コナミ決算2010

Last-modified: 2010-07-23 (金) 13:23:25

前年度計画

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部門別

2010年2010年2010年2010年2010年2010年2010年2010年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
デジタルエンタテインメント事業(百万円)24,50451,222100,182142,239デジタルエンタテインメント事業(百万円)24,50426,71848,96042,057
健康サービス事業(百万円)21,34843,23964,33885,480健康サービス事業(百万円)21,34821,89121,09921,142
ゲーミング&システム事業(百万円)3,9078,89614,72919,996ゲーミング&システム事業(百万円)3,9074,9895,8335,267
その他の事業又は全社・消去(百万円)6,21610,55711,68314,429その他の事業又は全社・消去(百万円)6,2164,3411,1262,746
売上高合計(億円)55,975113,914190,932262,144売上高合計(億円)55,97557,93977,01871,212
利益利益
デジタルエンタテインメント事業(百万円)1,5474,48416,40221,483デジタルエンタテインメント事業(百万円)1,5472,93711,9185,081
健康サービス事業(百万円)232981,070-1,922健康サービス事業(百万円)23275772-2,992
ゲーミング&システム事業(百万円)6832,2153,8294,673ゲーミング&システム事業(百万円)6831,5321,614844
その他の事業又は全社・消去(百万円)-1,253-2,386-4,175-5,570その他の事業又は全社・消去(百万円)-1,253-1,133-1,789-1,395
営業利益(百万円)1,0004,61117,12618,664営業利益(百万円)1,0003,61112,5151,538
部門数字
デジタルエンタテインメント事業詳細
ゲームソフト(億円)98208467637ゲームソフト(億円)98110259170
アミューズメント(億円)3575187328アミューズメント(億円)3540112141
カードゲーム(億円)69143213278カードゲーム(億円)69747065
オンライン(億円)4796151200オンライン(億円)47495549
その他(億円)-3-7-14-17その他(億円)-3-4-7-3
売上高合計(億円)2465151,0041,427売上高合計(億円)246269489423
営業利益(億円)1545164215営業利益(億円)153011951
家庭用ゲームソフト地域
日本(万本)120275517708日本(万本)120155242191
北米(万本)53132336499北米(万本)5379204163
欧州(万本)116172673780欧州(万本)11656501107
アジア(万本)6102833アジア(万本)64185
合計(万本)2961,6641,5532,020合計(万本)2961,368-111467
家庭用ゲームソフトジャンル
サッカー(万本)86125696749サッカー(万本)863957153
野球(万本)2477102142野球(万本)24532540
アニメ(万本)3082126177アニメ(万本)30524451
音楽(万本)1630103158音楽(万本)16147355
メタルギア(万本)16366594メタルギア(万本)16202929
その他(万本)125238462699その他(万本)125113224237
合計(万本)2965891,5532,020合計(万本)296293964467
プラットフォーム別販売比率販売本数累計推移(万本)
Wii28%23%20%22%Wii83135311444
PS313%15%26%23%PS33888404465
PS215%14%13%12%PS24482202242
Xbox3604%5%8%8%Xbox3601229124162
NDS19%21%14%17%NDS56124217343
PSP20%22%17%17%PSP59130264343
PC1%1%2%2%PC363140

地域別

2010年2010年2010年2010年2010年2010年2010年2010年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
日本(百万円)45,44492,063144,988198,500日本(百万円)45,44446,61952,92553,512
北米(百万円)5,64313,78425,28733,743北米(百万円)5,6438,14111,5038,456
欧州(百万円)2,9515,02215,98723,682欧州(百万円)2,9512,07110,9657,695
アジア・オセアニア(百万円)1,9373,0454,6706,219アジア・オセアニア(百万円)1,9371,1081,6251,549
利益利益
日本(百万円)1,0033,22013,37913,345日本(百万円)1,0032,21710,159-34
北米(百万円)-452,1093,4913,703北米(百万円)-452,1541,382212
欧州(百万円)-235-1,001-3241,173欧州(百万円)-235-7666771,497
アジア・オセアニア(百万円)302253520328アジア・オセアニア(百万円)302-49267-192

