id Software

Last-modified: 2010-10-19 (火) 21:02:08

http://www.zenimax.com/

NEWS

John Romero氏が「レボリューション」についてコメント

http://www.inside-games.jp/article/2005/01/29/15583.html
GameDaily.comにてid Softwareの共同創業者で『DOOM』・『クエイク』・『大刀』などの開発者のJohn Romero氏がインタビューに答えています。任天堂の新型ゲーム機「レボリューション」について興味深いことを述べていますので紹介します。

――最後に、我々ゲーマーは任天堂、ソニー、マイクロソフトの次世代機が発売されてからの数年間でどのような変化を見ることになるでしょうか?

多くのハイクオリティなグラフィックは期待できます。私はPS3やXBOX2でそれ以上の革新的な物を見ることはないでしょう。しかし、私達は任天堂のレボリューションで興味深いものを見るでしょう。また、ニンテンドーDSは既に幾つかのクールな要素を活用しました。私は任天堂の前向きな考え方を深く尊敬します。

和解への一歩? id SoftwareがDS向けに『Orcs & Elves』を検討中

http://www.inside-games.jp/article/2007/01/11/19846.html
Cubed3やGame|Liteによれば、『Doom』シリーズで知られるid Softwareのジョン・カーマック氏やクリス・ケーラーCEOは、ニンテンドーDS向けに『Orcs & Elves』を開発する事を計画しているそうです。これは携帯電話向けに開発されたDoomタイプの3DRPGで、DS向けにはこれを増強したバージョンが予定されているそうです。

任天堂とid Softwareは、『Wolfenstein 3D』をSNESに移植するに当たって残虐表現やヒトラーやナチスに関する表現を削除したことや、N64『Doom 64』やGBC『Commander Keen』などでも同様に表現の差し替えを行った事で良い関係ではありませんでした。しかし久々にidが任天堂向けに開発することとなり、ジョン・カーマック氏も「これほど任天堂との関係が近かったことはない」と表現しています。

WiiについてもCubed3とのインタビューで前向きな考えを示しています。

id SoftwareのCEO、ハードウェアメーカーがコピーを黙認すると主張

http://www.inside-games.jp/article/2008/08/23/30824.html
id SoftwareのCEO であるTodd Hollenshead氏はゲーム系サイト「gamesindustry.biz」のインタビューに答え、「ハードウェアメーカーは、コピーなどの不法行為を消費者への“隠れた利益”と見なしている」との見解を明らかにしました。

PCで音楽や映画などを違法ダウンロードするという“無料コンテンツ”が消費者への“隠れた利益”としてPCハードウェアの売上に寄与していることを知りながら、ハードウェアメーカーが有効な対策を行わないとするのがTodd Hollenshead氏の主張。業界人が公の場でこうした発言をすることは珍しく、波紋を投げかけています。

id SoftwareはFPS(一人称シューティング)『DOOM』『Quake』などで一時代を築いた、いわばパソコンゲームの名門。現在は不法コピーを防ぐ配信システム「steam」に参加しています。

ゲームと不法コピーは切っても切り離せない問題で、最近は任天堂など54社が不法コピーを可能とするマジコンを輸入する会社を提訴して話題となったばかり。特殊なハードウェアが無くても不法コピーが動いてしまうパソコンゲームではより深刻な問題であり、これを解決するためにプロテクトや「steam」のような配信システムなどが模索されています。クリーンな環境は、メーカーのみならず正規にゲームを買ったユーザーも求めているものであり、ゲームと不法コピーの戦いは今後も続くこととなりそうです。

『DOOM』『Quake』の父がWii用ゲームの開発に意欲

http://www.inside-games.jp/article/2009/02/26/33873.html
『DOOM』や『Quake』といったFPS(一人称シューティング)で知られるゲームクリエイターのJohn Carmack氏はWii専用タイトルの開発のため交渉中とのことです。

