ハドソン/ハドソン決算2010

Last-modified: 2010-11-01 (月) 23:13:58

2010

2011年2011年2011年2011年2011年2011年2011年2011年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
ネットワーク・コンテンツ(NC)関連事業(千円)1,538,3363,026,987ネットワーク・コンテンツ(NC)関連事業(千円)1,538,3361,488,651-3,026,9870
コンシューマ・コンテンツ(CC)関連事業(千円)1,056,0693,536,190コンシューマ・コンテンツ(CC)関連事業(千円)1,056,0692,480,121-3,536,1900
その他事業(千円)13,81826,166その他事業(千円)13,81812,348-26,1660
消去又は全社(千円)----消去又は全社(千円)----
売上高(千円)2,608,2246,589,34300売上高(千円)2,608,2243,981,119-6,589,3430
利益利益
ネットワーク・コンテンツ(NC)関連事業(千円)410,029640,425ネットワーク・コンテンツ(NC)関連事業(千円)410,029230,396-640,4250
コンシューマ・コンテンツ(CC)関連事業(千円)139,784250,993コンシューマ・コンテンツ(CC)関連事業(千円)139,784111,209-250,9930
その他事業(千円)5,1147,540その他事業(千円)5,1142,426-7,5400
消去又は全社(千円)-273,181-521,363消去又は全社(千円)-273,181-248,182521,3630
営業利益(千円)281,747377,59600営業利益(千円)281,74795,849-377,5960
経常利益(千円)226,555333,405経常利益(千円)226,555106,850-333,4050
当期純利益(千円)221,913248,183当期純利益(千円)221,91326,270-248,1830

Q1

当第1四半期連結会計期間におけるわが国経済は、企業業績の一部回復基調が見られたものの依然として個人消費の回復の足取りが鈍く、先行きはなお不透明な状態にあるといえます。
当社の属するエンタテインメント産業においては、携帯型、据置型ゲームは世界的な不況と飽和感により引き続き厳しい環境にあります。一方iPhoneをはじめとするスマートフォン(高機能携帯端末)用ゲームアプリや、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)でのソーシャルゲームは、安価で気軽に遊べるゲームとしてユーザーの支持を受け、新たなゲーム市場として認知されるに至っております。
当社グループ(当社及び当社子会社)の当第1四半期連結会計期間は、コンシューマ・コンテンツ関連において計画対比では順調に推移したものの、上期の主力タイトルの発売が第2四半期に集中するため、大型タイトルの発売のあった前年同四半期と比較すると減収減益となりました。
当第1四半期連結会計期間の売上高は26億8百万円(前年同期間比35.7%減)、営業利益は2億81百万円(同54.0%減)、経常利益は2億26百万円(同63.5%減)、四半期純利益は2億21百万円(同35.3%減)となりました。

ネットワーク・コンテンツ関連

モバイルゲーム事業においては、本年4月にリニューアルした総合ゲームサイト「ハドソン★プレミアム」が計画対比で順調に推移しましたが、既存ゲーム含め前年同四半期と比較して課金者数は伸び悩みました。一方で今後成長の期待できるソーシャルゲームについては、㈱ディー・エヌ・エーの「モバゲータウン」向けへの配信の他に、㈱ミクシィが運営する「mixiモバイル」向けには「わいわいiサッカー for mixi」を、またグリー㈱が運営する「GREE Platform」向けには「ミラクルくえすと~どこでもダンジョン~」の配信を開始するなど、主要SNSサイトへの配信体制を整え、今後の収益基盤の確立に努めてまいりました。またスマートフォン向けでは「iPhone」「iPod touch」において、既存コンテンツの配信が順調に推移しております。本年5月に国内で発売が開始され、注目が集まる「iPad」についても、発売と同時に「iPad」専用の新作コンテンツとして、麻雀ゲーム「ネットジャン狂 HD」をはじめ3タイトルを配信し、積極展開を進めております。
音楽事業においては、本年4月に発売したLGYankeesの2009年全国ツアーライブDVD「NO DOUBT LIFE!! LIVE TOUR 2009」、新人アーティスト“GIO”のファーストアルバム「NO DOUBT DE GIO」、更に本年6月に発売した“NO DOUBT TRACKS”所属アーティストによるコンピレーションアルバム「NO DOUBT TRACKS」の販売が順調に推移したことや、「着信★うた♪フル」が課金者数を伸ばしたことにより、前年同四半期と比べ増収増益となりました。一方で「着信★うた♪」や、着信メロディサイト「取り放題¥100+歌詞」の課金者数は減少いたしました。また家庭用カラオケソフト「JOY SOUND Wii 演歌・歌謡曲編」「JOY SOUND Wii デュエット曲編」は発売時期の変更もありましたが、発売以降堅調に推移いたしました。

