ベクター決算2004

Last-modified: 2010-10-09 (土) 20:43:35

前年度計画

部門別

Q1

単位:百万円

平成16年3月期平成15年3月期
第1四半期第1四半期
営業収益496(16.4%)426(69.0%)
営業利益37(△2.6%)38(34.9%)
経常利益41(8.7%)38(36.1%)
当期(四半期)純利益24(9.2%)22(37.1%)

当社の当四半期の業績は、営業収益が496,939千円と前年同四半期に比べ16.4%の増収となりました。一方、利益面では、人件費、家賃など諸経費増もあって営業利益が37,041千円と同2.6%の減益となりましたものの、受取利息、投資有価証券売却益など営業外収益の増加で経常利益は41,680 千円と同8.7%の増益、当期純利益は24,044千円と同9.2%の増益とそれぞれ小幅ながら増加いたしました。

ダウンロード販売事業について

販売実績のうち90%近くを占めるダウンロード販売事業についてみてみますと、主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの。)の当四半期における販売金額は、424,645千円と前年同四半期に比べ22.2%の増収(販売件数では同15.9%の増加)となりました。一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの。)は、販売金額が16,109千円と前年同四半期に比べ5.5%の減収(販売件数では同5.9% の減少)となりました。
 この結果、手数料ベースで見た場合、当四半期は、シェアレジサービスが16,109千円に対して、プロレジサービスは、87,764千円と当該事業全体の84.5%(前年同四半期は80.7%)を占めるにいたりました。

(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを売上高としております。

ネット広告関連事業

ネット広告関連事業の販売金額は、サイト広告販売、広告サーバ運用受託ともそれぞれ前年同四半期に比べ22.1%、14.2%の減収となり、不振が続いております。

その他の事業

その他の事業は、前年同四半期に比べ32.1%の大幅増収となりましたが、これは、昨年10月から開始しましたシェルパ・サービスの販売実績が4,527千円と、当該事業全体の30%を占め、軌道に乗りはじめたからであります。

Q2

単位:百万円

平成15年9月平成14年9月
中間期中間期
営業収益984(15.2%)854(64.3%)
営業利益93(13.7%)82(42.3%)
経常利益100(21.3%)82(41.7%)
中期(当期)純利益49(22.8%)40(24.4%)

当社の当期業績は、営業収益がインターネット広告関連は低調裡に推移しましたが、ソフトダウンロード販売の伸びに支えられて984,506千円と前年同期に比べ15.2%の増収となりました。一方、当期の利益状況は、家賃など諸経費増を吸収して営業利益は93,401千円と同13.7%の増加、経常利益も 100,353千円と同21.3%の増加となりました。中間純利益については、前期(平成14年9月中期)は本社移転費用12,369千円を特別損失として計上したため、その分純利益減少要因となりましたが、当期も100%子会社の業績悪化に対応して関係会社株式評価損16,150千円を特別損失として計上したため、49,223千円と同22.8%の増加となりました。

ダウンロード販売事業

販売実績のうち90%近くを占めるダウンロード販売事業についてみてみますと、主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの。)の当期における販売金額は、ウイルス対策ソフトの根強い需要などもあって836,000千円と前年同期に比べ19.4%の増収(販売件数では同 17.3%の増加)となりました。一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの。)は、販売金額が31,543千円と前年同期に比べ 3.7%の減収(販売件数では同8.1%の減少)となりましたが、主として個人作者から提供されるソフトは利用者ニーズに十分応えることが難しく、今後も大きな成長は見込めないものと認識しております。
 この結果、手数料収入ベースでみた場合、当期は、シェアレジサービスが31,543千円に対して、プロレジサービスは、179,098千円と当該事業全体の85.0%(前年同期は81.6%)を占めるにいたりました。
 なお、当期中平成15年9月1日付で手数料収入アップを図るためプロレジサービス、シェアレジサービスについてそれぞれ価格改定を行いましたが、当期への影響はわずかであります。

