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Last-modified: 2024-04-29 (月) 05:33:42

先鋒隊(せんぽうたい、英語 : Tsingchurian Vanguard Troopers)は、清洲国新民会の準軍事組織。制服の色から「藍衣(Blue Shirts)」とも呼ばれる。先鋒隊は主に、陸上部隊の本隊、海上部隊の水師、航空部隊の飛行隊、親衛隊兼会内警察の侍衛処、特務機関の中央倶楽部からなる。係る事務を司るのは先鋒隊本隊のもとにある先鋒隊総部。

せんぽうたい
先鋒隊
Tsingchurian Vanguard Troopers
Flag_of_Vanguard_Troopers.png
先鋒隊旗
創設1928年8月1日(新民会革命前衛兵団創立)目次
本部建京特別市
前身新民会革命前衛兵団
最高領導金建邦(領袖)
全国領導楊子駿
先鋒隊総部長蔡一男
派生組織Flag_of_Vanguard_Troopers.png本隊
Emblem_of_Maritime_Forces.png水師
飛行隊
Symbol_of_the_Guards.png侍衛処
中央倶楽部
徴兵制度なし
総人員総員 : 300,000人
本隊 : 210,000人
水師 : 65,000人
飛行隊 : 15,000人
侍衛処 : 20,000人
中央倶楽部 : 非公開
(予備役*1 : 640,000人)
適兵年齢18歳-64歳*2
予算非公開
戦争第一次清華国境紛争
反共運動
大聯合戦争
粛軍事件
燕巣解放*3
第二次清華国境紛争
第三次清華国境紛争
十月学運事件
整会運動
建国高中禁書事件
嶺北州境危機
Maritime_flag_template_Vanguard_Troopers.jpg
旗章の掲揚方法

概要

先鋒隊は、清洲国新民会の実力部隊として設立された。制服の色から、「藍衣(Blue Shirts)」とも呼ばれる。先鋒隊は、1932年の清洲国建国に向けて準備を進めていた1930年、建国後の康安軍閥一強を抑えるため、清洲国新民会の前身である旧新民会?の、新民会革命前衛兵団が改組されて創設された。当時の清洲国では、清洲地方を統治していた康安軍閥をはじめ、政党ごと、民族ごと、集落ごとに自警団を組織することが少なくなく、先鋒隊はこれらのひとつであった。清洲国の建国後は、清洲国新民会の権限下にありながら、清洲国の準軍事組織として、陸上部隊の陸師、海上部隊の水師、航空部隊の飛行隊と三軍の機能を全てを併せ持つ第四軍とされている。清洲国新民会の領袖が先鋒隊の最高領導であり、先鋒隊全国領導が日常的な処理を行う。清洲国新民会領袖以下幹部の警備、儀仗隊としても活動しており、特に領袖を警備する部隊は侍衛処と呼ばれるエリート部隊である。国軍とは異なる風土、文化を有し*4、地位も特殊である。先鋒隊は、準軍事組織であり清洲国新民会の私兵的要素もあるというその性格上、清洲国政府と清洲国新民会の両者に渡って所属しており、予算も両者から支出される。司令系統は清洲国新民会にあり、清洲国新民会の下位に位置するため、先鋒隊全国領導を責任者として、新民会の領袖が最高領導の地位を有し、隊を統帥する。この点で約法上国家に属する国軍よりも清洲国新民会の意思を直に反映させることができ、単独行動も多い。国軍とは、その役割分担、権限、ナワバリなどを巡り対立することも多い。現在の先鋒隊は、平時には国内の治安維持や災害救助、国境警備を担い、戦時には軍隊として振る舞う。先鋒隊は、徴兵制を敷く国軍と異なり志願制をとる。清洲国国兵法によれば、先鋒隊に入れば国軍の徴兵が免除されるとされているうえ、国軍よりも待遇が良いことから、例年先鋒隊の必要人員は満たしている。統合参謀部に相当するのは清洲国新民会の先鋒隊最高集団(参謀長に相当するのは全国領導)、事務を司る本部は先鋒隊総部。

