RS2
概要
ギャロン掃討イベントで登場。
【武装商船団】を乗っ取り、【帝国】に対し反旗を翻す。
かつて武装商船団が解散していた場合は、復興させた上で反帝国を掲げるのは同様。
命辛々ヌオノを脱出し、身を隠した武装商船団の元団長である【エンリケ】によれば、金離れの良い人物でたちまち武装商船団内部で人気者となり、武装商船団団長の座を乗っ取った、しかしながらそのバックには【七英雄】の一人である【スービエ】がついているとのことである。
ギャロン掃討では武装商船団からギャロンを追放し、武装商船団を元の組織に戻すことが目的となる。
一方のギャロンも【皇帝】が自身を排除すべく【ヌオノ】を訪れることは想定しているようで、【迷路水路】の【水棲系】モンスターの配置を変更した上で待ち構えている。
もっとも、エンリケ共々、【ハリア半島】から攻め入られることは想定外のようであり、仮に【武装商船団問題】をハリア半島経由で攻略した歴史があったとしてもそれは変わらない。
いずれかの手段でヌオノにたどり着きギャロンに触れるとギャロンと戦闘になり、ここで勝利すると奥の屋敷へと逃げていく。
逃げ込んだギャロンを追って屋敷に入ると、自身では敵わないと悟ったためか、本当のボスである部下の【人間系】モンスターと戦闘になる。
ここでも勝利を収めればギャロンは屋敷地下の隠し通路を使ってヌオノを脱出。
追いかけることで、バックに七英雄の1人、スービエがついている旨の捨て台詞を残してそのまま船で去って行き、イベントクリアとなる。
なお、追いかけなくても屋敷の人間系モンスターに勝利した時点でイベントはクリアとなるが、イベント後の【字幕イベント】を見たい場合はギャロンを追いかける必要があり、ヌオノを脱出した時点で字幕イベントは消滅してしまう。
武装商船団問題で破談して失敗した場合には、この字幕イベントを見ないと北ロンギットが制圧できなくなってしまうので注意。
捨て台詞が気になるところではあるが、ひとまずギャロン掃討をクリアした後に特段ギャロンが何かを仕掛けてくる事はない。
しかしながら、ギャロンを追放してから160年程度、正確には5【世代】経過すると、今度は【南ロンギット】で止まない嵐が発生する。
この止まない嵐の原因を探るべく【トバ】の【海女】に話を聞くと、嵐の原因は【海の主】によって沈められたギャロンの船であることが分かり、プレイヤーはまたギャロンか……、と思いながら沈没船に赴くことになる。
場合によっては沈没船に挑む前にどのように沈没船に向かうかを考えなければならず、その上で長丁場かつ複雑な構造である沈没船の最深部には亡霊と化してなお、皇帝を恨むギャロンが待ち構えており、話しかけると、八つ当たりとしか思えないセリフを吐き襲いかかってくる。
ここで亡霊のギャロンを倒すと南ロンギットの嵐は無事止むこととなり、同時に帝国との七英雄ほどではないにせよ長く続いた因果は断ち切られることになる。
なお、ギャロンの亡霊との戦闘後、場合によってはスービエと連戦になるケースもあるが、スービエに負けたとしても嵐は止むため、海女の言うとおり、あくまで嵐の原因はギャロンであることが分かる。
イベント進行の上では、時代を跨ぎ2度も戦うことになる相手だが、全体的に見ると小物臭が漂う咬ませ犬のようなキャラクターである。
ギャロン掃討では金の力で武装商船団を乗っ取っており、最終的に自分では敵わなかった皇帝相手を部下に任せるも、部下ですら歯が立たないと見るやすぐさま退却、バックにスービエがいることを言い残し逃げていく。
また、過去に武装商船団を解散させていた場合、迷路水路経由で真正面から訪れた皇帝に対し、「貴様らどこから!」と驚くポンコツっぷりを見せる。
そして、逃げた後は皇帝に復讐するどころか、帝国と全く無関係でその生涯を終えている。
その一方で、ギャロンが武装商船団を乗っ取った時点で帝国の全収入が半減するという途轍もない被害を帝国に及ぼした人物である。
北ロンギット地方のみならず、他地方の収入までギャロンの影響で減少してしまう理由はよく分からないが、帝国の貿易に影響を及ぼした、或いは全収入半減に相当するような被害をもたらしたとすればその影響力は計り知れない。
収入が大きく減るのはプレイヤーとしては施設の建築や武具開発が遅れるだけだが、収入減少に伴い帝国の為政が滞れば内部から崩壊する可能性もある。
また、嵐を起こしていたのもスービエの強化を意図的に狙ったものであるらしく、帝国の敵である七英雄に力を与えようとした数少ない人間。
こうした諸々の意味で、小物臭が漂うとはいえ、アバロンを侵攻した【クジンシー】や【リアルクィーン】に次ぐ危険な存在であったといえよう。
普通にゲームをプレイしているとゲーム内でスービエの名前を初めて聞くのはギャロン掃討イベントか、【レオンブリッジ】が壊された後で、【海の主】と和解した時のどちらかである。