(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格を売上高として計上しております。

ネット広告関連事業

ネット広告関連事業の販売金額は、サイト広告販売、広告サーバ運用受託ともそれぞれ前年同期に比べ15.7%、5.3%の減収となり、不振が続いております。

その他の事業

その他の事業は、前年同期に比べ35.9%の大幅増収となりましたが、これは、昨年10月から開始しましたシェルパ・サービスの販売実績が12,882千円と、当該その他の事業全体の44.7%を占め、軌道に乗りはじめたからであります。

Q3

単位:百万円

平成16年3月期平成15年3月期
第3四半期第3四半期
営業収益1,508(11.1%)1,356(45.6%)
営業利益152(12.0%)136(34.0%)
経常利益161(15.9%)139(37.9%)
当期(四半期)純利益84(16.4%)72(32.3%)

当社の当期業績は、営業収益がインターネット広告関連は低調裡に推移しましたが、ソフトダウンロード販売事業の伸び及び新規事業のソフトパッケージ販売時業が加わったことにより、1,508,110千円と前年同期に比べ11.1%の増収となりました。利益状況については、当期中平成15年9月1日付で手数料収入アップを図るためプロレジサービス、シェアレジサービスについてそれぞれ価格改定を行い、4ヶ月の寄与でありましたが、プロレジサービスの売上高粗利率が前年同期に比べ1.5%上昇するなどプラス要因となりました。ただ一方で、本社移転に伴う家賃負担増がフルにかかったほか、名義書換代理人変更に伴う一時的経費負担など諸経費増がマイナス要因となりました。当期はこうしたマイナス要因を吸収して、営業利益は152,821千円と同12.0%の増益、経常利益も161,703千円と同15.9%の増益となりました。当期純利益については、前年同期は本社移転費用12,491千円を特別損失として計上したため、その分純利益減少要因となりましたが、当期も100%子会社の業績不振に対応して関係会社株式評価損16,150千円を特別損失として計上したものの、84,173千円と同16.4%の増益となりました。

ソフトダウンロード販売事業及びソフトパッケージ販売事業

販売実績のうち90%近くを占めるソフトダウンロード販売事業及びソフトパッケージ販売についてみてみますと、まず、ソフトダウンロード販売事業では主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの。)の当第3四半期(平成15年4月1日~平成15年12月31日)おける販売金額は、ウイルス対策ソフトの根強い需要などもあって1,236,273千円と前年同期に比べ11.2%の増収(販売件数では同10.2%の増加)となりました。一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの。)は、販売金額が50,223千円と前年同期に比べ1.9%の増収(販売件数では同 10.1%の減少)となりましたが、主として個人作者から提供されるソフトは利用者ニーズに十分応えることが難しく、今後も大きな成長は見込めないものと認識しております。
 この結果、手数料収入ベースで似た場合、当期は、シェアレジサービスが50,223千円に対して、プロレジサービスは、279,747千円と当該事業全体の84.8%(前年同期は82.4%)を占めるにいたりました。
 なお、当期におけるプロレジサービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンクBB株式会社経由の仕入分の割合は42.3%と、前年同期の45.3%に比べ若干低下しております。
 次に新規事業のソフトパッケージ販売事業については、コンピュータソフトのパッケージ流通において、従来のパソコンショップ等での店頭販売に加え、インターネット上のECサイトにおける取扱が急速に拡大しております。当社では、このような状況に対応するため、平成15年12月初にパッケージソフトのネット通販事業をスタートさせました。パッケージソフトのネット通販を手掛けることにより、パソコンソフトの総合販売会社として新たな展開を図ってまいる所存であります。当第3四半期の販売実績は7,314千円と1ヶ月足らずの短い期間であったため、業績寄与はわずかであります(当第3四半期は別途、平成15 年10月に行ったビジネスソフトの予約販売分31,191千円が加わり、パッケージソフトの販売実績は38,506千円となりました。)なお、パッケージソフトは全量ソフトバンクBB株式会社から仕入ており、原則として当社に在庫リスクは発生いたしません。

(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格を売上高として計上しております。

ネット広告関連事業

ネット広告関連事業の販売金額は、サイト広告販売が81,965千円、広告サーバ運用受託事業が52,089千円とそれぞれ前年同期に比べ16.1%、11.1%の減収となり、不振が続いております。

