海田市帝國は北太平洋に位置する海田市群島の海田市島とそれに付随する島嶼からなる島国国家である。
構成国は和暐國・白波國・群馬國・宮川國の四つの皇國である。形式上はこの四つの國による連邦国家であるが、共通した政府機関を持つ為、国際的には四つで一つの国家として捉えられる。現政府は国家社会主義を掲げている。華字と日仮名文字等を使用した和暐語が共通語として話されている。
海田市帝國国旗 | 海田市帝國国章 | ||
和暐國旗 | 白波國旗 | 群馬國旗 | 宮川國旗 |
国の標語 | 安寧秩序・官民調和・殖産興業 | 国旗縦掲揚 | |
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公用語 | 和暐語・ゲーテ語 | ||
首都 | 帝都大空?(海田市帝國&和暐國) 白川府?(白波國) 時定市?(群馬國) 宮川市?(宮川國) | ||
最大都市 | 白川府? | ||
国家元首 | 大君 | 目次 | |
政府首脳 | 永近 大岳 内閣大臣 | ||
面積 | 37274,34k㎡ | ||
水面積率 | 0,9% | ||
人口 | 8925万人 | ||
人口密度 | 2394.4人/k㎡ | ||
民族 | 瑞穂民族80% 思華民族20% | ||
GDP | 415847.0億円 | ||
一人あたり | 465'9350.4円 | ||
建国 | 延元元年十二月廿一日(1337/1/23) | ||
使用暦 | 元号:旌懿八年、紀元暦:六八九年、(西暦:J.2024) | ||
通貨 | 緡・文(KKM)[ന] | ||
時間帯 | UTC -9(DST:なし) | ||
国名コード | KK/KVK | ||
ccTLD | .kt | ||
国際電話番号 | 563 | ||
宗教 | 祇倫 | ||
国歌 | 筑子 【坊樂器版】 | ||
国花 | 菖蒲 | ||
国木 | 山毛欅 | ||
国鳥 | 雷鳥 | ||
国石 | 黒曜石 | ||
議会 | 委員会制・非常設一院 | ||
与党 | 興業黨・榮華黨 | ||
@KAITAICHE_REICH |
國の象徴
国号
国際的な国号は海田市である。ただし、政府は自国を略して表現する際は帝國と呼称している。これは後述の外国語表記で見られるように、海田市を唯一・最高の国である体をとっているためである。
海田市
「海田市」という名前は、光輝くなごみを意味する、和暐から由来したものではないかとされる。海田市黎明期は国号が定まっておらず、和暐の他、艱、海娧、勁市、などの表記が見られる。1865年十二月廿一日に制定された旧海田市帝國憲法では明確に現在の和暐國の国号として[海田市]が定められた。また、これらの歴史を踏まえ、旌懿元年(西暦2018年)からは旧海田市帝國の範囲を和暐國とした。
また、海田市帝國は[帝國]と冠しているが、実態は[連邦国家]である。
ゲーテ語では「Das Kaitaitsche Vereinigte Kaiserreich」、楓語では「The United Kingdom of Kaitaichi」と表記される。
国際規格では三文字略号をKVK、二文字略号をKKと規定している。なお、旌懿元年までは三文字略号をKTC、二文字略号をKTと規定していた。これらは現在でも使用可能であるが、新規利用は不可とされた。
和暐
「和暐」という単語が最初に出てくるのは建国から約七十年後の果報の時の歌からである。この名称について、海のど真ん中に位置するこの国には古くから遭難者が来たことを記録する文書が残されており、漢字圏よりやってきた外来人が命名したのではないかという説がある。意味は「光輝くなごみ」であるとされる。
白波
海田市本島東部、特に篠附から浦橋にかけての地域の海岸線には岩場が多いため、沿岸で飛沫をあげるさまから"白波"の呼称となったとされている。顕平十七年四月三日の海田市帝国への併合の際に国名としては廃止となったものの、 旌懿元年(西暦2018年)四月に予定されている連邦化に際して国号として再び用いられることとなった。
群馬
群馬國のは古くよりよい馬が育つことで有名で、これにより名づけられたのではないかと言われている。現在でも、帝都大空の瀧口は群馬國の良馬を運用している。
宮川
宮川國は海田市本島に比べて平地が広く、また河川も広く流れがゆったりとしている。宮川國は古くから現在まで、海田市帝國全体の食料を生産しており、これらの食料の運搬になだらかな川が不可欠で、これにより名付けられたとされる。與胡市の農作地率は国内最高である。
国内でそれぞれの國を略して表す際は上から順に帝國、暐、波、馬、宮 と表記されることが多い。
国旗
国旗には帝國のものと國/郡のものがある。基本的に片方のみが掲げられることはなく、基本的に帝國と國それぞれがセットで掲げられる。国家的行事には全五種類が掲げられる。駅を含む公共施設には年中掲げられていることが多い。法定国旗縦横比は 1 : 1,5 であるが、縦掲揚については下向きに無限に延長できると解釈されており、地域により長さはまちまちである。白川府は和暐國と白波國の白川市が合併してできたことから和暐國或いは白波國の旗は使われず、府旗が掲げられる。
海田市帝國 | 和暐國 | 白波國 | |||
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第一色 : #17184B 第二色 : #000000 | 第一色 : #00821B 第二色 : #FFFFFF | 第一色 : #2100CD 第二色 : #FFFFFF | |||
ベースの色には鉄紺を使用しており、静寂・誠実・献身・信頼を意味しているとされている。中央に国章である十六角菊を配置している。 | 中央に國章である目結紋を配置し、光と影で山を表現している。 | 青い海に白波の立つ様を表す。中央に國章を配置。 | |||
群馬國 | 宮川國 | 白川府 | |||
第一色 : #00357F 第二色 : #FFFFFF | 第一色 : #C8171D 第二色 : #000000 | 第一色 : #FFFFFF 第二色 : #0d0015 | |||
