アメリカ/2009NEWS6

Last-modified: 2010-09-29 (水) 02:07:30

映画俳優協会とゲーム業界の交渉が難航-「最悪の条件」

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/01/38539.html
映画俳優協会はゲームのアフレコに「条件が悪すぎる」とおかんむりのようです。

米国ではSAG(映画俳優協会)とAFTRA(米国テレビ・ラジオ芸能人組合)という二つの労働組合が存在。SAGはEA及び約70のゲーム会社と契約しています。

ゲーム会社側は3%のベースアップに加え、2010年4月1日から2.5%の増額を提示していますが、この条件が両団体と折り合わないようです。

『Narc』や『GoldenEye: Rogue Agent』といったゲームに出演したPeter Kwong氏は「俳優の視点から見て、これは最低の契約です。AFTRAがこの条件を否決することを願います」とコメントしています。

ゲーム会社側のネゴシエイターであるScott Witlin氏は、合意がなされなかったことに関して「不運である」とコメントしています。

なお、現時点でストライキは計画されていないとのこと。

エンターテイメント業界のストライキは日本人からすると馴染みのないものですが、その影響は大きなものがあります。2007年にはWGA(全米脚本家組合)がAMPTP(全米映画テレビ製作者協会)との交渉決裂により3ヵ月のストライキを決行。TVのトーク番組や映画の収録が中止・延期され、21億~32億ドル(約1900~2900億円)ともいわれる経済損失をもたらしています。

ゲーム関連のアフレコの75%は両組合を通さない形で行われているそうですが、ストライキから発売延期という最悪の事態にならないことを祈るばかりです。

今年のゲームソフトは数%の売上低下?-アナリストが予測する原因とは?

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/02/38542.html
2009年のゲームの売り上げは数%減少するかも知れないそうです。

Wedbush Morgan証券のアナリストであるMichael Pachter氏は、米国及び英国における2009年の売上高が前年から4%減少するかも知れないと推測しています。

Pachter氏は今年5月の時点で、ソフトウェアの売上は4%増加すると予測していましたが、それを撤回。

「今年中頃、消費者が据置ゲーム機に対し倦怠感を覚えた……というのが2009年の売上低下に関する我々の意見です。売上低下を予測する最大の理由はWiiのハードウェアとソフトウェアのセールスが下方修正されることです」とコメントしています。

但しPachter氏は「据置ゲーム機に対する倦怠感」は払拭されると見ているようで、ソフトウェアの売上高は2010年に11%、2011年には8%成長すると推測しています。

ノキアが「N-Gage」を2010年末で終了

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/03/38574.html
ノキアはゲームサービス「N-Gage」を終了すると発表しました。

ノキアは2003年にゲームに注力したモバイル機N-Gageを発売。同時にオンラインゲームサイト「N-Gage Arena」を開設し、翌2004年に廉価版N-Gage QDを発売しました。

2008年にはモバイルゲームサービス「N-Gage」がスタートしましたが、ノキアは2009年に「N-Gage」用のゲームを開発するN-Gage Design Studioを閉鎖、約100名をリストラしています。

「N-Gage」のゲームは2010年9月末で販売終了。2010年末にはハイスコアのアップロードやコミュニティ機能が使用不可能となるとのこと。

今後は2009年にオープンした「Ovi Store」で音楽やゲームを販売していくとしています。

「Wiiがもらえる水飲み大会」で死亡の遺族に15億円の支払い命令・・・米

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/05/38635.html
NBCベイエリアなど米国の報道各社が伝えるところによれば、FM局が開催したWiiが当たる「水飲み大会」で参加者が水中毒で死亡した問題で、カリフォルニア州連邦地方裁判所は遺族の男性に1657万ドル(約15億円)の支払いを命じる判決を出したとのこと。

これはサクラメントのFM局「KDND」が開催した"Hold Your Wee for a Wii"(おしっこを我慢してWiiを手に入れよう)と名付けられたイベントで、トイレに行かずにできるだけ沢山の水を飲んだ人が優勝というルールでした。ジェニファー・ストレンジさん(28)は子供の為に参加しましたが、大会の数時間後に頭痛を訴え、病院に運ばれましたがそのまま亡くなりました。

短時間で水を大量に飲んだ場合、体内のバランスが崩れ、発作や失神、場合によっては死にいたる場合もあるとされていて、最悪のケースが当てはまってしまいました。

この事件を巡っては発生後から大きな問題となり、関わったスタッフやDJなど10名が解雇されています。

夫のウィリアム・ストレンジさんがFM曲を提訴していました。

『Wii Fit Plus』と『Wii Sports Resort』、北米で多く遊ばれているのはどっち?

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/07/38662.html
『Wii Fit Plus』と『Wii Sports Resort』、人口が多いのはどちらでしょうか?

海外ゲームサイトCofee with Gamesは北米版「みんなのニンテンドーチャンネル」のデータから両ソフトを比較しています。モーションコントロール&身体を動かすという点で共通点の多いソフトだけに、日本人としても興味深いところではないでしょうか。

『Wii Fit Plus』は発売22日後の10月26日、『Wii Sports Resort』は発売17日後の8月12日のデータとのことです。

■プレイ時間・ユーザー数(北米版『みんなのニンテンドーチャンネル』によるデータ)
『Wii Fit Plus』:プレイ時間54229時間・ユーザー数8378人
『Wii Sports Resort』:プレイ時間221213時間・ユーザー数23329人

『Wii Sports Resort』の集計期間が5日少ないにもかかわらず、『Wii Fit Plus』と比較すると、プレイ時間にして4倍、ユーザー数では2.7倍となっています。

あくまで北米版『みんなのニンテンドーチャンネル』に接続しているユーザーからの集計ではありますが、同じファミリー層向けのゲームでこれだけの差が出るのは意外ではないでしょうか。

Cofee with Gamesは「ニンテンドーチャンネルのデータから考えると、多くのユーザーがジムよりビーチリゾートを好むようだ」とゲームの舞台設定に理由があるのではないかと結論づけています。

『Wii Sports Resort』では、舞台の「ウーフーアイランド」をキャラクター化、様々なゲームを出す「アイランド構想」が明らかにされています。
「舞台設定が人を惹きつける」というCofee with Gamesの考察が正しいとすれば、「アイランド構想」にも期待大といえそうです。

米国で懐かしのアーケードゲーム機・・・のニセモノを多数押収

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/12/38770.html
米国では偽のゲーム機が多数押収されたとのことです。

米国税関国境取締局は多数の偽物ゲーム機を押収したと発表しました。

偽物ゲーム機は中国から船便で届いたとのこと。『ドンキーコング』『ドンキーコングJr.』『ドンキーコング3』『フロッガー』『スーパーパックマン』『ミズ・パックマン』『スクランブル』『タイムパイロット』など168台のアーケードゲーム機を含んでおり、市場価格は67万2000ドル(約6000万円)になるとされています。

