アトラス/アトラス決算2007-2008

Last-modified: 2010-08-18 (水) 00:34:10

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部門別

2007

2007年2007年2007年2007年2007年2007年2007年2007年
売上平成19年7月期は決算期変更に伴い4ヶ月決算ターム売上平成19年7月期は決算期変更に伴い4ヶ月決算
家庭用ゲーム関連事業(千円)3,256,536家庭用ゲーム関連事業(千円)3,256,536
業務用ゲーム関事業(千円)1,663,171業務用ゲーム関事業(千円)1,663,171
アミューズメント施設関連事業(千円)3,018,571アミューズメント施設関連事業(千円)3,018,571
遊技機関連事業(千円)86,449遊技機関連事業(千円)86,449
消去又は全社(百万円)-消去又は全社(百万円)-
売上高(千円)7,984,041売上高(千円)7,984,041
利益
家庭用ゲーム関連事業(千円)703,668家庭用ゲーム関連事業(千円)703,668
業務用ゲーム関事業(千円)-199,647業務用ゲーム関事業(千円)-199,647
アミューズメント施設関連事業(千円)55,774アミューズメント施設関連事業(千円)55,774
遊技機関連事業(千円)-5,052遊技機関連事業(千円)-5,052
消去又は全社(千円)-296,519消去又は全社(千円)-296,519
営業利益(千円)258,223営業利益(千円)258,223
経常利益(千円)300,885経常利益(千円)300,885
当期純利益(千円)-844,497当期純利益(千円)-844,497
2007年2007年2007年2007年2007年2007年2007年2007年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
家庭用ゲーム関連事業(千円)996,0002,767,7014,740,0007,269,057家庭用ゲーム関連事業(千円)996,0001,771,7011,972,2992,529,057
業務用ゲーム関事業(千円)1,050,0002,294,0913,936,0004,705,593業務用ゲーム関事業(千円)1,050,0001,244,0911,641,909769,593
アミューズメント施設関連事業(千円)1,946,0004,163,8036,484,0009,282,940アミューズメント施設関連事業(千円)1,946,0002,217,8032,320,1972,798,940
遊技機関連事業(千円)43,00048,52162,00082,505遊技機関連事業(千円)43,0005,52113,47920,505
消去又は全社(百万円)----消去又は全社(百万円)----
売上高(千円)3,919,8709,274,11814,984,64321,340,097売上高(千円)3,919,8705,354,2485,710,5256,355,454
利益
家庭用ゲーム関連事業(千円)-10,000233,769568,0001,170,062家庭用ゲーム関連事業(千円)-10,000243,769334,231602,062
業務用ゲーム関事業(千円)75,00095,468280,000-55,157業務用ゲーム関事業(千円)75,00020,468184,532-335,157
アミューズメント施設関連事業(千円)45,000244,812318,000690,683アミューズメント施設関連事業(千円)45,000199,81273,188372,683
遊技機関連事業(千円)-34,000-60,811-84,000-309,285遊技機関連事業(千円)-34,000-26,811-23,189-225,285
消去又は全社(千円)-180,000-380,464-610,000-736,669消去又は全社(千円)-180,000-200,464-229,536-126,669
営業利益(千円)-103,506132,775472,760759,633営業利益(千円)-103,506236,281339,985286,873
経常利益(千円)-147,337108,388441,070785,924経常利益(千円)-147,337255,725332,682344,854
当期純利益(千円)145,444174,986409,798425,848当期純利益(千円)145,44429,542234,81216,050

2008

2008年2008年2008年2008年2008年2008年2008年2008年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
家庭用ゲーム関連事業(千円)1,508,6223,066,8264,438,0848,141,627家庭用ゲーム関連事業(千円)1,508,6221,558,2041,371,2583,703,543
業務用ゲーム関事業(千円)819,9761,863,1992,899,8235,229,892業務用ゲーム関事業(千円)819,9761,043,2231,036,6242,330,069
アミューズメント施設関連事業(千円)2,534,4905,112,4037,519,6699,934,403アミューズメント施設関連事業(千円)2,534,4902,577,9132,407,2662,414,734
遊技機関連事業(千円)----遊技機関連事業(千円)----
消去又は全社(百万円)----消去又は全社(百万円)----
売上高(千円)4,857,96910,042,42814,731,32323,305,923売上高(千円)4,857,9695,184,4594,688,8958,574,600
利益
家庭用ゲーム関連事業(千円)458,659775,1231,014,3571,979,986家庭用ゲーム関連事業(千円)458,659316,464239,234965,629
業務用ゲーム関事業(千円)-165,182-138,072-125,68659,598業務用ゲーム関事業(千円)-165,18227,11012,386185,284
アミューズメント施設関連事業(千円)281,934325,073294,903270,600アミューズメント施設関連事業(千円)281,93443,139-30,170-24,303
遊技機関連事業(千円)----遊技機関連事業(千円)----
消去又は全社(千円)-213,062-455,219-672,801-908,763消去又は全社(千円)-213,062-242,157-217,582-235,962
営業利益(千円)362,348506,905510,7721,401,421営業利益(千円)362,348144,5573,867890,649
経常利益(千円)518,163693,501701,9911,636,787経常利益(千円)518,163175,3388,490934,796
当期純利益(千円)517,560490,479365,433587,113当期純利益(千円)517,560-27,081-125,046221,680

地域別

2007

2007年2007年2007年2007年2007年2007年2007年2007年
売上平成19年7月期は決算期変更に伴い4ヶ月決算ターム売上平成19年7月期は決算期変更に伴い4ヶ月決算
売上
日本(千円)平成19年7月期は決算期変更に伴い4ヶ月決算でありましたので、前年同期比較を省略いたしております。
北米(千円)
利益
日本(千円)平成19年7月期は決算期変更に伴い4ヶ月決算でありましたので、前年同期比較を省略いたしております。
北米(千円)
2007年2007年2007年2007年2007年2007年2007年2007年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
売上
日本(千円)3,625,0008,476,39112,806,00017,194,884日本(千円)3,625,0004,851,3914,329,6094,388,884
北米(千円)251,000714,1842,176,0003,996,881北米(千円)251,000463,1841,461,8161,820,881
その他地域(千円)55,00083,543144,000148,330その他地域(千円)55,00028,54360,4574,330
利益
日本(千円)-143,000450,369786,000882,989日本(千円)-143,000593,369335,63196,989
北米(千円)24,00047,543256,000629,487北米(千円)24,00023,543208,457373,487
その他地域(千円)8,00027,77318,00012,768その他地域(千円)8,00019,773-9,773-5,232