青は湖と空を、白は雪を表している。左上に國章を配置(縦掲揚時は右上)。 | 黒、白、赤の三色は本朝古来の思想を表したもので、赤心=清明心と黒心=穢き心の間に禊祓の白を配置している。中央に西欧に倣った形式で國章を配置。 | 連邦化に際し新しく制定された府旗である。黒は漆黒としモノトーン基調としている。学問や世界の中心であることを紋が示している。 |
国章
海田市帝國国章
国章は海田市島に領土を移動してからの初の天皇の宮家、瑞馥院の御紋である十六角菊をそのまま採用している。なお、国章など限られた処でのみ十六角菊の外側に枠線が入る。
また国章旗は緋色の背景に金色の国章を載せたものとなっている。背景の柄には基本的に菱模様が使われるが、色の指定がなされているのみで、柄を規定する事項はない。
國章
こほりの國章はそれぞれの宮家の長の御紋が採用されている。
国歌
国歌は帝都大空にて古くより伝わる三つの民謡のうちの一つである、筑子節を元に、海田市帝國連邦化に際し旌懿元年に制定された。民間レベルでは「御歌」と呼ばれることが多い。
瑞穂より千半里
峅山の空に聳ゆる雄々しさに
ならへとぞ懷う坊民の姿に
うかれたらきのどくな
ゆわれたらめっそうな
國定國歌こきりこ
西洋の楽器を用い、主に国内向けに演奏される。編曲ははやてつ。
楽譜及び音源はこちらで入手できる。
國定國歌坊樂器版
帝國の伝統的な樂器を用い、主に海外向けに演奏される。なお、楽譜上の琴1は十七弦で演奏されることが多い。編曲ははやてつ。
楽譜及び音源はこちらで入手できる。
地理
海田市では海田市帝國憲法に於いて初めて明確に領土を規定したと言われている。これは海田市諸島に於ける、和暐國・白波國・群馬國・宮川國の範囲を共同認識するためだったと言われている。山田諸島に於いては古来、和暐國と宮川國が争い、山田諸島の南端部が宮川國の支配権に置かれたとされる文書が残されている。旌懿元年の憲法改正に伴い、山田諸島の全てが和暐國山田市に編入されることになった。
現在の和暐國津澤市を示す古の道筋絵図 |
地勢
海田市帝國は、本島と離島43島からなる。北太平洋の中でも日付変更線より東側に位置するため、極西と呼ばれることもある。領土面積は37274,34k㎡であり、国土の約七割が山岳地帯であり、森林率は約65%である。
最東端
白波國来島市藏島
最西端
群馬國遐幸市田代岬
最北端
和暐國津澤市阿頼島
最南端
宮川國與胡市青柳町
概要
周囲を太平洋に囲まれている。本島の東半分が白波國、西半分が和暐國、本島の西に位置するのが群馬國、南に位置するのが宮川國である。
最大の特徴は冬から春にかけての大雪である。本島の多いところでは20mを超える積雪となり、世界有数の豪雪地帯と言える。群馬國の柊山北側では、海から吹き上げる強風により、樹氷が広く見られる。
海田市諸島は火山活動が活発なことから火山性土壌が多く、これが海田市群島の自然を豊かにしたと言われる。
また、澁山をはじめ、複数の活火山が存在する。
また、山田諸島及び山田湾沿岸は山脈が沈んだことにより生成されたものとして考えられており、リアス式海岸が見られる。
山岳は、最高峰の林山(標高4386m)の他、刃切山(標高3878m)・鉢伏山(標高3876m)など、千五百丈超えの呉羽山脈が帝都大空から和暐市にかけて連なっている。これらの高い山脈の蓄える雪のお陰で海田市はほとんど水不足が起きていないと言われている。林山・立山・峅山は海田市三靈山と呼ばれ、古くから信仰の対象となっている。
海田市群島では、材木石と呼ばれる柱状節理を持った火山溶岩が広く見られる。それが数多く立ち並び、まるで森の中に材木が転がっているかのような風景から名付けられた。他にも、群馬國の柊山の樹氷や、本島呉羽山脈の氷河に依る圏谷、深い渓谷・尖った岩山、豊富な動植物など非常に魅力のある。
河川は、立会川や上田庄川などが有名であるが、大陸河川と違い、源流から河口までの距離が大変短いこと、海抜高低差が急なこともあり、比較的流れが速い。本島北岸では特に顕著であり、浸食作用が著しいため頻繁に表層崩壊を起し、たびたび土石流が発生する。そのため、河川には貯水発電ダムの他に砂防ダムが多く作られる。年間を通じて多雨多雪であるため、集中豪雨等で堤防が決壊し人家田畑に甚大な被害を及ぼすこともあるが、新鮮な水が常に取水できる点がよい。また、地下水がとても豊富で、大都市圏や沿岸沿いを除いて、上水道が整備されている地域は少ない。
平野は、大方10km四方であり、広い平野は宮川國東部や群馬國柊市が代表である。本島の平野部のように見られる平地は扇状地であり、海田市ではこの扇状地に人口の殆どが集中している。前述の通り、上水道整備率が低いのはこの扇状地に住んでいるがために容易に井戸を用意できるということも挙げられる。
靈峰立山の雄山神社を望む | 雄神川の流れ |
気候
ケッペンの気候区分によると、国土全体が温帯多雨夏高温気候(Cfa)に属するとされる。緯度が多少高いため、夏は暑く、冬は寒い傾向にある。また、標高の高さより、国土の約四割が亜寒帯湿潤夏冷涼気候相当である。
海田市諸島は偏西風と季節風が共在する地域であり、偏西風は常に基本的に北西から来るものの、季節風は冬季には東風、夏季には西風、となることが多い。冬の帝都大空?での平年積雪量は二月で三米程度だが、季節風が蛇行し、西風になった場合には偏西風と共に大量に雪を降らせ、多いときには七米を超える。夏は高温多湿であり、40度を超える日も度々ある。しかし夜中は25度を下回ることが多く、寒暖の差が大きい。
冬の岩舟市平野部 |
地域区分
都府市(一都一府丗七市)という行政区画がなされている。この区画の下に町と村(府は間に区を挿む)で地区割がなされている。和暐國と白波國の境はおおよそ吉田市鎌岡市境・白川府國境通りほか・白川府和暐市境、湖西市奥枯山脈である。
白波國政府併合前は都市制であったが、白河市と白川市(白波國)の併合により白川府が誕生、また旧白波國は市町制であったことから併合時に藏浜町、はざま町、八尾町の3町が引き継がれたものの、その後の統合や市への格上げにより現在の都府市制となった。
また旌懿元年から上位の行政管区が置かれている。
~都府市 一覧~
都府市名 | 人口(人) | 面積(k㎡) | 人口密度(人/k㎡) | 統計年月日 | 紋章 |
