ベクター決算2010

Last-modified: 2010-10-09 (土) 21:18:03

前年度計画

部門別

Q1

単位:百万円

平成22年3月期平成21年3月期
第1四半期第1四半期
営業収益955(20.1%)795(-)
営業利益77(-)△6(-)
経常利益81(-)△6(-)
四半期(当期)純利益80(-)△19(-)

当社グループの当期の業績は、営業収益については、オンラインゲーム事業の好調を背景に955,806千円と前第1四半期連結会計期間(平成20年4月1 日~平成20年6月30日、以下前年同期という。)に比べ20.1%の大幅増加となりました。また、利益状況については、営業利益は前年同期の6,577 千円の赤字から一転して当期は77,289千円の黒字となりました。これを受けて経常利益は前年同期の6,219千円の赤字から当期は81,877千円の黒字へ、税金等調整前四半期純利益も前年同期の6,283千円の赤字から当期は81,604千円の黒字へ転化いたしました。この結果、法人税等を差し引いた四半期純利益は、80,870千円(前年同期は四半期純損失19,963千円)となりました。

インターネット販売事業

主業のインターネット販売事業の販売金額は574,427千円と前年同期比1.1%増と伸び悩みました。インターネット販売事業は停滞気味の個人消費に関連する事業であり、ソフトダウンロード販売分野ではネットブックなどモバイル型パソコンの台頭などパソコン需要に大きな変化が起こっておりますが、ソフトウェアへの関心度合いの低下傾向は続いており、プロレジ・サービスの販売金額が294,124千円と前年同期比19.4%減、シェアレジ・サービスの販売金額も6,829千円と前年同期比19.0%減となりました。反面、ソフトパッケージ・ハードウェア販売については、パソコン周辺機器、パッケージソフト、家電を主力商品としており、ヤフー、楽天、Amazonなど有力ショッピングモールサイトへの出店効果で販売金額は273,474千円と前年同期比 40.3%の大幅増加をみせました。ただ、当該ネット通販分野は価格競争のあおりを受け、低粗利益商品の占める割合が高く、売上高の80%を占めるショッピングモールサイトへ支払う出店手数料の負担も加わり、改善傾向にはあるものの低採算を余儀なくされております。

(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジ・サービス(主として個人作者が制作したソフトを提供するもの)は利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジ・サービス(ソフトハウスなど法人作者の制作したソフトを利用者の発注に応じて仕入・販売するもの)は本体販売価格を売上高として計上しております。

オンラインゲーム事業

当社グループが経営の第2の柱として力を入れているオンラインゲーム事業については当期の販売金額は、 298,760千円と前年同期比104.9%増と倍増いたしました。これは、従来型オンラインゲーム(クライアントソフトをダウンロードするもの)に加え、当期から専門ポータルサイト「ブラゲタイム」を立ち上げたブラウザゲーム(ブラウザ上で起動するダウンロード不要のオンラインゲーム)の運営を開始したことが寄与しております。オンラインゲーム事業のうち従来型オンラインゲームでは本年4月より正式サービスを開始した「三国ヒーローズ」が、ブラウザゲームでは第1弾タイトル「ドラゴンクルセイド」が好調な滑り出しを見せたことがその要因です。この結果、オンラインゲーム事業全体の営業収益に占める割合は、前年同期の18.3%から当期は31.3%にまで高まり、利益面でも、販売金額の急増により、固定費の負担増を吸収し、当該部門の黒字転化を達成いたしました。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業の売上高は、景況不振の影響を受け49,697千円と前年同期比11.2%の減少となりました。当社の運営するサイト上で展開するWeb広告、なかでもキーワード広告については当該部門の3分の1を占め、1年前までは堅調な推移をみせておりましたが、以後急速に減少をみせ、前年同期比24.6%減となりました。

その他の事業

その他の事業の売上高については、32,921千円と前年同期比27.6%の増加をみせましたが、当該部門の売上高の80%を占めているソフトハウス向けダウンロード販売総合支援サービス業務の売上高が前年同期比62.3%増となったことが寄与しました。