なんとも懐かしいアーケードゲーム機が揃いましたが、これらはいずれも著作権を侵害した品であり、米国税関国境取締局は今後も取り締まりを強化していくとしています。

プレイ人数とメタスコアとamazon.comのセールスの奇妙な関係-海外の調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/13/38773.html
売れているものは評価が高く、遊んでいる人も多いのでしょうか。そんな疑問をプレイ人数から調べてみる試みです。

海外ゲームサイトCofee with Gamesは北米版「みんなのニンテンドーチャンネル」のデータを比較した記事を発表しています。
対象となるのは4本のWii用ゲーム、『EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム』(以下『EA SPORTS アクティブ』)と『Punch-Out!!』『The Conduit』『Wii Sports Resort』。11月11日時点でのデータを見ています。

■Wii用ゲーム4本のデータ(北米版「みんなのニンテンドーチャンネル」、Cofee with Gamesまとめ)
タイトル:プレイ人数:amazon.comでのゲームのセールス順位:Metacriticの平均点数
『Wii Sports Resort』:131067人:12位:80%
『Punch-Out!!』:64106人:209位:86%
『EA SPORTS アクティブ』:40469人:92位:81%
『The Conduit』:39283人:142位:69%

セールス順位が高いとプレイ人数が多く、Metacriticの平均点数も高い……となりそうなものですが、そうではないのが興味深いところです。

『Wii Sports Resort』はプレイ人数とセールス順位が共にトップですがMetacriticの平均点は3位。
『Punch-Out!!』のセールス順位は最下位ですが、Metacriticの平均点はトップでプレイ人数は2位。
『EA SPORTS アクティブ』『The Conduit』は、片やファミリー層向けのフィットネスタイトル、片やコアゲーマー向けのFPS(一人称シューティング)と対照的。Metacriticの平均点は81%と69%、セールス順位も92位と142位と大きく差が出ていますが、プレイ人数自体はそう変わらない数値となっています。

この4本のみに限った話をするなら、『Wii Sports Resort』『EA SPORTS アクティブ』のようなファミリー層向けのタイトルはMetacriticの平均点とプレイ人数の相関関係が薄いといって差し支えないようです。

マリオとルイージのコスプレ男が米国で強盗

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/13/38774.html
ハロウィンの晩、マリオとルイージのコスプレが強盗をはたらいたというニュースです。

NYデイリーニューズが伝えるところによりますと、11月1日午前4時、米国ニューヨーク州のスタテンアイランドにおいて、タクシー運転手が4人組の男を乗せたところ、彼らは目的地についても料金を支払わず、運転手を暴行し売上を奪って逃げたとのこと。

4人のうち2人はマリオとルイージのコスプレをしているのをガソリンスタンドの防犯カメラが捉えています。犯人は捕まっておらず、当局は目撃情報を求めているとのことです。

11月1日午前4時といえばハロウィンパーティの直後。マリオとルイージのコスプレをするのは結構ですが、悪事をはたらいてしまっては台無しです。マリオたちとしてもとんだ災難と言ったところでしょうか。死者が出ていないのが不幸中の幸いですが、早期解決を願いたいですね。

マリオのレースカーが現実のカーレースに登場

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/14/38800.html
有名なカーレース「NASCAR」にマリオカーが登場です。

米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)と大手ゲームショップGameStopはDenny Hamlin選手を共同でスポンサード、『New スーパーマリオブラザーズWii』をテーマとしたレースカーを出場させることとなりました。

「NASCAR」は市販車を改造したストックカーのレース。2007年にはNOAのスポンサードによるWiiをテーマとしたレースカーが出場しています。

レースは11月14日に米国アリゾナ州にあるPhoenix International Racewayで開催予定。翌日11月15日は米国での『New スーパーマリオブラザーズWii』の発売日となっており、効果的なパフォーマンスとなりそうです。

米国のクリスマスはゲームが大人気-海外の調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/18/38863.html
米国のクリスマスはゲームが大きな役割を演じるようです。

米国のゲーム業界団体Entertainment Software Association(ESA)は、今年のクリスマスに42%の消費者がゲームを贈るかもらうかする予定であるとする調査結果を発表しました。

対象となったのは米国在住の成人1000名。
42%という値は2007年から9%アップしたものであり、2004年以降の調査では最も高い数値とのことです。

ESAのCEOであるMichael Gallagher氏は「ビデオゲームはホリデーシーズンのリストのトップにあるが、家族全員に優れたエンターテイメントを提供するからだ」とゲームの優位性に関してコメントしています。

42%といえば半数に近い値ですが、日本で同様の調査を行ったらどういった結果が出るか興味深いところです。

「ゲームを売るために年齢制限をごまかす人々がいる」-海外業界人の指摘

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/20/38906.html
「ゲームソフトが年齢制限に引っかからないよう関係機関をごまかしている」という業界人の指摘です。

Artificial Mind and MovementのCEOであるRémi Racine氏は、Montreal International Game Summitにおいて、いくつかのデベロッパーはゲームを売るためにESRB(Entertainment Software Rating Board、北米のレーティング機関)をごまかしていると主張します。

「我々は多くのパブリッシャーと働いたデベロッパーとして、多くの人々がレーティングをごまかそうとしていることに気づいている。彼らはM指定(17歳以上)よりT指定(13歳以上)の方が売れるだろうといい、審査用のビデオに最も暴力的な場面を収めない。これにより適切なレーティングではなく、望んだレーティングを手に入れる」

「多分、特定のレーティングを手に入れることはあなたのゲームを助けるだろうが、ゲーム産業全体を助けるものではない」

Artificial Mind and Movementはバイオレンスに溢れたアクションゲーム『WET』を手がけたデベロッパー。
2010年に発売される予定の新作に関し、「我々はゲームが地獄と同じくらいにバイオレントであることを知っている。ゲームには血が出てこないので低いレーティングを得ることができるだろう。しかし、我々は13歳以下にこのゲームを遊んで欲しくないのでT指定以下にはして欲しくないというだろう」とコメントしています。

過激な表現を収めたゲームが売れるというのが現在の流れですが、ゲームを売るためにレーティングをごまかすのではなく、倫理的な観点から適切なレーティングが行われるべきであるというのが氏の主張。

ESRBはこうした「ごまかし」が発覚した際はレーティングのやり直しとラベルの張り替え、100万ドル(約8900万円)の罰金を科すとのことです。

「ゲームのクオリティを上げるより広告にお金をかけるべき」-海外の調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/20/38908.html
ゲームの売り上げアップにはレビューサイトの点数よりも広告にお金をかける方が効果的・・・そんな調査結果が発表されました。

米国の調査会社のEEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)のアナリストであるJesse Divnich氏は、Metacriticでの評価よりも適切なマーケティングの方がゲームの売り上げに寄与するという調査結果を発表しました。

Divnich氏が2007年~2008年に発売されたゲーム1300本をチェックしたところ、Metacriticでの評価と売り上げには相関関係は薄く、逆にマーケティングにお金をかけるほど多くの本数が売れているという傾向が見られたとのこと。