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帝都大空? | 44万 | 123.5 | 3562.8 | 旌懿七年八月廿日 | |
白川府? | 3015万 | 1335.0 | 22584.3 | 旌懿七年八月廿日 | |
阿武隈市? | 824万 | 822.9 | 10013.1 | 顕平十七年八月七日 | |
鮎浜市? | 42万 | 1313.5 | 319.8 | 顕平十七年八月七日 | |
岩船市? | 84万 | 492.0 | 406.5 | 旌懿七年八月廿日 | |
大天市? | 18万 | 564.5 | 318.9 | 旌懿七年八月廿日 | |
遐幸市? | 8万 | 1437.5 | 584.4 | 旌懿七年八月廿日 | |
風浜市? | 20万 | 464.8 | 430.3 | 旌懿七年八月廿日 | |
和暐市? | 452万 | 781.2 | 5786.0 | 旌懿七年八月廿日 | |
川俣市? | 59万 | 1584.8 | 372.3 | 顕平十七年八月七日 | |
鎌岡市? | 321万 | 1040.7 | 3084.5 | 顕平十七年八月七日 | |
鴨川市? | 117万 | 1571.3 | 744.6 | 顕平十七年八月七日 | |
加越市? | 114万 | 1137.2 | 1002.5 | 旌懿七年八月廿日 | |
北舟市? | 38万 | 1906.3 | 199.3 | 顕平十七年八月七日 | |
桐原市? | 62万 | 1293.5 | 479.3 | 旌懿七年八月廿日 | |
與胡市? | 57万 | 1321.8 | 469.6 | 旌懿七年八月廿日 | |
栗山市? | 60万 | 1213.1 | 494.6 | 顕平十七年八月七日 | |
来島市? | 10万 | 738.1 | 135.5 | 顕平十七年八月七日 | |
黒磯市? | 143万 | 1297.9 | 1101.8 | 顕平十七年八月七日 | |
湖西市? | 17万 | 2286.4 | 74.4 | 顕平十七年八月七日 | |
湖東市? | 16万 | 479.2 | 333.9 | 顕平十七年八月七日 | |
小松市? | 71万 | 1004.9 | 706.6 | 顕平十七年八月七日 | |
高崎市? | 93万 | 496.1 | 1874.6 | 旌懿七年八月廿日 | |
月見市? | 22万 | 196.8 | 117.9 | 旌懿七年八月廿日 | |
津澤市? | 104万 | 2004.1 | 518.9 | 旌懿七年八月廿日 | |
柊市? | 78万 | 1124.2 | 693.8 | 旌懿七年八月廿日 | |
時定市? | 216万 | 830.5 | 2600.8 | 旌懿七年八月廿日 | |
礪波市? | 216万 | 1290.2 | 1674.2 | 旌懿七年八月廿日 | |
那珂市? | 51万 | 812.8 | 627.5 | 顕平十七年八月七日 | |
西束市? | 180万 | 540.8 | 3328.4 | 旌懿七年八月廿日 | |
はざま市? | 11万 | 259.4 | 424.0 | 顕平十七年八月七日 | |
林市? | 38万 | 478.5 | 794.1 | 旌懿七年八月廿日 | |
宮川市? | 92万 | 924.9 | 994.7 | 旌懿七年八月廿日 | |
八尾市? | 32万 | 407.4 | 785.4 | 顕平十七年八月七日 | |
山田市? | 377万 | 1387.6 | 2717.0 | 旌懿七年八月廿日 | |
湯本市? | 324万 | 670.2 | 4834.0 | 顕平十七年八月七日 | |
横口市? | 868万 | 317.5 | 27334.4 | 旌懿七年八月廿日 | |
吉田市? | 734万 | 765.5 | 9588.0 | 旌懿七年八月廿日 | |
若松市? | 113万 | 557.3 | 2027.7 | 顕平十七年八月七日 |
※面積は少数第一位で四捨五入した
法・政治
海田市帝國憲法上、同憲法を最高法規とし、この下に評議會が制定する法律、内閣が制定する政令や各省が制定する省令などの命令、地方公共団体が制定する条例など、各種の法令が定められる。憲法上、裁判所は、全ての法令や行政行為などが憲法に適合するか否かを最終的に判断する違憲立法審査権を有し、最高裁判所を終審裁判所としている。
海田市帝國憲法
帝國憲法は旌懿七年閏二月十一日(J.2023.4.1.)に改正された.これは直前に大君が述べた,「三本の柱をもつ憲法を作るべきである」という発言,また国民の意志としての憲法での「民主国家」の規定を求むものに由来する.改正前は憲法上,大君の独裁体制であったが、大君が民主制を強制していることから事実上民主主義的な憲法となっていた。これを明文化したのが現憲法である.大君は「国家形態としてはどれが一番よろしいでしょうか」の問に対して以下の通り答えた.
三つの柱を持つ憲法を作るべきである.その一.賢明にして経験を積み,円満で相談を絶やさない国家主席(大君).国民の重大問題ではその承認を必要とするーー国家運営に於いては保守的な静のモメント.その二.能力と行動力を持つ政府主席(首相).国家主席と議会に対し責任を持って政府を率いるーー国家運営にあっては前進する動のモメント.その三.国民の意思を代表する議会.あらゆる法についてはその承認が必要である.それと同時に政党を制限し,上院を設けて,議会権の濫用を制限若しくは阻止するべきである.このあたりを私は漠然と目標にしている.
基本思想は前述の勅令からまとめられ、静の元首、行動の政府主席、国民の意思を代表する議会の三本の柱とし、さらに改正前から基本的な「七つの原則」を有する。現在含めて長い期間,国家社会主義という政治体制であることもあり、「七つの原則」のうち1つ目の公衆優先原則が最も重視される。
詳しくは帝國憲法を参照。
海田市帝國憲法は公布時より、安寧秩序・官民調和・殖産興業 の三つを"帝國之理"としていたが,これを改正時に消した.ただしこの精神を忘れることのないように大君はこれを帝國の標語とする勅令を出した.
