アップル関連2010NEWS2

Last-modified: 2010-11-14 (日) 05:02:19

「iPadを買ったら、もう要らないと思ったものは?」 ― 海外でユニークな調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2010/07/11/43142.html
iPadは様々なものの売れ行きに影響を与えるかも知れません。

Resolve Market ResearchはiPadユーザーに対し、「iPadを手に入れた後にこれはもう買わなくていい」と思ったものは何かという調査を行っています。

■iPadを買った後に聞く「これはもう買わなくていいと思ったもの」
・電子ブックリーダー:49%
・携帯ゲーム機:38%
・ラップトップ/ネットブック:32%
・mp3プレイヤー:29%
・据置ゲーム機:27%
・MID(小型インターネット端末):24%
・携帯電話:22%

iPadには実に様々なものの機能が含まれていると見なされていることが分かります。特に電子ブックリーダーとしてはかなり優秀であると考えられているようです。

■iPadをどういうものと認識しているか
・非常に高価なオモチャ:55%
・技術のブレークスルー:33%
・生産性を上げるのに役立つツール:28%
・ネットブック市場を置き換えるもの:25%

iPadユーザーの中で「アップル製品を初めて買った」という人は37%にも及んでおり、これはiPadというデバイスの魅力が従来のアップルユーザー以外の人にも伝わっているということを示しています。

同社は「iPod Touchはプレティーン層やヤングティーン層をiOSの世界へ導くのに有効であることは他の調査で示されたが、iPadはその反対側の層を市場へ引き込む可能性がある」と結論づけています。

iPadとKindleにより「電子ブックリーダー戦争」が既にスタートしているとするのが一般的な認識ですが、その最初のラウンドはどちらに軍配が上がるのでしょうか。

デジトイズ、iPad向け『The Tower for iPad』&『4 Strikers Hockey』を7月下旬より配信

http://www.inside-games.jp/article/2010/07/16/43228.html
デジトイズは、iPad向け高層ビル経営シミュレーションゲーム『The Tower for iPad』と、エアホッケーゲーム『4 Strikers Hockey』を7月下旬より配信すると発表しました。

『The Tower for iPad』は、1995年にPC向けに発売された高層ビル経営シミュレーションゲーム『The Tower』をベースに、iPadのタップ操作でプレイできるように最適化したアプリです。ルールはPC版とほとんど変わりませんが、警備室や廃棄物回収場、駐車場といった都市機能がビル内に1つしか設置できなくなっています。

ただし、左右に拡張することは可能なので、パズル的おもしろさをより追求できるようになりました。

攻略のカギはエレベーター待ちのストレスを住人からどれだけ減らせるか。ビル内の移動設備の完備やセキュリティー、アメニティーを充実させつつ、人口1万5000人を目指してください。

正式配信日は、『The Tower for iPad』のサイトまたはデジトイズのTwitterアカウントで告知されます。なお、通常価格は900円(税込)ですが、発売後2週間は記念特別価格450円(税込)で販売されます。

(C) 1993-2010 VIVARIUM Inc.
(C) 2010 DigiToys

『4 Strikers Hockey』は、1台の1Padで最大4人まで対戦できるエアホッケーゲームです。パックの数を1つから最大10個まで登場させることができるので、熱い対戦となること間違いなしです。

ゴールの大きさや背景の違う5種類のステージが用意されているほか、ゲームモードに1人プレイ(VS CPU)対戦、ダブルス(VS CPU)対戦、最大4人まで楽しめるマルチプレイなどが搭載されています。

正式配信日は、『The Tower for iPad』と同様に『4 Strikers Hockey』のサイトまたはデジトイズのTwitterアカウントで告知されます。なお、通常価格は350円(税込)ですが、こちらも発売後2週間は記念特別価格115円(税込)で販売されます。

(C) 2010 DigiToys

iPhoneで非公認アプリを動かす“脱獄”が合法に ― 米国でDMCAの大幅見直し

http://www.inside-games.jp/article/2010/08/01/43486.html
米国著作権庁はデジタルミレニアム著作権法(DMCA)の見直しを発表しました。

この見直しにより、正規に手に入れたソフトウエアの使用を可能にするため携帯電話にかかっているロックを外す行為が合法となります。具体的にはiPhoneの内部を書き換えて非公認ソフトが動くようにする「脱獄(jailbreaking)」が合法に。海外メディアは、この条項がAndroid携帯にも適用されるとの見通しを発表しています。

また、DVDの暗号化を解除しドキュメンタリーや教育用に使うこと、携帯電話を別のキャリアに接続するための改変、セキュリティ調査のためにゲームのDRM(デジタル著作権管理)を無効にすること、プログラムの起動に必要なドングルが古くなり市場に出回らない時にこれを無効化すること、電子ブックについた読み上げ防止を無効化することが合法とされます。

見直しは3年ごとに行われており、今回が4回目。著作権管理がユーザーの利便性を損なう場合及び調査・教育・批評目的であれば回避が認められたこととなります。

iPhoneにはアップル側で認可されたソフトしか動作できないようなロックがかけられていますが、「脱獄(jailbreaking)」はひとつの争点となってきました。

アップルのスポークスマンであるNatalie Kerris氏はAP通信に対し「アップルのゴールはiPhoneを買った人に大きな経験をしてもらうというものですが、脱獄はその経験を大きく損なうことでしょう」とコメントしています。

GREEがiPhone/iPod Touchに対応 ― β版提供開始

http://www.inside-games.jp/article/2010/08/09/43649.html
グリーは、ソーシャルサイト「GREE」がiPhone/iPod Touchに対応したことを発表しました。

iPhone版GREEは、タッチパネルのモバイル端末に最適化したデザイン・画面構成となっています。今回はβリリースということで、既存ユーザー向けのWebブラウザでのサービスとなりますが、正式版リリースの際には、新規ユーザー登録やアバター、ゲーム機能の追加やiPhone/Androidアプリ版の提供も予定されているとのことです。

多くの人が利用しているソーシャルサイトを既存の携帯電話端末と同じように、急速に普及しているスマートフォンで気軽に利用できるのはうれしい話ですね。

(C)GREE, Inc.

セガの人気タイトル多数ランクイン、『シャイニング・フォース』が1位・・・iPhone/iPod Touchランキング(8/31)

http://www.inside-games.jp/article/2010/08/31/44036.html
毎週様々なタイプのゲームが配信されているiPhone/iPod Touch向けアプリ。1週間に1回のペースでダウンロード人気ランキングをお伝えします。

今週の1位は『シャイニング・フォース 神々の遺産』です。期間限定で115円でダウンロード出来ることから1位になりました。同じくセガゲーム『ソニック ザ ヘッジホッグ』や『ファンタシースターII 還らざる時の終わりに』も350円で配信中。こちらもオススメです。

新作では8月30日にリリースされたケイブの『怒首領蜂大復活』が5位にランクインしています。

■8月31日時点のランキング
1位 シャイニング・フォース 神々の遺産(115円)
2位 魔界村騎士列伝(115円)
3位 Pinball HD 4 iPhone(115円)
4位 R TYPE(230円)
5位 怒首領蜂大復活(1000円)
6位 ゾンビ インフェクション(115円)
7位 ソニック ザ ヘッジホッグ(350円)
8位 つみねこ(115円)
9位 Angry Birds(115円)
10位 Dark Nebula - Episode Two(115円)
11位 MONOPOLY(600円)
12位 ポケットメイト フィールドアスレチック(115円)
13位 Jaws(115円)
14位 常識でQ(350円)
15位 TETRIS(350円)
16位 魔界村騎士列伝2(350円)
17位 ストリートファイターIV(900円)
18位 ファンタシースターII 還らざる時の終わりに(350円)
19位 大花火(350円)
20位 CHAOS RINGS(1500円)
21位 PREDATORS(115円)
22位 PrincessFury(115円)
23位 Monster Dash(115円)
24位 パワフルプロ野球TOUCH公式ライセンス版2010(800円)
25位 オールインワンGAMEBOX(115円)

iPod touch 新型・・・GPSは搭載無し

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/02/44108.html
アップルは、「Retina」ディスプレイを採用した新しい「iPod touch」を発表した。

FaceTimeビデオ通話、HDビデオ録画やA4チップ、3軸ジャイロスコープなどの新機能を歴代最薄の軽い本体に搭載する。1回の充電で最大40時間の音楽再生、7時間のビデオ再生が可能。

Retinaディスプレイは960×640ピクセルと、従来機の4倍のピクセル数を持ち、ピクセル密度は326ppiで、文字、画像、ビデオをシャープでなめらか、リアルに再生できる。

前面カメラとマイクを使って、Wi-Fi経由でFaceTimeビデオ通話をすることが可能なほか、背面カメラを使ってHDビデオの録画が可能。簡単に撮影し、メールやYouTubeで共有することができる。

