Top > 死刑囚


死刑囚

Last-modified: 2019-11-22 (金) 23:03:36

長期・大型契約で多大な期待を寄せられながら、それに見合った成績を残せていない選手の蔑称。


概要 Edit

その語源は明確でないが、選手に「死刑囚」という言葉が使われたのはカッスレでの「終身名誉死刑囚」が発祥とされる。
これが冒頭の意味で本格的に定着し始めたのは2007に韓国リーグ・LGツインズから移籍後2009年まで中日ドラゴンズに所属し、期待されたが結果を残せなかった李炳圭あたりからと推測される。
NPBにおける「不良債権」「聖域」だが、MLBでは年俸10億円越えかつ契約期間5年超など超高額・超長期の契約が当たり前である上、引退後に関する条項、細かな出場条項など数多くのオプションもあり簡単にロースターを外せないこともあり、日本のそれとは格も質も異なる。
このことから期待に応えられない選手には敬意を表して「死刑囚」と呼ぶようになった。

 

長らく死刑囚状態が続いたり、ファンに与えた絶望感があまりにも大きい選手は終身名誉死刑囚へと昇格する。
また、復活の兆しが見られたり死刑囚扱いには微妙な立場の選手に対しては「容疑者」「被告」「服役囚」など、準ずる意味合いの称号が使われる。

上記のいずれも明確な定義などはなく、基本的には選定者のフィーリング次第である。

 

なお汚名返上の活躍でお荷物状態を脱しつつある選手に対しては「模範囚」「再審請求」、本格的に復活したと判断された選手は「脱獄」「釈放」「恩赦」「冤罪」、逆に見切りをつけられて解雇されれば死刑執行などと表現される。

また、死刑囚認定された選手を複数抱えている球団については「○○収容所」と呼ばれる事もある。


主なリスト Edit

  • 2011年MLB死刑囚名鑑ログ
    【MLB】2011年死刑囚11名を2012年成績で再審ログ
    死刑囚リスト
  • 2012年MLB死刑囚名鑑ログ
    死刑囚リスト


近年の死刑囚 Edit

2012年 Edit

...

2013年 Edit

...

2016~2018年 Edit

...

2019年 Edit

NYYのジャンカルロ・スタントン外野手が死刑囚化。MIA時代の2014年に打率.288・37本塁打・109打点の成績を残し、オフには北米プロスポーツ史上最高額(当時)となる13年総額3億2500万ドル(約360億円)という超大型契約を結ぶ。その後、2017年には打率.281・59本塁打・132打点の成績を残し本塁打と打点の二冠王に輝き、チームはポストシーズン進出を逃すものの自身はナ・リーグMVPを受賞。しかし、オフにCEOに就任したデレク・ジーターがチーム再建を押し進め、スター選手を次々と放出。高額年俸がネックとなっていたスタントンもその例に漏れず、スターリン・カストロら3選手とのトレードでNYYに移籍。移籍初年度は前年と比べると物足りなかったものの打率.266・38本塁打・100打点と一定の成績を残したが、2019年に悲劇が待っていた。開幕直後に肩を痛め離脱すると、6月に復帰するもわずか6試合後にヒザを痛めまたもや離脱。シーズン最終盤に復帰しポストシーズンにも出場してALCS第1戦では本塁打を放つもののその試合で右大腿四頭筋を痛めるなど凄まじいスペランカーぶりを発揮。最終的にレギュラーシーズンは僅か18試合の出場に終わり、打率.288・3本塁打・13打点と散々な成績に終わり、ポストシーズンの試合で三振した際は本拠地のファンから激しいブーイングを浴びた。*14

 

デービス死刑囚は開幕から全く当たりが出ず、前年から62打席連続無安打を記録してしまい、MLBにおける野手の連続打席無安打記録*15を更新。規定打席には届かなかったが結局打率.179でシーズンを終える安定感を発揮。大荷物を抱えたBALは2年連続100敗を喫するなどまたも低迷期に陥らせる戦犯の一人となった。

 

一方でダルビッシュは前半戦こそ前年のように苦戦が続いたが後半戦は13試合で防御率2.76と安定感を取り戻し復活。なかなか勝ちがつかず6勝8敗止まりだったもの1年通してローテを守り評価を持ち直している。

 

オフには2013年オフにNYYと7年1億5300万ドル(約166億円)の契約を結びながら直近2年間故障で出場がなかったジャコビー・エルズベリー死刑囚、および前述のチェンがそれぞれ契約を1年残しているにも関わらず所属チームから放出された。