十八世紀末期迄の帝國憲法では、大君主権を掲げ、「大君ハ、帝國々民ノ為二統治ヲ行フ」と明記されていた。
国家元首
詳しくはこちら?を参照。
帝國の国家元首は「大君」である。敬称は陛下。第三代までは「天皇」と呼称されていた。
初代大君は光明天皇であり、今上陛下は廿三代目であられる。旌懿七年までの帝國憲法では大君ハ國ノ元首ニテ統治権ヲ総攬スとあったが政治の権限は政府が担っており大君が政治に介入することはほとんどなかった。よってこれは廃止されたが,前例に基づいて現在でも形式的に、重要書類等は大君の名の下で発効されることが多い。
代 | 皇王 | 宮家 | 諱 | 誕生 | 即位 | 退位 |
---|---|---|---|---|---|---|
廿二 | 太上大君 | 八尾院 | 継仁 | 仙丸三年十一月十九日 | 元街丗五年四月一日 | 顕平十七年十二月丗日 |
廿三 | 今上大君 | 驟霑院 | 霏雷 | 元街三年十月十二日 | 顕平十七年一月一日 | 在 位 中 |
歴代天皇と元号はこちら
国政
帝國では大空城にて十七からなる評議會により萬機が総攬されている。各評議會は選挙で銓出された卅五名と各省庁の大臣・副大臣の卅八名で構成されている。又、総理大臣は各評議會の議長を指名でき、選挙は四年に一度行われる。議会は常設されていない。
代 | 内閣 | 与党 | 期間 |
---|---|---|---|
八十六 | 永近政権 | 興業黨・榮華黨・三民黨 | 顕平十七年三月一日(2017年3月30日) ~顕平十八年三月丗日(2018年5月4日) |
八十七 | 永近政権 | 興業黨・榮華黨 | 顕平十八四月一日(2018年5月5日) ~現在 |
行政省
国家業務を行う機関は上から「省」、「寮/局」、「司」が置かれている。、
それぞれ大臣が就任する。これは選挙で選ばれるのではなく各省内で決められる。
詳しくは以下表の画像をタップのこと。
帝國評議會
それぞれ議長が任命されている。ほとんどの政治その他の意思決定が評議會で行われる。国家の最重要機関であり、全ての評議會が大空城に設置されている。
内閣総理大臣(第八十六代) | 永近大岳 |
---|---|
副総理大臣 | 那須野友厚 |
評議會 | 議長 |
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内閣評議會 | 柚木優希 |
内務評議會 | 水元恭史 |
外務評議會 | 玉木政道 |
法務評議會 | 吉岡雅一 |
金融評議會 | 白河秀政 |
勞働評議會 | 渡邊捷彦 |
農林評議會 | 長峰維政 |
教育評議會 | 佐々木研 |
産業評議會 | 倉橋尚子 |
交通評議會 | 水卜兼好 |
環境評議會 | 藏門佳音 |
國防評議會 | 鉢川丈 |
災害評議會 | 増川鉱子 |
公安評議會 | 林優一 |
予算評議會 | 奥間郷美 |
行政監視會 | 成囚伸也 |
訴追評議會 | 寺門巖 |
評議員になることを登城する、とも言う
帝國議会
非常設の国家機関。複数の評議會間にとどまらず、総合的な分野などに於いて政府又は天皇が判断、指示した場合に開かれる。全評議員が討議、投票の参加する。例年、年に三回ほど開催されている。
地方政治
海田市帝國は帝國が基本法及び付随する省令及び政令を定め、それに基づき「行政管区」で示方及び指針を定める。また、基本法の範囲に含まれないものについては行政管区が独自に効力を有する法律を定めることができる。ただし、外交などに関わる事項についてはこの限りではない。市については権限が小さく、細律は各都府市で定められる。行政管区は以下の画像の通りに分けられている。当初は都府市町(一都一府丗七市)という行政区画がなされていたが、円滑な行政のために六八七年(J.2022)に憲法にて改定された。当初、国政では成文化された法律が一般的であったものの、各地方では不文法も多数存在する。よって各町村で運用する際に度々問題となることがあった。本改定により、基本法は全て成文法となり、不文法はそれぞれの町村で区切られることとなった。
司法
司法機関は司法省?刑部寮が管理しており、帝國訴審処・一等裁判所・二等裁判所の三種のみが設置されている。司法省刑部寮下に刑事司と民事司が置かれ、それぞれ各裁判所で裁判を行っている。
帝國訴審処は帝國訴審処(白川府?)、一等裁判所は和暐裁判所(横口市?)、白波裁判所(白川府?)、群馬裁判所(時定市?)、宮川裁判所(宮川市?)の四ヶ所、二等裁判所は全国に十四ヶ所に設置されている。
海田市帝國の裁判所は行政から独立しておらず、その時世で判決が変わることもある。また、宣伝の為に故意に有罪にすることもまれにあり、これにより[有罪・懲役一日]という判決や無期懲役と発表されて実際は一ヶ月で釈放といったことも存在する。裁判員裁判等は実施されていない。政府の発行する第四面(後述)に毎回判決が出される。逮捕時は本名による報道は規制されているが、判決確定後は規制が解除される。
海田市帝國に於ける裁判は有罪率の高さが97,3%と非常に高い。これは裁判に至るまでの過程で司法省公安局の克明なる捜査と、権限の大きさに因る(公安局権限で示談や削除することも可能である)。
外交・国際関係
在外公館
国家 | 設置都市 | 公館名(和語) | 代表者 | |
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葵野國 | 箕崎市 | 駐葵野國総領事館(駐葵野國総領事館) | 久世 新 | 特命全権公使 |
尾鳥國 | 北渡府-中区 | 駐尾鳥國総領事館(駐尾鳥國総領事館) | 三好 千恵 | 特命全権公使 |
星海國 | 駐星海國総領事館(駐星海國総領事館) | 向井 健一 | 特命全権公使 | |
錦島國 | 錦島広域市-南区 | 駐錦島國総領事館(駐錦島國総領事館) | 葉加瀬 嘉 | 特命全権公使 |
神津國 | 北倉市-都雪区(稲川県) | 駐神津國総領事館(駐神津國総領事館) | 大藪 哲秀 | 特命全権公使 |
瑞穂國 | 守矢京(信京府) | 大瑞穗帝國駐箚海田市帝國大使館(駐瑞穂國総領事館) | 久瀬 嘉隆 | 特命全権大使 |
岩戸県機屋市 | 駐機屋海田市帝國領事館(駐機屋領事館別院) | |||
近衛県近衛市 | 駐近衛海田市帝國領事館(駐近衛領事館別院) | |||
耀国北平会 | 駐北平海田市帝國領事館(駐北平領事館別院) | |||
清洲國 | 駐清洲國総領事館(駐清洲國総領事館) | 大黒 康一 | 特命全権公使 | |
楓伶國 | リオット(ニコノキア・莉桜市) | Embassy of the Central Kingdom of Kaitaichi in Fiorate(main, Niconokia) (楓伶國総領事館) | 西條 誠志 | 特命全権公使 |