また、新たに搭載されたGame CenterによってiPod touchのユーザ同士で対戦したり、自動的に新しい相手と組んで対戦することもできる。

なおGPSは搭載していない。「マップ」の位置検索にはWi-Fiネットワークを利用する。

価格は8GBモデルが2万0900円、32GBモデルが2万7800円、64GBモデルが3万6800円。

iPod nano 新型、マルチ・タッチインターフェイスを採用

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/02/44107.html
アップルは、前モデルと比べてサイズ、重量ともにほぼ半分にした新しい『iPod nano』を発表した。

新型iPod nanoはディスプレイを指で軽くタップしたりスワイプするだけで自分の持っている音楽コレクションをナビゲートできるMulti-Touchインターフェイスを搭載した。

画面の長押しでホームスクリーンに戻れ、上下逆にクリップで留めている時、2本の指で画面を簡単に回転させることもできる。他の画面からアイコンをドラッグして移動することでホームスクリーンを簡単にカスタマイズできる。

また、Shake to Shuffle機能を搭載しており、本体をシェイクすることでミュージックライブラリの曲をシャッフルできる。内蔵FMラジオでは、ラジオを聴くだけでなく、ライブポーズ機能により、好きなFMラジオ番組を一時停止して再び聴き始めることが簡単にできる。

さらに、iPod nano本体には歩数計が内蔵されており、歩数が簡単に記録できるほか、Nike+iPodをサポートしているため、ランニングやワークアウトのデータを記録することもできる。

1回のフル充電で最大24時間の音楽再生が可能。

価格は8GBモデルが1万3800円、16GBモデルが1万6800円。

【CEDEC 2010】iPhoneで大ヒット中『ポケットベガス』の宮川氏が語る「ゲーム開発者になる方法」

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/04/44149.html
9月2日、日本のAppStoreに掲載されたアプリのうち、ダウンロード数1位となったのはゲームアプリ『ポケットベガス』でした。この『ポケットベガス』を開発し、メンテナンスを行っている株式会社ゼペットの代表取締役・宮川義之氏は、ゲーム業界で働くことを夢見る学生たちを前に、職能を磨くことの大切さについて話しました。

宮川氏は18歳という若さで株式会社スクウェア(現スクウェア・エニックス)に入社。『聖剣伝説2』(スーパーファミコン)から『ファイナルファンタジーXI』(PS2)まで、数多くのタイトルの開発に携わったのち独立。現在は株式会社ゼペットにおいて、たったひとりでゲーム開発を行っています。

■流浪の果てに

家庭の事情により、高校に入った頃から就職しなければという意識があったという宮川氏は、お金を稼ぐことを学ぶため15歳のときにハンバーガーショップでアルバイトを始めました。そこで月に数万円のバイト代が入ってくると、パソコンが欲しいという思いが強くなりました。

というのも、パソコンがあればゲームセンターのゲームと同じくらいすごいゲームが遊べると聞いたからです。「それは凄い! 3万円のバイトを1年間続ければ20万円のパソコンが買えるじゃん!」という思いが、モチベーションとなりました。

1年後、念願のパソコンを手に入れた宮川氏は、パソコン雑誌で情報を集めているうち、ネット時代の到来を知ります。そこでモデムを購入。ネットの世界へと飛び込みます。

そこで「人生の転機があった」と宮川氏はいいます。「ゲームクリエイターの行動や考え方に触れることができ、直接やりとりできる。その上、ゲームを作るのにパソコンしか使ってないという話を聞いて、びっくりしました」

ネット上で知り合ったゲームクリエイターに薦められ、宮川氏はパソコン関連の書籍を購入しようとしますが、当時は扱っている書店自体がほとんどありませんでした。そこで書籍を持っている人の家に押しかけ、泊まり込みで読んだこともあったといいます。が、それでも本の内容はまったく理解できませんでした。
しかしながら、そうした活動をしているうち、自分にとって遠いところにいたはずのクリエイターと接する機会が増え、オフ会やゲームセンターでも会ううち、いつしか友達と呼べる関係になっていたといいます。

17歳。当時は「『俺のクリエイティビティ(創造性)を見せつけてやらぁ!』という活気があった」と宮川氏。遊んでいるとき誰かが『テトリス』をやりたいと言うと、先輩たちは自分たちでプログラムし、『テトリス』を作ってしまう。そういう場に立ち会った宮川氏は、ポイントをつかめば何でもできると思うようになります。

やがて自分でも『ボンバーマン』を作ってみようと、先輩からアドバイスをもらいながら、プログラミングを始めます。その頃から、何かをやろうとするときに、つまったら人に聞き、教えてもらうという作り方の道筋ができたといいます。

宮川氏は夏休みにゲームを1本完成させ、それを近くにあった株式会社スクウェア(現スクウェア・エニックス)に持ち込みます。休憩スペースにそのゲームを置いてもらうことで同社のクリエイターに遊んでもらえ、それが採用につながったとのことです。

■それから20年

そして20年後の現在。宮川氏は「37歳になったが、やっていることは基本的に17歳の頃と変わっていない」といい、この20年のあいだに気をつけたきたことが、大きく分けて3つあると話します。

ひとつは「自己投資」。高校生の頃にパソコンを買うという自己投資をしたことで、すべてが変わり、結果的には大学に進学するより安く済むというメリットもありました。氏は「自己投資や、自己投資のためにお金を稼ぐことに躊躇してはいけません」と語り、「今なら1ヶ月頑張れば、次のステップへ進めるだけのお金が貯まるはず」といいます。

もうひとつは「クリエーターとの交流」。ゲームクリエイターと会える機会があれば会ってみて、話を聞く。そうした交流があると、自分が壁にぶつかったときクリエイターに相談することができるとともに、彼らの言葉がモチベーションの維持にもつながるといいます。ただし、「ゲームをやっていないと知り合う相手も見つからないし、いい人と巡りあえたときにその人が作ったゲームをやっていないとなると、話がまったく進みません」と、普段からゲームに接することの重要性を説きます。

そして「作ったものを人に見てもらう」こと。宮川氏は海外で開催されるApple社のパーティに参加し、自分の作ったゲームを見てもらうといいます。そこで出会った人たちが、宮川氏のゲームを世界中に広めてくれているとのことです。

■文化的資料『まんが道』

また宮川氏は、ゲーム開発を進めるうえでの「最重要文化的資料」として、藤子不二雄Aの著作『まんが道』を挙げました。聴講生は大部分が学生と若いため、この作品について知らない人がほとんどでしたが、氏は「これを読むと、偉大な天才と呼ばれる人たちにもくじけそうなときがあり、それを同志や仲間とともに乗り越えていったことがわかる」と薦めます。また、クリエイターに接する際、変に「彼らは天才だから…」と気負うことがなくなるのではないかと話しました。

■今の時代の良さ

「今の時代、もし自分が1993年の生まれの17歳だったら…」と宮川氏。やはり数多くのゲームをし、iPhoneの無料ゲームをたくさん遊んだであろうとのこと。

就職のために勉強が必要だとなれば、MacBookを購入し、iPhoneアプリの勉強をするといいます。「昔はパソコンでゲームを作っても、ゲームセンターのゲームと勝負しようとすると道のりが遠く感じたが、今はプロとの距離が近いという意味で環境に恵まれており、気軽に人に見せることができる」と話しました。

学生にとって、何かひとつ自分の作ったものを持つことは強力な武器になるといい、実際に自作のiPhoneアプリを持って就職活動をし、成功した例もあったといいます。

これからiPhoneアプリを開発しようという学生に向けて、氏は『たのしいCocoaプログラミング』(と、自ら著したパートもあるという『iPhoneのオモチャ箱』と)を薦めました。『たのしいCocoaプログラミング』は、プログラム言語であるC言語を知らない人でも楽しく読めるよう、ステップバイステップで書かれているといいます。

■誰かに見てもらおう

ゲームを作ったあかつきには、人に見てもらうことと、コツコツ改良を続けていくことが重要だといいます。「常に自分で題材を見つけ、目標を作ることが大事」と宮川氏。

特にiPhoneアプリでは、もはや出ていないゲームはないのではなないかと思われるほどたくさん出ているものの、そこから少しひねれば新しいものを生み出せるといいます。

アプリを人に見せるという点については、勉強会やセミナーなどに参加し、ヒットアプリを生み出した開発者に見てもらうと良いといいます。そこで就職への糸口がつかめる可能性もあるとのことです。

「心理的なハードルが高ければ、銀座のAppleストアの前にただつっ立っているような人に遊んでもらってもいい」とさえ氏はいいます。「たとえその時は作ったものをけなされたとしても、必ず新しい道が見えてくるはず」

■宝島があると信じて

宮川氏はさらに続けます。「ここまでの話を聞いて、僕のことを少数派だと思ったかも知れない。けれど、クリエイターというものは少数派になってなんぼ。そこから大多数を出し抜くことで生き残っていく。今は新しい未来を切り開くチャンス。誰も知らないことに挑戦できるし、宝島のようなものが眠っている」と。「挫折しない心を持つことができれば、誰もがゼロから物を作っていけるはずです」