氏はソフトの品質(クオリティ)とマーケティングの関係を以下の4グループに分類。

・「ハイクオリティ/ハイ・マーケティング」(品質が高く、マーケティングにもお金をかけている)
・「ハイクオリティ/ロー・マーケティング」(品質が高いが、マーケティングにお金をかけない)
・「ロー・クオリティ/ハイ・マーケティング」(品質は低いが、マーケティングにお金をかけている)
・「ロー・クオリティ/ロー・マーケティング」(品質は低く、マーケティングにもお金をかけていない)

あらゆるケースにおいて、マーケティングにお金をかけている「ハイ・マーケティング」の売り上げが伸びたといいます。

Metacriticはゲームのレビューを点数化していますが、点数の平均値「メタスコア」は業界でも権威あるものとして扱われています。

メタスコアが高い=ゲームとしてのできがよいとされていますが、最近はメタスコアが高いものの売り上げは振るわないといった例が見られるようになっています。

Divnich氏は「クオリティに焦点を当てる説得力のある理由はなく、そのお金と時間をマーケティングに費すべきです」「もしあなたが何かを犠牲にしなければならないのなら、クオリティはその最初のものです」と発言。マーケティングを重視した予算と時間の配分を行うべきとしています。

氏によれば「ゲームを購入した消費者の60%は広告を切っ掛けにしている」とのこと。ただ、できのいいゲームを買うことは消費者の満足度アップに繋がるのも確かであり、クオリティとマーケティングのどちらを優先すべきかは、業界の内外から様々な意見が出てきそうです。

EAやディズニーが訴えられる-音声認識に関する特許を侵害?

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/20/38926.html
EAやディズニー、Ubisoftは音声認識に関する特許を侵害したとして訴えられました。

テキサスのBareis TechnologiesはEA、ディズニー、Ubisoft、SCEA(ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ)に対し訴えを起こしました。

SCEAの『SOCOM』シリーズやUbisoftの『トム・クランシー』シリーズ、EAの『NASCAR』シリーズとディズニーの『Disney's Phonics Quest』といったゲームが「情報アクセスのための音声認識テンプレートを持つ光学ディスク」という特許を侵害しているというのがBareis Technologiesの主張。

「音声認識の機能を持ち、光ディスクで供給されるプログラム」が争点となっている模様で、同社は損害賠償とロイヤリティを求めていくとのことです。

「米国でも「Wiiの間」のようなサービスが行われるのではないか」-海外アナリストの予想

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/22/38943.html
アナリストは米国でも「Wiiの間」のようなサービスがスタートするのではないかと予言します。

米Lazard Capital MarketsのアナリストColin Sebastian氏は「任天堂はコンテンツの配信を続けていき、米国でもこうしたサービスに着手すると予想されます。ファミリー向けのメディアハブをリビングルームに設置し、Xbox LIVEやPlayStation Homeに対し、より激しい競争を行っていくでしょう」とコメントしています。

「Wiiの間」は任天堂と電通によるWii向けの動画配信システム。
オリジナルの番組を主に配信しており、2009年10月時点では248万人が利用しているとされています。

Sebastian氏は、動画配信部門は任天堂にとってあくまで戦略の中の一部分であり、これを積極的に開拓していくことはしないだろうと予測します。

任天堂の岩田聡社長は「Wiiの間」に関し、将来的には海外でもスタートする計画はある旨の発言をしています。日本で248万人ですから、人口の多い米国では更に大きな利用者を見込めるはずで、米国版「Wiiの間」が実現すれば動画配信の世界に大きな変革を起こすのではないでしょうか。

米任天堂、5本のDSiウェアをセットにしたDSiをクリスマスに向け発売

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/25/38987.html
米国の任天堂は5本の『マリオ』『脳トレ』を同梱したニンテンドーDSiを発売するとのことです。

米国では11月の第4金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれるお買い物デー。
感謝祭の翌日に当たるこの日よりクリスマスセールがスタートし、お店は大にぎわいとなります。

米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)は11月27日よりニンテンドーDSiの限定版パックを販売するとのことです。『マリオ』シリーズをフィーチャーした「メタリックブルー」と『脳トレ』をフィーチャーした「ホワイト」の2バージョンが用意されており、それぞれ5本のDSiウェアがインストールされています。

■メタリックブルー
『マリオvs.ドンキーコング ミニミニ再行進!』
『ちょっとDr.MARIO』
『うつすメイドインワリオ』
『ニンテンドーDSi電卓 ファミコンマリオタイプ』
『ニンテンドーDSi時計 ファミコンマリオタイプ』

■ホワイト
『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 文系編』
『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 数独編』
『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 理系編』
『ちょっとアソビ大全 じっくりトランプ』
『ニンテンドーDSi時計 フォトスタンドタイプ』

NOAは、付属ソフトはそれぞれ20ドル(約1700円)以上の価値があるとしています。
DSiウェアが予めインストールされていることで、DSiウェアに親しむチャンスとなりそうですね。

オバマ大統領「ゲームは科学や数学への興味を維持させる」-米国で教育ゲームを競う二つのコンテストが開催

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/27/39029.html
バラク・オバマ米大統領は教育ゲームのコンテストを開催すると発表しました。

コンテストは「National STEM Game Design Competition」と名付けられており、タイムワーナー、ディスカバリー、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、SCEA(ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ)などが協賛、ゲーム業界団体であるESA(Entertainment Software Association)がバックアップし、賞金総額200万ドル(約1億7000万円)という大規模なものとなっています。

「STEM」とは「科学・テクノロジー・エンジニアリング・数学」の略。
ブラウザで動作する教育ゲームを作る「STEM NATIONAL VIDEO GAME COMPETITION」と『リトルビッグプラネット』を使った「GAME CHANGERS」部門の二つが開催されます。

SCEAはコンテストに伴い、1000本の『リトルビッグプラネット』とプレイステーション3を全国の図書館に寄付するとのこと。

オバマ米大統領は「コンピューターとビデオゲームは、アメリカの子供達に科学・テクノロジー・エンジニアリング・数学への興味を維持させる、最も効果的な方法の一つです」とコメントしています。

女性ゲーマーの8割はWiiを持っている-米国の調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/28/39060.html
女性ユーザーの多くをWiiが掴んでいるとする調査結果が発表されました。

米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)の社長であるReggie Fils-Aime氏は投資家向けのイベントであるBMO Capital Marketsにおいて、据え置き機の女性ユーザーの80%はWiiを使っているとする調査結果を発表しました。

据え置き機の男性ユーザーが3330万人なのに対し女性ユーザーは1170万人という数値が出ており、据え置き機のゲーム人口の約1/3は女性という計算になります。

1170万人の女性ユーザーたちはどのゲーム機を使っているのでしょうか。
氏によればWiiが80%、プレイステーション3が9%、Xbox360が11%という内訳になるとのこと。氏は「これは偶然の結果ではなく、市場を拡大するための慎重な試みの結果です」とコメントしています。

米国の調査会社NPDグループが2009年1月に行った調査によれば、米国の女性ゲーマーは2008年からの一年間で23%から28%にアップしているとのこと。同社は女性ゲーマーの増加はWiiによってなされたとする見解を明らかにしています。

今回の発表はNPDの調査とも符合するものであり、今後は女性向けゲームがより重要な位置を占めていくものと考えられます。

【ゲームニュース一週間】WiiウェアとDSiウェアを手に入れやすくするには?