歴史

最高集団

最高領導

先鋒隊最高領導は、1932年1月1日、新民会革命前衛兵団総兵を引き継ぐ形で設置された。当初、最高領導は参謀長としても機能していたが、初代最高領導を務めたxxxが張康民と対立して辞職した後、1934年8月11日から張康民自らが二代目最高領導に就任すると、張康民は最高領導の下位に先鋒隊の参謀長兼最高階級として先鋒隊全国領導を設置し、実務を全て任せるようになった。これ以降、最高領導は清洲国新民会領袖が兼任するのが慣例となった。先鋒隊最高領導は単なる役職であって階級ではないが、先鋒隊全国領導は役職兼階級である。

全国領導

本隊

本隊は、先鋒隊の本部。陸軍に相当する。最高集団の下にあり、水師、飛行隊、侍衛処、中央倶楽部に属さない全ての部隊を本隊と呼称する。組織体制としては、最高集団の下に本隊があり、本隊の下に水師、飛行隊、侍衛処、中央倶楽部がある。傘下に事務局にあたる総部がある。

総部

先鋒隊総部は、先鋒隊の事務を司る先鋒隊の機関。先鋒隊の予算編成、人事、先鋒隊幹部学校、隊員の訓練、隊員の福祉などを幅広く所管し、総部長を一名設ける。直下には以下のような組織がある。

  • 人事本部
  • 法務本部
  • 経済本部
  • 国際本部
  • 福利本部
  • 先鋒隊講武堂*5
  • 先鋒隊総医院

水師

水師は、先鋒隊の海上部隊。1932年の清洲国成立後に設立された。1941年まで飛行隊を隷下に置いていた。

飛行隊

飛行隊は、先鋒隊の航空部隊。水師飛行隊として1932年に創設され、1941年に独立した軍種となった。

侍衛処

侍衛処は、清洲国新民会の親衛隊、会内警察。主に新民会と国家の指導者、幹部の警護と、外国要人に対する接遇に使われる。特に領袖を警護する部隊は、近衛隊と呼ばれる。侍衛処は、会内部の軍事警察としても機能する。

中央倶楽部

中央倶楽部は、1931年創立の特務機関、秘密警察。1932年先鋒隊創立と同時に隷下に入った。中央倶楽部は、その存在自体が秘匿されており、新民会も先鋒隊もその存在を認めていない。また、責任者や構成員などの情報も分かっていない。嶺北州の新聞社が元中央倶楽部の構成員だったとされる人物に取材した内容によれば、中央倶楽部には正式名称が存在せず、清洲国新民会中央調査委員会、清洲国新民会全国領導委員会特務委員会、中央倶楽部、情報部または調査部などと呼ばれており、先鋒隊最高集団に属する。主な任務として、テロ、スパイ、破壊工作への対策、国家警察や国軍の監視、防諜などを行い、官庁や民間に協力者がいるとされている。清洲国警察の特務科とは、相互に監視する関係であるという。

制服

先鋒隊の制服は、かつてのゲーテ王国軍の影響を受けており、階級章や配色にその影響を見る事ができる。略帽についても、瑞穂式のものを使用せず、ゲーテ王国軍の使用していた山岳帽を使用する。また、士官の制帽の天井部分には、清洲族の伝統的な宮廷衣装の官帽に見られる「官帽頂」(尉官級は白色、佐官級は青色、将官級は赤色)を取り付ける。制定当初は白色に水晶、青色にサファイア、赤色に宝石サンゴを用いたが、現在は着色したガラス玉を用いる。先鋒隊では将官のみ礼服を着用し、それよりも下級の階級では、常服に白手袋、勲章を着用して礼服とする。

本隊

飛行隊と侍衛処は本隊のものを使用する。

  • 礼服
    立襟フロックコート型の上衣に長袴。正帽として、清洲族の伝統的な官帽を被る。肩章はショルダーノッチ型。
  • 常服
  • 夏季甲式常服
  • 夏季乙式常服
Vanguard_Troopers_Reifuku.jpgVanguard_Troopers_Jofuku.jpg
礼服常服
Vanguard_Troopers_Kaki_Koshiki_Jofuku.jpgVanguard_Troopers_Kaki_Otsushiki_Jofuku.jpg
夏季甲式常服夏季乙式常服

水師

  • 礼服
  • 常服
  • 夏季甲式常服
  • 夏季乙式常服
Vanguard_Troopers_Suishi_Reifuku.jpgVanguard_Troopers_Suishi_Jofuku.jpg
礼服常服
Vanguard_Troopers_Suishi_Kaki_Koshiki_Jofuku.jpgVanguard_Troopers_Suishi_Kaki_Otsushiki_Jofuku.jpg
夏季甲式常服夏季乙式常服