上記取り組みの結果、当事業部門の当連結会計年度の売上高は、15億38百万円(前年同期間比8.1%減)、営業利益は4億10百万円(同5.7%減)となりました。

コンシューマ・コンテンツ関連

自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業においては、上期主力タイトルの発売が第2四半期に集中するため、大型タイトルの発売のあった前年同四半期と比べ減収減益となる中でも、国内にて本年4月にWii向けとニンテンドーDS向けに発売した「Rooms(ルームズ)不思議な動く部屋」や欧州向け2タイトルを合わせて新規タイトルを4作発売し、計画対比では堅調に推移いたしました。また、旧作ながらユーザーから高い評価を受けたWii向け「桃太郎電鉄16 北海道移動の巻!」は、「みんなのおすすめセレクション」シリーズとして本年4月に発売され、順調に推移いたしました。既存タイトルでも北米でのWii向け「DECA SPORTS」がシリーズ第1弾、2弾とも継続して販売を伸ばし、当事業の収益に貢献いたしております。
ダウンロードゲームにおいては、当四半期に配信予定のタイトルが延期になったこともあり、前年同四半期に比べ減収となりましが、新規プラットフォームの増加や既存タイトルの健闘もあり、計画対比で順調に推移いたしました。
RSD事業(受託制作)においては、前年度からの市場環境の悪化の影響により、前年同四半期と比べて減収となりましたが、計画対比ではロイヤリティ収入の増加があり、順調に推移いたしました。
上記取り組みの結果、当事業部門の当連結会計年度の売上高は、10億56百万円(前年同期間比55.3%減)となり、営業利益は1億39百万円(同68.6%減)となりました。

その他

その他は、デバッグ受託業務などによるものです。
当事業の当連結会計年度の売上高は、13百万円(前年同期間比33.7%減)、営業利益は5百万円(同56.9%減)となりました。

Q2

当第2四半期連結会計期間(3ヶ月)におけるわが国経済は、経済対策の効果から一部で景気回復傾向がみられたものの、欧米を中心とした経済の下振れ懸念や円高・株安の進行により、不透明な状況が続いております。
当社の属するエンタテインメント産業では、欧米経済の減速感に加え、携帯型・据置型ゲーム機のライフサイクルが一巡し、パッケージ型ゲームソフトの販売が弱含みとなる一方で、スマートフォン(高機能携帯端末)用ゲームアプリや、ソーシャルネットワーキングサービス(以下SNS)によるソーシャルゲームは急成長を遂げており、ゲームの供給構造の変化が著しくなっております。
当社グループ(当社及び当社子会社)においても、パッケージ型ゲームソフトの制作・販売とともに、スマートフォン事業およびソーシャルゲーム開発を強化し、市場の変化に対応した事業展開を進めております。
第2四半期連結会計期間(3ヶ月)の売上高は、コンシューマ向け新規タイトルの発売が貢献したことで、売上高は39億81百万円(前年同期間比14.1%増)、営業利益は95百万円(同30.9%減)、経常利益は1億6百万円(同12.7%増)、四半期純利益は26百万円(同63.1%減)となりました。
また第2四半期連結累計期間(6ヶ月)の売上高は65億89百万円(前年同期間比12.7%減)、営業利益は3億77百万円(同49.7%減)、経常利益は3億33百万円(同53.4%減)、四半期純利益は2億48百万円(同40.1%減)となりました。
なお、コンシューマ向け新規タイトルやリピートタイトルの順調な販売により、利益については計画対比で順調に推移しております。

