Activision BlizzardNEWS2010-2

Last-modified: 2010-11-14 (日) 04:52:53

「ウチのゲームは人気なのに取り分が少ない」 ― 大手ゲーム会社のボスが苦言 7/7

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=1837
大手ゲーム会社のボスは「自分たちの取り分が少ない」と感じているようです。

ActivisionのCEOであるBobby Kotick氏はフィナンシャルタイムズに対し、据置ゲーム機のネットワークの閉鎖性に関して語っています。

「Xbox LIVEユーザーの60%が我が社の『コール オブ デューティ』で遊ぶために加入していると聞くが、我々はその金の流れに全く関与していない。我々はXbox LIVEで遊ぶ何百万ものプレイヤーに更なる価値を提供できて嬉しいが、これは我々のネットワークではないのだ」

氏は据置ゲーム機のネットワーク機能を「壁に囲い込まれた庭」と表現。その閉鎖性を打破すべく、TVに直接繋ぐPCを作るような試みを「非常に熱烈に」サポートするとしています。

『コール オブ デューティ』シリーズは2009年11月~2010年4月の間に17億時間オンラインで遊ばれ、最新作『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』は既に2000万本を販売しているといいます。

『コール オブ デューティ』シリーズの人気がXbox LIVEを牽引しているのか、他のゲームでもオンラインで遊べる相乗効果が人気に繋がっているのかは証明が難しいところですが、各社ユーザーの囲い込みを考えているだけに、Activisionの次の一手には注目かもしれません。

DJ Hero moves 1.2M units despite slow startJuly 7th, 2010 @ 19:06

By Stephany Nunneley
http://www.vg247.com/2010/07/07/dj-hero-moves-1-2m-units-despite-slow-start/

「悪い評判をなんとかしたい」米アクティビジョン2010年7月16日(金)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=1863
Activision PublishingのCEOであるEric Hirshberg氏は自社ゲームの評判に問題があるとするコメントを発表しています。

「確かに、ハードコアゲームにおけるブロガーのコミュニティ(ブロゴスフィア)には我が社のゲームの評判に関する問題があると思います。逃れられない論争の空気がそこにあります。消費者コミュニティでよくあることとは思いませんし、修正すべき何かがあると考えます。世界で最も愛されるゲームを多数擁する会社には、ゲーマーの間でそれにふさわしい評判があるべきです」

氏はプレイステーション3においてKevin Butler氏をイメージキャラクターに据えた広告キャンペーンを手がけました。一人のキャラクターに色々な宣伝をさせることは、ゲームごとに異なった広告を展開するのに対して「相当の価値がある」とButler氏は語ります。

「どんな業界にも、島国的で内向的で自己言及的になる傾向があると思います。他のやり方に目を向けることは斬新なアイデアを得る方法で、こうした習慣は誤りを捨て去る効果があります」

インターネットの声をどう扱うかについては多くのメーカーが悩んでいる模様。
しかし自社製品の悪評に関し「よくあることとは思わない」というのは勇気ある姿勢といえるでしょう。

ActivisionのソーシャルメディアマネージャーであるDan Amrich氏はFacebookの「Activision とBobby Kotickに抵抗するゲーマーの会」に参加して対話を試みていますが、こうした取り組みが多角的になることには一定の効果があると考えられます

『StarCraft II』の開発費用は1億ドル以上-海外メディア報道7/18

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=1868
http://www.gamespot.com/news/6269369.html
海外でのリリースが目前に迫り、先行ダウンロードがスタート、動作環境も明らかになったBlizzardの人気RTS待望の続編『Starcraft II: Wings of Liberty』。

今週Wall Street Journalが報じたところによれば、Activision Blizzardが本作に投じた開発コストは実に1億ドル以上に及ぶそうです。この1億ドルという数字は、マーケティング費用などを除く純粋な開発費用とのことで、開発コスト6,000万ドルと言われた『グランツーリスモ5』を上回り、あの『GTA IV』とも肩を並べる規模に。

Activision BlizzardのCEO Bobby Kotick氏は、『StarCraft』フランチャイズを同社の7つ柱の1つとして分類しており、『Call of Duty』、『Guitar Hero』、『World of Warcraft』、『Diablo』、Blizzardの新MMOG、Bungieの新IPと並んで、5億ドルから10億ドルの利益ポテンシャルを持つと考えているようです。

【ゲームニュース一週間】ゲームに対する不満の声、制御ではなく対話を

http://www.inside-games.jp/article/2010/07/19/43266.html

今週はゲームの評判に関するニュースが二つ見られました。

Activision PublishingのCEOであるEric Hirshberg氏は、ブログ界隈で自社ゲームの評判に問題があることを認識していると語っています。

「確かに、ハードコアゲームにおけるブロガーのコミュニティ(ブロゴスフィア)では、我が社のゲームの評判に関する問題があると思います。消費者コミュニティでよくあることとは思いませんし、修正すべき何かがあると考えます。世界で最も愛されるゲームを多数擁する会社には、ゲーマーの間でそれにふさわしい評判があるべきです」

米国の調査会社のEEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)のアナリストであるJesse Divnich氏は、パブリッシャーがゲームのレビューに干渉することを戒めています。

「もしゲームが誇大広告されるなら、消費者は友人にそれを勧めてしまうでしょう。メディアがゲーム産業で影響力を持つのは、消費者とプロのゲーム評論家の間に強い信頼の絆があるからだということを心に留めておく必要があります。もしメディアやパブリッシャーがレビューの過程に手を入れるなら、消費者との関係を悪化させるだけです」

ゲームが発売されれば賞賛と同時に不満の声が上がります。しかし、不満がある程度以上続くのならそこには原因があるはずです。Activisionはこうした問題を認識しているようで既にソーシャルメディアマネージャーであるDan Amrich氏が自社を嫌う人々のコミュニティに参加して対話を試みています。

こうした取り組みが100%の効果を発揮し、不満の声が消え去る日は来るのでしょう。答えは“NO”で、不満の声が消える事の方が危険です。

口コミが賞賛のみで満たされるならパブリッシャーにとってこれほど望ましいことはないでしょう。高評価のレビューと購買行動には相関関係があるとする調査結果もありますから、賞賛の声がどんどん売上を伸ばしてくれるはずです。

ですが、賞賛以外の声がない様なゲーム、10人が10人満足するようなゲームはあり得るのでしょうか?人には好みがありますから、どこかに不満点が出たとしても、それは自然なことなのです。

ゲーム業界においてレビューや口コミは有効な宣伝媒体の一つ。その有効性は「発言が自由であること」から生まれているのです。有効性の神話が一度失われたなら回復は容易ではないでしょう。

今は不景気のまっただ中ですから、プラスに働く可能性がある要素は温存するに越したことはありません。不満の声を制御するのではなく、あくまで対話と対処を試みること。Activisionの施策が制御に傾くか、対話へ向かうのか。他のパブリッシャーにとっても注目のケースではないでしょうか。

Infinity Ward社員約40名がアクティビジョンを訴訟、賠償額は5億ドル以上?