【CEDEC 2010】AppBank村井氏と切込隊長が語る新興ゲームジャンルにおける投資

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/05/44161.html
新興ゲームジャンルのひとつiphoneアプリはいま、どのような状況に置かれているのか。またそうしたコンテンツに対する投資はどうあるべきか。株式会社GT-Agencyの村井智建氏と、イレギュラーズアンドパートナーズ株式会社の山本一郎氏が、それぞれの立場から語りました。

■AppBankというメディア

村井氏が2008年10月に開設したAppBankは、iphone/ipadアプリのレビューサイトで、これまで7500本以上のアプリを紹介してきました。サイトを運営するのは5名。更新作業は朝5時から始まります。「アクティブに活動しているので5名というと驚かれる」と村井氏。ツイット・キャスティングを用いた放送も行っており、「1日あたりのべ700~800人が観ています。毎日やるのは大変ですが、反応があるのは楽しい」と話します。

村井氏は、アプリのレビューをする際にはあくまでいちユーザー、アプリを楽しむ人間として紹介することを心がけているといいます。「我われは批評者ではありません。ただの人間というスタンスですAppBankで楽しく紹介した事例として、村井氏は『Smack Talk』の挙げました。本タイトルはリリース後半年が過ぎていましたが、それまでAppStoreの有料アプリランキングで100位以内に入ったことが一度もありませんでした。

ところが、AppBankで紹介されるやいなやダウンロード数が伸び、いきなり1位を獲得。その後も3ヶ月以上25位以内にとどまり続け、はてはソフトバンクのTVCMにおいてSMAPから紹介されるまでになったといいます。

「ユーザーがアプリの目利きをしており、きっかけさえあれば一気に広まる。ユーザのポテンシャルは非常に高いです」と村井氏。サイトに取りあげられてランキングが変動するのは日本だけの現象であり、国内に限った場合、iPhoneアプリが売れるためにはAppStoreでランキング25位以内に入るか、AppBankでとりあげられるかしかないといいます。

つまり、そこまでにならないとアプリが売れない状況にあるのです。村井氏はレビューする側の立場として、「限界まで出し惜しみしないで開発することが大切」と話します。特に「海外のディベロッパーはかなり本気である」といい、フランスに本社を置くゲームロフトでは社員4000人のうち1500人をiPhoneアプリ開発に投入していると語りました。

その他村井氏は次の海外ディベロッパーを紹介しました。

CUM2US。ホームラン競争のゲーム『ホームランバトル3D』を開発。いかに気持ちよくプレイできるかという点だけに注力されており、「iphoneアプリを研究しまくって開発したのがよくわかる」といいます。

Rovio Mobile。『アングリーバーズ』を開発し、アメリカでランキング1位を3ヶ月間独占。世界でもっとも売れているアプリで、ダウンロード数700万をほこります。

Bolt Creative。業務の合間に『Pocket God』を開発。「小さく育て大きく売る」という基本を忠実に実践しているといいます。初期には30ステージ程度だったものが、アップデートを繰り返し、いまでは200ステージ以上。「まったく別のゲームに進化した」とのことです。

一方、国内ディベロッパーのアプリでも、売れているものには海外のそれとの共通点があるといいます。まずは「開発速度」。人気のアプリでも数10日間から1ヶ月ほどで作られたものがあるとのこと。次に「コンセプトを考え抜く」こと。そして「継続」。ここでは「きちんと手をかければ、ダウンロード数は伸びる」という開発者の声が紹介されました。

村井氏はApp Store(≒「スマートフォン市場」)で戦うには、消費者の変化を見極めることが大切だといいます。「コンテンツの消費スピードが加速していると強く感じています」と村井氏。「1ヶ月や2ヶ月間ひとつのゲームにはまることはありません。ユーザーの目は、かつないほど肥えています」といいます。氏は最後に株式会社ゼペット宮川氏の言葉を紹介します。「App storeとは何か。究極の混沌とB級グルメストリートである」。

■開発者に投資する側として

続いて山本一郎氏が登壇します。

山本氏はまず、村井氏からAppBankの現状を説明したことについて、iphoneアプリ市場の持つ熱量を感じてもらうこと、AppBankがフォーカスを絞って事業をしていることを、聴講者に知ってもらいたいかったと述べます。そして、コンテンツに対し自分たちがどういった基準で投資を行っているのか、また、何を基準にして行うべきかという点について話し始めました。

コンテンツが投資対象となる場合、家庭菜園と小分け水田と大規模農園のそれぞれあり、「作物も手間も違う」と山本氏。大規模農園型のものに対し行うのが投資であると思われがちだが、決してそうではないといいます。「家庭菜園型であっても、細やかな手続きをとることで大規模な流通の一端を担う可能性がある」というのです。そのため、投資対象としてはひとつひとつを分けて考えるべきだといいます。

「コンテンツは水物である」とされ、博打のようなもの、当たり外れのあるものというイメージがあると言われますが、投資の観点からは2つアプローチがあるとのことです。

ひとつは成功したクリエイターが次の作品でも成功する可能性がある場合。このケースでは、クリエイティブマネジメントに長けているか、優秀な才能を集める能力があるか、ひとつのテーマをより深く掘り下げることができるかを見るといいます。これはハリウッドで重要視されるポイントでもあります。

いまひとつは、無名のクリエイターが数多くのアプリを出すことで成立する市場に投資するケース。ひとつひとつはごく小さいものの、相対的に見ると盛り上がりを見せており、ユーザーが多くのお金を注いでいる市場であるといいます。

市場が成熟していくと前者のハリウッド型にシフトしていきますが、「ゴールデンルール」、つまり何が「勝ち」につながるか定まっていない状況下では、後者に比重がかかっていきます。自分がどちらに対しアプローチしようとしているのか考えながら資金調達する必要があるとのことです。

■投資環境と事業構造のミスマッチ

iphoneアプリの開発費用は、アメリカで5万ドル前後。中国では1.5万~2万ドルだといいます。一時期は高騰していた開発費も、今は落ち着いて見せているとのこと。では、投資した金額をどれだけ回収できるのでしょう。村井氏から「変わり続けなければ生き残れない」という話があったように、iphoneアプリ市場は典型的なレッドオーシャン(血で血を洗う競争の激しい市場)になっていると山本氏はいい、「紙一重の努力をいかに積み重ねていくかが鍵になる」といいます。

実際、iPhoneアプリの98%は利益が出ていないといいます。これはiPhoneアプリが、カジュアルツール化しつつあることに原因があり、「困難であろうとも、ワールドワイド展開するうえでの勝ちパターンを見極めるしかない」とのことです。

また、現在ソーシャルゲームは高い収益性を誇っているものの、この市場もすでにレッドオーシャンとなりつつあると山本氏は指摘します。

「一般の投資手法や財務活動が、iPhoneアプリなどのコンテンツ投資に向かなくなっている」と氏。iPhoneアプリ開発は将来予測が困難であり、投資損を次のタイトルで回収しなければ事業にならないという背景があります。ハズれたことを前提にした財務活動を考える必要があるとのことです。

また今後は、家庭農園の手間をかけながらも大規模農園的なシステム化・効率化を進めたところから会社が大規模化し、結果、市場の寡占化が進むであろうといいます。

■投資家はどこを見る

海外の投資家は、何を見てコンテンツに投資しているのでしょうか。

まずIP(知的財産)だといいます。どういう知的財産権を持っているのか。それによってどれだけ収益が充実しているのかを見るわけです。このとき重要なのは、開発ツールや製作の基盤といったバックボーンも見られることだといいます。
次に、海外市場や他プラットフォームへの展開余地があるかどうかも重要で、投資側にとっては、それによって投資効果が15~20倍変わることもあるといいます。

つまり、投資家は各コンテンツの詳細を見て判断しているわけではなく、製作に対するバッグホーンを見て判断しているのです。市場が中国系コンテンツに席巻されているのは、中国の製作体制がアプリ製作とマッチしているからだと山本氏はいいます。

では、なぜ日本の開発会社は海外のVC(投資会社)から資金を調達できないのか。

山本氏はゲームメーカー内での企画の通し方と投資を受けるためのロジックとがまったく違っていることに原因があるといいます。また、どこで利益をあげるかが不明確であることも問題で、「流行っているからやってみよう」「とりあえずやってみよう」という意識ではうまくいかないと話します。

「コンセプトやポリシーをいかに明確化し、貫き通すか。技術的なバッグボーンがあるか。ユーザーエクスペリエンスを提供できるか」が重要であるとのことです。さらに、万が一失敗したとき、どのようなノウハウが蓄積されるか考えておく必要があるといいます。

また山本氏は、iphoneアプリの開発会社には次のような課題があると指摘します。

1.業界全体の成長曲線がピークにさしかかっている現在、「お前のところへ数十億円単位で投資するので、コンテンツをまとめて作ってほしい」という話になりつつあるものの、対応できるメーカーが少ないこと。

