キュクレイン公
CV:SHOW(VoiceText)
「還りてェ…――… おうちに咲く花――に」
種族
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解説
ガプラ樹林中央地区に存在を維持する謎の施設に封印されていた正体不明の存在。記憶喪失だったがクァールによって大罪人『キュクレイン公』とされ、否定するもそのまま成り行きで決まってしまう。あくまで本人は「ケモノ程度ではない」とし、魔導生物であるかどうかも定かではない。
運命(さだめ)の地を探すためにクァールと契約を交わすが、その代償は見つからなかった場合に命を奪われる(捕食される)というもの。人肉が好物だと宣うクァールとクァラー=クァルの視線に怯えつつ、狂気に満ちたジャパエデン帝国を巡る冒険に繰り出すことになる。
旅の目的を聞かれたときには帝国の最新式の家を探していると答え、魔道生物とのふれあいでトークにも慣れてきているようだ。
メタ的な解説
ノムリッシュ版キュルル。カーバンクル公と似た尊大な発言が多いが、直後に言い淀むことも多いため、カーバンクル公ほどイキりきれていないとは視聴者の弁。それって良い事なのか?皆目皆式わからん!また故郷に起こった壮絶な出来事を断片的に覚えていたことや罪人であったのではないかと推測されるなど、その過去にどんどん考察要素が増えている人物。カーバンクル公の自画自賛のイキり発言の裏には裏返しになった自信の無さ、周囲の環境への恐れ、優しさなどが含まれていたが彼(?)の心中はいったいどのようなものなのだろうか。
元ネタはFINAL FANTASYシリーズに登場する幻獣及びモンスターである不浄王キュクレインから。
初登場はFFT。ドラクロワ枢機卿が聖石・スコーピオと契約し転生した姿である。アビリティは「恐怖」「不浄」。FF12ではオキューリア族が作り上げた創った存在で本来なら汚れを飲み込み綺麗にしてくれる存在…だったのだが世界の汚れが凄まじすぎて不浄王に成り果て逆に全てを汚染するようになり、最期は創造主に反旗を翻すものの倒される。出自と反抗の理由を結構考えさせられるキャラクター。キュクレインが翻訳元になったことで大罪人であることにも頷けるしキュクレイン公の過去に上手く深みを持たせる事に成功しているので中々いい翻訳である。
ちなみに前作の第五章④でカーバンクル公が不浄王キュクレインに言及している場面があるが、関連性は不明。