コーエーテクモ/コーエー決算

Last-modified: 2010-05-08 (土) 22:14:49

利益

連結経営成績売上高(百万円)営業利益(百万円)経常利益(百万円)当期純利益(百万円)
21年3月期28,0876,1816,98125
20年3月期29,1126,63610,2745,256
19年3月期24,3595,3519,1865,166
18年3月期26,2247,73311,9817,336
17年3月期28,1409,48212,2707,490
16年3月期27,70810,47212,6617,109
15年3月期26,80511,8946,218

部門別

2004年2005年2006年2007年2008年2009年2009年
売上3月期3月期3月期3月期3月期3月期売上3月期
ゲームソフト事業(百万円)6,4735,7226,7667,8478,9616,881ゲームソフト事業(百万円)19,381
流通事業(百万円)18,01218,38515,94514,25217,24918,850オンライン・モバイル事業(百万円)5,416
メディア事業(百万円)2,7872,7272,7321,7561,8561,537メディア・ライツ事業(百万円)3,166
ベンチャーキャピタル事業(百万円)1804691915021,045818その他事業(百万円)123
その他事業(百万円)255835589
利益
ゲームソフト事業(百万円)8,1076,6875,8574,3035,2674,239ゲームソフト事業(百万円)3,537
流通事業(百万円)1,1031,2149266589871,284オンライン・モバイル事業(百万円)2,003
メディア事業(百万円)941939760-10811280メディア・ライツ事業(百万円)612
ベンチャーキャピタル事業(百万円)12121632164554446その他事業(百万円)26
その他事業(百万円)108402207

地域別

2004年2005年2006年2007年2008年2009年
売上3月期3月期3月期3月期3月期3月期
日本(百万円)22,40925,01522,26121,59922,56326,087
北米(百万円)3,7631,7602,0441,2843,9611,058
欧州(百万円)5544409737851,701309
アジア・オセアニア(百万円)980922944689886631
利益
日本(百万円)9,5378,9877,3696,3696,4215,396
北米(百万円)63425995-441337-8
欧州(百万円)16-2446-7338-159
アジア・オセアニア(百万円)283248214-503-159910

ソフト出荷

コーエー2002200320042005200620072008
日本333328309313.3267.7326.7380
北米63757862.944.5106.243.2
欧米30424556.344.861.825.8
アジア16232225.819.227.622.2
合計442468454458.3376.2522.3471.2
海外比率25%30%32%32%29%37%19%

(万本)

2009

1Q

1.連結経営成績に関する定性的情報
グローバル経済は、米国サブプライムローン問題に端を発した金融市場の混乱、資源価格や食糧価格の高騰などにより、先行き不透明感が強まっております。
しかしながらゲーム業界においては、これらの影響は軽微にとどまり、Wii、プレイステーション3、Xbox360 等の据置型ゲーム機や、ニンテンドーDS、PSP 等の携帯型ゲーム機の普及が順調に進み、それに伴い、ゲームソフトの販売も好調に推移しております。
このような状況下、当社グループは、「世界No.1 のエンターテインメント・コンテンツ・プロバイダー」を目指し、多様化する消費者ニーズを的確にとらえたビジネスを展開し、ブロードバンド・ネットワークを活かした製品開発に積極的に取り組んでまいりました。
また、グローバルでのプロモーション強化やマルチプラットフォーム展開によるプレゼンス拡大と販売強化を図りました。
当第1四半期は、ゲームソフト事業においては、「無双OROCHI 魔王再臨」(PS2 用)、「遙かなる時空の中で4」(PS2/Wii 用)を発売し、好調な販売を続けております。「無双OROCHI」シリーズにつきましては、累計出荷本数が150 万本を突破し、当社の新たなブランドとし
て確立いたしました。また、通信対戦を強化した波瀾盤上ストラテジーゲーム「国盗り頭脳バトル 信長の野望」(DS 用)を発売するなど、新たな取り組みも積極的に行っております。
オンライン・モバイル事業においては、MMO アクションゲーム「真・三國無双Online」の中国・台湾地域におけるサービスを開始したほか、モバイルコンテンツ「Mobile 三國志4」を各携帯電話事業者向けにリリースいたしました。また、当社初のMMORPG「信長の野望
Online」は、国内にてサービス開始5周年を迎え、引き続き多くのお客様にお楽しみいただいております。
メディア・ライツ事業においては、4月より放映開始したテレビアニメ「ネオ アンジェリーク Abyss」が好評を博しておりますほか、6月にファン向けイベント「ネオロマンス・ライヴ 2008 Summer」を開催し、約2万人を動員いたしました。
以上の結果、当第1四半期は、売上高54 億81 百万円(前年同期比10 億68 百万円増)、営業利益10 億47 百万円(同10 億39 百万円増)、経常利益は20 億14 百万円(同1億30百万円減)、四半期純利益は11 億6百万円(同1億43 百万円減)となりました。売上高お
よび営業利益は、第1四半期決算において過去最高を達成いたしました。

2Q

ゲームソフト事業 売上高77 億95 百万円 営業利益13 億75 百万円
昨年発売した「真・三國無双5」(PS3/Xbox360 用)に、追加要素を加えボリュームアップした「真・三國無双5 Special」(PS2 用)を発売いたしました。その結果、「真・三國無双5」シリーズの累計販売本数は100 万本を突破し、「真・三國無双2」から4作連続でミリオン
ヒットとなりました。また、「無双OROCHI 魔王再臨」(PS2/Xbox360 用)を北米・欧州地域にて発売し、「無双OROCHI」シリーズの累計販売本数は170 万本となりました。
その他、「遙かなる時空の中で4」(PS2/Wii 用)、「遙かなる時空の中で 夢浮橋」(DS 用)「信長の野望DS2」(DS 用)、「ジーワン ジョッキー 4 2008」(PS3/PS2/Wii 用)等を発売し、好調な販売を続けております。
オンライン・モバイル事業 売上高34 億62 百万円 営業利益16 億8 百万円
MMORPG「三國志Online」の中国地域におけるサービス開始を決定いたしました。他の地域でのサービスにつきましても準備を進めております。また、当社初のMMORPG「信長の野望Online」は、国内にてサービス開始5周年を迎え、
引き続き多くのお客様にお楽しみいただいており、中国地域でのサービスもまもなくスタートする予定です。
モバイルコンテンツにつきましては、「Mobile 三國志4」を各携帯電話事業者向けにリリースし、新規ユーザーの獲得に貢献しております。
メディア・ライツ事業 売上高14 億52 百万円 営業利益2 億22 百万円
4月から9月まで放映したテレビアニメ「ネオ アンジェリーク Abyss」のDVD を7月より順次発売しておりますほか、9月に開催したファン向けイベント「ネオロマンス・フェスタ ネオアンジェリーク大陸祭典」にて、2万人を動員いたしました。
また、1月に開催し好評を博しました「ネオロマンス・ステージ 遙かなる時空の中で 舞一夜」の再演を8月に行い、8千人を動員いたしました。
これらを含め、当期間に当社が開催したイベントの延べ来場者数は、前年同期比30%増の5万7千人に達し、過去最高となりました。
その他事業 売上高65 百万円 営業利益18 百万円

