台詞/恐怖が世界をおおうぞ…

Last-modified: 2019-05-05 (日) 20:37:20

概要

 異説八章、愚者(フール)が【暗黒舞踏祭】の為に集まった数え切れないほどの信徒を眺めて「いっぱーい恐怖が世界をおおうぞ…」と発した。
 恐怖の出処は信徒からとも取れるが、発言者が発言者なので愚者(フール)及びぺ=パプの恐怖が決戦のバトルフィールドを覆うという事だろう。

 また、ウァ=ラーイン騎士団長カーバンクル公帽子泥棒であるという上層部の意思によりカーバンクル一行を追跡しており「あんなNM(ノートリアス・モンスター)をお目こぼしては帝国存亡のクライシス」と危機感を抱く様を観たファシェヴィロス・コウ「何者かに記憶を改ざんされている…やれやれ、恐怖が世界をおおうぞ…」と呟いている。
 この言葉の真偽、改ざんされているとしたら何故?誰に?といった詳細は不明だが、カーバンクル公の正体を感づいていたファシェヴィロス・コウの言葉であるという点、異説八章のテーマの一つが記憶と預言書の改竄であった点を踏まえると、かなり不穏な台詞である。
 
 異説九章でもサー=ヴァル暗黒卿が死の山の吹雪を目の当たりにして発言。その凄まじさは暗黒卿と死闘を繰り広げるほどの力を持つ邪王真眼を持つ狂王が固まってしまう威力であり、暗黒卿も相応のダメージを負っている。まさしく恐怖が世界をおおった一例であった。

 

 異説2一章ではなんと物語最初の台詞としてキュクレイン公がうわ言のように発言。真意は定かではないがキュクレイン公の故郷に大きな異変があったことを考えるともしかしたらその事が関連しているのかもしれない。

メタ的な解説

 「…」が翻訳された結果かもしくは接尾語に挿入された単語のようだ。
 元ネタはFINAL FANTASY Ⅵに登場するガストラ皇帝の断末魔。ケフカに魔大陸から蹴り落とされるシーンで放った台詞であり、予想通り神と化したケフカが世界を崩壊させた事で懸念が実現することになってしまった。

 

 しかし発言したガストラ皇帝本人こそ物語の中核となる世界を作り上げた一番の元凶であり、ティナとその父母を悲惨な目に遭わせていたり、魔導注入実験でケフカやセリスの人生を大きく狂わせ、ドマ含む複数の国を侵略し膨大な死者を出し同盟国であるはずのフィガロ王国にすら辛辣な対応をする、幻獣と和解するように見せかけて裏切り幻獣を次々と魔石に変え、挙げ句の果てにケフカを切り捨て自分が三闘神の力を得ようと野心を抱いた上で返り討ちにあって言った台詞なのでブーメランぶっ刺さりの凄まじい皮肉になっている。彼自身がすでに世界を恐怖で覆っており、FF6の物語の前半は常に巨悪に立ち向かう反帝国目線で進むことになる。
 原作と動画本編で同じセリフが出てもどこか雰囲気が違うのはおそらく役立たず以下な犬畜生の発言ではないから前提が違うからだろう。

関連項目

ウボァー
グ・・・ズ・・・ギャァァァァム!
ウゴゴゴ