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/29/39062.html
米国では大きな商機となる「ブラックフライデー」がスタートする今週はWiiウェアとDSiウェアに関するニュースが揃いました。

米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)は5本のDSiウェアをインストール済みのニンテンドーDSiを発売すると発表しました。「メタリックブルー」と「ホワイト」の2バージョンが用意されており、それぞれ『マリオ』及び『脳トレ』にちなんだDSiウェアが5本ずつインストールされています。

Wiiウェアの体験版配信に関し、『グーの惑星』を開発した2D BoyのKyle Gabler氏は「売り上げが明確に増えている」とコメントしています。日本ではトップ3が体験版となり、海外でも1~5位までを各種の体験版が独占するなどかなりの話題となっている模様です。

どちらもDSiウェアとWiiウェアを分かり易くするための努力といえるでしょう。DSiウェアとWiiウェアは購入するまでに知識が必要になります。まずネットワークへの接続が必要となります。自宅に環境がない場合、ニンテンドーDSiをDSステーションに持っていく必要があります。ニンテンドーポイントを購入し、ニンテンドーDSiポイントかWiiポイントにしなければなりません。DSiポイントとWiiポイントには互換性がありません。

ネットワークへの接続は最も手こずるところでしょう。ルーターの機種、OSのバージョンによって使用されている用語が違いますし、無線だったり有線だったり、両者が混在していたりと環境も様々です。知識があっても少々面倒なのですから、そうでない場合にゼロから設定するとなると相当の労力が必要となるでしょう。

ニンテンドーポイントのプリペイドカードは同じでも、どちらの機種でチャージするかでニンテンドーDSiポイントとWiiポイントに変化する辺りも初めての人は戸惑うでしょう。

パッケージで通常販売されるゲームは雑誌に潤沢な情報がありますが、DSiウェアやWiiウェアの情報は比較的少なめ。さらにこれまでは体験版もなかったのですから、お目当ての一本を買った後に何を買うべきか分からなかった人も多いのではないでしょうか。

海外ゲームサイトnintendolifeは「本当にサービスを軌道に乗せるには、ニンテンドーDSやWiiでやったようにゲーマーの輪の外側にもアピールしなければならない」と指摘しますが、正にその通りでしょう。

「ゲーマーの輪の外側」にアピールするために有効なのは、データベースとパッケージ販売、ダウンロードサービスでしょう。

ネットワーク接続に関しては、ユーザー投稿によるデータベース化が有効でしょう。
主要なOSや普及しているルーターを網羅する勢いで手順を解説していくのです。
何の知識もない人でも、解説の通りにボタンを押していくだけで接続が開通するというのが理想です。

知名度に関しては、パッケージ販売です。DSiウェアやWiiウェアをひとまとめにし、通常のソフトと並べて店頭で販売するのです。既にバンダイナムコゲームスが『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』としてXbox LIVE アーケードで配信中のソフトとアーケードタイトルの移植版をセットにしていますが、これまでとは異なった層にアピールするのに有効でしょう。

店頭の協力を得られるのであれば、DSiウェアやWiiウェアを店頭で売ってしまえないでしょうか。本体を持ち込むことで店員さんがダウンロードしてくれるサービスがあれば、だいぶ敷居は下がるはずです。海外大手のゲームショップGameStopではユーザーが転倒でダウンロードコンテンツを購入できる自販機を検討中とのことですが、これが近いのかも知れません。

何も知れない人がパッケージ販売でDSiウェアやWiiウェアの存在を知り、最初は店員さんにダウンロードしてもらっていましたが、後に自分で環境を構築して自宅でダウンロードできるようになる……というのが理想でしょう。

現在のダウンロード配信にはステップアップがなく、「できる人」と「できない人」が二分されている感があります。
ダウンロード配信は在庫も要らずローリスクで開発できるなど送り手のメリットが強調されていますが、受け手がいかに楽に手に入れられるかがもっと考慮されてもいいのではないでしょうか

任天堂「一秒あたり2.5台のゲーム機が売れた」-Wiiは一週間で55万台、DSは100万台売れる

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/02/39120.html
11月22日~11月28日の一週間でWiiは55万台以上、ニンテンドーDSは100万台以上が売れたとのことです。

米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)は「ブラックフライデー」を含む感謝祭の一週間の売り上げを発表しました。

Wiiの売り上げは55万台以上。「全国の消費者は199.99ドル(約1万7000円)の新たな値段に好反応を示している」とコメントしています。

ニンテンドーDSの売り上げは100万台を突破。「2002年の感謝祭においてGBAが築いた携帯ゲーム機の売り上げ記録を越えた」台数であるとのことです。

NOAによれば「一分あたり150台が売れ、一秒あたり2.5台が売れた計算」になるとのこと。任天堂の年末商戦は今年も好調な滑り出しを見せているようです。

マイケル・ジャクソン、ゲーム楽曲に関わっていた・・・スタッフロールは拒む

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/04/39183.html
今年の6月に惜しまれつつも他界した“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソン。ゲーム好きとしても知られ、セガとの関わりも深かった氏が、1994年にメガドライブで発売された『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』のサウンドトラック制作に関わっていたことが明らかになりました。

これはフランスの雑誌Black & Whiteで、作曲家のBrad Buxer氏がインタビューで明らかにしたもの。Buxer氏は、マイケル・ジャクソン氏に助けを乞われる形でプロジェクトに加わり、二人でソニック3の作曲を行ったと話しています。また「彼の名前がクレジットに無かったとすれば、それは彼がゲーム機から出力される音に満足しなかったから」と語り、当時のゲーム機の音質に不満があったマイケル・ジャクソン氏が、名前を入れるのを拒んだ実情を打ち明けています。

90年代にマイケル・ジャクソン氏と仕事を共にしたBrad Buxer氏。その名前がソニック3のクレジットにあったことで、マイケル・ジャクソン氏も関わっているのでは、という噂が当時からあったようです。一方で開発者側からはそれを認める言葉はなく、確証の無いまま今日に至っていましたが、今回改めて確認された形になりました。

またBrad Buxer氏は、ソニック3のクレジットで流れるテーマ曲と、マイケル・ジャクソン氏のヒット曲“ストレンジャー・イン・モスクワ(Stranger In Moscow)”との類似は偶然ではないと話し、ソニック3の曲が、あのヒット曲のベースになったことを明らかにしています。

ESRB、iPhoneで簡単にレーティング情報をチェックできるアプリを配信開始

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/04/39194.html
米国でコンピューターとビデオゲーム関連のレーティングを行うESRB(Entertainment Software Rating Board)は、ゲームのレーティング情報を知るための専用アプリをiPhone向けに開発し、本日よりAppStoreで配信開始しました。

ESRBの年齢制限を示すレーティングマークに加えて、表現内容を示すコンテンツディスクリプション、そしてより詳細な内容を示すサマリーから成りますが、ゲームのパッケージにはレーティングマークとコンテンツディスクリプションのみしか掲載されていません。このiPhone用のアプリを使用すれば、子供に買い与えるゲームがどのような評価を受けているのか詳細を知ることができます。

