ベクター決算2002

Last-modified: 2010-10-09 (土) 20:32:01

前年度計画

部門別

Q1

単位:百万円

平成14年3月期平成13年3月期
第1四半期第1四半期
営業収益252(79.9%)140(-)
営業利益28(142.0%)11(-)
経常利益28(142.9%)11(-)

当四半期の業績は、営業収益が252,485千円と前年同四半期に比べ79.9%の増加となりました。一方営業利益及び経常利益は、営業費用の圧縮効果もあってそれぞれ28,207千円、28,179千円と前年同四半期に比べ142.0%、142.9%の増加と2.4倍の伸びとなりました。

ダウンロード販売事業

ダウンロード販売事業については、主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの)が166,975千円と前年同四半期に比べ 138.8%の増加、販売件数でみますと、52,623件と100.6%と倍増しております。販売件数の伸びに比べ販売金額の伸びが高くなったのは、平均販売単価が3,065円と前年同四半期に比べ19.6%上昇したことが寄与しております。
なお、当四半期におけるプロレジサービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンク・コマース株式会社経由の仕入分の割合は37.8%と、前年同四半期の3.3%に比べ期を追って急増しており、当四半期末の平成13年6月の単月では、42.8%に達しております。
一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの)は、17,623千円と前年同四半期に比べ50.7%の増加となりました。販売件数でみますと、57,405件と前年同四半期に比べ32.6%増加しましたが、平均販売単価は1,819円と前年同四半期に比べ7.1%の上昇にとどまりました。
当社は、ダウンロード販売事業を当社全体の事業の柱として位置づけていおり、その拡充と利便性の向上に努めております。
対象機種の拡大を目的に、平成13年4月11日にPDAを対象とした「Pocket Vector」をオープンし、平成13年7月9日には、携帯電話を対象とする新会社設立に関してスパイシーソフト株式会社と合意しております。
また、新規ユーザー獲得を目的に平成13年4月25日にパソコンメーカーとの提携による「トクレジサービス(人気ソフトを厳選して安価で提供する会員制ダウンロードサービス)」をスタートしたことに加え、平成13年7月16日より「My Vector(ソフトの利用状況を個々の利用者毎に把握しカスタマイズした利用促進のための情報を提供するサービス)」をスタートさせ、利用者の利用頻度を高めるなどで拡販に注力しております。

(注)営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを営業収益として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業については、当四半期の販売実績は、29,617千円と前年同四半期に比べ12.5%の伸びにとどまりました。このうち、当社の運営するサイト上で広告スペースを販売するWeb広告が23,208千円と前年同四半期に比べ0.6%の伸びとピーク時を15%下回る不振に陥りました。また、当社の運営する会員制メールマガジン上で広告スペースを販売するメール広告は6,409千円と前年同四半期に比べ98.32%の伸びをみせましたが、昨年11月に週1回から週2回発行に移行した効果によるものであります。
サイト広告販売事業は、広告自体がもともと不況の影響を強く受ける側面を持っていることに加え、バナー広告の広告効果を見極めようとする動きも強まってきております。

広告サーバ運用受託事業

広告サーバ運用受託事業については、当四半期の取扱実績は、29,886千円と前年同四半期に比べ13.5%の伸びとなりました。受託先の一部で広告サーバを自社運用に切り替えるところも出ておりますが、これをカバーし売上を伸ばすために、受託業務範囲拡大の働きかけ、新規受託先開拓に注力してまいります。

その他の事業

その他の事業は、8,381千円と前年同四半期に比べ37.9%の伸びとなりましたが、そのほとんどが、有力サイトへのコンテンツ情報提供収入の伸びによります。今後も有力サイトへの働きかけを強め、増収を図ってまいります。

Q2

単位:百万円

平成13年9月平成12年9月
中間期中間期
営業収益519(63.9%)317(109.8%)
営業利益57(87.0%)30(-)
経常利益58(1,619.1%)3(-)
中期(当期)純利益32(-)△0(-)

当期における営業収益は、インターネット広告関係は低調裡に推移しましたが、ソフトダウンロード販売事業の伸びに支えられて519,878千円と前年同期比63.9%の増加となりました。
一方、当期の利益状況は、営業利益は57,688千円と同87.0%の増加となり、経常利益は58,379千円(前年同期は新株発行費及び上場関連費用 28,360 千円を営業外費用として計上したうえで、3,396千円の経常利益)を計上することとなりました。税引前純損益では特別損失として投資有価証券評価損 1,747千円を計上したうえで、56,805千円の税引前中間純利益(前年同期は486千円の税引前中間純利益)を計上、税引後純損益では32,214 千円の税引後中間純利益(前年同期は414千円の税引後中間純損失)を計上することとなりました。