そして、ギャロン掃討イベントでスービエが本格的にその存在感を主張し始め、基本的には嵐の沈没船を終えた後でスービエと決着をつけに行くという流れとなっており、そういった意味ではスービエイベントに関わる中ボスといっていい存在。
捨て台詞でもスービエとの関連性を強く主張することから、スービエが武装商船団を掌握するために派遣したのがギャロンという印象は強いが、本当にギャロンとスービエが繋がっていたのかを疑問視する声もある。
というのも、ゲーム内でスービエからギャロンについて言及される場面は一切なく、そもそも発言することなく退場することが多いが古代人への復讐のため活動していることや海の主を吸収したこと、海の中に手出しできない皇帝をあざ笑うことがある程度。
むしろ、発言の中で現代人のことを下等生物扱いしており、自身のテリトリーを侵されない限りは気に留めるまでもない存在と認識している節がある。
南ロンギットでもスービエに困っているという話は一切聞かれないし、ギャロンに乗っ取られるまでの武装商船団からスービエについて報告が上がってくることもない。
スービエが現代人に感知されずに活動をする慎重派だったと考えることもできなくはないが、現代人を下等生物と吐き捨てるスービエが慎重に行動する必要があるとは考えにくい。
仮に、気取られることを避けつつ武装商船団を掌握するにしても、すぐにバックにスービエがいるなどとのたまう上、下等生物の中でも小物といっていいギャロンを敢えて起用するとは考えにくい。
……となると、ストーリーとしてはギャロンを倒した後でスービエを決着をつける流れになるが、両者に関連性は全くないという可能性もある。
むしろ、ドット絵が海賊っぽく、実際に海女がギャロンを海賊認定していることを踏まえれば、元々は海賊として活動していたが、武装商船団や帝国の活動で海賊としての活動がしにくくなり、その腹いせとして武装商船団と帝国に反旗を翻そうと考えたと考えても違和感はない。
海賊として活動していたときにかなり儲けていたのだとすれば金離れの良さも一応説明が付く。
では、そんなギャロンが何故スービエの名を借りていたかだが、海賊として活動していた彼が、海を司る七英雄としてスービエを勝手に信仰しており、これまで上手くいっていたのをスービエ信仰のお陰と考えていたのかもしれないし、作中では【サイフリート】が七英雄に取り入るべく【カンバーランド】を手土産としようと考えていたのと同様、海賊から転身するにあたって武装商船団を反帝国組織に作り替えて手土産にしようとしているのかも知れない。
或いは、単純にバックにギャロンがいると吹聴しておくことで周囲をビビらせようとする虎の威を借る狐のような考え方だったのかもしれない。実際のところ、海賊活動中もスービエがバックにいると言われれば大人しく従わざるを得なかった者もいるだろう。
とはいえ、単にスービエが作戦に失敗した男のことなど語りたくもなかっただけかもしれず、スービエとギャロンの関係性については明確にあるともないとも断言できないのが実情であり、プレイヤーの解釈に任せられていると言ってしまっていいだろう。
ちなみに、海女の話に因れば最終的には海の主に沈められた模様。
沈められたギャロンは海の主ではなく皇帝への恨みのみを口にするだけなので具体的に沈められた理由は分からないが、スービエの部下であれば、海の主を狙って返り討ちに遭ったのかもしれないし、ギャロンのことなので単に航行している最中でスービエから逃げる海の主に衝突されて沈没するという末路を遂げた可能性もある。
戦闘
グラフィックは【ブラックレギオン】の色違い。
ストーリー展開でも咬ませ犬のような扱いを受けているが、実際の戦闘力も文字通り咬ませ犬。
2回戦うことになるが、どちらも単体出現で、HPは1,000未満で行動は通常攻撃オンリー。
戦うタイミングがギャロン掃討ですらゲーム中盤、嵐の沈没船ともなればゲーム終盤といっていい事を考えるともはやザコの方が強いといっても差し支えない。
金の力で手に入れたのか装備している武器が強いので攻撃力は高めだがこちらの攻撃が当たればワンパンで沈めることも十分可能。
一人旅でもなければまず負けないだろう。そもそも、ギャロンごときに負けるようではギャロン掃討の直後の人間系モンスターに勝てないが。
一見するとバランス調整ミスすら疑われてしまう弱さだが、上述の通り、当人は小物であるということを踏まえれば意図した強さだと思われる。
同じく人間系のボスである【サイフリート】と比べると【ステータス異常】については万全の耐性を持っており、【即死】させたり、【スタン】で行動を封じたりできない。