「レーティングのサマリーはゲームがどのようなものか詳細を示します。このアプリがあれば両親は、そのゲームが楽しいかという情報のみならず、本当に子供に適しているのかどうかを事前にチェックすることができます」とESRB代表のPatricia Vance氏はコメントしています。

ESRBはレーティング制度の普及に力を入れていて、ゲームの販売が急増するホリデーシーズンのこの時期に配信開始することで、公共広告などと合わせて、適切なゲームを買い与えるためのレーティング制度の認知を上げたいとしています。

本アプリは日本からもダウンロードすることができます。

ゲーム業界のチャリティが好調-100万ドル以上の成果を上げる

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/08/39258.html
ゲーム業界のチャリティは100万ドル(約9000万円)以上の成果を上げているようです。

「Child's Play」は病気の子供たちにゲームや玩具、本を贈るというチャリティプログラム。
通常と同様にお金を寄付するほか、病院が作成したウィッシュリスト(欲しいもののリスト)を見て直接ゲームや玩具を寄付することもできます。

今年の寄付額は既に100万ドル(約9000万円)となっており、年末までには140万ドル(約1億3000万円)に達する見込みとのことです。

「Child's Play」のプロジェクトマネージャーであるKristin Lindsay氏は「今年は多くの人々が失業しているにもかかわらず、反応が大きかったことに驚いています。ゲームコミュニティは本当に深く運動を理解してくれ、順調で記録破りの年となっています」とコメントしています。

昨年は寄付の目標額を75万ドル(約7000万円)に減額するなど不況の影響を受けた「Child's Play」ですが、今年は高い成果を上げられたようで何よりですね。

「Wiiがこの世代の勝者、最悪のシナリオでも強さは揺るがない」-米アナリストの分析

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/10/39293.html
「Wiiがこの世代の据置ゲーム機の勝者となった」とアナリストは分析します。

米国の調査会社EEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)のアナリストであるJesse Divnich氏は、今世代におけるゲーム機戦争の勝者はWiiであるとしています。

Divnich氏は、米国における2009年の普及台数をNPDグループとEEDARというf二つの調査会社によるデータから予測。Wiiが約2600万台、Xbox360が1800万台、プレイステーション3が1100万台であるとします。

同時に氏は「2014年までWiiの売れ行きが最悪の不調であり、Xbox360とプレイステーション3の売り上げが最も好調である」という仮想シナリオを提示、その上での台数も算出しています。

■Jesse Divnich氏の仮想シナリオの条件
・Wii
2010年:25%ダウン
2011年:30%ダウン
2012年:30%ダウン
2013年:50%ダウン

・プレイステーション3
2010年:25%アップ
2011年:10%アップ
2012年:10%アップ
2013年:30%ダウン

・Xbox360
2010年:10%アップ
2011年:10%アップ
2012年:10%アップ
2013年:30%ダウン

2013年にはいずれのゲーム機も寿命を迎えるとするのがDivnich氏の予想のようですが、この仮想シナリオで導き出された台数はWiiが約4100万台、Xbox360が3900万台、プレイステーション3が3300万台とされています。

この結果から氏は「任天堂は2013年までWiiのアップグレードを行わないだろう」と予想しています。

モーションコントロールの導入で現世代ゲーム機の寿命が延びるだろう……という予想が話題を呼んでいますが、Divnich氏の主張はソニーとマイクロソフトが投入する新モーションコントロールでもWiiの優位は覆らないだろう、ということのようです。

TIMES誌が選ぶ2009年トップ10ゲーム-日本ゲームは何本がランクイン?

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/11/39324.html
TIMES誌が選ぶ2009年のトップ10ゲームとはどういったタイトルでしょうか?

TIMES誌は恒例となっているなんでもトップ10の今年度版「The Top 10 Everything of 2009」を発表しています。
昨年は日本ゲーム0本という結果になりましたが、今年はどうなるでしょうか。
権威あるTIMES誌が選ぶトップ10ゲームを見ていきましょう。

10『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』(プレイステーション3)
「ネイト・ドレイクの秘宝ハンティングはあなたを信じられないくらい壮大なシーケンスへと誘う。ジャングルの遺跡、山の頂上、チベットの都市。それだけでは十分ではないというように、ゲームの平均以上の物語と声優の演技が用意されている。最後のインディ・ジョーンズもの映画に失望した人は、かわりにこのゲームを試すべきだろう」と映画的な作り込みが評価されています。

9『アサシン クリード II』(プレイステーション3・Xbox360)
「多くの続編はクリエイティブな意味で失敗の、安っぽいイメージチェンジに過ぎない。だがこのゲームは違う。2007年に発売されたスマッシュヒット作の徹底的な追求だ。よりスマートで練り込まれたバージョンであり、ルネッサンスのイタリアのビジュアルにはびっくりさせられる」と更なるパワーアップが受賞理由のようです。

8『Halo 3: ODST』(Xbox360)
「『Halo』シリーズが使い果たされたように見えた時、制作元のBungieはシャープに暗い路地裏へとターンした。あなたはもう強力なマスターチーフではなく、かわりに傷つきやすい軌道降下特殊部隊ODSTのメンバーを順繰りにプレイしていくことになる。それはHalo世界にダークかつスローでジャジーなハードボイルドさを取り込んだ」と路線変更が評価されています。

7『Scribblenauts』(ニンテンドーDS)
7位は綴った言葉がアイテムとなって出現するユニークなシステムの『Scribblenauts』。
「このゲームの開発者はたぶん既存のゲームに退屈した人々で、何か型にはまらないインスピレーションがあったのだろう」とその発想を評価しています。

6『Geo-Defense Swarm』(iPhone・iPod Touch)
6位にランクインしたのはiPhone・iPod Touch用のタワーディフェンス系『Geo-Defense Swarm』。「私はこのリストでiPhoneに賞賛を与えることはないと思っていた。ハードウェアの制限はきつく、ボタンもジョイスティックも振動によるフィードバックもない。しかし開発者たちは、私が完全に間違っていると教えてくれた。この機種でもちゃんとゲームができると」とハードウェアの制限をものともしないセンスが受賞の理由のようです。

5『New スーパーマリオブラザーズWii』(Wii)
Wii用ゲームが5位に登場。「おかえり、マリオ。私たちは君がいなくて寂しかった。クラシックな横スクロールゲームはアップデートされたグラフィックと、パーティーゲームとして『DJ Hero』にとってかわるかも知れない楽しさがあるマルチプレイヤーモードと共に帰ってきた。ストーリーは私たちが知っているものとそう変わりなく、マップの端にある城に捕らえられた姫を救い出すというものだ。しかし3Dエフェクトとライティングの素晴らしさがゲーム画面に深みを与える。その上、見ている子供も初心者としてゲームに参加できる。これは誰もあなたにポップコーンを持ってきてくれないことを意味する」とゲームの根源的な面白さが評価されています。

