SEGA決算2007

Last-modified: 2010-05-14 (金) 23:46:34

前年度計画

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部門別

2007年2007年2007年2007年2007年2007年2007年2007年
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
売上Q1Q2Q3Q4ターム売上Q1Q2Q3Q4
遊技機事業(百万円)21,545145,616177,733211,539遊技機事業(百万円)21,545124,07132,11733,806
アミューズメント機器事業(百万円)15,23934,61652,29875,454アミューズメント機器事業(百万円)15,23919,37717,68223,156
アミューズメント施設運営事業(百万円)22,84953,57178,446103,850アミューズメント施設運営事業(百万円)22,84930,72224,87525,404
コンシューマ事業(百万円)16,02640,71182,243119,593コンシューマ事業(百万円)16,02624,68541,53237,350
その他事業(百万円)3,3959,61413,56617,800その他事業(百万円)3,3956,2193,9524,234
消去又は全社(百万円)-2,169-3,961-6,517-8,418消去又は全社(百万円)-2,169-1,792-2,556-1,901
売上高(百万円)95,421283,551404,288528,238売上高(百万円)95,421188,130120,737123,950
利益
遊技機事業(百万円)6,61063,74869,66871,102遊技機事業(百万円)6,61057,1385,9201,434
アミューズメント機器事業(百万円)6706,6589,33911,682アミューズメント機器事業(百万円)6705,9882,6812,343
アミューズメント施設運営事業(百万円)-8702,9532,488132アミューズメント施設運営事業(百万円)-8703,823-465-2,356
コンシューマ事業(百万円)-7,245-6,763-7031,748コンシューマ事業(百万円)-7,2454826,0602,451
その他事業(百万円)-151-414-544-1,345その他事業(百万円)-151-263-130-801
消去又は全社(百万円)-1,510-3,250-5,069-6,791消去又は全社(百万円)-1,510-1,740-1,819-1,722
営業利益(百万円)-2,43362,93175,18876,530営業利益(百万円)-2,43365,36412,2571,342
部門数字
パチンコ販売台数(台)45,63281,210118,863132,981パチンコ販売台数(台)45,63235,57837,65314,118
パチスロ販売台数(台)31,836360,602432,591523,422パチスロ販売台数(台)31,836328,76671,98990,831
国内アミューズメント施設460463463449国内アミューズメント施設46030-14
コンシューマゲームソフト(億円)79208513761コンシューマゲームソフト(億円)79129305248
コンシューマネットワーク(億円)86199309434コンシューマネットワーク(億円)86113110125
CS研究開発費・コンテンツ制作費(億円)57117208266CS研究開発費・コンテンツ制作費(億円)57609158
日本その他(本)58180447586日本その他(本)58122267139
米国(本)87236569823米国(本)87149333254
欧州(本)68159453718欧州(本)6891294265
合計(本)2145751,4692,127合計(本)214361894658

プラットフォーム別

数字のマイナスはカウント方法の変更かも?

2007年Q1Q1Q2Q2Q3Q3Q4Q4
プラットフォームタイトル数出荷本数タイトル数出荷本数タイトル数出荷本数タイトル数出荷本数
PS2929201452623735316
PS3000031814164
Wii00004587142
GC00214215215
Xbox360316431313318182
Xbox115111111
NDS225281118313238
PSP94912682113428210
GBA0000327338
PC5147271719120201
リピート等-104-248-472-619
合計29214535751011,4691412,127
プラットフォームタイトル数出荷本数タイトル数出荷本数タイトル数出荷本数タイトル数出荷本数
PS202911116692979
PS3000031811146
Wii0000458384
GC002140100
Xbox36031342790549
Xbox1150-140000
NDS223266155255
PSP949319966776
GBA0000327011
PC51421310164310
リピート等-104-144-224-147
合計29214243614889440659

地域別

2001年2002年2003年2004年2005年2006年2007年
売上3月期3月期3月期3月期3月期3月期3月期
日本(百万円)167,686160,090163,425163,992全セグメントの売上高の合計及び
全セグメントの資産の金額の合計
額に占める「本邦」の割合がいず
れも90%を超えているため、省略
529595
北米(百万円)51,11534,30226,44716,97937,035
欧州(百万円)24,07611,9417,35110,28524,781
その他(百万円)7,561
利益
日本(百万円)-19,47922,12116,32214,903全セグメントの売上高の合計及び
全セグメントの資産の金額の合計額に占める「本邦」の
割合がいずれも90%を超えているため、省略
北米(百万円)-9,365-587-6,971-591
欧州(百万円)-13,505-1,508-429-374
その他(百万円)