John CarmackはMTV Multiplayerのインタビューに答えて「任天堂がWiiやニンテンドーDSで成し遂げたことを好ましく思っており、私も何かしたいと思った」と開発への動機を明かします。「現在は4歳になる息子とWiiで遊んでいる時間が最も長い」と語るCarmack氏。氏が所属するid Softwareの新作『Rage』(「マッドマックス」的世界観のアクションゲーム。広大な世界が特徴)のようなタイトルはWiiにふさわしくないため、ゲームはWii用に開発されることが必要であるとしています。

これまで「id SoftwareのタイトルはWiiに合わない」としてきたCarmack氏ですが、同社は『Quake』のiPhone移植を進行するなどHDゲーム機以外のハードへの取り組みも進めており、FPSの巨匠が開発するWii用ゲームがどんな内容となるかが気に掛かるところです。

ZeniMax Media,「DOOM」「Quake」で知られるid Softwareを買収2009/06/25

http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20090625007/
現地時間の6月24日,ZeniMax Mediaは,ゲームデベロッパであるテキサスのid Softwareを買収したと発表した。今後,ZeniMax Mediaは傘下のデベロッパであるBethesda Softworksを通じ,パブリッシャとしてid Softwareのサポートを行うことになる。また,id Softwareのゲーム開発は,同社の設立者にしてテクノロジーディレクターのJohn Carmack氏の指揮の下,従来と変わることなく行われ,そのほか,買収に伴う人員の異動やレイオフなども予定されていないとのこと。買収金額は発表されていない。

 ZeniMax Mediaは,上記のように「Fallout 3」(PC/Xbox 360/PS3)や「The Elder Scrolls IV: Oblivion」で日本でも知られるデベロッパ,Bethesdaを傘下に収める総合メディア企業で,そのほか,モバイル/携帯ゲーム機向けのタイトルを開発するVir2L Studiosと,MMOGを制作するZeniMax Online Studiosを開発スタジオとして持っている。

 1991年に設立されたid Softwareは,「Wolfenstein 3D」や「DOOM」「Quake」といったFPSジャンルを築き上げて発展させたデベロッパであり,ゲームデザインやグラフィックスといった面で常にFPSを引っ張ってきた。現在は,レースゲームとFPSを融合させた「Rage」を開発中で,ゲームに使用されている新エンジン,「id Teck 5」にも注目が集まっている。

 リリースによれば,そのRageと,“id Software監修”という形でウィスコンシンのRaven Softwareが開発を進めている「Wolfenstein」(PC/Xbox 360/PS 3)の2タイトルは,すでに発表されているように,それぞれElectronic ArtsとActivisionから発売される予定だ。Bethesdaブランドでid Softwareのタイトルが登場するのは,それ以降ということになる。

 欧米ゲーム業界の再編成が進む中,「好きなものを好きなように作る」というスタンスを維持する,独立系デベロッパの最後のヒーローであったid Softwareの今回の買収劇。欧米の各ゲームメディアでも大きく報じられており,その衝撃の大きさを物語っているようだ。

id Software買収劇で見える,独立系デベロッパの現状2009/07/03

6月24日,DOOMシリーズやQuakeシリーズなどで知られるid Softwareが,ZeniMax Mediaに買収されることが発表された。

 ZeniMaxは,Bethesda Softworksの創設者によって,ゲームパブリッシング機能を強化するために,1999年に設立された会社である。
 The Elder Scrollsシリーズの成功を軸に成長してきたデベロッパ,Bethesdaが,業績が悪化したInterplay EntertainmentからFalloutシリーズの権利を買い取って制作した「Fallout 3」の大ヒットで,二枚目の看板を手に入れたのも記憶に新しいところ。カナダのArtificial Mind & Movementが制作中の「WET」や,イギリスのRebellionの「Rogue Warrior」など,サードパーティの開発するゲーム販売にも積極的に力を入れている印象がある。

 買収されることになったid Softwareは,1991年に設立されて以来,長らく独立系デベロッパとして確固たるポジションを維持してきた名門メーカーだ。同社がFPS(一人称視点のシューティング)というジャンルを築き上げたことや,LAN/オンラインによる対戦を盛り上げてきたことなど,FPSの歴史に残した功績の数々は,いまさら説明するまでもないだろう。