1Q

1)当第1四半期連結会計期間の概況
当社グループを取り巻く経営環境は、昨年来の景気後退、円高の影響及び消費マインドの低下等による先行きの不透明感が続き、厳しい状況となりました。
娯楽産業(エンタテインメント)におきましては、アミューズメント施設市場では、信用収縮による影響により、依然として厳しい状況にありますが、家庭用ゲーム市場では、2009年6月に米国で開催されたゲーム見本市「Electronic Entertainment Expo 2009(E3)」において、様々な新商品・タイトルが発表され、日本国内はもちろん、北米・欧州を中心とした海外市場でも高い注目を集めました。
健康産業におきましては、高齢化社会の到来と生活習慣病予防対策としての特定保健指導の導入等、健康維持・増進に対する需要と関心の高まりが今後も引き続き期待されます。
このような状況のもと、当社グループのデジタルエンタテインメント事業におきましては、家庭用ゲームソフトでは、スポーツ・音楽コンテンツをマルチプラットフォームで展開し、堅調な販売を記録いたしました。また、「遊戯王トレーディングカードゲーム」シリーズを中心とするカードゲーム商品の販売も順調に推移いたしました。
健康サービス事業におきましては、直営施設の新規出店及び受託施設の拡大とともに、健康関連商品の開発・販売強化や健康管理のIT化を推進し、施設内外での健康維持・増進を支援するサービスの拡充に努めました。
ゲーミング&システム事業におきましては、北米及び豪州市場において、「K2V」シリーズ、「Advantage 5」シリーズ等スロットマシンの販売を強化いたしました。また、「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」やパーティシペーション(プロフィットシェア形式の機器販売方法)による販売も安定的に推移いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結会計期間の売上高は559億7千5百万円(前年同期比20.9%減)となり、営業利益は10億円(前年同期比91.4%減)、税引前四半期純利益は9億4百万円(前年同期比92.3%減)、当社株主に帰属する四半期純利益は3億6千7百万円(前年同期比93.5%減)となりました。

デジタルエンタテインメント事業

(デジタルエンタテインメント事業)
国内におきましては、ゲームソフトでは、2009年4月に「'09 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 」モードを搭載した「実況パワフルメジャーリーグ2009」を発売し、5月には「ウイニングイレブン」シリーズのWii向け最新作「ウイニングイレブン プレーメーカー2009」を発売いたしました。
また、iPhone/iPod touchを含めた携帯電話・携帯端末向けのゲームソフト配信についても、当社グループの持つ様々な人気コンテンツを活用した展開を推進いたしました。
業務用ビデオゲームでは、全国のアミューズメント施設をネットワークで結ぶ“e-AMUSEMENT”サービスを活用した、定番の音楽タイトル「GuitarFreaksV6 BLAZING!!!!」、「DrumManiaV6 BLAZING!!!!」や、業務用メダルゲームでは、中型プッシャー機「SPINFEVER 第2章 夢水晶と魔法のメロディー」が安定的に推移しましたが、昨年来の厳しい市場環境の影響が続いております。
カードゲームでは、「遊戯王トレーディングカードゲーム」シリーズが、引き続き順調な売上を記録いたしました。
北米と欧州におきましては、「DanceDanceRevolution」(欧州名「DancingStage」)シリーズ及び「PRO EVOLUTIONSOCCER」シリーズの販売が堅調に推移いたしました。また、6月に米国で開催された「Electronic Entertainment Expo
2009(E3)」においては、数多くのタイトルを発表し好評を博す等、各タイトルとも堅調に推移しておりますが、「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」といったビッグタイトルのあった前年同期と比較すると、売上は減少しております。
以上の結果、当事業における当第1四半期連結会計期間の売上高は246億1百万円(前年同期比45.1%減)となりました。

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健康サービス事業

昨年来の金融不安の影響等により企業業績が悪化するとともに、雇用や所得への先行き不透明感から個人消費の抑制傾向が継続し、スポーツクラブ業界では、低価格化が進むとともに施設数の増加や会員獲得における厳しい環境が続いております。そのような状況の下、当社グループでは、施設内外のサービスと健康関連商品の両面における品質向上に努め、地域特性やお客様のニーズにあわせたサービスや商品ラインナップの拡大を図りました。
直営施設運営事業におきましては、2009年4月に本山南(兵庫県)、札幌円山(北海道)、5月に市川(千葉県)、北浜(大阪府)、心斎橋(大阪府)等、移転建替を含む、5施設をオープンいたしました。それぞれの地域の特色にあわせた施設展開やサービスの拡充を行うとともに、当社グループの強みである運動指導・栄養指導・健康管理のIT化を活かした健康増進プログラムの開発・導入を進める等、健康意識の高まるお客様に向けたサービスの提供に努めました。
受託施設運営事業におきましては、みかもクリーンセンター余熱利用施設(栃木県)、広島県立総合体育館(広島県)をはじめとする4施設を加え、公共施設等の運営に当社グループのノウハウや実績を役立て、地域社会の皆様の健康増進を推進いたしました。また、施設の閉鎖等を実施した結果、2009年6月末現在の当社グループの運営施設数は、直営施設と受託施設を合わせて全国343施設となりました。
健康商品事業では、2009年5月に、郵便局株式会社東京支社との提携により、健康関連商品のカタログ販売を開始する等、販売網の拡大を行いました。また、6月には携帯サイト「コナミスポーツクラブ」と連携が可能で、手軽に健康管理ができる新機能「コナミスポーツクラブウィジェット」を開発し、ソフトバンクモバイル株式会社の携帯電話への搭載を開始する等、新たな商品展開や健康管理のIT化を推進し、施設内外において健康維持・増進を支援する商品・サービスの拡充に努めました。
以上の結果、当事業における当第1四半期連結会計期間の売上高は214億3千8百万円(前年同期比3.3%減)となりました。