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=1533
スタッフの集団離脱に拍車がかかるInfinity Wardですが、アクティビジョンとのいざこざは悪化の一途を辿っているようです。LA Timesの報道によれば、同スタジオの40名近いスタッフが、パブリッシャーに対し契約違反やロイヤリティーの支払いを求めて集団訴訟を起こしたとのこと。

訴訟を起こしたのは、現役スタッフ17名と既に退社している元スタッフを合わせた総勢38名のInfinity Ward社員グループ(IWEG)で、これは『Modern Warfare 2』開発チームの40%にあたる人数。

訴えの内容によれば、アクティビジョンはInfinity Wardに不適切な契約を結ばせ、同スタジオの社員が望まない形で『Modern Warfare 3』の制作を強要し、将来の利益を得ようとしていたとのこと。Infinity Wardのスタッフはアクティビジョンに対し、最大で1億2500万ドルのロイヤリティーや5億ドルにも及ぶという損害賠償の支払いを要求しています。

一方、この訴訟を受けアクティビジョンの幹部から声明が発表。それによると、同社は『Modern Warfare 2』のボーナス支払いの時期や金額を慎重に検討しており、これまでも契約や法律に基づいて常に行動してきたと主張。法廷でも正当性を認められるべきだと述べています。

『WoW』、『SC2』のブリザードからコンソール向けのプロジェクト?

http://www.kotaku.jp/2010/07/blizzard_console.html
http://www.mcvuk.com/news/40183/Blizzard-teases-console-projects
MCVによると、『ウォークラフト』や『スタークラフト』で知られるブリザード・エンターテインメントは、PCゲームだけでなく、コンソール向けのゲームも作って行こうと考えているそうです。

その昔、ブリザードが、まだシリコン&シナプス社という会社だった頃は『Rock N' Roll Racing』を始め、スーパーファミコン用ソフト等も手がけていたのですが、現在ではPCゲームソフトの制作がメインになっています。

爆発的人気を博しているPCゲーム制作スタジオが、どうしてコンソールゲーム制作を考え始めたのでしょうか?

ブリザードのマイケル・ライダー副社長兼内部オペレーションMDが今後の方向性について語りました。

私たちの歴史はコンソールに遡ります。

ブリザードが設立された初期の頃にはコンソールゲームを作っていました。しかし、それは古くなったからやめたわけではなく、デザイン上の決定であり、私たちは何がプレーヤーにとって重要なのかを考た結果です。

昨今ではPCやオンライン中心でした。しかし、私たちはブリザードで様々な種類のゲームもプレイします。私たちは何でも学ぼうとしています。コンソールゲームもプレーするし、家庭用ゲーム機に関しても良く知っています。

もし、ゲームデザインが家庭用ゲーム機で上手く行くと思えば、そちらの方向へ進むでしょう。まだ何も発表はしていませんが。

今後の発表に注目ですね。

『StarCraft II: Wings of Liberty』がPCゲームのセールス記録を樹立

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=1935
2010年8月4日(水) 09:54
Blizzard Entertainmentは、日本を除く世界各国で7月27日に発売した『StarCraft II: Wings of Liberty』が、リリースから24時間で100万本のセールスを記録し、2010年のベストセラーPCゲームになったと発表しました。また、ストラテジーゲームとしては過去最速となる48時間で150万本の記録も樹立したとのこと。

発売日には世界各地の8,000を超える店舗が深夜から販売を開始、複数の店舗で発売記念イベントが実施されるなど盛大なローンチを飾っています。

業界関係者からは将来のセールスが450万~650万本に達するとの予想もあり、今後も勢いは止まりそうにありません

Activision、『Call of Duty: Black Ops』のローンチに過去最大の投資

http://gs.inside-games.jp/news/243/24392.html
http://www.gamasutra.com/view/news/29781/Call_of_Duty_Black_Ops_Launch_Activisions_Biggest_Investment_Ever.php
ActivisionのCEOであるBobby Kotick氏は第2四半期の決算報告に続くアナリストコールにて、今年11月に発売が予定されているCall of Duty: Black Opsのローンチには過去最大の投資を行うと話しました。またKotick氏は次のように述べ、本作に対する自信を見せています。
「本作は信じられないほど幅広い魅力を持ってるだけでなく、コアユーザーに対する多数のユニークな機能を備えています」
本作の発売一ヶ月前(10月12日)にはライバルとなりうるMedal of Honorが発売されますが、Kotick氏は“多くの競争が今まで以上にユーザー基盤を広げる可能性がある”と話しており、競争が作品に対して良い効果をもたらすと考えているようです。

果たしてCall of Duty: Black Opsは周囲の大きな期待に答えることができるのでしょうか。ちなみにTreyarchのコミュニティマネージャーJosh Olin氏は、本作の予約注文数がこれまでに発売されたCall of Dutyタイトルの予約注文数を全て上回っている事を明らかにしています。

決算Q2

当四半期()内は前年度
総売上・・・96.7億USドル(10.38億USドル)
純利益・・・2.19億USドル(1.95億USドル)

6ヶ月累計
総売上・・・22.75億USドル(20.19億USドル)
純利益・・・6億USドル(3.84億USドル)

Activision Increases Quarterly Profits As Online Revenue Grows
http://www.gamasutra.com/view/news/29632/Activision_Increases_Quarterly_Profits_As_Online_Revenue_Grows.php
Major publisher Activision Blizzard saw its second quarter profits grow 12 percent year-over-year to $219 million, in no small part due to its "focused effort to increase digital revenues," which carry a higher profit margin, the company said today.

In the three-month period that ended June 30, total revenue was down 7 percent to $967 million, from $1.04 billion in the same quarter last year, but online revenue was actually up by 20 percent, providing a profit margin boost.

Activision did not provide a specific financial breakdown between its digital and retail sales performance, but the company claimed that "Q2 sales from online channels exceeded retail sales for the first time" -- an extremely uncommon milestone for such a large publisher.

Despite the profit growth, Activision didn't hit Wall Street analyst estimates, which send the company's stock price down around 6 percent late in the trading day.

The Call of Duty franchise was a star performer for Activision during this quarter, with the company calling it the number one third-party franchise and the number three overall franchise by NPD's calculation. Modern Warfare 2's lucrative map packs, which recently contributed to a 20 million units sold milestone for franchise DLC, are very likely a big part of why Activision saw such a boost in digital revenues.

