レビューの見方

Last-modified: 2010-11-01 (月) 22:26:24

ファミ通レビューを読む際の心得

【高得点時】
・大メーカー、ファミ通プッシュ、エンターブレイン製
まず疑う。
そしてレビュー内の“不満点”に注目する。

・中小メーカー
殿堂入りに“微妙に”点数が足りず、電撃などの他誌で好評価の場合は大期待。
次週からはファミ通購読をやめ(殿堂外だとほぼ攻略無し)、他誌を購読して攻略情報を得る。

【低得点時】
・大メーカー、ファミ通プッシュ、エンターブレイン製
避けるが吉

・中小メーカー
6、7点台などの場合、レビュー内で誉められている点を重視。
自己の嗜好に合うならば購入するも良し

スクエニ和田社長がtwitterで本音をポロリ

RT yoichiw (http://twitter.com/yoichiw/status/9967244434)

活かすための読解力でしょうか^^
この人がこういうトーンで書いているという事は・・・とか。
あー言っちゃった。
RT @Hirotaka_I ファミ通の評価をどう思いますか?

Famitsuと単独パートナシップ契約

http://www.mcvuk.com/html/news/story.jsp?newsId=1930674
イギリスのゲームメディアMCVは日本の代表的なゲーム雑誌会社
Famitsuと単独パートナシップ契約を締結したと明らかにした。

この契約を通じてMCVはFamitsuのマーケットデータなどの資料をウェッブサイト(mcvuk.com)を通じて提供する。

Metacriticでのスコアが低いとボーナスが支払われない

Metacriticでのスコアが低いとボーナスが支払われない
http://multiplayerblog.mtv.com/2008/05/29/low-metacritic-costs-developers/

まだ広がりきってるわけではないが、業界の常識となっていて、ここ何ヶ月かで何度もそういう話を聞くようになった。
パブリッシャーがデベロッパーに開発資金を融通して仕事を頼む時、ボーナスやロイヤリティの約款を含めるのだが、
Metacriticでのスコアが一定以下だと、それが支払われない契約がある。
デベロッパーが一旦そういう契約を結ぶと、あとはレビュアーがフェアにスコアつけてくれるのを願うより他にない。

あるデベロッパーは、ソフトはミリオン以上売れたのに、レビュースコアが低すぎたために、
契約で、ロイヤリティもボーナスを全く受取れなかった。

kotakuのコメント欄でも開発者が書き込んでる
http://kotaku.com/5011652/publishers-basing-royalties-on-metacritic-scores

EGM:「コナミが制限事項を押し付けてきたからレビュー拒否」

http://kotaku.com/5012146/egm-refuse-to-review-mgs4-because-konami-imposed-limitations
コナミはレビューのさいに書いてはいけない事項を押し付けている。

90分のカットシーンについては言及していいのに、インストールサイズに言及してはいけない。
IGNはその点クールだった
※この記事参照:ttp://kotaku.com/5012054/pre+release-mgs4-reviewers-got-pretty-long-list-of-forbidden-topics
IGNはUKレビューは出したが本家レビューはまだしていない

歴代IGN満点

Metal Gear Solid 4: Guns of the Patriots
10 Presentation
10 Graphics
10 Sound
10 Gameplay
10 Lasting Appeal
10 Masterful OVERALL
(out of 10 / not an average)

http://ps3.ign.com/articles/881/881472p5.html

歴代IGN満点ゲームはソウルキャリバー、GTA4、MGS4の3つ

1UPがNeoGAF批判

1UPがNeoGAF批判
Denis Dyack in 1up yours. NeoGAF is "hurting society," justifies having it shut down
http://www.neogaf.com/forum/showthread.php?t=324994

"NeoGAF and other forums like this that don't have good management are not only hurting society
and hurting the videogame industry, they're in decline,
and they need to reform quickly before people stop listening to them....
If the moderators and people who run the site think they aren't doing any damage,
they are sorely mistaken, and it's only a matter of time before something bad happens."