2.「我々は流通だから」「メーカーだから」という狭い視野でおさまっている会社が多いこと。「できないものはできないなりに、他と組むなどしていけば、次なる時代のゴールデンルールに近づけるのではないか」と氏はセッションを締めくくりました。

iPodタッチ:携帯型ゲーム機でも日本勢攻略へ…新型機9/7

http://mainichi.jp/select/biz/news/20100907k0000m020068000c.html
 米アップルが8日にも世界で発売する携帯音楽端末「iPod(アイポッド)タッチ」の新型機が、携帯型ゲーム機でも日本勢と激突する。新機能「ゲームセンター」は対戦ゲームが可能で、アップルのスティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)は1日(米国時間)の説明会で「iPodタッチは世界一の携帯ゲームプレーヤー」と宣言した。携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」の任天堂、「プレイステーション・ポータブル(PSP)」のソニーは様子見だが、iPodタッチにゲームソフトの供給を表明するソフト開発会社が現れており、携帯型ゲーム機市場の争いは激化しそうだ。

 「(アップルは)世界の携帯ゲーム市場の50%超のシェアがある。ゲームのダウンロード件数は15億回」。ジョブズCEOは何度も「驚きだ」と繰り返したうえ、DSとPSPを名指しし、携帯型ゲーム機としてiPodタッチが優位にあると印象づけた。

 これまでもゲーム機能はあったiPodタッチに対戦機能を追加した意味は大きい。人気ゲーム「ドラゴンクエスト」でシリーズ最高の414万本を売ったスクウェア・エニックス社のDSソフト「ドラゴンクエスト9」は、無線機能で見知らぬ人と通信すると、ゲーム展開が深まる点がユーザーに評判だった。携帯電話専用のゲームサイト「モバゲータウン」や「グリー」も対戦型ゲームを売りにしており、iPodタッチと市場で真っ向からぶつかる。

 世界の販売台数は、DSが累計1億3200万台(6月末時点)、PSPが6270万台(同)で、iPodタッチが3500万台(5月末時点)。しかし、アップルの対戦ゲーム機能は、多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」や新型携帯端末「iPad(アイパッド)」にも組み込まれ、携帯型ゲームの土台として規模は大きい。既にソフト会社のスクウェア・エニックスやバンダイナムコ、カプコンはゲームを提供する方針。カプコンは「新たなゲーム人口を生み出すのはiPodタッチだ」とみて、ソフト供給を決断した。一方、「携帯電話と比べて画面が大きすぎ、携帯ゲーム機としての可能性は未知数だ」(市場アナリスト)という見方もある。

 任天堂は「コメントはない」、ソニーも「アップルの発表を受けてゲーム事業での経営戦略を変更することはない」と静観の構えだ。

 ただ、ゲーム機市場のビジネスモデルは、ゲーム機本体を安く売って、ソフトで利益を回収する。iPodタッチにまずソフトを供給する会社が増えれば、DSやPSP向けソフトの売れ行きは落ち、ビジネスモデル自体が揺らぐ。ジョブズCEOの宣言は、日本勢に大きな影を落としている。【清水直樹】

リアルで他プレイヤーとつながるアクションゲーム『AlienSweeper』 ― iPhone/iPod Touch向けに無料で

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/09/44274.html
ランド・ホーは、iPhone/iPod Touch向けアクションゲーム『AlienSweeper』を無料で配信開始しました。

『AlienSweeper』は、GPS機能を駆使したAR(拡張現実)機能と協力プレイの要素を合体させたアクションゲームです。

GoogleMap上にエイリアンの位置とGPS機能を使って自分の位置を表示させ、射程範囲内(初期装備は半径1.5km)に移動し、エイリアンに特殊なカメラ「ARスコープ」を向けるとロックオン。そのままエイリアンを撃退してください。

なお、同じエリアに他のプレイヤーがいる場合は、協力プレイヤーとして地図上に表示され、一定時間内に同じエイリアンへ攻撃をすると、両プレイヤーがボーナスをゲットできます。エイリアンは一度の攻撃で倒せないこともあり、協力プレイが必要になることもあります。

また、プレイヤーの「地球防衛」貢献度に応じて装備の強化が可能なので、たくさん倒してたくさん強化しましょう。

『AlienSweeper』は、App Storeにて無料で配信中です。なお、iPhone 3GおよびiPod TouchではAR機能は使用できませんのでご注意下さい。

(C)LAND HO! ALL RIGHTS RESERVED

現代人のメディア消費をビジュアルで解読・・・アスキー総研のiPad版「MCS Elements」

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/17/44473.html
大規模調査結果がビジュアルに見やすく!アスキー総研のiPad版「MCS Elements」

アスキー総合研究所は、メディア・コンテンツに関する大規模調査「MCS (メディア&コンテンツ・サーベイ) 2010」を発行しているが、同調査のiPadアプリ版がリリースとなった。株式会社ユビキタスエンターテインメントから「MCS Elements」として発売された。

「MCS 2010」の全301設問・5,632選択肢から一部のデータを抜粋しており、集計・表示可能なグラフ点数は26,296点。膨大な数のグラフを、項目を順にタッチするだけで、かんたんに表示でるのが特徴だ。

共有機能としてTwitterへ送信したり、画面をフォトアルバムに保存したり、メール送信も可能となっている。

【TGS 2010】iPhoneで操作のリモコンヘリ「AR.Drone」に人だかり

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/17/44475.html
iPhoneで操作のリモコンヘリ「AR.Drone」に人だかり

フランスに本社を置くパロットのリモコンヘリコプター「AR.Drone」が、昨日から始まった「東京ゲームショウ2010」で注目を集めている。

「AR.Drone」はiPhone/iPad/iPod touchで操縦するのが特長。その様子はYouTubeなどでも話題となっていた。16日からは国内発売も始まっている。

日本発売に合わせての出展と思われるが、会場では人だかりができており、操縦を試したいという来場者の列ができていた。

【TGS 2010】カプコン、ハドソン、タイトーなどがiPhoneアプリの取り組みを語る ― 「I Love iPhone」その1

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/21/44534.html
東京ゲームショウ2010では、iPhoneアプリを手がける9社が「I Love iPhone」イベントが開催されました。各社ごとの取り組みと考え方が分かる、貴重な機会。アプリヤの新城健一氏の司会でイベントが進行していきます。

■「ほめられて伸びるカプコン」~カプコン

カプコンの道口正人氏は『ストリートファイターIV』での取り組みを解説。
自社を「ほめられて伸びるカプコン」と定義します。

iPhone版『ストリートファイターIV』を発売した際、ユーザーレビューには「キャラクターが少ない」という意見が多く見られたそうです。しかし「ザンギエフ」と「キャミィ」の2体の新キャラを無料配信したところこれが一転。ユーザーレビューは一気にポジティブなものになったそうです。

ユーザーレビューの意見を取り入れてアップデートを行うことで評価がポジティブになりランキングが上昇。この利益を元にさらなるアップデートが行える・・・という図式が完成しました。

カプコンは9月15日に「クリムゾン・ヴァイパー」と「エドモンド本田」の2体を追加しており、今後も『ストリートファイターIV』に注力していく模様。

また、新コンテンツとして『CAPCOM ARCADE』を発表。懐かしの名作ゲームをゲームセンター感覚でどんどん配信していく予定であることを明かしました。

■「チャンスは透明性にあり」~ハドソン

ハドソンの柴田真人氏は、iPhoneゲームの市場が売り切り型からシフトしつつあると語ります。iPhoneのカメラで現実世界を撮影するとモンスターが登場する『AR モンスター』でガチャガチャの売り上げが非常に大きいことからIn App Purchase(アプリ内課金)による「オンラインコンテンツに寄っているという印象」を受けたそうです。

ハドソンは現在の状況を「言い訳できない」ものであると総括します。オープン化が進み、簡単に参入できる、誰にでもチャンスがある。誰でもいつでも何でもできる・・・という透明性の高い状況では「プラットフォームが悪い」など他の誰かのせいにはできないため、「これまでのゲームの考え方をいったん捨て、徹底的にお客様と連携する」ことで「ハドソンとしてやるべきこと、ハドソンとしてお客様にできること」をやっていこうと締めくくりました。

■「定期的なアップデートで話題作り」~タイトー

タイトーの石田礼輔氏は『スペースインベーダー インフィニティジーン』の取り組みを解説します。

シューティングゲームの名作『スペースインベーダー』を「進化」のキーワードで現代風に再構成したのが同作。2009年7月の発売後、同年12月のVer.2ではOpenFaint機能やステージを追加、2010年7月のVer.3においては『ダライアス』『ナイトストライカー』といった名作ゲームの自機を購入可能とするなど精力的なアップデートを行っています。

