FF9
フィールドを歩いていると、たまに普通のモンスターと同名であるが
体色やデザインが異なるうえ、一切攻撃してこない個体に遭遇することがある。
これが「精霊モンスター」である。
(戦闘BGMも通常戦闘のものと異なる「フェアリーバトル」なのですぐにわかる。)
基本的には、ねだってくる宝石アイテムを要求に応えて渡す(そのモンスターに対して使う)と
新たな宝石を譲り受けると同時に次に会うべきモンスターの名前を教えてくれ、
それをヒントに次の精霊モンスターに会い、また要求されたアイテムを渡し…
という流れを順番に繰り返すシステム。
要求されるアイテムは基本的にひとつ前の精霊モンスターが落としてくれるが、
原石だけは事前に自力で調達しておく必要がある。
また、各精霊モンスターは宝石等に加えて大量のAPをくれるため、
このイベントを攻略する際には習得したいアビリティのある装備品を身につけておくのが基本。
「わらしべ長者」的なイベントであり、FF5・FF6のマジックポットやFF8のコヨコヨ等の発展形と言えよう。
なお、いずれのモンスターもこちらから攻撃を加えたり逃走するなどすると戦闘終了となるが、
クリアするまでは何度でもエンカウントすることができるので、
エンカウント時に要求されたアイテムを持っていなくても後で再チャレンジすればよい。
ただし、一度エンカウントすると、一度電源を切らないと出てこないので注意。
精霊モンスターは全部で9匹おり、最終的な目標は精霊ヤーンに「ダイヤモンド」を渡すことである。
名前 | 要求するアイテム | 確実に落とすアイテム | AP |
ムー | 原石×1 | - | 10 |
ゴースト | 原石×1 | ハイポーション | 10 |
レディーバグ | 原石×2 | エーテル | 20 |
イエティ | 原石×2 | エリクサー | 20 |
ニンフ | 原石×3 | エメラルド | 30 |
ジャバウォック | エメラルド | ムーンストーン | 40 |
フェザーサークル | ムーンストーン | ラピスラズリ | 30 |
ガルーダ | ラピスラズリ | ダイヤモンド | 40 |
ヤーン | ダイヤモンド | ロゼッタの指輪 | 50 |
落とすアイテムと要求するアイテムの兼ね合いから上記の順でクリアするのが自然ではあるが、
要求されるアイテムは全て自力でも調達可能なため、ヤーン以外は順不同で進めても問題ない。
但し、ヤーンだけは、事前に他の8匹をクリアしていないと、たとえエンカウントしても
こちらが行動する前に戦闘が強制終了してしまい、ダイヤモンドをあげることはできない。
ヤーンまでクリアしておくと、まーるいあいつとの戦闘の際、
- 敵が闇属性弱点に変わる。
- 物理攻撃がラケット以外でも普通に当たるようになる。
の2点の変化が起こり、戦闘を有利に進めることができるようになる。
なお、いただきキャットというモンスターが
まるで精霊モンスターであるかのように「ダイヤモンド」をねだってくるが、
要求通りに「ダイヤモンド」を渡してもそのまま逃走されるだけで、
宝石もAPも経験値すらも手に入らず、このイベントとも一切関係がない。
まあBGMが通常の戦闘と同じなので騙されないとは思うが、
ダイヤモンドの無駄遣いをしないように注意。
これは流石にミニゲームとは違うんじゃないか…?
特定のエリアで順番にエンカウントして指定の宝石をあげるだけだし。
強いて言えばサブイベントの方が近いような。
- でも、アルティマニアには確かに「ミニゲーム」の項目に出ている。
精霊モンスターは総じて本来のモンスターより外見がかわいく(美しく)なっていて
しゃべり方もかわいい奴が多い(そうでもないのもあるが)。
望みの宝石をあげると「わーいわーい」とか言って派手に喜んでくれる奴もいるので
なんだかとても良いことをしたような気分になる。
メルヘン全開な音楽とも相まって大層和む。
- 逆に間違えて攻撃を加えてしまうと、「ぎゃっ」とか悲鳴をあげて逃げてしまう(ヤーン以外)。
なんだかものすごく悪いことをした気分になる。 - イエティ、ニンフ、フェザーサークル、ガルーダの四体はカードの絵柄にもなっているが、
いずれもこちらの精霊モンスターのデザインが使われている。 - ジャバウォックにメロメロ…… あれはかわいかった。