 設立からしばらくの間,id Softwareは20人ほどの少数精鋭チームを維持して「自分達の作りたいものを作る」というインディな姿勢を貫いていた。3Dグラフィックスやマルチプレイモードといった技術/アイデアにおいて常に業界の最先端を走ると同時に,同社の設立者で,メインプログラマーでもあるJohn Carmack(ジョン・カーマック)氏は,幾度となくゲーム業界に対する忌憚のない意見を述べてきた。初期のDirectXがプログラマーの利益にならないという意見書をMicrosoftに送ったりなど,大手企業とも対等に渡り合ってきたのだ。

 そんなCarmack氏が率いるid Softwareでは,彼が制作したゲームエンジンにほかのプログラマー達がさまざまな要素を付け加えて仕上げ,その後,デザイナーやアーティスト達によって作品が具体化されるというトップダウン方式のゲーム開発を行っていた。一つのゲームの開発が終了すると,Carmack氏はホテルや自宅に数週間もこもって資料を読み漁り,次のエンジンのプロトタイプを一人で制作。その後,上記のサイクルが再び始まるという珍しい手法だ。しかし,ゲームデザイナーの何もしていない時間が多くなるなど,この手法は必ずしも効率が良いといえるものではなかった。

「Quake III Arena」(1999年)が発売されるとき,「初めて,自分がまったく関わらないコードが入ったゲームが出荷されることになり,非常に不安を覚えた」とCarmack氏が語っていたように,id Softwareはこの頃から会社の規模も大きくなり,ラインも複雑化していたようだ。現在では,Carmack氏が指揮をとる「id Tech 5」ゲームエンジンのR&Dチームだけでなく,発売が予定されている「Rage」とその後に開発が進められるはずの「DOOM 4」開発チーム,そしてローンチされたばかりの「Quake Live」のサポートチームや,モバイル向け部門などを合わせ,約200人という規模になっている。
 「大所帯となった会社や,社員の家族の将来にとってベストの選択はなんなのか」と考えた結果が,ZeniMaxという安定したパブリッシャの傘下に入るという決断であったのだと,Carmack氏はメディアのインタビューに答えており,会社規模の拡大が買収に応じた最大の原因だとしている。現状,トリプルA級のタイトルを開発するには膨大な予算と人員が必要であり,独立系デベロッパとして開発と経営,人事までを一括して行うのは難しくなってきたのだ。

 プレスリリースでZeniMaxは,「今後のソフト開発において,id Softwareにとって最適な環境作りをサポートしていく」と最大限のリスペクトを見せている。id Softwareは本社を移すこともなく,社名や開発体制も残されるということで,ゲーマー側の視点から見る限り,変化する部分は少なそうだ。実際,BethesdaはRPG,id Softwareはアクションといった棲み分けもできているし,id Tech 5という独自技術を使ってZeniMax傘下のメーカーがゲーム開発を行えるという,効率面での展望も開けている。

 もっとも,独立系デベロッパとして20年近く活躍してきたid Softwareが買収されてしまうということに対し,残念に思っている人も少なくないようだ。同社をカーマック氏とともに立ち上げ,1996年に退社したJohn Romero(ジョン・ロメロ)氏は,買収のニュースが流れた同じ日に「そんなひどい話があるのか」と怒りのコメントをTwitterに投稿して話題になった。もっとも,ZeniMaxは悪いウワサもとくに聞こえない優良なゲーム企業であり,Romero氏も「一時的なショックで感情的になり過ぎた」と後日謝罪している。
 今回のニュースを聞いて,Romero氏のようにショックを受けているベテランゲーマーもいるだろうが,結局独立系デベロッパが“独立系”でなくなってしまうというだけで,その経営基盤が買収によって強化されるのであれば,開発者にとってもゲーマーにとっても良い話だと思う。むろん,いくつかの例外的な事例も忘れてはいけないが……。