近日中にはVer.3.5のアップデートも配信スタート。iPadやiPhone 4に最適化、高解像度でなめらかな画面で楽しめるようになります。

同時に新タイトル『バブルボブルダブル』も発表されました。懐かしのアクションゲーム『バブルボブル』をモチーフに、迫り来る敵をタッチで泡に閉じ込め、再度のタッチで破裂させる・・・という完全オリジナルのルールとなっています。本作には元祖『バブルボブル』も収録されているとのことで、近日に迫る配信が楽しみですね。

■「Xbox360、プレイステーション3、Wii、iPhoneで同時発売」~セガ

セガの長原俊之氏と宮本裕司氏は『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI』をXbox360、プレイステーション3、Wii、iPhoneで同時発売するために奮闘中だそうです。

iPhone版は「iPhoneの操作性に最適化したチューニング」であり、固有のチューニングがかなり細かく行われているそうです。他機種版よりジャンプの入力判定を甘く、マップ上の仕掛けのタイミングをゆっくりにし、バーチャルパッドで指の位置が多少ずれても誤差が出ないようにするなどiPhoneのプレイ環境に配慮。

また、iPhoneを傾けたり画面を回転させることでゲームを進めるiPhoneオリジナルの「トロッコ」面も追加されているといいます。

調整には海外のコアな『ソニック』ファンからの声もフィードバックされているとのこと。据置ゲーム機とiPhoneの同時発売は珍しいですが、それだけにできばえが注目されます。

【TGS 2010】ヘリコプターが飛んだiPhoneイベント ― 「I Love iPhone」その2

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/21/44535.html
東京ゲームショウ2010ではiPhoneアプリを手がける9社が「I Love iPhone」イベントを開催しました。

前半の記事は「その1」に掲載中です。

後半ではコーエーテクモ、コナミ、バンダイナムコゲームス、ゲームロフト、ARドローンが自社の取り組みを説明。ヘリが飛ぶなど楽しいイベントとなりました。

■「お手軽なものから本格的なものまで」~コーエーテクモ

コーエーテクモの松本秀氏と天野幸芳氏は、「お手軽なものから本格的なものまでを提供する」と語ります。同社はiPhoneに最適化したポータルサイトを今年7月から立ち上げており、App Storeからすぐにゲームを購入できるようにしています。

同社が無料配信しているのが『KANJI SHAKER』。アルファベットで名前を入力すると漢字に変わるというもので、たとえば「KAORUKO」と入れると「華尾竜虚」や「顔龍虚」になります。漢字それぞれの意味を閲覧可能で、こちらは英語版も収録されているとのこと。

また、『三国志2』の情報も公開されました。こちらは『三国志Touch』の続編で、オートセーブやiPhone内の音楽を聴きながらゲームをするなど、iPhoneならではの機能を搭載しており、2010年内の配信を予定しているとのことです。

■アーケードの人気タイトルをiPhoneに~コナミ

コナミデジタルエンタテインメントの五島章氏は秋に発売予定の『麻雀格闘倶楽部 touch』と『Jubeat plus』の情報を公開しました。

『麻雀格闘倶楽部 touch』はアーケードの人気タイトルのiPhone版。アーケード版はオンラインでの対局が特徴でしたが、iPhone版ではWi-Fiでも3Gに対応してのネットワーク対局が楽しめます。また、アーケードのプレイデータを記録するICカード「e-AMUSEMENT PASS」にも対応。アーケード版のデータを引き継いだり、iPhoneからデータを参照したりもできるそうです。

『Jubeat plus』では、アーケードで展開していた『Jubeat』シリーズがiPad及びiPhoneで楽しめるようになります。同シリーズは音楽に合わせてパネルをタッチするという音楽ゲーム。iPad版が秋に、iPhone/iPod Touch版が冬に発売予定とのこと。

■「これからは運営型ビジネスに」~バンダイナムコゲームス

バンダイナムコゲームスの山田大輔氏は、iPhoneアプリのビジネススタイルが変化しつつあるといいます。これまでのアプリは売り切り型でしたが、現在はIn App Purchase(アプリ内課金)による運営型、すなわちタイミングを計りつつ追加コンテンツを配信し利益を得るというものを考えてもいいのではないか・・・と語ります。

『太鼓の達人プラス』ではアプリを無料配布、楽曲を有料とすることでトライアンドバイ、コンテンツベースの展開に成功しているとの実績を紹介しました。

iPhone市場はまだまだ成長段階であり、山田氏によれば「家庭用機レベルの規模の開発はなかなか投入しにくい」のが現状とのこと。氏はその原因として「OSの頻繁なアップデート」「GameCenterなどの仕様追加」「新機種の追加」などを挙げ、「短期で回っている市場なので長期のスケジュールは組みにくい。短期開発で一気に作り上げ、運営型にシフトする」ことがベストであると総括しました。

iPhoneなどのモバイル市場が従来のゲーム市場を縮小させるという考え方に対し、山田氏は「iPhoneはゲームユーザー以外も沢山買うので、自分たちの製品の裾野が広がったものと考えている」とポジティブな意見を表明。
なお、『太鼓の達人プラス』秋には対戦モードを導入。

今冬には「キラーコンテンツ」(山田氏)であるガンダムシリーズのアプリとして『SDガンダム Gジェネレーション タッチ(仮)』、『ガンダム ファイティングスピリッツ(仮)』のほか、ツールアプリとして『GUNDAM Tool Box - RX-78-2 COCKPIT ver. -(仮)』『GUNDAM Tool Box - RX-78-2 simple icons ver. -(仮)』を投入する旨を明らかにしました。

■「有料アプリのみで2000万ダウンロード」~ゲームロフト

ゲームロフトのiPhoneアプリは急成長を遂げているそうです。同社の稲葉芳恵氏によると、アップルのデバイス向けの開発者は全世界で3000名以上であり、App Storeでは前年比+82%の売り上げを記録しているそうです。
TwitterやFacebookでの情報発信も功を奏しており、有料アプリのみで2,000万ダウンロードを突破していることを明らかにしました。

また『モダンコンバット2: Black Pegasus』『ダーククエスト2』の情報も公開しました。『モダンコンバット2: Black Pegasus』ではジャイロスコープに対応しており、「視点調整のために指で画面が見にくくなるようなことはない」(稲葉氏)とのこと。

『ダーククエスト2』では最大3人のマルチプレイに対応、マップの大きさが5倍になり、キャラクターが一定のレベルになると2種類の進化が可能になるなどボリュームアップしているそうです。なお、稲葉氏によれば「既存タイトルもアップデートでジャイロスコープに対応していく」とのこと。

■iPhoneでヘリが飛ぶ~Parrot

今回の講演では最も印象的だったのがParrot。それというのもiPhoneで操縦するクアッドリコプター(4翼ヘリコプター)「AR.Drone」の実演が行われたからです。同社は携帯電話のワイヤレス製品やハンズフリー機器を販売しているメーカーで、ゲームには今回が初の参入となります。

「AR.Drone」は屋内外での飛行が可能なクアッドリコプターで、iPhoneアプリ『AR.FreeFright』(無料)を使えば操縦が可能。2機のカメラがキャッチした風景がiPhoneに転送されるなど臨場感あふれるインターフェースが特徴で、発売予定の『AR.FlyingAce』では画面にビームなどを合成することで「AR.Drone」どうしの空中戦が楽しめます。

同社のミカエル・パストー氏が『AR.FlyingAce』を実演すると、観客は一心不乱に見守っていました。

■「日本アプリが増加の傾向に」~アプリヤ
司会を務めたアプリヤの新城健一氏は、iPhoneのゲームランキングに関する考察を発表しました。2008年のiPhone3G発売直後からしばらくは海外製のアプリばかりだったのが、2009年2月からは日本製が増加。2010年7月のトップ20は日本製が15本に対し海外製が5本と逆転し「国内大手メーカー時代」(新城氏)がやってきているといいます。今年からはランクインしているアプリの最高価格もアップ、ランクイン後の滞在日数も増えているそうです。

氏は「App Storeは新陳代謝も激しい激戦区であり、今後はマーケティングやPRを考えることが重要だ」と締めくくりました。

iPhoneでもグリー・・朝刊チェック(10/5)

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/05/44841.html
日経産業新聞4面「人気キャラも総動員、3DSソフトの陣 ― バンナムやセガ開発急ぐ」
国内ゲーム会社は、任天堂が来年2月に発売予定の新型ゲーム機「ニンテンドー3DS」に対応したソフトを発売します。バンダイナムコゲームス、セガなどは複数タイトルを開発中で、人気シリーズを中心に発売します。立体視の3時現映像を裸眼で楽しめるゲーム機は3DSが初めてとなるため、各社はゲーム領域の拡大を見込み開発を急ぎます。バンダイナムコゲームスは現在5タイトル開発中、セガは6タイトルを2011年末までに発売します。カプコンは4タイトル。価格は未定ですが、「通常のDSソフトよりも少し高くなるかもしれない」との見方が多いとのこと。

