日本ファルコム/日本ファルコム決算2006

Last-modified: 2010-08-11 (水) 22:09:48

期首計画

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1Q

当第1四半期は、パソコン向け新作ゲームソフトを1タイトル、普及版ゲームソフトを11タイトル発売しました。前年同期比では、製品部門の売上高は増加したものの、利益率の高いライセンス収入が減少した事から、当第1四半期の売上高は347百万円(前年同期比16.3%減)、経常利益は68百万円(同69.6%減)、当第1四半期純利益は40百万円(同69.5%減)となりました。
部門別の概況は以下の通りであります。

製品部門

製品部門におきましては、平成17年10月にパソコン向けゲームソフト「ザナドゥネクスト」を発売しました。
また、平成17年12月には、当社の人気11タイトルのパッケージのリニューアルを行い、新たに普及版として発売しました。
それらの販売により、製品部門の当第1四半期の売上高は307百万円(前年同期比32.3%増)となりました。

ライセンス部門

ライセンス部門におきましては、主に携帯電話向け、中国及び韓国向けのロイヤリティ収入は順調に推移いたしましたが、ゲーム機向けのロイヤリティ収入が減少した事から、ライセンス部門の当第1四半期の売上高は40百万円(前年同期比77.8%減)となりました。

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2Q

当中間会計期間のわが国経済は、好調な企業収益を背景に雇用情勢が改善され、個人消費も上向きの傾向が見られるなど、景気は底堅く推移しました。
こうした経済環境のなか、ゲームソフト業界におきましては、ポータブル型ゲーム機市場の拡大、携帯電話機向けゲーム、オンラインゲーム等のネットワーク型ゲームソフト市場の拡大により、ゲームコンテンツを取り巻く市場の裾野は更なる広がりをみせました。
このような事業環境のもと、コンテンツメーカーである当社におきましては、パソコン向け新作ゲームソフト「ザナドゥネクスト」、「空の軌跡SC」の発売、既存製品のパッケージをリニューアルした普及版製品の発売により、売上高は順調に推移しました。また、ライセンス部門は前中間会計期間には及ばなかったものの、中国、韓国のWindows向け、携帯電話機向けゲーム配信により、ロイヤリティ収入も底堅く推移しました。
以上の結果、当中間会計期間の売上高は794百万円(前年同期比48.9%増)、経常利益は211百万円(同12.1%増)、中間純利益は125百万円(同12.5%増)となりました。
部門別の概況は以下の通りであります。

製品部門(パソコン向けゲームソフト)

当中間会計期間は、「ザナドゥネクスト」、「空の軌跡SC」の2タイトルを新たに発売しました。
平成17年10月に発売した「ザナドゥネクスト」は、販売本数40万本以上の大ヒット記録を樹立した「ザナドゥ」のシリーズ新作であり、不朽の名作「ザナドゥ」の面影を感じさせつつ、最新の技術、ゲームシステム、グラフィックス等により、全く新しいゲームとして誕生しました。
また、平成18年3月に発売した「空の軌跡SC」は、シリーズ累計230万本以上の販売実績をもつ「英雄伝説」シリーズの新作であり、多くのユーザーに感動を与えた「英雄伝説Ⅵ-空の軌跡」の完結編として、前作を超える圧倒的なボリューム、感動的なストーリーにより、非常に高い評価を得ております。
その他、既存の製品のパッケージをリニューアルし、普及版として発売することにより、新たなユーザー層の拡大に努めました。
これらの結果、製品部門の当中間会計期間の売上高は670百万円(前年同期比102.5%増)となりました。

ライセンス部門

ライセンス部門では、家庭用ゲーム機向けライセンス製品の発売、携帯電話機向けゲーム配信の拡大、海外での当社ゲームコンテンツの普及が進みました。
家庭用ゲーム機向けでは、ガガーブトリロジーシリーズ「英雄伝説 朱紅い雫」プレイステーションポータブル(PSP)版が、北米向けにローカライズされ、平成17年11月に㈱バンダイから発売されました。国内PSP向けでは、ガガーブトリロジー3部作の完結編「英雄伝説 海の檻歌」が、平成18年1月に㈱バンダイから発売されました。同じく国内PSP向けでは、当社Windows版最大のヒット作である「イース-ナピシュテムの匣」が、平成18年1月に㈱コナミから発売されました。また、ニンテンドーDS向けには、「イース」シリーズ初のリアルタイムシミュレーションゲームである「イース・ストラテジー」が、平成18年3月に㈱マーベラスインタラクティブから発売されました。プレイステーション2向けでは、「イースⅤ ロスト ケフィン キングダム オブ サンド」が、平成18年3月に㈱タイトーから発売されました。
携帯電話機向けでは、㈱タイトーとの事業提携による大容量ゲームソフトの配信が好調に推移しました。
海外向けでは、韓国、中国でのWindows版ライセンス提供を行い、当社ゲームソフトのユーザー層も順調に拡大しました。
これらの結果、ライセンス部門の当中間会計期間の売上高は、124百万円(前年同期比38.7%減)となりました。

3Q

当第3四半期は、パソコン向け新作ゲームソフトを2タイトル、プレイステーション・ポータブル(以下、PSPという)向け新作ゲームソフトを1タイトル発売いたしました。その結果、当第3四半期の売上高は862百万円(前年同期比18.1%減)、経常利益は125百万円(同71.5%減)、第3四半期純利益は74百万円(同71.2%減)となりました。
部門別の概況は以下の通りであります。