ゲーミング&システム事業

北米市場におきましては、5リールメカニカルスロットマシン「Advantage 5」シリーズや定番化したビデオスロットマシン「K2V」シリーズの販売が引き続き好評を博しており、保守サービスによる安定的な収益が確保できる「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」やパーティシペーションによる販売も順調に推移し、安定した収益を確保しております。また、中南米市場についても代理店網整備を進め、本格的な販売を開始しております。
豪州市場におきましては、経済の停滞や、主要州における設置台数制限、クラブやパブでの喫煙場所設置規制及び税制改正等の影響により需要の成長が止まりましたが、当社グループでは、「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」の本格導入やメカニカルスロットマシン「Advantage 5」の販売等、新商品の継続的な投入やサービスの向上により、収益が改善いたしました。
また、「Indian Gaming '09 Trade Show」(4月/アメリカ・アリゾナ)、「Canadian Gaming Summit」(4月/カナダ・オンタリオ)、「SOUTHERN GAMING SUMMIT」(5月/アメリカ・ミシシッピ)、「South American Gaming Suppliers Expo Panama」(5月/パナマ・パナマシティ)、「Global Gaming Expo Asia」(6月/中国・マカオ)等、世界各地の様々な展示会に出展し、北米で注目を集めている「Advantage 5」シリーズをはじめ、新しいコンセプトのフリーゲームを搭載した「K2V」シリーズ、リンクプログレッシブマシン「Beat the Field」、新筺体「Podium」等、各市場に対応した幅広い商品ラインナップを披露し好評を博しました。

以上の結果、当事業における当第1四半期連結会計期間の売上高は39億7百万円(前年同期比6.4%増)となりました。

2Q

当社グループを取り巻く経営環境は、昨年来の景気後退に一部持ち直しの兆しは見られたものの、円高の影響及び消費マインドの低下等による先行きの不透明感が続き、厳しい状況となりました。
娯楽産業(エンタテインメント)におきましては、アミューズメント施設市場では、信用収縮等による影響により、依然として厳しい状況にあります。また、家庭用ゲーム市場におきましても、厳しい環境下にあるものの、2009年6月に米国で開催されたゲーム見本市「Electronic Entertainment Expo 2009(E3)」に続き、8月には欧州最大級のゲーム見本市「gamescom」、9月には「東京ゲームショウ2009」が開催され、出展された様々な新商品・タイトルが日本国内はもちろん、北米・欧州を中心とした海外市場でも高い注目を集めました。なお、各ハードメーカーによる据置型ゲーム機の値下げが発表される等、新たな需要喚起に向けた取り組みが行われております。
健康産業におきましては、高齢化社会の到来と生活習慣病に対する懸念から、健康維持・増進に対する需要と関心の高まりが今後も引き続き期待されます。
このような状況のもと、当社グループのデジタルエンタテインメント事業におきましては、家庭用ゲームソフトでは、「プロ野球スピリッツ」、「ウイニングイレブン」(欧米名「PRO EVOLUTION SOCCER」)、「実況パワフルプロ野球」、「DanceDanceRevolution」シリーズ等をマルチプラットフォームで展開したほか、新規オリジナルタイトルでは、恋愛をテーマにしたコミュニケーションゲーム「ラブプラス」を発売し、市場で好評を博しております。また、「遊戯王トレーディングカードゲーム」シリーズを中心とするカードゲーム商品の販売も順調に推移したものの、ゲームソフトやアミューズメントにおきまして、ビッグタイトルのあった前年同期と比較すると、売上は減少しております。
健康サービス事業におきましては、直営施設の新規出店及び受託施設の拡大とともに、多様化するお客様のニーズにあわせた新たなサービスの導入、健康関連商品の開発・販売強化、健康管理のIT化を推進し、施設内外での健康維持・増進を支援するサービスの拡充に努めました。
ゲーミング&システム事業におきましては、北米及び豪州市場において、「K2V」シリーズ、「Advantage 5」シリーズ等のスロットマシンの販売が順調に推移いたしました。また、「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」やパーティシペーション(オペレーターとのプロフィットシェア形式)も拡販が進捗いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,139億1千4百万円(前年同期比22.5%減)となり、営業利益は46億1千1百万円(前年同期比79.8%減)、税引前四半期純利益は40億2千9百万円(前年同期比82.0%減)、当社株主に帰属する四半期純利益は22億3千2百万円(前年同期比81.3%減)となりました。