とはいえ、お供もおらず、この段階ともなれば通常攻撃で片が付いてしまうのでだからどうしたというレベルの話であるが。
パラメータは以下の通りだがはっきり言って解説すべき点もないといっていい。
強いて言うなら生前の方は激レアアイテムの【カットラス】を(レア枠に)隠し持っている事ぐらい。
アイテムコレクターであれば生前のギャロンを倒した後はカットラスを入手する手段がないのでここまでで入手できていないなら粘っておきたいところ。
実は戦闘BGMは通常戦闘のBGMで(人間・亡霊共通)、ギャロン追放時にギャロンがけしかけた人間系の敵との戦闘BGMがクジンシーとの戦いで、しかもこっちの方が強い。
ギャロン自身がだからどうした程度の強さと公式にも示されてるかのよう。
人間形態
| 系統 | ランク | HP | WP | JP | 技 | 術 | 戦闘回数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 上位 | 716 | 105 | 45 | 15 | 5 |
| 腕 | 器 | 魔 | 理 | 早 | 体 | 術 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 18 | 16 | 15 | 15 | 15 | 20 | 15 |
| 斬 | 打 | 突 | 射 | 熱 | 冷 | 電 | 状 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 |
| 技術点 | 種族属性 | 特性 | 再生 | 耐性 |
|---|---|---|---|---|
| 700 | 人間 | 死/石/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/LP |
| 武器 | 回避 |
|---|---|
| ハルモニアの剣/詩人のギター |
| アイテム | 高 | 低 |
|---|---|---|
| 【バイキングアクス】 | 【カットラス】 |
| 技·術 | 通常攻撃(剣) |
|---|
亡霊形態
| 系統 | ランク | HP | WP | JP | 技 | 術 | 戦闘回数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 上位 | 832 | 112 | 45 | 16 | 5 |
| 腕 | 器 | 魔 | 理 | 早 | 体 | 術 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 20 | 20 | 20 | 20 | 12 | 20 | 20 |
| 斬 | 打 | 突 | 射 | 熱 | 冷 | 電 | 状 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 24 | 24 | 24 | 24 | 4 | 6 | 6 | 6 |
| 技術点 | 種族属性 | 特性 | 再生 | 耐性 |
|---|---|---|---|---|
| 700 | 人間 | 死者 | 冥 | 死/石/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/LP |
| 武器 | 回避 |
|---|---|
| 黒曜石の剣/詩人のギター |
| アイテム | 高 | 低 |
|---|---|---|
| 技·術 | 通常攻撃(剣) |
|---|
RS2R
CV:玉井勇輝(【サイゴ族】、【セキシュウサイ】、【ハロルド王】を兼任)
ドット絵と戦闘時の姿(ブラックレギオンと同じグラフィック)が大分乖離していた原作版と異なり統一され、がたいのいい海賊の頭とでもいうべき見た目になった。
特徴的な髭を持つ点がエネミー図鑑でネタにされている。
キャラクターとしての扱いはほとんど原作版と同じ。
イベントフラグが整理されたためか、今回はハリア半島ルートの存在を把握しており、また迷路水路から来た相手に「貴様らどこから!」とかは言わなくなった。
流石に間抜けではなくなったと思いきや、進行次第では迷路水路が落盤で使えなくなっているにも関わらず水路からの迎撃準備をするというポカをやらかすこともありやっぱり憎めない。
沈没船では禍々しいオーラを纏う強者感が出ているが、選択肢次第では皇帝に忘れ去られるという仕打ちを受けており、その際には自分の名をわざわざ3回も連呼する。大事なことなので3回言いました。
本作でも踏んだり蹴ったりなギャロンだが、新要素が追加された【幻の人魚追跡】が【嵐と沈没船】の発生で消滅してしまう都合上、何気に【踊り子】加入を左右するという意味では厄介な重要人物と化している。