日経産業新聞4面「iPhoneでもグリー」
交流型ゲームサイト大手のグリーは、運営するサイト「GREE」が米アップルの高機能携帯電話「iPhone」に対応できる登録受付を開始しました。iPhoneのメールアドレスがあれば、同サイトのサービスが利用できます。グリーは8月からiPhone版「GREE」を試験的に始めており、新機能はソフトバンクの3G回線を契約している利用者が対象。今後は米グーグルのアンドロイドを搭載した携帯端末にも対応していく予定。

『FFI』『FFII』が首位独占、期間限定セール中・・・iPhone/iPod Touchランキング(10/6)

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/05/44856.html
毎週様々なタイプのゲームが配信されているiPhone/iPod Touch向けアプリ。1週間に1回のペースでダウンロード人気ランキングをお伝えします。

スクウェア・エニックスの名作RPG『ファイナルファンタジー』と『ファイナルファンタジーII』がセール期間ということで、ワンツーフィニッシュ。通常価格は1000円なので、550円引きになります。これまで迷っていたファンがここぞとダウンロードしているようです。買うなら今ですね。

同じくスクウェア・エニックスの作品『国破れて山河あり』も12位にランクイン中。62%オフとなっています。

新作ではEAより『FIFA 11 by EA SPORTS』が9月29日より配信開始。名の通っているタイトルということもあり、セールスも好調で7位にランクインしています。

ランキングを見ると、期間限定セール中のタイトルが目立ちますね。通常より50~60%の価格で買えるのはゲームファンにとって嬉しいこと。このチャンスを利用していろいろ遊んでみるのもいいかもしれませんね。

■10月5日時点のランキング
1位 ファイナルファンタジー(450円)
2位 ファイナルファンタジーII(450円)
3位 Civilization Revolution(Japanese Version)(115円)
4位 Crash Bandicoot Nitro Kart 2(230円)
5位 Osmos(115円)
6位 Mirror's Edge(230円)
7位 FIFA 11 by EA SPORTS(600円)
8位 ジェームズ・キャメロン アバター(115円)
9位 ACE COMBAT Xi Skies of Incursion(230円)
10位 Call of Duty:Zombies(600円)
11位 Fruit Ninja(115円)
12位 国破れて山河あり(230円)
13位 SPEED CLUSTER(115円)
14位 ストリートファイターIV(900円)
15位 つみネコ(115円)
16位 Assassin's Creed II Discovery(115円)
17位 Real Racing(350円)
18位 ゾンビ インフェクション(115円)
19位 ギャングスター:Miami Vindication(800円)
20位 Flight Control(115円)
21位 Angry Birds(115円)
22位 TETRIS(350円)
23位 大花火(450円)
24位 Archetype(115円)
25位 Pinball HD 4 iPhone(115円)

【CEATEC 2010】話題のリモコンヘリ「AR.Drone」の心臓部は日本の技術

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/07/44894.html
【CEATEC JAPAN 2010(Vol.43):動画】話題のリモコンヘリ「AR.Drone」の心臓部にエプソントヨココムのジャイロセンサー!

 「CEATEC JAPAN 2010」では、センサー技術も注目だ。すでに紹介している富士通のバイオセンサー技術もそうだが、エプソントヨコムでは人工水晶振動子/共振子によるセンサデバイスを製造している。

 同社のデバイスはデジタル一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラの手ぶれ補正などに採用されているが、初代ジャイロセンサとしてXV-3500CBがある。実は、最近日本でも販売開始となり話題となったiPhone操作によるリモコンヘリ「AR.Drone」の心臓部には同社のXV-3500CBが採用されており、空中で安定した姿勢を制御するのに重要な役割を担っている。会場のブースでは「AR.Drone」のデモも行われている。

 また、自動車向けのジャイロセンサとしてはXV-9000シリーズが注目だ。同社事業サポート部 経営推進グループ広報担当の戸來元栄氏は「近年、車には横滑りを防止するような装置や、横転した時にサイドエアバックを開いて乗っている人を保護するような装置が増えつつある。その動きを検出するのがVX-9000シリーズだ」と解説する。LV TypeとLP Typeという異なる形状のパッケージにより、顧客の基盤が縦になっても横になっても動きを検出できるようになっている。

http://www.youtube.com/watch?v=vchHB79etVE&feature=player_embedded

 ブース正面では、これらジャイロセンサーを応用したアプリケーションのデモも行われていた。ジャイロセンサ3軸と加速度センサ3軸といった合計6軸センサーをヘッドセットのなかに入れて動きを検出するデモだ。人間が歩く時の頭の振動など細かい動きをあらかじめパターン化させ、同時に音を鳴らすタイムラグのないモーションUIを目指している。「パターンをあらかじめ保持しておくと、そのパターンを検出することが可能になる。例えば、人間が不安になった時、嬉しい時の動きとかを持っておくと、もしかしたら感情を察知するようなセンサもできてくるかもしれない」と氏は語る。

耳で謎を解く脱出ゲーム『NOIZ QUBE』iPhone/iPod Touchに登場

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/08/44921.html

JOYSOUNDは、耳で謎を解く新感覚脱出ゲーム『NOIZ QUBE』をiPhone/iPod Touch向けに10月8日より配信開始しました。

『NOIZ QUBE』は、「音」を使った仕掛けにより閉ざされた異空間から、「音」を頼りにナゾを解き脱出する「サウンド脱出ゲーム」です。

スワイプで視点移動、脱出のカギとなるアイテムはダブルタップで拡大できるなど、基本操作はシンプル。ランダムで出題される仕掛けにより、繰り替えしプレイが可能。中断してもゲームの進行は自動で保存されるので安心です。

鍵となるのが「音」なので、ヘッドホン着用でのプレイが推奨されています。自分の耳を頼りにして、音感やリズム感を使った謎の数々を解き明かしましょう。

『NOIZ QUBE』は、10月8日(金)より配信開始で価格は230円です。

(C) XING INC. All rights reserved.

意外に好調? ノキアのアップストア「Ovi Store」~1日に230万ダウンロード10/13

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2250
iOSのApp Storeや、AndroidのAndroid Marketと比べると少し影の薄い感もある、ノキアのOvi Store。

しかし同社の発表によれば、意外にも(失礼)利用されているようです。

現在ノキアの携帯電話を利用しているユーザーは世界で1億4000万人。一社としては圧倒的な数になります。そのアップストアであるOvi Storeには、毎日20万人が新規登録し、アプリのダウンロード件数は毎日230万件にも上っているそうです。そのストアは世界190カ国から利用できます。

100万ダウンロードを超えたデベロッパーは既に70社に上り、ゲームでもエレクトロニック・アーツ、ゲームロフト、デジタルチョコレートなどが参入しています。HeroCraftが提供する牧場ゲーム『Farm Frenzy』は1000万ダウンロード、Offscreenが提供するタッチスクリーンを活かしたアプリはこれまでに4500万回ダウンロードされているそうです。

ウェブサイトを見ていると、ダウンロード回数の割にアプリの数は少なく、激戦のiOSやAndroidと比べると意外に狙い目、なのかもしれません。日本では余り端末が普及しておらず、実感が湧きませんが。

『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4』『オセロ』など誰もが知っているゲームの新作が登場・・・iPhone/iPod Touchランキング(10/13)

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/13/44997.html
毎週様々なタイプのゲームが配信されているiPhone/iPod Touch向けアプリ。1週間に1回のペースでダウンロード人気ランキングをお伝えします。

今週は新作『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI』が10月12日に配信開始しました。配信開始早々にランキングに登場。現在は13位にランクインしています。Wii、PS3、Xbox360版も配信されていますが、iPhone版は他機種版より100円安いです。

10月9日から配信開始になった『ザ・オセロ』も人気。本来の価格は350円ですが、発売記念セールで今は115円とお買い得になっています。オセロが好きな方はお見逃しなく。

■10月13日時点のランキング
1位 Where's Wally? The Fantastic Journey(115円)
2位 ザ・オセロ(115円)
3位 Fruit Ninja(115円)
4位 Cut the Pope(115円)
5位 モダンコンバット2:Black Pegasus
6位 TETRIS(350円)
7位 Cartoon Wars-Gunner(115円)
8位 つみネコ(115円)
9位 FIFA 11 EA SPORTS(600円)
10位 ストリートファイターIV(900円)
11位 Bejeweled 2 + Blitz(115円)
12位 大花火
13位 ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI(900円)
14位 Trainyard(115円)
15位 Angry Birds(115円)
16位 iEscaper!2 -からくり城からの脱出-(115円)
17位 iEscaper! -忍者屋敷からの脱出-(115円)
18位 Flight Control(115円)
19位 ギャングスター:Miami Vindlcation(800円)
20位 Tehra Dark Warrior(115円)
21位 PREDATORS(115円)
22位 アイムジャグラーEX(600円)
23位 iMamonoSweeper(115円)
24位 ジェームズ・キャメロン アバター(600円)
25位 CHAOS RINGS(1500円)

ギガ連射、5つのゲームを収録した『クターのノリモノパック』をiPhone/iPod Touch向けに配信

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/15/45046.html
ギガ連射は、iPhone/iPod Touch向けアプリ『クターのノリモノパック』を10月14日(木)より配信開始しました。

本作『クターのノリモノパック』は、イヌでもネコでもクマでも無い無表情な生物「クター」が主人公のゲームパック集。『クターのレトロパック』『クターのテーブルゲームパック』に続き、今作で第3段目のパック集となります。

今回のパックには、『クターのテクノディフェンサー』『クターのエンドロール』『クターのエンドロールUNI』『クターのロケット』『クターのロデオ』5作が収録されています。

■クターのテクノディフェンサー
遊園地のアトラクションで空を飛ぶ!
隕石やお邪魔キャラを避けよう!