Blizzard was also cited as a top performer, with its catalogue titles World of Warcraft: Wrath of the Lich King, World of Warcraft Battle Chest, and Diablo Battle Chest. Activision also trumpeted the 1.5 million units sold so far of StarCraft II, but those sales will not impact financials until the end of the current quarter.

"Our quarterly results were fueled by continued strong consumer response to Activision Publishing's Call of Duty franchise and Blizzard Entertainment's World of Warcraft," said CEO Bobby Kotick in a statement. "For the first and second quarters, we outperformed our earnings per share outlook, and we grew our operating margin year over year for the six month period, driven by our focused effort to increase digital revenues."

"There are clearly more opportunities than ever before to create gre
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StarCraft II shifts 3m copies9/1

http://www.mcvuk.com/news/40688/StarCraft-II-shifts-3m-copies

  • 『StarCraft II: Wings of Liberty』が発売から1ヶ月で300万本のセールス達成

http://gs.inside-games.jp/news/247/24740.html
http://www.businesswire.com/news/home/20100901005676/en/StarCraft%C2%AE-II-Wings-Liberty%E2%84%A2-One-Month-Sales-Break
Blizzard Entertainmentは、7月27日にリリースしたStarCraft II: Wings of Libertyが、発売から1ヶ月で300万本のワールドワイドセールスを達成したと発表しました。

発売から24時間で100万本、48時間で150万本のセールスを記録し、リアルタイムストラテジージャンルの作品としては過去最速のペースで売れていた本作。早くも2010年のベストセラー作品の座を維持しています。

BlizzardのCEO Mike Morhaim氏は今回の記録について、「楽しくて遊びやすいバランスの取れたゲームプレイ体験を提供することは我々にとって非常に重要なことです。世界中のユーザーが本作を強く受け入れているのを見るのは大変喜ばしいです」とコメント。

今月には待望のバランス調整パッチが配信予定で、セールス好調の勢いはまだ続くのではないでしょうか。

「リメイクは知名度で決まっただけ。ゲームに情熱がない」オリジナル版のスタッフが『ゴールデンアイ 007』にもの申す

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/08/44234.html

名作FPSのスタッフは、リメイクにもの申すようです。

『ゴールデンアイ 007』はNINTENDO64用の名作FPS(一人称シューティング)。ファンの希望が叶い、ついにWiiでリメイクされることとなりましたが、元スタッフには不満があるようです。

オリジナル版のデザイナーであるMartin Hollis氏は、Official Nintendo Magazineに対し、以下のように語っています。

「今回のリメイクはこんな風に決まったんじゃないでしょうか。“これはネームバリューがあるから、使ってみよう”。私はActivisionの上層部がオリジナル版のゲームに興奮して正当に扱っているようには思えないんです。事実、彼らがどんなゲームに興奮しているところも想像できません」

ただ、リメイク版を作成するEurocomのスタッフに対しては「私は彼らを知ってますが、良い会社だと思いますし、ベストを尽くしてくれたと思います」と賞賛しています。

Wii版は黄金銃ならぬ黄金パッドを同梱、主役を最新のボンドであるダニエル・クレイグ氏にするなど話題を呼んでいますが、オリジナル版のスタッフには様々な感慨があるようです。

果たしてWii版はファンやオリジナル版スタッフの期待に応えられるものになるのか、11月の発売日が待たれます。

Bungie、アクティビジョン新規IPのために独自のゲームエンジンを開発中2010年9月14日(火)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2140
http://www.develop-online.net/news/35837/Bungie-building-new-engine-for-Activision-project
アクティビジョンと10年間の販売契約を結び、マルチプラットフォームの新規フランチャイズ開発を発表したBungieですが、その新作では全く新しいゲームエンジンを採用するそうです。

同スタジオのコミュニケーションマネージャーであるBrian Jarrard氏がDevelopのインタビューで語ったところによれば、新エンジンの開発は既に始まっており、現在は試作段階の最終ステージにあるとのこと。

180名ものスタッフが在籍するというBungieですが、『Halo: Reach』の開発が完了したことで、いよいよチーム全体が本格的に新プロジェクトに取り組むことになるようです。

ActivisionBlizzardが米国の教育プログラムに参加

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/29/44693.html
ActivisionBlizzardは教育にも力を入れていくようです。

ActivisionBlizzardは教育プログラム「Change The Equation」への参加を表明しました。

「Change The Equation」は、米国でSTEM(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学)教育を振興する非営利の教育プログラム。既にインテル、コダック、ゼロックス、Time Warner Cableなど100社が加入しており、教育の改善による米国の競争力アップを目標としています。

ActivisionBlizzardは、学生の興味を科学とテクノロジーに引きつけ、ゲームを教育に活用する方向で活動を進めていくとのこと。

同社のチーフパブリックポリシーオフィサーであるGeorge Rose氏は「我々の参加は学生の役に立つばかりでなく、経済を復興させ、競争力を上げる役に立つだろう」とコメントしています。

今回のケースは米国での出来事ですが、日本でもこういったゲーム会社の社会参加が増えていくといいですね。

ActivisionがNASCAR公認レースゲーム『NASCAR The Game 2011』を発表2010年10月01日

http://gs.inside-games.jp/news/251/25131.html
http://www.shacknews.com/onearticle.x/65816
パブリッシャーのActivisionは米国最大のストックカーレース“NASCAR”の公認レースゲーム、NASCAR The Game 2011を発表しました。本作でプレイヤーは自身または実在のプロドライバーの一人としてNASCAR Sprint Cup Series Championshipに参戦できるのだそうです。

本作では22の実在コースを収録し、NASCARのリアルな雰囲気を再現。プロドライバーのAIもそれぞれの動きを再現しレースを盛り上げます。また最大16人までのオフライン/オンラインマルチプレイヤーも搭載。経験値を稼いでアンロックアイテムを入手する事もできるようです。

開発はBig Mutha TruckersやPimp My Rideなど数々のレースゲームを手がけたイギリスのデベロッパーEutechnyxが担当。Xbox 360/PS3/Wiiで2011年2月に発売予定となっています。

なお10月3日にはモータースポーツ専門チャンネルSPEEDの“NASCAR RaceDay”にてゲームの映像が公開されるとの事です。

Activision BlizzardとElectronic Artsの大人げない舌戦

http://www.next-gen.biz/news/kotick-ea-is-suffocating-studios
http://www.industrygamers.com/news/ea-fires-back-at-bobby-kotick/
http://gamasutra.com/view/news/30648/
http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2010100102/
 Activision BlizzardとElectronic Arts。世界に名だたるサードパーティ・パブリッシャの2大巨頭が、大人げない舌戦を繰り広げている。