ビクトリアジェンガ(ニコノキア・陽稲吏市) | Embassy of the Central Kingdom of Kaitaichi in Howsead Fiorate (駐楓領事館別院陽稲吏) | |||
ルティンホート(ハウトリア・流塔市) | Embassy of the Central Kingdom of Kaitaichi in Risfiriar Fiorate (駐鞍領事館別院流塔市) | |||
バンステルパス(ベスコーネ・磐枢市)) | Embassy of the Central Kingdom of Kaitaichi in Risfiriar Fiorate (駐鞍領事館別院磐枢市) | |||
福信國 | 吹島市(磐代州) | 在福信 海田市帝國大使館(駐福信國総領事館) | 万里 高次 | 特命全権大使 |
川下市(平津州) | 在川下 海田市帝國領事館(駐福領事館別院川下) | |||
上沢市(泉原州) | 在上沢 海田市帝國領事館(駐福領事館別院上沢) | |||
富中國 | 総曲輪 | 駐富中國総領事館(駐富中國総領事館) | 林 哲郎 | 特命全権大使 |
要人海外訪問歴
ここではINC公式訪問のみを載せる。
旅國 | 訪問者 | 日付 | 目的 |
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海外要人来海歴
ここではINC公式訪問のみを載せる。
旅國 | 来訪者 | 役職 | 日付 |
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旅券
海田市帝國には、越境手形・官務手形・宮家御照の三種類のパスポートがある。いずれの手形にも、国章である十六角菊が表紙中央に印刷されている。また、華字は「手」のみが金文で、その他は篆文で印刷されている。宮家御照には「宮家御照」という表記はない。表紙下部には独逸語で「旅券」「海田市帝國」と印刷されている。大きさは128x80mmであり、B7サイズよりも細身である。全て外務省が発行、交付する。天皇と皇后は国際慣習における元首待遇により、旅券は必要無いが、政府より宮家御照が発行されている。
種類 | 色 | 対象者 | 有効期間 |
---|---|---|---|
越境手形 | 紺 | 海田市国籍取得者 | 五年 |
赤 | 上記の内十四才以下 | ||
官務手形 | 黒 | 評議員及び各省の本庁の職員 | 在職中・四年に一度更新 |
宮家御照 | 象牙 | 海田市帝國の宮家のみ | 所属中全期間 |
治安維持
対内
警察組織は兵部省陸軍寮警視隊?と司法省?公安局の二層構造になっている。基本的な治安維持は警視隊が町中に配置する警視署及び番所の存在によって守られている。公安局は海田市帝國に対する治安、安全保障上の脅威に関する情報を収集して分析をおこなっている情報機関・捜査機関である。調査対象組織などに潜入することもあり、現在でも国内のみならず海外の組織にも潜入していると言われている。他に海上を警備する機関として海軍巡視隊やいわゆる秘密警察である兵部省本局零番隊の存在が発表されている。
武器所持規制法により、銃・刀剣などの武器の所持を厳しく規制している。また、殺人、誘拐、強姦、強盗などの暴力犯罪の発生率が著しく低いとされる。その理由については、制度的な要素、社会的な要素、海田市人の遵法意識の高さなど諸説あるが、その一つとして厳しい銃規制も挙げられる。但し、フィオレートの銃規制に見られるように海田市と同等ないし罰則だけなら海田市よりも厳しいのにもかかわらず、人口に対する殺人事件発生率が倍以上の国もあり、銃規制のみが治安維持に貢献しているわけではない。
対外
海田市帝國軍は陸軍と海軍の二つのみにわけられており、両者共に兵部省の管轄である。航空戦力は基本的に海軍寮航空隊として集約されている。帝國軍は大連合戦争前で大きく軍拡しゲーテ帝國やポコペン・クインスに対抗し得る規模にまで発展した。大連合戦争では主戦力として様々な戦線で活躍し、現在でも世界最強の軍隊と評されている。
海田市の兵器は「クセが強いが高性能」が特徴であり、一撃離脱戦法を基本とした設計をしている。基本的に機械は最低限の防御力のみを有し、攻撃力や機動力に特化している。詳しくは資料集より兵部省を閲覧されたし。
要員
旌懿七年(J.2023)に於ける現役の隊員数は、帝國陸軍本隊が百六万人、警視隊が七万人、公安局が五千人、帝國海軍本隊が百万人、巡視隊が一万三千人、の計二百万人である。また、兵部省の文官は一万六千人である。現在は徴兵制度はないが憲法上に於いては有事の際に予備役を召集できるとしている。要員のほとんどは研究者であると言われており、実際の隊員の人数は明らかになっていない。
装備
装備のほとんどが国産であり、海外と比較しても高性能と観られるものを多く保有する。帝國軍の調達する兵器の多くは海外の同等のものよりも価格が高いが、他国の意志に左右されず兵器本体及び保守部品の生産ができ、兵器製造技術を蓄積することによって、保守・運用の効率を高め、稼働率を保つことが出来ている。装備の輸出にも積極的である。
25,5,18
産業
海田市帝國は長期継続雇用が主流であり、企業が投資をする際に國から補助金が出やすいことや、資本金の多い企業には社会貢献することを義務付ける法律や、地方自治体が失業者に一人ひとり声掛けや助言する義務を有する法律などがあることなどにより、完全失業率は驚異の0.32%である。一人当たりの平均所得(税抜)は約六万圓である。企業の集合体として大海田市殖産興業期成會がある。
農林水産業
農業
国土が狭い為、基本的に農産物が海外に輸出されることはない。国内で生産量が多いのは、稲、馬鈴薯、玉葱、蕗、水菜、そして山菜類である。白波國では柑橘類も栽培されている。食料自給率は0.97。本島だけでみると食料自給率は0.73であり、主に群馬國や宮川國で生産されてる。
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最も生産の多い米の品種てんたかく | 栽培される蕗 |
畜産業
鶏卵や牛乳、牛肉その他は帝國内では宮川國でよく生産されている。大和國から輸入した牛乳及び乳製品も多く流通している。
漁業
漁獲高は百万噸弱である。海田市帝國は暖流のアラスカ海流と寒流のカリフォニエン海流により世界第四の漁場である太平洋東部漁場に位置し、目鉢鮪・本鮪や間八、平政などが多い。また、淡水魚もよく獲れ、鱒、吉次などがよく食される。養殖はほとんど行われてない。世界各国に輸出される。
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平政 | 鱒 |
林業
林業は国土省により完全に管理されており、民間企業は存在しない。
