韓国2008NEWS2

Last-modified: 2010-09-10 (金) 21:34:18

韓国2008NEWS3

オンラインゲームで就職支援

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/06/30077.html
韓国Dragonflyはオンラインゲーム『ゴールドスラム』において、就職支援キャンペーンを開催すると発表しました。

『ゴールドスラム』はリアルな頭身のキャラクターたちによるテニスゲームで、Dragonflyによるとメインは20代のプレイヤー。就職支援キャンペーンはこの層にターゲットを合わせたもので、韓国の就職情報サービスIncruitと提携。『ゴールドスラム』に関する意見を掲示板に書くか新規にゲームをスタートしてレベル2以上になるかすれば、抽選で「Incruit就業商品券」がプレゼントされます。

「Incruit就業商品券」を使えば就職講座や適性テストといった就職支援サービスを受けることが可能です。『RF online』韓国版では、ゲーム内で「族長」を務めることで約38万円の給料を貰える制度がスタートしましたが、今回のキャンペーンは普通の就職へアプローチしているのが特徴。オンラインゲームのメイン層と就職は切っても切り離せない問題で、これからは就職をキーワードとしたイベントが増えるのではないでしょうか。

『イースオンライン』:日本を飛び越えてサービス一周年

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/06/30078.html
韓国CJインターネットは、MMORPG『イースオンライン』(Ys Online)において一周年記念イベントを開催しています。

期間中は21時〜23時の2時間の間、獲得経験値が30%アップするほか、ギルドのみんなで集まったスクリーンショット(画面写真)を投稿した中から最も活発に活動しているギルドに50万ウォン(約5万円)の商品券がプレゼントされます。

『イースオンライン』は、日本ファルコムの名作アクションRPG『イース』(Ys)をモチーフとするMMORPG。『イース』の原産国である日本を飛び越してのサービスも2008年7月5日 (土)をもって一年が経過。英語圏をはじめとする48ヶ国での展開も予定されています。日本パソコンゲームの創生期を代表した名作がオンラインゲーム化されるのは嬉しいことですが、海外展開がメインとなっている現状は日本プレイヤーにとっては少々複雑な気分なのではないでしょうか。

制作費20億円のMMOFPS『HUXLEY』最初のアップデート

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/06/30079.html

韓国WEBZENは、オンラインゲーム『HUXLEY』において、2008年7月8日(火)にアップデートを実装すると発表しました。

『HUXLEY』は最大100人対100人の対戦が可能な「MMOFPS」。MMORPGのような成長システムを持ち多人数戦闘が可能なFPS(一人称シューティング)という意味で、クエストで新たな装備や乗り物を入手できます。今回のアップデートでは「サピエンス」と「オルタナティブ」の二種族にそれぞれ40個ずつのクエストと新たな乗り物が追加されます。

制作費の総額は200億ウォン(約20億円)を越えるといわれる『HUXLEY』ですが、先月末からのオープンβテスト(正式サービス開始前に、誰でも参加できるテストプレイ)では同時接続数が一万人を突破したとのこと。市場の活性化に必要なのは、分かり易い話題性を持つもの。20億円、100人対100人という数字を持つ『HUXLEY』は話題になりやすいゲームですが、注目と等しい内容を備えているか否かは、これからのアップデートいかんといえるでしょう。

ユニークなマーケティングの『RF online』中国版の契約を延長

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/07/30089.html
韓国CCRはMMORPG『RF online』中国版において、中国GDCNとの契約を延長すると発表しました。

GDCNは中国の運営会社で、これまでも『RF online』中国版のサービスを行ってきましたが、2008年7月に契約が一旦終了。今回の再契約により3年間のサービスが提供されることとなります。

『RF online』は3つの種族が戦うSF・MMORPGで、日本でも『RF online Z』のタイトルでプレイ可能。ほかにもロシアやインドネシア、フィリピンでサービスが行われています。韓国版ではゲーム内で「族長」に就任すると月額38万円の給料がもらえる制度が話題となりましたが、中国版で導入されるかどうかは現時点では不明。CCRによると中国版は他の国ほどの成果を上げていないとのことで、今後どのようなテコ入れが行われるかが注目されます。

日韓ゲームショー対決:「G★2008」は総合的なイベントに

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/08/30124.html
韓国では2008年11月13日(木)より韓国最大規模のゲームショー「G★2008」を開催します。

「G★」は「ジースター」と読むゲームショーで毎年恒例のイベント。今年は韓国国際展示場(KINTEX)でeスポーツ大会やオンラインゲームの輸出商談会が行われる他、一山(イルサン)のお洒落なファッションストリート「ラフェスタ」ではゲームを題材としたミュージカルの上演やコスプレ大会が行われます。

また、ゲーム開発者向けの技術カンファレンス「コリア・ゲーム・カンファレンス」(KGC)と「世界ゲーム文化カンファレンス」(WGCC)も開催されるなど、総合的な催しとなっています。

なお、11月13日(木)は日本のセンター試験に当たる「大学修学能力試験」の日であり、試験明けの時期に開催することによって学生層の参加増加も狙っているとのこと。約一ヵ月前の10月9日(木)には日本最大のゲームショー「東京ゲームショウ2008」が開催されるとあり、今年の秋は熱いゲームの秋となりそうです。