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3Q

ゲームソフト事業 売上高137 億14 百万円 営業利益22 億42 百万円
当社が開発し、株式会社バンダイナムコゲームスから12 月に発売した「ガンダム無双2」(PS3、PS2、Xbox360 用)の販売が好調に推移いたしました。「ガンダム無双」シリーズの累計販売本数は150 万本に達しております。
また、関ヶ原を舞台に繰り広げられる合戦アドベンチャーゲーム「采配のゆくえ」(DS 用)を発売したほか、PS2、Xbox360 用にて50 万本以上を販売した「無双OROCHI 魔王再臨」をPSP 用に移植して発売し、好調な販売を続けております。
オンライン・モバイル事業 売上高43 億86 百万円 営業利益18 億7 百万円
中国にて「信長の野望Online~破天の章」のサービスを開始し、好評を博しております
ほか、韓国においては「真・三國無双 Online」の正式サービスにむけ、オープンベータテストを実施いたしました。
モバイルコンテンツにつきましては、コーエータイトルの音楽を携帯電話にダウンロードできるサイト「KOEI うたフル」をオープンし、新規ユーザーの獲得に精力的に取組んでおります。
メディア・ライツ事業 売上高22 億7 百万円 営業利益4 億49 百万円
12 月にファン向けイベント「ネオロマンス・フェスタ10」を横浜・大阪にて開催、延べ来場者数が3万人を突破し過去最高となりました。
また、これまで累計で50 万人以上を動員した、この「ネオロマンス」イベント事業につきまして、横浜市への誘客貢献が認められ、財団法人 横浜観光コンベンション・ビューローより「平成20 年度横浜観光コンベンション特別功労賞」を授与されました。
その他事業 売上高93 百万円 営業利益30 百万円

4Q

ゲームソフト事業 売上高196 億30 百万円 営業利益35 億37 百万円
アクション要素を一新しマルチ協力プレイを搭載した新作「真・三國無双 MULTI RAID」(PSP 用)を発売し、38 万本のヒットとなりましたほか、「無双OROCHI 魔王再臨」(PSP 用)、「ジルオール ~インフィニットプラス~」(PSP 用)など、好調な国内PSP 市場に対し意欲的にタイトルを投入いたしました。
また、「無双OROCHI Z」(PS3 用)、「ガンダム無双2」(PS3、PS2、Xbox360 用)の販売が好調に推移いたしました。シリーズ累計販売本数は、「無双OROCHI」シリーズが210 万本、「ガンダム無双」シリーズが140 万本となりました。
さらに、新たな取り組みとして、戦略ボードゲーム「国盗り頭脳バトル 信長の野望」、合戦アドベンチャーゲーム「采配のゆくえ」、レースアクションRPG「モンスターレーサー」をDS 向けに発売するなど、積極的にユーザー層の拡大を図っております。

オンライン・モバイル事業 売上高54 億40 百万円 営業利益20 億3 百万円
「真・三國無双 Online」は、最大24 人で同時に戦える「乱戦」モード等を搭載した拡張パック「神将乱舞」のサービスを開始し、好評を博しております。また、国内にてサービス開始5周
年を迎えた「信長の野望 Online」は中国においてもサービスを開始し、より多くのお客様にお楽しみいただいております。さらに、国内にてサービス中の「三國志 Online」は、中国・台湾地域にて2009 年中のサービス開始に向け、準備を進めております。
モバイルコンテンツにつきましては、「Mobile 三国志4」、「信長の野望・天翔記」の配信を開始したほか、音楽ダウンロードサイト「KOEI うたフル」において新作ゲームソフトの主題歌やキャラクターソングの配信を行うなど、精力的にサービス展開を行っております。
メディア・ライツ事業 売上高31 億87 百万円 営業利益6 億12 百万円
TV アニメ「金色のコルダ~Secondo Passo~」の放送をはじめ、ゲーム、CD、モバイル、書籍など、関連商品を相互に連動させたメディアミックスとして、「金色のコルダ プロジェクトƒ(フ
ォルテ)」を立ち上げました。ゲームコンテンツを中心に展開する従来の手法とは異なるアプローチで、コンテンツ価値の最大化を図ります。
また、ファン向けイベント事業は、ネオロマンス・ステージ公演第2弾「遙かなる時空の中で朧草紙」を含め、50 回を超える公演を開催いたしました。その結果、動員数は前期比3万人増の13 万人となり、過去最高となりました。
ライツ事業につきましては、パチンコ・パチスロ機メーカー向けに当社コンテンツのライセンス許諾を積極的に行っております。
その他事業 売上高1 億23 百万円 営業利益26 百万円

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2008

1Q

ゲームソフト事業 売上高25億96百万円 営業利益△1億92百万円
前年同期比で売上高9億46百万円増、営業利益5億76百万円増となりました。
・家庭用ビデオゲームソフト
国内家庭用ビデオゲームソフトでは、前期に発売した「無双OROCHI」(PS2用)、「Winning Post 7 MAXIMUM2007」(PS2/PS3用)等、リピート販売が好調に推移。
・オンラインゲーム、モバイルコンテンツ事業
オンラインゲームは、台湾において拡張パック「信長の野望 Online~破天の章~」のサービスを開始。
モバイルコンテンツは、「信長の野望」「大航海時代」等の新作タイトルを投入。
流通事業 売上高25億81百万円 営業利益1億34百万円
前年同期比で売上高9億24百万円増、営業利益1億87百万円増となりました。
前期に発売した「無双OROCHI」(PS2用)及び「Winning Post 7 MAXIMUM2007」(PS2/PS3用)等、リピート販売が好調に推移したほか、「しゃべる!DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル」(DS用)を発売。eビジネスも着実に伸張。
メディア事業 売上高7億95百万円 営業利益33百万円
前年同期比で売上高6億1百万円増、営業利益91百万円増となりました。
6月に「しゃべる!DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル」(DS用)及び関連書籍を発売。また、「無双OROCHI」等ゲームソフト攻略本も好調に推移。テレビアニメ「金色のコルダ~primo passo~」のイベント、ステラ・コンサートは大好評を博し、アンコールイベントも開催。
その他事業 売上高2億10百万円 営業利益71百万円
当社コンテンツを利用したライツ事業を中心に、前年同期比で売上高1億26百万円増、営業利益71百万円増となりました。

