ベクター決算2003

Last-modified: 2010-10-09 (土) 20:37:31

前年度計画

部門別

Q1

単位:百万円

平成15年3月期平成14年3月期
第1四半期第1四半期
営業収益426(69.0%)252(79.9%)
営業利益38(34.9%)28(142.0%)
経常利益38(36.1%)28(142.9%)
当期(四半期)純利益22(37.1%)16(70.1%)

当社の当四半期の業績は、営業収益が426,754千円と前年同四半期に比べ69.0%の増加となりました。一方、利益面では、営業利益が38,040千円と同34.9%の増加、経常利益が38,356千円と同36.1%の増加、当期純利益が22,203千円と37.1%の増加とそれぞれ順調に増加をみせましたが、いずれも営業収益の伸び率を下回りました。営業収益は平成13年10~12月期にパソコンウイルス対策ソフトの売上急増で飛躍的な伸びをみせた後もゲームソフトなどの伸びで高水準が続いておりますが、利益面では当四半期は前四半期期比20%を上回る減益となっております。これは、業容拡大に向けて採用増を行ったことに加えて、役員退職慰労金の支出など人件費が増加したことが響いております。

ダウンロード販売事業について

ダウンロード販売事業については、主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの。)の当四半期における売上高は、 347,461千円と前年同四半期に比べ108.1%の増加と倍増し、販売件数でみますと、91,449件と同73.8%の増加をみせました。販売件数の伸びに比べ販売金額の伸びが高くなったのは、ブロードバンド化の進展に伴うソフトのスケールアップで平均販売単価が3,693円と前年同四半期に比べ 20.5%上昇したことが寄与しております。
なお、当四半期におけるプロレジサービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンク・コマース株式会社経由の仕入分の割合は49.2%と、前年同四半期の37.8%に比べ上昇しておりますが、前期(通期)平均の50.3%に比べ若干低下しております。
一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの。)は、販売金額が17,046千円と前年同四半期に比べ3.3%の減少となりました。なお、販売件数でみますと、54,970件と、前年同四半期に比べ4.2%の減少となり、平均販売単価が1,953円と前年同四半期に比べ7.4%の上昇をみせましたが、販売金額は減少を余儀なくされました。
この結果、営業収益を手数料収入ベースでみた場合、当四半期は、シェアレジサービスが17,046千円に対して、プロレジサービスは、71,341千円と当該事業全体の80.7%(前年同四半期は68.2%)を占めるにいたりました。
当社は、ダウンロード販売事業、とりわけプロレジサービスを当社全体の事業の柱として位置づけておりますが、利用者層がパワーユーザー層に偏っている減少を改める必要性を認識しております。今後のブロードバンドの普及に伴い、初心者層、主婦層、高齢者層などへの訴求を行うことによってパソコンソフトウェア市場の一層の拡大が見込めるものと思われます。こうした展望のもとに、その一環として、当社はこのほどソフトバンク・コマース株式会社がシステム構築した「ソフトウェア電子流通プラットフォーム」(家電量販店など向けにパソコンソフトのダウンロード販売を支援するシステム)のサービス提供で業務提携を行いました。同社が販社及び販売店に対して本格的なサービス提供を開始するのは、平成14年度第2四半期からとなりますが、当社はソフトの利用者からの問い合わせに対応するなどの業務を代行し、販売促進を図ります。なお、当社は、売上の一部を代行手数料として同社から受け取ることになります。

(注)営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを売上高として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業については、当四半期の販売実績は、31,228千円と前年同四半期に比べ5.4%の伸びにとどまりました。このうち、当社の運営するサイト上で広告スペースを販売するWeb広告が26,089千円と前年同四半期に比べ12.4%の伸びをみせましたが、当社の運営する会員制メールマガジン上で広告スペースを販売するメール広告は5,142千円と前年同四半期に比べ19.8%の減少となり、全体として低調裡に推移しました。
サイト広告販売事業は、景況に左右される側面を持ちますが、バナー広告の不人気が続いており、バナーに動画的な動きを付加したフラッシュ広告を手掛けるなど打開策を講じつつあります。

