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ブーニベルゼおよび救世院が画策する儀式。「レテのみそぎ」と読む。
デッド・デューンの聖宝と死者の声を聴けるヴァニラの力で死者の魂を呼び集め、生まれ変われず苦しんでいる死者の魂を救う儀式とされている。
これを行えばヴァニラは死んでしまうにも関わらず、彼女はこれまでの贖罪のために実行しようとしていた。
しかし実際には死者の魂を消滅させて生者から死者に関する記憶を消し去って生者を楽にするための儀式であり、
新しい世界に生まれ変わりたいと願う死者の想いを裏切るものであった。
セラの復活を願い、レインズから死者の意志を伝えられたライトニングはこれを阻止するためブーニベルゼに挑むことになる。
- ただの人間である聖主卿がなぜこれを実行しようとしていたのかは謎である。文字通り「神の声」でも聞いたのだろうか?
「レテ」とはギリシア神話における地獄にある川の名称。古代ギリシア語で「忘却」又は「隠匿」を意味する。
生まれ変わる死者はこの川の水を飲み、生前のすべてを完璧に忘れ去り、新たに無垢な魂となる。
地獄に送られる死者は「カロンの渡し舟」で有名な「嘆きの川」アケロン川にて生前の罪咎を功徳で相殺した後、清算しきれなかった罪咎を冥府の神によって裁かれる。