2Q

ゲームソフト事業 売上高81 億48 百万円 営業利益5億7百万円
前年同期比で売上高21 億69 百万円増、営業利益2 億37 百万円増となりました。
・パソコン及び家庭用ビデオゲームソフト
国内市場においては、パソコン用に「信長の野望・革新 パワーアップキット」を、家庭用ビデオゲームソフトでは「BLADESTORM 百年戦争」(PS3 用)、「戦国無双 KATANA」(Wii 用)、「戦国無双2 猛将伝」(PS2 用)等8タイトルを発売。
海外市場においては、「無双OROCHI」(PS2/Xbox360 用)を北米・欧州にて、「ガンダム無双」(PS3/Xbox360 用)を北米にて、それぞれ発売。
・オンラインゲーム及びモバイルコンテンツ
オンラインゲームにおいては、国内にて「大航海時代 Online」の拡張パック「Cruz del Sur」を投入し、「三國志Online」のプレオープンサービスを開始。
モバイルコンテンツは、「信長の野望」、「大航海時代」等の新作タイトルを投入。
流通事業 売上高70 億55 百万円 営業利益3億87 百万円
前年同期比で売上高26 億42 百万円増、営業利益3 億68 百万円増となりました。
「BLADESTORM 百年戦争」(PS3 用)、「戦国無双2 猛将伝」(PS2 用)等の新作タイトルに加え、「無双OROCHI」(PS2 用)、「ガンダム無双」(PS3 用)等のリピート販売が好調に推移。また、プレイチケットやイベントチケット販売も堅調に推移したことから、eビジネスも着実に伸張。
メディア事業 売上高13 億94 百万円 営業利益26 百万円
前年同期比で売上高5 億53 百万円増、営業利益84 百万円増となりました。
前期に放映したテレビアニメ「金色のコルダ~primo passo~」、「恋する天使アンジェリーク~かがやきの明日~」との相乗効果により、関連イベント入場者数は4万人を超え、書籍、CD、DVD、グッズ等の関連商品販売も好調に推移。また、「無双OROCHI」等ゲームソフト攻略本も好調に推移。
その他事業 売上高5億18 百万円 営業利益2億円
当社コンテンツを利用したライツ事業を中心に、前年同期比で売上高1 億57 百万円増、営業利益1 億5 百万円増となりました。

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3Q

ゲームソフト事業 売上高140 億14 百万円 営業利益22 億46 百万円
前年同期比で売上高53 億43 百万円増、営業利益20 億17 百万円増。
・家庭用ビデオゲームソフト
国内市場においては、家庭用ビデオゲームソフトで、主力タイトルとして初めて新世代機に投入したシリーズ最新作「真・三國無双5」(PS3/Xbox360 用)を発売し40 万本を超えるヒット。また、「ジーワン ジョッキー 4 2007」(PS3/PS2 用)、「三國志DS 2」(DS 用)等、当第3四半期では8 タイトルを発売。
海外市場においては、「BLADESTORM 百年戦争」(PS3/Xbox360 用)を北米・欧州にて、「ガンダム無双」(PS3/Xbox360 用)を欧州にて、それぞれ発売。
・オンラインゲーム、モバイルコンテンツ
オンラインゲームにおいては、国内にて「三國志 Online」を年度内課金サービス開始に向けて鋭意開発中。「大航海時代 Online」は、中国での課金サービスを強化。「真・三國無双Online」は、国内においてリニューアルを行い課金人数が順調に増加し、アジアでの課金サ
ービスに向けて準備中。
モバイルコンテンツにおいては、3D最新機種に対応したゲームアプリとして「ジーワンジョッキー」のサービスを開始し、「真・三國無双」もサービス開始に向け開発中。
流通事業 売上高119 億51 百万円 営業利益6億54 百万円
前年同期比で売上高49 億76 百万円増、営業利益5億58 百万円増。
「真・三國無双5」(PS3/Xbox360 用)等の新作タイトルに加え、アイディアファクトリー株式会社の「スペクトラルジーン」(PS2 用)等グループ外タイトルの販売が好調に推移。また、プレイチケットやイベントチケット販売も順調に推移したことから、eビジネスも着実に伸張。

メディア事業 売上高19 億7百万円 営業利益1億57 百万円
前年同期比で売上高5億13 百万円増、営業利益1億31 百万円増。
年末に放送したテレビアニメ「遙かなる時空の中で3 紅の月」の原作小説を皮切りに、GAMECITY 文庫(ライトノベル)の刊行をスタートし好評。また、ゲームソフト、テレビアニメ、映画のコンテンツを利用した書籍、CD、DVD、グッズ等の関連商品販売に加え、12 月に開催した「ネオロマンス・アラモード3」はチケットが完売するなどイベント事業も好調に推移。
その他事業 売上高8億90 百万円 営業利益4億55 百万円
前年同期比で売上高3億92 百万円増、営業利益3億19 百万円増。
当社コンテンツを利用したライツ事業を中心に展開し、「パチスロ戦国無双」がヒットするなど好調に推移。