Q2

単位:百万円

平成22年3月期平成21年3月期
第2四半期第2四半期
営業収益1,883(14.8%)1,640(6.5%)
営業利益163(1,928.7%)8(△44.5%)
経常利益171(797.2%)19(19.2%)
四半期(当期)純利益151(-)△16(-)

当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、営業収益については、1,883,094千円と前第2四半期連結累計期間(平成20年4月1日~平成 20年9月30日、以下前年同期という。)に比べ14.8%増となりました。一方、利益状況につきましては、営業利益は163,901千円と前年同期に比べ1,928.7%増と約20倍の伸びとなりました。経常利益は営業外収益7,210千円の寄与により、171,112千円と前年同期に比べは 797.2%増と約9倍の伸びとなりました。これにより税金等調整前四半期純利益は171,329千円と前年同期に比べて1,285.4%増と約14倍の伸びとなりました。
この結果、法人税等を差し引いた四半期純利益は、151,339千円(前年同期は純損失16,963千円)となりました。

インターネット販売事業

主業のインターネット販売事業の販売金額は1,085,787千円と前年同期比6.5%減となりました。インターネット販売事業は景況に左右される個人消費に関連する事業であり、ソフトダウンロード販売分野ではネットブックなどモバイル型パソコンの台頭などパソコン需要に大きな変化が起こっておりますが、ソフトウェアへの関心度合いの低下に「Windows7」発売前の買い控えの動きが加わり、プロレジ・サービスの販売金額が574,361千円と前年同期比20.6%減、シェアレジ・サービスの販売金額も13,015千円と前年同期比18.3%減となりました。反面、ソフトパッケージ・ハードウェア販売については、パソコン周辺機器、パッケージソフト、家電を主力商品としており、ヤフー、楽天、Amazonなど有力ショッピングモールサイトへの出店効果で販売金額は498,410千円と前年同期比18.2%の増加をみせました。ただ、当該ネット通販分野は価格競争のあおりを受け、低粗利益商品の占める割合が高く、売上高の80%を占めるショッピングモールサイトへ支払う出店手数料の負担も加わり、改善傾向にはあるものの低採算を余儀なくされております。

(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジ・サービス(主として個人作者が制作したソフトを提供するもの)は利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジ・サービス(ソフトハウスなど法人作者の制作したソフトを利用者の発注に応じて仕入・販売するもの)は本体販売価格を売上高として計上しております。

オンラインゲーム事業

当社グループが経営の第2の柱として力を入れているオンラインゲーム事業については当期の販売金額は、634,194千円と前年同期比102.9%増と倍増しました。これは、従来型オンラインゲーム(クライアントソフトをダウンロードするもの)に加え、当期から専門ポータルサイト「ブラゲタイム」を立ち上げたブラウザゲーム(ブラウザ上で起動するダウンロード不要のオンラインゲーム)の運営を開始したことが寄与しております。オンラインゲーム事業のうち従来型オンラインゲームでは本年4月より正式サービスを開始した「三国ヒーローズ」をはじめ7タイトルが、ブラウザゲームでは「ドラゴンクルセイド」など2タイトルがそれぞれ好調な売行きをみせたことがその要因であります。また、本年8月からサービスを開始した携帯電話でアプリなしで遊べる新モバイルゲームが好調な滑出しをみせました。この結果、オンラインゲーム事業全体の営業収益に占める割合は、前年同期の19.1%から当期は33.7%にまで高まり、利益面でも、販売金額の急増により、固定費の負担増を吸収し、当該部門の黒字転化を達成いたしました。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業の売上高は、景況不振の影響を受け、97,685千円と前年同期比14.7%減となりました。なお、当社の運営するサイト上で展開するWeb広告、なかでもキーワード広告については当該部門の3分の1を占め、1年前までは堅調な推移をみせておりましたが、以後急速に減少をみせ、前年同期比32.2%減となり,キーワード広告の当該事業の売上高に占める割合は27.3%(前年同期は34.1%)となりました。

その他の事業

その他の事業の売上高については、65,426千円と前年同期比24.1%の増加をみせましたが、当該その他の事業の売上高の78%を占めているソフトハウス向けダウンロード販売総合支援サービス業務の売上高が前年同期比49.6%増となったことが寄与しました。