海田市には椈林が広がっている。家具や建材には椴松や翌檜、柏なども使用される。
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国樹でもある椈の林 |
貿易(輸入・輸出)
海外との貿易は盛んではない。船舶や自動車、鉄道車両などの重工業は比較的交易が行われている。他国に比べ比較高く関税がかけられている。
鉱工業
鉱業
中心を占めるのは硫黄と珪石である。石炭や沃素かつては産出されたが、近年では衛星国である富中帝國からの輸入に頼っている。金属資源は亜鉛、銅、鉄鉱石が群馬國から産出される。
工業
基幹産業であり、特に素材・金属加工・造船・土木工学・機械工学・情報技術などの分野に於いては世界最高水準である。国家予算の四割以上がこれらの研究費に充てられている。
IT産業
工業とともに重要な役割を示しており、他の架空国家にも多く輸出されている。主なIT企業としてスペアミントソフトウェアがある。現在はロケーションシステムを諸外国に積極的に売り込んでいる。
交通
古くは海運において重要な位置を占めた。翠筠四年三月廿七日(1852年5月15日)にゲーテ連邦の協力により、海田市帝國鐡道(現在の林鉄道月見線)が開業、以降国策として急速に鉄道網が発展され、現在では鉄路による鉄道網が全国を網羅している。これにより、自動車の普及率や道路舗装率は著しく低くなっている。現政府は国道のアスファルトによる完全舗装を目指しているが、着工の見通しさへ立っていない。
航空
鉄道網が全土を網羅したことと、広大な山岳や市街地により滑走路の延長や計器着陸装置の完全設置が困難であり(滑走路の中心を示すローカライザーのみ)、冬場の大雪や春先の濃霧による欠航が多発したり、敷地の余裕がなく滑走路の両端まで誘導路が作れない(平行誘導路がなく、離陸機は滑走路末端のターニングパッドでUターンしてから離陸していく)という物理的制約が厳しく、軍用や臨時便を除いて国内線は存在しない上に、民間機の発着が認められているのはミヤタ空港、松戸空港、来島市営飛行場の三箇所のみである。その為、国内の空港滑走路の整備状況は燦々たるものであり、政府は顕平十七年月日(2017年月日)帝國国際機場松戸?の完全改装を指示した。完成は顕平廿二年(2022年)を目指している。これを除けば、3km(以上)の滑走路を有する空港はミヤタ島のミヤタ空港のみである。 また、政府は航空会社設立を目指しており、三菱MRJの購入を検討している。
鉄道
詳細は海田市帝國/鉄道を参照
翠筠四年三月廿七日(1852年5月15日)の大空驛ー岩船駅(現・岩泉駅)間の開通を皮切りに、国策として全国に鉄道網が急速に敷設され、海田市帝國鐡道(現・林鉄道)や他の数多くの私鉄へと発展した。また、各都市圏には地下鉄や路面電車が整備されている。世界に例を見ない規模で分刻み・秒単位のスケジュールで運行され、その規模、技術、運営ノウハウ共に世界最高水準と言われる。国民の鉄道依存率、軌道線規模ともに世界一である。
鉄軌道は大型のものに限らず、山岳地帯の小さな村へは762mm軌道を中心とする鉄道が整備されている。これらは確保する必要のある路盤及び隧道断面を狭める目的で選ばれている。上流の河川敷についても住民が居なくても砂防堰堤や保安林などの防災設備の保守点検用として利用される。
主な旅客鉄軌道事業者として林鉄道、白波鉄道、しらかわ市内軌道がある。また国内の高速輸送を行う鉄道運行社として柚林高速鉄道?がある。詳しくは海田市帝國/鉄道を参照。
道路
街中の道路舗装に於いては、和暐國では車道,歩道ともに石畳、その他では車道はアスファルト,歩道は石畳というものが一般的である。しかし、街中やバス通りを除けば、道路のほとんどが未舗装であり、自動車普及率の低さから、走行する車両はバス、トラック等の営業用車両がほとんどで、片側2車線以上の道路は稀である。しかし、大通りの歩道の幅は広く確保されており、中心市街地のそれには車道幅を越えるものも存在する。また、乗合バスは鉄道の補完的輸送手段として、特に白波國に於いては、鉄道とともに国民の重要な足となっている。バス路線は鉄道路線の主要駅を中心に鉄道の通らない近隣地域を結ぶ形で運行されている。
都市間道路は山岳地帯を主とすることから建設は容易ではなく、自動車が通行できるものはINCハイウェイを除けば農業の盛んな群馬國に限られる。
関連項目
海田市帝國/道路
海運
古くは交通の中核を成していたが、今では鉄路に取って代わられている。しかしながら、四方を海に囲まれた海田市に於いては欠かせない輸送手段であり、現在でも貨物輸送を中心に鉄道貨物輸送と連携し 利用されている。
電力
海田市は高山が多く連なる地理条件によって水力発電開発が当初から盛んである。インフラの重要な役割を担うとして原則として國榮企業のみが存在し、電力の廉価な大量供給を行うことで國内に電気精錬などの電力多消費型産業の発達を促している。特に第二次世界大戦以降、工業の発展に伴って電力が著しく不足し、1950年代から1960年代にかけて人類未踏だった奥鉢木川や小院瀬見川でのダム開発が行われ、1980年代までに超大型水力発電所の建設ラッシュがあった。大規模水力発電設備の建設が概ね完了した現在でも災害防止やさらなる人口増加を念頭に、小規模河川や用水に於ける小型水力発電機の設置が進められている。このため、水力発電のウエイトはかなり大きい傾向がある。その傍らで、火力発電所の開発も同時進行で進められ、有り余るほどの電力を確保することができた。また、伊勢崎火力発電所では現在、LNG一号機が建設中である。
2001年および2004年には赤字を解消する目的で老朽化した火力発電所を廃止しており、岩舟火力発電所1~3号機、礪波西火力発電所1号機が廃止された。これらはすべて石油火力であり、特に岩舟火力発電所は大気汚染の原因としても問題視されていた。原子力を用いた発電については1959年から柚林大学にて最大出力量100キロワットの研究用原子炉を1基、保有・研究がなされていたが、1989年に軽水炉の水漏れ事故の発生を受け停止。再稼働も市街地に位置しているため住民や自治体の理解が得られず2004年に廃炉決定、研究が終了した。顕平の世になって、原子力発電所建設に向け計画が進められていたが、先進国大和の原発事故を踏まえ、原子力発電所の建設は永久凍結となった。現在建設予定跡地の再開発について議論が行われている。
商用電源周波数
- 120V 60Hz
電源プラグはEタイプ。三相電圧は230V。
発電実績
単位は1000kWh
水力発電量 | 火力発電量 | 地熱発電量 | 風力発電量 | 廃棄物 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