4Q

当期の経営成績
グローバル経済は、資源価格高騰に加え、サブプライムローン問題に端を発する国際的金融不安は実体経済にも波及し、米国景気に対する先行き不透明感が強まるものの、高い成長を続けるBRICs を始めとする新興国における設備投資、需要の拡大により堅調に推移いたしました。
日本経済も、新興国・資源国向け輸出や設備投資に支えられ、穏やかな拡大が続きましたが、景気に対する先行き不透明感は一層強まってきております。
グローバルにおけるゲーム市場におきましては、「Wii」、「DS」及び「PSP」の出荷は引き続き好調に推移し、また新世代機の「プレイステーション3」、「Xbox360」も欧米を中心に出荷は堅調に推移するなど、ゲームソフトウェア市場は活況を呈しております。
このような状況下、グローバルでの多様化する消費者ニーズを的確にとらえたビジネスを展開し、ブロードバンド・ネットワークを活かした製品開発に積極的に取り組むなど、独創的なエンターテインメント・コンテンツの創出に努めてまいりました。また、ワールドワイドでのプロモーション強化
やマルチプラットフォーム展開によるプレゼンス拡大と販売強化を図りました。
当期は、主力タイトルのシリーズ最新作「真・三國無双5」(PS3/Xbox360 用)を発売し80 万本を超えるヒットとなりました。また、「戦国無双2 猛将伝」(PS2/Xbox360 用)は40 万本、「BLADESTORM百年戦争」(PS3/Xbox360 用)は30 万本の販売をそれぞれ記録いたしました。また、既発売タイトル
の販売も好調に推移し、今期におけるマルチプラットフォーム展開を合わせると「ガンダム無双」(PS2/PS3/Xbox360 用)は60 万本(累計88 万本)、「無双OROCHI」(PS2/PSP/Xbox360/Win 用)は50万本(累計106 万本)の販売をそれぞれ記録いたしました。
オンラインゲームにおいては、平成20 年2 月に「三國志 Online」(KOEI ENTERTAINMENT SINGAPOREPte. Ltd.にて開発)の国内課金サービスを開始いたしました。また、既に課金サービス中の3タイトルのいずれにおいても、国内及び海外で安定的に高収益を上げております。
以上の結果、売上高は291 億12 百万円(前年同期比19.5%増)、営業利益は66 億36 百万円(同24.0%増)、経常利益は102 億74 百万円(同11.8%増)、当期純利益は52 億56 百万円(同1.7%増)と過去最高の売上高を達成いたしました。
事業の種類別セグメントの状況
ゲームソフト事業 売上高211 億94 百万円 営業利益52 億67 百万円
(前年同期比:売上高21.0%増、営業利益22.4%増)
・家庭用ビデオゲームソフト
主力タイトルとしては初めて新世代機に投入したシリーズ最新作「真・三國無双5」(PS3/Xbox360用)が80 万本を超えるヒット、新作タイトル「BLADESTORM 百年戦争」(PS3/Xbox360 用)も30 万本を超える販売を記録。
既発売タイトルの販売は、マルチプラットフォーム展開により「ガンダム無双」(PS2/PS3/Xbox360用)は60 万本(累計88 万本)、「無双OROCHI」(PS2/PSP/Xbox360/Win 用)は50 万本(累計106 万本)を販売。
・オンラインゲーム及びモバイルコンテンツ
オンラインゲームにおいては、平成20 年2 月に「三國志Online」の国内課金サービスを開始。国内にて平成20 年3 月に「信長の野望 Online 争覇の章」のサービスを開始し、「真・三國無双 Online」も平成19 年11 月に新たなサービス展開によりユーザー層を拡大。また、オンラインゲームと連動し
た「@モバイル」サービスも開始。
モバイルコンテンツは、3DCGやエフェクトを高いクオリティで再現し、リアル感溢れるコンテンツ「ジーワン ジョッキー」、「Mobile 真・三國無双」のサービスを開始。さらに従量課金サービスを新たに導入することで売上増加に貢献。

流通事業 売上高173 億5 百万円 営業利益9 億87 百万円
(前年同期比:売上高20.9%増、営業利益50.0%増)
・ディストリビューション事業
「真・三國無双5」(PS3/Xbox360 用)、「戦国無双2 猛将伝」(PS2 用)等新作家庭用ビデオゲームソフトの販売に加え、リピート販売も好調に推移。また、株式会社ガストの「リーズのアトリエ ~オルドールの錬金術師~」(DS 用)等グループ外タイトルも販売増加に貢献。
・e ビジネス事業
当社ポータルサイトGAMECITYの市民数が150 万人に迫る中、オンラインゲーム用プレイチケットやネオロマンスイベントチケット等を販売。
メディア事業 売上高26 億56 百万円 営業利益1 億12 百万円
(前年同期比:売上高4 億15 百万円増、営業利益2 億20 百万円増)
新たなイベントとしてネオロマンス・ステージ「遙かなる時空の中で 舞一夜」を開催し、ファン向けイベント入場者数は過去最高の10 万人を記録。前期に放映したテレビアニメ「金色のコルダ~primo passo~」、「恋する天使アンジェリーク~かがやきの明日~」との相乗効果により、書籍、C
D、DVD、グッズ等の関連商品販売も拡大。また、当社コンテンツを中心に展開した「GAMECITY文庫」(ライトノベル)を刊行。「真・三國無双5」、「無双OROCHI」等ゲームソフト攻略本を発売。
その他事業 売上高11 億84 百万円 営業利益5 億54 百万円
(前年同期比:売上高82.1%増、営業利益236.7%増)
「パチスロ戦国無双」が大ヒット。

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2007

1Q

ゲームソフト事業 売上高16 億49 百万円 営業利益△7億69 百万円
前年同期比で売上高13 億21 百万円減、営業利益12 億89 百万円減となりました。
・パソコン及び家庭用ビデオゲームソフト
国内では、パソコン用に「真・三國無双4 Special」を、家庭用ビデオゲームソフトでは「信長の野望DS」(DS 用)等、4タイトルを発売。海外では「真・三國無双4 Empires」(PS2/Xbox360 用)等を北米、欧州にて発売。
・オンラインゲーム、携帯電話用コンテンツ事業
オンラインゲームは、国内、台湾、韓国における課金サービス開始に続き、中国においても「信長の野望 Online」「大航海時代 Online」ともに課金サービス開始に向けて準備中。
携帯電話用コンテンツは、「三國志」「信長の野望」等の新作タイトルを投入。
流通事業 売上高16 億57 百万円 営業利益△53 百万円
当社グループ内外タイトルともに、発売が下期に集中するため、前年同期比で売上高11 億39 百万円減、営業利益1億50 百万円減となりました。
メディア事業 売上高1 億93 百万円 営業利益△57 百万円
TVアニメの放映及び映画の上映が第2四半期以降に開始され、そのコンテンツを利用した権利収入、関連商品、書籍等を下期に発売するため、前年同期比で売上高3億9百万円減、営業利益1億52 百万円減となりました。
その他事業 売上高84 百万円 営業利益0 百万円
ライツ事業においては「真・三國無双」、「信長の野望」等当社コンテンツによるロイヤリティビジネスの売上を、第2四半期以降に多く予定しているため、前年同期比で売上高1億27百万円減、営業利益26 百万円減となりました。