4『Borderlands(ボーダーランズ)』(プレイステーション3・Xbox360・PC)
「『ボーダーランズ』はハイブリッドなゲームデザインの驚異だ。RPGのようにレベルやスキルを上げていくが、箱庭スタイルのオープンワールドで撃って逃げるスタイルのFPS(一人称シューティング)戦闘を行うのだ」とRPGとFPSを融合させたゲームデザインでの受賞です。

3『DJ Hero』(Wii・プレイステーション3・Xbox360)
「過去から焼き直しされた歌で一杯の“ロックバンドなりたがり”の世界に『DJ Hero』は喜ばしい変化をもたらした。素晴らしい独占サウンドトラックとナイトクラブのグラフィックで、新たなベストパーティーゲームとなった」と音楽ゲームに新機軸を持ち込んだこととパーティーゲームの楽しさが評価されています。

2『Batman: Arkham Asylum(バットマン アーカム・アサイラム)』(プレイステーション3・Xbox360・PC)
「猟奇趣味のジョーカーはもう映画を見る人を怖がらせないかも知れないが、このゲームには善と悪が荒れ狂う争いがある。ゴッサム・シティの救世主はアーカム・アサイラムで窮地に陥る。これまでバットマンが片づけた異常者たちがジョーカーに率いられて襲いかかる。初期のDCコミックのゲームとは違い、このゲームは有無を言わさぬストーリーと戦闘システムが一つになっている」とこれまでの原作モノになかった作り込みで受賞しています。

1『Call of Duty: Modern Warfare 2(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)』(プレイステーション3・Xbox360・PC)
1位は日本語版も発売された『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』。
「これはメッセージを送るゲームです。このゲームには、現代の軍事的衝突に関する知的な見解があります。このゲームではあなたは世界中を飛び回り、誰もが軍服を着ている訳ではない非対称戦の最前線を追います。戦いには宣戦布告がある訳ではなく、郊外から空港、リビングルームまで荒れ狂います。沢山の生々しく魅惑的なミリタリーアクションがこのゲームにはありますが、市民の犠牲を減らし誰と戦うべきかは生き残るのと同じくらいに重要である……というとても変化したゲームです」とゲーム設定と作り込みを絶賛しています。

2007年は『スーパーマリオギャラクシー』『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』『エースコンバット6 解放への戦火』と3本の日本ゲームがランクインするも、2008年は0本。今年は『New スーパーマリオブラザーズWii』が受賞しているのは嬉しい限り。来年は何本の日本ゲームが受賞できるのか、今から楽しみですね。

「カジュアルゲーマーはゲームを買わなくなっている」-米国の調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/15/39398.html
米国の調査会社は「カジュアルゲーマーはゲームを買わなくなっている」と主張します。

EEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)のアナリストJesse Divnich氏は2009年11月の売り上げに対し「コア層向けのゲームは昨年の11月よりも高い売り上げを示しています。残念なことに、これはカジュアル層及びトラディショナルではないゲーマーからの売り上げが落ちたことを意味しています。12月の売り上げをカジュアル層に頼っているとするなら、-7%前後は落ちることでしょう」とコメントしています。

2009年11月の売り上げは27億ドル(約2394億円)で前年比-7.6%。
昨年から売り上げ全体が落ちているのにコア層向けゲームの売り上げがアップしているということは、カジュアル層向けのゲームの売り上げが落ちているということのようです。

氏によれば、9月~11月の期間中、メタスコアで80点以上を獲得したゲームソフトは昨年よりも増加の傾向にあるとのこと。昨年と比較すると、据置ゲーム機用ソフトで20%、携帯ゲーム機用ソフトは27%増えているとされています。売り上げが前年比-7.6%であるという先ほどのデータと併せると、ゲームの質は高いものの売れている本数自体は下がっていることになるそうです。

こうした状況から、Divnich氏は「ゲームの発売を2010年に遅らせたパブリッシャーが利益を得る」と予想。発売を遅らせることで「ゲームが共食い状態になることを防ぎ、長期に渡る好ましい環境を作る」としています。

ゲーム機泥棒が急増 3年で4倍に・・・FBI調べ

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/18/39454.html
ゲーム機泥棒は3年間で285%もの増加を見せているそうです。

FBIによると、米国内でのゲーム機泥棒が深刻化しているそうです。2007年は11704台のゲーム機が盗まれたのに対し、2009年は42615台とその数は増えるばかり。数値にすると285%の増加率となっているとのことです。

■米国内で盗まれたエレクトロニクス製品の台数(FBI調べ)
2007年 ラップトップ:96,834台 ゲーム機:11,074台 カメラ:28,113台 TV:27,176台
2008年 ラップトップ:108,730台 ゲーム機:21,732台 カメラ34,583台 TV:53,443台
2009年 ラップトップ:128,280台 ゲーム機:42,615台 カメラ39,454台 TV:78,227台

特にゲーム機とTVが急激に増加していることが分かります。FBIのスペシャルエージェントであるJason Pack氏は「ホリデーシーズンはエレクトロニクス製品泥棒にとってのプライムタイムです」と注意を呼びかけています。

Pack氏によれば、盗まれたエレクトロニクス製品はストリートで売られ素早く現金化されるそうです。

小型かつ高価なエレクトロニクス製品は泥棒にとっては格好の獲物となる……とマサチューセッツ大学ロウェル校の犯罪学者であるLarry J. Siegel氏は指摘します。「犯人たちは合理的です。高価で、簡単に持ち運びができ、簡単に売れるものを選びます。私の家で最も高価なのは冷蔵庫ですが、誰もこれを盗もうとはしないのです」

癌の少年からWiiが盗まれるなどゲーム機が盗まれるニュースが多くなってきていますが、これだけの勢いで盗難が増えているのであれば、防犯機能の搭載を検討した方が良いのかも知れませんね。

ヘビーゲーマーが重視するのは「広告」「プロモーション」「友人の意見」のどれ?-海外の調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/19/39490.html
ヘビーゲーマーがゲームを買う際に重要視するのは何なのでしょうか?

米国のPR会社Waggener Edstromは、ゲームを買うにあたって「広告」や「プロモーション」、「友人の意見」などの要素のどれが重視されるかに関して調査を行いました。

結果はゲーマー暦が長いほど「友人の意見」を重視するというものになったとのこと。
購入の決め手として有効なのは「友人の意見」「お店で実際に見ること」「オンラインのデモ版」「広告」の順となり、「友人の意見」は典型的な「広告」やプロモーションの3倍有効であるそうです。また、「友人の意見」は「家族の意見」の倍以上有効であったとされています。

ヘビーゲーマーたちは密にコミュニケーションを取るコミュニティに属しており、「友人の意見」はそうしたコミュニティにおいて大きな影響力を持つとのこと。これまでにも同様の調査結果が発表されて話題となりましたが、口コミをいかに制するかが今後のプロモーション活動の課題となりそうです。

「『Wii Fit』はフィットネスに貢献しない」-米国の調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/23/39560.html
『Wii Fit』はフィットネスに貢献しない……とする研究結果が発表されました。

