死刑囚

Last-modified: 2022-09-27 (火) 20:03:24

長期・大型契約で多大な期待を寄せられながら、それに見合った成績を残せていない選手の蔑称。
特に他球団から移籍してきた外様選手が言われやすい。

概要

その語源は明確でないが、選手に「死刑囚」という言葉が使われたのはカッスレでの「終身名誉死刑囚」が発祥とされる。
これが冒頭の意味で本格的に定着し始めたのは2007に韓国リーグ・LGツインズから移籍後2009年まで中日ドラゴンズに所属し、期待されたが結果を残せなかった李炳圭あたりからと推測される。
NPBにおける「不良債権」「聖域」だが、MLBでは年俸10億円越えかつ契約期間5年超など超高額・超長期の契約が当たり前である上、引退後に関する条項、細かな出場条項など数多くのオプションもあり簡単にロースターを外せないこともあり、日本のそれとは格も質も異なる。
このことから期待に応えられない選手には敬意を表して「死刑囚」と呼ぶようになった。

 

長らく死刑囚状態が続いたり、ファンに与えた絶望感があまりにも大きい選手は終身名誉死刑囚へと昇格する。
また、復活の兆しが見られたり死刑囚扱いには微妙な立場の選手に対しては「容疑者」「被告」「服役囚」など、準ずる意味合いの称号が使われる。

上記のいずれも明確な定義などはなく、基本的には選定者のフィーリング次第である。

 

なお汚名返上の活躍でお荷物状態を脱しつつある選手に対しては「模範囚」「再審請求」、本格的に復活したと判断された選手は「脱獄」「釈放」「恩赦」「冤罪」、逆に見切りをつけられて解雇されれば死刑執行などと表現される。

また、死刑囚認定された選手を複数抱えている球団については「○○収容所*1と呼ばれることもある。


なお、同じく高年俸ながら活躍できていなくても、過去の活躍度合いが高く評価されている(特に生え抜きの)選手の場合は死刑囚と呼ばれることはあまりなく、このような場合は高年俸も「年金」としてある程度許容されている。*2

主なリスト


近年の死刑囚

2012年

この年に10年総額2億5400万ドル(引退後のオプションも含め、最長20年総額2億6575万ドル・当時のレートで約199億円)という超大型契約でSTLからLAAに移籍したアルバート・プホルスが著名である。STLで10年連続3割30本100打点をクリアというとんでもない記録を打ち立てSTLも引き留めに大型契約を用意、またマーリンズなども大型契約を用意したが最終的にLAAが獲得した。
しかし5月時点で打率1割台・0本塁打と今までにない大不振に陥り「MLB最高の優良スラッガー」と評された前年までから一転して史上最悪の死刑囚となる可能性が懸念された。
シーズン終了時には打率.285・30本塁打・105打点と持ち直してはいたが今までのプホルスの成績からすると物足りない成績でありその契約にも見合っているとは言い難い。
前年まではステロイドなどの薬物を使用せずクリーンなイメージのあるプホルスがMLBの通算打点記録やバリー・ボンズの通算本塁打記録などを更新することが期待されていたが、一気にその評価を落としてしまった。
なお、同年のアダム・ダンさんは2010年比では安打数・OPSが下回ったものの復調し、ある意味「らしい」成績*3を残し冤罪認定どころか敬意を表された模様。

2013年

前年に「特別終身名誉死刑囚」に認定*4されたばかりのジョシュ・ハミルトンが5年1億2500万ドル(約105億円)でTEXからやはりLAAに移籍。
すると6月19日に5打数3併殺2三振という離れ業を成し遂げるなど「案の定」な成績が続いており、プホルスとともに本物の死刑囚への道を歩み始める*5。結局移籍1年目は期待外れの成績に終わると2年は怪我でほとんど戦力にならず、移籍3年目のシーズン前にはコカインの摂取をしていたことが発覚*6。LAAはハミルトンを見切って古巣TEXに放出、契約の残り金額の一部をTEXが負担し、ハミルトンも金額の一部を破棄したものの、LAAは総額1億2500万ドルの内1億500ドルを払うこととなりとんでもない死刑囚ぶりを発揮したのだった。TEXに放出されたハミルトンはその後も故障に苦しみ、ほとんど試合に出られず契約を満了と同時にTEXを放出された。現在は引退状態であるが、2019年9月末に実娘への暴行で逮捕される*7など問題行動はいまだ尽きない。