任天堂、韓国で現地メーカーと協力してソフト拡充へ

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/08/30107.html
昨年初頭からニンテンドーDSが、今年7月からはWiiも発売中の韓国ですが、昨日付の日本経済新聞によれば、任天堂は現地のソフトメーカーと協力してラインナップの拡充を図っていく方針だそうです。タッチペンを使ったシミュレーションゲームなど年内に20タイトルを発売する予定だとのこと。

韓国ではオンラインゲームが主流ですが、既にオンラインゲーム大手のネクソンなどがニンテンドーDSに参入する意向を表明しています。ハードが140万台普及しているのに対して、ソフトは260万本に留まっていることもあり、現地メーカーと協力して拡充を図る狙いのようです。

『ラグナロクオンライン』スタッフの新作MMORPGが始動

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/08/30113.html
韓国シリウスエンターテイメントは、MMORPG『ライムオデッセイ』において、2008年下半期にクローズドβテスト(正式サービス開始前に、人数を限定して行うテストプレイ)を開催すると発表しました。

『ライムオデッセイ』は『ラグナロクオンライン』シリーズに関わったスタッフが手がけるMMORPG。ファンタジー世界を舞台としており、人間と獣人と小人族が力を合わせて冒険するという内容。日常生活の再現に力が入れられており、戦闘系職業7種と生産系職業10種が存在。村を発展させていくシステムや、プレイヤーがUCC(User Create Contents:ユーザーが自主製作したコンテンツ)を流せる放送局やニュースシステムなど戦闘以外のコンテンツも充実した内容となっています。

絵柄も日本の家庭用ゲームを意識したアニメ系で、日本プレイヤーにも受け入れやすいものとなっているのが特徴。

本家『ラグナロクオンライン2』は本来ならば正式サービスをスタートしている予定が現在もオープンβテスト(正式サービス開始前に、誰でも参加できるテストプレイ)が続いているという状態。『ライムオデッセイ』のできばえ如何では本家越えを果たせる可能性もあるはずで、今後の情報公開が期待されるところです。

韓国でもシリアスゲーム研究の動き

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/10/30153.html
韓国ではシリアスゲームを研究する「シリアスゲームフォーラム」が結成され、その発足式が行われました。

シリアスゲームとは教育や学習などを目的としたゲームのことで、エンターテイメントと教育効果を融合させているのが特徴。大ブームとなった「脳トレ」系学習ソフトは広義のシリアスゲームですし、もっと直接的なところでは食料援助を体験できる『FOOD FORCE』などは分かり易いシリアスゲームといえるでしょう。

フォーラムは医療・教育・公共・エンターテイメントなど5部門から構成されており、会議を通じてシリアスゲームを発展させる戦略を提出していくとのこと。韓国ではシリアスゲームの研究不足が兼ねてから指摘されており、フォーラムではシリアスゲームへの研究を進めていくことでゲーム産業自体の発展にも寄与するとしています。

シリアスゲームの取り組みは全世界的な潮流であり、日本でも学習研究社とスクウェア・エニックスの合弁会社である「SGラボ」が設立されるなど様々なムーブメントが生まれつつあります。「脳トレ」系学習ソフトがブームを起こすなど、シリアスゲームが開花する可能性を秘める日本市場だけに、隣国の「シリアスゲームフォーラム」の設立が良い刺激になることが期待されます。

野球ゲームでアメリカ旅行:隣国の過激なゲームマーケティング

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/10/30154.html
韓国CJインターネットは、オンラインゲーム『魔球魔球』韓国版において、プロ野球チャンネル「Xports」とタイアップキャンペーンを開催すると発表しました。

『魔球魔球』は日本でのサービスも決定しているオンライン野球ゲーム。二頭身の可愛らしいキャラクターが活躍するカジュアル寄りの内容で、球団運営システムやカードゲーム的な要素など様々な趣向が凝らされています。

キャンペーンはアメリカ旅行や野球用具のセットに加え、クイズに正解することでゲーム内マネーも貰えるという韓国らしい内容。今後は北京オリンピックなどのスポーツイベントに合わせたマーケティングを展開していくとのことです。

韓国ではオンラインのスポーツゲームがブームとなっているのは以前からお伝えしている通り。『魔球魔球』も海外サービスにタイアップキャンペーンとかなり積極的な展開を仕掛けてきています。『Free Style』と『NBAストリートオンライン』の対決など話題に事欠かない韓国のスポーツゲーム界ですが、アメリカ旅行を越えるインパクトの景品が出てくるのか否かが注目されます。

『MHF』:海外でも運営ポリシーは変わらず。注目のクローズドβテスト開始

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/10/30167.html
韓国NHNは、オンラインゲーム『モンスターハンター フロンティア オンライン』(MHF)韓国版において、2008年7月10日(木)より第二次クローズドβテスト(正式サービス開始前に、人数を限定して行うテストプレイ)をスタートすると発表しました。

先日行われた第一次クローズドβテストに当選していればそのまま今回のテストにも参加可能。データはそのまま引き継がれているため、継続してのプレイが楽しめます。

プレイヤー同士の集まりである「猟団」(他ゲームでのギルドに相当)が結成可能となり、団員の「ハンターランク」(レベル)の合計が最も高い猟団には専用コントローラーがプレゼントされます。また、ゲームのバグを報告すれば「モンハン」のアイドルであるブタの「プーギー」のフィギュアなどが贈られます。