2Q

ゲームソフト事業 売上高59 億79 百万円 営業利益2 億69 百万円
(前年同期比:売上高16.7%減、営業利益83.0%減)
・パソコン及び家庭用ビデオゲームソフト
国内市場においては、パソコン用に「三國志11 パワーアップキット」を、家庭用ビデオゲームソフトでは「遙かなる時空の中で 舞一夜」(PS2 用)、「雀・三國無双」(DS/PSP 用)等16 タイトルを発売いたしました。
海外市場においては「戦国無双2」(PS2/Xbox360 用)及び「真・三國無双4 Empires」(PS2/Xbox360用)を北米、欧州、アジアにて展開いたしました。
しかしながら、発売を予定していた商品の一部が下期に延期となったため、前年同期比で売上高、営業利益ともに減少いたしました。
・オンラインゲーム、モバイルコンテンツ事業の拡大
オンラインゲームにおいては、国内にて「真・三國無双BB」をプレオープン、また「大航海時代Online」の拡張パック「La Frontera(ラ・フロンテーラ)」を投入いたしました。中国においてもオンラインゲームの課金サービスに向け準備中であります。
モバイルコンテンツにおいては、「信長の野望」、「三國志」等のシリーズタイトルを投入し、コンテンツのラインナップを充実させました。
流通事業 売上高44 億13 百万円 営業利益18 百万円
(前年同期比:売上高31.2%減、営業利益93.1%減)
・ディストリビューション事業
次世代家庭用ビデオゲーム機の発売を下期に控え、当社グループ内外タイトルともに発売が下期に集中するため、また発売を予定していた商品の一部が下期に延期となったため、前年同期比で売上高、営業利益ともに減少いたしました。
・e ビジネス事業
当社グループのポータルサイト「GAMECITY」(http://www.gamecity.ne.jp/)において登録市民数が100 万人を突破し、登録市民を中心としたインターネット通販を強化しております。また、オンラインゲーム用プレイチケットやイベントチケット等の販売も拡大しております。
メディア事業 売上高8 億40 百万円 営業利益△57 百万円
(前年同期比:売上高4億80 百万円減、営業利益2億1 百万円減)
今年7月よりTVアニメ「恋する天使アンジェリーク~心のめざめる時~」の放映を開始、また8月より映画「劇場版 遙かなる時空の中で 舞一夜」を公開し、好評を博しております。また、関連イベントの入場者数が過去最高の4万3千人と、TVアニメや映画との相乗効果により好調となりました。
しかしながら、出版事業では書籍の返品による売上減、廃棄費用の負担増により、営業赤字となりました。
その他事業 売上高3億61 百万円 営業利益95 百万円
(前年同期比:売上高35.2%減、営業利益15.9%減)
ビジネスソフト事業において、Mac 用ワープロソフト「egword Universal」と日本語入力ソフト「egbridge Universal」は、高度な機能を直感的に操作できるビジネスソフトとして高い評価を獲得。通算4度目となる「2006 年度グッドデザイン賞」を受賞いたしました。

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3Q

ゲームソフト事業 売上高86 億70 百万円 営業利益2億28 百万円
今期の売上が第4四半期に集中するため、前年同期比で売上高17 億81 百万円減、営業利益18 億96 百万円減となりました。
・パソコン及び家庭用ビデオゲームソフト
国内家庭用ビデオゲームソフトでは「戦国無双2 Empires」(PS2 用)等、当第3四半期では5タイトルを発売。
・オンラインゲーム、モバイルコンテンツ事業
オンラインゲームは、国内において拡張パック「信長の野望 Online~破天の章~」のサービスを開始。中国において、「大航海時代 Online」のオープンβを開始(平成19 年1月より課金サービスを開始)。
モバイルコンテンツは、「三國志」「信長の野望」等の新作タイトルを投入。
流通事業 売上高69 億74 百万円 営業利益96 百万円
当社グループ内外タイトルともに、ゲームソフト発売が第4四半期に集中するため、前年同期比で売上高21 億51 百万円減、営業利益2億47 百万円減となりました。
メディア事業 売上高13 億94 百万円 営業利益26 百万円
出版事業において、攻略本売上が減少する一方、廃棄費用の増加により、前年同期比で売上高5億41 百万円減、営業利益3億39 百万円減となりました。
平成18 年10 月放映開始のTVアニメ「金色のコルダ~primo passo~」は好評。関連イベントの入場者数は累計で過去最高の5 万9千人と、TVアニメや映画との相乗効果により好調。
その他事業 売上高4億97 百万円 営業利益1 億35 百万円
前年同期比で売上高2億5 百万円減、営業利益39 百万円減となりました。

4Q

当期の経営成績
グローバル経済は、中国・インドを始めとして新興国の高い成長にも支えられ、米国、欧州、アジア諸国において堅調に推移いたしました。日本経済も、企業部門で高水準の収益を背景に設備投資及び雇用意欲も旺盛に推移いたしました。
当業界におきましては、平成18 年11 月に「プレイステーション3」(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)、同12 月に「Wii」(任天堂株式会社)が発売されたことに加え、「ニンテンドーDS」の販売が好調に推移するなど、ゲームソフトウェア市場は活況を呈しました。
このような状況下、当社グループでは多様化する消費者ニーズを的確にとらえたビジネスを展開し、ブロードバンド・ネットワーク向け研究開発にも積極的に取り組むなど、独創的なエンターテインメント・コンテンツの創出に努めてまいりました。
当期は、国内において「無双OROCHI」(PS2 用)の販売が57 万本と大ヒットになったほか、株式会社バンダイナムコゲームスと共同開発した「ガンダム無双」(PS3 用)が、「プレイステーション3」用ゲームソフトとしては最高の販売29 万本を記録いたしました。これらにより、無双シリーズの累
計販売本数は、国内にて1,000 万本、グローバルにて1,500 万本を突破いたしました。
オンラインゲーム分野におきましては、世界初のMMOアクションゲーム「真・三國無双BB」を国内にて、また「大航海時代Online」を中国にてサービスを開始いたしました。
しかしながら、品質向上を図るために当期に予定していた商品の一部を来期に発売延期したこと等から、売上高、利益はともに前期実績を下回りました。
以上の結果、売上高は243 億59 百万円(前年同期比7.1%減)、営業利益は53 億51 百万円(同30.8%減)、経常利益は91 億86 百万円(同23.3%減)、当期純利益は51 億66 百万円(同29.6%減)となりました。

