日本ファルコム/日本ファルコム決算2008

Last-modified: 2010-08-11 (水) 21:20:51

期首計画

07q408p.png07q408p1.png

1Q

当社はコンテンツメーカーとして、パソコン向けゲームソフト、家庭用ゲーム機向けゲームソフト及び携帯電話機向けゲームソフト等の制作、販売及びライセンスビジネスを積極的に推し進めてまいりました。
当第1四半期の製品部門におきましては、人気シリーズとなりました「英雄伝説 空の軌跡」シリーズの音楽、壁紙、ムービー集など、お楽しみ要素満載の企画製品であるPSP向け「空の軌跡マテリアルコレクション ポータブル」及び、平成18年9月に発売したPSP向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡FC」と平成19年9月に発売したPSP向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡SC」並びに「空の軌跡マテリアルコレクション ポータブル」をセットにした「空の軌跡FC&SC完全版」を発売しました。
また、PSP向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡FC」及び「英雄伝説 空の軌跡SC」は、当第1四半期におきましても根強い人気を誇り、それぞれ堅調に販売本数を伸ばしました。
当第1四半期は、PSP向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡」シリーズが引き続き好調でありましたが、新作ゲームソフトの発売がありませんでしたため、製品部門の当第1四半期の売上高は265百万円(前年同期比30.1%減)となりました。
また、ライセンス部門では、「イースオンライン」の日本でのサービス展開について韓国のCJ Internet Corp.社と契約を締結したこと、携帯電話向けのゲーム配信及び音楽ダウンロード販売等によるライセンス収入が好調であったことから、ライセンス部門の当第1四半期の売上高は136百万円(前年同期比74.4%増)となりました。
それらの結果、売上高は402百万円(前年同期比12.2%減)、経常利益は134百万円(同31.6%減)、第1四半期純利益は80百万円(同31.2%減)となりました。

2Q

当中間会計期間のわが国経済は、設備投資及び個人消費は底堅く推移したものの、世界的な素材価格の上昇や金融市場の混乱の影響により、減速懸念が高まる状況となりました。
一方、ゲームソフト業界におきましては、ポータブル型ゲーム機等を中心に好調に推移し、ゲームソフト市場の裾野は広がりをみせました。
このような状況のもと、当社では、販売台数を着実に伸ばしているポータブル型ゲーム機であるプレイステーションポータブル(以下「PSP」という)のゲームソフトの販売を積極的に推進いたしました。
製品部門におきましては、人気シリーズとなりました「英雄伝説 空の軌跡」シリーズの音楽、壁紙、ムービー集など、お楽しみ要素満載の企画製品であるPSP向け「空の軌跡マテリアルコレクション ポータブル」及び、平成18年9月に発売したPSP向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡FC」と平成19年9月に発売したPSP向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡SC」並びに「空の軌跡マテリアルコレクション ポータブル」をセットにした「空の軌跡FC&SC完全版」を発売しました。
また、PSP向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡FC」及び「英雄伝説 空の軌跡SC」は、当中間会計期間におきましても根強い人気を誇り、単品パッケージ製品としましてもそれぞれ堅調に販売本数を伸ばしました。
PSP向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡」シリーズが引き続き好調でありましたが、新作ゲームソフトの発売がありませんでしたので、製品部門の売上高は333百万円(前年同期比49.1%減)となりました。
また、ライセンス部門では、「イースオンライン」の日本でのサービス展開について韓国のCJ Internet Corp.社と契約を締結したこと、携帯電話向けのゲーム配信及び音楽ダウンロード販売等によるライセンス収入が好調であったことから、売上高は158百万円(前年同期比18.0%増)となりました。

それらの結果、売上高は491百万円(前年同期比37.7%減)、経常利益は73百万円(同70.1%減)、中間純利益は43百万円(同69.8%減)となりました。

3Q

当社はコンテンツメーカーとして、ゲームソフト等の制作、販売及びライセンスビジネスを積極的に推し進めております。
当第3四半期の製品部門におきましては、平成18年9月に発売しましたPSP向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡FC」、並びに平成19年9月に発売しましたPSP向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡SC」による「英雄伝説 空の軌跡」シリーズが根強い人気を誇り、シリーズの音楽、壁紙、ムービー集など、お楽しみ要素満載の企画製品であるPSP向け「空の軌跡マテリアルコレクション ポータブル」と共に販売数を伸ばしました。
また、新作ゲームソフトとしましては、平成20年4月にPSP向けゲームソフト「ヴァンテージマスターポータブル」を発売しました。
当第3四半期は、「英雄伝説 空の軌跡」シリーズが好調でありましたが、大型タイトルの新製品発売がありませんでしたので、製品部門の当第3四半期の売上高は481百万円(前年同期比53.7%減)となりました。
また、ライセンス部門では、「イースオンライン」の日本でのサービス展開について韓国のCJ Internet Corp.社と契約を締結したこと、携帯電話向けのゲーム配信及び音楽ダウンロード販売等によるライセンス収入が好調
であったことから、ライセンス部門の当第3四半期の売上高は190百万円(前年同期比17.5%増)となりました。
それらの結果、売上高は672百万円(前年同期比44.1%減)、経常利益は32百万円(同92.5%減)、第3四半期純利益は20百万円(同92.2%減)となりました。

4Q

当事業年度のわが国経済は、世界的な景気減速から企業収益や設備投資に停滞感が増し、個人消費も力強さを欠くなど、景気の先行き不透明感が増しました。
こうした経済環境のなか、ゲームソフト業界におきましては、携帯型のゲーム機であるプレイステーションポータブル(以下「PSP」という)が販売数を伸ばすなど、多様なハードの普及が進み、コンテンツメーカーを取り巻く環境はより充実してまいりました。
このような事業環境のもと、コンテンツメーカーである当社におきましては、パソコン向け及びPSP向けに新作ゲームソフトを発売しました。また、ライセンス部門におきましては、韓国において「イースオンライン」が実績を積み上げました結果、日本、欧州での展開も推し進められ、ロイヤリティ収入は堅調に推移しました。
主力ソフトの発売延期の影響により、前年同期比では減収減益となりましたものの、PSP版「英雄伝説 空の軌跡」シリーズのロングヒットなどにより、業績は底堅く推移しました。
以上の結果、当事業年度の売上高は1,104百万円(前年同期比22.5%減)、経常利益は187百万円(同57.3%減)、当期純利益は101百万円(同62.8%減)となりました。
部門別の概況は以下の通りであります。

製品部門

当事業年度は、平成20年9月にパソコン向けゲームソフト「ZWEIⅡ」を発売しました。PSP向けゲームソフトとしましては、平成20年4月に「ヴァンテージマスターポータブル」を、平成20年7月に「英雄伝説 空の軌跡 the 3rd」を発売しました。
「ZWEIⅡ」は、プレイしたユーザーからの評価は非常に高く、当社のコンテンツ資産の増強、ブランド力の向上に貢献し、今後の展開が期待できる結果となりました。
「英雄伝説 空の軌跡」シリーズは、超ロングヒットタイトルとなり、PSP市場における認知度強化へとつながり、将来への大きな足がかりを得ることができました。
これらの結果、製品部門の当事業年度の売上高は895百万円(前年同期比28.4%減)となりました。
08q4.png

ライセンス部門

当社のコンテンツの利用を他社に許諾するライセンス部門では、イースオンラインの韓国でのサービス開始、日本、欧州への展開によりロイヤリティ収入を得ることができました。
これらの結果、ライセンス部門の当事業年度の売上高は、208百万円(前年同期比19.2%増)となりました。