1Q

当第1四半期における連結業績は、売上高856億20百万円、経常利益24億87百万円、四半期純利益は7億79百万円となりました。

遊技機事業

遊技機事業におきましては、パチスロ遊技機では、前期においてロデオブランドとして販売を開始した『俺の空』が当第1四半期においても順調に推移し、19千台(前期からの累計120千台)を販売するなどパチスロ遊技機全体で31千台を販売いたしました。パチンコ遊技機では、当グループにおける銀座ブランド第1弾となる『CR満月の夜に昇天したい』シリーズを12千台販売し、サミーブランドとしては、『CRフレディVSジェイソン』シリーズを19千台販売するなどパチンコ遊技機全体で45千台を販売いたしました。

アミューズメント機器事業

 アミューズメント機器事業におきましては、『スターホース2 ニュージェネレーション』が前期より引き続き好調であるほか、当第1四半期より新たに販売開始となった『アミー漁』、『三国志大戦2』も好調な滑り出しを見せる等、当グループの業績に貢献いたしました。

アミューズメント施設運営事業

 アミューズメント施設事業におきましては、キッズカードゲーム関連事業において、新デザインカードの投入やイベント開催により人気を持続しており、特に『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』が設置台数、カード販売数量とも引き続き順調に推移しております。なお、当第1四半期においても引き続き店舗のスクラップアンドビルドを展開し、新規出店数は4店舗、閉店数は6店舗、当第1四半期末店舗数は460店舗となっております。

コンシューマ事業

 コンシューマ事業におきましては、ゲームソフト販売の分野において、国内においては『脳力トレーナー ポータブル 2』、海外においてはソニックシリーズの販売が中心となり、当第1四半期における販売本数は、日本およびアジア58万本、米国87万本、欧州68万本、合計214万本となりました。玩具販売、携帯電話向けコンテンツ等の分野につきましても堅調に推移しております。なお、当第1四半期においては開発コストが先行しているため、コンシューマ事業としては営業損失を計上しております

2Q

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、原油価格の高騰や日銀の量的金融緩和政策の解除による金利上昇など、先行きに対し不安要素が残る状況でありながらも、堅調な企業収益の回復にともなう設備投資の拡大や個人の所得環境の改善など、緩やかではありますが回復基調で推移しました。
 このような状況の中、遊技機業界におきましては、平成16年7月に施行された「風適法施行規則等の改正」を受けて各遊技機メーカーの新要件機の開発が引き続き活発化しております。また、近年全国のパチンコホール数・遊技人口は減少傾向が続いており、店舗の大型化によりパチンコ・パチスロの設置台数は微増となったものの、幅広いユーザーの獲得が業界としての課題となっております。
 アミューズメント機器業界におきましては、ネットワーク対応型ゲーム機や、カードシステムを採用したサテライト型と呼ばれる大型のビデオゲーム機に代表されるように、家庭用ゲーム機と明確に住み分けがなされたゲーム機の急速な普及により、4年連続の増加傾向にあります。
 アミューズメント施設業界におきましては、大型化・複合化が進展する一方で、集客力のあるショッピングセンター内のアミューズメント施設が、ファミリーをターゲットとしたコミュニティスペースとして定着化しております。また、カードを利用した子供向けゲーム機の普及により、新しいマーケットの形成も進んでおります。
 家庭用ゲームソフト・玩具業界におきましては、少子高齢化や新たなプラットフォームの登場といった環境の変化を背景に、大規模な合従連衡が進展しております。特に家庭用ゲームソフト市場では、携帯型ゲーム機の普及や新たなプラットフォームの登場により、市場の活性化・拡大が期待される一方で、プラットフォームのハイスペック化はゲームソフトメーカーに対して、研究開発費の上昇などの負担増をもたらすことが予想され、今後、ゲームソフトメーカー間での開発力、資金力等における格差がより顕著になっていくものと考えられます。
 
このような経営環境のもと、当グループは遊技機事業におけるパチスロ遊技機『北斗の拳SE』が前評判どおりの販売実績を残し、グループの業績に大きく貢献しました。また、アミューズメント機器事業における高付加価値製品や定番製品の堅調な販売により、当中間連結会計期間の業績は概ね順調に推移いたしました。
 
以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は2,835億51百万円(前年同期比14.1%の増)、経常利益660億29百万円(前年同期比33.7%の増)となり、中間純利益は379億97百万円(前年同期比52.3%の増)となりました。