ダウンロード販売事業

ダウンロード販売事業については、主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの)が347,646千円と前年同期に比べ 121.0%の増加、販売件数でみますと、108,215件と85.7%増加しております。販売件数の伸びに比べ販売金額の伸びが高くなったのは、平均販売単価が3,105円と前年同期に比べ20.5%上昇したことが寄与しております。
なお、当期におけるプロレジサービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンク・コマース株式会社経由の仕入分の割合は44.5%と、前年同期の10.7%に比べ期を追って急増しており、当期末の平成13年9月の単月では、55.5%に達しております。
 一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの)は、33,914千円と前年同期に比べ43.0%の増加となりました。販売件数でみますと、109,085件と前年同期に比べ25.4%増加しましたが、平均販売単価は1,834円と前年同期に比べ7.1%の上昇にとどまりました。
この結果、手数料収入ベースでは、当期はシェアレジサービスが33,914千円に対して、プロレジサービスは76,720千円と当該事業全体の69.3%(前年同期は60.9%)を占めるにいたりました。

(注)営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを営業収益として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業については、当期の販売実績は、55,412千円と前年同期に比べ2.5%の減少となりました。このうち、当社の運営するサイト上で広告スペースを販売するWeb広告が42,405千円と前年同期に比べ15.1%の減少となりました。一方、当社の運営する会員制メールマガジン上で広告スペースを販売するメール広告は13,006千円と前年同期に比べ87.5%の大幅な伸びとなりましたが、昨年11月に週1回から週2回発行に移行した効果によるものであります。
サイト広告販売事業は、広告自体がもともと不況の影響を強く受ける側面を持っていることに加え、バナー広告の広告効果を見極めようとする動きも一段と強まってきております。

広告サーバ運用受託事業

広告サーバ運用受託事業については、当期の取扱実績は、58,564千円と前年同期に比べ15.1%の伸びとなりましたが、サイト広告販売事業と同様広告不況が響いております。

その他の事業

その他の事業は、24,341千円と前年同期に比べ14.1%の減少となりましたが、これは他社サイトへのコンテンツ情報提供料収入と並ぶ柱となっております広告サーバソフトのリセール収入が減少したことが響いております。

Q3

当四半期の業績は、主力のプロレジサービスの好調を背景に営業収益が412,214千円と前年同四半期に比べ 96.2%の増加となりました。つれて営業利益及び経常利益は、それぞれ43,975 千円、42,572 千円と前年同四半期 に比べそれぞれ 82.7%、75.4%の増加となりました。
この結果、第 14 期の当四半期までの 3 四半期累計(以下、当 3 四半期累計という)の業績は、前期通期実績を上回ることとなりました。すなわち、営業収益が 932,093 千円(前期通期 754,675千円)と前年 3 四半期累計に比べ 76.8%の増加となりました。営業利益は 101,837 千円(前期通期 77,355千円)と前年 3 四半期累計に比べ 85.5%の増加となりましたが、経常利益は 101,125 千円(前期通期 52,975 千円)と前年 3 四半期累計に比べ 265.6%と 3.6 倍の増加となりました。前年 3 四半期累計の経常利益は一昨年 8 月の株式公開時に新株発行費及び上場関連費用として 28,360千円を営業外費用に計上したためその分減殺されており、当 3 四半期累計の増加幅が増幅されました。