 事の発端は、Activision BlizzardのCEO・Bobby Kotick氏が、ゲーム誌“Edge”とのインタビューの中で口にしたこと。「EAは開発スタジオを買収しては才能を押しつぶしている」と氏は言ったのだ。

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Kotick氏:
 私たちの企業運営はEAとは正反対。EAは開発スタジオを買収しては、EAフロリダ、EAバンクーバー、EAニュージャージーなんて名前に変えている。でも、開発スタジオで大事なのはその文化なんですよ。独自のビジョンが成功を生み出すものなんです。私たちは「Activision何とか」なんてスタジオは作りません。

 2つを除けば全てのスタジオで、当初の創設者が今でも運営を続けています。私たちがやろうとしているのは、スタジオをより大きな成功に導くためにサポートする仕組みを提供することだけ。うまくやれば――実際、多くのスタジオがうまくやってくれてますが――この業界で最も手に入れにくいものが手に入ります。オリジナルの知的財産をね。

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 さらにKotick氏は、「素晴らしい才能を持つ人が“EAでは働きたくない”と思っている」「EAから人材を引っ張ってくるのに困らない」「EAは道を見失ってしまった」などと、言いたい放題。

 かねてから強気発言の多いKotick氏なので、またかといった感もなくはないのだが、さすがにEAはカチンときたようだ。EAコーポレート・コミュニケーションのバイスプレジデント、Jeff Brown氏は次のように言い返した。

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Brown氏:
 Kotickと開発スタジオとの関係は、訴訟沙汰でよく知られているとおりですよ。あそこの会社は3つのゲームフランチャイズに基づいて成り立っています。その1つは彼が直接手をつけていないファンタジーMMO。もう1つは急な下り坂にさしかかってますし、最後の1つにいたっては、本人の思い上がりのせいで崩壊の一途をたどっています。

------------------

 解説は長くなるので省くが、ここでBrown氏が指した3つのフランチャイズは『World of Warcraft』『Guitar Hero』『Call of Duty』のことであるのは明らか。

 スーツを着た企業のトップが、ライバル企業の弱点をあげて自社の優位を強調するのはよくあることだが、こんなに激しいのはちょっと珍しい。2人の発言がここ数日ネットで語りぐさになっている中、ジャーナリストのChris Morris氏は、開発者向けニュースサイト“Gamasutra”で「業界としてお恥ずかしい限り」と両氏に批判を浴びせた。

「ライバル関係にある企業は、普通だったら価格競争や新製品開発などで勝負を挑むもの。映画業界の巨頭であるパラマウントとワーナーブラザースはこんなやり取りをしない。ゲーム企業のトップともあろう人たちが、まるで高校生のようだ。メディアも“いいぞ、もっとやれ”とはやしたてているだけで、ゲーム業界の未成熟ぶりを露呈しまっている」

 たしかに、業界を代表する立場にあることを2人がもっと意識していたら、上のような悪口の応酬はありえないか。ライバルをやり込めるより、業界全体のイメージをそこなわないよう心にとめてほしいものだ。

(中島理彦)

「モーションコントロールの時代でも周辺機器は大事」 ― ActivisionのCEOが語る

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/02/44791.html
モーションコントロールの時代、周辺機器はどうなっていくのでしょうか。

ソニーとマイクロソフトの両社がPlayStation MoveやKinectといったモーションコントロールを発表、周辺機器がどうなっていくのかが注目されています。

ActivisionのCEO Bobby Kotick氏は、「PlayStation MoveとKinectが周辺機器にとっての終わりを意味するとは思わない」と語っています。

氏は海外メディアEDGEのインタビューに対し「貴方の内なるロックスター幻想を解放するのなら、ギターやマイク、DJブースが必要になるでしょう。PlayStation MoveやKinectはダンスゲームにおいてずば抜けたものを持っています。もし貴方がこれらを持っているなら、我々はダンスゲーム用のマットを作る必要がなくなるからです」とモーションコントロールと周辺機器の関係を整理しています。

その上で氏は、スケートボードのような周辺機器が生み出すゲーム経験は物理的インターフェース(周辺機器)と切り離せるものではなく、逆に将来的には物理的インターフェースがより重要になるとの考えを明らかにしています。

さらにKotick氏は、3Dという映像効果は映画のストーリーテリングにおいて破壊的な効果をもたらすもののゲームとの相性は良く、Kinectと3D映像の可能性に興奮する、と語っています。

PlayStation MoveやKinectの登場時にいわれたのが、ゲーム内外のギャップ。
「ゲームの中では剣や銃を持っているのに、実際には何もない空間で身体を動かしている」という点が指摘されましたが、ゲームと同梱でモデルガンや模造刀を出せばこのギャップは埋められそう。

Activisionは『Tony Hawk Ride』でスケートボード型コントローラーを出すなど周辺機器に積極的に取り組んでいますが、モーションコントロール時代にあわせた商品とはどういったものになるのでしょうか。

『CoD ブラックオプス』全プラットフォームで3D映像に対応

http://www.kotaku.jp/2010/10/codbo_3d.html
まずは3Dテレビを買わないと...

ActivisionとTreyarchは『コール オブ デューティー ブラックオプス』で、シリーズを新たな次元へといざないます。ということで『CoD:BO』も最近話題の3D映像に対応するようです。

Treyarchスタジオのマーク・ラミア氏によれば3D映像は「初日から、箱を開ければすぐに」楽しめるそうです。対応プラットフォームはPS3、Xbox360、PCとなっており、アクティブシャッター技術により3Dプレイが楽しめます。つまり、据え置き機では3D対応HDTV、PCだとNVIDIA 3D Visionなどがないと楽しめないわけですが、すでにそれらを持っている人にはうれしいニュースです。

ラミア氏はKotakuにこう語りました。
 
私にとっては、「百聞は一見にしかず」でした。3D技術を目にして、それがとてもクールなものだと思いました。しかしとびきりクールなものでも、それをゲームとしてうまく形にするには手直しが必要でした。

Treyarchのチームは、『CoD:BO』の開発と同時進行で3Dディスプレイのオプションについての、研究、開発を進めていたといいます。将来の研究の為には3Dテレビを6個もオフィスに購入するという力の入れよう。そして3Dの特殊効果に関しては本作のような超大作フランチャイズには「自然な」なりゆきだったとも語っています。しかしラミア氏には心配もあるそうです。

私はかなりハードコアなFPSゲーマーです。(この3Dは)没入感はすごいのですが、目が疲れてしまわないか心配ですね。

と語っているラミア氏。しかし目が疲れてしまっても「いつでもメニューオプションから3Dのオン/オフが、シームレスに行える」との事なので安心です。高価な3Dテレビを持っていない数百万人の『CoD』ファンに対しては、一度は3Dモードを体験してもらいたい、と語っています。

我々はみんなが『CoD:BO』を長く遊んでくれればと思っています。そうすれば、今は3Dテレビを持っていなくとも、手に入れた時に『CoD:BO』また遊んでもらえますから。

本作の日本語字幕版はPC、Xbox360、PS3向けに11月18日、日本語吹き替え版は1月16日発売予定です。

WoW welcomes 12 millionth user10/7

http://www.mcvuk.com/news/41234/WoW-welcomes-12-millionth-user
Chinese launch boosts user numbers of the world’s leading traditional MMO

Blizzard Entertainment has confirmed that PC online RPG World of Warcraft now has over 12m registered players worldwide.