米国のミシシッピ大学は『Wii Fit』がフィットネスに与える影響を調査しました。
調査は6ヵ月を『Wii Fit』使用前と使用後の2つの期間に分けることで行われました。
オックスフォードに住む8家族を対象に、最初の3ヵ月は『Wii Fit』を使用しない状態で、その後3ヵ月は『Wii Fit』を使った状態でデータを取ったのです。

研究チームのリーダーを務めるScott Owens教授によると、3ヶ月間『Wii Fit』を使用したにも関わらず、毎日の身体活動や柔軟性、バランスといった諸要素には変化が見られなかったとのこと。

教授は『Wii Fit』の1日当たりの使用時間は時間と共に低下するというデータも提出しています。
最初の6週間は1日あたり22分間使用されていたものが、次の6週間は1日あたり4分前後にまで落ち込んでいます。数値にすると82%減ということになるそうです。

Owens教授は「毎日適度に『Wii Fit』を使ったとしてもフィットネスには不十分な変化しかもたらさない」と結論づけています。
特に時間と共に『Wii Fit』をやる時間が減っていく辺りは今後の課題といえそうです。

ゲームをダイエットに応用する「exergaming」が肥満を防ぎ現実のスポーツへの興味をかき立てるとする調査結果が話題を呼びましたが、ゲームと運動の関係性に関しては「効果アリ」「効果ナシ」のどちらかの結果のみを大きく取り上げるのではなく、今後も多角的な検証が必要になるのではないでしょうか。

「今年一番期待外れだったゲーム」を海外ゲーマーが選ぶ

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/26/39618.html
「今年一番期待外れだったゲーム」を海外ゲーマーが選ぶとどうなるのでしょうか。

海外ゲームサイトGametrailersは「ゲームオブザイヤー2009」の一部門として「期待外れだったゲーム」と題した動画を公開しました。
http://www.gametrailers.com/game/gametrailers-game-of-the-year/12440
海外のゲーマーたちにとって、今年期待外れだったゲームとはどんな作品になるのでしょう。

ノミネートされたのは以下の5本。
『バイオニックコマンドー』:(プレイステーション3・Xbox360)
『グランツーリスモPSP』:(PSP)
『バイオハザード5』:(プレイステーション3・Xbox360)
『Tony Hawk: Ride』:(Wii・プレイステーション3・Xbox360)
『Wolfenstein』:(プレイステーション3・Xbox360)
プレイステーション3とXbox360用のマルチタイトルが5本中4本を占めています。

見事(?)「今年一番期待外れだったゲーム」に選ばれたのは『Tony Hawk: Ride』。
スケボー型コントローラーに乗ってトリックを決めるという野心作でしたが、メタスコア(海外レビューの平均点)とユーザースコアはWii版が53点(4.1点)、プレイステーション3版が45点(1.4点)、Xbox360版が47点(2.7点)。
メタスコアは100点満点、ユーザースコアは10点満点となっています。

ママブロガーと子供を招いて実際にゲームを遊んで貰ったりするなどの広報活動も行われましたが、残念ながらの受賞となってしまいました。
来年はこの賞を受賞してしまうゲームが出ないといいですね。

ゲーム業界への投資額は昨年から大幅減

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/26/39620.html
不況のさなかですが、ゲーム業界は今年どれくらいの投資を集めたのでしょうか?

VentureBeatは、2009年のゲーム業界がいくらの投資を集めたのかを集計しています。2009年にゲーム業界へ投資された金額は6億50万ドル(約551億円)とのこと。2008年は9億3680万ドル(約860億円)ですから、36%もダウンしていることになります。

先日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)用ゲームのデベロッパーであるZyngaがロシアの投資会社Digital Skyから1億8000万ドル(約165億円)を調達して話題となりましたが、これがなければ55%のダウンとなっていたそうですから少々深刻です。

VentureBeatは「こうした資金調達はゲーム界のベテランの雇用を継続し、革新を生み出すことを意味する。資金調達を受けた全ての会社が継続するというわけではないが、成功した会社は収益を上げ雇用を創出するだろう」とコメントしています。

【Game of the Yearをおさらい】『Dragon Age』・・・Gamasutra

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/30/39644.html
年末年始の恒例行事と言えばGame of the Year(GOTY)。2009年の最も優れたゲームを決定する企画です。インサイドでもインサイドゲームアワードという形で読者投票を元に年明けに決定しますが、特に多くの海外メディアが賞を発表しています。ということで、ここでは各メディアによるGOTYをおさらいしていきます。

まずはGamesutraの選んだ今年のトップ10。聞きなれない読者も多いかもしれませんが、Gamasutraはゲーム業界向けの業界紙という位置付けのメディア。運営しているのは世界最大のゲームカンファレンスGame Developers Conferenceの運営も行うThink Media Service。市場動向からゲームのメイキングに深く迫った記事まで業界紙の中でも高い地位を占めています。

そんなGamasutraの選んだトップ10はこちら。

1. Dragon Age (BioWare, Xbox 360/PS3/PC)
2. NewスーパーマリオブラザーズWii (任天堂, Wii)
3. デモンズソウル (フロムソフトウェア/アトラス, PS3)
4. Left 4 Dead 2 (Valve, Xbox 360/PC)
5. Batman: Arkham Asylum (Rocksteady, Xbox 360/PS3/PC)
6. Flower (ThatGameCompany/ソニー, PlayStation 3)
7. The Beatles: Rock Band (Harmonix/MTV, Xbox 360/PS3/Wii)
8. Plants vs. Zombies (PopCap, PC)
9. Warhammer 40,000: Dawn Of War II (Relic Entertainment, PC)
10. Retro Game Challenge (バンダイナムコ, DS)

Game of the Yearに輝いたのはBioWare『Dragon Age』でした。BioWareらしく、手堅い作りで、かつ革新性を兼ね備えた素晴らしいRPGであったと絶賛されています。過去にBioWareが作ってきたRPGと現代的なゲームとの架け橋になるような作品だったとしています。

2位の『NewスーパーマリオブラザーズWii』に関してはゲームデザインによって、本当の意味であらゆるプレイヤーが楽しめる作品というものを作りだしたと評価しています。特にマルチプレイでの楽しさと、それによって難易度の調整されるという作りに評価があるようです。

特に海外で高い評価を受けている『デモンズソウル』に関しても、直観性と操作性で多くのプレイヤーが楽しめるようにしたと評価。今年最も中毒的で辞められないゲームであったとしています。

下位は『Left 4 Dead 2』『The Beatles: Rock Band』など。10位には『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』をローカライズした『Retro Game Challenge』もランクインしています。興味深いのはカジュアルゲームサイトPopCapの『Plants vs. Zombies』も入っている点でしょうか。

【Game of the Yearをおさらい】『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』・・・Yahoo USA

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/30/39645.html
年末年始の恒例行事と言えばGame of the Year(GOTY)。2009年の最も優れたゲームを決定する企画です。インサイドでもインサイドゲームアワードという形で読者投票を元に年明けに決定しますが、特に多くの海外メディアが賞を発表しています。ということで、ここでは各メディアによるGOTYをおさらいしていきます。

