システム/【シアターモード】

Last-modified: 2024-04-07 (日) 07:54:34

ゲームのクリア後、物語の中で見たムービーを見返すことができるモード。
KHIIFM+から追加されたシステムで、それ以降の作品にはほぼ全て搭載されている標準機能となった。
シークレットムービーも解禁していればここで鑑賞することができる。

  • ちなみに本格的なシアターモードでもなければ本編に関わりもないが、KHFMにはFFX-2のスペシャルムービーが収録されている。

本編で見るムービーでは装備中の武器が反映される作品が多いが、シアターでは初期装備武器になり、本編のムービーでフォームチェンジが反映される作品でも通常時の姿になる。その為本編のプレイ中に装備していた武器や変身していたフォームがシアターにも反映されてしまう、といったことは起こらない。

  • KHIIでロクサス二本のキーブレードを手にする場面や、フォームチェンジの説明を受ける際にソラの左手にスターシーカーが現れる場面など、特別な場合はシナリオどおりの装備になる。ただしBbSFM等の一部の作品では、本来その場面で所持しているはずの武器ではなく初期装備の武器が反映された映像が流れる、といったこともある。

フィールド上の宝箱がムービーに映り込む際、本編で開けていてもシアターでは閉じた状態でムービーが流れる。しかし開いた状態でムービーが流れる作品もある。


Re:COM

リク編をクリアし、クリアデータをセーブするとタイトルメニューに登場。
忘却の城ホールでのイベントムービーだけでなく、ボイスのない吹き出しによる会話シーンも全て見られるようになっている。
音声は日本語のみで、HD版も同様。

KHIIFM

ストーリーをクリアし、クリアデータをセーブするとタイトルメニューに登場。
容量の関係でオープニングとエンディングは鑑賞できない。
Re:COMとは違い吹き出しによる会話シーンは収録されていないが、ストーリー上必要なシーンは静止画の上にあらすじが文章で表示されるといった演出で代用される。
ムービーが勝ち負けによって変わるイベントは勝ち側になる。
 
最初は英語音声のみだが、Re:COMリク編のクリアデータが同じメモリーカード内にあると日本語に切り替えられるようになる。
FM版の追加イベントは日本語音声のみ収録されているので、こうすることによって初めて声を聞けるようになる。
ただしフェイシャルモーションは追加イベントを除き英語のものしか収録されていないので、大半のイベントは音声を日本語にしてもキャラクターの口の動きと合わない。


HD版ではクリアするだけで日本語と英語の両方とも解禁される。
日本語と英語両方のフェイシャルモーションが収録されているので、口の動きが合わなくなることはない。
さらにFM版の追加イベントにも新たに英語音声と英語のフェイシャルモーションが当てられるという豪華な作りとなった。
ただしオープニングとエンディングは未収録のまま。

Days

ストーリーをクリアし、クリアデータをセーブするとタイトルメニューに登場。
鑑賞できるのはゲーム中に挿入されるムービーのみで、会話ウインドウでのイベントは見られない。また音声は日本語のみ。


KH1.5では本作が映像作品として収録され、シアターモードで見返すことができなかったイベントも含め映像化された。
ただし元の作品においてプレイヤーがロクサスを操作して敵とバトルする場面は映像化されておらず、他作品のシアターモードのように画面暗転で処理されてしまう為、その出来栄えは賛否両論に分かれる。詳しくはこちら

BbS

主人公の誰か一人をクリアしてデータをセーブすると登場。
タイトルメニューではなく、トリニティレポート内に「シアター」が現れる。
BbSFMでは英語音声と日本語音声の切り替えができるようになったが、フェイシャルモーションが英語音声のみという点はKHIIFMと同じ。


HD版ではKHIIFMと同様に日本語と英語両方の音声とフェイシャルモーションが搭載された。
幼少時のソラ・リクカイリイェン・シッドの一部のシーンのフェイシャルモーションはFM版の追加要素のため、日本語用のフェイシャルモーションはここで初めて作られている。

Re:coded

ストーリーをクリアし、クリアデータをセーブするとタイトルメニューに登場。
ムービーのみが鑑賞できるなど、仕様はDaysと同一。


KH2.5には映像作品として収録。
Daysとは違い、こちらは戦闘シーンも映像化されている。

3D

ストーリーをクリアし、クリアデータをセーブすると登場。
タイトルメニューではなく、ゲーム中のスタートメニューから「メモワール」内に追加される。タイトルメニューから遷移できないのは初めて。
また、字幕のON/OFFが設定できるようになり、以後の標準機能となった。
他作品と異なり、本作ではシアターでムービーを再生しても宝箱が開いている状態でムービーが流れる。

