原子炉

Last-modified: 2023-12-29 (金) 05:36:40

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月の地下101km(累計1133km)地点で解放される、新たな施設です。
同位体を素材に燃料棒を作り出し、その燃料棒を時間経過で消費する事によって電力を生み出します。
電力は一部のアップグレードに必要な他、原子炉に付随しているバフラボで任意のバフを好きなタイミングで得られるようになります。

また燃料棒は電力を生み出す際に熱というものを生み出します。熱は原子炉内でファンというオブジェクトを使って冷やす必要があります。要するに空冷です。
熱がファンの処理能力を超えている場合、原子炉の稼働はストップしてしまいますが、残念ながらメルトダウンは起きません。

そして燃料棒は熱と共に電力を生み出しますが、今度は逆に熱を生みながらも電力を消費する、「中性子衝撃(Neutron Bombardment)」といった種類の燃料棒が存在します。
この「中性子衝撃」で消費する電力に負けないように原子炉を維持し、最後まで処理しきると、特殊な同位体を入手することが可能です。
この同位体はこの方法でしか手に入らず、多数のアップグレードに要求されます。

詳細解説と配置ルール

原子炉はアップグレードするにつれて使用可能な配置物やマスの数が増えていきます。
要するにレベルが上がるほど発電効率や最大蓄電数も大きくなりますので、アップグレードを優先的に考えるといいでしょう。

●燃料棒
熱と同時に電力を生産します。熱がファンで処理しきれない場合は原子炉が止まってしまいます。
なお、上下左右に繋がっている燃料棒は熱を共有します。
つまり単品では熱24を発生させる赤1の燃料棒ですが、繋げる事で熱を48発生させる燃料棒として扱われます。
これによるメリットとして、部分的に十分なファンと接していれば、他の部分の冷却が足りなくても一切問題はない、という事があります。
※ファン1つは熱を12減らす
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逆にバラバラに燃料棒を配置した場合、それぞれでファンが必要になります。
これはメリットにもなる場合も、デメリットになる場合もあります。
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また中性子衝撃も電力を逆に減らすこと以外、性質は全て燃料棒と同じです。

●ヒートダクト(Heat Duct)
扱い上は「熱が0の燃料棒」であり、配置ルールもそれに準じます。
燃料棒を大量に繋げることによって、その周囲に大量のファンを置くことができますが、そうすると燃料棒自体の熱が大量になり本末転倒……といった時に、燃料棒の代わりに使うといいでしょう。
なお燃料棒も中性子衝撃も、中身が空になった場合は扱いはヒートダクトと同じになります。

●ファン
12の熱を下げる冷却ファンです。熱を減らすことができる唯一の配置物であり、燃料棒(&ヒートダクト)の上下左右に置くことで効果を発揮します。
斜めもしくは全く関係ない位置だと、一切の効果はありません。

●バッテリー
燃料棒によって発電した電気を貯めることができる配置物です。
配置場所はどこでも良く、燃料棒と接している必要はありません。遠くに置いても構いません。存在しているだけでOKです。
なおレイアウトを組み替えた際に、現在の蓄電量が組み替え先のバッテリーの容量を上回っていた場合、余剰分は消滅してしまいます。

●バフ
指定した方向に存在する配置物の効果量を上昇させます。
1つ1つの効果量は微弱ですが、大量に設置することでそれなりの効果を生み出します。
なお配置物によって多少違いがあり、
バッテリー、ファン:純粋に能力向上
ヒートダクト:一切効果無し
燃料棒、中性子衝撃:発電量(電力消費量)、消耗速度が上昇するが、発生する熱も増える(要検証)

要するに、基本的にバッテリーとファンに対して使うものです。

さらなる応用とヒント

発電効率と蓄電容量はトレードオフです。
たくさん発電するように配置すればするほど、バッテリーが置けず蓄電容量は減ります。
逆に蓄電容量を上げれば上げるほど、燃料棒やファンが置けず発電能力は下がります。
なのでバランスを良くすることが大事ですが、一部のアップグレードや中性子衝撃では、大量の蓄電を求められることがあります。
そんな時は「バランス良い配置」である程度まで貯め、その後は「蓄電容量を重視した配置」で残りの必要分を貯め切るといいでしょう。
要するに、大量の発電と大量の蓄電を同時にやる必要はないのです。順次必要に応じて組み替えていきましょう。
レイアウト(配置のマイセット)を使うのもいいですね。
困った時は他者の配置を丸パクリしましょう。こちらをどうぞ。

初めて原子炉に到達したけどまず何を目指せばいいの?

