Zepheniah MannとMann一族

Last-modified: 2015-02-25 (水) 17:53:56

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Zepheniah Mann(ゼパニア・マン)

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神よ。私の下へ天使をお遣わしにはならないでください。私はまだ死にたくないのです!!
ちくしょう!貴様ら皆地獄に堕ちろ!!!
 -死の淵のZepheniah-

Zepheniah Mann(ゼパニア・マン)は19世紀、開拓時代のアメリカへ2人の息子とともにやってきたイギリス人の資産家である。Mann & Sons Munitions Concern(後のMann CO.)という兵器会社を経営していた彼はアメリカで兵器工場を作り一儲けするという夢があり、2人の息子、BlutarchRedmondに勧められるまま、未開拓の広大な土地を購入したのである。彼はまず武器製造を行うための資源として巨大な採掘場を作ろうとした。彼は採掘場を開くに相応しい場所を探して、自身が購入した土地を視察する旅を続けていたのだが、その過程で様々な風土病に侵され、さらにこの土地が鉱石の取れないただの乾燥砂漠地帯であったことにことさらのショックを受け一気に老け込んでしまったという。
絶望の中、病で剥がれ落ちた自らの皮膚に遺書を書き残し、苦悶の死を遂げた。


自分に財産の大半を費して何の資源も採れない無価値な土地を購入させた息子達を激しく憎んでおり、自分の死後に2人がその無価値な土地を巡って争い合うように遺言状を作成、これによって100年以上に渡る無益な兄弟間の闘争が始まることとなった。
世界中のTF2プレイヤーが傭兵として、REDチームとBLUチームに分かれて戦い続ける原因を創りだした張本人である。


側近であるBarnabas Hale(バルナバス・ヘイル)を連れてオーストラリア旅行に赴いた際に、オーストラリアの大幅な技術革新の秘密であり、オーストラリア人がその存在を隠し続けてきた希少金属Australium(オーストラリウム)を発見、保管していたが、死の直前に姿を現した失踪していたはずの彼の三男Gray Mannによりそのことで脅迫を受けていた。

Zephaniah Mannの遺書(欠落部分を補完した完全版)

一部が欠落している原文はこちら
欠落のない完全な原文はこちら
俺の名はZephaniah Mann。我が魂は死後も、俺をこのような目に合わせた世界に対して全てを焼き尽くして復讐を遂げるまで、俺のこの乾きが癒されるまで、悪霊となって留まることをここに誓う。特にあの大馬鹿な息子どもには相応の報いを受けさせなければ気が済まん。

 ああ、俺に息子たちの無能さを認める勇気があれば!あるいは息子たちの無能さを指摘してくれる勇敢な部下がいれば!こんなことにはならなかった。肉親の情で冷酷にはなれなかったのだ。そうだ、俺に「我が社の規模拡大のタメ」だとぬかして俺の財産の殆どを使って、未開拓の広大な土地を買わせるよう言いくるめたのはアイツらだ。

奴らは、何度も何度も俺に囁いた「この見渡す限りの荒れ果てた地がやがて、全ての勇気ある男たちを後押しする兵器工場となるのです」と。俺は肉親の甘さもあって、やがて1つの夢を思い描くようになっていった。ここに世界で最も堂々たる、採掘場を作り上げ、やがてはここで作られた兵器たちが、世界中の戦う男たちの相棒となる様を…

 だが、ついに我々がそこへたどり着いたときそこにあったのは「何の役にも立たないただの荒野」だった。俺の馬鹿息子どもは「ただの砂地」を「大陸サイズ」で俺に買わせたのだ。
 俺はこの「砂地獄」で何の安らぎも得られないこの吹きさらしの地で死んでいかねばならないのか?俺はそれが恐ろしい。

(英国の)ケンブリッジシャー州からこの未開地に来てからというもの、あらゆる病魔が俺に牙をむいた。発疹チフス、腸チフス、黒水熱、斑点熱、しまいには合併症で生理痛さえこじらす始末だ。船の中では肺結核、肋膜炎、膜性喉頭炎を患い、大陸の西へと向かう旅の間も症状はどんどん重くなっていった。この遺書を残すのにも手が痙攣しちまうもんで、代書人を呼ばねばならなかったよ。この何もない開拓地では遺書を書き残す紙も手に入らないんだが、幸い膿痂疹にかかってからというものボロボロ皮膚が剥がれ落ちるもんだから、この遺書は俺の腕の皮膚に書き残すことにする。まったく笑っちまうぜ。

臭い、無教養のマヌケなアメリカ人ども、お前たちにはただ呪いだけを残すこととする。

武器だ、無骨な武器こそが俺の呪いを呼び起こす。俺が「安らかには眠らない」この墓場の近くにいる奴を、たとえどんなヤロウの魂でも引きずり込んでやる。俺の死体の上でせいぜい派手な打ち合いをするがいいさ。お前さんが見たことも無いような格好でお前さんを狩り立ててやるからな。

俺の最も親愛なる使用人、Elizabeth(エリザベス)には馬鹿息子どもが浪費した俺の財産の残りを全て譲渡しようと思う。俺の口座、公私における所有債権、俺のタバコ農場…

素晴らしい土地を見つけて俺が果たせなかった夢を叶えて欲しい!そこに立派な採掘場を立てて俺に敬意を表わしてくれ!