その他の事業

その他の事業は、当期は49,052千円と前年同期に比べ22.8%の大幅増収となりましたが、このうち平成14年10月から開始しましたシェルパ・サービスの販売実績が20,491千円と、当該その他の事業全体の41.8%を占めております。

Q4

単位:百万円

平成16年3月期平成15年3月期
営業収益2,013(7.4%)1,874(39.4%)
営業利益211(11.1%)190(26.0%)
経常利益222(13.6%)195(31.4%)
当期純利益110(25.6%)88(7.1%)

当期の業績については、インターネット広告関連は低調裡に推移しましたが、ソフトダウンロード販売事業の伸び及び新規事業のソフトパッケージ販売事業が加わったことにより、売上高は2,013,809千円と前期に比べ7.4%の増収となりました。利益状況については、平成15年9月1日付で手数料収入アップを図るためプロレジ・サービス、シェアレジ・サービスについてそれぞれ価格改定を行い、7ヶ月の寄与でありましたが、プロレジサービスの売上高粗利率が前期実績に比べ2.6%上昇するなどプラス要因となりました。ただ一方で、本社移転に伴う家賃負担増が通年にわたって及んだほか、名義書換代理人変更に伴う一時的経費負担など諸経費増がマイナス要因となりました。こうしたマイナス要因を吸収して、営業利益は211,511千円と同11.1%の増益、経常利益も222,617千円と同13.6%の増益となりました。当期純利益については、100%子会社の業績不振に対応して子会社株式評価損20,950千円を特別損失として計上するなど、マイナス要因はありましたが、税効果会計による税金費用の軽減効果もあり、110,600千円と同25.6%の大幅増益となりました。

インターネット販売事業

販売実績のうち、90%近くを占めるソフトダウンロード販売事業及びソフトパッケージ販売事業についてみてみますと、まず、ソフトダウンロード販売事業では主力のプロレジ・サービス(ソフトハウスなど法人作者から仕入によるもの。)の当期における販売金額は、ウイルス対策ソフトの根強い需要などもあって、 1,620,496千円と前期に比べ5.1%の増収(販売件数では同6.3%の増加)となりました。
 一方、シェアレジ・サービス(主として個人作者の提供によるもの。)は、販売金額が70,415千円と前期に比べ4.7%の増収(販売件数では同 12.2%の減少)となりましたが、主として個人作者から提供されるソフトは利用者ニーズに十分応えることが難しく、今後も大きな成長は見込めないものと認識しております。
 この結果、手数料収入ベースでみた場合、当期は、シェアレジ・サービスが70,415千円に対して、プロレジ・サービスは、376,182千円と当該事業全体の84.2%(前期は82.6%)を占めるにいたりました。
 なお、当期におけるプロレジ・サービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンクBB株式会社経由の仕入分の割合は42.5%と、前期の44.4%に比べ若干低下しております。
 次に新規事業のソフトパッケージ販売事業については、コンピュータソフトのパッケージ流通において、従来のパソコンショップ等での店頭販売に加え、インターネット上のECサイトにおける取扱が急速に拡大しております。当社では、このような状況に対応するため、平成15年12月初にパッケージソフトのネット通販事業をスタートさせました。パッケージソフトのネット通販を手掛けることにより、パソコン用ソフトウェアの総合販売会社として新たな展開を図ってまいる所存であります。当期の販売実績は、40,757千円と4ヶ月という短い期間であったため、業績寄与はそれほど大きくはありません(当期は別途、平成 15年10月に行ったビジネスソフトの予約販売分31,191千円が加わり、パッケージソフトの販売実績は71,949千円となりました。)なお、パッケージソフトは全量ソフトバンクBB株式会社から仕入れており、原則として当社に在庫リスクは発生いたしません。

(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格を売上高として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業の売上高は、111,637千円、広告サーバ運用受託事業が73,355千円とそれぞれ前期に比べ15.3%、7.8%の減収となり、不振が続いております。

その他の事業

その他の事業の売上高については、65,956千円と前期に比べ21.0%の大幅増収となりましたが、このうち平成14年10月から開始しましたシェルパ・サービスの販売実績が27,277千円と、当該その他の事業全体の41.4%を占めております。