先鋒隊(せんぽうたい、英語 : Tsingchurian Vanguard Troopers)は、清洲国新民会の準軍事組織。制服の色から「藍衣(Blue Shirts)」とも呼ばれる。先鋒隊は主に、陸上部隊の本隊、海上部隊の水師、航空部隊の飛行隊、親衛隊兼会内警察の侍衛処、特務機関の中央倶楽部からなる。係る事務を司るのは先鋒隊本隊のもとにある先鋒隊総部。
せんぽうたい 先鋒隊 Tsingchurian Vanguard Troopers | ||
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先鋒隊旗 | ||
創設 | 1928年8月1日(新民会革命前衛兵団創立) | 目次 |
本部 | 建京特別市 | |
前身 | 新民会革命前衛兵団 | |
最高領導 | 金建邦(領袖) | |
全国領導 | 楊子駿 | |
先鋒隊総部長 | 蔡一男 | |
派生組織 | 本隊 | |
水師 | ||
飛行隊 | ||
侍衛処 | ||
中央倶楽部 | ||
徴兵制度 | なし | |
総人員 | 総員 : 300,000人 本隊 : 210,000人 水師 : 65,000人 飛行隊 : 15,000人 侍衛処 : 20,000人 中央倶楽部 : 非公開 (予備役*1 : 640,000人) | |
適兵年齢 | 18歳-64歳*2 | |
予算 | 非公開 | |
戦争 | 第一次清華国境紛争 反共運動 大聯合戦争 粛軍事件 燕巣解放*3 第二次清華国境紛争 第三次清華国境紛争 十月学運事件 整会運動 建国高中禁書事件 嶺北州境危機 | |
旗章の掲揚方法 |
概要
先鋒隊は、清洲国新民会の実力部隊として設立された。制服の色から、「藍衣(Blue Shirts)」とも呼ばれる。先鋒隊は、1932年の清洲国建国に向けて準備を進めていた1930年、建国後の康安軍閥一強を抑えるため、清洲国新民会の前身である旧新民会?の、新民会革命前衛兵団が改組されて創設された。当時の清洲国では、清洲地方を統治していた康安軍閥をはじめ、政党ごと、民族ごと、集落ごとに自警団を組織することが少なくなく、先鋒隊はこれらのひとつであった。清洲国の建国後は、清洲国新民会の権限下にありながら、清洲国の準軍事組織として、陸上部隊の陸師、海上部隊の水師、航空部隊の飛行隊と三軍の機能を全てを併せ持つ第四軍とされている。清洲国新民会の領袖が先鋒隊の最高領導であり、先鋒隊全国領導が日常的な処理を行う。清洲国新民会領袖以下幹部の警備、儀仗隊としても活動しており、特に領袖を警備する部隊は侍衛処と呼ばれるエリート部隊である。国軍とは異なる風土、文化を有し*4、地位も特殊である。先鋒隊は、準軍事組織であり清洲国新民会の私兵的要素もあるというその性格上、清洲国政府と清洲国新民会の両者に渡って所属しており、予算も両者から支出される。司令系統は清洲国新民会にあり、清洲国新民会の下位に位置するため、先鋒隊全国領導を責任者として、新民会の領袖が最高領導の地位を有し、隊を統帥する。この点で約法上国家に属する国軍よりも清洲国新民会の意思を直に反映させることができ、単独行動も多い。国軍とは、その役割分担、権限、ナワバリなどを巡り対立することも多い。現在の先鋒隊は、平時には国内の治安維持や災害救助、国境警備を担い、戦時には軍隊として振る舞う。先鋒隊は、徴兵制を敷く国軍と異なり志願制をとる。清洲国国兵法によれば、先鋒隊に入れば国軍の徴兵が免除されるとされているうえ、国軍よりも待遇が良いことから、例年先鋒隊の必要人員は満たしている。統合参謀部に相当するのは清洲国新民会の先鋒隊最高集団(参謀長に相当するのは全国領導)、事務を司る本部は先鋒隊総部。
歴史
最高集団
最高領導
先鋒隊最高領導は、1932年1月1日、新民会革命前衛兵団総兵を引き継ぐ形で設置された。当初、最高領導は参謀長としても機能していたが、初代最高領導を務めたxxxが張康民と対立して辞職した後、1934年8月11日から張康民自らが二代目最高領導に就任すると、張康民は最高領導の下位に先鋒隊の参謀長兼最高階級として先鋒隊全国領導を設置し、実務を全て任せるようになった。これ以降、最高領導は清洲国新民会領袖が兼任するのが慣例となった。先鋒隊最高領導は単なる役職であって階級ではないが、先鋒隊全国領導は役職兼階級である。