事業の種類別セグメントの状況
ゲームソフト事業 売上高175 億19 百万円 営業利益43 億3百万円
(前年同期比:売上高7.4%減、営業利益26.5%減)
・パソコン及び家庭用ビデオゲームソフト
国内市場においては、パソコン用に「三國志11 パワーアップキット」を、家庭用ビデオゲームソフトでは「無双OROCHI」、「戦国無双2 Empires」(以上PS2 用)、「真・三國無双DS ファイターズバトル」(DS 用)等32 タイトルを発売いたしました。
海外市場においても「真・三國無双4 Empires」、「戦国無双2」、「戦国無双2 Empires」(PS2/Xbox360用)を北米、欧州、アジアにて発売いたしました。
・オンラインゲーム、モバイルコンテンツ事業の拡大
オンラインゲームにおいては、国内にて「真・三國無双BB」をサービス開始し、海外においても「大航海時代Online」を中国でサービスを開始するなど、着実に展開を進めております。また「大航海時代Online」の拡張パック「La Frontera」、及び「信長の野望 Online」の拡張パック「破天の
章」を投入し、新規会員の獲得に努めました。
モバイルコンテンツにおいては、「信長の野望」、「三國志」等のシリーズタイトルを投入し、コンテンツのラインナップを充実させました。
しかしながら、品質向上を図るために当期に予定していた商品の一部を来期に発売延期したこと等から、売上高、利益はともに減少いたしました。

流通事業 売上高143 億15 百万円 営業利益6億58 百万円
(前年同期比:売上高10.6%減、営業利益29.0%減)
・ディストリビューション事業
「無双OROCHI」(PS2 用)、「ガンダム無双」(PS3 用)等のヒット作はありましたものの、発売を予定していた商品の一部が来期に延期となったため、前年同期比で売上高、営業利益ともに減少いたしました。
・e ビジネス事業
当社グループのポータルサイト「GAMECITY」(http://www.gamecity.ne.jp/)において登録市民数が100 万人を突破し、登録市民を中心としたインターネット通販を強化しております。また、オンラインゲーム用プレイチケットやネオロマンスイベントチケット等の販売も拡大しております。
メディア事業 売上高22 億40 百万円 営業利益△1億8百万円
(前年同期比:売上高9億27 百万円減、営業利益8億68 百万円減)
平成18 年7月よりテレビアニメ「恋する天使アンジェリーク~心のめざめる時~」、同10 月より「金色のコルダ~primo passo~」、平成19 年1月より「恋する天使アンジェリーク~かがやきの明日~」の放送を開始、また平成18 年8月より映画「劇場版 遙かなる時空の中で 舞一夜」を公開し、好評を
博しました。また、関連イベントの入場者数が、テレビアニメや映画との相乗効果により過去最高の年間8万人を記録いたしました。
しかしながら、当社家庭用ビデオゲームソフト関連攻略本の発売延期による売上高減少、及び棚卸資産圧縮による廃棄費用の増加により営業赤字となりました。
その他事業 売上高6億50 百万円 営業利益1億64 百万円
(前年同期比:売上高33.1%減、営業利益31.5%減)
ビジネスソフト事業において、過去3回連続で「グッドデザイン賞」を受賞しているMac 用ワープロソフトの最新作「egword Universal 2」と日本語入力ソフト「egbridge Universal 2」を平成19年3月に発売いたしました。

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2006

2Q

ゲームソフト事業 売上高71 億79 百万円 営業利益15 億83 百万円
前年同期比で売上高4.5%増、営業利益6.7%増と増収増益となりました。
・国内市場にて有力タイトルをリリース
パソコン用に「信長の野望 革新」を、家庭用ビデオゲームソフトでは「真・三國無双4 猛将伝」、「Zill O’11 ~infinite~」、「Winning Post7」、「遙かなる時空の中で3 十六夜記」(以上PS2 用)、「遙かなる時空の中で2」、「信長の野望 天翔記」、「三國志Ⅵ」(以上PSP 用)等10 タイトルを発売。
第9回CESA GAME AWARDS にて「真・三國無双4」「遙かなる時空の中で3」が優秀賞を受賞。なお、「真・三國無双4」は「真・三國無双」シリーズとして3作連続、「遙かなる時空の中で3」は、女
性向けゲームとして初めての受賞となるなど、ともに高い評価を獲得。
・海外市場にて積極的にタイトルを展開
「真・三國無双4」(PS2 用)を北米に続き欧州、アジアにて展開。「真・三國無双」(PSP 用)もワールドワイドに展開し、ともに好調な販売を記録。
・オンラインゲーム、モバイルコンテンツ事業の拡大
オンラインゲームにおいては、国内にて「信長の野望 Online」に続き、平成17 年3月より「大航海時代 Online」課金サービスを開始。海外においても、平成17 年8月より台湾にて「信長の野望Online」の課金サービスを開始し、登録ユーザーが10 万人を超えるなど着実にビジネスを拡大。
モバイルコンテンツにおいては、新作タイトルの投入や既存タイトルのコンテンツ内容の充実により、課金ユーザー数は前年同期比68.2%増を達成。流通事業 売上高64 億17 百万円 営業利益2億75 百万円前年同期比で売上高5.8%増、営業利益9.8%減となりました。
・ディストリビューション事業
「信長の野望 革新」(PC 用)、「真・三國無双4 猛将伝」(PS2 用)をはじめとしたコーエーグループ商品の販売に加え、株式会社ガストの「イリスのアトリエ エターナルマナ2」(PS2 用)等のグループ外商品も好調な販売を記録。また、適正な財務体質維持のため、たな卸資産の圧縮を実施。
・e ビジネス事業
当社グループのポータルサイト「GAMECITY」(http://www.gamecity.ne.jp/)において、「信長の野望 Online」、「大航海時代Online」のオンラインゲーム用プレイチケット販売や、インターネット通販売上が好調、前年同期比72.6%増と継続して高い伸びを維持。メディア事業 売上高13 億21 百万円 営業利益1億43 百万円前年同期比で売上高31.4%増、営業利益19.3%減となりました。
・ ゲーム関連書籍
「真・三國無双4 猛将伝 コンプリートガイド」、「ジルオール インフィニット コンプリートガイド 上・下」等が販売好調。
・AV関連商品・女性向けネオロマンス分野の拡充
ユーザー参加型イベント「ネオロマンスフェスタ」等を開催、過去最高の3 万人を超える総入場者数を記録するなど、メディアミックスを積極的に推進。好評を博したTVアニメ「遙かなる時空の中で~八葉抄~」、平成17 年3月開催のイベントを収録した「ネオロマンス・ライヴ~遙か祭2005~」のDVD販売が好調。なお、DVD制作費を発売と同時に上期中に一括償却、下期以降は収益に貢献。
ベンチャーキャピタル事業 売上高1億67 百万円 営業利益24 百万円前年同期比で売上高23.5%減、営業利益44.7%増となりました。
・保有投資有価証券の売却により、24 百万円の営業利益を計上。
その他事業 売上高3億89 百万円 営業利益89 百万円
前年同期比で売上高8.1%減、営業利益54.8%減となりました。
・ライツ事業において、コーエーグループのコンテンツを幅広い分野で活かしたロイヤリティビジネスを中心に展開。