遊技機事業

 パチスロ遊技機事業におきましては、一昨年、空前の大ヒットとなった「北斗の拳」の後継機でありさらに卓越した演出力を持ち合わせた『北斗の拳SE』を販売するなど、当中間連結会計期間も多様なゲーム性を備えたエンタテインメント性の高い製品を市場に投入することで、パチスロ遊技機全体で360千台を販売し、トップシェアメーカーとしての地位を堅持いたしました。

 一方パチンコ遊技機事業におきましては、たくさんの大当たりを気軽に楽しめるパチンコ遊技機『CR北斗の拳STV』や大人気映画とタイアップした『CRフレディVSジェイソン』、さらにはサミー株式会社と株式会社銀座の資本・業務提携による銀座ブランド第一弾となった『CR満月の夜に昇天したい』を販売するなど、パチンコ遊技機全体で81千台の販売実績を残しました。
 以上の結果、売上高は1,450億37百万円(前年同期比11.7%の増)、営業利益は637億48百万円(前年同期比37.4%の増)となりました。

  • パチンコ

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  • パチスロ

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アミューズメント機器事業

 アミューズメント機器事業におきましては、サテライト型の『三国志大戦2』が好評を博したほか、カップルからファミリーまでが楽しめる新感覚のメダルゲーム『アミー漁』や、「ALL.Net P-ras」を採用した『バーチャファイター5』も好調な販売となりました。
 以上の結果、売上高は346億16百万円(前年同期比12.3%の増)、営業利益は66億58百万円(前年同期比47.6%の増)となりました。
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アミューズメント施設運営事業

 アミューズメント施設事業におきましては、既存店舗の売上高は前年並みに推移いたしました。また、収益性の高い『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』や『甲虫王者ムシキング』などキッズカードの販売は、前年同期の販売枚数を若干下回る結果となりました。
 なお、国内の新規出店は10店舗、閉店は9店舗となり、当中間連結会計期間末の店舗数は463店舗となっております。
 以上の結果、売上高は535億71百万円(前年同期比10.3%の増)、営業利益は29億53百万円(前年同期比31.9%の減)となりました。
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コンシューマ事業

 コンシューマ事業におきましては、国内ゲームソフト販売の分野において、『実戦パチスロ必勝法! 北斗の拳SE』、累計170万本を販売した「かまいたちの夜」シリーズ『かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相』、『PHANTASY STAR UNIVERSE』等が好調な販売を記録したほか、海外におきましても、『Super Monkey Ball Adventure』、『Football Manager 2006』等の販売が堅調に推移した結果、当中間連結会計期間における販売本数は、日本176万本、米国236万本、欧州159万本、その他3万本、合計575万本となり、前中間連結会計期間と比べ127万本の増加と大きく上回りました。
 また、玩具販売や携帯電話向けコンテンツ、さらにはアニメーション映像事業の分野が堅調に推移いたしました。

 以上の結果、売上高は407億11百万円(前年同期比42.4%の増)と増収となりましたが、次世代ゲーム機に向けたタイトルの先行的な研究開発費の計上等により、営業損益は67億63百万円の損失計上となりました。
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その他事業

 その他事業におきましては、主に商業施設等の企画・設計・監理・施工および業務用カラオケの販売等をおこない、売上高は96億14百万円(前年同期比10.4%の減)、営業損益は4億14百万円の損失計上となりました。

3Q

 当第3四半期迄における連結業績は、売上高4,042億88百万円、経常利益774億40百万円、四半期純利益は493億84百万円となりました。

遊技機事業

遊技機事業におきましては、パチスロ遊技機では、業界最大のヒットとなったパチスロ機「北斗の拳」の後継機である『北斗の拳SE』を340千台、新基準機として新たなゲーム性を実現し、市場から高評価を得た『スパイダーマン2』を28千台販売するなど、当第3四半期迄で432千台を販売し、堅調に推移いたしました。パチンコ遊技機では、サミーブランドとして、たくさんの大当たりを気軽に楽しめるパチンコ遊技機『CR北斗の拳STV』を23千台、ロデオブランドパチスロ遊技機として大ヒットした「サラリーマン金太郎」のゲーム性をパチンコ遊技機で再現した『CRサラリーマン金太郎』を28千台販売するなど、当第3四半期迄で118千台を販売したものの、前年同期を下回りました。

  • パチンコ

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  • パチスロ

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アミューズメント機器事業

 アミューズメント機器事業におきましては、サテライト型の『三国志大戦2』や新感覚のメダルゲーム『アミー漁』が引き続き好評を博し、堅調に推移いたしました。
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アミューズメント施設運営事業