まず、初期状態で所持しているバッテリー2個だけでは溜められる核エネルギーは合計で「10000」までです。
このままでは、原子炉のマス拡張に必要なアップグレード要求の「20000」に到達できません。
そのため、まずは「バッテリーを2個分作る」ところから始めましょう。
バッテリー1個につきマグネシウムが2M、必要個数が2個なので、4M(400万個)あれば達成できます。

原子炉のアップグレードにはもう1つ、中性子衝撃から得られる同位体も10必要となります。
こちらは材料のうち1つにヘリウム1が1000必要となりますが、
恐らく原子炉に到達した時点では2000個持ってるかどうかといったところでしょう。
これで1個作っておけば、ひとまず燃料棒の赤や緑だけでも達成できます。
(初期の9マスでは配置できる数の都合上、青を置いても原子炉が動きません
ファン4つ、バッテリー2つ、燃料棒1つ、中性子衝撃1つで同位体を生み出し、それからバッテリー4つ、ファン2つ、燃料棒1つという形で、
原子炉のアップグレードに必要な同位体10、エネルギー20000が得られます。
もちろん、建材の用意もお忘れなく)

ヘリウム1を売り払ったりしてしまって足りない時は……溜まるまで気長に待ってください。
マグネシウムも結構な数を要求されるので、優先的に貯蓄しておくこと!
次の大型バッテリー(50000貯蓄可)作成には「バッテリー2つ」、「マグネシウム10M」、「核エネルギー25000」が必要ですが、
「エネルギーを貯蓄した5つのバッテリー」に加えて「空のバッテリーが2つ」必要な都合上、マグネシウムは合計で14M(1400万)必要となります。

原子炉レベル4→5に必要なカリフォルニウム砲撃3がもう色々きつい…

「エネルギー消費」が-90/秒、「熱量」が216/秒(ファン18個分)と聞いて、どう対処すればいいのか気が滅入るかもしれません。
これに匹敵するエネルギー生産量を誇り、かつ熱量が最も控えめ(ファンを置く数が最も少なく済む)なのは、
「四重濃縮ウラン燃料棒(通称:「緑3」)」となります(「熱量」が126/秒(ファン10.5個分)。

ところが、カリフォルニウム砲撃3の配置に必要な「ファン18個分」というのは、原子炉レベル4の狭さでは配置がかなり圧迫され、
緑3燃料棒と同時併用して配置するのは、バフやダクトを駆使してもまず不可能(編集者の試行錯誤によるものなので、ひょっとしたら可能?)です。

では、どうすれば良いのかと言えば、逆転の発想…というより、単純に「総エネルギー必要量:2592000」分のエネルギーを、
あらかじめバッテリーに貯蓄しておき、それから砲撃を配置して消費すればいいという形になります。

バフ無しであれば、特大バッテリーが11個(250000×11=2750000)あれば貯蓄できる計算となります。
勿論、バフがあれば10個でも十分届く量となります。

それ以前に、カリフォルニウム砲撃3を1個作るのに必要な「ヘリウム3」を、1000個分貯めることの時点で時間がかかるかもしれません。
同位体の常として、最初のうちは1個分を手に入れるのにも途方もない時間がかかり、時間経過アイテムを取っても中々貯まることなく、
そのうえで要求数1000個という数は、気が遠くなる話かと思われます。

編集者の体感的なところでは、月に到達してから300km(全体でいうまで1332km)に到達した辺りで、1000個にもう少しで届くかといったところ、
砲撃のために消費した後にもう30km分掘って、ようやく次の1000個のうちの約300個分が溜まってきたというところでした。

1365km前後で時間経過アイテムを取ることでヘリウム3が複数個分手に入るようになったので、
この辺りともなれば次の必要分のヘリウム3も、今までと比べればそこまで時間を掛けることなく貯まることでしょう。
軌道に乗ってくれば、原子炉の最大レベル到達まではあともう少し! 必要分の建材も用意して、原子炉ライフを楽しみに待ちましょう!