余談 Edit

なおアメリカの野球ファンの間でも同じような表現が使われており、ショーン・フィギンズ死刑囚に対し死刑認定だけでなく処刑の方法まで細かく提案される例が報告されている。

また上述のクリス・デービス死刑囚に対しては、本人が事故でエレベーターに閉じこめられた旨の投稿をした際「そのまま出てくるな」(意訳)というコメントで溢れかえったという例が報告されている。
ちなみにMLBは西岡剛の「自主返納」のような特例を除いて解雇後も年俸支払いは続けられるため、上記のマリナーズは2013年も所属していないフィギンズに800万ドル(約7億8000万円)もの額を支払わなければならないため、ファンとしては冗談抜きに死刑にでもしてもらわなければやりきれないという心境は想像に難くない。

NPBでも Edit

ここまでMLBの話をしてきたが、NPBにおいても「高額複数年の割には活躍度が低い」ことから死刑囚と称される選手が度々発生している。
具体的に名前を挙げられる選手の例として

などが挙げられるがその中でも特に有名な例が松坂である。
2014年オフに3年総額12億円でソフトバンクと契約した松坂だったがソフトバンク在籍3年間の殆どを右肩不調の治療・リハビリに費やした結果、一軍登板は2016年10月2日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦の8回裏に登板したのみで、その内容も1回を3安打・4四死球・1暴投・5失点(自責点2)と惨憺たるもの*17
結果「プロキャッチボーラー」「幸運の置物」「4億円事件」「松坂の39球」などと称されている上、2018年に在籍した中日で復活、オールスターにも選出された。しかも同年の交流戦ではソフトバンクは松坂に白星を献上してしまったこともあり、ソフトバンクファンにとって松坂は名誉外様そのものである。


関連項目 Edit



Tag: なんJ MLB






*1 正確にはFA戦線においてLAAの出した先述の条件の他、他球団へのトレード拒否条項があったためLAAを選択したとされ、STLは残留交渉で負けている。
*2 最多四球を選びながら歴代ブービーの三振数単打より長打のほうが多い、出場試合数の9割で三振など数々のネタ記録を樹立した。
*3 シーズン成績は申し分なかったものの、終盤の大ブレーキに加えて地区優勝が懸かった最終戦での痛恨の落球、さらには過去の素行などが祟って特別認定。
*4 2016年のFOXスポーツ「MLB史における、13のワーストFA契約」、2017年のザ・チート・シート「メジャーリーグの歴史に残る27のワーストFA契約」の両特集記事でハミルトンは二冠に輝くなど米メディアからも問題視されている
*5 ハミルトンは高卒でプロ入り後、コカインとアルコール依存症に陥った過去があり、それを克服してMLBを代表する選手になった経緯があっただけに多くの人を落胆させた。
*6 実際に7年間でデービスが受け取るのは1億1900万ドルで、残り4200万ドルは契約終了後14年間の分割払い。
*7 2016年シーズンは三振数のシーズンワースト記録を塗り替える勢いだったが、監督の温情により試合を欠場し回避している。
*8 なお、規定打席到達者の記録ではこれまでの1991年のロブ・ディアー(DET、後に阪神)と2013年のダン・アグラ(ATL)の持っていた.179(いずれも448打数80安打)の史上最低記録をぶっちぎりで更新した。
*9 なおこの他の主要な打撃成績は、三振こそ192個で自己最低を免れるも、16本塁打49打点、出塁率.243(四死球48)はBAL移籍後のキャリアではワースト。
*10 BALの内野手であるクリス・デービスは『Chris』。
*11 先に活躍し始めたのは内野手の方だったため、当初は逆の扱いだった。
*12 なお、この敗戦についてはアストロズのサイン盗み疑惑によってファンから許されることになった。
*13 一方で投手有利の本拠地マーリンズ・パークでは防御率1.62。
*14 なおこの年のNYYはスタントンのみならず前年19勝のルイス・セベリーノをはじめ故障者が続出していたが、残ったメンバーの活躍で103勝を上げ、2位に7.5ゲーム差を付け地区優勝していた。なおポストシーズン
*15 それまでの記録は1984年にトニー・バナザード(CLE、後に南海/ダイエー)が記録した57。
*16 特に2006年から7年35億円の長期複数年契約を結んだものの、それに期待された成績を残せず、2010年頃からは衰えにより全く打てなくなっていた時期を指す場合が多い。
*17 特に楽天・梨田昌孝監督の計らいで代打出場した西武時代のチームメイト・松井稼頭央との初対戦の初球で死球を与えてしまっている