 「独立系デベロッパ」の存在が大きな注目を集めている最近の北米ゲーム業界。実際に大きな成功を収めたメーカーも少なくない。「Steam」や「Xbox Live」などを通じたデジタル流通システムが消費者の間で一般的になっており,開発が短期間ですむカジュアルゲームやモバイルゲームが広く受け入れられるなど,下地は整ってきた。当座の開発資金とアイデアさえあれば,たとえパブリッシャとの契約がなくても,実質五人以下で会社は成り立つ。そうした小規模デベロッパが増えているのだ。
 こうしたインディーズ系ゲームの動きについては,2009年3月に行われたGame Developers Conferenceの記事にも詳しいので,そちらも参考にしてほしい。とくに巨大企業が見逃していたような分野で,少ない元手で大きなヒットが見込めるチャンスが増えており,「ローリスク・ハイリターン」を狙った開発者達が,アイデア勝負で奮闘しているのだ。

 現在も独立を守っている大手デベロッパとしては,「Gears of War」のEpic Gamesと「Half-Life」のValveが挙げられる。奇しくも,この両社はid Softwareに追随してFPS開発に乗り出したメーカーであり,いずれも,新規ビジネスの開拓や経営能力に飛び抜けたものを持っていた。前者は「Unreal Engine」というゲーム開発用ミドルウェアで,後者はSteamというデジタル流通システムで大成功を収めているのである。
 それに対し,たとえFPSジャンルを作り出した先駆者であったとはいえ,id Softwareはその後の市場の変化についていったとは言い難いかもしれない。最近は大ヒットからも遠ざかり,DOOMやQuakeというネームバリューだけで売れる時代でもない。Quake LiveやiPhone向け「DOOM: Resurrection」の制作は,新規市場の開拓を模索する試みだったのかもしれないが,結果が出るまでには時間も予算もかかるのだ。

 独立を保ちつつ規模を大きくすることがますます困難になってきた最近の欧米ゲーム業界。今回下した決断によって,名門id Softwareがどんな方向に進んでいくのか,ZeniMaxの手腕ともども注目していきたい。

「ハードウェアの進歩にはそろそろ限界がきている」『DOOM』の父が語る

http://www.inside-games.jp/article/2009/08/12/37080.html
『DOOM』や『QUAKE』の父は現在のハードウェアサイクルができるだけ長く続くべきであると考えているようです。

John Carmack氏はポーランドのサイトCD-Actionのインタビューに対し、ハードウェアの進歩はそろそろ物理的な限界に達しつつあると評価。「我々は既にメガヘルツの壁を突破したが、結局その向こうに処理の限界を見るだろう」とハードウェアによる進歩が無限のものではないとする見解を明らかにしました。

この解決となるのが、インターネットに接続した複数のコンピューターで処理を分散するクラウドコンピューティング。ゲームの制作予算は現在多額のものとなっているが、これをクラウドコンピューティングに使用することも不可能ではないのではないか、としています。

Carmack氏は現在のハードウェアサイクルに関し、「開発者として、この世代ができるだけ長く続くことが好ましいと思う」とコメント。Xbox LIVEやApp Storeといったダウンロード配信が好調なことを踏まえて「次世代ゲーム機の一つは光学メディアなしになる可能性がある」「ブロードバンド接続を持つ人の率はファーストパーティやコア・パブリッシャーが予想したより高い」と有望視します。

Carmack氏といえば最初期のFPS(一人称シューティング)である『DOOM』や『QUAKE』の作者であり、ハードウェアの進歩と共にゲームを改革してきた存在。その氏をもってして進歩が限界に達しつつあると言わしめるのが現在の状況ですが、クラウドコンピューティングを解決策として持ってくる辺りが欧米ゲーム業界的なオプティミズムといえるでしょう。

「ゲーム内広告はビッグビジネスではなかった」-『Quake』の父、ゲーム内広告でのオンラインゲーム運営を断念

http://www.inside-games.jp/article/2009/08/20/37219.html
「ゲーム内広告はビッグビジネスではなかった」……『Quake』の父であるJohn Carmack氏は収益モデルの見直しを迫られている模様です。

Carmack氏の新作は『Quake Live』。
名作FPS(一人称シューティング)『Quake III Arena』をブラウザゲームとしたもので、ブラウザゲームながら本格的なFPSを楽しむことができます。