よく使うと思われる燃料棒解説

前提として、原子炉がレベル5になっている事とします。
また、核燃料棒を赤1(高濃縮ウラン燃料棒。赤のレベル1)、緑2(デュアル濃縮ウラン燃料棒。緑のレベル2)のように記載します。

●緑3
作成コストが安く(しかも燃やした後のものはさらに原料として使いまわせる)、4時間と軽めの熱という取り回しの良さに加え、計算上最もコスパが良いという、最高と言っても過言ではない燃料棒です。
これを2つ、もしくは3つ同時に入れる原子炉が基本となると思われます。

●青3
作成コストもある程度軽く、総発電(エネルギー)量もそれなりに大きい燃料棒です。
熱は大きめですが、同時に2つくらいであれば十分入る余地はあるでしょう。
また燃やした後の同位体は下記の白3の原料にもなります。

●白3
最高レベルの熱と、大量のエネルギーを蓄えた燃料棒です。
作成コストとしてプルトニウム3がネックですが、青3の副産物として発生しますので上手く回すと良いでしょう。
重すぎて同時には入りませんが、青3など他の燃料棒と組み合わせると物凄い発電速度を叩き出します。
なおその場合、黄金宝箱での時間経過で8時間などを引いてしまうと、ほぼ確実に電力が溢れます。蓄電量には気を配りましょう。

●ピンク(ポロニウム)
最低レベルの熱とそれなりのエネルギー、そしてとんでもなく長い燃焼時間を持っています。
単品で使うのではなく、大量に配置した上で同時に燃やしたり、中性子衝撃と同時に使用して電力の減算を緩和したりなどの使い方が考えられます。
なお燃やした後には何も残りませんが、2日間燃え続ける=長時間触らなくて良い=管理の手間が減る、という事は大きなメリットと言えるでしょう。
ちなみに大量の再配置が面倒な場合は、shiftキーを押しながらのクリックで配置、もしくは撤去が可能です。

●赤3
知らない子ですね……。
一応、作成コスト・エネルギー生産コスト自体は緑3には負けますが、1本分の作成自体は緑1より(ウラニウム2だけほんのちょっと高いですが、)ウラニウム1の消費量は安いです。
同位体はどこまで深く掘ってもなかなか思うように貯まりにくく、特にウラニウム1は原子炉の燃料棒からは取れないので貯蓄待ちになりやすいです。
そのため、「手元にウラニウム2や3はそれなりにあるのだけど、今すぐ緑を作るには1だけがどうしても足りない」という時の緊急用になります。
もっとも、序盤~中盤ならばわざわざ赤3ではなく、手軽に作れて熱も抑え気味な赤1や2辺りを使い回すのがいいかもと思いますが……
ウラニウム1が溜まるまで気長に待てる人は、緑3が作れるまでじっと待機がいいでしょう。
また、青3の生成に必要な「ウラニウム3」と「プルトニウム2」は、緑3からは一切得られないので、これらが足りない時には必要になります。

赤3と緑3の比較
燃料棒U-1消費U-2消費U-3消費U-2生産U-2増加量U-3生産U-3増加量P-1生産P-2生産熱/秒総エネルギー生産量総所要時間
赤332,00012,0002,00019,2007,2003,2001,20010,2002,040180324,0001時間
赤3×9本288,000108,00018,000172,80064,80028,80010,80091,80018,3601802,916,0009時間
緑3288,00046,000094,00048,0000070,50001261,296,0004時間

バフラボ

原子炉に付随している施設です。
発電した電力を消費する事で、何種類かのバフを好きなタイミングで付与できます。
同一種類のバフは上書きされず、無制限に延長されます。

  • 鉱夫スピードポーション
    『鉱夫が鉱石を見つけるの速度が100%上がります』
    単純に採掘速度が上がるというだけではなく、宝箱からの取得増加や手動スーパーマイナーのゲージ溜めとしても機能します。
  • ドリルスピードポーション
    『ドリルの速度が100%上がります』
    月の岩盤が硬いため、常に発動しておいて損はないと思います。
  • 魅力の金塊
    『宝箱からのお金を100%増やす』
    黄金宝箱をまとめて開ける際に使います。
    詳細はよくある質問の、金が足りない、の項目を参照してください。
  • 元素のピッケル
    『同位体を見つける確率が100%高くなります』
    窒素が枯渇する場合はあると良いかもしれません。
  • カーゴの拡張
    『貨物容量を50%増やす』
    大きなチーズを科学者から受け取る際に発動すると良いでしょう。
  • 無限の宝石スピードポーション
    『宝石の合成時間を20%減らす』
    宝石作成開始時にのみ効果を発揮します。黄色ジェム作成開始時などに使うと良いかもしれません。