コーエーテクモ/コーエーテクモNEWS2007

Last-modified: 2010-10-17 (日) 22:14:14

テクモ 平成18年12月期(平成18年1月1日~12月31日)

https://www.release.tdnet.info/inbs/320e0ac0_20070214.pdf
売上高: 116.28億円
営業利益: 12.23億円
経常利益: 13.63億円
純利益: 8.13億円

・ゲーム事業部門 売上高:43.92億円 営業利益:2.96億円
145万本のソフトを販売。
日本:23万7千本、北米:59万9千本、欧州:61万3千本。

・オンラインゲーム・モバイルコンテンツ事業部門 売上高:9.12億円 営業利益:1.86億円
・業務用機器・ソフト事業部門(パチンコ・パチスロ液晶) 売上高:13.67億円 営業利益:9.72億円
・ライツ事業部門 売上高:4.25億円 営業利益:3.01億円
・アミューズメント施設運営事業部門 売上高:45.30億円 営業利益:2.84億円

日本 売上高:110.78億円 営業利益:21.54億円
北米 売上高:26.41億円 営業損失:△4500万円

コーエーが京都に開発拠点を開設―来年4月

http://www.inside-games.jp/article/2007/03/06/20100.html
コーエーはゲームソフトの開発拠点として京都に新しく「コーエー京都事業所(仮)」を平成20年4月に開設することを発表しました。投資額は約14億円の見込み。海外へのシフトが進む中で、国内パブリッシャーが新たに開発スタジオを開設するのは大きいものとしては任天堂の東京開発以来ではないでしょうか。

「京都は日本の歴史及び文化の面から見て極めて重要な拠点であり、歴史関連のゲームソフトを数多く手掛ける当社といたしましては、京都から世界に向けてクオリティの高いゲームソフトの開発を行います。京都の中心地である四条烏丸という好立地を活かし、新しい事業の発展を目指します」

とのこと。任天堂が京都にあるというのも理由の一つでありそうです。その他、京都にある開発スタジオとしては、トーセ、電遊社、Q-Games、インテリジェントシステムズ、ジュピターなどがあります。コーエーの「コーエー京都事業所(仮)」は京都府京都市下京区に置かれる予定だとのことです。

コーエー執行役員 松原健二氏特別インタビュー(前編)

次世代機戦略は仕切り直し、今年はPCプラットフォームに注力
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070214/koei_01.htm?ref=rss
将来的に見れば、PS3の開発がメインになる時代が来ると思うのですが、
それが今年の年末なのか。もっと先なのかちょっと見えなくなってきている部分もあると思います。

 去年、私は2006年はコンソールのオンラインゲームの幕開けだとコメントしました。
しかし大分違ったなと(笑)。正直に言ってしまうとPS3にかなり期待していた部分もあって、
そういう方向に進むのではないかと思っていましたが、少し状況は違いましたね。

テクモが家庭用ゲーム開発部門を再編

http://www.inside-games.jp/article/2007/05/16/20684.html
テクモは家庭用ゲーム開発部門を統合しラインナップの拡充と国際競争力の強化を図っていく方針を発表しました。

具体的にはハイエンドプロダクションと肺シナジープロダクション家庭用ゲーム部門を統合し、家庭用ゲーム開発を担当する「ゲームプロダクション」を設置します。またゲームプロダクション内には「Team NINJA」と「Team TACHYON」(タキオン)が設置されます。

またハイシナジープロダクションのオンラインゲーム部門、モバイルコンテンツ部門、業務用ソフト部門を統合して「マルチコンテンツプロダクション」を設置するということです。

これに伴う人事異動は次の通りです(6月1日付)。カッコ内は現職。

・執行役員ゲームプロダクション本部長 板垣伴信(執行役員ハイエンドプロダクション本部長)
・執行役員マルチコテンツプロダクシヨン本部長 原尾宏次(執行役員ハイシナジープロダクション本部長)
・執行役員経営企画部長 尾川和宏(執行役員経営企画部長 兼社長室長)
・ゲームプロダクション副本部長 菊地啓介(ハイシナジープロダクション副本部長)
・経営管理部長兼経理部長 向井規浩(経営管理部長)
・マルチコンテンツ事業部プロデューサー 西澤弘(ハイシナジープロダクション部長)

テクモは同時に子会社のスーパーブレインとテクノロジーアンドモバイルラボトラリーを合併させること、自己株式の30万株を上限3億9000万円で取得することも発表しています。

コーエーが新社屋を完成、業務を開始

http://www.inside-games.jp/article/2007/06/04/20903.html
コーエーは横浜市の現社屋近くに建設を進めていた新社屋「コーエージェミニ」を5月18日に竣工し、6月からオンラインゲーム開発・運営の拠点として業務を開始したことを明らかにしました。地上4F、延べ床面積約1800平方メートル、開発業務を円滑に進めるため、最新のネットワーク環境が構築されているということです。