ソフトダウンロード販売事業

ソフトダウンロード販売事業については、主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの)の当四半期における販売金額が 279,097 千円と前年同四半期に比べ132.8%の増加、販売件数でみますと、80,281 件と同 102.3%増加しております。販売件数の伸びに比べ販売金額の伸びが高くなったのは、平均販売単価が 3,365 円と前年同期に比べ16.1.%上昇したことが寄与しております。
当四半期におけるプロレジサービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンク・コマース株式会社経由の仕入分の割合は 56.1%と、前年同期の 28.9%に比べ期を追って急増しており、当四半期末の平成 13 年 12 月の単月では、63.3%に達しております。
一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの)は、16,754 千円と前年同期に比べ19.7%の増加となりました。販売件数でみますと、54,605 件と前年同期に比べ 13.3%増加しましたが、平均販売単価は 1,930 円と前年同期に比べ 4.7%の上昇にとどまりました。この結果、手数料収入ベースでは、当四半期はシェアレジサービスが 16,754 千円に対して、プロレジサービスは58,205千円と当該事業全体の 77.6%(前年同期は 66.2%)を占めるにいたりました。
この結果、当 3 四半期累計では、プロレジサービスの販売金額は 626,743 千円と前年 3 四半期累計に比べ 126.1%の増加をみせ、販売件数でみても、188,496 件と、前年 3 四半期累計に比べて 92.4%の増加となっております。この間の平均販売単価は 3,232 円と前年同期間に比べ 19.4%上昇しており、ブロードバンド化の進展により作者サイドにおいて提供ソフトのスケールアップが可能となったことが販売単価の上昇に結びつくこととなりました。一方、シェアレジサービスは、50,669千円と前年 3 四半期累計に比べ 34.3%の増加、件数でみても、163,690 件と、前年 3 四半期累計に比べて 21.1%の増加となりましたが、平均販売単価は 1,867 円と同 6.1%の伸びにとどまっております。
なお、当 3 四半期累計のソフトウェア販売原価に占めるソフトバンク・コマース株式会社よりの仕入分の割合は、49.7%と、前年 3 四半期累計の 18.6 %に比べさらに上昇をみせております。
当社は、プロレジをダウンロード販売事業のみならず、当社全体の事業の柱として位置づけており、ブロードバンド化の急激な進展は追い風と受けとめ、今後自社サイトに加え、ポータルサイトやプロバイダサイトに出店し、ダウンロード販売を強化していく方針であり、その一環として近くヤフー株式会社のYahoo!ショッピングに出店する予定であります。
ただ、一方で事業の柱でありますソフトのダウンロード販売を補完するサービスとして、パッケージソフトに対して依然として根強い需要があることに着目して、インターネットを通じてソフトのパッケージ販売を開始することを検討しており、試験的に昨年 11 月にマイクロソフト社が行った WindowsXPの予約販売に当社も参加し、予想以上の販売成果をあげることができました。なお、それに伴うパッケージ販売金額は、後掲の「その他事業」に含めて開示することといたしました。

(注)営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを営業収益として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業については、当四半期の販売実績は、31,711 千円と前年同四半期に比べ 2.1%の減少となりました。このうち、当社の運営するサイト上で広告スペースを販売する Web 広告が26,587千円と前年同四半期に比べ 2.4%の減少、また、当社の運営する会員制メールマガジン(会員数 当四半期期末現在 30 万人)上で広告スペースを販売するメール広告が 5,124 千円と前年同四半期に比べ 0.7%の減少となり、低調裡に推移しました。景気後退の影響に加え、バナー広告の不人気が響いたと考えられます。
この結果、当 3 四半期累計では、87,123 千円と前年 3 四半期累計に比べ 2.4%の減少となりました。このうち、Web 広告が68,992 千円と前年 3 四半期累計に比べ 10.6%の減少となりましたが、メール広告が一昨年 11 月からメール発行を週 1 回から 2 回に増やした効果もあって 18,131 千円と前年 3 四半期累計に比べ 49.9%の伸びとなりました。
サイト広告販売分野については、景況に左右される側面が強く、競争の激化に直面して営業力強 化の必要性に迫られております。このため Web 広告については、(株)ビレッジセンターアドバータイズメントと「バナー広告販売に関する業務提携(代理店契約)」を行い、同社を窓口として事業を展開してまいりましたが、当四半期末(平成 13 年 12 月 31 日)をもって業務提携を解消し、以後、広告部を新設し、自社営業体制に切り替え、バナー広告のみならず、新しい形態のネット広告の販売に取り組むことといたしました。当該事業において、新体制が軌道に乗るまでに時間を要ることも考えられ、その場合は当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

広告サーバ運用受託事業

広告サーバ運用受託事業については、当四半期の売上金額は、21,764 千円と前年同四半期に比べ11.8%の減少となりました。サイト広告販売事業と同様広告不況が響いております。この結果、当 3 四半期累計では、80,328 千円と前年 3 四半期累計に比べ 6.3%の伸びをみせましたが、期中はかなりの減少トレンドとなりました。これを打開すべく受託先への受託業務拡大の働きかけ、新規受託先開拓に注力してまいります。

その他の事業

その他事業については、当四半期の売上金額は、62,885 千円と前年同四半期に比べ 229.4%と 3.3倍の伸びをみせましたが、前述のパッケージソフト販売によるところが大きくこれを除いた売上金額は、15,748千円にとどまります。なお、当該パッケージソフトはソフトバンク・コマース株式会社よりの仕入商品であり、これを加えた場合、当四半期の同社からの仕入依存度は 63.4%となります。この結果、当 3 四半期累計では、87,227 千円と前年 3 四半期累計に比べ 83.9%の伸び、パッケージソフト販売を除いた売上金額でみますと、40,089 千円と前年 3 四半期累計に比べ 15.5%の減少をみせたことになります。