広告サーバ運用受託事業

広告サーバ運用受託事業については、当四半期の売上高は、19,657千円と前年同四半期に比べ34.2%の減少となりました。クライアントサイドで経費節減のため、サーバ運用委託を取りやめる動きもみられ、これをカバーし売上を伸ばすために、新規受託先開拓に注力してまいります。

その他の事業

その他の事業については、当四半期の売上高は11,360千円と前年同四半期に比べ35.5%の伸びをみせましたが、主力の有力サイトへのコンテンツ情報提供収入は減少しております。今後も有力サイトへの働きかけを強め、増収を図ってまいります。

Q2

単位:百万円

平成14年9月平成13年9月
中間期中間期
営業収益854(64.3%)519(63.9%)
営業利益82(42.3%)57(87.0%)
経常利益82(41.7%)58(1,619.1%)
中期(当期)純利益40(24.4%)32(-)

当期における営業収益は、インターネット広告関連は低調裡に推移しましたが、ソフトダウンロード販売事業の伸びに支えられて854,254千円と前年同期比64.3%の増加となりました。
一方、当期の利益状況は、営業利益は82,116千円と同42.3%の増加、経常利益も82,736千円と同41.7%の増加となりましたが、業容拡大に向けて採用増を行ったことに伴う人件費増などが響いて営業収益の伸びを下回りました。中間純利益は特別損失として本社移転費用12,369千円を計上したうえで40,070千円と前年同期比24.4%の増加にとどまりました。
 こうした収益状況を四半期別の推移でみますと、当中間期後半の平成14年7~9月期の営業収益は同4~6月期に比べ0.2%の微増にとどまり、当期純利益は本社移転費用が負担となり同18.1%の減少となりました。

ダウンロード販売事業

ダウンロード販売事業については、主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの)が700,307千円と前年同期に比べ 101.4%の増加、販売件数でみますと、182,543件と同68.7%増加しております。販売件数の伸びに比べて販売金額の伸びが高くなったのは、ブロードバンド化の進展に伴うソフトウェアのスケールアップにより平均販売単価が3,730円と前年同期に比べ20.1%上昇したことが寄与しております。このように前年同期比較では順調な伸びをみせておりますが、四半期別の推移をみますと、当中間期後半の平成14年7~9月期の販売金額は同4~6月期に比べ1.5%の伸びにとどまり、販売件数ではプロレジサービス事業を開始して以来初の前期比減少を余儀なくされました。不況による購買力の低下はありますが、パワーユーザー層の購買に大きく依存した現状を改め、利用者層の拡大など拡販努力の必要性に迫られております。
なお、当期におけるプロレジサービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンク・コマース株式会社経由の仕入分の割合は45.5%と、前年同期の44.5%に比べ若干上昇しております。
一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの)は、32,751千円と前年同期に比べ3.4%の減少となりました。販売件数でみましても、105,540件と前年同期に比べ3.2%減少いたしました。四半期別の推移をみますと、平成14年7~9月期は同4~6月期に比べはんばいきんがく、販売件数ともに減少をみせました。ブロードバンド時代に即応した魅力のあるソフトウェアの開発力という点で組織的に行う法人作者(ソフトハウス)は優位に立っており、個人作者からのソフトウェア供給に依存するシェアレジサービスの頭打ち傾向は長期化する可能性が高いと言えます。
この結果、手数料収入ベースでは、当期はシェアレジサービスが32,751千円に対して、プロレジサービスは145,042千円と当該事業全体の81.6%(前年同期は69.3%)を占めるにいたりました。