2014~2018年

プホルスは2014年以降はある程度成績を持ち直し、同年には500本塁打に到達。2015年には5年ぶり40本塁打を記録しており、アメリカ外出身選手のMLB通算記録を多数塗り替えるなど奮闘。しかし一方で2017年にはMLB通算併殺打記録を更新してしまい、更に度重なる故障で特に脚力がボロボロとなっており衰えも隠しきれなくなってしまった。
「(頑張ってる方という意味で)まだマシな死刑囚」という意見もあるが「STLがこれ以上ない最高のタイミングで放出した*8」など話題に尽きず、近年ではネタ半分で終身名誉死刑囚に認定する向きもある。
この他にも死刑囚は数多く現れていたが、2016年、ボルティモアにプホルス死刑囚、ハミルトン死刑囚をも超える逸材、クリス・デービス死刑囚が誕生する。
2013年にシーズン50本塁打を達成すると、2015年にも47本塁打、117打点という素晴らしい成績を挙げ、2016年頭に7年総額1億6100万ドル*9でBALと契約するものの、同シーズン以降成績は低迷。暫くはアダム・ダンのような成績だったためまだ許されてはいたが*10、2018年は規定打席に立ってシーズン打率.168(470-79)*11という離れ業を披露*12。チームもこの年47勝115敗、勝率.290凄惨な成績に終わり、主軸として期待されながらこの体たらくのデービスに非難が殺到したことは想像に難くない。
なお、同じ「クリス・デービス」でもOAKに所属の外野手のクリス(Khris)・デービス*13は2018年に本塁打王を獲得し、翌年の日本での開幕戦でも同点本塁打を放つなど主力打者として活躍していたため、外野手の方を「本物」・内野手の方を「偽物」と呼ぶなどのネタがある*14。また当項のデービス死刑囚は2014年に薬物規定で出場停止処分を受けた過去があり、この体たらくさも相まって日本ではクスリ・デービスという蔑称が定着している。

 

2018年からカブスと6年12600万ドルの超大型契約を結んだダルビッシュ有はその初年度、ケガもあって僅か8先発のみに留まり、更に制球難で1勝3敗・防御率4.95と全く活躍できずにいた。前年に行われた対アストロズとのワールドシリーズでの大炎上もあり、このままMLB史に残る死刑囚となるのではと危惧された。

他に日本で馴染み深い選手ではMIAと5年総額8000万ドルで契約したチェン・ウェイン(元中日)が死刑囚化。最初の2年は故障続きで満足に投げられず、2018年にはビジター13登板で防御率9.27を記録*15。救援に降格となった2019年には1イニング4被弾を記録するなど中日時代や前所属であるBAL時代の姿とはかけ離れた投球を続けた。

2019年

NYYのジャンカルロ・スタントン外野手が死刑囚化。MIA時代の2014年に打率.288・37本塁打・109打点の成績を残し、オフには北米プロスポーツ史上最高額(当時)となる13年総額3億2500万ドル(約360億円)という超大型契約を結ぶ。その後、2017年には打率.281・59本塁打・132打点の成績を残し本塁打と打点の二冠王に輝き、チームはポストシーズン進出を逃すものの自身はナ・リーグMVPを受賞。しかし、オフにCEOに就任したデレク・ジーターがチーム再建を押し進め、スター選手を次々と放出。高額年俸がネックとなっていたスタントンもその例に漏れず、スターリン・カストロら3選手とのトレードでNYYに移籍。移籍初年度は前年と比べると物足りなかったものの打率.266・38本塁打・100打点と一定の成績を残したが、2019年に悲劇が待っていた。開幕直後に肩を痛め離脱すると、6月に復帰するもわずか6試合後にヒザを痛めまたもや離脱。シーズン最終盤に復帰しポストシーズンにも出場してALCS第1戦では本塁打を放つもののその試合で右大腿四頭筋を痛めるなど凄まじいスペランカーぶりを発揮。最終的にレギュラーシーズンは僅か18試合の出場で打率.288・3本塁打・13打点と散々な成績に終わり、ポストシーズンの試合で三振した際は本拠地のファンから激しいブーイングを浴びた。*16
デービス死刑囚は開幕から全く当たりが出ず、前年から62打席連続無安打を記録してしまい、MLBにおける野手の連続打席無安打記録*17を更新。規定打席には届かなかったが結局打率.179でシーズンを終える安定感を発揮。大荷物を抱えたBALは2年連続100敗を喫するなどまたも低迷期に陥らせる戦犯の一人となった。