IGNレビューの糞っぷりがついに断罪された

Worldwide Soccer Manager 2009 Review Removed
http://uk.pc.ign.com/articles/936/936295p1.html

Football Manager 2009に2点をつけたら世界中のユーザー
の逆鱗に触れて大論争に。
結果、IGNが全面降伏してセガとユーザーに謝罪して削除。
IGNレビューの糞っぷりがついに断罪された

▼来週発売新作のクロスレビュー

http://ameblo.jp/sinobi/entry-10483223565.html
03月18日発売■PS3:「torne / トルネ」【10/9/9/9
昔はツール的なソフトの評価は避けていた気がするのだが
ついに周辺機器まで評価を付け始めたか。
初回出荷は約3万台で、需要の高さには全く見合っていない。
しばらくは品薄が続くものと思われる。

え、マジでトルネまでレビューしちゃったの……?

コアゲーマー思想の根拠地が・・・

IGN Lays Off Staff In 'Every Part Of The Company'
http://www.gamasutra.com/view/news/27705/IGN_Lays_Off_Staff_In_Every_Part_Of_The_Company.php

アスキーとメディアワークスが合併に向け協議へ

http://www.inside-games.jp/article/2007/09/28/23881.html
角川グループホールディングスは傘下で、「週刊アスキー」や「MAC POWER」などを出版する情報系出版社のアスキーと、「デンゲキニンテンドーDS」や「電撃大王」などの電撃シリーズを出版するメディアワークスが合併に向けて協議に入ることを取締役会において決議したと発表しました。

インターネットやモバイル環境で急速な革新や普及、小しかによる読者人口の減収など、出版業界においては事業環境が急変していく中で、両社は事業内容に競合がなく、相互補完できると判断したということです。

合併は平成20年4月1日を予定しているということで、社名は株式会社アスキー・メディアワークスとなる見通し。

カメレオンクラブの上昇が民事再生法の適用を申請

http://www.inside-games.jp/article/2007/03/31/20197.html
帝国データバンクによれば、ゲームショップ「カメレオンクラブ」、リサイクルショップ「ぼっくり屋」、レンタルビデオ「ビデオ1」、古本「ブックスタジアム」を展開する株式会社上昇(山口県下松市)が約51億円の負債を抱えて3月29日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請したとのこと。

設立は1975年でカメレオンクラブを中心に直営・FC合わせて約200店舗を展開してきました。2002念10月期には売上高が約148億7500万円となり、株式公開も視野に入れていました。しかしその後は売上高が減少、子会社の処理に伴う損失や店舗閉鎖損失、貸倒引当金の計上などで赤字が続いてきました。今期は増収でしたが、減損会計への対応で債務超過となり、民事再生法の申請となりました。

負債は約51億6000万円とのこと。

90年代中頃にはプレイステーションの販売契約を巡りSCEと対立したフランチャイズチェーンの中心になりました。また中古品販売の禁止を巡るゲームメーカーとの対立では最高裁判所までいった裁判では小売店側・ARTS(テレビゲームソフトウェア流通協会)を主導しました。

海外ゲーム雑誌「EGM」は紙媒体として終了?

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/25/32386.html
「EGM」(Electronic Gaming Monthly)といえば海外ゲーム雑誌の定番ですが、紙媒体としての「EGM」が終了するかもしれないとのことです。

「EGM」を出版するZiff Davis社は、今年3月に経営難から破産保護手続きを申請。老舗雑誌である「PC Magazine」の印刷版は続投が決定するも「EGM」の印刷版に関しては未定とのこと。原因は広告収入の落ち込みなどで、Ziff Davis社のJason Young氏は「紙媒体として継続する体力がない」とコメントしています。

日本でも25年の歴史を誇るゲーム雑誌「ログイン」が今年5月に休刊となっており、時代の流れとはいえ紙のゲーム雑誌が少なくなるのは悲しい気がします。

Ziff Davis、大手ゲームサイト「1UP.com」を売却、雑誌「EGM」は休刊?

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/07/32994.html
Ziff Davis Mediaは、大手ゲーム情報サイト「1UP.COM」を、雑誌やテレビなど様々な媒体を展開する総合メディア企業 Hearst Corporation傘下のUGO Entertainmentに売却すると発表しました。Ziff Davisは著名な雑誌「Electronic Gaming Monthly」も発行していて、こちらは休刊になるとの情報もありますが正式発表は未だありません。

売却対象には1UP.COMと関連サイトのMycheats.com、Gametab.com、GameVideos.comなどが含まれ、金額は明らかにされていません。Ziff Davisは複数の雑誌やZDnet(現在はCNETに売却)などを運営してきた老舗のIT系出版社でしたが、雑誌の広告収入の落ち込みにより、2008年3月に日本の民事再生法に当たるチャプター11を申請し、再建を続けてきました。