  • リクはアースラの幻影戦の際にキーブレードではなくソウルイーターを使用しており、キーブレードに持ち替えるのはもう少し先のシーンからとなるはずだが、シアターではよく見るとこの段階からウェイトゥザドーンを装備している。小さく映っているだけなので分かりづらいが、武器の先端に白い羽の部分が見える。BbSFM同様、こちらも単純に初期装備が反映されただけなのでミスというわけではない。断じてないのだ。
    • BbSFM同様、こちらもHD版のシアターモードではソウルイーターに修正された。

χ

2015年2月26日のアップデートにより追加。
主人公の姿には現在のアバターと武器が反映されるため、本編よりお遊びがしやすくなった。
基本的には自分が進めたストーリーが鑑賞できるが、「サイドストーリー」と称されたイベント専用のデイブレイクタウンのストーリー(1周年記念イベントなど)は実際にプレイしていなくても見ることができる。

クリア済みのストーリーを何度でもやり直せる仕様のためか当初はシアターはなかったが、2017年3月23日のUnion χへの大型アップデート時より実装された。
主人公の姿に現在のアバターと武器が反映され、自分が進めたストーリーのみ鑑賞できるのはχと同様。


運営サービス終了後にリリースされたオフライン版においては、アプリをインストールした時点で自分が進めた以外のストーリーも鑑賞可能となる。
サービス終了間際に配信されたストーリー最終話は当初シアターでは見られなかったが、オフライン版のリリース後にアップデートがされ、最終話を含む全てのストーリーが鑑賞できるようになった。

KHFM(HD版)

オリジナル版にはKHIIFM+より前の作品であるため未実装で、KH1.5でのHD化の際にも追加されることはなかったが、要望は多かったのかPS4のKH1.5+2.5にて無料ダウンロードコンテンツとして追加。実に15年越しの実装となった。

  • このシアターモード追加はゲームをVer1.03にアップデートした上で、PlayStationStoreからダウンロードする必要がある。どちらも無料なので是非やっておこう。

隠しボスとのイベントやシークレットムービー等、自分が見ていないイベントもシアターの解禁だけで見ることができる。ただし条件による細かい分岐はカットされて1パターンのみが収録されている。レオン戦は敗北したパターン、サボークラウド戦は勝利したパターンが収録。
音声は日本語のみ。KHIIFM同様、吹き出しによる会話は収録されておらず、静止画と文章を使った演出がされる。

また、本作のシアターモードのみの特徴として、バトルが伴うほとんどのイベントシーンではバトル前・バトル後それぞれのイベントシーンが一つのムービーとして繋げられており、バトルの間にはちょっとした演出が用意されている。
他作品のシアターモードで各ワールドのムービーを「すべて再生する」項目を選択した時のように、バトル開始直前に流れ始めるBGMはカットされずにそのまま勝利した後のムービーに繋がるのだが、バトルの前後に画面が暗転している数秒の間、ゲーム内でソラたちが技を繰り出した時に使われる音声や効果音が流れるのだ。

  • 実際にプレイして録音したのか、バトル開始直後に敵をロックオンした時の効果音が聞こえたり、イベントシーンに切り替わる直前にはレベルアップした時の効果音が僅かに聞こえるシーンもある。

バトルシーンの映像こそないものの、ムービー同士の繋がりが自然で特に違和感もなく、さながら映像作品のような雰囲気を楽しむことができる。


他作品のシアターモードでは、本編中でリアルタイムレンダリング(ゲーム機の処理によって作られるCG)のムービーは基本シアターモードでもそのままだが、今作は全てプリレンダー(あらかじめ作られたCG)となっている。

  • そのためストアからのダウンロードは容量がかなり大きいので、本体の残り容量には注意。

オリジナル版はかなり昔の作品であり、当然シアターモードを想定した設計になっていないので、PS3版で実装されなかった点も含めてそのあたりの仕様が関係している可能性が高い。

KH0.2

ストーリーをクリアし、クリアデータをセーブするとタイトルメニューに登場。
収録音声は日本語のみ。

KHIII

ストーリーをクリアし、クリアデータをセーブするとタイトルメニューに登場。
こちらも収録音声は日本語のみ。

KHIIIRM

英語音声と英語のフェイシャルモーションが追加されたことに伴い、シアターでも英語音声のムービーが見られるようになった。
従来はシアター中で日本語と英語の切り替えを行っていたが、今作ではタイトルメニュー中のコンフィグにて言語設定を選ぶとシアターの音声も切り替わる形となる。
追加コンテンツでタイトルメニューに表示されるものが増えたため、シアターは「SPECIAL」の中にまとめられた。

DR

リリース当初はシアターは備えておらず、Uχのようなストーリーの再プレイ機能もなかったが、運営サービス終了後のオフライン版DRにおいてシアター機能が追加された。

MoM

シアターというメニューはないが、今作のストーリーや過去作の振り返りムービーは「ミュージアム」内の「ストーリームービー」から鑑賞できる。
また、同じくミュージアムにある「メモリアルシアター」ではMEMORY DIVEの映像が鑑賞可能。