全国領導
本隊
本隊は、先鋒隊の本部。陸軍に相当する。最高集団の下にあり、水師、飛行隊、侍衛処、中央倶楽部に属さない全ての部隊を本隊と呼称する。組織体制としては、最高集団の下に本隊があり、本隊の下に水師、飛行隊、侍衛処、中央倶楽部がある。傘下に事務局にあたる総部がある。
総部
先鋒隊総部は、先鋒隊の事務を司る先鋒隊の機関。先鋒隊の予算編成、人事、先鋒隊幹部学校、隊員の訓練、隊員の福祉などを幅広く所管し、総部長を一名設ける。直下には以下のような組織がある。
- 人事本部
- 法務本部
- 経済本部
- 国際本部
- 福利本部
- 先鋒隊講武堂*5
- 先鋒隊総医院
水師
水師は、先鋒隊の海上部隊。1932年の清洲国成立後に設立された。1941年まで飛行隊を隷下に置いていた。
飛行隊
飛行隊は、先鋒隊の航空部隊。水師飛行隊として1932年に創設され、1941年に独立した軍種となった。
侍衛処
侍衛処は、清洲国新民会の親衛隊、会内警察。主に新民会と国家の指導者、幹部の警護と、外国要人に対する接遇に使われる。特に領袖を警護する部隊は、近衛隊と呼ばれる。侍衛処は、会内部の軍事警察としても機能する。
中央倶楽部
中央倶楽部は、1931年創立の特務機関、秘密警察。1932年先鋒隊創立と同時に隷下に入った。中央倶楽部は、その存在自体が秘匿されており、新民会も先鋒隊もその存在を認めていない。また、責任者や構成員などの情報も分かっていない。嶺北州の新聞社が元中央倶楽部の構成員だったとされる人物に取材した内容によれば、中央倶楽部には正式名称が存在せず、清洲国新民会中央調査委員会、清洲国新民会全国領導委員会特務委員会、中央倶楽部、情報部または調査部などと呼ばれており、先鋒隊最高集団に属する。主な任務として、テロ、スパイ、破壊工作への対策、国家警察や国軍の監視、防諜などを行い、官庁や民間に協力者がいるとされている。清洲国警察の特務科とは、相互に監視する関係であるという。
制服
先鋒隊の制服は、かつてのゲーテ王国軍の影響を受けており、階級章や配色にその影響を見る事ができる。略帽についても、瑞穂式のものを使用せず、ゲーテ王国軍の使用していた山岳帽を使用する。また、士官の制帽の天井部分には、清洲族の伝統的な宮廷衣装の官帽に見られる「官帽頂」(尉官級は白色、佐官級は青色、将官級は赤色)を取り付ける。制定当初は白色に水晶、青色にサファイア、赤色に宝石サンゴを用いたが、現在は着色したガラス玉を用いる。先鋒隊では将官のみ礼服を着用し、それよりも下級の階級では、常服に白手袋、勲章を着用して礼服とする。
本隊
飛行隊と侍衛処は本隊のものを使用する。
- 礼服
立襟フロックコート型の上衣に長袴。正帽として、清洲族の伝統的な官帽を被る。肩章はショルダーノッチ型。 - 常服
- 夏季甲式常服
- 夏季乙式常服
礼服 | 常服 |
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夏季甲式常服 | 夏季乙式常服 |
水師
- 礼服
- 常服
- 夏季甲式常服
- 夏季乙式常服
礼服 | 常服 |
---|---|
夏季甲式常服 | 夏季乙式常服 |
称号
階級
国軍と先鋒隊の階級。先鋒隊は一般の軍隊と異なる独特な階級制度を有しており、名称は古代の軍階を参考としている。国軍における将軍は、上将の身分にあるものが授与される称号である。一方、先鋒隊の上都統は階級として存在している。先鋒隊は、創設時点では海上部隊である水師が存在しなかったため、階級は単に「先鋒隊都統」と呼称し、水師の階級のみを「先鋒隊水師提督」のように階級の前に水師を付けて呼称する。国軍も先鋒隊も兵科を廃止しているが、先鋒隊では、飛行隊に属した場合は「先鋒隊飛行ー」、侍衛処に属した場合は「先鋒隊侍衛ー」と階級の前に所属をつけて呼ばれる。
階級 | 国軍 | 先鋒隊 | (大宇内階級符号) | |||
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階級 | 陸軍 | 海軍 | 空軍 | 本隊・飛行隊・侍衛処 | 水師 | |
総司令官 | 総司令*6 | 最高領導*7 | - | |||
元帥 | 将軍 | 全国領導 | 士十等 | |||