本家『MHF』は一貫して大規模猟団を優遇する施策を行っていますが、韓国版でも同じ方針がとられる模様。ギルドどうしの対抗戦などは韓国プレイヤーの好むところであるため、猟団結成が大いに盛り上がるのではないでしょうか。とはいえ、正規ルートのハングル版は『MHF』が初めてであり、「モンハン」というゲーム自体に馴染みが薄いのが韓国プレイヤー。日本版では運営サイドが「新人猟団」を結成することで初心者をサポートしていますが、こうした施策が輸入されるのかどうか、今後の展開が期待されるところです。

韓国ネクソン『アラド戦記』のNeopleを買収:巨大なティーン文化圏を築く

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/10/30168.html

韓国ネクソンは、『アラド戦記』を開発したNeople社の株式を50%以上取得し子会社化したと発表しました。

Neople社は横スクロールのアクションRPG『アラド戦記』で大ヒットを飛ばした開発会社。以前から流れていた買収の噂が現実化した形となります。

『アラド戦記』は日韓共にNHNがサービスを行っているのですが、この契約は2009年10月までとなっています。韓国ネクソンによると、『アラド戦記』のサービスに関しては何も決定していないとのことです。もしも運営がネクソンへ移管されるとすれば、サービス内容にも何らかの変化があるかも知れません。

これまでにも韓国ネクソンは『メイプルストーリー』を開発したWizetを子会社化。『マビノギ』のDevCatも『マビノギ英雄伝』を開発するなどアクションRPGに注力しています。韓国での同時接続数20万を記録した『メイプルストーリー』と15万の『アラド戦記』はどちらもティーン層に訴求するタイトルであり、今回の子会社化がティーン文化に与える影響も少なくないのではないでしょうか。

任天堂はコピーを許さない、韓国の不正ツール業者に罰金刑が確定

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/11/30207.html
不正コピーに対する韓国任天堂の取り組みが実を結びました。

ニンテンドーDSでコピーゲームを動かす不正ツールを韓国に輸入しようとしていた業者に罰金刑が確定しました。

韓国任天堂(Nintendo of Korea)は、DS Liteの韓国発売に先駆けて2006年に設立された現地法人。今回の摘発は韓国任天堂が関税庁に協力を要請することによって実現したもの。

韓国任天堂はゲームの不正コピーに対して強い態度で望んでおり、DSのゲームソフトを配布していたサイトを刑事告発しています。任天堂の韓国進出にあたってはコピー対策が急務と言われていましたが、前例ができたことにより摘発がよりスムーズに進むのではないでしょうか。

2007年1月に発売されたDS Liteが12月には100万台を突破し、Wiiが今年4月に発売されるなど任天堂の韓国進出は着々と成果を上げている模様。ゲームを心おきなく楽しむためには不正コピーのないクリーンな環境が一番ということで、今後も韓国任天堂の積極的な動きが期待されるところです。

女の子のみ参加可能:ユニークなテストの集客力は?

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/15/30225.html
韓国RockSoftとGF GAMEは、オンラインゲーム『MOVE UP』韓国版において、女性のみのクローズドβテスト(正式サービス開始前に、人数を限定して行うテストプレイ)を開催すると発表しました。

『MOVE UP』は「ダンスバトルオンラインゲーム」を標榜するダンスゲームで、男女取り混ぜて4人のキャラクターがダンスするという内容。メインとなるダンスはダンサーからキャプチャーしたものが用意されています。クローズドβテストは女性のみが参加可能。女性であれば登録のみでテストに参加することができます。女性プレイヤーをいかに集めるかはオンラインゲームの課題の一つですが、専用のテストを用意するという試みがどのように評価されるのかが注目されるところです。

『MOVE UP』を運営するのは韓国で最大規模の音楽配信サイト「soribada」。ゲームでは同社が所有する多数の楽曲が使用可能となる予定で、音楽の安定供給は同系ゲームへのアドバンテージとなるのではないでしょうか。

お役所がゲームで日本にラブコール 『リネージュII』のユニーク施策とは?

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/15/30246.html
韓国NCsoftはMMORPG『リネージュII』において、ゲームを通じ韓国の食文化を日本へアピールすると発表しました。

韓国農林水産物流公社とNCsoftは共同して日本への広報を強化することに決定。キムチや高麗人参といった韓国の名産品を『リネージュII』に登場させることとなりました。キムチや高麗人参は『リネージュII』ではキャラクターの能力をアップさせるアイテムとして登場するとのこと。ゲーム内イベントを実施するほか、プレイヤーを招待しての韓国ツアーなども予定されています。

農林水産物流公社というお役所がゲームの力でアピールするというのはオンラインゲームとしても珍しい事例。ゲームコンテンツを推す韓国らしい施策で、日本の『リネージュII』プレイヤーの反響がどのようなものとなるかが注目されます。

ヨン様の頭脳ゲーム、手がけるのは『ゼビウス』の遠藤雅伸さん

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/16/30256.html
韓国イエローエンターテインメントは、日本モバイル&ゲームスタジオと共同で「ヨン様」こと韓国の俳優ペ・ヨンジュンさんの頭脳ゲームを開発すると発表しました。

モバイル&ゲームスタジオは『ゼビウス』『ドルアーガの塔』で知られる遠藤雅伸さんが代表取締役を務めるゲーム会社。今回の頭脳ゲームでは遠藤さんが開発総指揮を執ることとなります。ゲームにはヨン様をモチーフとしたテディベア「ジュンベアー」が登場するとのこと。