日本サーバーも開設された『Quake Live』は完全無料。当初はゲーム内広告による収入で運営するモデルとされてきましたが、Carmack氏は今年のQuakeCon(FPSゲーマーのファンイベント)において「ゲーム内広告はビッグビジネスという訳ではなかった。プロジェクトを牽引する力はない」と発言。無料会員と有料会員が併存する料金システムへと変更する考えを明らかにしました。有料会員になれば自由にルール設定したサーバーを立てられるようになりますが、ゲームを遊ぶだけであれば、これまで通り無料でも可能とのこと。

ゲーム内広告は、ゲームの中にスポンサーの広告を出すというもの。ターゲットを絞り込んで広告できるため、無差別な広告よりも効果が高いとされています。先日も『WipEout HD』にゲーム内広告を入れたことでロード時間が10秒近く増加、ソニー・コンピューター・エンターテイメント・ヨーロッパ(SCEE)がこれを除去するという事件が起こったばかりで、100%スムーズにはいかない模様。無料会員と有料会員が併存するシステムでどれくらいの収益があがるのか、今後の展開が注目されます。

EAからBethesdaへ―Zenimax、id Softwareの『RAGE』販売権獲得を発表2009年12月17日(木)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=808
Bethesda Softworksの親会社であるZenimax Mediaは、id Softwareの新作、『RAGE』の販売権を獲得したことを正式に発表しました。これにより『RAGE』は、Bethesdaより販売されることになると見られています。

今年の6月にZeniMaxはid Softwareを買収していますが、それより以前、Electronic Artsが『RAGE』の権利を獲得していたために、本作の販売には影響がないと報じられてきました。

ZeniMaxは「パブリッシャーの変更は開発に影響しない」とコメント。ただ、2010年には『Brink』や『Fallout: New Vegas』といった大型FPS作品がBethesdaからリリース予定にあり、RAGEの発売時期に影響があるとの見方も出ています。

id Softwareのジョン・カーマックがGDCの生涯功労賞を受賞2010年2月23日(火)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=1154
『Doom』や『Quake』といった伝説的FPS作品のリードプログラマーとして知られるid SoftwareのJohn Carmack氏が、ゲームのアートや技術に多大な貢献を果たしたとして、来月開催されるGDCの生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)を受賞しました。

「John Carmackとid Softwareは、近年の3DゲームとりわけFPSジャンルに途方もない影響を与えてきたといっても過言ではありません」とGDCイベントディレクターのMeggan Scavio氏は受賞に理由についてコメント。「Johnはビデオゲーム業界の歴史における重要人物の1人であり、彼に本年度の生涯功労賞を与えることができて光栄です」と述べています。

GDCの生涯功労賞には、宮本茂、Sid Meier、Will Wrightといった大物クリエイターが過去に受賞を果たしており、3月11日にGDC会場で行われるセレモニーには、Wii Wright氏やWarren Spector氏が出席、GDCパイオニアアワードを受賞したValveのGabe Newell氏の授賞式も同時に行われるということです。

id Softwareの次世代ゲームエンジン“Tech 5”はBethesdaタイトルのみの独占に2010年8月13日(金)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=1980
id SoftwareのTodd Hollenshead氏は同社が開発する新作シューター『Rage』で採用されている次世代ゲームエンジン“Tech 5”が、サードパーティーのデベロッパーには供給されないことを明らかにしました。

今後Tech 5を採用するタイトルは親会社であるゼニマックスメディアグループのベセスダ・ソフトワークス(Bethesda Softworks)によって販売される必要があるとの事で、Hollenshead氏は競争上の優位性を保ちたいと話していますが、“Tech 5がidおよびidの開発するタイトルだけ独占ではないので公平である”と伝えています。

パブリッシャーおよびデベロッパーが自らの技術を占有する事は特段珍しい事ではありませんが、id Softwareのこれまでの歴史を考えると異例と言えるのではないでしょうか。しばらくの間は「Tech 5の最新技術を体感できるのはベセスダのゲームだけ!」ということになりそうです。