(注)営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを営業収益として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業については、当期の販売実績は、62,705千円と前年同期に比べ13.2%の増加となりました。このうち、当社の運営するサイト上で広告スペースを販売するWeb広告が51,112千円と前年同期に比べ20.5%の増加となりました。一方、当社の運営する会員制メールマガジン上で広告スペースを販売するメール広告は11,593千円と前年同期に比べ10.9%の減少となりました。四半期別の推移を見ますと、平成14年7~9月期は同 4~6月期に比べ販売金額は0.8%の微増にとどまり、主力のWeb広告は同4.1%の減少となっており、不振が続いております。
サイト広告販売事業は、広告自体がもともと不況の影響を強く受ける側面を持っておりますが、バナー広告の不人気に対応するため、バナー広告に動画的な動きを付加したフラッシュ広告も手掛けるなど打開策を講じつつあります。

広告サーバ運用受託事業

広告サーバ運用受託事業については、当期の販売実績は、37,274千円と前年同期に比べ36.4%の大幅減少を余儀なくされましたが、サイト広告販売事業と同様広告不況が響いております。

その他の事業

その他の事業については、当期は21,215千円と前年同期に比べ12.8%の減少となりましたが、これは他社サイトへのコンテンツ情報提供料収入の減少に加え、広告サーバソフトのリセール収入が減少したことが響いております。

Q3

単位:百万円

平成15年3月期平成14年3月期
第3四半期第3四半期
営業収益1,356(45.6%)932(76.8%)
営業利益136(34.0%)101(85.5%)
経常利益139(37.9%)101(265.6%)
当期(四半期)純利益72(32.3%)54(328.3%)

当社の当四半期(平成14年4月1日~平成14年12月31日)の業績は、営業収益はソフトダウンロード販売事業の伸びに支えられ、前期通期実績を上回る1,356,952千円と前年同四半期に比べ45.6%の増加となりましたが、前四半期(平成13年4月1 日~平成13年12月31日)が前年同四半期に比べ76.8%の増加したのに比べ伸び率は鈍化しております。一方、利益面では、営業利益が136,453 千円と同34.0%の増加、経常利益が139,499千円と同37.9%の増加、当期純利益が72,326千円と同32.3%の増加とそれぞれ順調な伸びをみせましたが、業容拡大に向けて採用増を行ったことに加えて、役員退職慰労金の支出など人件費が増加したことなどが響いて営業利益、経常利益とも営業収益の伸びを下回りました。当期純利益も、本社移転費用12,491千円を特別損失として計上したこともあって、営業収益の伸びを下回ることとなりました。営業収益は平成13年10~12月期におけるパソコンウイルス対策ソフトの売上急増で飛躍的な伸びをみせたあとも高水準が続いておりましたが、平成14年 10~12月期のプロレジサービスの好調で平成14年7~9月期に比べ17.6%の増加ともう一段の飛躍をみせました。利益面でも平成13年10~12月期以降伸び悩んでおりましたが、平成14年10~12月期は平成14年7~9月期に比べそれぞれ20%を上回る増加となりました。