 

一方でダルビッシュは前半戦こそ前年のように制球難が改善出来ておらず、死刑囚テンプレルートを辿るかのように苦戦が続いたが、後半戦は13試合で防御率2.76と安定感を取り戻し復活。なかなか勝ちがつかず6勝8敗止まりだったもの1年通してローテを守り評価を持ち直している
また2017年のワールドシリーズでの炎上に関しても、アストロズのサイン盗みが発覚したためある程度許された模様。

 

オフには2013年オフにNYYと7年1億5300万ドル(約166億円)の契約を結びながら直近2年間故障で出場がなかったジャコビー・エルズベリー死刑囚、および前述のチェンがそれぞれ契約を1年残しているにも関わらず所属チームから放出された。*18また、2017年にNYMと4年110億ドルの契約を結びながら故障続きで、2019年には出場すらなかったヨエニス・セスペデス死刑囚は2020年度の年俸を約5分の1にカットされた。

2020年

ダルビッシュが完全復活。新型コロナウイルスによって短縮されたシーズンであったが、12先発・8勝3敗・防御率2.01という文句無しの成績を残し、サイヤング賞最終候補入りを果たすとともに最多勝のタイトルを獲得し、無事に無罪認定された。
またスタントンは開幕前に事故とはいえ田中将大に打球を直撃させたり、シーズン中に故障離脱してヘイトを買ったものの、ポストシーズンでは無双しある程度評価を持ち直した。

 

一方でデービス死刑囚は短縮シーズンとはいえわずか16試合の出場・打率.115(52-6)、0本塁打、1打点という驚愕の成績を叩き出す。この年のBALは試合数を見ても分かるようにデービス死刑囚を干し気味だったため前年から遥かに勝率が良化した。
セスペデス死刑囚は8試合出場後に突如遠征先から失踪。その後残りのシーズンを新型コロナウイルス流行を懸念し出場辞退すると表明した。成績は打率.161(31-5)、2本塁打、4打点であり、オフに放出となった。
また、前年「死刑執行」されたチェンはSEAとマイナー契約を結んだものの、新型コロナウイルスの影響で6月に契約解除される。その後9月になって千葉ロッテが獲得を発表しNPB復帰となった。なお年俸は3000万と30分の1になった模様*19

2021年

このシーズンで10年契約が切れるプホルスは、シーズンが突入するとダブルスチールで盗塁を決めたり、相手守備の隙を縫って進塁を試みるなど、溌剌なプレーを見せていた。またホームランも5本放ち、通算本塁打数を667本にしていた。しかし打率は.198(86-17)と調子が上向かず、打順も主に7番を打つようになっていた。また急成長したジャレッド・ウォルシュが一塁手としてスタメン出場する機会も増え、DHには大谷翔平がいることから、代打での登場が顕著になっていた。
そんな中5月6日(日本時間7日)、突如LAAはプホルスのDFAを発表*20。とはいえプホルスは既に41歳(MLBの現役選手で最高齢)であり、年俸相応かはともかくそこそこの成績は残し続けていたこともあってこの頃になると死刑囚扱いをしていない者も多く、放出したLAAを批判する声も寄せられている。
そして、そのまま死刑執行か...と思われた矢先にLADがプホルスを獲得、執行を免れた。その後はドジャースで4番を任されるなど普通に活躍。チームもプホルス加入後から6連勝を飾るなど、好影響をもたらした。
最終的にLADでの成績は.254(189-48)・12本塁打・38打点・1盗塁。プホルスのこれまでの実績を考えれば寂しい成績だが、41歳の選手がMLBで残した成績と考えれば十分すぎる活躍と言える*21。オフには古巣STLと1年契約を結び、22年限りでの引退を表明した。

 