■クターのエンドロール
戦隊物のTV番組に出演!
バイクに乗って演出用火薬を避けよう!

■クターのエンドロールUNI
戦隊物 in テクノパラダイス!
爆発ウニを紙一重で交わし視聴率アップを狙おう!

■クターのロケット
ロケットが隕石にぶつからないよう回避しよう!

■クターのロデオ
うまくバランスを取ってロデオマスターを目指そう!

中でも『クターのエンドロールUNI』はPCサイトのイベントで限定配布されたレアゲーム。「クター」ファンの方はぜひこの機会にゲットしてみては?

『クターのノリモノパック』は、好評配信中で、価格は230円(税込)です。

(C)GIGA-RENSYA

サン電子のアドベンチャーゲーム『歪みの国のアリス』iPhone/iPod Touch版も人気・・・iPhone/iPod Touchランキング(10/19)

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/18/45111.html
毎週様々なタイプのゲームが配信されているiPhone/iPod Touch向けアプリ。1週間に1回のペースでダウンロード人気ランキングをお伝えします。

サン電子の新作『歪みの国のアリス』が5位に初登場。ケータイアプリで200万ダウンロードを記録したアドベンチャーゲームのiPhone/iPod Touch版となっており、アドベンチャーゲームが好きな方は是非チェックを。

『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI』は8位にランクインアップ。『ストリートファイターIV』に続く形で並んでいます。

セール中の『バイオハザード4』は10位に再浮上。シナリオも最終章まで登場し、この機会に一気プレイしてみるのもいいかもしれませんね。

■10月19日時点のランキング
1位 Cartoon Wars 2: Heroes(115円)
2位 Cut the Rope(115円)
3位 Where's Wally? The Fantastic Journey(115円)
4位 Trainyard(115円)
5位 歪みの国のアリス(450円)
6位 ザ・オセロ(115円)
7位 ストリートファイターIV(900円)
8位 ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI(900円)
9位 TETRIS(350円)
10位 バイオハザード4(450円)
11位 Cartoon Wars-Gunner(230円)
12位 モダンコンバット2:Black Pegasus(800円)
13位 Fruit Ninja(115円)
14位 FIFA 11 EA SPORTS(600円)
15位 Angry Birds(115円)
16位 2XL TROPHYLITE Rally(115円)
17位 つみネコ(115円)
18位 大花火(450円)
19位 アイムジャグラーEX(600円)
20位 レッツ!ゴルフ2(600円)
21位 ギャングスター:Miami Vindlcation(800円)
22位 RIDGE RACER ACCELERATED(600円)
23位 パワフルプロ野球TOUCH公式ライセンス版2010(800円)
24位 CHAOS RINGS(1500円)
25位 Rogue Planet(115円)

Apple's App Store Reaches 300,000 Total Applications October 18, 2010

http://www.gamasutra.com/view/news/31033/Apples_App_Store_Reaches_300000_Total_Applications.php
There are now over 300,000 apps on Apple's App Store in total, according to the latest data. The figure includes both free and paid game and non-game apps, as well as those currently inactive.

The Store crossed the milestone over the weekend and continues surging; in fact, as of press time there are 301,240 apps in total, as of Mobclix's count: 207,063 paid apps and 94,177 free apps.

Games are the second-highest category among these in terms of volume; books account for 16.8 percent of the store, while games account for 16.6 percent, or 50,134 in total. The top five paid apps on the store, led by Cut the Rope and Angry Birds, are presently all games.

According to a report from VentureBeat, the first to notice the milestone, Apple passed the 250,000-apps mark on August 28.

But it also notes that Mobclix includes inactive apps in its total, pointing to other app counts that are a little bit different: 148apps finds there are 334,199 apps approved in total and 55,508 inactive ones versus 278,691 active apps.

For another example, AppShopper finds 335,257 approved apps, 55,282 inactive apps and 279,975 active apps. As the report points out, neither AppShopper nor 148apps counts apps released overseas.

Nonetheless, the App Store's volume greatly outperforms Android's; Google has said that as of last week there were 90,000 Android apps on its store.

iPadでも『FarmVille』が登場・・・Zyngaが本日リリース 10/22

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2308
Zyngaは、iPad版の『FarmVille』をApp Storeにて配信開始しました。

『FarmVille』はFacebookで大ヒットしたZyngaの主力タイトル。牧場を育てていくソーシャルゲームです。既にiPhone向けには約半年前にリリースされています。

iPad版は基本的にiPhone版に準拠したものですが、画面が広くなるというのはそれだけで嬉しく、ゲームの遊びやすさは格段に増します。Facebookへのログインにも対応し、友達を探す事が出来ます。Facebookで遊んでいる友達の牧場に訪問することもできるようです。

基本無料で、アイテム課金というモデルは変わりません。iPhone/iPadではアプリ内課金(In App Purchase)に対応しています。

ゴミ箱にちり紙を投げる無料iPhoneゲーム、月に50万ドルを稼ぐ

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/26/45263.html
iPhoneを購入した多くのユーザーが触れるであろう、ちり紙をゴミ箱に投げ込む『Paper Toss』。シンプルながら中毒性のあるこのゲーム、実に月間50万ドルもの稼ぎがあるそうです。

『Paper Toss』の開発元のBackflip StudiosのCEOであるJulian Farrior氏は「このゲームはゲーム内広告だけで50万ドルも毎月稼いでくれます」。ゲーム内課金や有料版『Paper Toss: World Tour』の売り上げはこれに含まれません。

驚きの売上を実現するのは何と言っても『Paper Toss』が非常に多く遊ばれているということ。同社のゲームは、現在までに4750万台のiOSにインストールされ、550万台のAndroidにインストールされています(『Paper Toss』以外も含みますが、多くを占めると考えられます)。デイリーアクティブユーザーも170~225万人、月間では1500万人にもなるようです。

月間50万ドルを稼ぎ出す広告のインプレッションは月間で6億~8億。1インプレッションあたりは0.8円程度になるでしょうか。かなり良い数字です。しかもCEOよれば、純粋な広告として使っているのは60%程度で、残りは自社のアプリの宣伝などに使っているそうです。

広告は5月にAdMobとパートナーを結んでから激増し、年末には更に多くの収入があるのではとのこと。iPhoneはダウンロード課金では厳しいと言われてきましたが、幾つかの広告ネットワークが立ち上がり広告収入で稼ぐというスタイルも確立されてきたということでしょうか。もちろん、莫大なユーザーを抱えているという前提があってのものですが。

アップル、MacにもFlashをプリインストールせず 10/26

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2326
http://www.develop-online.net/news/36162/Apple-axes-Flash-player-plugin
アップルはiPhone/iPadでFlashを禁止するなどAdobeのFlashに対して敵対的な姿勢を見せていますが、今回発表された新型を含めるMacではFlashプラグインのプリインストールが削除されているそうです。

同社はFlashが不必要なメモリを圧迫し、システムを不安定化させる元凶となっていると非難しています。また、同様にオラクルのJavaのサポートを辞める事も示唆しています。

ただし、MacではiPhoneのように「利用できない」わけではなく、プリインストールされていないだけですので、ユーザーが直接Adobeのサイトに訪れてインストールすることが可能です。同社の広報担当者は「Adobeのサイトで最新のFlashをダウンロードしてもらいため」と説明しています。

「アップルは任天堂の脅威になる」米任天堂のボスが語る

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/27/45286.html
任天堂はアップルが脅威であると考えているようです。

任天堂オブアメリカ(NOA)のReggie Fils-Aime氏はフォーブスのインタビューに対し、アップルの影響に関してこう答えています。
「私はZyngaと競争する。ネットサーフィンとも競争するし、新聞とも競争する。(アップルが)近いうちにマイクロソフトよりも任天堂の脅威になるかと思うかって?確かにそうなるだろうと思う」

アップルのiPhoneはカジュアルゲームに強いものの、任天堂のニンテンドーDSは長く遊べるという点で優れており、氏は『ドラゴンクエスト』に既に150時間を費やしたといいます。