デジタルエンタテインメント事業

国内におきましては、ゲームソフトでは、「プロ野球スピリッツ6」、「Jリーグウイニングイレブン2009 クラブチャンピオンシップ」、「実況パワフルプロ野球ポータブル4」等の当社グループが得意とするスポーツタイトルのほか、アニメタイトル「ペンギンの問題X 天空の7戦士」、「おおかみかくし」、恋愛をテーマにした、キャラクターの日常生活が現実の時間や季節と連動する新しいコミュニケーションゲーム「ラブプラス」等、多彩な商品ラインナップを発売いたしました。
また、iPhone/iPod touchを含めた携帯電話・携帯端末向けのゲームソフト配信についても、当社グループの様々な人気コンテンツを活用した展開を推進いたしました。
業務用ビデオゲームでは、全国のアミューズメント施設をネットワークで結ぶ“e-AMUSEMENT”サービスを活用した、定番の音楽タイトルのほか、シリーズ最新作の音楽ゲーム「jubeat ripples」や、カード競馬シミュレーションゲーム「HORSERIDERS2」、メダルゲームでは、新ジャンルマスメダルゲーム「InfinityRings」が稼動を開始いたしました。
カードゲームでは、「遊戯王トレーディングカードゲーム」シリーズが、引き続き順調な売上を記録いたしました。
北米と欧州におきましては、前期発売の「DanceDanceRevolution」(欧州名「DancingStage」)シリーズ及び「PRO EVOLUTION SOCCER」シリーズが堅調に推移いたしました。
なお、前年同期には「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」等のビッグタイトルがあったことに加え、今期の主力タイトルが下期を予定していることもあり、売上は減少しております。
以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は514億1千9百万円(前年同期比44.7%減)となりました。

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健康サービス事業

昨年来の金融不安の影響等による景気後退に一部持ち直しの兆しは見られたものの、雇用や所得への先行き不透明感から個人消費の抑制傾向が継続し、スポーツクラブ業界では、低価格化が進むとともに施設数の増加により会員獲得における厳しい環境が続いております。そのような状況の下、当社グループでは、施設内外のサービスと健康関連商品の両面における付加価値向上に努め、地域特性やお客様のニーズにあわせたサービスや商品ラインナップの拡大を図りました。
直営施設運営におきましては、構造改革の一環として施設の統廃合を実施し、19施設を閉鎖いたしました。一方、2009年4月に本山南(兵庫県)、札幌円山(北海道)、5月に市川(千葉県)、北浜(大阪府)、心斎橋(大阪府)等、移転建替を含む、5施設をオープンいたしました。また、9月には、プロゴルファーも活用するPRGR(プロギア)「サイエンスフィット」を一部施設にて導入し、ゴルフスイングのデータ解析サービスを開始いたしました。それぞれの地域の特色にあわせた施設展開やサービスの拡充を行うとともに、当社グループの強みである運動指導・栄養指導・健康管理のIT化を活かした健康増進プログラムの開発・導入を進める等、健康意識の高まるお客様に向けたサービスの提供に努めました。
受託施設運営におきましては、みかもクリーンセンター余熱利用施設(栃木県)、広島県立総合体育館(広島県)をはじめとする4施設を加え、公共施設等の運営に当社グループのノウハウや実績を役立て、地域社会の皆様の健康増進を推進いたしました。なお、2009年9月末現在の当社グループの運営施設数は、直営施設と受託施設を合わせて全国327施設となりました。
健康関連商品におきましては、2009年5月に、郵便局株式会社東京支社との提携によるカタログ販売を開始する等、販売網の拡大を行いました。また、8月にはカロリーゼロ、糖類ゼロの清涼飲料水「エクササイズウォーターゼロ」を発売開始し、9月には携帯サイト「コナミスポーツクラブ」と連携が可能で、手軽に健康管理ができる新機能「コナミスポーツクラブウィジェット」のダウンロードを開始する等、新たな商品展開や健康管理のIT化を推進し、施設内外において健康維持・増進を支援する商品・サービスの拡充に努めました。
以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は433億7千5百万円(前年同期比4.6%減)となりました。

