ファシェヴィロス・コウ

Last-modified: 2019-03-19 (火) 10:28:22

ファシェヴィロス・コウ

CV:MISAKI・低(VoiceText)

「その眼に映る全てを灼きつくす じーーーー…」
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種族

白く偽った白鳥目
時を待ちし不動の狩人の集い
時を待ちし不動の狩人属
ファシェヴィロス・コウ
Facheviroth・Coe

解説

 グラシャラボラスに仕えている臣下の一人。当初はまったく喋らず、ずっとカーバンクル公のことを観測《み》ていた。本人曰く、「神の光に導かれるままにじっと見て こう・・・マキナを相手を暗殺する機会を伺っちゃうんだよね」とのことで、職業上の癖なのかもしれない。口数が少ないことについても、本当はもっと気軽にお喋りして”渇き”を癒したいらしい。永久〈とわ〉に沈黙と調和*1していたことも「黙り込んでいると、可愛く弗る〈ざる〉し…*2」と本人も気にしている様子。また、騎士団が多く所属する反乱軍にしては珍しく、狩人として所属しており、金ずくで殺しを請け負うとのこと。

 

 初登場から、一介の村娘として反乱軍に加わったサー=ヴァル暗黒卿とカーバンクル公をずっと観測《み》ていた。サー=ヴァル暗黒卿曰く、「帝国の魔道アーマーに匹敵する程」、「12の武器を持つ勇者たちでも敵わない程」、観測《み》ていた。第18魔導大戦が終結したあとも、最後(さいはて)までガンブレード*3見ていたため、「あのアドベントチルドレンだけは不条理に目を瞑れなかったなー…」とサー=ヴァル暗黒卿に言わせたほど。
 

              これは、一遍の物語ではない
             自ら綴る歴史であり、運命である OPから抜粋

 

 「貴女 もしかして、ヒトの書いた予言の書?」
 これは第18魔道大戦の終結後、ファシェヴィロス・コウがカーバンクル公の存在が予言書ではないかという物語の核心に触れた発言である。恐らく、これがカーバンクル公をずっと最後まで観測《み》ていた理由であろう。ファシェヴィロス・コウがどの段階でそう思い、考察し始めたのかはわからないが、ヒトを媒体とするホムンクルスのようなオーラを感じ取ったらしい。しかし、存在についても、馬鹿げた噂で聞く程度のもので、その詳細な容姿についても「…誰もお前を知らない…見た目はわからないーー」とのこと。そもそも預言書にすら記載されてない。その他の特徴として、「貴女みたいに世界を変えしファンタジーな運命数多閃いて 偽りを砕き真実を召喚する子」らしい。

 一応、予言書の存在は魔道院にも認知されているようで、その最新の研究データによると、ケスカトル・ヘッド・バミルート*4が良く、あらゆる事象を知りながらも目を瞑っており、あらゆるアーティファクト使役したり、創造<クリエイト>したりするらしい。
 
 
 神託を授ける聖書《預言書》未来を予言し導く《予言書》これらの物語はどう揺れ動くのだろうか

メタ的な解説

 ノムリッシュ翻訳されたハシビロコウ。
 本作における彼女の役回りは、終盤までカーバンクル公を観察しつつ、最後に物語の核心を突く発言をするというもの。少々物騒な発言も目立つが、基本的には原作アニメの通りのキャラクターを保っている、ある意味珍しいキャラクターである。
 クライマックスにおける彼女の爆弾発言は原作視聴済みの視聴者達にも大きな衝撃を与え、第六章のドラマティックさに拍車をかける要因の一つとなった。



*1 意訳:ずっと黙っていたこと
*2 意訳:可愛くないし…
*3 意訳:ずっと
*4 意訳:頭