3043'9202 | 1221'1275 | 260'7215 | 201 | 〔24'9324〕 | 4525'7893 |
67,3% | 27,0% | 5,8% | 0,0% | -- | 100% |
電力需要実績
単位は1000kWh。
特別高圧 | 高圧 | 低圧 | 合計 |
---|---|---|---|
1491'4700 | 1532'4000 | 1501'8300 | 4525'7000 |
文化・生活
国民性
貯蓄率は高く、「和暐の一つ残し」と言われるほどである。自分の家を持って一人前という風潮がある。都市開発計画でも集合住宅よりも住宅街を主体に行われる。持ち家率は以前と較べて若干低下したが、依然として高く顕平十七年現在、世界一位である。
子弟の教育にも熱心な傾向があり国際学力調査など教育関係の統計で、上位に位置することが多い。
大家族傾向があるため、世帯収入が比較的高い。逆に生活保護家庭の割合は極端に低く、これは基準が厳しいということも関係するが、官務指導が行き渡っている為だとも言える。
乳幼児を祖父母等に預けることが比較的容易なこともあって共働きする家庭がほとんどである。海田市の女性は働き者といわれる。天ぷらの消費が多いのも共働きが多いからとされる。源鶏太は「海田市人である宿命」に同窓会に出てみんな泥くさいとし「私自身、極めて泥くさい人間であることを知っているし、それが海田市人の特性であると信じている。ただし、あえて弁解すれば、泥くさいということは、軽薄でないということだ」と書いている。
海田市帝國で過ごしたことがある宮本光輝『天の夜曲』には主人公の友人・久保敏松が海田市人というのは、地味ではあっても、進取の気概を内に秘めていて、粘り強く自分の仕事に工夫を凝らすという特質を持っているような気がする、という。
國民性に関する本の多くは海田市人の勤勉さと家族の絆、海田市のものづくりによるパイオニア精神などを通して、勤勉でありながら、結婚式などでお金を蕩尽する部分に焦点を当てている。マスメディウムなどの民族性調査では他者とのライバル意識が強いとされる。
紀年法
国内に於いて西暦は使用されず、独自の元号を使用しているが、カレンダーなどでは小さい文字で併記されているのが一般的である。元号は西暦1336年(1337年)に延元が用いられたのが最初とされ、それ以降、現在に至るまで継続して使用されている。基本的に天皇の即位時に改元がされるが、時代が一新したと天皇が判断なさった場合など、随時改元されることもある。元号の他にも、初代天皇・光明天皇が即位したとされる西暦1336年を元年とする紀元暦も公に使用されている。また、日付は全て太陰暦で表され、曜日についても六曜を採用している。
元号の一覧はこちらを参照。
元号名 | 読み | 始期 | 通算年日数 | 天皇名 | 改元理由 |
旌懿 | はたよ | 顕平十八年正月一日 | 一以上 | 今上天皇 | 即位・新時代の幕開け |
祝祭日
国として以下の8日、及び二度の長期休暇が定められている。
キリスト教やイスラム教のように、全ての国民が日曜日或は木曜日に休日をとる、という形態は取っておらず、基本的に業種によって休む曜日は違っている。そのため、振替休日などの制度は存在しない。
その他、地方自治体によりそれぞれ固有の祝祭日が設置される。
日付は全て太陰暦に拠る
名称 | 日付 | 由 |
---|---|---|
元 日 | 正月一日 | 良き年になるよう祈願する。 |
元宵節 | 一月十五日 | 初めの満月の下で明日からの役を設く。 |
開山日 | 四月廿一日 | 宇内の神々に祈願し、霊峰に登る日。*1 |
端午節 | 五月五日 | 子供の邪気を祓う。 |
海行日 | 六月十七日 | 四方の神々に祈願する。海開きの日でもある。 |
神嘗祭 | 九月十七日 | 食物に感謝する。 |
天長節 | 十一月十九日 | 今上陛下の誕生日を祝う。 |
紀元節 | 十二月廿一日 | 海田市帝國の建国を祝い、繁栄を願する。 |
長期休暇
十二月廿一日より一月十五日
八月一日より八月卅日
また、海田市帝國では祝祭日、長期休暇合わせて「休日」と呼ばれている。
宗教
祇倫
海田市は四季の変化があり、美しい自然に恵まれた国である。豊かな自然に恵まれ、自然の不可思議さや霊妙さに対する感覚が優れている。古代の海田市では精霊信仰、つまり山や川、樹木などのあらゆる自然物に精霊、或いは祇が宿ると信じられている。海田市に於ける理想の精神とは、自然のように清き明るき心、すなわち清明心である。海田市人には宗教を意識して行うことはないため決まった呼び名はなかったが、翠筠時代に西洋の学問が本格的に入ってくると我々の信ずるモノ、宗教を祇倫と名付けた。 祇倫にはきちんとした教えはない。しかし、難しい教えがなくても。人々が純粋な心のままに振る舞うことで、自然に世の中は安定した。また、篤胤の著書『靈能眞柱』で、人間は死後、大國主命が主宰する幽冥界という世界に逝くと説いた。そこでは生前の行いにより賞罰が与えられる一方で、地上界を見守り続けることができる、つまり死後の世界は生前の世界と繋がっていると説かれた。
現代の宗教観
現在では一般的に、どの宗教・宗派を信仰しているかはさほど重視されず、また個々人も自らの信仰を(無宗教を自認する場合を含めて)殊更に意識することが少ない。海田市人の大多数は、実際にはいわゆる宗教儀礼に参加してはいるものの、特定の宗教組織に対する帰属意識は薄く、自分のことを「無宗教」と考える者も多い。この場合の「無宗教」は、神や仏の存在を否定する無神論とは異なり、何かしらそれなりに信じているが、それを宗教とは認識していない、また特定の宗教組織や教義に全人格的に帰属してはいないということである。
スポーツ
空手、剣術、柔術、弓術等の伝統的な武芸が今日でも大きな地位を占めている他、バドミントンやフッスバル(サッカー)等も盛んに行われている。また、冬はシーファーレン(スキー・スノーボード)を愉しむ人達で溢れる。
大衆媒体
新聞
海娧新聞、和暐新聞、北國新聞が三大紙である。これら三紙に、国営の帝國新聞を加えた四紙が全国紙である。
なお、地方紙含め全ての新聞で第四面は政府発行と決められている。
電視
放送技術は、DVB-T規格を採用している。
地上波放送の全チャンネルのフォーマット形式はH.264。アスペクト比は16:9、解像度は1920x1080iとなっている。
仙丸卌一年(1964年)に地上アナログ放送が開始。元街六年(1971年)より、カラー放送化がPAL方式で開始された。
顕平二年(2002年)から地上デジタル放送が開始、顕平八年(2008年)にはアナログ放送が停波され、完全に地上デジタル放送に移行した。
放送は、國營放送である逓信省放送寮電視放送が通道壱、官立放送が通道弐、および多くの民間放送により、通道廿まで割り振られている(地域によって放送している通道はことなる)。カーベルフェアンゼーンは、離島や山奥等を中心に繋がれている。