ダウンロード販売事業

ダウンロード販売事業については、主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの。)の当四半期(平成14年4月1日~平成14 年12月31日)における販売金額は、1,111,349千円と前年同四半期に比べ77.3%の増加となりましたが、前四半期(平成13年4月1日~平成 13年12月31日)が前年同四半期に比べ126.1%増加したのに比べ伸び率は大幅に鈍化しております。販売件数でみますと、当四半期は293,125 件と同55.5%の増加をみせましたが、前四半期の同92.4%に比べ伸び率は大幅に鈍化しております。ただ前四半期は後半にかけて大型商品のコンピュータウイルス対策ソフトが爆発的な売行きをみせ、その分販売金額が嵩上げされていることを考慮すると高水準の伸びが続いているといえます。なお、販売件数の伸びに比べ販売金額の伸びが高くなったのは、ブロードバンド化の進展に伴うソフトのスケールアップで平均販売単価が当四半期は3,687円と前年同四半期に比べ14.1%上昇したことが寄与しております。こうした状況を各四半期(クォーター)別にみてみますと、平成14年10~12月は年賀状ソフトなど小粒でも人気商品に恵まれたこと、当社サイト上で販売促進のためのキャンペーンを展開したことなどが奏功し、平成14年7~9月に比べ16.5%の増加となり、販売件数でも同21.4%の増加をみせました。なお、当四半期(平成14年4月1日~平成14年12月31日)におけるプロレジサービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンク・コマース株式会社(同社は平成15年1月7日付にてビー・ビー・テクノロジー株式会社など3社と合併してソフトバンクBB株式会社となりました。)経由の仕入分の割合は45.3%と、前年同四半期の49.2%に比べ若干低下しております。
一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの。)は、当四半期(平成14年4月1日~平成14年12月31日)の販売金額は 49,274千円と前年同四半期に比べ2.8%の減少となりました。なお、販売件数でみますと、157,530件と前年同四半期に比べ3.8%の減少となり、平均販売単価が1,951円と前年同四半期に比べ4.5%の上昇をみせましたが、販売金額は減少を余儀なくされました。ブロードバンド時代に即応した魅力のあるソフトウェアの開発力という点で組織的に行う法人作者(ソフトハウス)は優位に立っており、個人作者からのソフトウェア供給に依存するシェアレジサービスの減少傾向は長期化する可能性が高いといえます。
この結果、ソフトダウンロード販売高を手数料収入ベースでみた場合、当四半期(平成14年4月1日~平成14年12月31日)は、シェアレジサービスが 49,274千円に対して、プロレジサービスは、230,674千円と当該事業全体の82.4%(前年同四半期は72.7%)を占めるにいたりました。
当社は、ダウンロード販売事業、とりわけプロレジサービスを当社全体の事業の柱として位置づけておりますが、利用者層がパワーユーザー層に偏っている現状を改める必要性を認識しております。今後のブロードバンド化の進展という追い風を事業拡大に結びつけるため、初心者層、主婦層、高齢者層などへの訴求を行うことによってパソコンソフトウェア市場の一層の拡大が見込めるものと思われます。

(注)営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定後との手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを売上高として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業については、当四半期(平成14年4月1日~平成14年12月31日)の販売金額は、97,751千円と前年同四半期に比べ12.2% の伸びをみせました。サイト広告販売のうち当社の運営するサイト上で広告スペースを販売するWeb広告が80,566千円と前年同四半期に比べ16.8% の伸びをみせましたが、当社の運営する会員制メールマガジン上で広告スペースを販売するメール広告は17,184千円と前年同四半期に比べ5.2%の減少となるなど、基調的には低調が続いております。サイト広告販売事業は、景況に左右される側面を持ちますが、バナー広告の不人気が続いており、バナーに動画的な動きを付加したフラッシュ広告を手掛けるなど打開策を講じつつあります。

広告サーバ運用受託事業

広告サーバ運用受託事業については、当四半期(平成14年4月1日~平成14年12月31日)の販売実績は、58,617背年と前年同四半期に比べ 27.0%の減少となりました。クライアントサイドで経費節減のため、サーバ運用委託を取りやめる動きもみられ、これをカバーし売上を伸ばすために、新規受託先開拓に注力してまいります。

その他の事業

その他の事業については、当四半期(平成14年4月1日~平成14年12月31日)の販売実績39,959千円と前年同四半期に比べ54.2%の大幅減少となりました。前年同四半期はネット通販によるパッケージソフト販売高が加わり、その分販売金額が嵩上げされた反動減的要因が強く働いたものですが、主力の有力サイトへのコンテンツ情報提供収入の減少も響いております。ただ、一方で、ソフトハウス向け総合支援サービス「ベクター・シェルパ・サービス」(当社が自社サービス向けに開発したサービスシステムをソフトハウスに向けて提供するもので、ソフトハウスが行うソフトウェアのバージョンアップ、自社販売、ダウンロード等のサービス業務のアウトソーシング)に係る収入6,317千円が新たに加わりました。