俺の忠実な側近であり、よい案内人でもあった無骨なオーストラリア人のBarnabas Hale(バルナバス・ヘイル)よ。お前には我がMann & Sons Munitions Concernを託そうと思う。お前は俺が病の痛みに苦しめられている中、痛み止めを作るために必要なポピーの花を探してきてくれたな。お前のおかげで痛みを感じずに眠ることができた。

怠け者で、大馬鹿者の息子たち、Blutarch(ブルターク)Redmond(レドモンド)よ、お前たちには最大級の呪いを残してやろう…協力関係という呪いだ。

俺がこの開拓地で購入した広大な土地はお前たち双方に均等に配分してやることにした。
お前たちは価値の無い争いに人生を費やしてきた。そこで俺はくだらないネタを残してやることにする。どの土地をどちらが相続するかはお前たちが決めるんだ。



最後に最も信頼するElizabeth(エリザベス)へ、Terra Australis(テラ・オーストラリス=15~18世紀の地図上に記されていた仮説上の巨大大陸、現在のオーストラリア)を旅行中に、Barnabas(バルナバス)と共に発見した「奇跡を生み出す」砂利を全てお前に譲る。
腰抜け息子のGrayが昨年になって再び現れ、その件で俺を脅迫してきたのだ。
あの砂利を全てお前に託す、そして、この最高機密を厳守することをお前に誓おう。


神よ。私の下へ天使をお遣わしにはならないでください。私はまだ死にたくないのです!!
ちくしょう!貴様ら皆地獄に堕ちろ!!!


Zephaniah Mann

甦るZephaniah Mann

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2009年10月29日から11月9日までハロウィーンイベントが行われた。このアップデートによりMAP:koth_harvest_eventというユニークなMAPギミックを持ったMAPが追加された。このMAPでは特定のポイントで幽霊が現れ、この幽霊に出くわしてしまったプレイヤーは一定時間恐怖状態になり、一切の攻撃が出来なくなってしまうのである。この状態で敵プレイヤーに出会ってしまった場合は一方的に倒されてしまう。
&flash(http://www.youtube.com/v/tpeZLk7qJeY&hl=ja_JP&fs=1&,340x340,bgcolor=#000000);
実はこの幽霊こそがZephaniah Mannその人である。よく見るとちゃんとトレードマークのシルクハットを被っている。彼は生前に残した遺書どおり生きているプレイヤーを狩り立て、奈落の底へ引きずり込もうとしているのだ。
またこのイベント時に手に入った帽子アイテム「恐ろしげなシルクハット」は彼の物である。アイテム画面で『帽子の裏に「ZM」というイニシャルがある』と書かれているが、このイニシャルはZephaniah Mannを表している。
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なおトリビアネタとしてこのMAPには「Zephaniah Mannの冥福を祈る」という墓石と「10番目のクラスの冥福を祈る」と書かれた墓石が存在していることで知られている。

Silas Mann(サイラス・マン)

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Zephaniahの兄弟であったと思われ、Mann Co.の前身Zepheniah Mann & Sonsの共同所有者であったとも伝えられているが、一族の中でも記録があまり残っておらず謎の多い人物。
Zepheniah Mannの死後すぐに後を追うように亡くなった。

蘇るSilas Mann

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2010年10月28日から11月8日までScreamFortressなるイベントが開催された、このアップデートにより追加された2つのマップのうちMann Manorには他のマップにない独特の仕掛けが施されている。
このマップでは、ゲーム開始から8分ごとに、Horseless Headless Horsemanなる中立キャラクターが出現、周囲のプレイヤーを無差別に攻撃し始めるのだ。
http://www.youtube.com/watch?v=4cb2HG-6VlM&feature=player_embedded#!;
実はこのHorseless Headless HorsemanこそがSilas Mannなのである。
彼の兄弟であると言われるZephaniahが死後に幽霊として蘇ることから考えて、Mann一族は死後も安らぐことは出来ない家系のようだ。
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なおこのMann Manorというマップは、その名の通りMann一族の所有する土地であり、2012年8月13日に追加された公式コミック「Blood Blothers」において、Redmond、Blutarch、Grayの三兄弟の生家であることが明かされた。
現在はRED総帥Redmond Mannの所有地となっている。

Bette Mann(ベティ・マン)

Zephaniahの妻、3人の息子を出産する際に命を落とす。

Blutarch Mann(ブルターク・マン)

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Zephaniahの息子でありBLUグループ総帥。
父の遺言状に記された悪意ある文言に踊らされ、弟Redmondと100年以上に渡る抗争を続けたが、2012年8月13日に追加された公式コミック「Blood Blothers」において、存在しないはずだった末弟GrayMannによって殺害される。
詳しくはBLUのページで