The game first arrived in 2004 and has topped the PC charts ever since via sales of the original and its two expansions, The Burning Crusade and Wrath of the Lich king. It’s now available in eight languages and is one of the few titles that can claim mass popularity in both Western and Eastern markets.

The new milestone comes after the game finally launched in China after numerous delays and technical mishaps. It also comes ahead of the release of third expansion Cataclysm on December 7th.

“The support and enthusiasm that gamers across the world continue to show for World of Warcraft reaffirms our belief that it offers one of the best entertainment values available today,” Blizzard CEO and co-founder Mike Morhaime explained.

“We are as committed as ever to taking the game to new heights, and we look forward to demonstrating that with Cataclysm in December.”

  • 『World of Warcraft』のプレイヤーが1200万人を突破

http://www.kotaku.jp/2010/10/world_of_warcraft120m.html
小さな国家ほどの規模ですよ。

2008年10月、Blizzardは『World of Warcraft』の課金ユーザ数が世界で1100万人を突破したと発表しました。その数は2008年12月には1150万人に。あれから22ヶ月、Blizzardは課金ユーザ数がようやく1200万人を突破したと発表しました。
 

 
新たな100万人の獲得に時間がかかった原因は中国にあるかもしれません。昨年、Blizzardとそのパートナーは中国でのサービスに関して問題が山積みでした。運営会社をThe9からNetEaseに変更した際は3週間以上もサービスをダウンさせられています。また、検閲問題のせいで『Wrath of the Lich King』拡張パックの登場が遅れたりといったこともありました。

それでもなんとかプレイ人口を増やし続けてきた『WoW』。Blizzard Entertainmentのマイク・モーハイムCEOは今回の1200万人突破に際し、以下のように語っています。

世界中のゲーマーたちが『WoW』にサポートと熱意を与え続けてくれたおかげで、我々の信念でもある「現時点で手に入れることのできるものの中で最高のエンターテイメントバリューを提供している」ということを再確認することができました。

我々は今まで以上に力を注いぎ、本作を新たな高みへと押し上げようとしています。そしてそれが12月の『Cataclysm』拡張パックで証明されることを期待しているところです。

ちなみに、プレイヤーの数は次のように計測されています。

『WoW』プレイヤー数には、プレイ費用を支払い済みの個人、またはプリペイドカードを活用して『WoW』をプレイしている個人、そしてゲームを購入して無料体験期間プレイ中の個人が含まれます。Internet Game Roomプレイヤーで、本作に過去30日間アクセスした個人もカウントされています。

プレイヤー数には以下のものは含まれていません:無料体験中の個人、契約が終了した、もしくは支払いをキャンセルした個人、期限切れのプリペイドカードを使用している個人。

この定義は2008年に「1150万人」の数値を発表して以降変更はありません。

次は何が起こるのでしょうか? 『Cataclysm』拡張パック発売も、もう目と鼻の先に迫った『WoW』。12月にプレイヤー数がまた増えることは間違いなさそうです。

Black Ops claims record pre-orders 10/8

http://www.mcvuk.com/news/41242/Black-Ops-claims-record-pre-orders
New Call of Duty increases chances of outperforming record-breaking Modern Warfare 2

Retailer GameStop has confirmed that it has received a record number of pre-orders for Activision’s Call of Duty: Black Ops, which releases worldwide on November 9th.

The news puts the game on-track to beat the industry records set by last year’s instalment in the series Modern Warfare 2 – putting it on track to achieve the lofty goals set by Treyarch’s Josh Olin when speaking to MCV in May.

“GameStop is tracking to all-time, record reservations on Call of Duty: Black Ops,” GameStop’s SVP of merchandising Bob McKenzie stated.

“We are ahead of where we were with Call of Duty: Modern Warfare 2 last year, which previously set the industry standard.”

The announcement comes as GameStop announced a pre-order sweepstake for the game in North America.

「Raven Software」が再び40人規模のレイオフを敢行、Activisionが報告10/12

http://doope.jp/2010/1016431.html
http://www.joystiq.com/2010/10/11/report-raven-hit-with-layoffs-lets-40-go/
WolfensteinやHeXenシリーズ等の開発で知られるFPSタイトルの老舗「Raven Software」が昨年に続いて再び大規模なレイオフを敢行した事がActivisionの報告により明らかになりました。報告によると20~40人規模との事で、昨年の8月には56人のレイオフが行われており、180人前後とされるスタジオのスタッフが1年で100名規模の整理が進められる結果となってしまいました。

先月初めには求人の内容から未発表のFPSを作成中である事が明らかになり、5月にはCall of Duty: Black OpsのDLCコンテンツの開発を手掛けているとの噂も囁かれていましたが、Kotakuでは当初3つ存在していた開発チームが今回のレイオフで1チームとなり、DLCの開発に注力していると報じられており、過去タイトルのDLCを作成しているとは考えられず、これがBlack OpsのDLCに相当する物なのか真偽に注目が集まります。

Blizzardが『スタークラフト2』のハック作成者を提訴へ 10/19

http://www.kotaku.jp/2010/10/blizzard_sue_sc2cheaters.html
http://au.gamespot.com/news/6282171.html
追放だけでは許さないそうです。

9月中旬、Blizzardは『Starcraft II』でハックや改造プレイをしているチーターたちに一斉追放を予告。月末には5000人以上のチーターが処分を受けていました。

さらにBlizzardは今回、多くのユーザーが使用したチートの作成者である3人のユーザーに法的手段を取ることにしたようです。
 
以下は訴状の一部抜粋です。

被告は『Starcraft II』の発売からわずか数日にして、『Starcraft II』のオンラインゲーム内容を変更(実際は破壊)する目的の多種多様なハックやチートを大衆向けに開発、宣伝、配布した。

実際に、ハックサイトの代表者は『Starcraft II』が発売されたその当日、「うちのスタッフがこのゲーム用の新規リリースを計画中」という宣伝を行っている。

複数の著作権侵害により提訴されることになったのは、カナダ在住のユーザー名「Permaphrost」、「Cranix」と、ペルー在住の「Linuxawesome」の3人。Blizzardは損害賠償だけでなく、被告がハックやチートコードの販売で得た収入の一部も求めるようです。