2008

2008年2008年2008年2008年2008年2008年2008年2008年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
売上
日本(千円)4,032,8898,107,43813,030,16920,019,726日本(千円)4,032,8894,074,5494,922,7316,989,557
北米(千円)910,7631,835,5751,891,0783,135,181北米(千円)910,763924,81255,5031,244,103
その他地域(千円)36,07299,414131,813151,014その他地域(千円)36,07263,34232,39919,201
利益
日本(千円)349,220613,5501,042,2052,037,110日本(千円)349,220264,330428,655994,905
北米(千円)219,990365,721162,372334,936北米(千円)219,990145,731-203,349172,564
その他地域(千円)-5,369-19,173-20,010-32,493その他地域(千円)-5,369-13,804-837-12,483

2007

1Q

当第1四半期連結会計期間における我が国経済は、原油価格の高騰や株価の不安定な動き等、不安材料はあったものの、企業収益の改善による設備投資の増加および個人消費の増加、さらには、雇用環境の改善等により、景気は緩やな回復基調で推移しました。
 このような状況のもと、当社グループは、前期に実施した経営改革により、経常利益段階までは利益を出せる体制へと移行してきております。そこで、将来に亘って継続的に成長していくために、新たな中期経営計画(平成19年3月期から平成21年3月期まで)を策定し、平成19年3月期を「足場固めの年」と位置付け、コスト削減の徹底、管理体制の強化や社員の質の向上などを推し進めております。
 当第1四半期連結会計期間の業績につきましては、アミューズメント施設関連事業において、大阪府堺市に「ゲームパニック堺」を新たにオープンいたしましたが、その他の事業分野においては主力製品の発売を第2四半期以降に予定していることから、売上高39億19百万円、営業損失1億3百万円、経常損失1億47百万円、四半期純損失1億45百万円となり、概ね予定通りの推移となっております。
 事業分野別の状況につきましては、以下のとおりです。

家庭用ゲーム関連事業

 当分野におきましては、国内市場では7月13日発売の新作ゲームソフト「ペルソナ3」の流通出荷分の一部が計上されました。北米市場では前期に引き続き好調に推移しております。この結果、当分野の売上高は9億96百万円、営業損失は10百万円となっております。

業務用ゲーム関連事業

 当分野におきましては、メダルゲーム機やプライズ(景品)機、アーケード機を中心に販売を推し進めてまいりました。主力のプリクラにつきましては、当第1四半期には新製品の発売はなく、消耗品の販売に努めました。この結果、当分野の売上高は10億50百万円、営業利益は75百万円となっております。

アミューズメント施設関連事業

 当分野におきましては、平成18年4月15日に当社で関西圏初の出店となる営業面積約1500坪(併設のボウリング施設含む)の大型施設「ゲームパニック堺」(大阪府堺市)をオープンしました。また、前期にオープンした「ゲームパニック三郷」も引続き好調に推移しております。この結果、当分野の売上高は19億46百万円、営業利益は45百万円となっております。

遊技機関連事業

 当分野におきましては、持分法適用関連会社の株式会社アトムの開発する「パロット」やパチスロの販売を行いましたが、パロット第1号機は試験的な販売にとどまりました。この結果、当分野の売上高は43百万円、営業損失34百万円となっております。

2Q

当中間連結会計期間における我が国経済は、原油価格の高騰、米国経済の減速などによる先行き懸念がありましたものの、好調な企業業績を背景に設備投資や個人消費が増加傾向にあるなど、緩やかながらも継続的な成長を続けております。
当社グループの属する家庭用ゲーム市場では、ゲームにあまり触れたことのない初心者や女性などライトユーザーのニーズをうまく捉えた携帯型ゲーム機ならびにソフトが人気となり、ブームを巻き起こしております。更には、任天堂「Wii」やソニー・コンピュータエンタテインメント「プレイステーション3」など高機能・多機能の次世代据置型ゲーム機の市場投入も控え、ソフトの動向とともに期待が高まっております。また、アミューズメント市場では、顧客層がヤングアダルトからファミリーへと変化する中、引き続きショッピングセンターや大型複合商業施設内への大型新規出店が多くありましたが、繁忙期である夏休み商戦においては、天候不順などの影響から苦戦を強いられました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、平成18年5月に新たな中期経営計画(平成19年3月期~平成21年3月期)を策定、組織体制の強化や人財への投資を行い、既存事業を着実に成長させていく仕組みづくりを行っていくとともに、将来に亘って継続的に成長していくため、当年度を「足場固めの年」とし、コストの削減、社内体制の強化など積極的に取り組んでまいりました。
当中間連結会計年度の業績につきましては、家庭用ゲーム関連事業において、7月13日に発売された「ペルソナ3」(PS2)が見込を上回る実績を挙げたこと、および業務用ゲーム関連事業において、プライズ機やアーケード機の販売が順調に推移したことに加え、アミューズメント施設関連事業において4月15日に「ゲームパニック堺」(大阪府堺市)を新規出店したことなどから、売上高92億74百万円(前中間連結会計年度比13億32百万円増)と増収となりました。
一方で、営業損益につきましては、主にアミューズメント施設の既存店の収益率が低下していることや利益率の高いプリクラの消耗品の伸び悩みなどによって、営業利益1億32百万円(前中間連結会計年度比1億40百万円減)にとどまりました。経常損益におきましても、営業外収益として匿名組合投資利益55百万円などの計上がありましたものの、持分法投資損失1億10百万円など営業外損失の計上もあり、経常利益1億8百万円(前中間連結会計期間比1億50百万円減)となりました。中間純損益につきましては、アミューズメント施設の減損損失やのれん相当額の一括償却による持分法投資損失、過年度未払社会保険料など合わせて3億7百万円を特別損失として計上したことから、中間純損失1億74百万円(前中間連結会計期間純損失5億22百万円)となりました。
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家庭用ゲーム関連事業