Redmond Mann(レドモンド・マン)

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Zephaniahの息子でありREDグループ総帥。
父の遺言状に記された悪意ある文言に踊らされ、兄Blutarchと100年以上に渡る抗争を続けたが、2012年8月13日に追加された公式コミック「Blood Blothers」において、存在しないはずだった末弟GrayMannによって殺害される。
詳しくはREDのページで

Gray Mann(グレイ・マン)

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Zephaniahの3人目の息子であり末弟、3人はほぼ同時に誕生したが、Grayだけは誕生直後に鷲に攫われ失踪したために、2人の兄は彼の存在すら知らなかった。
2012年8月13日に追加された公式コミック「Blood Blothers」において初登場、Zephaniahの息子は2人のみだと長きに渡って考えられてきたため、彼の登場はファンの間に大きな衝撃をもたらした。


胎児の段階で母親の言葉を理解し、出産までの暇潰しのために胎内で新たな方程式を考案、更に出産直後に言葉を発し父親に挨拶をした天才児だが、それ故に実父Zephaniahから怪物扱いされてしまう。
誕生直後に窒息死させられる寸前のところで、1822年の鷲の大群による襲撃事件の際に飛来した1羽の鷲によって攫われる形で生き延びたGrayだったが、待っていたのは鷲の子供達と共に、与えられる虫や鼠を食事として育てられるという地獄のような生活だった。
Grayは自らが強く育つまで耐え続け、遂には育ての親である鷲とその子供達を食い殺すことで復讐を果たす。
その後文明社会に帰還したGrayは自らの才覚を駆使して学習と研究を重ね、BLUとREDの両グループに匹敵する自らの企業帝国を築き上げ、偽の手紙で2人の兄を誘き寄せスパイ顔負けの見事なナイフ捌きで2人を暗殺、次の狙いをMann CO.に定めるのだった。
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背骨の部分には、2人の兄弟が使っているものに比べ、遥かに小型化され洗練された延命装置と思しき機械装置が取り付けられている。
2人の兄と同じく100年を超えて生き続けているはずだが、延命装置の開発時期や性能の違いか、車椅子に頼る2人に比べるとずっと若く見える。

人間VS機械

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2012年8月13日にMann vs. Machineアップデートが発表された。
これはTF2始まって以来初となるCoopモードの実装を意味するものであり、6人のプレイヤーが協力し合い、TF2でプレイヤーが使用可能な9クラスを模して作られたロボット軍団から、Mann CO.の施設を守りぬく内容となっている。

実はこのロボット軍団は、Gray Mannの開発した兵器群であり、Mann CO.の存在を地上から完全に抹消するべく送り込まれた彼の尖兵なのである。
同日に公開された公式コミック「A Fate Worse Than Chess」において、Mann CO.経営者Saxton Hale(サクストン・ヘイル)は、この未曽有の危機を前に、それぞれの雇い主を失い失業状態となっていた、REDチームとBLUチームの傭兵達を、自らの傭兵として雇い入れることで対処しようとする。
これにより100年以上に渡る戦いを続けてきた両チームの傭兵達は、新たな雇い主Saxton Hale(サクストン・ヘイル)の下で一時的とはいえ団結することとなったのだった。
同コミック内において、The Administratorの助手であるMiss Paulingの姿が確認されていることから、The AdministratorがSaxton Hale(サクストン・ヘイル)に協力していることが伺える。

Elizabeth(エリザベス)

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Mann家に使えていたハウスメイド。
Zephaniahの信頼はかなり厚かったようで、彼の残された資産をすべて相続することとなった。
見ての通り、The Administratorとウリ2つの外見をしている。
またthe AdministratorはMann一族の家族写真を自分のコントロール・ルーム内に飾っていることから彼女の祖先なのではないかと考えられる。

Barnabas Hale(バルナバス・ヘイル)

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Zephaniahの側近であり、アメリカへの旅では案内人を務めたオーストラリア人。
かなりの武闘派であったらしい。
病に苦しむ主人のために薬の材料を探してくるなど忠臣であったようだ。
また、主人Zephaniahと共にオーストラリアに渡った際に、オーストラリアの大幅な技術革新の秘密である希少金属Australium(オーストラリウム)を発見している。
Zephaniahの遺書により彼の会社、Mann & Sons Munitions Concern(Mann Co.)を託された。現在は彼の子孫であるSaxton Hale(サクストン・ヘイル)が経営を行っている。
ちなみに彼とElizabethは主人の遺言書の通り、立派な採掘場を作り上げた。それがMAP:cp_gravelpit である。
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謎の男

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正体不明の人物。
家族写真では該当箇所が劣化しているため判別できない、果たしてただの経年劣化なのか、それとも・・・?
一説にはこの人物こそが生前のZephaniahを脅迫していた彼の3人目の息子、Gray Mannではないかと噂されている。