ウァ=ラーイン騎士団長

Last-modified: 2023-08-06 (日) 23:10:55

ウァ=ラーイン騎士団長

CV:RYO(VoiceText)

「帝国のクライシスなのだー」
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種族

ガティート目
水のハーモニー騎士団
魔獣プロキュオーン・ロートル属
ウァ=ラーイン・グメィ
Wa=Rinein Gummy

解説

 【帝国】において騎士団長の地位につく者。四天王の一人であるらしい。一人称は「私」*1、「ウァ=ラーインさん」。
 帝国のクライシスをもたらしかねない梅毒みたいな呪われし仔を追っており、捕獲して狭間の世界へ追放したい様だが、詳細は不明。”大崩壊”の起きた七年前のディエス・イレの日にナギ平原で羽の形をしたシルバーアクセようなものを入手しており、これらの事情と何か関連があるのかもしれない。
 フェ=ヌェックと比べせっかちでやや詰めが甘い部分もあるが、騎士団長ゆえ帝国への忠誠心は厚く職務には忠実。神羅との関係は良好とは言えない模様。
 星の牢獄のファナスティックラグランジュポイント*2でのやりとりから察するに、現帝国軍総司令官であるゲイラキャットサンドストームは直属の上司に当たるようだ。
 嗅覚が非常に鋭く、追跡対象の通った後であればその道のにおいを嗅いだだけで概ね進路を把握することが出来るようで、その精度はフェ=ヌェックが「騎士鉄十字章を授けるに値する」と評するほど優れているらしい。
 また、追跡対象の進路とあらば休む間もなく稲妻のごとく遁走《フーガ》したり霊峰ガガゼト登攀も厭わないなど肉体的にも精神的にもタフな一面ものぞかせる。 

ミ=ラーイン暗黒卿と同じ「ラーイン」の姓を持つ事や、ある裏切った(と彼女は認識している)姉がいるらしい事から、ミ=ラーイン暗黒卿の血縁の可能性を疑われている。

劇中で辿った道筋

 -陰-ビッグブリッヂのライフストリーム付近ではカーバンクル公が創造<クリエイト>した”力”のおかげで窮地を脱し、「助太刀で助かったのだッ!! カーバンクル嬢…は”クリスタル”の恩人なのだーッッッ!!!」と追跡対象とも知らずに感謝を口にした。

 すでに対象が下山しており徒労に終わった霊峰ガガゼトの安らぎの地<カフテリア>ではウァルシ=パクァアルケオエイビスのもてなしを受けたが、「攻撃力を80%上昇させるお宝が呼んでいやがるのだーー!」と突如叫びだしカフテリアを後にした。この「お宝」についての詳細は不明だが、追跡対象である呪われし仔が関係している可能性は高いと思われる。

 ドール湖畔の立派な人喰らいの家ではフェ=ヌェックの助力があったのかそれほど突破に苦労した様子も見られず、住人であるロスリック・モーグリトンペリに対して自らが体験した幻想狂王が突如喋りだした時の様子を述懐していた。
 アルカキルティ大平原ではグリーヴァから課された【真・ジェクトシュート】によるボムの異次元追放に失敗。すかさずフェ=ヌェックがカバーしたため事なきを得た。

 魔導博士神奈備《オリュンポス》入山の許可を得るため立ち寄った帝国魔導図書館では「私個人の…希望だが 手加減はしないこいつらに関わってはいけないような匂いがするのだー…」との発言を残している。その鋭い嗅覚はにおいそのものだけでなく「危険な存在」を察知する時にも発揮されるようだ。

 道中立ち寄った死の山地方の神の泉に入浴した際には、「まるで魂が天上へと向かうみたいだ!! カーバンクル嬢は並々ならぬのだ 神の泉のクライシスまで光の中へと導くとはー…」とまたしても追跡対象とも知らずに絶賛している。

 

 神奈備《オリュンポス》山頂付近で追跡対象だったカーバンクル公を遂に捕獲。すぐさまミスリルヘルムヘッドギアを奪取。自らの所持するもう一対のシルバーアクセをエンチャントして*3本来あるべき状態に戻した。しばし満足感に浸っていたものの、人として軸がぶれているヘッドギア泥棒にすぎないと思っていた梅毒みたいなやつが、実は自らが道中幾度となく助けられその都度絶賛していたビッグでラージでヒュージな恩人であったことが発覚。当然ヘッドギアを返さなくてはならない雰囲気になるが、それでもなおやっとの思いで手中に収めた念願のアイテムが手元から離れることに難色を示していた。しかし道中を共にしてきたフェ=ヌェックの説得もありカーバンクル公に一旦返却し、非礼を詫びた。

 

 不死者(リヴァイバル)討伐作戦「双頭の蛇」の作戦会議においてハイパワーマッシュから習得済スキルを問われた際に、『そう遠くはない未来の世界線に全ての魔力を開放し、立ちはだかる者を全て粉砕できる』ということがフェ=ヌェックによって明かされた。*4

メタ的な解説

 ノムリッシュ翻訳されたアライさん。
 台詞が全面的にスケールの大きい(FFらしい)表現に翻訳され、フェ=ヌェックの合いの手とあわせて、それなりに整合性をもって強力なライバルキャラのような描写になっており、「帝国サイド」等と動画コメが入る。*5

 

 原作アニメではせっかちで暴走気味なところがあるものの、どこか憎めない天然キャラだったアライグマ。語尾の「なのだー」等が翻訳漏れでそのままになっているため、キャラ自体はそれほど変化がないように思える。しかしながらノムリッシュ特有の大仰で回りくどい文章表現のせいか原作よりも若干大人びたような印象も感じられる。

 

 騎士団名の「水のハーモニー」とはFF6のモグの特技の踊り、水場で習得出来る。この水のハーモニーを使うと低確率で「あらいぐま」に派生する。味方の全体状態異常とHPを回復する。

関連項目



*1 「私個人の…希望だが」参照
*2 ゲイラキャット談
*3 取り付けて
*4 ただしその後全員に「あははぬかしおるは!」と笑われているため、真意のほどは定かではない
*5 SRPGなどの副主人公的なものだろうか