 アミューズメント施設事業におきましては、新規連結子会社の増加等により売上高は前年同期を上回ったものの、既存店舗の売上高は前年同期を下回り、キッズカードの販売も同様に前年同期を下回る結果となりました。
 なお、当第3四半期迄の国内新規出店数は17店舗、閉店数は16店舗、当第3四半期末店舗数は463店舗となっております。
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コンシューマ事業

 コンシューマ事業におきましては、ゲームソフト販売分野で、国内においては『オシャレ魔女 ラブ andベリー ~DSコレクション~』や『龍が如く2』、海外においては『Sonic The Hedgehog』等のソニックシリーズの販売が堅調に推移し、第3四半期迄における販売本数は、日本その他447万本、米国569万本、欧州453万本、合計1,469万本となりました。
 また、玩具販売は軟調となったものの、携帯電話向けコンテンツ、アニメーション映像事業の分野は堅調に推移いたしました
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4Q

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業部門においては収益増加にともなう設備投資や生産の増加傾向が続き雇用情勢が改善する中、家計部門においても個人消費が緩やかながらも増加傾向にあるなど、長期にわたる景気回復基調の中で、総じて堅調に推移いたしました。
 このような状況の中、遊技機業界におきましては、平成16年7月に施行された「風適法施行規則等の改正」を受けて各遊技機メーカーの新要件機の開発が引き続き活発化したものの、全国のパチンコホール数・遊技人口は減少傾向が続いており、多様なユーザーニーズに応える遊技機を積極的に開発・供給し、幅広いユーザーの獲得による市場の活性化が業界としての課題となっております。
 アミューズメント機器業界におきましては、通信設備の高度化に伴いネットワーク対応のゲーム機がさらに注目を浴び、またカードシステムを採用したサテライト型と呼ばれる大型のビデオゲーム機がバージョンアップを重ねることで着実にユーザーを確保し、売上の上位を占める状況が続いております。
 アミューズメント施設業界におきましては、施設の複合化、大型化が進む中、集客力のあるショッピングセンター内のアミューズメント施設が、ファミリーをターゲットとしたコミュニティースペースとして定着化している一方で、ここ数年来人気を博していたカードを利用した子供向けゲーム機のブームが沈静化しつつあり、今後の子供向け市場における新たなゲーム機の登場が待たれます。
 家庭用ゲームソフト・玩具業界におきましては、大手企業の経営統合などの再編が進み、厳しい市場環境の中、携帯型ゲーム機の新機種向けの幅広い年代、新規ユーザーなどを対象としたソフトが大変評判となりました。また、新プラットフォームが昨年末より順次発売され、今後ソフト販売の分野で需要拡大が見込まれる反面、ハードのハイスペック化による研究開発費の負担増も懸念されることから、ソフトメーカー間の開発力、資金力の格差がさらに顕著になるものと思われます。
 
このような経営環境のもと、当グループは経営統合後3期目を迎え、前連結会計年度に引き続き、各事業分野における事業拡大を目指したM&A及び有力企業との資本・業務提携や積極的な投資を進めてまいりました。 

<当連結会計年度に実施した主な施策>
① 欧米市場において、強力な製品ラインナップの拡充と高度な開発技術の獲得を実現し、競争力のさらなる向上を図るため、Sports Interactive Ltd.及びSecret Level, Inc.を子会社化
② 米国のリテールを中心とした市場に対して、当グループのアミューズメント機器を投入するこ とにより、米国アミューズメント市場における販売機会の拡大を図るため、Sega Amusement Works, LLCを設立
③ 有力なキャラクターを保有し、グローバルにキャラクターライセンスビジネスを展開する株式会社サンリオと、相互の発展と成長に貢献することを目的とした戦略的業務提携の基本合意
神奈川県横浜市の「みなとみらい21」中央地区において、エンタテインメントを核とする複合施設の開発を目的として、横浜市土地開発公社と「みなとみらい21」中央地区55・56・57 街区の土地売買契約の締結
⑤ タイヨーエレック株式会社と、同社、当グループならびに業界の発展を目指し、パチンコ遊技機・パチスロ遊技機・アレンジボール遊技機・じやん球遊技機・その他エンタテインメントに関 連する事業分野等における協力関係を構築し、関係を強固なものとするため事業及び資本提携の基本合意 
 
 業績面におきましては、遊技機事業において旧要件パチスロ遊技機『北斗の拳SE』が前評判どおりの好調な販売実績を残したほか、下半期に入っても新基準機の順調な販売が進んだ一方で、パチンコ遊技機では市場に受け入れられるような差別化した機械を販売するにはいたりませんでした。また、アミューズメント機器事業における大型メダルゲーム機や各種バージョンアップキット等の販売が好調であった一方、アミューズメント施設事業においてキッズカードブームの沈静化、既存店舗の売上高の伸び悩み等がみられました。コンシューマ事業におきましては、携帯ゲーム機向けゲームソフト『オシャレ魔女 ラブ and ベリー ~DSコレクション~』が100万本以上の販売を記録し、また新たに子会社化した海外子会社が収益に貢献いたしました。
 