当分野におきましては、国内市場では、新作ゲームソフトとして、PS2向けに「ペルソナ3」「グローランサーⅤ(DX版含む)」「九龍妖魔学園紀 re:charge」、ニンテンドーDS向けに「人生ゲームDS」のあわせて4タイトルを発売し、いずれも順調に推移いたしました。特に「ペルソナ3」は20万本超を出荷し、当初の見込みを上回る実績を挙げました。さらにリピート販売も好調に推移しました。
北米市場におきましては、新作ゲームソフトとしてPSP向けに「Generation of Chaos」、PS2向けに「Atelier Iris 2」「Metal Saga」「Steambot Chronicles」を発売し、前期に引き続き順調に推移いたしました。なお、前期に発売いたしました「超執刀カドゥケウス」の北米版「TRAUMA CENTER UNDER THE KNIFE」(ニンテンドーDS)はリピート販売が順調に行われ、発売開始からの累計で約10万本、また任天堂ヨーロッパへライセンスアウトしております欧州版も11万5千本と好評を博しております。
この結果、売上高27億67百万円(前中間連結会計期間比13億20百万円増)、営業利益2億33百万円(前中間連結会計期間営業損失1億5百万円)となりました。
20072q.PNG

業務用ゲーム関連事業

当分野におきましては、新型プリクラ「天空アージュ」を発売いたしましたが、プリクラ市場全体が低迷しており、消耗品の出荷も見込みを下回る結果となりましたが、一方で、プライズ機「トリプルキャッチャー メガ」、アーケード機トライシリーズのバスケットゲーム「バスケットライ」などは見込みを上回り、いずれも定番商品として順調に推移しました。
この結果、売上高24億82百万円(前中間連結会計期間比1億20百万円増)、営業利益95百万円(前中間連結会計期間比73百万円減)となりました。

アミューズメント施設関連事業

当分野におきましては、当社で関西圏初出店となる「ゲームパニック堺」を4月15日にオープンし、順調に推移しているほか、昨年6月にオープンした「ゲームパニック三郷」も引き続き好調さを維持しております。しかしながら、繁忙期にあたる夏休み商戦において、市場全体が天候不順などにより苦戦を強いられるなか、当社グループでも既存店売上が伸び悩む結果となりました。また、これまでに培った運営ノウハウを活かした店舗運営コンサルティング業務を行いました。
この結果、売上高41億66百万円(前中間連結会計期間比5百万円減)、営業利益2億44百万円(前中間連結会計期間比3億54百万円減)となりました。

遊技機関連事業

当分野におきましては、当社グループ第1号機パロット「CRPカリブの海賊」を試験的に販売したほか、他社パチンコ・パチスロ筺体の販売も行いましたが、新規則下におけるパチスロの導入に対してパチンコホールが消極的であったこともあり、売上は低迷いたしました。
その結果、売上高48百万円(前中間連結会計期間比48百万円増)、営業損失60百万円(前中間連結会計期間営業損失44百万円)となりました。

3Q

当社グループは、前期から中期経営計画の基本戦略のもと、経営改革の実行による経営効率化を進めており、今期は“足場固めの年”と位置づけ、前向きなコスト削減や管理体制の強化、組織体制作り、既存事業の安定化に取り組んでまいりました。
 当第3四半期連結会計期間の業績につきましては、家庭用ゲーム関連事業が見込みを上回る実績をあげていることなどから、売上高149億84百万円、営業利益4億72百万円、経常利益4億41百万円となっております。
 四半期純損益におきましては、中間連結会計期間において、アミューズメント施設の減損損失や、のれん相当額の一括償却による持分法投資損失などの特別損失を計上しているものの、持分法適用関連会社の増資に伴う持分変動益など特別利益の計上もあり、四半期純利益4億9百万円となっております。
 なお、当社グループは11月29日付けをもって、株式会社インデックス・ホールディングスの子会社となりました。 事業分野別の状況につきましては、以下のとおりです。

家庭用ゲーム関連事業

 当分野におきましては、前期から「選択と集中」による事業構造の再構築を推し進めております。
 当第3四半期においては、国内市場では、新作ゲームソフトとして「カドゥケウスZ 2つの超執刀」(Wii)の1 タイトルを発売し、順調な販売実績をあげております。加えて「九龍妖魔學園紀 re:charge」(PS2)、「人生ゲームDS」(ニンテンドーDS)などのリピート販売も好調に推移いたしました。
 また、北米市場では、新作ゲームソフトとして「DISGAEA2」(PS2)や「BLADE DANCER」(PSP)などを発売し、好調な販売実績をあげており、さらに前期に発売した「TRAUMA CENTER: UNDER THE KNIFE」(ニンテンドーDS)のリピートも好調に推移し、大きく寄与する結果となりました。この結果、当分野の売上高は47億40百万円、営業利益5億68百万円となっております。

業務用ゲーム関連事業

 当分野におきましては、当事業の収益安定化のため、これまで主力であったプリクラ中心の製品構成を見直し、プライズ機、アーケード機の製品ラインナップを充実させております。
 当第3四半期においては、利益率の高いプリクラの消耗品販売が見込みを下回る結果となったものの、トリプルキャッチャーシリーズ(プライズ機)やトライシリーズ(アーケード機)といった定番商品の販売を推し進め、予想を上回って好評を博しました。
 また、当社初の女児向けカードゲーム機「きらりん☆レボリューション ハッピー☆アイドルライフ」を11月末より出荷開始し、カード販売が堅調に推移いたしました。
 この結果、当分野の売上高は39億36百万円、営業利益2億80百万円となっております。

アミューズメント施設関連事業

 当分野におきましては、「ゲームパニック佐野」(栃木県佐野市)を10月にオープンしました。また、昨年6月にオープンした「ゲームパニック三郷」(埼玉県三郷市)が引き続き好調さを維持しております。
 しかしながら、競合店の増加などの理由から顧客の分散化が進み、既存店売上が伸び悩んでおり、さらに、ゲームマシンの大型化による償却費負担増や、風俗営業法規制の強化による影響など、厳しい事業環境となっております。この結果、当分野の売上高は64億84百万円、営業利益3億18百万円となっております。