UGOはゲームユーザーのライフスタイルに焦点を当てたUGO.comを運営していて、今後は多くのユーザーを集める1UP.comと連携を図り、共同の広告なども取り扱っていくということです。

また、残された形の雑誌「Electronic Gaming Monthly」ですが、Gamasutraは関係者からの情報として、休刊することが決定したと伝えています。それによれば、2009年1月号が最終となるとか。長い歴史を誇る雑誌も時代の波には勝てないということでしょうか。続報が入り次第お伝えします

【ゲームニュース一週間】ゲームを評価することの難しさ

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/28/33920.html
首都圏が突然の雪に襲われた2月最終週は、ゲームを評価することに関する興味深いニュースがありました。

GametrailersはWii用ゲーム『Deadly Creatures』のレビュー動画を公開、以下のようにゲームを採点しました。

STORY:8.0
DESIGN:7.1
GAMEPLAY:6.8
PRESENTATION:8.5
OVERALL:7.3

総合7.3点という評価が低いとするコメントがいくつか投稿されて物議を醸しました。

N+ではDOTED氏による「ニンテンドーDSブラウザー」「ニンテンドーDSiブラウザー」の比較動画が公開されました。両者同時にNew York Timesのページを読み込ませることで速度を比較するというもので、「ニンテンドーDSiブラウザー」の圧勝となりました。

ゲームを評価するということは極めて難しいことです。

ゲームは人によって感じ方が違いますし、感性を計る物差しもありません。「ニンテンドーDSブラウザー」「ニンテンドーDSiブラウザー」の比較動画は時間という絶対の物差しが基準になっており、異論を挟む余地は全くありません。読み込み速度は一目瞭然です。

しかしながらゲームはそうはいきません。

この問題に一つの回答を出したのがMetacriticです。Metacriticは複数サイトのレビューを点数に換算。その平均を「メタスコア」として公表していると同時に、ユーザーの付けた点数の平均も公開しています。

『Deadly Creatures』は28のレビューを平均してメタスコアが74(100点満点)。読者評価は12の投票を平均して9.4点(10点満点)。見事に差が出ていることになります。

メタスコアの内訳を見てみましょう。

28サイト中、75点以上となっているのが16サイト。74〜50点が11サイト。最高は93、最低が43となっています。同じものを見て片や43点、片や93点ですから、ゲームの評価というものがいかに感性に左右されるかが分かります。

『Deadly Creatures』はクモやサソリがトカゲやカマキリと戦うアクションゲームですが、昆虫やは虫類が苦手な人が見た場合、評価に全く影響しないことはないでしょう。逆もまた然りです。

突き詰めていけば行くほど、「真に客観的にゲームを評価することは不可能である」という結論になるのですが、最も評価が難しいゲームとは何でしょうか?

それは開発段階のゲームや企画段階のゲームアイデアです。製品という形になっていないのですから当たり前ですが、これを適切に評価することを求められる人々が居ます。

いわゆるパブリッシャーや、ゲームの開発にGOサインを出す立場の人々です。
現在のゲーム界は非常にデリケートな状態にあります。

世界的な不況に加え、海外では人員と資金を投入してヒットを狙う「ハリウッドスタイル」が破綻。新たな希望としてWiiやニンテンドーDS市場がクローズアップされるも、ハードコア層とライト層が二極分化した状態で「Wiiユーザー」「ニンテンドーDSユーザー」として一括りにすることが難しくなっています。
果たしてユーザーが望むタイトルに適切に資金が分配されるのか。

実はここ数年の問題というのは開発手法と同時に「複数あるアイデアのうちどれを開発するか」という選球眼の問題でもあり、こればかりは数値化もマニュアル化も不可能な領域。逆にプレイヤーとしては、きちんと心のこもったゲームを見分けなければならない訳で、この両輪が同じペースで回れるかが2009年の鍵の一つといえるでしょう。

良質なソフトの多いハードはどれ?−レビュー点数からの分析

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/11/34719.html
海外ゲームサイトEDGE-ONLINEはWii、プレイステーション3、Xbox360の評価点分布を分析しています。

EDGE-ONLINEと米国の調査会社EEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)は2008年に発売されたゲームソフトを対象にレビューを集計・分析しています。