ゲーミング&システム事業

北米市場におきましては、5リールメカニカルスロットマシン「Advantage 5」シリーズや定番化したビデオスロットマシン「K2V」シリーズの販売が引き続き好評を博しております。また、保守・サービスにより安定的な収益が確保できる「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」の販売やパーティシペーション(オペレーターとのプロフィットシェア形式)による販売も増加しており、順調に市場シェアを獲得しております。また、中南米市場についても代理店網整備を進め、本格的な販売を開始しております。
豪州市場におきましては、経済の停滞や、主要州における設置台数制限、クラブやパブでの喫煙場所設置規制及び税制改正等の影響により需要の成長が止まりましたが、当社グループでは、ビデオスロットマシン「K2V」シリーズの販売が順調に推移したほか、「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」の市場導入も貢献して収益が改善いたしました。
また、オセアニア地域最大のゲーミング機器展示会「Australasian Gaming Expo」(8月/オーストラリア・シドニー)、中南米最大のゲーミングトレードショー「South American Gaming Suppliers Expo/SAGSE Buenos Aires」(9月/アルゼンチン・ブエノスアイレス)等、世界各地の様々な展示会に出展し、北米で注目を集めている「Advantage 5」シリーズをはじめ、新しいコンセプトのフリーゲームを搭載した「K2V」シリーズ、リンクプログレッシブマシン、新筺体「Podium」等、各市場に対応した幅広い商品ラインナップを披露し好評を博しました。
以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は88億9千6百万円(前年同期比13.3%増)となりました。

3Q

当社グループを取り巻く経営環境は、昨年来の景気後退に一時的には持ち直しの兆しが見られたものの、円高及びデフレの影響等による先行きの不透明感が続いております。
娯楽産業(エンタテインメント)におきましては、家庭用ゲーム市場では、各ハードメーカーによる据置型ゲーム機の値下げ、新型携帯ゲーム機の発売や、年末商戦に向けて各社大型タイトルの発売等、需要喚起に向けた取り組みが行われたものの、国内・海外市場ともに、前年と比較すると厳しい環境が続いております。また、アミューズメント施設市場においても、個人消費の抑制、新型インフルエンザ等の影響により客足の減少が続いております。
健康産業におきましては、高齢化社会の到来と生活習慣病に対する懸念から、健康維持・増進に対する需要と関心の高まりが今後も引き続き期待されます。
このような状況のもと、当社グループのデジタルエンタテインメント事業におきましては、家庭用ゲームソフトでは、サッカーゲーム「ウイニングイレブン」(欧米名「Pro Evolution Soccer」)、「実況パワフルプロ野球」シリーズ等の最新作を発売したほか、恋愛をテーマにした新たなコミュニケーションゲーム「ラブプラス」や海外で人気のコンテンツを題材とした新規タイトルが堅調に推移いたしました。また、アミューズメント施設向け商品では、シリーズ最新作「麻雀格闘倶楽部 我龍転生」の販売を開始し、カードゲーム商品についても販売が引き続き順調に推移しましたが、ゲームソフトやアミューズメントにおきまして、ビッグタイトルのあった前年同期と比較すると、売上は減少しております。
健康サービス事業におきましては、直営施設の新規出店及び受託施設の拡大とともに、多様化するお客様ニーズや地域特性にあわせた施設展開・サービスの導入を推進いたしました。また、健康関連商品の販売強化、健康管理のIT化を推進し、施設内外での健康維持・増進を支援するサービスの拡充に努めました。
ゲーミング&システム事業におきましては、北米及び豪州市場にて、ビデオスロットマシンでは「K2V」シリーズを搭載した新筐体「Podium」、ステッパーでは「Advantage 5」シリーズ等を中心に商品ラインナップの拡充を行い、販売が順調に推移いたしました。また、「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」やパーティシペーション(オペレーターとのプロフィットシェア形式)も拡販が進捗いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,909億3千2百万円(前年同期比18.4%減)となり、営業利益は171億2千6百万円(前年同期比50.6%減)、税引前四半期純利益は161億1千9百万円(前年同期比49.2%減)、当社株主に帰属する四半期純利益は106億2千万円(前年同期比40.4%減)となりました。