遊技機関連事業

 当分野におきましては、他社パチスロ等の販売を中心に行ってまいりましたが、引き続き、新規制下におけるパチスロの導入に対してパチンコホールが消極的であることから苦戦を強いられております。この結果、当分野の売上高は62百万円、営業損失84百万円となっております。

4Q

当連結会計年度における我が国経済は、企業業績が好調さを維持しており、雇用環境、設備投資が順調に増加しているなど、戦後最長のいざなぎ景気を超える長期の景気成長を緩やかに続けております。
当社グループの属するエンターテインメント業界は、家庭用ゲーム市場が近年停滞傾向にありましたが、「Wii」(任天堂)、「プレイステーション3(PS3)」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)が相次いで市場投入され話題となっております。さらに、これまでゲームに馴染みのない初心者や女性などライトユーザーのニーズをうまく捉えたソフトが人気を集めるなど、活況を呈しております。アミューズメント市場では、大型複合商業施設内への新規出店が続くなか、主に中小規模の既存店舗の収益が低下傾向となってまいりました。
このような環境のもと、当社グループは、前連結会計年度から中期経営計画の基本戦略に基づいた経営改革の実行による経営効率化を進めております。当連結会計年度は、当社グループが飛躍し、継続的に成長するための“足場固めの年”と位置づけて、前向きなコスト削減や管理体制の強化、組織体制作り、既存事業の安定化などに取り組んでまいりました。
また、当社は、平成18年11月29日付けをもって、株式会社インデックス・ホールディングスの子会社となりました。
当連結会計年度の業績につきましては、家庭用ゲーム関連事業が当初の見込みを大幅に上回る実績をあげたことにより、売上高213億40百万円(前連結会計年度比46億9百万円増)、営業利益7億59百万円(前連結会計年度比4億31百万円増)、経常利益7億85百万円(前連結会計年度比5億円増)となりました。純損益におきましては、海外子会社の清算に伴う子会社整理損やアミューズメント施設の減損損失、のれん相当額の一括償却による持分法投資損失、投資有価証券評価損などの特別損失が発生いたしましたが、持分法適用関連会社の増資に伴う持分変動利益、投資有価証券売却益などの特別利益の計上もあり、当期純利益4億25百万円(前連結会計年度比31億89百万円増)となりました。
なお、当社は、平成19年3月20日開催の当社取締役会において、株式会社マーベラスエンターテインメントが新設分割により平成19年6月1日に設立予定の新会社の全株式を取得し、子会社化することを決定しております。
セグメント別の状況につきましては、以下のとおりです。

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家庭用ゲーム関連事業

当分野におきましては、前連結会計年度から「選択と集中」による事業構造の再構築を推し進めており、その効果が現れてまいりました。
国内市場では、新作ゲームソフトとして「ペルソナ3」(PS2)、「グローランサーⅤ(DX版含む)」、「九龍妖魔學園紀 re:charge」(PS2)、「人生ゲームDS」(ニンテンドーDS)、「カドゥケウスZ 2つの超執刀」(Wii)、「世界樹の迷宮」(ニンテンドーDS)の6タイトルを発売し、いずれも順調な販売実績をあげました。加えて「人生ゲーム」シリーズなどのリピート販売も好調に推移いたしました。
北米市場では、新作ゲームソフトとして「DISGAEA2」(PS2)や「BLADE DANCER」(PSP)、「カドゥケウスZ 2つの超執刀」の北米版「TRAUMA CENTER SECOND OPINION」(Wii)などを発売し、計画を大幅に上回る好調な販売実績をあげました。さらに、前連結会計年度に発売した「TRAUMA CENTER: UNDER THE KNIFE」(ニンテンドーDS)のリピート販売も引き続き好調に推移し、大きく寄与する結果となりました。
この結果、当分野の売上高は72億71百万円(前連結会計年度比33億51百万円増)、営業利益11億70百万円(前連結会計年度比11億6百万円増)となっております。
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業務用ゲーム関連事業

当分野におきましては、これまで主力であったプリクラ関連中心の製品構成を見直し、プライズ機、アーケード機等の製品ラインナップを充実・強化するなど、当事業の収益安定化を図っております。
当連結会計年度につきましては、トリプルキャッチャーシリーズ(プライズ機)やトライシリーズ(アーケード機)といった定番商品の販売は好評を博し順調に推移しました。また、当社初の女児向けカードゲーム機「きらりん☆レボリューション ハッピー☆アイドルライフ」を11月末より出荷開始し、カード販売は堅調に推移しました。しかしながら、利益率の高いプリクラの消耗品販売が見込みを下回る結果となり、利益を押し下げる要因となりました。
この結果、当分野の売上高は49億66百万円(前連結会計年度比1億89百万円増)、営業損失55百万円(前連結会計年度比2億75百万円減)となっております。

アミューズメント施設関連事業

当分野におきましては、4月に「ゲームパニック堺」(大阪府堺市)、10月に「ゲームパニック佐野」(栃木県佐野市)をオープンしました。いずれも大型複合商業施設内への出店となり、オープンより好調に推移しております。
また、スクラップ&ビルドによる店舗効率化を引き続き推進しており、当連結会計年度におきましては「ムー大陸 東村山店」の売却を行いました。
運営面におきましては、「ゲームパニック三郷」(埼玉県三郷市)や「ゲームパニックつくば」(茨城県つくば市)が引き続き好調さを維持しておりますが、競合店の増加などの理由から顧客の分散化が進むなか、その他の既存店売上が伸び悩んでおります。加えて、主にゲームマシンの大型化による償却費負担増などもあり、営業利益は見込みを下回る結果となりました。
この結果、当分野の売上高は92億93百万円(前連結会計年度比11億32百万円増)、営業利益6億90百万円(前連結会計年度比2億59百万円減)となっております。

遊技機関連事業

当分野におきましては、当社グループ第1号機パロットを試験的に販売したほか、新基準の他社パチスロ等の販売を行いました。しかしながら、新規制下におけるパチスロの導入に対してパチンコホールが消極的であることなどから、当初見込まれた新基準パチスロの入替え需要が遅れており、パチスロ市場全体が苦戦を強いられております。
この結果、当分野の売上高は82百万円(前連結会計年度比0百万円増)、営業損失3億9百万円(前連結会計年度比1億91百万円減)となりました。

2007平成19年4月1日~平成19年7月31日(3ヶ月決算)