また被告3人は以下の理由で、Blizzardの著作権を侵害するよう他者をそそのかしたともされています。

ハックのユーザーがハックをダウンロード、インストールし、使用する際は、同時に『Starcraft II』の著作権保護対象コンテンツも使用許諾契約および利用規約に定められた範囲を超えてPCのRAMにコピーしていることになり、『Starcraft II』の派生物作成にあたる。

3人は居住地に関係なく、『Starcraft II』の使用許諾書に従って米国カリフォルニア州の裁判所で裁かれることになります。

[BlizzCon 2010] BlizzardがBungieのMMOと噂される新作開発への協力に前向きな発言 10/26

http://www.joystiq.com/2010/10/25/blizzard-willing-to-work-with-bungie-on-mmo-development/
http://doope.jp/2010/1016591.html
先日テキサスで開催されたGDC Online 2010会場にてActivisionのThomas Tippl氏がBungieの次期タイトルがMMO的なタイトルになる事を示唆した事で話題になりましたが、閉幕したばかりのBlizzCon 2010会場にてMMOのノウハウを多く持つBlizzardが、Bungieの次期タイトルへの協力について前向きなスタンスを見せました。

これはEdge OnlineがBlizzCon会場にてBlizzardのEVPを務めるRob Pardo氏にインタビューを行った中から明らかになった物で、氏は新しくActivisionのパートナーとなるBungieについてActivionはファミリーだと前置きし、BungieはActivionの為にやるべき事をやっていると述べ、彼らが協力や助言を臨めばBlizzardは当然協力するとのスタンスを明らかにしています。

さらにPardo氏はBungieが会社の枠を超えた開発者として友人関係にある事を示唆した上で、具体的なアイデアは全く持っていないが、協力は可能だと明言。さらに氏自身が1人のゲーマーとしてBungieに協力する事はとてもスリリングな事だと付け加えています。

この夢の様なコラボレーションが実現する時は来るか、Bungieの次回作発表までまだ多くの時間が残されていますが、今から楽しみでなりません。

「Call of Duty: Black Ops」はModern Warfare 2の成功を超えず酷評される、マイケル・パクター氏が推測 10/27

http://doope.jp/2010/1016602.html
http://www.industrygamers.com/news/call-of-duty-black-ops-wont-surpass-modern-warfare-2-due-to-treyarch-and-hypercritical-bitter-press/
昨年のホリデーシーズンに歴史的なローンチを達成したModern Warfare 2、今も尚売れ続けるモンスタータイトルとして大きく名を残しましたが、TreyarchのCall of Dutyシリーズ新作「Call of Duty: Black Ops」のリリースも近づき、意外な程の期待感の高さにModern Warfare 2のセールスを更新するか否か大きな注目が集まっています。

そんな中、Wedbush Morganのゲーム産業アナリストとしてお馴染みのマイケル・パクター氏がCall of Duty: Black Opsのセールスについて言及、Black OpsがModern Warfare 2のセールスを超える事は無く、メディアからの非難を集める事になるだろうとの推測を明らかにしました。

パクター氏はCall of DutyブランドにおいてメインのデベロッパがInfinity Wardであり、これまでTreyarchは”他の”CoDデベロッパと呼ばれてきたと述べ、Gamerankings.comでのフランチャイズの評価はModern WarfareとModern Warfare 2がそれぞれ89以上のスコアを獲得している事に比べて、Treyarchが手掛けたWorld at Warのスコアが85.7、Call of Duty 3のスコアに至っては82である事を指摘しています。

氏は、これらの過去がInfinity Wardが手掛けていない”Black Ops”の販売を阻害するポテンシャルを秘めていると述べ、ゲーム関連のメディアがこの過去に突如慈悲深くなるかどうかは不明だが、自身のグループでは Black Opsが多くの酷評に苦しめられる事になると予想していると発言しています。

そして、ゲームメディアが早くBlack OpsとModern Warfare 2を比較したいと待ち構えていると述べ、Black Opsのクオリティは破格な物に見えるものの、前述の問題点に有利な解釈を得られるか判らないと発言。

Black Opsが90台のレビュースコアを得る場合、Modern Warfare 2に近いセールスを達成する機会はあるものの、このホリデーシーズンの競争は苛烈で、Halo: Reachなどのライバルタイトルの存在により最終的にModern Warfare 2と同様に売れる事は無いと結論付けたと締めています。

以前マイケル・パクター氏はRockstar Gamesの大成功タイトルとなったRed Dead Redemptionのセールスについてウエスタンのニーズなど無いと一笑に付し不発に終わると予想したものの、盛大に外した経緯があります。大予言とも揶揄されるパクター氏の今回の予想、もはや丁か半か!といった雰囲気も漂いますが名誉挽回の推理となるか、残り2週間を切ったローンチの動向に期待です。

PEGIレーティングへの準拠を発表したドイツがEU版「Call of Duty: Black Ops」を改めて発売禁止に 10/29

http://www.destructoid.com/eu-version-of-call-of-duty-black-ops-banned-in-germany
http://doope.jp/2010/1016624.html
昨年ドイツで暴力表現を含むゲームに関する排斥を行うための法案の作成が進められていたものの、多くの反対署名が寄せられた事からドイツ連邦議会がこの法案化を取り下げ、5月末にはEUの標準的なPEGIレーティングに準拠していく事を発表していましたが、「Call of Duty: Black Ops」についてはハーケンクロイツ使用の問題等もあり、ある楽曲の使用禁止や拷問シーンを削除したドイツ語修正版が登場、ドイツのレーティング機関USKのレーティング通過が確認されていました。

そんな中、EU版の「Call of Duty: Black Ops」がドイツ国内で改めて発売禁止となった事が明らかになりました。なお、今回は何故かSteamのPC版だけ認可が下りている不思議な状況になっており、ハーケンクロイツの問題は法律上仕方ないながらも、改めて今も根が深い問題である事が浮き彫りになっています。

なお、ドイツではこれまでにUS版のModern Warfare 2が発売禁止になり、No Russianを含む表現規制を行った修正ドイツ語版をリリース、EU版のLeft 4 Dead 2等も規制の対象となっていました。

BlizzardのGreg Canessa氏が「Battle.net」によるActivisionゲームのオンラインサポートを示唆 10/30

http://doope.jp/2010/1016636.html
http://www.1up.com/news/battlenet-could-play-host-to-activision-games
“StarCraft II”のローンチと共に大規模なオーバーホールが行われた新生「Battle.net」、複数のBlizzardタイトルを横切って実現されるコミュニケーションやマッチング等は最早無くてはならない貴重なツールだと言えますが、兼ねてから他タイトルに向けたサポートも囁かれていたBattle.net展開の可能性についてBlizzardオンラインサービスのプロジェクトディレクターを務めるGreg Canessa氏が言及、今後Activisionのタイトルをサポートする高い可能性がある事を示唆しました。