デジタルエンタテインメント事業

国内におきましては、ゲームソフトでは、「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2010」(欧米名「PES 2010 – Pro Evolution Soccer」)、「実況パワフルプロ野球」シリーズ等の当社グループが得意とするスポーツタイトルのほか、アニメタイトル「ペン1グランプリ ペンギンの問題スペシャル」、市場で好評を博している「ラブプラス」に続き、恋愛をテーマにしたシミュレーションゲームのシリーズ最新作「ときめきメモリアル4」等、多彩な商品ラインナップを発売いたしました。
また、iPhone/iPod touchに続き、Windows phone向けにも「DanceDanceRevolution S」等の配信を開始し、携帯電話・携帯端末向けに当社グループの様々な人気コンテンツを活用した展開を推進いたしました。
業務用ビデオゲームでは、全国のアミューズメント施設をネットワークで結ぶ“e-AMUSEMENT”サービスを活用した、定番の音楽タイトルのほか、シリーズ最新作「麻雀格闘倶楽部 我龍転生」、「BASEBALL HEROES 2009 覇者」、メダルゲームでは、新ジャンルマスメダルゲーム「InfinityRings」に加え、大型競馬マスメダルゲーム「GI-HORSEPARK GX」が新たに稼動を開始いたしました。また、カードゲームにつきましては、引き続き順調な売上を記録しております。
北米と欧州におきましては、新作のサッカータイトルの発売に加え、音楽ゲーム「DanceDanceRevolution」シリーズや「SAW」といった海外向けコンテンツが堅調に推移いたしました。
なお、前年度は「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」等のビッグタイトルがあったことにより、前年同期との比較におきましては、売上が減少しております。
以上の結果、当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は1,004億2千7百万円(前年同期比32.5%減)となりました。

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健康サービス事業

景気の先行き不透明感から個人消費の抑制傾向が継続し、スポーツクラブ業界では、低価格化が進むとともに施設数の増加により会員獲得における厳しい環境が続いております。そのような状況の下、当社グループでは、施設内外のサービスと健康関連商品の両面における付加価値向上に努め、地域特性やお客様のニーズにあわせたサービスや商品ラインナップの拡大を図りました。
直営施設運営におきましては、構造改革の一環として施設の統廃合を実施し、当第3四半期累計では20施設を閉鎖いたしました。一方、新規出店については、当上期までにオープンした5施設に加え、2009年11月に東北最大級の大型スタジオや充実の温浴施設を完備した「コナミスポーツクラブ 仙台長町」(宮城県)をオープンいたしました。また、11月より、「東京ミッドタウンクリニック」の運営支援を行う株式会社アドバンスト・メディカル・ケアと連携して、スポーツクラブと医療機関のサービスを融合させた健康管理と運動指導を一部施設にて開始いたしました。それぞれの地域の特色にあわせた施設展開や当社グループの強みである運動指導・栄養指導・健康管理のIT化を活かしたサービスの拡充を行う等、健康意識の高まるお客様に向けて、施設内外における健康維持・増進の支援に努めました。
受託施設運営におきましては、2009年10月に「堺市立美原総合スポーツセンター」(大阪府)を加え、公共施設等の運営に当社グループのノウハウや実績を役立てることで、地域社会の皆様の健康増進を推進いたしました。なお、2009年12月末現在の当社グループの運営施設数は、直営施設と受託施設を合わせて全国327施設となりました。
健康関連商品におきましては、2009年8月に発売を開始したカロリーゼロ・糖類ゼロの清涼飲料水「エクササイズウォーターゼロ」、9月よりダウンロードを開始した携帯電話で手軽に健康管理ができる新機能「コナミスポーツクラブウィジェット」等、商品・サービスの拡充に努めております。また、12月には郵便局株式会社東京支社との提携による都内郵便局での健康関連商品のカタログ販売・第2弾を開始しております。
以上の結果、当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は645億8千4百万円(前年同期比4.7%減)となりました。

ゲーミング&システム事業

北米市場におきましては、定番化した5リールステッパー「Advantage 5」シリーズや、「K2V」シリーズを搭載した新筐体「Podium」等のビデオスロットマシンが引き続き好評を博しております。また、保守・サービスにより安定的な収益が確保できる「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」の販売やパーティシペーション(オペレーターとのプロフィットシェア形式)による販売も増加し、順調に市場シェアを獲得しております。また、中南米市場についても代理店網整備を進め、本格的な販売を開始しております。
豪州市場におきましては、「K2V」シリーズを搭載した新筐体「Podium」等、ビデオスロットマシンの販売が順調に推移したほか、「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」の市場導入も貢献して収益が改善いたしました。
また、2009年11月にアメリカ・ラスベガスで開催されたゲーミング業界最大級の展示会「Global Gaming Expo」において、「K2V」シリーズ向けの新コンテンツを、新筐体「Podium」に搭載して出展したほか、演出面でさらなる進化を遂げた最新のスロットマシン「Advantage Revolution」、「Advantage 5」、「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」等、各市場に対応した幅広い商品ラインナップを披露し好評を博しました。
以上の結果、当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は147億2千9百万円(前年同期比10.8%増)となりました。