当連結会計年度におけるわが国経済は、米国経済の減速および原油価格の動向など懸念材料はあるものの、企業の設備投資や個人消費は引続き堅調に推移し、景気は穏やかに回復基調を続けてまいりました。
当社グループの属するエンターテインメント業界においては、家庭用ゲーム市場は「Wii」(任天堂)および「ニンテンドーDS」(任天堂)など、引き続きこれまでゲームに馴染みのなかった初心者や女性およびファミリーなどの幅広い層の購入が目立ち、継続的に支持を得ました。「Wii」(任天堂)をファミリーで楽しみ、「ニンテンドーDS」(任天堂)を1人に1台保有する家庭も増え、どちらも手軽にゲームを楽しめるツールとして普及したことにより、ゲームソフトの販売本数は安定的に伸びる結果となりました。また、アミューズメント市場では、大型複合商業施設内への新規出店が続き、大型複合施設内の店舗におきましては軒並み好調に推移いたしました。一方、主に中小規模のロードサイド型店舗は収益の低下傾向が続き、店舗の二極化が顕著に現れる結果となりました。
このような環境下、当社グループは平成19年5月25日に発表いたしました新中期経営計画のもと、中期成長戦略をより確実にするため、平成20年7月期までは「変革」をキーワードに、強固な事業基盤および組織体制を構築すべく、継続的な改革の推進に着手し、成長のための投資を行っております。
 また、平成19年6月開催の定時株主総会決議により、当社は7月決算となり、そのため当連結会計年度は4ヶ月の変則決算となりました。そこで、変則決算期である平成19年7月期は変革への準備期間として、前中期経営計画(平成19年3月期~平成21年3月期)の「骨太の方針」を見直し、平成20年7月期の新スタートを見据えながら足場固めに取り組んでまいりました。
なお、当社は、株式会社マーベラスエンターテイメントが新設分割により平成19年6月1日に設立した株式会社マッドの全株式を取得し、同日付けで100%子会社化いたしました。
当連結会計年度の業績につきましては、家庭用ゲーム関連事業が国内・北米ともに当初の見込みを上回る実績を上げたことにより、売上高79億84百万円、営業利益2億58百万円、経常利益3億円となりました。しかしながら、純損益におきましては、8月21日に発表いたしました「製品の自主回収に関するお知らせ」の通り、回収に伴う処理費用の発生や遊技機販売事業撤退損など、10億90百万円の特別損失の計上もあり、当期純損失8億44百万円となりました。
セグメント状況別の状況(4ヶ月の変則決算)につきましては、以下の通りです。

家庭用ゲーム関連事業

当分野におきましては、以前から推し進めておりました「選択と集中」による事業構造の再構築の効果が現れてまいりました。
国内市場では新作ゲームソフトとして「ペルソナ3フェス」(PS2)、「オーディンスフィア」(PS2)、「グローランサーⅥ」(PS2)の3タイトルを発売し、いずれも順調な販売実績をあげました。
加えて、北米市場では、新作ゲームソフトとして「オーディンスフィア」の北米版「Odin Sphere」(PS2)、「世界樹の迷宮」の北米版「Etrian Odyssey」(DS)などを発売し、計画を大幅に上回る好調な販売実績をあげました。さらに、前連結会計年度までに発売した「超執刀カドゥケウス」の北米版「TRAUMA CENTER: UNDER THE KNIFE」(DS)や「カドゥケウスZ 2つの超執刀」の北米版「TRAUMA CENTER SECOND OPINION」(Wii)などのリピート販売も前連結会計年度に引き続き好調に推移しました。
さらに、当連結会計年度におきましては、連結子会社の株式会社シーアンドシーメディアが展開するオンラインゲーム「パーフェクトワールド」のパブリッシング事業が好調で、売上および利益に大きく寄与する結果となりました。
この結果、当分野の売上高は32億56百万円、営業利益7億3百万円となっております。

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業務用ゲーム関連事業

当分野におきましては、引続き、これまで主力であったプリクラ関連中心の製品構成を見直し、プライズ機、アーケード機等の製品ラインナップを充実・強化するなど、収益の安定化を図ってまいりました。
当連結会計年度につきましては、定番商品であるプライズ機「トリプルキャッチャーシリーズ」やメダル機などの販売は順調に推移いたしました。また、平成18年11月末より出荷を開始いたしました当社初の女児向けカードゲーム機「きらりん☆レボリューション ハッピー☆アイドルライフ」のカード販売はバージョンアップソフトを出したものの若干見込みを下回る結果となりました。プリクラ関連につきましては、プリクラ筐体の販売は見込みを下回ったものの、消耗品の販売は順調に推移いたしました。
なお、8月21日に発表いたしました「製品の自主回収に関するお知らせ」の通り、スポーツ系アーケードゲーム機「腕魂」の回収に伴い、売上および利益の取り消しによる営業利益の押し下げ、さらに製品自主回収関連損失の発生から特別損失を計上することとなりました。
この結果、当分野の売上高は16億63百万円、営業損失1億99百万円となっております。

アミューズメント施設関連事業

当分野におきましては、当連結会計年度において新規出店はなかったものの、6月1日付けで連結子会社となりました株式会社マッドの5店舗「amue仙台利府店」(宮城県宮城郡)、「amueつくば店」(茨城県つくば市)、「amue オーロラモールアネックス店」(神奈川県横浜市)、「GAME GARAGE大宮店」(埼玉県さいたま市)、「GAME GARAGE 新潟赤道店」(新潟県新潟市)がグループとして追加となりました。
運営面におきましては、全体的には、競合店の増加などの理由から顧客の分散化が進む中、大型店以外の既存店売上が伸び悩む傾向にあり、店舗の二極化が進む結果となりました。ロードサイド型単独店である「ムー大陸」は、目的客の集客に苦戦しいずれも低調に推移いたしましたが、一方「ゲームパニック三郷」(埼玉県三郷市)や「ゲームパニックつくば」(茨城県つくば市)、「ゲームパニック堺」(大阪府堺市)などの大型店は好調を維持しております。
この結果、当分野の売上高は30億18百万円、営業利益55百万円となりました。

