概要
流派や血筋ごとにそれぞれ独自の魔法を持っており、他者には魔法の術式を教えないことが当たり前という慣習が根強くあった魔法の国で「生徒が自由に魔法を学べ、知識を共有できるように」と創立された学校施設。魔法を学びたいものであれば誰でも入学可能で国籍も不問。当然年齢の規定もないが、現在の風潮では12歳~15歳の間に入学することが多い。院生にならずストレートで卒業する場合は5年で卒業になる。ただし飛び級や留年する生徒もいるため、誰もが5年で卒業するわけではない。また義務教育ではない。
授業形態は(発言から推測される限りは)生徒が学びたいものを履修するようである。
アカデミー行きの空船がでている。乗車には学生証、もしくは在学中の生徒からの紹介状が必要。校内への入場も部外者は生徒の安全上の点から不可。ただし学園祭の時期は別。
制度
入学から5年間のみ学費が無料。その後は学校や学問への貢献がない場合学費を払わなければならない。院生や教授になると、アカデミーに対して研究内容をいっさい秘匿しないことを条件に研究環境や資金の援助が受けられる。特待生制度もあるようだが詳細は不明。
良点
同年代の子供たちの社会交流の場となる。また家庭事情から家に居づらい子の拠り所となっている。
本来なら学ぶことができない魔法などを学習することができる。
問題点
学校という施設の宿命か評価の中心はテストの点であり、点数主義にならざるを得ない。順位付けの基準が血統から点数に変わっただけとも。そのため、魔力量が少ない生徒や、いわゆる一般的な魔法に不向きな生徒はついていけなくなってしまうことがある。
親が魔力のあやし方を教えられず、アカデミーに丸投げされた事例がある。
また国の慣習も未だに根強く、今も反対する人は多い。
教師の人数に対して生徒数が多すぎるため、個々の生徒への指導密度が師弟関係より劣ってしまう。
施設等
- 研究棟
教授や飛び切り優秀な生徒にのみ与えられる研究室。 - 学生寮
家賃は一月2万ゴルド。どんな生徒であっても即日入居可であり、ルームシェアもある。
授業、行事等
授業
必ず勉強しないといけない分野、「必修科目」はあるが、それ以外は生徒自身の興味のある授業を選んで受けることができる。
- 魔法数理学:魔力量を計算する学問
- 魔法史学
- 魔法薬草学
- 魔法天文学
- 呪いに関する授業
試験等
学生、院生共に卒業試験が存在する。試験の内容は毎年変更される。期末試験や昇給試験もある。
行事
- 学園祭
年に一度行われる。当日はアカデミー行きの空舟も出る。
生徒たちが倶楽部などでブースを出したり、許可を受けた外部の人など多数の店が出展される。
学園祭の終わりにはダンスパーティーがあり、バラを交換する。黄色いバラは友人、赤いバラは恋人の
他国からの来訪者も増えてきており、オープンキャンパスとしての役割も担う。
関係者
いずれも年齢昇順
在学者
学生
- シルキー(12):幼くして飛び級を重ねる天才少女にして風紀委員長。才能ではなくトラブルメーカー故に有名人。
- セルドナ(12):もとは優等生だったが同期のシルキーに実力の差を思い知らされ自信喪失。だが教主との出会いが彼女を変えることに。
- シャルロット(14):魔女トリオの1人。自分のことを棚に上げて他人の世話をやきがち。
- オリアナ(14):魔女トリオの1人。人をカエルに変えてしまうことが度々ある。
- フィルデア(14):魔女トリオの1人。落ちぶれかけてる名家の実家を立て直すために奮闘中。
- アーヴェル(15):カードゲームが大好きな少年。でもそんなに強くない。
- アイリーン(16):学年首席。直感で理解できてしまうため教師役には不向き。ユルエの友人。
- ユルエ(17):授業で習うような魔法は苦手な落ちこぼれだが、創作魔法の才がある別の点で天才的な少女。
- ルスティ(17):確立された魔法なら大抵使いこなせる実力者。ユルエとは幼馴染。
- リービット(17):動物の国出身。風紀倶楽部の副会長を務め、たびたびシルキーに振り回されている。
- ミザリア(18):ヘルスケア同好会に所属する生徒。サポートの方法がどう見ても藁人形の呪いのそれ。
- ソワレ(18):占い同好会の会長。でも活動内容はもっぱらお菓子パーティー。
- リュカリュカ(19):魔力制御ができずアカデミーに入れられた。現在はアカデミーの最上階に引きこもり好き勝手やっている。
- エレーヴ(20):勉強好きな秀才で面倒みがよく後輩たちからも慕われている。内向的で実技が苦手だが、カードゲームとなると人が変わったかのよう。
院生
- アズール(17):アクアリウムに並々ならぬ愛情と情熱を注ぐ。あまり授業に出席しなかったため過去に数度留年しかけている。
- スフォル(23):若干中二病の女性。『ダーク・カタルシス』の教主だが実際のところボランティア活動をしてるだけ。
卒業生他
- スフェラ(17):魔力をあまり持たず、成績も振るわなかったが別の道を見つけ、退学した。時々顔を出しているらしい。
- ノルン(17):国を出て王国で村守をしていた。星を見て星座を作ることが好き。
- ルカ(19):ノルンの友人。学生時代は女子生徒に人気があったが、ある女性に出会ってからは彼女にぞっこん。
- アルシュータ(22):内気な性格で話すのが苦手。セッカとは同じ師を仰ぐ同期で友人になりたかったと思っていた。
- セッカ(23):恩師に頼まれてフィールドワークの旅をしている。アルシュータ同様人見知りなため互いのことはよく知らない。
- シエラ(27):『災厄』と呼ばれる魔女。不真面目で成績自体は良いほうではなかったが、魔法の発想と応用の点で右に出る者はいない相当な実力者。
- ソリッソ(27):ある一座でショーを披露するエンターテイナー。観客を楽しませるためなら魔法以外の技術を使用するのも厭わない。
- リッカリリィ(27):魔道具専門カンパニーの社員。学生時代はシエラとは不仲だった。
- アロイス(28):マスタークラスの魔術師でルスティの師匠。魔法剣の開発者。
教師
- アルフレド(25):アカデミーで1番若い教師。生徒からは「アルちゃん」と呼ばれている。
- アインレーラ(28):黎明期の生徒でアカデミーOBでもある。所用で2年ほど長期休暇を取っていた。
- リジェンテ(31):魔法数理学の担当教師。サバサバした性格と丁寧な教え方で生徒たちから人気。箒に乗れないのは内緒だ!
- ヨルスウィズ(?):アカデミー創立者にして学園長。少年のような見た目をしており少なくとも10年は見た目が変わっていない。
- ゲルトシュタイナー:セッカやアルシュータの恩師。魔法酒の研究と酒豪っぷりで有名。
- リジェンテの同僚:リジェンテの実習生時代からの同僚。柔和に笑う穏健な人物だがとんでもないスピード狂でもある。
参考資料
- 公式twitter
アカデミーは義務教育なのか(ティティタイムより)
アカデミーの入学と卒業について(ティティタイムより)
アカデミーの制度について(ニコ生世界観Q&Aより) - ユニットストーリー
アインレーラ
ヨルスウィズ
リービット
ルスティ - ストーリー
魔法2nd