RS2/RS2Rの世界
【北バレンヌ】—【南バレンヌ】—【ルドン】—【カンバーランド】—【ステップ地方】—【サバンナ地方】—【サラマット地方】—【北ロンギット】—【南ロンギット】—【コムルーン島】—【メルー】—【ヤウダ王国】—【ナゼール】—【氷海】—【アウストラス】—【トーレンス】
RS2
概要
【ロンギット海】の北側に位置する地方。
基本的に【ロンギット海】で東西に分断されている【南ロンギット】と異なり、こちらはロンギット海の北端といってよく【南バレンヌ】と【ステップ地方】をつなぐ陸路となっている。
南バレンヌとの間には【ヴィクトール運河】が存在し、ヴィクトール運河を介して【オレオン海】とロンギット海をつなぐ交通の要衝でもある。
【アバロン】にはヴィクトール運河を掘ったと述べる老人が存在することを踏まえれば、ヴィクトール運河は比較的最近開通したものと思われ、それまではオレオン海とロンギット海は完全に分断されていたのかもしれない。
物語開始時点ではヴィクトール運河には【運河要塞】が作られており、交易に影響を及ぼしているが、運河要塞を攻略後は、帝国に与さない【武装商船団】が地方一帯で幅を利かせておりこの武装商船団をどのようにするかがこの地方の課題となっている。
また、帝国としてはあまり重要視していないようだが、良質な鉄が取れる【メッシナ鉱山】も存在している。
隣接関係としては西側が南バレンヌと【ルドン】、東側がステップ地方、南側が南ロンギットである。
もっとも、この地方を初めて訪れることができるのは南バレンヌからのみとなっており、【運河要塞解放】をクリアするのが前提となる。
運河要塞が存在した時に、武装商船団がどのような活動をしていたかは不明だが、運河要塞解放をクリアした時点で年代ジャンプせずとも武装商船団問題が発生することや、武装商船団問題で武装商船団の解散を迫った場合に、「伝統ある武装商船団」という表現がなされることを踏まえれば運河要塞やヴィクトール運河ができるよりも前から武装商船団は活動していたものと思われる。
運河要塞を開放したとしても、武装商船団が帝国に感謝している様子はないことから、元々ロンギット海のみを活動拠点としているのかもしれない。
上記の通り、北ロンギットの最大のイベントは【武装商船団問題】であるが、その後、武装商船団絡みの【ギャロン掃討】イベントも発生する。
帝国としては、運河要塞を開放し、交易をしようとした段階で武装商船団の活動で思ったような成果が得られないことから、武装商船団をなんとかすべく北ロンギットを訪れることになる。
北ロンギットの町【モーベルム】を訪れると、武装商船団の影響力が強いそのその町は柄の悪い乗組員であふれていることが分かる。
武装商船団問題を進めていく中で、武装商船団の拠点が【迷路水路】の先【ヌオノ】にあることが判明。
どのようにヌオノを訪れ、武装商船団問題を解決するかはプレイヤーの選択と皇帝の【性格】次第である。
武装商船団問題の大きな特徴として、どのように解決するかで武装商船団が仲間になるか、そして帝国が得る北ロンギットの【収入】がいくらになるかが決まってしまう。
同じように選択次第で収入が変化する地方として南バレンヌが存在するが、南バレンヌの方は展開次第で変わる収入が僅か200に過ぎないのに対し、武装商船団問題は解決方法次第で収入がなんと1,800も変わる。
一度決定してしまった収入は二度と変わらないのは南バレンヌと同様だが、その幅が南バレンヌとは比べものにならないので少しでも帝国の利益になるよう動きたいところである。
武装商船団が仲間になるかどうかもプレイヤーの選択次第であるが、取り敢えず武装商船団問題が解決してしまえば北ロンギットは制圧となる。
武装商船団問題を解決するか、それとも交渉決裂に終わってしまった後或いは完全放置した上である程度年代が経過すると、新たにギャロン掃討イベントが発生し、もし放置していた場合はこの時点で武装商船団問題は消滅する。
このイベントが発生すると、武装商船団が帝国を離反或いは反帝国を掲げて再興することになる。
このイベントが厄介なのは年代経過で強制的に発生し、一度発生すると帝国の全収入が半減してしまうということ。
北ロンギットの収入のみならず全ての収入が半減してしまうので影響はかなり大きい。
ギャロン掃討イベントが発生すると、それまでにヌオノが出現していたとしてもマップから消滅し、再度自力でヌオノへたどり着くことを求められる。
なんとかヌオノにたどり着き【ギャロン】の撃退に成功すればギャロン掃討はクリアとなり、帝国の収入が元に戻る。
武装商船団問題で武装商船団が仲間にならなかったり、そもそも交渉決裂していたりした場合はこの時点で武装商船団が仲間になり、交渉決裂していた場合は北ロンギットを統一できる(可能性がある)。
ギャロン掃討の際に、ギャロンは捨て台詞を吐き、まだまだギャロンとの戦いが続きそうな兆しを感じさせるものの、北ロンギットで起こるイベントは基本的にこれで終了。
ギャロン掃討の捨て台詞の真相は年代を経た後に南ロンギットで明らかになる。
収入は武装商船団問題の展開次第で0~1,800クラウン、ギャロン掃討をクリアすればそれに1,000クラウンが追加され、最終的には1,000~2,800となる。
武装商船団問題で交渉決裂したり、年代経過で消滅させたりすると大きく収入を損ねる結果となってしまうため、できるだけ早めに攻略したいところである。
交渉といっても難しい話ではなく、とにかく帝国が有利になる方向に進めればそれでいい。
なお、武装商船団を服従させた方が、解散させるより収益が多い点には注意したい。
交渉決裂はさておき、通行料の支払いはキッパリ「ノー」を突きつけておくこと。
メッシナ鉱山は武装商船団問題の展開次第でしか訪れることができない本作でも一番といっていいほどにレアなダンジョン。
展開次第では4フロア+入り口の全てにモンスターが出現するという本作でもトップクラスに面倒くさいダンジョンと化すこともある。
一度出現させてしまえば挑戦できなくなることはなく、クリアすることで【ハルベルト】が開発可能となる。
運河要塞解放をクリアした時点で武装商船団問題が発生するが、こちらよりも喫緊なのが【カンバーランド】の【王位継承問題】である。
どちらを先にするかはプレイヤー次第であるが、カンバーランドを滅亡させたくないのであれば先に王位継承問題に取りかかった方がいいだろう。
……もっとも、運河要塞解放クリアで年代ジャンプが発生した場合、直後に武装商船団問題に取りかかれば武装商船団問題で年代ジャンプすることはないので、先にこちらを片付けてゆっくり王位継承問題に取り組むこともできる。
移植版では、モーベルムに【追憶の迷宮】の存在を教えてくれる武装商船団の乗組員がいるので、追加ダンジョンに挑みたければ早めに北ロンギットを訪れられるようにしておきたいところ。
街・ダンジョン
RS2R
基本的な立ち位置は一緒。
【ハリア半島】はこちらに属することになり、情報を【モーベルム】で聞けるようになったため、【ルドン】に入ることなくイベントを進められるようになった。
なお、メッシナ鉱山に訪れられる条件も変わらないが、本作では合成術の魔術書があるので訪れ損ねた場合の被害が原作版より大きくなっている。
【メッシナ鋼】という素材が新登場し、メッシナ鉱山の知名度は上がっている……と思いきや説明文の割に使いどころが少なくありがたみが少ない微妙な立ち位置となっている。