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ネットワーク・コンテンツ関連

モバイルゲーム事業においては、既存のキャリア向けには、「桃太郎電鉄」シリーズとして「桃
太郎電鉄KINKI」の配信を8月にEZwebにて、9月にYahoo!ケータイにて開始し、また自社総合ゲームサイト「ハドソン★プレミアム」にも「ボンバーマンNext」「高橋名人の冒険島クエスト」「STAR SOLDIER MISSION MODE」をiモードにて開始し、課金数維持に努めております。また成長著しいSNSのソーシャルゲームに対しては、本年7月にグリー㈱が運営する携帯サイト「GREE Platform」向けに「戦国カード 武神戦爛」の配信を開始し、好評を博しております。またスマートフォン向けには、「iPhone」「iPod touch」向けの新規タイトルとして、コンパスなどの機能を使用し、AR(拡張現実)でのモンスターとのバトルを繰り広げる本格的RPG「AR Monster」の配信や、"短時間で手軽に遊べる"をコンセプトとした「ショートショートアプリ」第一弾であり、数々の人気iPhoneアプリを世に送り出している新進気鋭のクリエーター「RucKyGAMES」とのコラボレーションによるゲーム「僕とちくわと鉄アレイ」の配信を開始し、課金数の増加に努めております。なお、「iPhone」「iPod touch」向けの既存タイトルは、「ボンバーマンtouch-The Legend of Mystic Bomb」などの課金数が堅調に推移しております。
音楽事業においては、着うたフルサイト「着信★うた♪フル」のダウンロード数が順調に推移しました。原盤事業においても、当社音楽レーベル「HUDSON MUSIC ENTERTAINMENT」から人気上昇中のアーティスト“Noa”の3rdアルバム「Noaism」をリリースし、既存の楽曲含めて堅調に推移しております。
上記取り組みの結果、当事業部門の第2四半期連結会計期間(3ヶ月)売上高は、14億88百万円(前年同期間比19.5%減)、営業利益は2億30百万円(同26.7%減)となりました。
また、当事業部門の第2四半期連結累計期間(6ヶ月)の売上高は30億26百万円(同14.1%減)、営業利益は6億40百万円(同14.5%減)となりました。

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コンシューマ・コンテンツ関連

自社ブランドによる家庭用ゲーム機向けコンテンツの制作・販売事業においては、新作タイトルとして12タイトルを発売しました。主なタイトルとしては、国内向けでは「桃太郎電鉄」シリーズ最新作「桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻!」(プレイステーション・ポータブル(PSP)向け)、人気の定番パズルゲーム「テトリス」の最新作「テトリスパーティープレミアム」(ニンテンドーDSおよびWii向け)、「メタルファイト ベイブレード 爆神スサノオ襲来!」(ニンテンドーDS向け)、「TVアニメ フェアリーテイル 激闘!魔導士決戦」(ニンテンドーDS向け)を発売しました。また北米向けには「BEYBLADE:Metal Fusion」(ニンテンドーDS、Wii向け)を、国内・欧州向けには人気シリーズの第3弾「DECA SPORTA3(デカスポルタ3)Wiiでスポーツ“10”種目」(欧州版は「SPORTS ISLAND3」)(Wii向け)を発売し、当四半期の収益に貢献しました。
既存タイトルにおいても、北米で「DECA SPORTS」(Wii向け)がシリーズ第1弾、2弾とも引き続き堅調に推移し、また「桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻」(Wii向け)が、昨年11月の発売開始以来、累計で販売本数30万本を達成するなど、パッケージ向けゲームソフトの販売が厳しい環境下にありながらも長期にわたってユーザーの支持をいただき、順調に推移しました。
ダウンロードゲームにおいては、国内にて8月に配信開始をした「ブルーオアシス 未知なる深海」を含めWiiウェア向けタイトルが堅調に推移しました。また「Bomberman Ultra」(PSN向け)は、昨年6月の配信開始以来、累計で30万ダウンロードを記録するなど、ロングセラーとなるゲームとなりました。
RSD事業(受託制作)においては、前年度からの市場環境の悪化の影響を受け、前年同四半期と比べて減収となりましたが、引き続き受注獲得に向けての対応を進めてまいります。
上記取り組みの結果、当事業部門の第2四半期連結会計期間(3ヶ月)の売上高は、24億80百万円(前年同期間比52.9%増)となり、営業利益は1億11百万円(同44.1%増)となりました。
また、当事業部門の第2四半期連結累計期間(6ヶ月)の売上高は35億36百万円(同11.3%減)、営業利益は2億50百万円(同51.9%減)となりました。

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その他

その他は、デバッグ受託業務などによるものです。
当事業の第2四半期連結会計期間(3ヶ月)の売上高は、12百万円(前年同期間比29.3%減)、営業利益は2百万円(同71.8%減)となりました。
また、当事業部門の第2四半期連結累計期間(6ヶ月)の売上高は、26百万円(同31.7%減)、営業利益は7百万円(同63.2%減)となりました。

Q3

Q4