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3Q

ゲームソフト事業 売上高104 億52 百万円 営業利益21 億25 百万円
前年同期比で売上高1.3%増、営業利益6.3%増となりました。
・国内市場にて有力タイトルをリリース
家庭用ビデオゲームソフトでは「真・三國無双4 猛将伝」、「ジーワン ジョッキー 4」(プレイステーション2用、以下PS2 用)、通信対戦機能を搭載した「激・戦国無双」(プレイステーション・ポータブル用、以下PSP 用)、Xbox360 の高性能なハードの機能を最大限に活かした「真・三國無双4 Special」等を発売。
・海外市場にて積極的にタイトルを投入
国内にて大ヒットとなった「真・三國無双4 猛将伝」(PS2 用)を北米、アジアにて展開。「真・三國無双」(PSP 用)もワールドワイドに展開。
・オンラインゲーム、モバイルコンテンツ事業の拡大
オンラインゲームにおいては、韓国にて平成17 年12 月より「大航海時代 Online」の課金サービスを開始し、登録ユーザーは着実に増加。モバイルコンテンツにおいては、「戦国無双」等新作タイトルの投入や既存タイトルのコンテンツ内容の充実により、課金ユーザー数は前年同期比59.0%増と継続して高い伸びを維持。
流通事業 売上高91 億26 百万円 営業利益3億43 百万円前年同期比で売上高4.4%減、営業利益29.2%減となりました。
・コーエー商品、グループ外商品販売強化
コーエーおよびコーエーグループ外ともに主力タイトル発売時期が前年と異なるため、売上高および営業利益ともに減少。コーエー商品の販売に加え、アイディアファクトリー株式会社、株式会社ガスト等、グループ外商品の販売を強化。
・e ビジネスを拡充
当社ポータルサイトGAMECITY(http://www.gamecity.ne.jp/)において、「信長の野望Online」、「大航海時代 Online」のオンラインゲーム用プレイチケット販売や、インターネット通販売上が好調。
メディア事業 売上高19 億35 百万円 営業利益3億65 百万円前年同期比で売上高24.5%増、営業利益21.1%増となりました。
・女性向けネオロマンス分野の拡充
ユーザー参加型イベント「ネオロマンス・ライヴ2005 Winter」を12 月に開催し、入場者数1万8千人を記録。好評を博したテレビアニメ「遙かなる時空の中で~八葉抄~」関連のDVD・CD・書籍等の販売が好調。
・オンラインゲーム関連書籍の強化
「真・三國無双」のゲーム攻略関連書籍や、「信長の野望 Online」、「リネージュⅡ」などオンラインゲーム関連書籍を販売。
ベンチャーキャピタル事業 売上高1 億67 百万円 営業利益23 百万円保有投資有価証券売却等により、23 百万円の営業利益を計上。
その他事業 売上高5億35 百万円 営業利益1億51 百万円前年同期比で売上高18.3%減、営業利益44.1%減となりました。
・ライツ事業のロイヤリティビジネスは、来期に契約がずれ込むため、売上高および営業利益ともに減少。コーエーグループのコンテンツを幅広い分野で活かしたロイヤリティビジネス、グッズ
販売を中心に展開。

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2005

2Q

ゲームソフト事業 売上高68 億72 百万円 営業利益14 億83 百万円
前年同期比で売上高14.7%減、営業利益35.5%減となりました。
・ 主力アクションタイトルが高評価を獲得
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントによる「PlayStation Awards 2004」にて、「戦国無双」で“Platinum Prize”(100 万本以上出荷されたタイトルを対象)を、「真・三國無双3 猛将伝」で“Gold Prize”(50 万本以上出荷されたタイトルを対象)を受賞するなど、当社主力アクションタイトルは国内で最高の評価を獲得。

・ 国内市場にて主力タイトルの続編をリリース
パソコン用に「三國志Ⅹ」、「鋼鉄の咆哮3~ウォーシップコマンダー」の2タイトルを、家庭用ビデオゲームソフトでは「戦国無双 猛将伝」、「太閤立志伝V」、「アンジェリークエトワール」、「紅の海2」、「Winning Post 6 MAXIMUM2004」(以上PS2 用)の5タイトルを発売。
・海外市場にて積極的にタイトルを展開
「戦国無双」(PS2 用)を北米・欧州・アジア市場にて展開。欧州市場では株式会社日本一ソフトウェアの「Disgaea: Hour of Darkness」(同)を投入。
・オンラインゲーム、携帯用コンテンツともにユーザー数拡大
オンラインゲームにおいては、「信長の野望 Online」の登録ユーザー数が10 万人に達し、さらに増加中。
携帯用コンテンツにおいては、「真・三國無双」、「三國志」、「遙かなる時空の中で」等を展開し、課金ユーザー数は前年同期比63%増を達成。
・下期に主力タイトルを発売
前年に比べて下期に多くの主力タイトルを発売予定。上期においては、下期発売タイトルの外注費を中心とする開発原価が先行発生。
流通事業 売上高60 億63 百万円 営業利益3 億5 百万円
前年同期比で売上高5.1%減、営業利益12.4%減となりました。
・ グループ外商品の積極的販売
国内における流通事業は「三國志X」(パソコン用)、「戦国無双 猛将伝」、「太閤立志伝V」、「Winning Post6」(以上PS2 用)をはじめとしたコーエーグループ商品の販売に加え、株式会社ガストの「イリスのアトリエ エターナルマナ」、アイディアファクトリー株式会社の「新天魔界 ジェネレーション オブ カオスⅣ」(共にPS2 用)等のグループ外商品が売上に貢献。
・ e ビジネス事業の充実
当社グループのポータルサイト「GAMECITY」(http://www.gamecity.ne.jp/)においても、「信長の野望 Online」等オンラインゲーム用プレイチケット販売や、「ネオロマンスフェスタ」チケット売上など、e ビジネス事業を拡大。
・ 下期に主力タイトルを発売
前年に比べて下期に多くの主力タイトルを発売予定。
メディア事業 売上高10 億5 百万円 営業利益1 億78 百万円
前年同期比で売上高10.7%減、営業利益42.9%減となりました。
・ゲームソフト関連書籍発売
インターネット利用者急増により、書籍攻略本の販売が減少しているものの、当該期はオンラインゲーム向け攻略本への移行期間であり、オンラインゲーム向け攻略本出版の本格展開を準備中。
・女性向けネオロマンス分野の拡充
「ネオロマンスフェスタ」等ユーザー参加型イベントを5月、8月及び9月に開催し、総入場者数は約3 万人を記録。平成16 年10 月5日のテレビアニメ「遙かなる時空の中で~八葉抄~」の放映開始(テレビ東京等)と連動して、関連の書籍、CD・DVDを発売し、メディアミックスを積極的に推進。
ベンチャーキャピタル事業 売上高2 億19 百万円 営業利益16 百万円前年同期比で売上高353.8%増、営業利益36.8%減となりました。
保有投資信託の一部売却により、16 百万円の営業利益を計上。
その他事業 売上高 4 億23 百万円 営業利益1 億96 百万円前年同期比で売上高107.2%増、営業利益128.0%増となりました。
・ ライツ事業の拡大
コーエーグループコンテンツを幅広い分野で活かした、ロイヤリティビジネスを中心としたライツ事業を展開。