Q4

単位:百万円

平成14年3月期平成13年3月期
営業収益1,345(78.3%)754(105.4%)
営業利益151(95.4%)77(-)
経常利益149(181.4%)149(181.4%)
当期純利益82(200.7%)27(-)

当期の業績は、主力のプロレジサービスの好調を背景に営業収益が 1,345,314 千円と前期に比べ 78.3%増と大幅な増加となりました。一方、損益面では、プロレジサービスの数量増に加え、販売単価の上昇の寄与もあって営業利益は 151,157 千円と前期に比べ95.4%増と倍増し、経常利益は 149,094 千円と前期に比べ 181.4%増と、2.8 倍の増加となりました。 この結果、当期純利益も 82,225 千円と前期に比べ 200.7%増と、3 倍の増加をみせました。

ソフトダウンロード販売事業

ソフトダウンロード販売事業については、主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの)の当期における売上高が、パソコンウイルス対策ソフトが期の後半、年末にかけて好調な売れ行きをみせたこともあって 955,395 千円と前期に比べ 125.7%増、2.3 倍の増加、販売件数でみますと、276,295 件と同 89.1%増加しております。販売件数の伸びに比べ販売金額の伸びが高くなったのは、ブロードバンド化の進展に伴ない、ソフトのスケールアップが可能となり、平均販売単価が 3,362 円と前期に比べ 20.8%と大幅上昇したことが寄与しております。
当期におけるプロレジサービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンク・コマース株式会社経由の仕入分の割合は前期の 22.1%に対して、当期は 50.3%を占めるにいたりました。
一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの)は、販売高が 69,182 千円と前期に比べ 27.6%の増加となりました。販売件数でみますと、225,078 件と前期に比べ 17.0%増加しましたが、平均販売単価は 1,871 円と前期に比べ 5.0%の上昇にとどまりました。
この結果、手数料収入ベースでは、当期はシェアレジサービスが 69,182 千円に対して、プロレジ  サービスは 202,429 千円と当該事業全体の 74.5%(前期は 64.2%)を占めるにいたりました。
当社は、プロレジをダウンロード販売事業のみならず、当社全体の事業の柱として位置づけており、ブロードバンド化の急激な進展は追い風と受けとめ、今後自社サイトに加え、ポータルサイトやプロバイダサイトに出店し、ダウンロード販売を強化していく方針であり、その一環として平成 14 年 4 月からヤフー株式会社の Yahoo!ショッピングに出店を行いました。
ただ、一方で事業の柱でありますソフトのダウンロード販売を補完するサービスとして、パッケージソフトに対して依然として根強い需要があることに着目して、インターネットを通じてソフトのパッケージ販売を開始することを検討しており、試験的に昨年 11 月にマイクロソフト社が行った WindowsXP の予約販売に当社も参加し、予想以上の販売成果をあげることができました。
なお、それに伴うパッケージ売上高は、後掲の「その他の事業」に含めて計上しております。

(注)営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを売上高として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業については、当期の売上高は、116,743 千円と前期に比べ0.1%増と微増にとどまりました。このうち、当社の運営するサイト上で広告スペースを販売する Web 広告が 93,871千円と前期に比べ 5.0%の減少となりました。また、当社の運営する会員制メールマガジン(会員数 当期末現在 32 万人)上で広告スペースを販売するメール広告が 22,872 千円と前期に比べ 28.3%の増加となりましたものの、期の後半は低調裡に推移しました。サイト広告販売事業全般に、景気後退の影響に加え、バナー広告の不人気が響いたと考えられます。

広告サーバ運用受託事業

広告サーバ運用受託事業については、当期の売上金額は、104,187 千円と前期に比べ 4.7%の増加にとどまりました。サイト広告販売事業と同様広告不況が響いております。これを打開すべく受託先への受託業務拡大の働きかけ、新規受託先開拓に注力してまいります。

その他の事業

その他の事業については、当期の売上金額は、99,806 千円と前期に比べ 63.9%の伸びをみせましたが、前述のパッケージソフト販売によるところが大きくこれを除いた売上高は、52,668 千円にとどまりました。
 なお、当該パッケージソフトはソフトバンク・コマース株式会社よりの仕入商品であり、これを加えた場合、当期の同社からの仕入依存度は 53.1%となります。