『ドルアーガの塔〜the Recovery of BABYLIM〜』に続き、伝説のゲームクリエイターである遠藤さんがPC用オンラインゲームの開発に携わるということで、日本のゲームファンにとっても見逃せないトピックとなりそうです。

安全なログインには報酬を 『WoW』のキャンペーンの中身とは

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/16/30257.html
ブリザードエンターテイメントコリアは、MMORPG『World of Warcraft』(WoW)韓国版において、セキュリティシステムを利用しているプレイヤーにプレゼントを行うと発表しました。

『WoW』では、使い捨てパスワード(OTP)を生成する「セキュリティトークン」が販売されているほか、ネットカフェではパスワードの記載された「セキュリティカード」を配布するなどセキュリティの強化に努めています。

今回のキャンペーンは「セキュリティトークン」や「セキュリティカード」を利用しているプレイヤーが対象で、期間中にこれらのセキュリティを使ってログインすると、抽選で携帯電話やブリザードオリジナルTシャツ、『WoW』のアクションフィギュアなどが当たります。

全世界1000万人の会員数を誇る『WoW』だけにRMT(リアルマネートレード。ゲーム内のアイテムやお金を、現実のお金すなわち円で買う行為)の需要も高く、一般プレイヤーのデータもハッカーの脅威にさらされています。高度なセキュリティも使われなければ意味がないというわけで、キャンペーンは防犯意識を高めるのにも役立ちそうです。

初心者育成に給料を 隣国のオンラインゲームに新たな流れ?

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/16/30265.html
韓国JC Entertainmentはオンラインゲーム『Free Style』において、初心者育成に給料を支払うと発表しました。

『Free Style』は日本では『フリスタ!』としてプレイできるストリートバスケのゲーム。今回募集されるのは初心者を育成する教官。資格は34レベル以上のかつ満20歳以上であることで、応募者の中から選ばれた100人は2008年8月1日(金)〜8月31日(日)の期間中、運営側から貸与された特別なキャラクターを使って初心者の育成に励むこととなります。教官には20万ウォン(約2万円)の給料が支給される他、活動内容に応じたインセンティブを受け取ることができます。

『Free Style』はバスケゲームNo.1の座を『NBAストリートオンライン』と争っている状態で、のどから手が出る程に新規プレイヤーと同時アクセス数が欲しいはず。『RF online』韓国版ではゲーム内でプレイヤーを束ねる「族長」に月額38万円の給料を支払うことで大幅にアクセスを伸ばしましたが、『Free Style』の初心者育成制度が果たしてどのような反響を呼ぶのかが注目されます。

本場『リネージュ』で新料金制度 スタイルに合わせて選べるプランとは?

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/18/30292.html
韓国NCsoftは、MMORPG『リネージュ』『リネージュII』韓国版において、新たな料金プランを導入すると発表しました。

これまで両ゲームの韓国版は月額制だったのですが、2008年7月30日(水)からは時間制に特典アイテムが組み合わさった「カラー料金制度」が導入されます。「カラー料金制度」とは色の名前がついた料金プランのことで、「接続時間はそこそこで特典アイテムの多いもの」や、「無制限接続のかわりに特典アイテムが少ないもの」など様々なタイプが用意されています。

30日間で100時間がプレイでき、特典アイテムパックが5つ付く「グリーン」。
30日間で300時間がプレイでき、特典アイテムパックが3つ付く「ブルー」。
30日間無制限でプレイでき、特典アイテムパックが1つ付く「オレンジ」。
以上3プランはいずれも29,700ウォン(約3,000円)。
7日間無制限の「イエロー」が9,900ウォン(約1,000円)。
90日間無制限の「パープル」が70,400ウォン(約7,200円)となります。

特典アイテムパックは『リネージュ』では装備アイテムや経験値アップアイテム、『リネージュII』では帽子やインスタントダンジョン「カマロカ」の入場券、テレポートアイテムなどが提供されます。

プレイスタイルに応じて選べる料金プランにはそれぞれに明確な特徴が存在しており、現地での反応がどのようなものとなるかが注目されます。

FPSで現金ゲット!隣国でストレートなイベント

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/18/30293.html
韓国Freechalはオンラインゲーム『2WAR』において、夏休みのバカンス用に現金を支給するイベントを開催しています。

『2WAR』は第二次世界大戦をテーマとしたFPS(一人称シューティング)。2008年7月27日(日)までの期間中、最も多く経験値を獲得したプレイヤーに30万ウォン(約3万円)の賞金が贈られるほか、新規プレイヤーの中から抽選で2人に5万ウォン(約5,000円)、既存プレイヤーの3人に10万ウォン(約1万円)がプレゼントされます。

『2WAR』では直接的な催しが多く、現在も先着1名に純金ネックレスが当たる暗号解読イベントも実施中。純金の次は現金と分かり易く欲望をそそる方向へと変化しており、ある意味究極のマーケティングといえるのではないでしょうか。

『マビノギ』で映画を 韓国でワークショップが開催

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/18/30302.html
韓国ゲーム産業協会と文化社会研究所は、MMORPG『マビノギ』韓国版をテーマに映画を作るワークショップを開催すると発表しました。

