サイバーステップ決算2011

Last-modified: 2010-10-14 (木) 00:17:11

前年度計画

Q1

当第1四半期連結会計期間のわが国経済は、企業業績の回復や輸出・生産の増加により緩やかな回復が続きましたが、欧州における信用不安等を背景に急激な円高傾向となり、雇用状況、個人消費も引き続き厳しく、政局の不安定さも加わって、経済の回復を実感できない状況が続いております。一方、世界経済全体では、中国を始めとする新興国の経済成長に牽引される流れを受け、米国でも緩やかな景気回復が続きましたが、一部欧州諸国の財政赤字や信用不安による金融システム不安の影響もあり、先行きが不透明な状況にあります。
わが国のオンラインゲーム業界は、ユーザー数は伸びているものの、国内市場については成長の鈍化が見られる中、新規参入業者の増加もあいまって、競争は激化しております。一方海外各国におけるオンラインゲーム市場についてはアジア圏において一部成熟感が見られるものの、ユーザー数の増加率が著しい中国に加え、欧米を中心として据え置き型ゲームが普及している国においても今後の市場拡大に期待がもたれております。
このような状況の中、当社グループは創業時から一貫して単独で国際競争力のあるオンラインゲームの開発を続け、日本国内はもとより海外各国の運営会社との協力関係を深めながら、日本を含め広く15カ国地域のユーザーの皆様に魅力あるゲームを楽しんでいただいております。
当第1四半期連結会計期間には日本国内先行でサービスが開始されているゲームタイトル『ゲットアンプド2』の公式ページが中国において公開され、正式サービス開始に向けた準備を進めました。既存ゲームタイトルは日本国内における自社運営及び海外市場において足踏み状態が続いており、当第1四半期連結会計期間においては新規ゲームタイトルの正式サービス開始がなかったことの影響等により減収となりました。また、コストの抑制を継続的に進め、グループ全体の経営の効率化、体質強化を図り、企業価値の更なる向上に努めてまいりました。
これらの結果、当第1四半期連結会計期間においては、ロイヤリティ等売上高は96百万円(前年同期比26.1%減)、自社運営売上高は134百万円(前年同期比16.8%減)、売上高合計で230百万円(前年同期比21.0%減)となりました。利益面につきましては売上高の減少を主因として、営業損失62百万円(前年同期は営業損失34百万円)、経常損失67百万円(前年同期は経常損失37百万円)、税金等調整前四半期純損失65百万円(前年同期は税金等調整前四半期純損失36百万円)となりました。
海外からのロイヤリティ収入及び入金ライセンス料に係る外国税額について控除しきれない金額が発生し、法人税等を11百万円(前年同期比30.1%減)計上し、最終的には四半期純損失は76百万円(前年同期は四半期純損失53百万円)となりました。

Q2

Q3

Q4