遊技機関連事業

当分野におきましては、新規制下におけるパチスロ機の導入に対して、ユーザーがつきにくいなどの理由からパチンコホールが消極的で、当初見込まれた新基準パチスロの入替えがほとんど進まず、市場全体が苦戦を強いられました。当社におきましても、販売売上がほとんどなく、販売管理費を吸収することができませんでした。
この結果、当分野の売上高は86百万円、営業損失5百万円となりました。
なお、当社における当事業に関しましては、平成18年3月に販売をいたしました「カリブの海賊」以来、新製品の販売がない中、事業の存続に関して慎重に検討を続けておりましたが、中長期的な回復の見込みが薄いため、平成19年9月7日発表の「遊技機販売事業からの撤退ならびに特別損失の発生に関するお知らせ」の通り、遊技機の販売事業から撤退することを決議いたしました。
このため、事業撤退損として、合計6億58百万円の特別損失が発生いたしました。
なお、パチンコ・パチスロ機の液晶画面の受託開発事業は順調に進んでおり、この事業は今後も家庭用ゲーム関連事業の一部として継続する予定です。

2008

1Q

当第1四半期連結会計期間における我が国経済は、引き続き好調な企業収益を背景に、民間設備投資の拡大や雇用情勢の改善により、景気は回復基調で推移いたしました。しかしながら、定率減税の廃止による税負担の増加、年金問題等の懸念などから個人消費の先行きは不透明な状況が続き、さらに長引く原油価格の高止まりやサブプライム問題による世界経済情勢の先行き不安も感じさせる状況となりました。
このような状況の中、当社グループは、平成20年7月期を中期経営計画における「変革期」と位置付け、継続的な改革の推進に取り組んでおりますが、これまでの経営改革の成果が着実に結果として表れてまいりました。
当第1四半期連結会計期間の業績につきましては、家庭用ゲーム関連事業において、国内市場では新作ゲームソフトの発売はなかったもののリピート販売が堅調であったこと、当社連結子会社であるAtlus U.S.A.,Inc.が展開する北米市場におけるゲームソフトの販売が堅調であったこと、および、当社連結子会社の株式会社シーアンドシーメディアが運営するオンラインゲームのパブリッシング事業が好調であったこと、さらに、管理コスト削減の効果が出てきたことから、売上高48億57百万円、営業利益3億62百万円、経常利益5億18百万円、四半期純利益5億17百万円となり、好調に推移しております。
事業分野別の状況につきましては、以下の通りです。

家庭用ゲーム関連事業

当分野におきましては、国内市場では、新作ゲームソフトの発売はなかったものの、前期発売し人気となった「ペルソナ3 フェス」や「人生ゲーム」シリーズなどのリピート販売が堅調に推移いたしました。また、北米市場も前期に引き続き堅調に推移しました。特に「ペルソナ3」など国内でも好評を博したタイトルが北米市場でも人気となり、順調に推移いたしました。さらに、当社連結子会社の株式会社シーアンドシーメディアが運営するオンラインゲーム「パーフェクトワールド~完美世界~」が4月の課金スタートより好調を維持し、大きく寄与する結果となりました。この結果、売上高15億8百万円、営業利益4億58百万円となっております。

業務用ゲーム関連事業

当分野におきましては、カードゲーム機のカード販売およびメダルゲーム機、プライズ(景品)機、アーケードゲーム機などの定番製品を中心に販売を推し進めました。前年12月より市場投入しました女児向けカードゲーム機「きらりん☆レボリューション ハッピー☆アイドルライフ」の売上は、バージョンアップを定期的に重ねながら引き続き好調に推移しております。なお、数年前まで主力製品であったプリクラの売上は、現在、全体の約15%にまで縮小しております。
 売上高は計画を若干上回ったものの、計画より原価率が上がったものやカードの在庫処理、および当第1四半期に発売予定であった製品の期ずれなどから、利益は若干計画を下回りました。この結果、売上高8億19百万円、営業損失1億65百万円となっております。

アミューズメント施設関連事業

当分野におきましては、新規出店はなかったものの、9月1日付で吸収合併いたしました株式会社マッドの5店舗が新たに直営店舗として増えました。現在、店舗の収益については、ゲームパニック三郷やゲームパニック堺などの大型複合施設内に立地する大型店舗は好調に推移しておりますが、200~400坪クラスのロードサイド型の小型単独店舗は苦戦を強いられ、売上の二極化が進んでおります。
 このような状況下、売上高は計画を若干下回ったものの、オペレーションの効率化による人件費等の原価低減により、利益率の改善が進み、計画を上回り堅調に推移いたしました。この結果、売上高25億34百万円、営業利益2億81百万円となっております。
※当社の事業分野別の特徴について
家庭用ゲーム関連事業及び業務用ゲーム関連事業につきましては、新製品の発売時期により、業績は大きく変動する可能性があります。
 アミューズメント施設関連事業につきましては、ゴールデンウィークや夏季休暇等の長期休暇が繁忙期となります。

2Q

当中間連結会計期間における我が国経済は、前半は、企業収益の改善を背景に、民間設備投資が堅調に推移する等、景気の改善基調を見せていましたが、後半は、米国で発生したサブプライム問題による世界的な金融市場の混乱や、原油等の原材料価格の高騰により消費が減退する等、景気は先行き不透明な状況になってまいりました。
当社グループの属する家庭用ゲーム市場は、1人で手軽に楽しめる携帯型ゲーム機や、多機能・高機能の据置型ゲーム機等のハード市場が引き続き好調に推移し、それに伴いソフト市場も継続的に拡大しております。業務用ゲーム市場は、これまで市場を牽引してきたメダルゲーム機・カードゲーム機がユーザーから高い支持を受けているものの、アミューズメント施設市場が伸び悩んでおり、機器販売も影響を受けております。アミューズメント施設市場は、店舗の大型化・複合化が近年進んで参りましたが、原油価格の高騰によるガソリン価格の値上がりの影響や、家族で遊べる家庭用ゲームの普及などから、アミューズメント施設全体の集客力が弱まり、苦戦を強いられる結果となりました。
このような状況の中、当社グループは、中期経営計画における「変革期」という位置付けのもと、変革が次連結会計年度以降へ確実に実を結ぶよう着々と改革推進に取り組んでおり、少しずつ成果が形となりつつあります。
当中間連結会計期間の業績につきましては、主に家庭用ゲーム関連事業において、国内市場、当社連結子会社であるAtlus U.S.A.,Inc.が展開する北米市場、及び当社連結子会社の株式会社シーアンドシーメディアが運営するオンラインゲームのパブリッシング事業が引き続き好調を維持したことから、売上高100億42百万円、営業利益5億6百万円、経常利益6億93百万円、中間純利益4億90百万円となり、好調に推移しております。
前連結会計年度は決算期変更に伴い4ヶ月の変則決算となりましたので、対前年同期比較及び対前年同期増減率は記載しておりません。
事業分野別の状況につきましては、以下の通りです。