続いてはYahoo USAです。言わずと知れた大手ポータルサイト。そのYahooの中のYahoo Gamesが選ぶベストゲームです。Yahooでは5つのノミネート作品を選出し、その中からBestを決定するという方法です。

・アサシン クリード II(ユービーアイソフト,PS3/Xbox360/PC)
・Batman: Arkham Asylum(ワーナー,PS3/Xbox360/PC)
・Call of Duty: Modern Warfare 2(アクティビジョン,PS3/Xbox360/PC)
・Dragon Age: Origins(BioWare,PS3/Xbox360/PC)
・アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 (SCE,PS3)

いずれ劣らぬ話題作揃いですが、この中からトップに選ばれたのは・・・

■「Game of the Year 2009」
アンチャーテッド 黄金刀と消えた船

「今回はいずれも接戦であり、厳しい戦いだったが、ソニーの『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』は信じられないほど強いスターのように注目すべき作品だった。映画的な一連のアクションシーンから、悪役さえも好きになってしまう素晴らしい声優の演技まで沢山の愛すべきものがここにある。さらに夜通し遊ぶだけの価値があるマルチプレイヤーモードを加えれば、プレイステーション3ユーザー必携の超大作になる。これを大切にすべきだ」……と映画的な作りが激賞されています。

ハードウェアのパワーを活かした作品がズラリと並んでおり、この辺りは米国ゲーマーの好みと言ったところでしょうか。映画的な要素とゲームを融合させた内容だけに、これから海外市場を狙う日本ゲームが見習うべき所が多いのかも知れませんね。

【Game of the Yearをおさらい】『Call of Duty: Modern Warfare 2』・・・Los Angeles Times

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/31/39650.html
年末年始の恒例行事と言えばGame of the Year(GOTY)。2009年の最も優れたゲームを決定する企画です。インサイドでもインサイドゲームアワードという形で読者投票を元に年明けに決定しますが、特に多くの海外メディアが賞を発表しています。ということで、ここでは各メディアによるGOTYをおさらいしていきます。

続いてはLos Angeles Timesの選んだGame of The Yearです。ロサンゼルスで発行されている新聞ですが、New York Timesに次ぐ地方紙で全米4位の読者を抱える高級紙です。そんなLos Angeles Timesが選んだ今年のゲームは以下のようになりました。

1. Call of Duty: Modern Warfare 2(アクティビジョン/InfinityWard,PS3/Xbox360,PC)
2. アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団(SCE/ノーティドッグ,PS3)
3. ラチェット&クランク FUTURE(SCE/インソムニアックゲームズ,PS3)
4. Boom Blox Bash Party(エレクトロニック・アーツ,Wii)
5. Grand Theft Auto: Chinatown Wars(テイク2,DS)
6. Batman: Arkham Asylum(Rocksteady, Xbox360/PS3/PC)
7. Wiiスポーツリゾート(任天堂,Wii)
8. Wolfenstein(アクティビジョン,PS3/Xbox360)
9. Fight Night Round 4(エレクトロニック・アーツ,PS3/Xbox360/PC)
10. Assassin's Creed II(ユービーアイソフト,PS3/Xbox360)

Game of The Yearは国内でも発売され話題を呼んだ『Call of Duty: Modern Warfare 2』でした。シナリオとゲームプレイ、そしてオンラインプレイもどれもが優れ、戦争ゲームの集大成的な作品に仕上がっているという評価でした。

2位と3位はソニーのPS3を代表する『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』と『ラチェット&クランク FUTURE』がランクイン。『アンチャーテッド』は映画とゲームの境目を分からなくするような臨場感溢れる展開が評価されています。一方の『ラチェット&クランク』は誰もが遊び楽しめるアクションゲームとして評価が高いようです。

他のGOTYでは見られなかったタイトルとしては『ブーム・ブロックス バッシュ・パーティ』がランクイン。こちらは巨匠スティーブン・スピルバーグがゲームデザインしたゲームでしたが、セールス的には振るいませんでした。その続編で、国内では発売されていませんが、新たに追加されたCo-Opモードやステージ作成機能が高く評価されています。

【Game of the Yearをおさらい】『ストリートファイター4』・・・The Mercury News

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/31/39649.html
年末年始の恒例行事と言えばGame of the Year(GOTY)。2009年の最も優れたゲームを決定する企画です。インサイドでもインサイドゲームアワードという形で読者投票を元に年明けに決定しますが、特に多くの海外メディアが賞を発表しています。ということで、ここでは各メディアによるGOTYをおさらいしていきます。

続いてはThe Mercury News。こちらはゲームメディアではありません。ベイエリアの地元紙です。ということもあってシリコンバレーの最新情報を届けるSiliconValley.comというサイトも運営しています。その関係からかゲーム関連の記事も充実しています。

1. ストリートファイターIV(カプコン,PS3/Xbox360)
2. アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団(SCE/ノーティドッグ,PS3)
3. Call of Duty: Modern Warfare 2(アクティビジョン/InfinityWard,PS3/Xbox360,PC)
4. Assassin's Creed 2(ユービーアイソフト,PS3/Xbox360)
5. DJ Hero(アクティビジョン,PS3/Xbox360,Wii)
6. Killzone 2(SCE,PS3)
7. Dragon Age: Origins(BioWare,PS3/Xbox360,PC)
8. Batman: Arkham Asylum(Rocksteady, Xbox360/PS3/PC)
9. Forza Motorsports 3(Microsoft,Xbox360)
10.王様物語(マーベラスエンターテイメント,Wii)

Best Game of 2009に輝いたのはカプコンの『ストリートファイターIV』でした。伝統的な格闘ゲームに再び光を当て、熱かった頃のゲーマーの魂を取り戻してくれたと評価されています。また、オンラインモードも秀逸で、一番ゲームを遊んだ頃を思い出したとしています。

2位は『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』。圧倒的な作り込みで、「開発者の友人と話をすると"歴史上最も洗練されたゲームではないか"という話をよく聞くが納得だ」としています。

3位には400万本以上のセールスを記録した今年最大のヒット作『Call of Duty: Modern Warfare 2』がランクイン。2007年の前作にも増してInfinity Wardは素晴らしい作品を作ったと評価。ロシアなど話題性も抜群でした。また、ストーリーを終えた後のオンライン対戦も熱いものがあるとしています。

10位の『王様物語』に関しては、"誰も遊んだことのないベストゲーム"と評価。『ピクミン』と『どうぶつの森』をマッシュアップして今までにないゲームを作り上げたとコメントしています。見た目は子供向けゲームのようだけど「もっと、もっと、もっと凄いものを持っている」。もっと評価されていいゲームと言えるかもしれません。

THe Mercury Newsの2009年の総評は「革新的なゲームは少なく、磨かれて優れたゲームが多い一年だった」でした。経済環境の悪化もあり、北米でもゲームセールスは春頃から前年を下回るようになりました。それに伴い多くのパブリッシャーでもラインの縮小やリストラがありました。そんな傾向を反映して比較的無難なゲームが多かったと言えそうです。