4Q

当連結会計年度における日本経済は、昨年来の景気後退に持ち直しの兆しが見られるものの、厳しい雇用・所得環境が続く等、個人消費の低迷により依然として先行き不透明な経済環境となりました。
当社グループに関連する娯楽産業(エンタテインメント)におきましては、家庭用ゲーム市場では、各ハードメーカーの据置型ゲーム機及び携帯型ゲーム機の普及が進み、据置型ゲーム機の値下げ、新型携帯ゲーム機の発売や、年末商戦に向けて各社大型タイトルの発売等、需要喚起に向けた取り組みが行われたものの、国内・海外市場ともに、前年と比較すると厳しい環境となりました。また、アミューズメント施設市場においても、新型インフルエンザ等の影響による来場者の減少や、厳しい経済環境の影響を受けたオペレーターの投資意欲の減退がありました。また、ゲーミング市場におきましては、ラスベガス等の大手カジノオペレーターには厳しい環境が続いた一方で、全世界的な視点で見ますと、シンガポールでカジノがオープンする等、明るい兆しが見えてまいりました。
健康産業におきましては、高齢化社会の到来と生活習慣病に対する懸念から、健康維持・増進に対する需要と関心の高まりが今後も引き続き期待されます。
このような状況のもと、当社グループのデジタルエンタテインメント事業におきましては、家庭用ゲームソフトでは、サッカーゲーム「ウイニングイレブン」(欧米名「Pro Evolution Soccer」)等、当社グループの持つ人気シリーズコンテンツを中心に展開したほか、新規タイトルとして、恋愛をテーマにした新たなコミュニケーションゲーム「ラブプラス」や海外で人気のコンテンツを題材としたタイトルが堅調に推移いたしました。また、アミューズメント施設向け商品では、シリーズ最新作「麻雀格闘倶楽部 我龍転生」や大型マスメダルプッシャーゲーム「FORTUNE TRINITY」の販売が順調に推移いたしました。なお、カードゲーム商品の販売も堅調に推移いたしましたが、ゲームソフトやアミューズメントにおきまして、ビッグタイトルのあった前年同期と比較すると、売上は減少いたしました。
ゲーミング&システム事業におきましては、北米及び豪州市場にて、ビデオスロットマシンでは当連結会計年度に発売を開始した「K2V」シリーズを搭載した新筐体「Podium」に加え、ステッパーでは「Advantage 5」シリーズ等を中心に商品ラインナップの拡充を行い、販売が順調に推移いたしました。また、「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」やパーティシペーション(オペレーターとのプロフィットシェア方式)も拡販が進捗いたしました。
健康サービス事業におきましては、直営施設の新規出店及び受託施設の拡大とともに、多様化するお客様ニーズや地域特性にあわせた施設展開、サービスの導入を推進いたしました。また、健康関連商品の販売強化、健康管理のIT化を推進し、施設内外での健康維持・増進を支援するサービスの拡充に努めました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,621億4千4百万円(前連結会計年度比15.4%減)、営業利益は186億6千4百万円(前連結会計年度比31.8%減)、税引前当期純利益は171億2千2百万円(前連結会計年度比30.7%減)、当社株主に帰属する当期純利益は133億1千4百万円(前連結会計年度比22.4%増)となりました。