ワークショップは2008年8月1日(金)スタートの全8回。『マビノギ』の画像(グラフィックエンジン)を使って映画を作成します。参加費は無料。希望者は書類提出の後に面接で選出されます。このように既存ゲームのグラフィックエンジンを使って映画を作る形式は「マシニマ」と呼ばれ、ニューヨークで「マシニマ映画祭」が開催された他、日本でも『Second Life』でマシニマを作成するサービスなどが行われています。

既存ゲームのグラフィックエンジンを使うため、通常のCG映画よりも遙かに安価かつ手軽に映画を作ることができるのが「マシニマ」の手法であり、『マビノギ』を題材にどんな映画が生み出されるかが注目されます。

給料のもらえるオンラインゲーム:不正行為急速増加、1万人を処罰

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/18/30307.html
韓国CCRはMMORPG『RF online』韓国版において、不正プレイヤー1万人を摘発したと発表しました。

『RF online』は「族長」に月額38万円の給料を支払うことで話題となったオンラインゲームですが、給料制導入と同時にBOT(自動でモンスターを狩り続ける不正プログラム)などの不正が38%も増加。CCRは1万人を摘発、3452人のアカウントを停止しました。

不正プレイヤー1万人が一度に摘発されるというのはオンラインゲームにおいてもなかなか珍しい事例。3452人もがアカウント停止となっているということは不正プレイヤーの約30%が究極の制裁を受ける重度の不正に手を染めていたということになり、数ばかりか割合の高さも瞠目すべきものがあります。

CCRは給料制導入と不正プレイヤーの増加は無関係としていますが、給料を得られるプレイヤーの条件として「50レベル以上であること」が挙げられており、急速なレベルアップを可能とするBOTの増加と給料制は繋がりがないとは言い切れないのではないでしょうか。

『セカンドライフ』で燃える竹島問題 韓国メーカーの主張とは

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/18/30308.html
韓国ティーエンタテイメントは、『セカンドライフ』(Second Life)において「独島守護アイテム」を配布すると発表しました。

日本と韓国が竹島の領有権を巡って対立しているのは読者諸兄もご存じの通り。竹島は韓国で「独島」と呼ばれているのですが、ティーエンタテイメントは『セカンドライフ』内で「DOKDO IS KOREAN TERRIOTORY(独島は韓国の領土である)」と書かれたプラカード風アイテムを無料配布すると発表しました。アイテムは韓国の地形を再現した地域での配布。ここには「独島」も存在していることでも知られています。

ティーエンタテイメントは韓国で『セカンドライフ』をサービスするオンラインゲーム運営業者。韓国メディアの発表によれば、『セカンドライフ』内の「独島」地域ではこの問題に関する小競り合いも起こっているとされており、日本プレイヤーの接近を阻むサイバー警備システムを導入するための募金運動も行われているとのこと。

日本では政治とゲームは無縁のものとされているのですが、韓国では少々事情が異なるようで、他のオンラインゲームでも「独島」に関するイベントが催されて話題となっています。

『FIFAオンライン2』同時接続数85,000人を突破:日本でのサービス予定も

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/23/30385.html
韓国ネオウィズゲームは、オンラインゲーム『FIFAオンライン2』韓国版において、2008年7月18日(金)〜7月20日(日)の同時接続数が85,000名を記録したと発表しました。

『FIFAオンライン2』はEA(エレクトロニック・アーツ)のオンラインサッカーゲームで、43ヶ国の選手が実名で登場するのが特徴。前作『FIFAオンライン』と並んで韓国のサッカーゲームとしては代表的な位置につけています。日本ではゲームオンが運営する予定。

同じくネオウィズゲームが運営する野球ゲーム『スラッガー』では同時接続数が15,000人に迫る勢い。こちらは韓国ロッテジャイアンツと一年間に渡る長期間コラボレーションを開催。同球団の地元である釜山からの会員が大幅に増加したとのこと。

一度築き上げた地位はなかなか崩れないのがオンラインゲーム界の特徴なので、『FIFAオンライン2』と『スラッガー』は共に長期政権を樹立することとなりそう。特に『FIFAオンライン2』は日本でのサービス予定もあるため、今回の記録からすると大いに期待できるのではないでしょうか。

『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』が隣国でも正式サービス、注目の料金形態は?

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/24/30408.html
韓国NHNはMMORPG『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』韓国版において2008年7月31日(木)より正式サービスを開始すると発表しました。

『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』は欧米で開発された「ロード・オブ・ザ・リングス」をベースとしたMMORPG。オンラインゲームの料金形態といえば欧米では月額制が主流で韓国では基本無料+アイテム課金がメインとなっていますが、『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』では月額制を採用。30日で19,800ウォン(約2000円)、90日が49,800ウォン(約5000円)。日本では月額1,500円ですから、韓国の方がやや高めということになります。

無事に正式サービスに漕ぎつけた『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』韓国版、同国では珍しくなりつつある月額制だけに、サービスの充実と安定がキーワードとなりそうです。

『バブルファイター』:競争率6倍のクローズドβテストを開催

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/24/30419.html

韓国ネクソンはオンラインゲーム『バブルファイター』において2008年7月24日(木)よりクローズドβテスト(正式サービス開始前に、人数を限定して行うテストプレイ)を開始すると発表しました。