Q4

単位:百万円

平成15年3月期平成14年3月期
営業収益1,874(39.4%)1,345(78.3%)
営業利益190(26.0%)151(95.4%)
経常利益195(31.4%)149(181.4%)
当期純利益88(7.1%)82(200.7%)

当期の業績は、主力のプロレジ・サービスの伸びに支えられ営業収益は1,874,909千円と前期に比べ39.4%の増加となりました。一方、利益面では営業利益が190,402千円と前期に比べ26.0%の増加、経常利益が195,952千円と同31.4$の増加とそれぞれ順調な伸びをみせました。これに対して当期純利益は88,064千円と前期に比べ7.1%の増加にとどまりました。本社移転費用のほか、投資有価証券売却損、投資有価証券評価損など 41,258千円を特別損失として計上したことによります。

ダウンロード販売事業

ダウンロード販売事業については、主力のプロレジ・サービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの。)の当期における販売金額は、当社サイト上で販売促進のためのキャンペーンを展開したことなどが奏効し、1,541,869千円と前期に比べ61.4.%の増加と順調に推移いたしました。販売件数をみますと、当期は、397千件と前期に比べ43.8%の伸びをみせております。販売件数の伸びに比べ販売金額の伸びが高くなったのは、ブロードバンド化の進展に伴うソフトのスケールアップで平均販売単価が当期は3,775円と前期に比べ12.3%上昇したことが寄与しております。なお、当期におけるプロレジ・サービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンクBB株式会社経由の仕入分の割合は44.4%と、前期の50.3%に比べ低下しております。
一方、シェアレジ・サービス(主として個人作者の提供によるもの。)は、当期の販売金額は67,251千円と前期に比べ2.8%の減少となりました。なお、販売件数でみますと、212千件と前期に比べ5.8%の減少となり、平均販売単価が1,953円と前期に比べ4.4%の上昇をみせましたが、販売金額は減少となりました。個人作者からのソフトウェア供給に依存するシェアレジ・サービスは既にマーケットが飽和しており、今後も大きな成長はないと認識しております。
この結果、ソフトダウンロード販売高を手数料収入ベースでみた場合、当期は、シェアレジ・サービスが67,251千円に対して、プロレジサービスは318,252 千円と当該事業全体の82.6 %(前期は74.5%)を占めるにいたりました。

(注)営業収益の計上方法は、シェアレジ・サービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジ・サービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを売上高として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業については、当期の販売金額は、131,758千円と前期に比べ12.9%の伸びをみせ、前期までの低迷から脱しました。ただ、サイト広告販売のうち当社の運営するサイト上で広告スペースを販売するWeb広告が109,339千円と前期に比べ16.5%の伸びをみせましたが、当社の運営する会員制メールマガジン上で広告スペースを販売するメール広告は22,419千円と前期に比べ2.0%の減少となるなど、商品により回復状況がまばらな状態となっております。サイト広告販売事業は、景況に左右される側面を持ちますが、バナー広告の不人気が続いており、バナーに動画的な動きを付加したフラッシュ広告を手掛けるなど打開策を講じつつあります。

広告サーバ運用受託事業

広告サーバ運用受託事業については、当期の売上金額は、79,536千円と前期に比べ23.7%の大幅減少を余儀なくされました。クライアントサイドで経費節減のため、サーバ運用委託を取りやめる動きもみられ、これをカバーし売上を伸ばすために、新規受託先開拓に注力してまいります。

その他の事業

その他の事業については、当期の販売実績54,492千円と前期に比べ45.4.%の大幅減少となりました。前期はネット通販によるパッケージソフト販売高が加わり、その分販売金額が嵩上げされた反動減的要因が強く働いたものです。一方で、ソフトハウス向け総合支援サービス「ベクター・シェルパ・サービス」に係る収入12,097千円が新たに加わりました。