・ ビジネスソフト事業の充実
ワープロソフト「EGWORD 14」と日本語入力ソフト「EGBRIDGE 15」はMac OS X の最新日本語環境を最大限に引き出した製品として高い評価を獲得。「EGWORD シリーズ」は財団法人日本産業デザイン振興会主催の「2004 年度グッドデザイン賞」を受賞するなど、機能、利便性に高い評価。
・ 不動産事業を開始
ノウハウの蓄積、不動産事業子会社(株式会社コーエーリブ)設立を行う等、不動産事業に取り組んできた結果、継続的に安定した収入及び利益を計上する事業体制を確立。

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4Q

ゲームソフト事業 売上高198 億48 百万円 営業利益66 億87 百万円
前年同期比で売上高3.3%減、営業利益17.0%減となりました。
・国内市場にて主力タイトルの続編等をリリース
パソコン用に「三國志Ⅹ」、「Winning Post7」など9タイトルを、家庭用ビデオゲームソフトでは「真・三國無双4」、「戦国無双 猛将伝」、「決戦Ⅲ」、「遙かなる時空の中で3」(以上PS2 用)、「真・三國無双」(PSP 用)等の24 タイトルを発売。
・海外市場にて積極的にタイトルを展開
北米市場では、「Dynasty Warriors 5(日本名:真・三國無双4)」(PS2 用)、「Dynasty Warriors(日本名:真・三國無双)」(PSP 用)を展開し、ともに好調な売上を記録。「Samurai Warriors(日本名:戦国無双)」、「Dynasty Warriors 4 Empires(日本名:真・三國無双3Empires)」(PS2 用)を
ワールドワイドに展開。
・オンラインゲーム、携帯電話用コンテンツともにユーザー数拡大
オンラインゲームにおいては、「信長の野望 Online」の登録ユーザー数が11 万人を超えたほか、平成17 年3月に課金サービスを開始した「大航海時代Online」の登録ユーザー数が2週間で3.6 万人と順調に増加。海外においても、中国、台湾、韓国にてオンラインゲーム課金サービスを開始する契約を現地企業と締結し、2005 年度課金サービス開始予定。
携帯電話用コンテンツにおいては、「真・三國無双」、「三國志」、「遙かなる時空の中で」等を展開し、課金ユーザー数は前年同期比147.4%増を達成。また、台湾、韓国においてもコンテンツ配信を開始。

流通事業 売上高184 億48 百万円 営業利益12 億14 百万円
前年同期比で売上高2.1%増、営業利益9.1%増となりました。
・グループ外商品の積極的販売
国内における流通事業は「三國志X」(PC 用)、「真・三國無双4」、「戦国無双 猛将伝」、「太閤立志伝V」、「Winning Post 6」(以上PS2 用)をはじめとしたコーエーグループ商品の販売に加え、株式会社ガストの「イリスのアトリエ エターナルマナ」、アイディアファクトリー株式会社の「新天魔界 ジェネレーション オブ カオスⅣ」(共にPS2 用)等のグループ外商品が売上に貢献。
・e ビジネス事業の充実
当社グループのポータルサイト「GAMECITY」(http://www.gamecity.ne.jp/)において、「信長の野望 Online」、「大航海時代Online」のオンラインゲーム用プレイチケット販売や、「ネオロマンスフェスタ」チケット売上など、e ビジネス事業を拡大し、前期比84.8%増を達成。事業開始以降5期連続での大幅な売上高増加となり、年平均伸張率63%と急成長中。
メディア事業 売上高31 億22 百万円 営業利益9 億39 百万円
前年同期比で売上高横ばい、営業利益12.5%減となりました。
・ ゲーム関連商品を多数リリース
ゲーム関連書籍では、「真・三國無双4コンプリートガイド(上・下)」、「戦国無双 猛将伝コンプリートガイド」、「決戦Ⅲコンプリートガイド(上・下)」等、125 タイトルを刊行。
AV関連商品では、CD「真・三國無双4オリジナル・サウンドトラック」、「遙かなる時空の中で3~薄月夜~」、DVD「ライブビデオ ネオロマンスフェスタ7」等、42 タイトルを発売。
・女性向けネオロマンス分野の拡充
平成16 年10 月放映開始のテレビアニメ「遙かなる時空の中で~八葉抄~」(テレビ東京等)が、女性向け深夜枠アニメとして高視聴率を記録。関連するゲームソフト、書籍、CD、DVD、グッズ等を発売し、メディアミックスを積極的に推進。「ネオロマンスフェスタ」等ユーザー参加型イベントも好調に推移し、年間総入場者数が6万5千人を突破。

ベンチャーキャピタル事業 売上高4億69 百万円 営業利益2億16 百万円
前年同期比で売上高160.3%増、営業利益77.9%増となりました。
・投資先会社の株式公開に際した株式売却等により、2 億16 百万円の営業利益を計上。
その他事業 売上高9 億75 百万円 営業利益4 億2 百万円
前年同期比で売上高105.1%増、営業利益167.4%増となりました。
・ライツ事業の拡大
コーエーグループのコンテンツを幅広い分野で活かしたロイヤリティビジネスを中心にライツ事業を展開し、大幅な売上伸張を達成。
・ビジネスソフト事業の充実
ワープロソフト「EGWORD 14」と日本語入力ソフト「EGBRIDGE 15」は、Mac OS X にいち早く対応し、最新の日本語環境を最大限に引き出した製品として高い評価を獲得。「EGWORD」シリーズは財団法人日本産業デザイン振興会主催の「2004 年度グッドデザイン賞」を受賞し、同賞3度目の受賞となり、機能、利便性に高い評価を獲得。
・不動産事業を開始
不動産事業に取り組みノウハウの蓄積を重ねた結果、継続的に安定した収入及び利益を計上する事業体制を確立。

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