製品部門

製品部門におきましては、パソコン向けゲームソフト「ザナドゥネクスト」、「空の軌跡SC」、PSP向けゲームソフト「ぐるみん」を発売しました。
平成17年10月に発売した「ザナドゥネクスト」は、販売本数40万本以上の大ヒット記録を樹立した「ザナドゥ」(1985年発売)のシリーズ新作であり、不朽の名作「ザナドゥ」の面影を感じさせつつ、最新の技術、ゲームシステム、グラフィックス等により、全く新しいゲームとして誕生しました。
また、平成18年3月に発売した「空の軌跡SC」は、シリーズ累計230万本以上の販売実績をもつ「英雄伝説」シリーズの新作であり、多くのユーザーに感動を与えた「英雄伝説Ⅵ-空の軌跡」の完結編として、前作を超える圧
倒的なボリューム、感動的なストーリーにより、非常に高い評価を得ました。
平成18年6月に発売したPSP向けゲームソフト「ぐるみん」は、平成16年12月にパソコン向けゲームソフト
として発売し、ブランニュータイトルながら、多くのファンを魅了しました作品を、当社自らがPSP向けに改変しましたPSP向け自社開発製品の第1弾であります。
これらの製品販売により、製品部門の当第3四半期の売上高は713百万円(前年同期比4.6%減)となりました。

ライセンス部門

ライセンス部門におきましては、主に携帯電話向け、中国及び韓国向けのロイヤリティ収入は順調に推移いたしましたが、ゲーム機向けのロイヤリティ収入が減少したことから、ライセンス部門の当第3四半期の売上高は148百万円(前年同期比51.1%減)となりました。

4Q

当期のわが国経済は、好調な企業収益を背景に雇用情勢が改善され、個人消費も上向きの傾向が見られるなど、景気は底堅く推移しました。
こうした経済環境のなか、ゲームソフト業界におきましては、ポータブル型ゲーム機市場の拡大、携帯電話機向けゲーム、オンラインゲーム等のネットワークゲーム市場の拡大により、ゲームコンテンツを取り巻く市場の裾野は更なる広がりをみせました。
このような事業環境のもと、コンテンツメーカーである当社におきましては、パソコン向け新作ゲームソフトを3タイトル、プレイステーションポータブル(以下「PSP」という)向け製品を2タイトル、合計5タイトルの新製品を発売しました。また、ライセンス部門では家庭用ゲーム機向けライセンスが低調であったことにより、ロイヤリティ収入は前期と比較して大幅に減少したものの、携帯電話機向けゲームソフト配信及び海外向け販売は堅調に推移しており、当社コンテンツのユーザー層は着実に拡大しました。
この結果、当期の売上高は、主にロイヤリティ収入が減少したことにより1,076百万円(前期比16.3%減)となりました。また、利益率の極めて高いロイヤリティ収入が減少したことにより、売上高経常利益率及び純利益率がそれぞれ大幅に減少し、経常利益は155百万円(同66.8%減)、当期純利益は98百万円(同64.4%減)となりました。
部門別の概況は以下の通りであります。

製品部門(パソコン向けゲームソフト)

製品部門におきましては、パソコン向けゲームソフト「ザナドゥネクスト」、「空の軌跡SC」、「幻想三国誌Ⅱ」、PSP向けゲームソフト「ぐるみん」、「空の軌跡FC」を発売しました。
平成17年10月に発売した「ザナドゥネクスト」は、販売本数40万本以上の大ヒット記録を樹立した「ザナドゥ」(1985年発売)のシリーズ新作であり、不朽の名作「ザナドゥ」の面影を感じさせつつ、最新の技術、ゲームシステム、グラフィックス等により、全く新しいゲームとして誕生しました。
また、平成18年3月に発売した「空の軌跡SC」は、シリーズ累計230万本以上の販売実績をもつ「英雄伝説」シリーズの新作であり、多くのユーザーに感動を与えた「英雄伝説Ⅵ-空の軌跡」の完結編として、前作を超える圧倒的なボリューム、感動的なストーリーにより、非常に高い評価を得ました。
平成18年6月に発売したPSP向けゲームソフト「ぐるみん」は、平成16年12月にパソコン向けゲームソフトとして発売し、ブランニュータイトルながら、多くのファンを魅了しました作品を、当社自らがPSP向けに改
変しましたPSP向け自社開発製品の第1弾であり、新しい分野への拡張を図りました。
PSP向けの自社開発製品としましては、「ぐるみん」に続く第2弾製品として「英雄伝説 空の軌跡FC」を平成18年9月に発売しました。
自社開発製品以外の企画製品としましては、台湾でヒットしました「幻想三国誌Ⅱ」の日本語版を平成18年9月に発売しました。
この結果、当期の売上高は882百万円(前期比1.5%減)となりました。

ライセンス部門

ライセンス部門におきましては、主に携帯電話機向け、中国及び韓国向けのロイヤリティ収入は順調に推移いたしましたが、家庭用ゲーム機向けのロイヤリティ収入が減少したことから、ライセンス部門の当期の売上高は193百万円(前年同期比50.4%減)となりました。

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