イベント描写が強化された本作でもスービエとの関連性についての新情報は一切ない。
もっとも、武装商船団が海賊の取り締まりを行っている旨の描写が追加されているほか、スービエが現代人を見下している印象がより強いものとなっていることから、ギャロンのはったりであるという可能性の方がむしろ強まったといえるだろうか。
なお、同じく七英雄の部下というポジションの【ヴァイカー】や【河馬人間】についてはエンディングの一枚絵で【ボクオーン】や【ノエル】と一緒に描かれているのに対し、スービエはギャロンと一緒に描かれていない。
もっとも、【ワグナス】の部下であることを疑う事情もない【グレート】やブラックレギオンもワグナスと描かれておらず、ギャロンだけが部下として描かれていないというわけではない点には留意を要する。
戦闘
| テキスト(人間) | 特徴的な髭をしている武装商船団員。 帝国に反旗を翻し、武装商船団を乗っ取った。 |
|---|
| 弱点 |
|---|
| 小剣、弓、体術、風術 |
| 状態異常耐性 |
| 毒、暗闇、麻痺、石化、混乱、魅了、狂戦士、即死 |
| アイテム | 自然銀、バイキングアクス |
|---|
| テキスト(亡霊) | 死後に亡霊となり、強い怨念で嵐を起こしていた。 沈没船に乗り込んできた皇帝によって始末された。 |
|---|
| 弱点 |
|---|
| 火術、水術、風術、天術 |
| 状態異常耐性 |
| すべて |
| アイテム | マートル鋼 |
|---|
ザコよりも弱いと評された原作版に対し、本作では特段強いという程ではないにせよ相応に強化されており、流石にそこら辺のザコより弱いということはない。
相対的な強化度合いということで言えば原作版からの強化度合いはかなり著しい。
本作でも2回戦うことになり、1回目は配下に武装商船団員が加わり、5人で【ラピッドストリーム】でこちらよりも先に行動してくる戦略性を見せてくる。
武装商船団問題で武装商船団の解散を要求した場合以外は、敵がラピッドストリームを使ってくるはじめての戦闘となるため、いきなり先制【トマホーク】を連打されてしまう。
【アクスボンバー】と合わせて見切りをしっかり用意しておきたいところ。
ハリア半島奇襲ルートであれば陣形を乱すことが可能だが、武装商船団問題の進行次第では陣形を乱せない場合もあるようであり要検証。
何の技も覚えていなかった原作版と異なり、本作ではしっかり技も駆使して戦ってくる。
部下は全員斧装備なので斧技だが、ギャロン本人は三日月刀装備であるため、斧技ではなく【落月破斬】、【つむじ風】、【みじん斬り】を主として利用する。
地味に直接攻撃が少ないので【カウンター技】が機能しにくい。
一方で、状態異常に完全耐性を持っていた原作版と異なり、スタンと睡眠は通じるので該当する武器を用意しておこう。
ヌオノの風地相を利用してくるが、こちらが【ミサイルガード】をかければ相手側の風弱点を突き放題になる。
沈没船では原作版同様単体出現。HPは高めだが攻撃手段に変化は無し。
直前で戦う【スカルデーモン】×5と使用技が一部同じなので、同じ対策が通用する。
あちらを倒せて最奥部まで辿り着けたなら難なく倒せるだろう。
こちらは亡霊なのでスタンも効かなくなったが、【太陽光線】等でクリティカルが発生する。
ここまで来る頃にはすべての武器種で複合属性技を用いれるはず。
【ソードバリア】で完封するのもいいだろう。
ギャロンを倒してスービエが乱入してくる場合は、ファストトラベルは封印されるが連戦にはならないので準備を整えられるようになった。
RSU
螺旋回廊370階のボスとして原作版が登場。カウンター技を多様してくるが、相応に能力値や斬耐性を上げつつカウンターを受けないオーバードライブ技を連発すれば対処は簡単。ODゲージを貯められるスタイルを複数用意したいところ。
前の階層の【アシュラ】や【魔女の娘】が猛威を振るっていた事もあり、ここでも弱いボスと見做されている。作品が変わっても扱いは変わらなかった。カウンターには「ギャロンカウンター」って自分の名前つけてるし…
イベント「雲海の大調査!クラウド・レルム制圧戦」ではリベサガ版の亡霊バージョンが敵として登場。
レイドバトルの相手という大役を任されている。まぁこっちでも中ボス扱いだけど…
ストーリーでも登場し【海賊シルバー】【海の主の娘】と言い争いをするが、その際に出てきた立ち絵がISの姿…つまり原作の鎧姿である。ギャップを感じると共に、【ブッチャー】のようにプレイアブルとして実装される可能性は低くなった。
なお、【ソウルスティール】を忘れた【クジンシー】と同様、原作と同様に「俺のバックには…」と啖呵を切ろうとするも、誰がバックに付いていたかを忘れてしまっている。