Canessa氏はBobby Kotick氏を始めとしたActivisionの全ての人々がBattle.netを支持すると述べ、Battle.netがActivision Blizzardの持つ戦略的なイニシアチブのトップ5の1つだと表現、今後Battle.netにActivision Blizzardの他のタイトルを加える事になるだろうと語っています。

以前からCall of Dutyの課金ビジネスについては直ぐにでも始めたいとActivisionは語っており、先日には再びオンラインサービス年内開始等の噂なども登場、マイケル・パクター氏も予言に近い課金ビジネスの開始を示唆しています。今後コンソール対応の可能性まで具体的に模索しはじめたDiablo IIIも控え、確かにBattle.netはActivisionの聖杯の1つである事に間違いはありません。来るSledgehammerの次期CoDの動向に期待、といった所でしょうか。

ActivisionのコティックCEO、世界で16番目に影響力のある人物に選ばれる 11/1

http://www.kotaku.jp/2010/10/activision_kotick_influencial.html
ちょっと中途半端な数字だけど、やっぱ凄いのかな?

AskMenは「最も影響力ある人物49人」を選出しました。ゲーム業界から見事16位にランクインしたのはActivisionのボビー・コティックCEO。

NBAのレブロン・ジェームズ選手より一つ上、プロテニスプレイヤーのラファエル・ナダル選手より一つ下の順位です。
  
コティックCEOの選出理由は「彼が『ギターヒーロー』、『コール オブ デューティー』、『トニー・ホーク』といったフランチャイズを支配する限り、この惑星でも有数の裕福で影響力のある男であり続ける」だそうです。

でもこれって本当に人々を動かすような影響力なんでしょうかね?

•Blizzardが韓国でライセンス許可無くStarCraft: Brood WarとStarCraft IIのトーナメントをTV放送していたMBCPlus Mediaを提訴11/1

http://www.shacknews.com/onearticle.x/66277
Back in May, Blizzard signed an exclusive deal with Gretech in South Korea to carry and sub-license broadcast rights to its games including StarCraft: Brood War and StarCraft II. Companies that had been running Brood War tournaments and broadcasting them were required to negotiate terms with Gretech in order to continue legally, according to Blizzard and Gretech.

MBCPlus Media, which operates the network MBCGame, has been sued by Blizzard (via TeamLiquid.net) for continuing to run StarCraft: Brood War tournaments without acquiring a sub-license from Gretech and Blizzard.
"We did our absolute best during last 3 years to state a fair and balanced negotiations, but we never received any fair terms stated, and it is unfortunate that we must find our solution in the courts as our final resort," said Blizzard COO Paul Sams. "We've always believed firmly that StarCraft leagues can co-exist with GSL [StarCraft II league], and we hope that MBCGame can continue broadcasting StarCraft tournaments and events. But, for this to happen, it is important to finish licensing negotiations in order to protect our IP rights first."

It is unclear if the current Brood War leagues run by MBCGame will continue or if the courts will order an injunction until the legal issues can be worked through.

This all follows difficult negotiations between Blizzard and the Korean eSports Players Association (KeSPA). I hope this can all be worked out to preserve the Brood War leagues for a bit longer, but I do want some of my favorite pro-gamers to make the transition to StarCraft II.

『CoD ブラックオプス』とメタリカが退役軍人向けチャリティーでコラボ11/2

http://www.kotaku.jp/2010/11/cod_metallica.html
Activisionにとってはただの「宣伝」に過ぎないような気も...。

ゲーム界では『Guitar Hero Metallica』でも有名なヘビメタの大御所、メタリカ。

『コール オブ デューティー ブラックオプス』ローンチパーティーでヘッドライナーを務め、100万ドル(約8000万円)の「コール オブ デューティ募金」を募るそうです。この募金は「退役軍人たちの一般市民としての生活への移行を援助し、仕事やキャリアを確立する手助け」のために使われます。

Activision Blizzardの、ロバート・コティックCEOは以下のように語りました。
 
戦争で命をかけたにもかかわらず、ようやく家に帰ったときに職探しが最大の問題である勇敢な軍人たち。我々はメタリカをパートナーとして迎え、彼らに敬意を示すことができ光栄です。

今日、退役軍人たちの失業率は一般的なアメリカ国民よりも21%多く、50万人以上の退役軍人が無職となっています。ビジネスコミュニティーは今以上のことをするべきであり、それが可能だと我々は信じています。

Activisionは昨年の『モダンウォーフェア2』ローンチパーティーでも似たような寄付をしています。また、同作では戦争被害児への寄付もしています。

『モダンウォーフェア2』は最初の24時間で3億ドルも稼ぎましたから、100万ドル程度の寄付は彼らにとってちいさな額なのでしょうね。

増え続ける「World of Warcraft」のアカウントフィッシング詐欺…マカフィーが注意喚起

http://www.inside-games.jp/article/2010/11/04/45460.html
マカフィーは2日、人気のオンラインRPG「World of Warcraft(ワールド オブ ウォークラフト)」について、アカウントフィッシング詐欺が横行しているとして、注意喚起する文章を公開した。

それによると、最近World of Warcraftのプレー中、ログイン名を変更するように促すメールが増えており、その中に巧妙に細工されているものがあるという。こういったメール内に記述されたページに実際にログインすると、本物のサイトそっくりな偽サイトに誘導され、アカウント情報が盗まれる。

同社が調査したところ、このサイトは明らかに偽物で、まったく異なるアドレスが使用されており、IPアドレス自体にも疑わしい経歴があったとのこと。同社は、オンラインゲームでは複数のサイトでユーザー名とパスワードが使い回されることが多いため、このような攻撃が今後も続くと予想している。同社ではWorld of Warcraftのプレイヤーは、その開発・運営会社であるBlizzard Entertainment社の認証機能を利用し、二要素認証のためのログイントークンを追加することを推奨している。

Activision Blizzardが第3四半期会計報告を発表、有力フランチャイズの好調により強い前年比成長11/5

http://doope.jp/2010/1116673.html
http://www.vg247.com/2010/11/04/actiblizz-reports-better-than-expected-financial-results-for-q3-2010/
昨日はElectronic ArtsとTHQの第2四半期会計報告をお知らせいたしましたが、昨晩Activision Blizzardも第3四半期の会計報告を発表、Call of DutyやWorld of Warcraft、StarCraftといった有力フランチャイズの好調により前年からの大きな成長を果たす結果となっています。