同じくLAAでは、アンソニー・レンドーン内野手が死刑囚化しつつある。2019年にWSHでナショナルリーグの打点王と三塁手部門でのシルバースラッガー賞を獲得。ワールドシリーズではさほど成績は残せなかったが球団初のワールドチャンピオンに貢献。シーズンオフに7年2億4500万ドルという大型契約で移籍し、鳴り物入りでLAAに加入することになったのだが…
翌2020年シーズンは開幕直前に早速左わき腹を痛め開幕戦を欠場。その後はコンスタントに出場し52試合で打率.286、9本塁打、出塁率は.418とまずまずの成績を残した。しかし、翌2021年は開幕直後に股関節の張りでIL入り復帰直後に自打球で左膝を打撲し再びIL入りとスペランカーぷりを発揮。その後復帰するが7月に今度は左ハムストリングを負傷し三度IL入りと、そのスペランカーぶりが大いに目立ってしまった。そして翌月には腰の手術により残りのシーズン出場が絶望的となり、LAAはまたしてもとんでもない不良債権を抱えることになってしまった。

 

またレンドーンの古巣であるWSHでは2019年のワールドシリーズMVPで同年オフに最大10年総額3億2500万ドルで契約延長したスティーブン・ストラスバーグ、2019年から6年1億4000万ドルの契約を結び同年のポストシーズンでは先発に救援に獅子奮迅の活躍を見せたパトリック・コービンの両腕が短縮シーズンとなった前年に続き数字を残せず死刑囚化。ストラスバーグは度重なる故障で満足に投げられなくなり、コービンは故障こそないものの投げるたびに打たれる状態が続いている。

 

一方MILでは、クリスチャン・イエリッチ外野手も死刑囚化が進んでいる。2017年オフにトレードでMIAから移籍すると、2018年は打率.326、36本塁打、110打点、22盗塁と三冠王に迫る好成績を残し、地区優勝に貢献。首位打者・シーズンMVPも獲得した。2019年も同程度の成績を残し、オフに最大10年総額2億2850万ドルで契約延長した。だが2020年はコロナウイルスや故障の影響もあり、打率.205、12本塁打、22打点、4盗塁と低迷*22。2021年も打率.248、9本塁打、51打点、9盗塁と復調せず、チームのNLDS敗退の戦犯となるなど、かなりの急降下ぶりを見せている。

 

Cの方のクリス・デービス死刑囚は開幕ロースターから漏れて試合への出場がないまま、5月に股関節の手術を受けてこの年の残りの試合を全休することを発表し、その後8月に現役引退を発表した。なおデービスの契約は2022年まで残っており、契約破棄や年俸返上などの公式発表は現時点で無いため引退してもなおBALの財政を圧迫することに変わりは無く*23、満場一致で史上最悪の死刑囚の評価をほしいままにしてしまった。
一方Kの方のクリス・デービスもOAK、そしてこの年移籍したTEXで死刑囚化、6月に解雇。8月に入り古巣OAKにマイナー契約で拾われると復調し9月にメジャーにカムバックしたがシーズン終了後に自由契約。こちらも死刑執行となってしまった。
なおスタントンは途中IL入りもあったものの打率.273、35本塁打、97打点を記録し、9月21日には打球速度118.5マイル(約190.7キロ)の31号本塁打を放つなど完全復活。見事無罪を勝ち取った。

 

2022年

前年度ナ・リーグ本塁打王に輝いたSDのフェルナンド・タティスjr.が死刑囚候補に浮上している。予てより5ツールプレイヤーとして注目され、前年にはオールスター選出、42HRでナ・リーグ本塁打王、さらにはゲーム「MLB: The Show」の2021年版カバーを飾るなど着々とヒーロー路線を走り、2021年オフにはSDフロントから14年3.4億ドル+全球団からのトレード拒否権の過去最大の大型契約を結んでいた。そんなタティスJr.だったが、12月上旬に母国ドミニカ共和国でバイク事故に巻き込まれるアクシデントがあり、その大型契約2年目の今年のキャンプレポートデーまでチームへの報告を怠っていた事と、その後シーズン開幕前に手術を必要とする手首の骨折が判明。シーズン開幕後3ヶ月を棒に振る事になってしまった。そして8月に復帰しAAでリハビリを開始した矢先の8月12日、今度はアナボリックステロイド*24として禁止薬物となっている「クロステボル」の使用が発覚して80試合の出場停止処分*25が決定。大型補強を繰り返しながらも元々絶望的なリーグ優勝はおろか、ワイルドカード争いすら危ういチームの現状をさらに苦しくする事態を招いた。しかも本人は「白癬治療薬として使った」と主張しているが、ニューヨークポストの記者から「本来処方されるのは「クロベタゾール」であり、もっと嘘の上手い者を雇うべきだった」と論破されるに至り「アメリカ中の誰もが認める大馬鹿者」などと断じられヒーロー路線から本格的に転落。今後本格的に死刑囚扱いとなることが危惧されている。

