米MLBの球団テキサス・レンジャーズが、アメリカン・リーグ西地区で2012年シーズンに首位に立っていた日数*1のこと。
概要
ポスティングで移籍したダルビッシュ有やトレードで移籍した上原浩治など日本人メジャーリーガーも複数所属していた事から、例年以上にニュースやメディアに取り上げられる機会も増えたこの年のレンジャーズは日本でも注目されていた。
そんな中始まったシーズンは、開幕から投打が噛み合い2位以下を寄せ付けない強さで独走。シーズン終盤の9月には足踏みしたものの、2位と最大13ゲーム差をつけるなど首位を危なげなくキープ。地区優勝は間違いなしとみられていた。
しかし最後の9試合で一気に5ゲーム差を詰め寄られ、さらに「1つ勝てば地区優勝」となる2位オークランド・アスレチックスとの直接対決3連戦でもあっさり2連敗、遂に同率首位で並ばれてしまう。
そして迎えた2012年10月3日のシーズン最終戦。
レンジャーズは3回までに5点を先行するが4回に連打であっさり追いつかれ、なおも二死1・2塁の場面で中堅手のジョシュ・ハミルトンがイージーな凡フライを痛恨の落球。
このエラーで勢いに乗ったアスレチックスはその後も追撃の手を緩めず5-12で大勝、この瞬間レンジャーズの歴史的V逸が確定した。
その後行われたボルティモア・オリオールズとのワイルドカードゲーム*2にダルビッシュが先発するも、冷温停止した打線は復活することなく敗戦*3。
これにより圧倒的な強さを誇っていたはずのレンジャーズは、地区シリーズに駒を進めることなく終戦した。
これは2008年の阪神タイガースのように、2位との最大ゲーム差が13・マジックを点灯させながら中々消すことができない・最後の最後でどんでん返しという似た展開であったため、「Vやねん!2012」「海の向こうのVやねん!」等と比べ評されるようになったのである*4。
また、あまり蔑称絡みのネタが記載されないことで有名なWikipedia日本語版の記事でも珍しく「V逸のA級戦犯」などとこの件について辛辣に記載されていたことがある。
世界の野球の歴史に刻まれし人類の超特大超特別A級最終戦犯ジョシュ・ハミルトン特別終身名誉死刑囚



https://www.youtube.com/watch?v=o5Fx4z0V2mY
我々は次の世代にこの大犯罪を語り継ぐ義務がある。絶対に風化させてはならない。
ちなみに件のハミルトン死刑囚は引退後の2019年10月31日、娘への児童虐待容疑で本当に逮捕された。
関連項目
- Vやねん! - 阪神版(本家)。
- Vやねん!デトロイト・タイガース
- 広島燃ゆ - 広島版。
- 当確でございます - 巨人版。
- VICTORYROAD / 予約ルト - ヤクルト版。
- 逸男 - ソフトバンク版。2022年のものが特に有名。
- GG
- 死刑囚 / 終身名誉死刑囚
- やーい、○○の守備××~www / ベイスボール
- 2022年のオリックス・バファローズ…対極。こちらは首位にいた日がわずか3日で優勝している*5。