型・軽量化した、狂気の射撃武器。
あまりに非効率な武器だが、これはそもそも対人用ではない。
専用の大ボルトのみ装填出来る。
 
人は古き種に抗うため、時に愚行に知恵を注ぎ込む。
それをホビアは蛮知と蔑むが、恵まれた者の戯言にすぎない。

スナイパークロス

携行バリスタを改良し、より遠距離からの狙撃を実現した射撃武器。
あらゆる射撃武器で最も長い飛距離を有するが、
専用の大ボルトしか装填することが出来ない。
 
その場に固定し発射するため連射は利かず、
扱うには腕力・技術力・集中力が求められる難武器。

抱え大筒

攻城兵器を可能な限り小型・軽量化した、狂気の射撃武器。
あまりに非効率な武器だが、これはそもそも対人用ではない。
砲弾のみ装填出来る。
 
携行バリスタよりも威力を求め作られたが、
試作以上のものは作られなかったと思しい。

ミナフ撃ちの長筒

アナトリアが極秘で開発していたとされる、秘密兵器。
弾丸ではなくミナフ鋼の魔力だけを取り出し打ち出す武器で、
それは魔術兵器とでも呼ぶべきものとなっている。
 
竜さえ殺すという触れ込みに偽りはなく、威力はすさまじいが、
単身でこれを御すには巨人の膂力が不可欠だろう。