一方、投の方では昨年に続きWSHのパトリック・コービンも例に漏れず前年以上に不良債権化。一時は防御率7点台と言う壊滅的成績を残し、9月9日時点で27登板で6勝を挙げ6点台前半までに回復するも、敗戦数は両リーグブッチギリの17敗、被安打(183)・自責点(94)でもワーストを記録。2003年に記録したDETのマイク・マロース(9勝21敗)以来19年ぶりとなる20敗の不名誉な成績に近づきつつある*26。そのせいかWSHも勝率30球団ワーストとなる惨事となっている。

なお、この歳限りでの引退を表明したプホルスは開幕は低調だったが7月以降に復活。昨年同様に左打者に対しては打率3割後半の好成績を残し対左の試合ではスタメンを張ることも多く、更に8月には60打席以上立って月間打率.393、8本塁打、OPS1.335とキャリアハイレベルの大暴れを見せ、9月24日には通算700号となるホームランを打つ*27など大活躍でSTLの快進撃に大きく貢献している。

日本人選手の死刑囚

日本人選手ももちろん死刑囚化することはある。中でもオリックス時代の井川慶に阪神時代の西岡とチェンはMLB時代ばかりかNPB復帰後も当該チームで死刑囚扱いされる非常な不名誉*28に見舞われた。もっとも元々の年俸が安いことも多いため*29、彼ら3人以外で死刑囚扱いされたのは上記のダルビッシュ(2017PS~2018年)に加えてレイズ時代の筒香嘉智くらいである。

余談

なおアメリカの野球ファンの間でも同じような表現が使われており、ショーン・フィギンズ死刑囚に対し死刑認定だけでなく処刑の方法まで細かく提案される例が報告されている。

また上述のCの方のクリス・デービス死刑囚に対しては、本人が現役時代の2018年に事故でエレベーターにアダム・ジョーンズと共に閉じこめられた旨の投稿をした際そのまま出てくるな(意訳)というコメントで溢れかえったという例が報告されている。
ちなみにMLBは西岡剛の「自主返納」のような特例を除いて解雇後も年俸支払いは続けられるため、上記のマリナーズは2013年も所属していないフィギンズに800万ドル(約7億8000万円)、2012年にDETと9年契約を結び、2016年にトレード先のTEXで椎間板ヘルニアによりドクターストップをかけられ引退したプリンス・フィルダー*30にタイガースは2020年まで年間600万ドル(約6.6億円)*31もの額を支払わなければならなかったため、ファンとしては冗談抜きに死刑にでもしてもらわなければやりきれないという心境は想像に難くない。

NPBでも

ここまでMLBの話をしてきたが、NPBにおいても「高額複数年の割には活躍度が低い」ことから死刑囚と称される選手が度々発生している。

具体例(リンク先に死刑囚の記述がある選手のみ)