■Wii
85点以上のソフト:4%(12本)
65点以下のソフト:54%(155本)

■プレイステーション3
85点以上のソフト:17%(36本)
65点以下のソフト:30%(65本)

■Xbox360
85点以上のソフト:13%(48本)
65点以下のソフト:38%(136本)

この点数は「EEDARレビュースコア」と呼ばれるもので、3つ以上のレビューが存在するソフトが集計の対象となるとのこと。

Wiiの結果に関してEDGE-ONLINEは、「Wiiは開発しやすく参入への障壁も低いこと」「Wiiの成功を見てソフトハウスが手っ取り早く稼ごうとしたこと」「実績ある開発者にとってもWiiリモコンなどの特性を活かした開発は難しいこと」などを挙げています。同時に『マリオ』や『ゼルダ』といった任天堂製ソフトの高品質さを「人々を任天堂にカムバックさせる」ものであり「しばしば任天堂ハードを持つ充分な理由となる」と評価しています。

エンターブレイン、「週刊ファミ通」を木曜日発売に

http://www.inside-games.jp/article/2009/06/24/35984.html
エンターブレインは、ゲーム雑誌「週刊ファミ通」の発売日を8月20日発売号から、毎週金曜日から木曜日に変更すると発表しました。変更の理由について同社は、ゲームタイトルの発売日が主に木曜日であることから、発売日を早め、さらなる速報化と内容の充実を図りたいとしています。

日本雑誌協会による公称部数は50万部(印刷証明付部数は非公開)。

『週刊ファミ通』概要
誌名: 週刊ファミ通
発売日: 毎週木曜日
価格: 定価370円
編集長: 長田 英樹 (おさだ ひでき)
発行: 株式会社エンターブレイン

「電撃DS&Wii」が今月号をもって休刊・・・一部は「電撃ゲームス」に再編

http://www.inside-games.jp/article/2009/07/25/36571.html
アスキー・メディアワークスが発行していた任天堂専門の月刊誌「電撃DS&Wii」が7月21日発売のVol.13をもって休刊となりました。昨今の雑誌不況はゲーム業界にも及んでおり、中でもプラットフォームの専門誌は苦境が伝えられています。また、先日にはエンターブレインが「ファミ通PS3+PSP」を月間から季刊化すると発表しています。

「電撃DS&Wii」は2006年10月から発行されている任天堂系の雑誌で、当初は「DENGEKI DS Style」という誌名でスタート。同社が発行する「デンゲキニンテンドーDS」に対して、高年齢層をターゲットにした雑誌でした。2008年7月から月刊誌となり誌名を現在のものに変更して発行されていましたが、約1年での休刊となりました。

最終号では「ありがとう電撃DS&Wii!!」として、過去の紙面を振り返ったり、編集部を紹介する企画が掲載されています。

一方でアスキー・メディアワークスは長く空白となっていた総合誌として「電撃ゲームス」を9月に創刊する予定にしていて、「電撃DS&Wii」は一部こちらに再編されるとのこと。「デンゲキニンテンドーDS」は引き続き月刊誌として存続します。

新しい時代にどう戦う、「ファミ通App」の勝算

http://www.inside-games.jp/article/2010/07/07/43081.html
ゲーム情報誌でナンバーワンの「ファミ通」がiPhone/iPod touch/iPad向けに「ファミ通App」をリリースしたというのは衝撃的でした。縮小が続く紙媒体と電子化の波にナンバーワンがどう取り組むのか注目されます。

「ファミ通App」がリリースされたのは6月25日。早速ダウンロードしてみて感触を確かめてみます。iPhoneシリーズに全て対応しますが、やはりiPadで確かめてみるのが一番でしょう。

めくっていくと本誌でも冒頭に掲載されているニュースヘッドラインが最初に来ます。第一号ではE3特集にかなりのページが割かれ、任天堂が発表したばかりの3DSが大きく紹介されていました。2日に配信になった第二号では「ゲームの達人に訊く」というゲーマー特集で、格闘ゲームの梅原大悟氏らがフィーチャーされています。16ページほどの内容です。

ページ数は限られますが掲載されている内容は本誌と同じです。iPadの大きな画面で見ると、全く遜色ないと言ってもいいでしょう。

オリジナルページもあります。巻末の「App通信」がそれです。第二号では『ラブプラス iM/iR/iN』が取り上げられています。iPadやiPhoneのアプリは、アプリからの誘導が効果的でしょう。また、広告にはカプコンの『バイオハザード4』が入っています。新しい事に積極的に挑戦するカプコンの姿勢を表していそうです。