現世代のベストセラーゲームトップ20のうち、14までが任天堂から出ているものであり、8つは『スーパーマリオブラザーズ』関連のものであると指摘します。

フォーブスは「こうした(長く遊べるゲームに)アップルは勝てるだろうか?スティーブ・ジョブズはデンジャラスな男ではあるが、『マリオ』のようなゲームを良くするために一日中考えている訳ではない。しかし任天堂にはシゲル・ミヤモト(宮本茂氏)のような仕事をする男がいるのだ」と締めくくっています。

iPhoneやiPod Touch、iPadが携帯ゲーム機と競合するライバルになりかねないものの、ニンテンドーDSは長く楽しめるゲームソフトで上回れるのではないか・・・というのが氏とフォーブスの見解であるようです。

アップル陣営がカジュアルゲームに特化していくのか、携帯ゲーム機のようなゲームを充実させ対決姿勢を打ち出してくるのかで携帯ゲーム機戦争の行方は大きく変わりそうです。

スティーブ・ジョブズは『Halo』開発元がMSに買収されたことに激怒していた 10/27

http://www.kotaku.jp/2010/10/jobs_pissed_bungie_ms.html
http://www.develop-online.net/news/36173/Steve-Jobs-raged-at-Microsoft-over-game-studio-sale
『Halo』シリーズ以前のBungieの作品をご存知でしょうか?

あの名作FPS『Marathon』シリーズ等、Mac向けのゲームを制作していました。なので、かつてマイクロソフトがBungieの買収を発表したとき、アップルのスティーブ・ジョブズCEOはかなりお怒りだったようです。

元マイクロソフトゲームパブリッシング部長のエド・フライズ氏が買収時のウラ話をDevelopに語っています。
 
私たちがBungieの買収を発表した直後、スティーブ・ジョブズから電話がかかってきました。

ジョブズは(当時のマイクロソフトCEO、スティーブ・)バルマーに対して怒っていて、彼に怒りの電話をかけたのです。怒りの理由は私たちが元Macゲームのデベロッパーを買収して、それをXboxデベロッパーにしたからでした。

あまりにもお怒りだったジョブズCEO、怒りを鎮めるためには第三者からの電話まで必要だったみたいです。

...私はスティーブ・バルマーからメールを受け取り、スティーブ・ジョブズに電話してこの件について彼を落ち着かせるように頼まれました。

結局、アップルとこんな約束をするに至りました。マッキントッシュ向けにPCゲームのポートをすること、移植版制作のための会社をピーター・タムテに作らせそれを手伝うこと。そして、Macのデベロッパーカンファレンスに私が出席し、ステージで新たなパートナーシップについて語ること。あれはまったく奇妙な時期でしたね。

最近ではiPhoneやiPadなどでゲームにもより力を入れているアップルですが、もしジョブズCEOが本当にゲームについて情熱を持っていたならBungieを自ら買い取ることもできたんじゃないでしょうか。

結局、Bungieは最近マイクロソフトからも卒業。今年初めにActivisionと契約を結ぶに至っています。

 

「iPadオーナーの9%は一本もアプリをダウンロードしない」 ― 海外の調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/28/45290.html
iPadオーナーのすべてがアプリをダウンロードするという訳ではないようです。

調査会社のニールセンは、iPadオーナーがどれだけアプリをダウンロードしているかに関して調査を行っています。

対象となったのは5000人のiPadオーナーで、その9%はアプリを一本もダウンロードしたことがなかったそうです。また、5%のオーナーは無料アプリのみを選んでいたといいます。有料アプリを買ったオーナーのうち62%はゲームをダウンロードしており、これは音楽や電子ブックを上回る人気となるそうです。

オンライン広告に関しても興味深い調査結果が出ています。
「インタラクティブなフィーチャーのある広告を楽しむ」と回答した人はiPadオーナーの46%で、これは他のインターネット接続デバイスの27%よりもかなり多い値となっています。また、こうした広告が他のデバイスよりも購買に結びつきやすい傾向にあるとされています。

一本もアプリをダウンロードしたことがない人が9%いたというのは少し意外。その理由がどこにあるのか、さらなる調査が待たれるところです。

やっぱりアップルも『Halo』開発元を買収しようとしていた 10/28

http://www.kotaku.jp/2010/10/apple_tryed_to_buy_bungie.html
http://www.develop-online.net/news/36183/Ex-Bungie-dev-Apple-got-close-to-buying-us
逃がした魚は大きかった?

マイクロソフトが『Halo』開発元のBungieを買収したとき、アップルのスティーブ・ジョブズ氏が激怒した、という当時のウラ話を昨日お伝えしましたが、そこにはもう一つの事情がありました。

マイクロソフトによる買収劇は、アップルがBungie買収に乗り出そうとした矢先に起きたそうなんです。
 

 
この話はBungieの元社員で、プロジェクトリードを務めていたタンサー・デニス氏がDevelopに明かしたもの。

2000年を目前に控えたその頃、Bungieの幹部の方からアップルに会社を買い取る気はないかと持ちかけていたそうです。これについては元マイクロソフトのエド・フライズ氏も、Bungieは「経済的に困難な状態にあった」と話しています。

当時は大ヒット作『Halo』を出す前で、BungieはMac用FPSゲーム『Marathon』を作った会社として知られていました。

スティーブ・ジョブズ氏はこの買収話に最初、「ノー」の返事を出します。

が、すぐに考えを改め、Bungieに買収の意向を伝えるようフィリップ・シラー上級副社長に申し付けました。

しかし時すでに遅し。アップル以外にも複数の相手に買収話を持ちかけていたBungieは、マイクロソフトとの取り引きをすでに成立させていました。Bungieがアップルのものになると確信していたジョブズ氏はお怒りに...。

この顛末がゲーム界のさまざまな流れを変える分岐点になったのは間違いありません。もしXboxに『Halo』がなかったら...。もしアップルが大きな可能性を秘めたこのスタジオを取得していたら...。もう少しでそうなっていたかと思うと、不思議なものを感じます。

iPhoneゲーム、有料販売でもFlashゲームの広告収入よりは期待できる?2010年10月31日(日)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2355
http://www.gamasutra.com/view/news/31180/Solipskier_Devs_Show_Games_iOS_Sales_Outpacing_Web_Ad_Revenue.php?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+GamasutraNews+(Gamasutra+News)
スロープを描いてスキーヤーを導いていく単純明快ながら楽しいゲーム『Solipskier』。本作を開発するデベロッパーMikengregはiPhoneのApp Storeでの売上は、無料で公開しているウェブのFlashバージョンの広告収入を遙かに超える売上を記録していると話します。

同社によれば『Solipskier』は当初ウェブでFlashゲームとして無料で公開し広告収入で稼ぐというモデルを採用したものの、広告収入は僅か1万6000ドル。約400万PVあり、1500万回もプレイされたにも関わらずです。しかもその大部分はGameStopが運営するゲームサイトKongregateがゲーム内にスポンサーとしてついてくれたもので、それが1万5000ドルに上ります。

一方のApp Storeでの成果は2ヵ月で7万ドルにもなりました。初日に1800本売れたのに続いて、Engadgetのようなブログメディアに取り上げられたり、フランスで著名なiPhoneゲームブログiPhon.frで紹介された事でフランスでもトップに立ちました。

ちなみにApp Storeでの価格は350円。

Mikengregは2人でやっているマイクロスタジオだということで、このくらいの売上があれば成り立つのかもしれません。それにしても1500万回遊ばれて純粋な広告収入は1000ドルとは・・・という感じです。

先日取り上げたゴミ箱にちり紙を投げる無料iPhoneゲーム、月に50万ドルを稼ぐはとても大きな反響がありました。このような広告収入+アイテム課金というようなフリーミアムモデルが非常に注目を集めていますが、有料販売もやり方によっては成り立つという話でした。

iPhone/iPod Touchで3D映像を ― ハスブロが「My3D」を発表

http://www.inside-games.jp/article/2010/11/13/45625.html

iPhoneにも3D映像の時代が訪れるようです。

米ハスブロはiPhone/iPod Touch用の3D表示アタッチメント「My3D」を発売すると発表しました。

「My3D」は双眼鏡のような形をしており、iPhone/iPod Touchに対応。
スロットにiPhone/iPod Touchをセットすることで3D映像が楽しめます。

来春の発売と同時にApp Storeでは「My3D」のコンテンツが配信スタート。追加購入が必要になるものや無料のものがあるそうです。また、今後配信予定となっている3DのTV番組にも対応可能であるとされています。価格は30ドル(約2500円)。

iPhone/iPod Touch/iPadでも3Dへの取り組みは進行中。先日も「画面に貼ると裸眼立体視ができる光学シート」が発表されて話題となりました。
iPhone/iPod Touchという携帯デバイスとアタッチメントの相性はどういうものなのか、発売後の反応が注目されます。