 以上の結果、当連結会計年度における売上高は、5,282億38百万円(前期比4.5%の減)、経常利益812億87百万円(前期比32.0%の減)となり、特別損益項目として、一部アミューズメント施設等における減損損失17億5百万円や、のれん一括償却額23億35百万円等を特別損失に計上し、当期純利益は434億56百万円(前期比34.4%の減)となりました。

遊技機事業

パチスロ遊技機事業におきましては、一昨年、空前の大ヒットとなった『北斗の拳』の後継機であり、さらに卓越した演出力を持ち合わせた『北斗の拳SE』を販売、また下半期においても『スパイダーマン2』をはじめとした新基準機の販売が順調に進むなど、当連結会計年度も多様なゲーム性を備えたエンタテインメント性の高い製品を市場に投入することで、パチスロ遊技機全体で523千台を販売し、トップシェアメーカーとしての地位を堅持いたしました。
 一方、パチンコ遊技機事業におきましては、気軽に楽しめるパチンコ遊技機『CR北斗の拳STV』や人気漫画のタイアップ機『CRサラリーマン金太郎』、さらにはサミー株式会社と株式会社銀座の資本・業務提携による銀座ブランド第一弾となった『CR満月の夜に昇天したい』を販売するなどいたしましたが、パチンコホール及びユーザーに支持されるまでにはいたらず、パチンコ遊技機全体で132千台の販売実績にとどまりました。
 また、玉貸機・メダル貸機等の遊技機周辺機器事業におきましては、前期より引き続き「ホールトータルサービス」の強化を推し進めました。
 以上の結果、売上高は2,137億10百万円(前期比19.9%の減)、営業利益は711億2百万円(前期比28.8%の減)となりました。

  • パチンコ

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  • パチスロ

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アミューズメント機器事業

アミューズメント機器事業におきましては、プライズ機などの既存製品が一巡したものの、ネットワーク対応トレーディングカードゲームの『三国志大戦2』が引き続き好評を博したのをはじめ、カップルからファミリーまでが楽しめる新感覚のメダルゲーム『アミー漁』、人気レースゲームのシリーズ最新作『頭文字D ARCADE STAGE 4』などの新製品が堅調な販売となりました。
 以上の結果、売上高は796億19百万円(前期比3.0%の増)、営業利益は116億82百万円(前期比4.1%の減)となりました。
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アミューズメント施設運営事業

 アミューズメント施設事業におきましては、既存店舗の売上高が第2四半期以降、前年を下回る水準で推移いたしました。また、収益性の高い『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』や『甲虫王者ムシキング』などキッズカードの販売においてもブームが沈静化したことや、他社との競合が激化したことにより前連結会計年度の販売枚数を下回る結果となりました。
 なお、国内の新規出店は18店舗、閉店は31店舗となり、当連結会計年度末の店舗数は449店舗となっております。
 以上の結果、売上高は1,038億59百万円(前期比2.3%の減)、営業利益は1億32百万円(前期比98.6%の減)となりました。
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コンシューマ事業

コンシューマ事業におきましては、国内ゲームソフト販売の分野において、『オシャレ魔女 ラブ and ベリー ~DSコレクション~』が100万本以上の販売、有力フランチャイズタイトルとなった「龍が如く」シリーズの最新作『龍が如く2』が60万本の販売となり、シリーズ累計100万本を突破いたしました。海外におきましても、『Sonic The Hedgehog』、『Football Manager 2007』等の販売が堅調に推移した結果、当連結会計年度における販売本数は、日本580万本、米国823万本、欧州718万本、その他6万本、合計2,127万本となり、前連結会計年度と比べ487万本の増加となりました。
 また、玩具販売は軟調であったものの、携帯電話向けコンテンツ、さらにはアニメーション映像事業の分野は堅調に推移いたしました。
 以上の結果、売上高は1,198億33百万円(前期比32.1%の増)、営業利益は17億48百万円(前期比11.5%の減)となりました。
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その他事業

その他事業におきましては、主に商業施設等の企画・設計・監理・施工及び業務用カラオケの販売等をおこない、売上高は196億33百万円(前期比5.7%の減)、営業損失は13億45百万円(前期は17億12百万円の損失)となりました。