特徴となるのは社屋前面に大きく描かれた壁画で、これは世界的なグラフィックデザイナーである永井一正氏のデザイン監修のもと作られた「太陽と星座の壁画」だそうです。大きさは10メートル四方にもなります。新社屋の名称「ジェミニ」は竣工・業務開始された5月〜6月の星座「ふたご座」の英名(Gemini)から取られたものです。

「ふたご座」のふたごは、ギリシア神話では、ゼウスを父に持つ兄弟神「カストル」と「ポルックス」とされ、船首像などに使用されるなど「航海の守護神」とされていて、コーエーのより大きな発展を祈念したものとなっています。

「NINJA GAIDEN Σ」、売り上げが好調で業績予想の上方修正も

http://www.ps3-fan.net/2007/07/ninja_gaiden_3.html
「NINJA GAIDEN Σ」、売り上げが好調で業績予想の上方修正も
既に45万本を販売したとのこと。(日本では6月に、欧米では7月に発売を開始しました。

コーエー、Wii『オプーナ』の発売を11月1日に延期

http://www.inside-games.jp/article/2007/08/09/22704.html
コーエーは9月27日に発売を予定していたWii向けソフト『オプーナ』の発売予定を当初の予定から2007年11月1日に延期すると発表しました。

延期の理由についてコーエーは「本作は、現在鋭意開発を進めておりますが、お客様により満足して頂ける作品とするために更なる品質向上を図るべく、今しばらくの時間が必要と判断いたしました」としています。

『オプーナ』はアルテピアッツァが開発するWii初の本格派ロールプレイングゲームです。従来のRPGとは一線を画し、ストーリーを進むにつれ単にキャラクター達のレベルが上がるだけでなく、成長していく姿を描いていくライフスタイルRPGとなっています。

宇宙旅行に行く途中、事故にあいランドロール星に不時着したオプーナたち。一緒だった家族たちもバラバラになってしまいます。住む人の種別によって異なる居住区ドームが用意され、移動にはライセンスが必要という特殊な星で、オプーナはライセンスを取得しながら家族を探し、一緒に自分たちの星に戻る手段を探します。

新着画面写真が3枚公開されています。

テクモ中間決算発表―『パンヤ』や『DOA4』好調で増収増益

http://www.inside-games.jp/article/2007/08/22/22907.html
テクモは平成19年12月期中間決算を発表しました。それによれば売上高64億6100万円(前年同期46億7700万円)、営業利益13億1600万円(同6億7600万円)、経常利益14億8500万円(同6億7100万円)、純利益7億8700万円(同4億6100万円)と、いずれの数字も前年同期を上回る増収増益となりました。

要因としてはゲーム事業では北米向けのWii『Super Swing Golf』(スイングゴルフ パンヤ)やXBox360『DEAD OR ALIVE 4 PLATINUM HITS』のリピート販売が好調であったことが挙げられています。地域別の販売本数は日本が15万8000本、米国が29万1000本、欧州その他が26万9000本となっています。

オンラインゲーム事業では昨年開始したオンラインプラットフォーム事業「Lievo」が、新規タイトルなどにより好調だったということです。モバイルコンテンツは売上高は伸び悩んだものの、利益は好調に推移しているとのこと。

業績予想も売上高140億円、営業利益21億円、経常利益22億円、純利益11億円と上方修正しています。

コーエーが中長期戦略「コーエービジョン2011」を策定

http://www.inside-games.jp/article/2007/11/20/25170.html
コーエーは2007年度〜2011年度の中期的な経営計画として「コーエービジョン2011」を発表しました。ハードの高性能化、携帯型ハードの普及、拡大するオンライン、モバイル市場を見据えて、グループの掲げる「創造と貢献」という精神を一層強化し、長期的に更なる発展を目指したものです。

この中でコーエーは自らを「世界NO.1のエンターテインメント・コンテンツ・プロバイダー」と位置付け、ゲームが「遊び」から「文化」へ進化する中で世界に貢献していくとしています。そして数値的な目標として、2011年度に売上高500億円、営業利益110億円、経常利益150億円、純利益90億円(いずれも連結)を示しています。

長期的なビジョンとしてはPS3『BLADESTORM 百年戦争』、Wii『オプーナ』、DS『しゃべる!DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル』といった(1)「新しいエンターテインメント・コンテンツを創造する」こと、そしてされらを(2)「多様な領域へコンテンツを展開する」、その上で人材と経営のグローバル化、各地域に根ざした商品を提供することで(3)「東西文化の融合とグローバル化を推進する」の3つを挙げています。

ゲームソフト事業においては中期目標として「国内と海外で新しい収益の柱を創造する」として2011年度に売上高310億円、営業利益55億を目標としています。これは「無双」に続く柱の必要性を強く意識したものです。開発ではライン数の拡大や海外向けタイトルの強化、販売に関しては欧米市場でのラインナップの充実、中国や東南アジアといった市場の開拓を示しています。