その他/【イベントシーン】

Last-modified: 2024-02-05 (月) 19:44:17

主にストーリー攻略の合間に挿入されるキャラクターのやり取りの場面。
KHシリーズではストーリーの大半がイベントシーンによって進行する。
作品によってフルボイスムービーだったり、メッセージウィンドウで会話を表示する仕様だったりする。


ムービーの場合はリアルタイムレンダリングとプリレンダリングに大別される。
簡単に説明すれば、前者は「ゲーム内のモデルを用いて即興でムービーを作る」方式で、後者は「事前に作ったムービーをゲーム内に入れておく」方式である。
KHシリーズの場合、ムービーの大半はリアルタイムレンダリングでありキャラクターの装備品宝箱の開閉状況が反映される。
キャラクターの顔がアップになるときはフェイシャルモデル、フェイシャルモーションが使用されることがある。
これはキャラクターの表情をより豊かに見せるためのイベント専用のモデル、モーションである。
プリレンダリングの場合はゲームでは使用出来ない容量のモデルも使用可能であり、より綺麗な映像を作ることが可能。
ただしムービーその物の容量もバカにならない為、多用されることは稀である。


イベントスキップでイベントシーンを飛ばすことも可能。
また、最近の作品では一度見たイベントシーンをシアターモードで確認することもできる。


KHシリーズに限らずムービーを多用するゲームは数多く存在する。
「ムービーが多いゲーム」は裏を返すと「操作できない時間が長いゲーム」ということでもあり、批判的に「ムービーゲー」と揶揄されることもある。
KHシリーズでも批判点として挙がることがあるが、逆に評価点に挙げられることも多い。
理由として、ムービーの完成度が非常に高く見ているだけで楽しめること、ディズニー映画のキャラクターが登場するだけで楽しめることが挙げられる。
前者についてはDays、Re:codedが後にイベントシーンのムービーのみで構成された映像作品として作成されたことも完成度の高さの裏付けになるだろう。


KH

基本はムービーで、動きが少ないシーンや説明がメインのシーンはメッセージウィンドウ会話となる。
ムービーはOP、ED、シークレットムービーがプリレンダリングでそれ以外はリアルタイムレンダリングである。
メッセージウィンドウは吹き出しのような形をしており、漫画のような画面構成になっている。
ワールドの雰囲気に合わせて吹き出しの色が変わる。


そのほかグミシップ内でのやり取りがメッセージウィンドウで画面上下に表示されることがある。
この時はキャラグラフィックがメッセージウィンドウの横に表示されており、(デザインが異なるが)後のCOMのようなインターフェイスになっている。

COM

基本はメッセージウィンドウ会話で、一部重要イベントではムービーが挿入される。
会話シーンではキャラグラフィック付きのメッセージウィンドウが画面上下に表示される。
キャラグラフィックは頭から胸元あたりまでで、メッセージウィンドウの左右どちらかに表示される。
ムービーはKHIのゲーム内モデルを使用したプリレンダリングのもの。
やや画質が荒いが、GBA用ソフトの中ではかなり頑張っている方である。
さすがに容量に限界があったためかボイスは入っていない。

Re:COM

リメイクで3D化に伴い、メインとなる忘却の城のイベントはムービーで、ワールド内でのイベントは吹き出しによる会話表示となった。
ただしワールド内でも一部重要イベントはムービーになることがある。
ムービーはリアルタイムレンダリング…に見えるが、実はプリレンダリングである。

KHII

KHIと同様、基本はムービーで、動きが少ないシーンや説明のシーンは吹き出しによる会話表示となる。
OP、ED、シークレットムービーがプリレンダリングなのも同様。
本作の場合、フォームもイベントシーンに反映される。
モーションは変わらないため、キーブレードを構える時は通常時の構えとなる。


今作でもグミシップ内のやり取りがボイス付きの吹き出しによる会話が挿入されることがある。
シリーズを通してもボイス付きのメッセージウィンドウ会話というのはかなり珍しい。

Days

COMと同様、基本はキャラグラ付きメッセージウィンドウの会話で、重要イベントがムービーとなる。
ムービーもCOMと同様、ゲーム内モデルを使用したプリレンダリングのもの。
DS用ソフトになったことで綺麗なムービーがボイス付きで再生できるようになった。
基本的に全て上画面に表示されるが、時々下画面に特殊な演出が入ることがある。

BbS

イベントシーンは全てムービーで構成されている。

coded

COMと同様、基本はキャラグラ付きメッセージウィンドウの会話で、章の始めと終わりにムービーが挿入される。
ムービーはDaysと同様、ゲーム内モデルを使用したプリレンダリングのもの。

Re:coded

リメイクに伴い、メッセージウィンドウ会話が立ち絵に吹き出しで会話が表示される仕様になった。

3D

BbSと同様、全てムービーで構成されている。
今作の場合、ムービーもしっかり立体視対応している。
終盤のイベントではムービー中に吹き出しで選択肢が表示され、選択した内容をキャラクターが読み上げる演出がある。

χ

OPのみムービーで、それ以外は全て吹き出しによる会話表示となる。

上記の物に加えて、上側にキャラクターの立ち絵、下側にメッセージウィンドウで会話を表示する形式も一部用いられるようになった。

KH0.2

全てムービーで構成されている。
グラフィックが一新されたことで、これまではプリレンダリングでしか見られなかったような綺麗なものに仕上がっている。

KHIII

全てムービーで構成されている。
KHIIとは異なりイベント中にフォームが反映されることはない。
今作の場合、ロード時間短縮のためにプリレンダリングのムービーも多用されている。

  • 大幅な場面転換がある場合はリアルタイムレンダリングよりもプリレンダリングの方がロード時間が短いとのこと。
    結果としてムービーの容量が想定以上に大きくなったらしい。

DR

Uχのようにほぼ全てが吹き出しによる会話表示で、一部立ち絵とメッセージウィンドウの会話表示が用いられている。

MoM

全てムービーで構成されている。
大半は回想のため過去作のムービーを編集したものであるが、終盤の新規イベントはKHIII準拠のグラフィックとなっている。