称号

階級

国軍と先鋒隊の階級。先鋒隊は一般の軍隊と異なる独特な階級制度を有しており、名称は古代の軍階を参考としている。国軍における将軍は、上将の身分にあるものが授与される称号である。一方、先鋒隊の上都統は階級として存在している。先鋒隊は、創設時点では海上部隊である水師が存在しなかったため、階級は単に「先鋒隊都統」と呼称し、水師の階級のみを「先鋒隊水師提督」のように階級の前に水師を付けて呼称する。国軍も先鋒隊も兵科を廃止しているが、先鋒隊では、飛行隊に属した場合は「先鋒隊飛行ー」、侍衛処に属した場合は「先鋒隊侍衛ー」と階級の前に所属をつけて呼ばれる。

階級国軍先鋒隊(大宇内階級符号)
階級陸軍海軍空軍本隊・飛行隊・侍衛処水師
総司令官総司令*6最高領導*7-
元帥将軍全国領導士十等
上都統水師大提督
大将陸軍上将海軍上将空軍上将都統水師提督士九等
中将陸軍中将海軍中将空軍中将総兵水師副提督士八等
少将陸軍少将海軍少将空軍少将副将水師協提督士七等
大佐陸軍上校海軍上校空軍上校参将水師参領士六等
中佐陸軍中校海軍中校空軍中校游撃水師副参領士五等
少佐陸軍少校海軍少校空軍少校都司水師協参領士四等
大尉陸軍上尉海軍上尉空軍上尉守備水師佐領士三等
中尉陸軍中尉海軍中尉空軍中尉千総水師副佐領士二等
少尉陸軍少尉海軍少尉空軍少尉把総水師協佐領士一等
准尉陸軍准尉海軍准尉空軍准尉--准一等
曹長陸軍上士海軍上士空軍上士隊正水師隊正兵七等
軍曹陸軍中士海軍中士空軍中士隊副水師隊副兵六等
伍長陸軍下士海軍下士空軍下士什長水師大率兵五等
兵長---副什長水師副大率兵四等
上等兵陸軍上兵海軍上兵空軍上兵伍長水師伍長兵三等
一等兵陸軍中兵海軍中兵空軍中兵上等兵水師一等兵兵二等
二等兵陸軍少兵海軍少兵空軍少兵列兵水師二等兵兵一等
三等兵---練兵水師練兵(兵零等)

音楽

国軍の軍楽隊が瑞穂国の行進曲や軍楽と思華民国時代から使用されていた行進曲を多用するのに対し、先鋒隊の楽隊は創立当初よりプロパガンダの一環として独自の軍楽の作曲に力を入れ、こちらを使用することが多い。先鋒隊の公式行進曲は『分列式進行曲』。

関連項目

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行事清洲国全国運動会? - 清洲国教育部芸術展? - 東洋競技大会?
その他架創国家連合(INC)- 画像フォルダ - 関連項目

*1 徴兵制のない先鋒隊における予備役は、現役を引退した隊員と、清洲国新民会や清洲国新民主義青年団から予備役に登録した者、一般から応募した者に大別される。先鋒隊は、清洲国新民会の会員へ予備役への入隊キャンペーンを行い、国軍と同等かそれ以上の人員を確保している。
*2 都統、水師提督、大都統、水師大提督は終身現役。
*3 清洲国と思華民国国境に位置する当時思華民国領であった燕巣市に先鋒隊が侵攻し、併合を宣言した事件。燕巣市は清洲国に併合され、第二次清華国境紛争の引き金となった。
*4 例えば、ファシスト式の右手を斜め上に伸ばす敬礼を行う、掛け声として「万歳」を用いる、ガチョウ足行進を行う、松明行進を開催する、入隊時の宣誓で国家ではなく新民会とその領袖に対して忠誠を誓う、など。
*5 先鋒隊の士官学校
*6 正確には軍隊の階級ではない。執政が陸海空軍総司令であることは、清洲国約法第二十八条によって定められている。
*7 正確には階級ではない。清洲国新民会の領袖が先鋒隊の最高領導であると、先鋒隊の規約にて規定されている。