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家庭用ゲーム関連事業

当分野におきましては、国内市場における新作ゲームソフトは、任天堂Wii向け「カドゥケウス NEW  BLOOD」(平成20年1月発売)のみとなりましたが、「人生ゲーム」シリーズ等のリピートタイトル販売が堅調に推移し、更に権利許諾料による収益も大きく寄与いたしました。また、北米市場も引き続き好調を維持しております。当社連結子会社の株式会社シーアンドシーメディアが運営するオンラインゲーム「Perfect  World-完美世界-」も引き続き好調を維持し、大きく寄与する結果となりました。この結果、売上高30億66百万円、営業利益7億75百万円となっております。

業務用ゲーム関連事業

当分野におきましては、プライズ(景品)機、カードゲーム機のカード販売、アーケードゲーム機・メダルゲーム機等の定番製品の販売を推進いたしました。
 カードゲーム機につきましては、平成18年12月にスタートした女児向け「きらりん☆レボリューション ハッピー☆アイドルライフ」の売上が引き続き堅調に推移し、カードゲーム機ビジネスのノウハウ蓄積も進んだことから、平成20年春に男児向けカードゲーム機のリリースを慎重に進めております。
 当中間連結会計期間は、プリントシール機消耗品売上の減少及び新製品の下半期偏重により営業損失の見込みでしたが、利益率の高いカードゲーム機ビジネスの進捗により売上高は計画を若干下回ったものの営業損失は計画値より減少いたしました。この結果、売上高19億65百万円、営業損失1億38百万円となっております。

アミューズメント施設関連事業

当分野におきましては、東京23区足立区主要幹線道路に位置するロードサイド型直営店舗となる「ゲームパニック足立」を平成20年1月12日にオープンいたしました。
 運営面におきましては、「ゲームパニック堺」(大阪府堺市)「ゲームパニック三郷」(埼玉県三郷市)が引き続き好調を維持しておりますが、ガソリン価格の高騰や家庭用ゲーム機の普及等から特に第2四半期からアミューズメント施設市場全体として急速に集客力が弱まり苦戦を強いられるようになり、当社グループにおきましても既存店の売上が伸び悩んでおります。ゲームマシンの大型化、高額化に伴う減価償却費の増加、カードゲーム機、オンラインゲームによる店舗施設経費の増加、更には近年の大型店出店による地代家賃の増加等により店舗原価が増加いたしました。この結果、売上高51億12百万円、営業利益3億25百万円となっております。

3Q

当第3四半期連結会計期間におけるわが国経済は、堅調な企業収益を背景に雇用環境の改善や設備投資の増加が見られたものの、原油等の原材料価格の高騰、さらには急速に進んだ米ドルに対する円高の影響など、先行きに不透明感が増大してまいりました。
当社グループの属する家庭用ゲーム市場では、新型プラットフォームの普及が進み、従来機種と合わせ活況を呈しました。また、アミューズメント施設市場では、ガソリン価格の高騰による消費マインドの低下や家庭用ゲーム機の普及拡大などの影響により、低調に推移いたしました。
このような状況の中、当社グループは、平成20年7月期を中期経営計画における「変革期」と位置付け、継続的な改革の推進に取り組んでおります。
当第3四半期連結会計期間の業績につきましては、家庭用ゲーム関連事業において、国内市場における新作ゲームソフトは任天堂DS向け「世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯」(平成20年2月発売)が、計画を大きく上回る販売本数を達成しました。加えて、当社連結子会社の株式会社シーアンドシーメディアが運営するオンラインゲームのパブリッシング事業が引き続き好調を維持しております。なお、当社が所有するアミューズメント施設(埼玉県さいたま市岩槻区所在「旧ムー大陸岩槻店」)を他社へ転貸しておりましたが、同施設閉鎖に伴い特別損失を計上いたしました。この結果、売上高147億31百万円、営業利益5億10百万円、経常利益7億1百万円、四半期純利益3億65百万円となっております。
事業分野別の状況につきましては、以下の通りです。

家庭用ゲーム関連事業

当分野におきましては、国内市場における新作ゲームソフトは、任天堂DS向け「世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯」(平成20年2月発売)が、計画を大きく上回る販売本数となりました。リピートタイトル販売も堅調に推移しており、さらに、権利許諾料による収益も当分野の業績に貢献いたしました。また、北米市場におきましても引続き堅調に推移しております。さらに、当社連結子会社の株式会社シーアンドシーメディアが運営する新規オンラインゲーム「夢世界-武林外伝-」も平成20年2月より課金を開始しており、好調な出足となりました。
 この結果、売上高44億38百万円、営業利益10億14百万円となっております。

業務用ゲーム関連事業

当分野におきましては、プライズ(景品)機、アーケードゲーム機、メダルゲーム機、およびカードゲーム機のカードなどの定番製品の販売を推進いたしました。
 特に、カードゲーム機につきましては、「きらりん☆レボリューション ハッピー☆アイドルライフ」の第二弾となる「きらりん☆レボリューション クルキラ★アイドルDays」、さらに、当社で男児向け初となる「家庭教師ヒットマン REBORN!サザンクロスバトル」の2タイトルを4月に市場投入し、いずれも順調に推移しております。
また、同じく4月には、1台でシンプルなゲームを多数遊べるアーケードゲーム機「POKOPOKOトンカッチン」を発売いたしました。
 しかしながら、大型商材であるプライズ機「トリプルキャッチャーアイス」の発売時期を6月に延期したことに加え、その他アーケードゲーム機の販売が計画未達となりました。そのため、売上高は当初の計画を下回るとともに、利益面におきましても、売上高低迷により販管費を吸収できず、営業損失となりました。
 この結果、売上高28億99百万円、営業損失1億25百万円となっております。