関連項目


*1 例として10年代初期のソフトバンクや10年代末期の巨人など。
*2 例としては晩年のD.サファテなどが挙げられる。死刑囚からこの枠に格上げされる場合もあり、プホルスなどが代表例である。
*3 最多四球を選びながら歴代ブービーの三振数単打より長打のほうが多い、出場試合数の9割で三振など数々のネタ記録を樹立した。
*4 シーズン成績は申し分なかったものの、終盤の大ブレーキに加えて地区優勝が懸かった最終戦での痛恨の落球、さらには過去の素行などが祟って特別認定。
*5 2016年のFOXスポーツ「MLB史における、13のワーストFA契約」、2017年のザ・チート・シート「メジャーリーグの歴史に残る27のワーストFA契約」の両特集記事でハミルトンは二冠に輝くなど米メディアからも問題視されている
*6 ハミルトンは高卒でプロ入り後、コカインとアルコール依存症に陥った過去があり、それを克服してMLBを代表する選手になった経緯があっただけに多くの人を落胆させた。
*7 保釈金を払い釈放されたが、2020年4月に起訴された。
*8 正確にはFA戦線においてLAAの出した先述の条件の他、他球団へのトレード拒否条項があったためLAAを選択したとされ、STLは残留交渉で負けている。
*9 実際に7年間でデービスが受け取るのは1億1900万ドルで、残り4200万ドルは契約終了後14年間の分割払い。
*10 2016年シーズンは三振数のシーズンワースト記録を塗り替える勢いだったが、監督の温情により試合を欠場し回避している。
*11 それまでの最低記録だった1991年のロブ・ディアー(DET、後に阪神)と2013年のダン・アグラ(ATL)の.179(いずれも448打数80安打)をぶっちぎりで更新した。
*12 なおこの他の主要な打撃成績は、三振こそ192個で自己最低を免れるも、16本塁打49打点、出塁率.243(四死球48)はBAL移籍後のキャリアではワースト。
*13 BALの内野手であるクリス・デービスは『Chris』。
*14 先に活躍し始めたのは内野手の方だったため、当初は逆の扱いだった。
*15 一方で投手有利の本拠地マーリンズ・パークでは防御率1.62。
*16 なおこの年のNYYはスタントンのみならず前年19勝のルイス・セベリーノをはじめ故障者が続出していたが、残ったメンバーの活躍で103勝を上げ、2位に7.5ゲーム差を付け地区優勝していた。なおポストシーズン
*17 それまでの記録は1984年にトニー・バナザード(CLE、後に南海/ダイエー)が記録した57。
*18 エルズベリーに至っては、球団から来年の年俸の支払いを拒否されている。後述のようにチェンがNPB復帰したのに対し、エルズベリーは結局所属球団が決まらなかった。
*19 ただし、2019年中に放出されたためシーズン短縮による年俸カットの影響を受けず満額2200万ドルを受け取っているため、出場なしにもかかわらず最も稼いだメジャーリーガーとしてネタにされた。
*20 ただしプホルスとチームの双方の合意のもとで発表されたもの。
*21 特に左投手との対戦においてはOPS.939と全盛期並みの数字を残している。
*22 もっともこの年は60試合制などによる調整の難しさもあって低迷したスター選手が多く、この時点では批判はそこまで多くなかった。
*23 ただし支払額は同額ながら数年間の分割払いとなり、単年ごとの負担は軽減されている。
*24 外から摂取した物質から蛋白質を生成する物質のこと。簡単に言えばドーピング物質。
*25 2022年シーズンは当然全試合出場不可能。パドレスがプレーオフ進出を逃せば2023年の開幕から32試合、プレーオフを最大試合数戦ったとしても開幕10試合は出場不可能。
*26 ただし同僚のストラスバーグ死刑囚がこの年も殆ど登板できていないため「投げてくれている分だけまだマシ」という声もある。
*27 しかもこれでシーズン21号と、ここだけ切り取っても42歳で今年限りで引退の選手と思えない成績である。
*28 特にチェンは故障によりVやねん!2021の一因にもなった上、2022年も投手陣が大崩壊した際にも戦力になることが出来ず、6月末にウェーバー公示になったため、福留孝介と衝突するまではそれなりの働きを見せていた西岡以上にヘイトを集めることになった。
*29 中島宏之は全く活躍できなかったが、年俸が安かったため死刑囚扱いではなく日本での名誉外様扱いに近い。
*30 セシル・フィルダー(元阪神)の息子。
*31 実際の契約総額は年2400万ドルであったが、移籍先のレンジャーズが900万ドル、保険会社が900万ドルを負担していた。また、保険会社に契約を負担してもらうためにレンジャーズは故障者リストが発生しないシーズンオフ中はフィルダーを40人枠内に留めておかなければならず、補強に支障が出ていた。
*32 1年目は残当だが、2年目に想定とは違う形でありながら優勝に貢献したため、単にコスパが悪すぎただけとも言われておりここにいる面々と同列に語るべきかは意見が別れる。