配信開始から一週間経った1日、エンターブレインはダウンロード数が10万を突破したと発表しました。まずまずの滑り出しと言えそうです。同社では電子書籍市場を重視して魅力的なコンテンツを提供していきたいと言います。

しかし課題もあります。まずはいかに収益化するのかという点です。雑誌では購読料+広告収入、ウェブ(ファミ通.COM)では広告収入というモデルです。「ファミ通App」は現在は無料ですが、課金に落とし込んでいく算段でしょうか。それともウェブのモデルを踏襲するのでしょうか。

また、iPadやiPhoneはネット端末です。電子書籍は紙のスタイルをデジタルで楽しむための手段という面があり、「ファミ通App」も紙のリソースの有効活用です。ネット端末であるiPadやiPhoneでは当然ですがファミ通.COMも閲覧できます。しかも情報量としてはファミ通.COMが圧倒します。電子書籍と既存のウェブをどのように位置付けて行くかという問題です。

しかし、ともかく走り出した事に拍手を送っても良いでしょう。次の一手に注目です。

「メーカーがレビューに口を出せば恐ろしいことが起こる」 ― アナリストの警告

http://www.inside-games.jp/article/2010/07/19/43257.html
不適切なレビューは恐ろしいものをもたらす、とアナリストは警告します。

米国の調査会社のEEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)のアナリストであるJesse Divnich氏は、ゲームのレビューに関してコメントしています。

氏は「レビューの評価とゲームの売上には相関関係がある」と主張します。実際『Plants vs. Zombies』を使って行った実験では高評価のレビューを見た人ほど友人に勧める傾向があり、レビューは作品の売り上げに貢献できるという結果が出ています。

しかし、「レビューの評価が適切であるかどうか」を氏は憂慮します。
「もしゲームが誇大広告されるなら、消費者は友人にそれを勧めてしまうでしょう。調査によれば、プロが書いたレビューを読んだ人は、全く別の消費者グループにも影響を与えられます。別のグループにいる人々は、MetacriticやG4TVといったプロがレビューを行うメディアの名前を聞いたことがないといいます。“確かなメディアはゲーム産業で信じられない影響力を持つ”という仮説を補強する結果です」

「メディアがゲーム産業で影響力を持つのは、消費者とプロのゲーム評論家の間に強い信頼の絆があるからだということを心に留めておく必要があります。もしメディアやパブリッシャーがレビューの過程に手を入れるなら、消費者との関係を悪化させるだけです。そんなことが起こるなら、消費者を育成するどころか、映画ポスターに”評論家”が名前を連ねる映画界と何ら変わるところはなくなるでしょう」

プロのレビューが信頼されているのは、ゲームを公平に評価し、消費者に有益な(時にメーカー側に不利益な)情報を提供しているから。もしもプロのレビュアーたちが、メーカーからの依頼でレビューの点数を底上げするようなことをすれば、その信頼は失われるだろう・・・というのが主張のまとめとなります。

レビューする側も、ゲームを作る側も、この信頼に応えることが必要であるようです。

「ニンテンドードリーム」毎コミから徳間書店に移籍 10/20

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2290
月刊の任天堂専門誌「Nintendo Dream」やゲーム攻略本を発行するアンビットは、11月発売の2011年1月号より、発売元が徳間書店に変更になることを明らかにしました。

徳間書店は、「アニメージュ」「HYPER HOBBY」をはじめとしてエンターテイメント分野に強く、今後は単に雑誌や書籍の販売委託に留まらず、他分野の雑誌を含めてメディアミックス展開などの幅広いアライアンスを進めていきたいとしています。久々のゲーム雑誌ということになります。

誌名や発行ペースは変わりません。

今月発売の2010年12月号で創刊200号を迎えた「Nintendo Dream」ですが、販売は好調で、10月号は最週消化率が83.1%、11月号も発売14日目調査で82.7%となったそうです(発行部数は15万部)。

これまで、編集・広告営業をアンビットが、発売・発行・広告進行を毎日コミュニケーションズが行っていましたが、今後は発売を徳間書店が。それ以外の業務はアンビットが行うことになります。