デジタルエンタテインメント事業

国内におきましては、ゲームソフトでは、「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2010」(欧米名「PES 2010- ProEvolution Soccer」)、「実況パワフルプロ野球」シリーズ等の当社グループが得意とするスポーツタイトルのほか、アニメタイトル「ペンギンの問題」シリーズ、恋愛をテーマにした新しいコミュニケーションゲーム「ラブプラス」等、多彩な商品ラインナップを発売いたしました。
また、iPhone/iPod touchに続き、Windows phone向けにも「DanceDanceRevolution S」、「モバイル・パワフルプロ野球」等の配信を開始し、携帯電話・携帯端末向けに当社グループの様々な人気コンテンツを活用した展開を推進いたしました。
業務用ビデオゲームでは、定番の音楽タイトルのほか、シリーズ最新作「麻雀格闘倶楽部 我龍転生」、「BASEBALL HEROES 2009 覇者」、「クイズマジックアカデミー7」、メダルゲームでは、新ジャンルマスメダルゲームInfinityRings」に加え、大型マスメダルプッシャーゲーム「FORTUNE TRINITY」が新たに稼動を開始し、ラスベガスをイメージした、今までにない斬新な演出とデザイン性が好評を博しております。
さらに、2010年3月には、新たな需要喚起に向けて全国のアミューズメント施設をネットワークで結ぶ“e-AMUSEMENT”サービスを活用した、電子マネー「PASELI(パセリ)」のサービスを開始し、多くの反響をいただいております。また、カードゲームにつきましては、引き続き順調な売上を記録しております。
北米と欧州におきましては、「PES 2010 – Pro Evolution Soccer」及び音楽ゲーム「DanceDanceRevolution」シリーズや「SAW」といった海外向けコンテンツが堅調に推移いたしました。また、当社グループのiPhone/iPodtouch向け海外制作アプリが海外でアワードを受賞する等、海外での市場ニーズに対応した携帯電話・携帯端末向けコンテンツ制作についても推進しております。
なお、前連結会計年度は「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」等のビッグタイトルがあったことにより、前年同期との比較におきましては、売上が減少しております。
以上の結果、当事業の連結売上高は1,426億5千万円(前連結会計年度比24.0%減)となりました。
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健康サービス事業

景気の先行き不透明感から個人消費の抑制傾向が継続し、スポーツクラブ業界では、低価格化が進むとともに施設数の増加により会員獲得における厳しい環境が続きました。そのような状況の下、当社グループでは、施設内外のサービスと健康関連商品の両面における付加価値向上に努め、地域特性やお客様のニーズにあわせたサービスや商品ラインナップの拡大を図りました。
直営施設運営におきましては、構造改革の一環として、21施設の統廃合を実施いたしました。一方、新規出店については、本山南(兵庫県)、北浜(大阪府)、仙台長町(宮城県)等、移転建替を含め6施設をオープンしました。また、ゴルフスクールの指導内容をより充実させるためのデジタルシミュレーションゴルフの導入や、スポーツクラブと医療機関を連携した健康管理及び運動指導を一部施設にて開始しております。
それぞれの地域の特色にあわせた施設展開や当社グループの強みである運動指導・栄養指導・健康管理のIT化を活かしたサービスの拡充を行う等、健康意識の高まるお客様に向けて、施設内外における健康維持・増進の支援に努めました。
受託施設運営におきましては、「みかもクリーンセンター余熱利用施設」(栃木県)、「広島県立総合体育館」(広島県)、「堺市立美原総合スポーツセンター」(大阪府)等の6施設を加え、公共施設等の運営に当社グループのノウハウや実績を役立てることで、地域社会の皆様の健康増進を推進いたしました。なお、2010年3月末現在の当社グループの運営施設数は、直営施設と受託施設を合わせて全国327施設となりました。
健康関連商品におきましては、カロリーゼロ・糖類ゼロの清涼飲料水「エクササイズウォーターゼロ」を発売開始したほか、郵便局株式会社東京支社との提携による都内郵便局での健康関連商品のカタログ販売・第2弾を開始いたしました。
以上の結果、当事業の連結売上高は857億6千5百万円(前連結会計年度比4.7%減)となりました。

ゲーミング&システム事業

北米市場におきましては、定番化した5リールステッパー「Advantage 5」や、ビデオスロットマシン「K2V」シリーズを搭載した新筐体「Podium」等が引き続き好評を博しております。また、保守・サービスにより安定的な収益が確保できる「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」の販売やパーティシペーション(オペレーターとのプロフィットシェア方式)による販売も増加し、順調に市場シェアを獲得しております。また、中南米市場についても代理店網整備を進め、拡販を進めております。
豪州市場におきましては、「K2V」シリーズを搭載した新筐体「Podium」等、ビデオスロットマシンの販売が順調に推移したほか、「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」の市場導入も貢献して収益が改善いたしました。
また、2009年11月にラスベガスで開催されたゲーミング業界最大級の展示会「Global Gaming Expo」において、「K2V」シリーズ向けの新コンテンツを新筐体「Podium」に搭載して出展したほか、演出面でさらなる進化を遂げた最新のスロットマシン「Advantage Revolution」、「Advantage 5」、「コナミ・カジノ・マネジメント・システム」等、各市場に対応した幅広い商品ラインナップを披露し好評を博しました。
以上の結果、当事業の連結売上高は199億9千6百万円(前連結会計年度比9.1%増)となりました。