Q3

単位:百万円

平成22年3月期平成21年3月期
第3四半期第3四半期
営業収益2,729(7.4%)2,540(-)
営業利益264(949.4%)25(-)
経常利益283(682.5%)36(-)
四半期純利益215(-)△125(-)

当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益については、2,729,418千円と前第3四半期連結累計期間(平成20年4月1日~平成 20年12月31日、以下前年同期という。)に比べ7.4%増となりました。一方、利益状況につきましては、営業利益は264,565千円と前年同期に比べ949.4%増と約10.5倍の伸びとなりました。経常利益は営業外収益18,727千円の寄与により、283,120千円と前年同期に比べ 682.5%増と約8倍の伸びとなりました。これにより税金等調整前四半期純利益は281,188千円(前年同期は税金等調整前四半期純損失86,556 千円)となりました。
この結果、法人税等を差し引いた四半期純利益は、215,752千円(前年同期は四半期純損失125,334千円)となりました。

インターネット販売事業

主業のインターネット販売事業の販売金額は当第3四半期連結会計期間(平成21年10月1日~平成21年12月31日)からソフトパッケージ・ハードウェア販売事業を営むバリューモア株式会社が連結対象からはずれたこともあって1,470,169千円と前年同期比18.9%減となりました。インターネット販売事業は景況に左右される個人消費に関連する事業であり、パソコンソフトに対する関心度合いの低下も加わってソフトダウンロード販売分野では、販売促進のためのキャンペーン効果もありましたが、プロレジ・サービスの販売金額が952,131千円と前年同期比15.8%減、シェアレジ・サービスの販売金額も19,627千円と前年同期比16.3%減となりました。なお、ソフトパッケージ・ハードウェア販売については上述のとおり、連結子会社による売上寄与が中間期までにとどまったため498,410千円と前年同期比24.3%減となりました。

(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジ・サービス(主として個人作者が制作したソフトを提供するもの)は利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジ・サービス(ソフトハウスなど法人作者の制作したソフトを利用者の発注に応じて仕入・販売するもの)は本体販売価格を売上高として計上しております。

オンラインゲーム事業

当社グループが経営の柱として力を入れているオンラインゲーム事業については当期の販売金額は、1,010,775千円と前年同期比111.8%増と倍増しました。これは、従来型オンラインゲーム(クライアントソフトをダウンロードするもの)に加え、当期から専門ポータルサイト「ブラゲタイム」を立ち上げたブラウザゲーム(ブラウザ上で起動するダウンロード不要のオンラインゲーム)の運営を開始したことが寄与しております。オンラインゲーム事業のうち従来型オンラインゲームでは平成21年4月より正式サービスを開始した「三国ヒーローズ」をはじめ6タイトルが、ブラウザゲームでは「ドラゴンクルセイド」など4タイトルを運営しております。また、平成21年8月より開始した携帯電話向けサービスにおいて、アプリなしで遊べる新モバイルゲームが同年10月 27日からのmixiアプリモバイルでの配信開始を契機に利用者が急増し順調に推移していることが寄与しております。この結果、オンラインゲーム事業全体の営業収益に占める割合は、前年同期の18.8%から当期は37.0%にまで高まり、利益面でも、販売金額の大幅な増加により、固定費の負担増を吸収し、当該部門の黒字転化を達成いたしました。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業の売上高は、景況不振の影響を受け、149,852千円と前年同期比10.8%減となりました。なお、当社の運営するサイト上で展開するWeb広告、なかでもキーワード広告についてはサイト広告販売事業を牽引してきましたが、2年前をピークに以後急速に減少をみせ、前年同期比27.8%減となり、キーワード広告の当該事業の売上高に占める割合は27.5%(前年同期は34.0%)となりました。

その他の事業

その他の事業の売上高については、98,621千円と前年同期比18.7%の増加をみせましたが、当該その他の事業の売上高の82%を占めているソフトハウス向けダウンロード販売総合支援サービス業務の売上高が前年同期比39.0%増となったことが寄与しました。