Activision Blizzardの今四半期売上高は7億4500万ドルに達し、利益は前年Q3の1500万ドルから大きく成長し5100万ドルに達しています。なお、前年Q3の売上げは7億300万ドルでした。

売上の内訳はプロダクト販売が3億9700万ドル、加入やライセンスと雑収入の合計が3億4800万ドルに達しており、デジタル販売の売上げが前年から15%の成長を果たしています。

Activision BlizzardのCEOを務めるBobby Kotick氏は今回の良好な会計状況について、予想以上の結果だと評価、Call of Dutyフランチャイズに加え、World of Warcraftと初月に300万セールスを達成したStarCraft II: Wings of Libertyの強い成功を挙げています。

さらにKotick氏は最も重要な事はActivision Blizzardが世界中でベストのゲームの幾つかを提供し続けている事だと述べ、ローンチまであと数日と迫ったCall of Duty: Black Opsに続き、World of Warcraftの新拡張パックCataclysmのリリースにより、今年最も大きなエンターテインメントローンチを果たすと明言、今年のセールスが同社のこれまでの歴史の中で最も有益な物になるだろうと強い自信を明らかにしました。

またActivision PublishingのCEOを務めるEric Hirshberg氏はPS3とXbox 360のソフトウェアセールスが39%の成長となった事を明らかにしており、Spider-Man: Shattered DimensionsとWarriors of RockがQ3の販売を支えたと評価しています。さらにHirshberg氏は今後のフランチャイズ拡大についても言及し、アジアに向けたフランチャイズの強化を明言、近くこれに関する計画の説明が行われる事を示唆しています。

For the Three Months EndedFor the Nine Months Ended
September 30,September 30,
2010200920102009
Net revenues
Product sales$ 397$ 411$ 2,025$ 1,848
Subscription, licensing, and
other revenues348292994874
Total net revenues7457033,0192,722
Costs and expenses
Cost of sales - product costs194185765762
Cost of sales - software
royalties and amortization6154211212
Cost of sales - intellectual
property licenses3345105163
Cost of sales - massively
multi-player online role-playing
game ("MMORPG")6155168158
Product development119122366362
Sales and marketing111128294329
General and administrative111106245301
Restructuring--1-29
Total costs and expenses6906942,1542,316
Operating income559865406
Investment and other income, net14111521
Income before income tax expense6920880427
Income tax expense18522928
Net income$ 51$ 15$ 651$ 399
Earnings per common share
Basic$ 0.04$ 0.01$ 0.53$ 0.31
Diluted$ 0.04$ 0.01$ 0.52$ 0.30
Weighted-average shares
outstanding
Basic1,2121,2711,2301,289
Diluted1,2271,2971,2451,320
Dividends per common share$ -$ -$ 0.15$ -
  • 地域別
Three Months Ended September 30,Nine Months Ended September 30,
2010200920102009
Net revenues by geographic region:
North America$ 406$ 378$ 1,675$ 1,458
Europe2812871,1421,088
Asia Pacific5838202175
Total geographic region net revenues7457033,0192,721
Other*---1
Total consolidated net revenues$ 745$ 703$ 3,019$ 2,722
  • 部門別
Three Months Ended September 30,Nine Months Ended September 30,
2010200920102009
Net revenues by platform:
MMORPG$ 289$ 306$ 890$ 952
Console2982861,6421,334
Hand-held2330101127
PC and other7327201106
Total platform net revenues6836492,8342,519
Distribution6254185202
Other*---1
Total consolidated net revenues$ 745$ 703$ 3,019$ 2,722
  • プラットフォーム別
Three MonthsThree Months
Ended% of totalEnded% of total
September 30,consolidated netSeptember 30,consolidated netIncrease
2010revenues2009revenues(Decrease)
Platform net revenues:
MMORPG$ 28939%$ 30644%$ (17)
PC and other731027446
Console
Sony PlayStation 310915731036
Sony PlayStation 261375-31
Microsoft Xbox 360127161041523
Nintendo Wii5687210-16
Total console298402864012
Handheld233304-7
Total platform net
revenues683926499234
Distribution6285488
Total consolidated net
revenues$ 745100%$ 703100%$ 42
Nine MonthsNine Months
Ended% of totalEnded% of total
SeptemberconsolidatedSeptemberconsolidatedIncrease
302010net revenues302009net revenues(Decrease)
Platform net revenues:
MMORPG$ 89029%$ 95235%$ (62)
PC and other2017106495
Console
Sony PlayStation 35952035613239
Sony PlayStation 22911214-92
Microsoft Xbox 3607512553320218
Nintendo Wii267932412-57
Total console1,642551,33449308
Handheld10131275-26
Total platform net revenues2,834942,51993315
Distribution18562027-17
Other--1--1
Total consolidated net revenues$ 3,019100%$ 2,722100%$ 297

『Call Of Duty: Black Ops』のゲームソフト100本以上が強盗の被害-米国2010年11月9日(火)

http://www.baltimoresun.com/news/maryland/harford/bs-md-video-game-robbers-20101107,0,5201573.story
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2393
ゲーム雑誌に初レビューも掲載され、今週に待望のリリースを迎える『Call Of Duty: Black Ops』ですが、アメリカのゲーム小売店では、発売を目前にして物騒な事件が発生していた模様です。

The Baltimore Sunが伝えるニュースによれば、事件は先週土曜の夜中、アメリカメリーランド州ハーフォード郡にあるゲーム小売店のGameStopで発生しました。発売に向けて入荷されていた『Call Of Duty: Black Ops』のゲームソフト4ケース分となる100本以上を、拳銃を所持した二人の男性が盗んでいったそうです。

現在もその犯人は捕まっていないそうですが、先月の21日にもアバディーンのGameStopで同様の事例が発生していたらしく、警察は関与があるとみて捜査を進めているようです。尚、従業員は拳銃を突きつけられたものの、幸い怪我人は出なかったとのこと。警察はもし発売日前にゲームを手に入れることがあれば、オフィスへと連絡して欲しいと地域住民に対し呼びかけているようです。

『コール オブ デューティ ブラックオプス』が560万本を販売、『MW2』の初日記録を更新

http://www.inside-games.jp/article/2010/11/12/45595.html
Activisionは、11月9日に発売した『Call of Duty: Black Ops』が、北米と英国地域において560万本を販売し、発売から24時間で3億6,000万ドルの収益を上げたと発表しました。

これにより、発売日に470万本(3億1,000万ドル)を売り上げた前作『Call of Duty: Modern Warfare 2』を上回り、今作『Black Ops』が娯楽作品としては史上最高のローンチ記録を更新したことになります。

Activision BlizzardのCEOであるBobby Kotick氏は「このまま順調に売れ続ければ、発売から5日間で5億5,000万ドルの全世界セールス記録も塗り替えられるだろう」と伝えています。