アミューズメント施設関連事業

当分野におきましては、「ゲームパニック三郷」(埼玉県三郷市)等の大型店舗は引き続き好調なものの、ガソリン価格の高騰や家庭用ゲーム機の普及などから、市場全体として施設収入が苦戦を強いられるようになり、当社グループにおきましても既存店の売上が伸び悩んでおります。さらにゲームマシンの大型化、高額化に伴う減価償却費の増加、カードゲーム機、およびオンラインゲームによる店舗施設経費の増加、更には近年の大型店出店による地代家賃の増加などにより店舗原価が増加しました。このような状況の中、売上向上施策として業務改革プロジェクトを立ち上げ抜本的な見直しを推し進めております。
 この結果、売上高75億19百万円、営業利益2億94百万円となっております。

4Q

当社グループは、当連結会計年度を当社グループが今後継続的に成長するための「変革期」と位置づけ、既存事業の収益安定化と成長・拡大に向けた諸施策に取り組んでまいりました。
家庭用ゲーム関連事業につきましては、当社グループの成長の牽引役となるべく、社内開発ラインの増強、オリジナルコンテンツの海外展開、人気シリーズ「ペルソナ」のアニメ放映などコンテンツのマルチユース、オンラインゲームへの積極投資などに注力してまいりました。また、厳しい市場環境下にあります業務用ゲーム関連事業、アミューズメント施設関連事業におきましては、事業構造改革を行い、今後の成長を担える業務用ゲーム機器の開発、アミューズメント施設の収益モデルの抜本的な見直しなどを行ってまいりました。
当連結会計年度の業績につきましては、主に家庭用ゲーム関連事業において、国内新作ゲームソフト「世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯」(ニンテンドーDS:平成20年2月発売)、「ペルソナ4」(PS2:平成20年7月発売)が当初計画を大幅に上回る販売本数を達成したこと、連結子会社の株式会社シーアンドシーメディアが運営するオンラインゲーム「パーフェクト ワールド -完美世界-」、並びに新規オンラインゲーム「夢世界 -武林外伝-」(平成20年2月課金開始)が好調であったことなどから、売上高233億5百万円となりました。
営業損益につきましては、主に家庭用ゲーム関連事業において、国内新作ゲームソフトの販売本数が当初計画を大幅に上回ったことから売上原価率が大幅に低減したことなどにより営業利益14億1百万円となりました。
経常損益につきましては、為替差損が発生したものの匿名組合投資利益による増益効果によって経常利益16億36百万円となりました。
一方で、当期純損益につきましては、貸倒引当金の繰入、アミューズメント施設の減損処理、保有業務用ゲーム機器の廃棄、転貸しておりました当社所有アミューズメント施設の閉鎖、連結子会社のATLUS ENTERTAINMENT PTE LTD.の解散処理などを行ったことから、8億67百万円の特別損失を計上し、当期純利益5億87百万円となりました。

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家庭用ゲーム関連事業

当分野におけるパッケージソフト事業につきましては、国内市場では新作ゲームソフトとして「世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯」(ニンテンドーDS)、「カドゥケウス New Blood」(Wii:平成20年1月発売)、「ペルソナ4」(PS2)の3タイトルに加えて、平成20年7月に「救急救命 カドゥケウス2」(ニンテンドーDS:平成20年8月発売)の出荷を行い、いずれも順調な販売実績をあげました。特に「ペルソナ4」に関しましては、前作を大幅に上回る販売実績と、極めて高いユーザー評価を得ることができました。北米市場では、新作ゲームソフトとして「Trauma Center New Blood」(Wii)や「Persona3 FES」(PS2)などを発売し、いずれも好調な販売実績をあげました。
オンラインゲーム事業につきましては、連結子会社の株式会社シーアンドシーメディアが運営するオンラインゲーム「パーフェクト ワールド -完美世界-」が引き続き好評を博しており、加えて新規オンラインゲーム「夢世界 -武林外伝-」も好調に推移いたしました。
この結果、売上高81億41百万円、営業利益19億79百万円となりました。

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業務用ゲーム関連事業

当分野につきましては、プライズ機では業界初の-25℃の冷凍環境を実現した「トリプルキャッチャーアイス」を平成20年6月より発売し、1,000台を超える販売実績をあげることができました。加えて、アミューズメント施設向けアイス景品の販売も開始し、オリジナルアイス企画第1弾として「ガリガリランド」を発売いたしました。カードゲーム機では、女児向けの「きらりん☆レボリューション クルキラ★アイドルDays」が堅調に推移するとともに、男児向けとして「家庭教師ヒットマン REBORN!サザンクロスバトル」を平成20年4月に発売し、プライズ機、スポーツアーケード機とならぶ製品ジャンルに育てることができました。
しかしながら、当初の計画より原材料費の高騰による製品原価の上昇や配送費・倉庫保管費等の販管費が増加いたしました。
この結果、売上高53億84百万円、営業利益59百万円となりました。
また、海外市場向け販売業務を行っていた連結子会社のATLUS ENTERTAINMENT PTE LTD.につきましては、平成20年5月26日開催の取締役会において解散を決議いたしましたが、同業務は当社に集約し継続しております。

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アミューズメント施設関連事業

当分野につきましては、ガソリン価格の高騰等による個人消費の低迷からアミューズメント施設市場全体が非常に厳しい環境にあるなか、当社グループは、魅力あるイベントの開催をはじめとする集客力の向上を図るとともに、固定費の圧縮や効率的なスタッフの配置など店舗原価コントロールに努めてまいりました。また、新規出店としては、平成20年1月に「ゲームパニック足立」(東京都足立区)をオープンいたしました。
しかしながら、主にロードサイド型の既存店舗の売上が伸び悩むとともに、大型ゲームマシンの高額化等による減価償却費負担の増加、カードゲーム機の消耗品費、ネットワーク対戦ゲーム通信費等の経費の増加により店舗原価が増加いたしました。
この結果、売上高99億34百万円、営業利益2億70百万円となりました。
また、平成19年9月1日に株式会社マッドを吸収合併した結果、当社直営店舗は23店舗になっております。

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