Q4

単位:百万円

平成22年3月期平成21年3月期
営業収益3,655(6.6%)3,427(4.8%)
営業利益390(1,987.3%)18(△72.1)
経常利益411(1,150.6%)32(△52.7%)
当期純利益282(-)△53(-)

社グループの当連結会計年度の業績は、営業収益については、3,655,042千円と前連結会計年度に比べ6.6%の増収となりました。また、利益状況については、営業利益は390,462千円と前連結会計年度に比べ1,987.3%増と約21倍の伸びとなりました。一方、経常利益は営業外収益21,179千円の寄与もあり411,246千円と前連結会計年度に比べ1,150.6%増と約12.5倍の伸びとなりました。これにより税金等調整前当期純利益は403,314千円(前連結会計年度は税金等調整前当期純損失108,393千円)となりました。この結果、法人税等を差し引いた当期純利益は282,212千円(前連結会計年度は当期純損失53,363千円)となりました。
次に、当連結会計年度の事業のセグメント別販売実績についてみてみますと、主業のインターネット販売事業の販売金額は当連結会計年度の後半、すなわち平成21年10月1日以降,ソフトパッケージ・ハードウェア販売事業を営む連結子会社バリューモア株式会社が連結対象からはずれたこともあって1,802,895千円と前連結会計年度に比べ27.1%の減少となりました。

インターネット販売事業

インターネット販売事業は停滞気味の個人消費に関連する事業であり、ソフトダウンロード販売分野ではウイルス対策ソフトを除いて購入ソフトへの関心度合の低下とあいまってプロレジ・サービスの販売金額が1,277,576千円と前連結会計年度に比べ13.8%の減少、シェアレジ・サービスの販売金額が26,908千円と前連結会計年度に比べ14.7%の減少となりました。なお、ソフトパッケージ・ハードウェア販売については、上述のとおり連結子会社による売上寄与が中間期までにとどまったため498,410千円と前連結会計年度に比べ48.0%の減少となりました。

(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジ・サービスは利用者および作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジ・サービスは本体販売価格を売上高として計上しております。

オンラインゲーム事業

オンラインゲーム事業については売上高は1,513,774千円と前連結会計年度に比べ143.4%の大幅増加となりました。これは、従来型オンラインゲーム(クライアントソフトをダウンロードするもの)に加え、当連結会計年度から専門ポータルサイト「ブラゲタイム」を立ち上げたブラウザゲーム(ブラウザ上で起動するダウンロード不要のオンラインゲーム)の運営を開始したこと並びにブラウザゲーム事業の一環として平成21年8月より開始した携帯電話向けサービスにおいて、アプリケーション(通称アプリ)なしで遊べる新モバイルゲームが同年10月27日からのmixiアプリモバイルでの配信開始を契機に利用者が急増したことなどが寄与しております。オンラインゲーム事業のうち従来型オンラインゲームでは平成21年4月より正式サービスを開始した「三国ヒーローズ」をはじめ6タイトルが、ブラウザゲームでは「ドラゴンクルセイド」など3タイトルが、新モバイルゲームでは「恋する私の王子様」など3タイトルが期中稼動いたしました。この結果、オンラインゲーム事業全体の営業収益に占める割合は、前連結会計年度の18.1%から当連結会計年度は41.4%にまで高まり、利益面でも、販売金額の大幅な増加により、固定費の負担増を吸収し、当該部門の黒字転化を達成いたしました。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業の売上高は、景況不振の影響を受け、204,957千円と前連結会計年度に比べ6.3%減となりました。なお、当社の運営するサイト上で展開するWeb広告、なかでもキーワード広告についてはサイト広告販売事業を牽引してきましたが、2年前をピークに以後急速に減少をみせ、前連結会計年度に比べ29.0%減となり、キーワード広告の当該事業の売上高に占める割合は25.6%(前連結会計年度は33.8%)となりました。

その他の事業

その他の事業の売上高については、133,414千円と前連結会計年度に比べ16.2%の増加をみせましたが、当該その他の事業の売上高の83%を占めているソフトハウス向けダウンロード販売総合支援サービス業務の売上高が前連結会計年度に比べ32.3%増となったことが寄与しました。