ラ゙デオ
1928年に逓信省放送寮が設立され、翌年より横口市より放送が開始された。主に海人向けの放送で海上に関する情報に比重が置かれている。
インテアネット
国民によるインターネット利用が開始されたのは顕平五年(2005年)である*2。インターネットの整備はスペアミントソフトウェア社がほぼ全権を握っており、逓信省が監視している。顕平十六年(2016年)現在、ラップトップ普及率は89%、携帯端末普及率は77%、タブレッテ普及率は36%となっている。
食文化
世界有数の豊かな漁場が近海にあり、また肥沃な農地や良質で豊富な飲料水に恵まれる。食文化は和食と獨逸風の食文化を取り入れており、多様な食文化に接することのできる地域のひとつとなっている。
主食・副食
主食・副食の区分の意識が強く、両者を別々に容器に盛り、同時に食べるのが一般的である。それによって各人のペースで主食と様々な副食との割合を調整する。代表的な主食は、米を炊いた飯である。また、ブロ゙ートや麺、馬鈴薯も大きな地位を占める。主要穀物では米のみ、ほぼ国内で自給するが、その他は大半を海外から輸入している。副食は、出汁と呼ばれる旨味の味付けが重視される。
海産物
四方を海に囲まれ、漁業が特に盛んであり、利用される魚介類も実に多い。鮪や鰤などの大型海産動物を利用し、また昆布・海苔などの海藻も重要な位置を占める。調理法も多様で、寿司・刺身による生食も広く行われる。また古くから保存食として昆布締めや蕪熟鮨、蒲鉾も有名である。
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おみやげにも人気 |
食肉
内陸部では牛肉や鶏肉、豚肉などが煮物やセ゚アルリッペンとして食されている。また、和暐では豚肉は生で食べる習慣がある。
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生で食す豚肉。玉葱と合わせるとおいしい。 |
野菜など
古くからあへものや漬物として生でも食されてきた。また煮物としていとこ煮なども有名。
携帯食・保存食品
伝統的に、おにぎりや漬物、さまざまな乾物などが利用されてきた。現在、インスタント食品や冷凍食品などの加工食品、パンやビスケット類など、多様な食品が利用される。
嗜好品
伝統的に抹茶や和菓子、米菓が親しまれてきた。お茶は抹茶や玄米茶、緑茶などが飲まれる。お菓子は饅頭や揚天、柿山、煎餅などの和菓子の他、チップスやショコラーデ、クーヘンなどの洋菓子も食されるようになった。最近では喫茶店も増えつつある。
酒類
米から作られる酒が昔からよく呑まれている。有名な銘柄として玉旭や立山がある。また、ビヤーも国内生産はほとんど行っていないがよく飲まれる。
言語
海田市には公用語を明示する法令が存在しないが、和暐語がほぼ全ての国民の母語であり、慣習に基づく事実上の公用語である。和暐國や宮川國では獨逸語に似たライプス゚語も話されるが、全土で均質化された和暐語による義務教育が行われている。識字率は極めて高い。海田市に定住する外国人も多くは和暐語を理解する。国会では、ライプス゚語などの使用も認められているが、憲法や法律は、和語で記したものが正文である。
和暐語は仮名を使用し、文法は日本語と大差ないが、平安期より分離したものである為、語彙が大きく異なり、日本人が学習なしに海田市語を理解するのは困難である。特に、漢字個々の意味を非常に大切にしており、これにより他の漢字語圏よりも使用される漢字が多めである。またひとつの単語に複数の意味を持たせる[掛詞]も海田市特有であろう。詳しくは海田市の言語参照。
ライプス゚語はドイツ゚からの移民(多くは技術者)によるものであるが特に発音に於いて(例えば[g][ch][sch]の区別が無いこと、Zweiをツヺーと発音するなど)標準独逸語と異なる点も多い。
また近年、若者の間では漢文でメールのやり取りが行われつつあることが報告されている。
教育
海田市の識字率は十割であり、普通科教育までが完全無償義務教育である。それ以降でも、官立学校の教育費は基本的に無料である。年度初めは基本的に四月四日(先勝)となっている。
海田市帝國では数学や物理、化学など、いわゆる理系教科に力を入れており、英語以外に関しては国際学力調査など教育関係の統計で、上位に位置することが多い。
各学年の教育内容等、詳しくはこちら?を参照。
年齢(数え) | 教育機関 | 履修義務 | |
---|---|---|---|
3-6 | 保育処 | 五才より | |
7 8 9 10 11 12 | 尋常少學校 | あり | |
13 14 | 普通科學校 | 特修科學校 | あり*3 |
15 16 17 | 中等科學校 | なし | |
18 | 大學校 | ||
19- | 高等科學校・大學校 |
資料集
- 海田市帝國憲法?
- 大海田市殖産興業期成會
- 海田市帝國/海田市の言語
- 海田市帝國/鉄道
- 海田市帝國/各種手形
- 海田市帝國/兵部省
- 海田市帝國/大蔵省?
- 海田市帝國/文部省?
- 海田市帝國/司法省?
- 海田市帝國/宮内省?
- 海田市帝國/世界山岳賽車選手権?
海田市帝國 | ||
---|---|---|
国家 | 海田市帝國 - 富中帝國 | |
地方 | 行政管区 - 都府市? | |
省庁 | 兵部省 - 司法省? - 大蔵省? - 文部省? - 宮内省? | |
経済 | 大海田市殖産興業期成會 - 通貨 | |
交通 | 鉄道 - 道路 | |
社会 | 憲法 - 言語 - 各種手形 | |
国際機関 | 架創国家連合(INC) | |
架創国家連合 | ||
---|---|---|
機関 | 架創国家連合(INC) | |
国家 | 委任管理国家 - 海田市帝國 - 福信国 - 神津国 - 日本民国 - 大瑞穂帝国 - フィオレート連邦王国 - 尾鳥共和国 - 葵野共和国 - 富中帝國 - 清洲国 - 星海人民共和国 | |
法律 | 架創国家連合最高法 - 加盟手続き | |
一覧 | 一覧の一覧? - 創作メンバー - 国家一覧 - 国家承認一覧 - 国際機関・国際団体の一覧 - 首都一覧 - 各国の大都市・都市人口統計 - 立法機関一覧 - 政党一覧 - 軍事組織一覧 - 核保有国一覧 - 憲法一覧 - 経済指標一覧 - 通貨一覧 - 鉄道一覧 - 道路一覧? - 航空一覧 - 高層建築物一覧 - 各種年齢一覧 - 国際イベントの一覧 - 国家元首一覧 - 民族一覧 - 宇宙開発一覧 - 学校制度一覧 - 商用電源一覧 - 最高速度一覧 - 建国日一覧 | |
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