上都統 | 水師大提督 | |||||
大将 | 陸軍上将 | 海軍上将 | 空軍上将 | 都統 | 水師提督 | 士九等 |
中将 | 陸軍中将 | 海軍中将 | 空軍中将 | 総兵 | 水師副提督 | 士八等 |
少将 | 陸軍少将 | 海軍少将 | 空軍少将 | 副将 | 水師協提督 | 士七等 |
大佐 | 陸軍上校 | 海軍上校 | 空軍上校 | 参将 | 水師参領 | 士六等 |
中佐 | 陸軍中校 | 海軍中校 | 空軍中校 | 游撃 | 水師副参領 | 士五等 |
少佐 | 陸軍少校 | 海軍少校 | 空軍少校 | 都司 | 水師協参領 | 士四等 |
大尉 | 陸軍上尉 | 海軍上尉 | 空軍上尉 | 守備 | 水師佐領 | 士三等 |
中尉 | 陸軍中尉 | 海軍中尉 | 空軍中尉 | 千総 | 水師副佐領 | 士二等 |
少尉 | 陸軍少尉 | 海軍少尉 | 空軍少尉 | 把総 | 水師協佐領 | 士一等 |
准尉 | 陸軍准尉 | 海軍准尉 | 空軍准尉 | - | - | 准一等 |
曹長 | 陸軍上士 | 海軍上士 | 空軍上士 | 隊正 | 水師隊正 | 兵七等 |
軍曹 | 陸軍中士 | 海軍中士 | 空軍中士 | 隊副 | 水師隊副 | 兵六等 |
伍長 | 陸軍下士 | 海軍下士 | 空軍下士 | 什長 | 水師大率 | 兵五等 |
兵長 | - | - | - | 副什長 | 水師副大率 | 兵四等 |
上等兵 | 陸軍上兵 | 海軍上兵 | 空軍上兵 | 伍長 | 水師伍長 | 兵三等 |
一等兵 | 陸軍中兵 | 海軍中兵 | 空軍中兵 | 上等兵 | 水師一等兵 | 兵二等 |
二等兵 | 陸軍少兵 | 海軍少兵 | 空軍少兵 | 列兵 | 水師二等兵 | 兵一等 |
三等兵 | - | - | - | 練兵 | 水師練兵 | (兵零等) |
音楽
国軍の軍楽隊が瑞穂国の行進曲や軍楽と思華民国時代から使用されていた行進曲を多用するのに対し、先鋒隊の楽隊は創立当初よりプロパガンダの一環として独自の軍楽の作曲に力を入れ、こちらを使用することが多い。先鋒隊の公式行進曲は『分列式進行曲』。
関連項目
地方 | 地方区分 - 信京府(守矢京 - 左京郡? - 右京郡? - 居下郡? - 東亜郡 - 宮門郡? - 錦織郡? - 富兵郡?) - 耀国 - 祝部県? | |
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組織 | 文部省? - 宮内省?(陰陽寮) - 神祇省? - 官立星学技術研究所? - 瑞穂専売公社? | |
経済 | 束 - 国立銀行? - 観光? - 企業 - 宇宙開発? - 発電所 - 鉄道? - 航空 | |
社会 | 瑞穂語 - 法令(憲法) - 学校 - 人物 - 栄典 - 神道? - 各種年齢? | |
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文化 | 神宮競技大会? - 文部省美術展覧会? - 神長官競書大会? - 官立高等学校柔剣道大会 - 名族協会? - 瑞穂赤卍字社? - 公議院書籍館? - 帝国図書館? - 東洋競技大会? | |
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清洲国 | ||
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国家 | 清洲国 | |
地方 | 地方区分? - 建京特別市? - 恵州特別市? - 龍河省? - 白山省? - 錦濤省? - 景徳省? - 董園省? - 馬公省? - 高隆省? - 江原省? - 彊化省? - 康安自治省? - 阿蒙省公署委員会? - 嶺北州 | |
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歴史 | 歴史? - 思華民国軍政府 - 思華民国革命政府? - 徳丹聯盟自治政府? - 松韻洞政務委員会? - 董園自治政府? - 高隆自治政府? - 馬公聯合委員会? | |
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