『バブルファイター』は水鉄砲で撃ち合うカジュアル系アクションシューティング。仲間同士のチームワークが重要で、撃たれて水玉に閉じこめられた味方を助け出すことも可能。クローズドβテストは7月24日(木)〜7月30日(水)の開催で、5,000人のテスター募集に30,000人の応募が集中する狭き門となりました。

バグ報告やアンケートへの回答などをすることで、抽選で任天堂Wiiや液晶モニターがもらえるほか、積極的にテストに参加すれば、以降のイベントなどに優先参加できる「優秀テスター」として認定されます。

先日発表された「ケロロ軍曹」のアクションシューティング『ケロロ・パンパン』と近いジャンルだけに、どちらが勝つか興味深いところでしょう。

NCsoftのダンスゲーム『ラブビート』、フリーオープンベータテストの日付が決定

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/26/30442.html
韓国NCsoftはオンラインゲーム『ラブビート』において2008年8月21日(木)よりフリーオープンベータテストを開催すると発表しました。

『ラブビート』は可愛らしいキャラクターたちがダンスやオシャレを楽しむ、いわゆるリズムゲーム。対戦やカップルモード、合コンモードなど多彩なゲームモードを搭載しており、様々なスタイルでプレイすることができます。

韓国や中国といったアジア圏ではコミュニケーションツールとしてのダンスゲームが大人気。MNET MEDIAの『クラブデーオンライン』、エムゲームの『ポップステージ』、RockSoftとGF GAMEの『MOVE UP』など新規参入タイトルもしのぎを削り合っている状態となっており、この混戦状態に突入する『ラブビート』にどのような策があるのか、大手NCsoftの手腕が注目されます。

『ケロロファイター』公式サイトに1日36万名が訪問

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/28/30455.html
韓国Goorm Interactiveは、オンラインゲーム『ケロロファイター』において、公式サイトの1日のUV(ユニークビジター)が36万名に達したと発表しました。

『ケロロファイター』は日本の人気マンガ「ケロロ軍曹」を原作とした乱闘系ゲーム。ケロロたちが多人数で大乱闘を繰り広げます。ユニークビジターとはサイトの訪問人数を数えるやり方。同じ人が何度サイトを見ても1名と数えるというもので、公式発表通りだとすると36万名がサイトに訪れたこととなります。

これは2008年7月26日(土)の記録で、アイドルグループ「ワンダーガールス」を始めとした現地のスター達が『ケロロファイター』でユーザーと直接対決するというイベントが行われた日。「ケロロ軍曹」+スターの相乗効果で、これまでの25万名を大きく越えた記録となりました。なお、『ケロロファイター』では会員数が230万名を突破しているとのことで、今後の展開が期待されるところです。

隣国の正統派音ゲー『EZ2ON』公開テストを開催

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/28/30462.html
韓国ドリームラインはオンラインゲーム『EZ2ON』において、2008年7月31日(木)より公開テストを開始すると発表しました。

『EZ2ON』は韓国のアーケードゲーム「EZ2DJ」をオンライン化したもので、タイミングを合わせてキーを押すと音楽が演奏される、いわゆるリズムゲーム。

「EZ2DJ」は1999年から続くシリーズで、これまでにも10作近くをリリースしているいわば老舗。コナミとの経緯もあり、名前を聞いたことのある音ゲーファンも多いのではないでしょうか。公開テストでは、5つのキーを使う5keyモードを実装、よりマニアックなプレイが楽しめるようになります。また、インターフェース関連も大幅に変更されています。

これまでのシリーズは家庭用機へは移植されていませんでしたが、『EZ2ON』は初めて家庭で楽しめるゲームとなります。他のオンラインリズムゲームと比べると見た目的にオーソドックスですが、アーケードからの移植ということで独自の層を期待できるのではないでしょうか。

『クロノス』MMORPGの本場北米へ進出

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/29/30474.html
韓国リザードインタラクティブは、MMORPG『クロノス』韓国版において2008年8月より、北米を対象としたクローズドβテスト(正式サービス開始前に、人数を限定して行うテストプレイ)を開催すると発表しました。

『クロノス』は日本では『眠らない大陸クロノス』としてサービスされているMMORPG。正統派のファンタジー世界を舞台とし、城を奪い合う「ユニオンウォー」やプレイヤーと共に成長する「成長武器」など韓国系MMORPGの基本に忠実な内容となっています。

運営のアエリアゲームズは『クロノス』の他にも『ゴールドスラム』『ラストカオス』などの韓国系ゲームを運営している会社。MMORPGの本場である英語圏への進出がどうなるかは、リザードインタラクティブと同社とのコンビネーションが鍵となりそうです。

韓国ネクソン「独島守護アイテム」を配布完了

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/29/30478.html
韓国ネクソンはオンラインゲーム『クレージーアーケードBnB』において「独島守護アイテム」の無料配布を行いました。

『クレージーアーケードBnB』は時間で破裂する水風船を武器に二頭身のキャラクターたちが迷路で戦うオンラインアクションゲーム。「独島守護アイテム」はプレイヤー表示画面の背景を太極旗の掲げられた「独島」とするもの。

数量限定で用意された「独島守護アイテム」は2008年7月25日(金)より配布され、約4日後の7月29日(火)に全て配布終了したとのこと。本来は8月3日(日)まで配布されるはずだったものですが、5日早い予定数量消化となります。

日本でいう「竹島」は韓国では「独島」と呼ばれています。日本海にあるこの島、両国が共に領有権を主張しているのはご存じの通り。

韓国側はオンラインの世界でも「独島」に関する主張を繰り返しており、最近も『セカンドライフ』にてスローガンの書かれた「独島守護アイテム」が無料配布されたばかり。韓国では毎年10月に「独島の月」が予定されているのですが、せめてゲームの世界では静かであることを祈るばかりです。

本場『マビノギ』がついに無料化 有料プランを無料とするキャンペーン

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/30/30498.html
韓国ネクソンはMMORPG『マビノギ』韓国版において2008年8月1日(金)より無料化記念キャンペーンを開催すると発表しました。

『マビノギ』韓国版では無料なら1日2時間、有料なら24時間プレイできるという形態となっていましたが、8月1日(金)からは基本無料+アイテム課金となります。これを記念してキャンペーンがスタート。8月1日(金)〜8月4日(月)の期間中は通常なら有料の「プレミアムパック」のサービスが無料に。キャラクターの誕生日にアイテムがもらえる「ナオの誕生日プレゼント」や「経験値10%アップ」「持ち物枠の拡張」などの恩恵が受けられます。

これまでの『マビノギ』韓国版は28日で18,480ウォン(約1,800円)の料金プランが一般的だったのですが、これからは無料で24時間プレイが楽しめるようになります。月額制の老舗『ラグナロクオンライン』でも部分的に無料サーバーを導入したのに続いて、有料サービスを堅持してきた『マビノギ』もついに無料に。韓国のオンラインゲーム界では無料化は避けられない流れのようですが、料金形態の変更に伴いゲーム世界にどのような変化が訪れるかが注目されます。

FPS『A.V.A.』の新要素は日本プレイヤーを意識?

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/31/30501.html
韓国NeoWizはオンラインゲーム『A.V.A.』においてAIを相手とする新モードを実装すると発表しました。

『A.V.A.』は現代戦をテーマとしたFPS(一人称シューティング)で、日本でのサービスも予定されています。通常は人間どうしが対決するのですが、新モードではAI操るキャラクターVS4人のプレイヤーという構図となります。AIを倒すと体力回復や弾薬アイテムが出現するため、よりアグレッシブなプレイが可能に。プレイヤーの人数が4人と限られているためチームワークも重要となりそうです。

また、初心者向けとして一度やられて復帰する際、スコアに応じて体力ゲージが増減する機能が追加されます。これらのモードが日本版のクローズドβテスト(正式サービス開始前に、人数を限定して行うテストプレイ)時に実装されるかどうかは不明。FPSでは基本的に対人戦がメインとなっており、一部のゲームでお遊び的に対AIサーバーが設置される程度ですが、協力モードは日本プレイヤーが好みそうな要素だけに、日本版での実装が期待されるところではないでしょうか。

隣国の新トレンドは有料&無料?『R2』の新施策

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/31/30514.html

韓国NCsoftは新作オンラインゲーム『メタルブラック オルタネイティブ』の情報を公開しました。

『メタルブラック オルタネイティブ』はSFがテーマとなった見下ろし型視点のアクションシューティングで、様々な銃器を装備した兵士を操り無数の敵を打ち倒していくという内容。これは少し前にアーケードゲームでよく見られたジャンルで、互いの姿が見やすく多人数プレイに適した形態となっています。

アクション性が高い内容となっているようで、無数のミサイルを放ったり、ステルス状態となった兵士が敵の体に爆弾を仕掛けたり、周囲から迫る敵に回転して銃撃したりといった派手な動きが可能となっています。また、キャラクターの成長要素なども存在する模様です。

重厚長大のMMORPGを得意としてきたNCsoftには珍しいタイプのゲームということで、新作の武侠MMORPG『ブレードアンドソウル』とあわせて気になるタイトルが増えたようです。

NCsoft最新作はSFシューティング?『メタルブラック オルタネイティブ』の情報を公開

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/31/30513.html

韓国NCsoftは新作オンラインゲーム『メタルブラック オルタネイティブ』の情報を公開しました。

『メタルブラック オルタネイティブ』はSFがテーマとなった見下ろし型視点のアクションシューティングで、様々な銃器を装備した兵士を操り無数の敵を打ち倒していくという内容。これは少し前にアーケードゲームでよく見られたジャンルで、互いの姿が見やすく多人数プレイに適した形態となっています。

アクション性が高い内容となっているようで、無数のミサイルを放ったり、ステルス状態となった兵士が敵の体に爆弾を仕掛けたり、周囲から迫る敵に回転して銃撃したりといった派手な動きが可能となっています。また、キャラクターの成長要素なども存在する模様です。

重厚長大のMMORPGを得意としてきたNCsoftには珍しいタイプのゲームということで、新作の武侠MMORPG『ブレードアンドソウル』とあわせて気になるタイトルが増えたようです。

「オンラインゲーム一週間」:無料と有料の並列制、ゲームの老後

http://www.inside-games.jp/article/2008/08/02/30561.html
北京オリンピックまで一週間と迫りあわただしい昨今ですが、オンラインゲームの世界にもいくつか大きな動きがありました。

韓国ネクソンはMMORPG『マビノギ』韓国版において2008年8月1日(金)より無料化記念キャンペーンを開催。無料だと1日2時間、標準的プランで月額約1,800円という変則的なシステムの『マビノギ』も無料に統一されます。

他のゲームに先駆けて月額制サーバー+無料サーバーの並列制へ移行した『ラグナロクオンライン』韓国版ですが、無料サーバーにおいて有料の「プレミアムサービス」を導入。購入することで経験値とアイテムドロップ率がアップし、さらに24時間有効の追加サービスも利用することができます。

『ラグナロクオンライン』韓国版に追随するかの如く月額制サーバー+無料サーバーの並列制へ移行するのが『R2』(Reign of Revolution)韓国版。月額制サーバーでは約2,000円のプレイ料金が「オープンサーバー」では無料となります。

無料化に絡むニュースが一週間で3本も飛び込んでくる辺り、今週は正に無料化ウィークとでもいったところでしょうか。ここで重要なのは『ラグナロクオンライン』と『マビノギ』の無料化です。どちらも日本でも知名度が高く、月額制を堅守してきたゲーム。まさかここが無料化することはないだろう……ともいわれてきた老舗です。2006年辺りから同時接続数(ゲームに同時に接続しているプレイヤー数。入会後の状況を問わない会員数とは違い、オンラインゲームの実質的な人気の尺度といわれる)を伸ばすための切り札として導入されてきた無料化ですが、ある程度の年数が過ぎたところで完全無料化もしくは並列制となるのが既定路線となるのではないでしょうか。老舗タイトルの「老後」が示されたというわけです。ここで「老後」という単語を使うのはリスペクトの意味もあります。半年程度でのサービス終了や、生まれる前の計画段階で話が消えることも珍しくないオンラインゲーム界で、長寿かつ老いることができるのはゲームが持つ魅力が優れているということなのですから。

『ラグナロクオンライン』と『マビノギ』という二大ゲームすら無料を視野に入れたことで、もう一度「オンラインゲームにおけるお金の払い方」が議論されるべきでしょう。一つのゲームに無料の会員と有料の会員が存在する並列制は一見混乱を招きそうに見えますが、『ラグナロクオンライン』では並列制導入後に同時接続数がアップし無料サーバーを増設するほどの勢いとなりました。無料サーバーは経験値やアイテムドロップ率が低く抑えられているため、これを補強するのが「プレミアムサービス」。そして「プレミアムサービス」以上の経験値やアイテムドロップ率が得られるのは月額制サーバー。完全無料化でなく並列制とすることで、本来の主力層である月額制サーバーに高級感を持たせることに成功したというわけです。自分は高級なサービスを受けていると思うことは、気持ちよくお金を払う上で非常に重要なポイント。対応の悪い町のラーメン屋に払う500円は惜しいけれど、一流レストランには一万円を気持ちよく出せたというのは誰にでもある経験ではないでしょうか。

これまでの無料ゲームでは、無料状態でアイテムの所持数や武器の強さに制限を付け、更なる強さと快適さを求めてお金を払うという形態となってきました。有料のアイテムやサービスが限りなく強く便利に設定された場合、常識外れの金額を支払ってしまうケースが問題視されてきました。並列制はこの問題を解決する鍵ともなり得るのではないでしょうか。有料サーバーのサービスを最上のものとし、それ以上はお金がかからないということにすれば、安心してお金を払うことができるのではないでしょうか。現在、無料でプレイしていた人が有料アイテムを購入する時には、大きな心理的な壁を乗り越える必要があります。「ハマってしまったらどうしよう」「有料アイテムがさらに過激化したらどうしよう」、こうした心配に自分の中で折り合いを付けなければならないのです。しかし、ここで上限が決まっていればどうでしょう。無料サーバーでアイテムを買い続けるより、有料サーバーへ移った方がお得ということが明示されていれば、ひと月にかけられるお金の上限が極められていれば、最初に有料アイテムを買う一歩も踏み出しやすくなるのではないでしょうか。

並列制のためにはゲームが魅力を備えていることが必要となります。最終的には月額を出してもいいと思わせる内容でなければなりません。これは困難ではありますがひどく理不尽な注文というわけではありません。ここをきちんとしていれば、『ラグナロクオンライン』のような並列制や、『マビノギ』のような段階を踏んでの無料化で、ゲームとして幸せな晩年を過ごすことができます。若い頃の苦労が幸せな老後の礎となるのはゲームの世界でも同じなのではないでしょうか。

“韓国バスケ戦争”:北京オリンピックに合わせてプレゼント攻勢

http://www.inside-games.jp/article/2008/08/03/30566.html
韓国ネオウィズゲームは、オンラインゲーム『NBAストリートオンライン』において、2008年8月1日(金)より公開テストを記念したキャンペーンを開催すると発表しました。

『NBAストリートオンライン』は、NBA公認のオンラインバスケットボールゲームで、家庭用ゲーム『NBAストリートコート』がベースとなっています。

キャンペーンでは任天堂Wiiや電動スクーター、液晶モニター北京への旅行券などが当たるほか、北京オリンピックでのメダル獲得数に応じてプレイヤーにゲーム内マネーがプレゼントされます。

『フリスタ!』こと『Free Style』を猛追、オンラインバスケットボールゲームの王座を目指す『NBAストリートオンライン』、ついに公開テストへ突入して本格的に始動した感があります。プレゼント攻勢は韓国オンラインゲームの常としても、液晶モニターや電動スクーターはもらって嬉しいちょっとリッチな賞品。北京オリンピックに合わせた“時事ネタ”イベントで『Free Style』の王座を奪えるかどうかが見所となりそうです。