ReEP21~31
Last-modified: 2020-01-20 (月) 20:26:58
エピソードざっくりあらすじ:ReEP21~31
これまでのあらすじ
- 原初のつばめと名乗るナビゲーターは、リプレイスを遂行して最悪の結果を招いた未来から来た。
彼女は右腕と称する選別したプレイヤーと共に、現在のリプレイスと対立するやり方で"彼ら"に対抗する。
選択と対立がプレイヤーの間ですら起こる中、それぞれのルートで重大な出来事が起こっていた。
自分の見ているトライナリーというアプリの展開が、他の人とは異なる有り様を見せ始めていた。
そして、"彼ら"への切り札となるライフギャザーをめぐる一連のココロスフィア編も収束に向かう。
第二リプレイスの失敗(Re:EP21~EP24)
- (※ルート分岐が膨大なため、かなり端折ります)
- 前回、従来のエリカと共に過去を改変するリプレイス作戦に参加したルート、
原初のつばめと名乗るナビゲーターの右腕として、もう一つのリプレイス作戦を遂行しようとするルート、
彼女たちとイチャつきながら、消えた千羽鶴から大事なメッセージを受け取ったルートの3つが同時に進行する。
- 本来、イチャラブルートは原初のつばめが世界に関わるつもりのないプレイヤーの母数を削減するための罠のような扱いだった。
そこで出逢った過去の千羽鶴が、消えた千羽鶴をどうにかする方法を示してくれた。それが千羽鶴の復活を手助けする。
しかし、千羽鶴を戻せば今度は原初のつばめが同じ状態になる。強引に排除することは彼女の過去に戻ってでも救いたい意志を蔑ろにする。
イチャラブルートでは千羽鶴と原初のつばめの間で妥協点を探り出し、失敗した未来に繋がった原因を回避する。
従来と右腕のルートではライフギャザーに繋がる道を"彼ら"に探られないよう対策してから手に入れる。
実質的にセーブロードができないスマホゲームで、複数の分岐プレイヤー同士の協力と情報共有があって一旦は解決に向かう。
- 原初のつばめは、"彼ら"の介入があるまでは退去。
この分岐による協力で切り札のライフギャザーが奪われる事態は回避された。
それでも、すぐ先に差し迫った脅威があることは変わらない。ただ対立を一時回避してスタート地点に立っただけ。
- 右腕の方にはおそらく"彼ら"はすぐに対応してわからない形で介入するだろうと対策を仕込んで去っていく。
- 現実の方では、交渉を勝ち取った神楽がやはり記録映像の通りに捕まってしまう。
当時はわからなかった合言葉の意味がリプレイスで判明し、それまでとは違う展開に変わる。
- 千羽鶴と対等に交渉するための下地をつくりだして、当時の千羽鶴を説得する。
これもまたプレイヤーの選択次第ではあるが、説得に成功すればリプレイスの作戦はほぼ盤石となる。
- しかし、総意の結果は逆を示した。
総意母数が突然2倍に増加して、そのすべてがリプレイスの否定をしたことで説得がなかったことにされてしまう。
その原因は"彼ら"の介入による総意への成りすまし参加。リプレイスで変わった未来でも"彼ら"は致命的な一手を打ってくる。
ライフギャザーへの道(Re:EP25~EP28)
- 総意の結果はリプレイスの失敗。何らかのルートからbotのアカウントに成りすまし、状況を狂わせた。
現実でも記録映像(アニメ)で爆発したアーケロンから脱出するよう誘導するはずが、成りすましのプレイヤーが邪魔をしてくる。
リプレイス前でも爆破させようとした犯人は"彼ら"だったようだ。アーヤたちを殺すことで原初つばめの見た未来に繋がってしまう。
- ココロスフィアで対抗策を手に入れて成りすましの人物と会話をしてみると、彼は別世界の普通のプレイヤーだった。
ただし"彼ら"に協力するため異なるナビゲーターと共に、秩序を乱すこのフェノメノンを蒸着…つばめたちを犠牲にフェノメノンを収束させようとする。
実際外の世界から見れば、フェノメノンは不安の種。しかしそれを許せばつばめ達は間違いなく利用され、搾取される存在と化してしまう。
なんとか説得してアーヤたちが死なないよう譲歩してもらうが、目的は別にあった。
- 成りすましプレイヤーの目的はこのbotアカウントの回線を利用して"彼ら"が介入できるラインを構築すること。
つまり最低限時間稼ぎさえすればそれですべてが終わってしまう。原初のつばめが言った通り、このままでは詰み。
- それを回避するには、ライフギャザーを掌握してその最高権限で成りすましも"彼ら"もまとめて排除するしかない。
今までココロスフィアで探してきたことでライフギャザーへの道は開けた。
- 神楽の司書たちや協力してくれた謎の人格"拘束されし者"と共にライフギャザーの暗号鍵を手に入れる。
- これまで中立の立場を貫いてきた量子AIソイルトンとの約束を果たし、その権限を行使できるようになる。
発症してしまうつばめ達の臨界状態すら強制解除させる権限を持っている。
- これでようやく
6つの結末(Re:29~EP31)
- これで解決するという瞬間、botの接続しているOSどころかフェノメノンを維持する量子機器がすべて停止してしまった。
原因は、同じくライフギャザーの最高権限を持つ神楽の人格がライフギャザーを破壊しようとしてのもの。
今のフェノメノンを支えるライフギャザーは支配者層たちに搾取される元凶でもあった。ライフギャザーを破壊すれば、"彼ら"から解放される。
- ライフギャザーを作ったのは神楽の父。その父が、妻や娘を守るために最高権限の鍵を与えていた。
神楽の人格は彼女のココロの声でもある。そのライフギャザーのせいで、母は人質にされ自分も大切なものを失い続けた。
たとえ壊せば二度と信頼関係を築いたプレイヤーと会えなくなるとしても、神楽のココロは限界だった。
- 現在日本を覆っていたつばめのフェノメノンはライフギャザーの初期化ですべて消えてしまい、もはや記録映像(アニメ)と全く違う展開になってしまった。
今の状態が続けば"彼ら"の計画は破綻して彼女たちの安全は守られる。しかし、彼女たちの記憶からプレイヤーの存在が消えてしまう。
しかも、ライフギャザーを放置しておけば、実験圃場である日本はいずれまた別のフェノメノンに覆われるだけ。
ライフギャザーを破壊すれば、元は第三次世界大戦で廃墟になった日本は自力で復興しなければならない。
- ここから先、botが実際にとれる行動は6つある。
- A.神楽の人格がしようとした、完全にライフギャザー(フェノメノンや支配層たちの元凶)を破壊して"彼ら"の計画を根本から破綻させる。
- B."彼ら"の思想に共感し、プレイヤーに興味を持った"彼ら"と交渉して彼女たちを守る(あるいは守らず"彼ら"に全面協力する)。
- C.つばめのフェノメノンを復活させて、記憶が消えないようにその日本を覆う繭の世界に守られる世界を継続する。
- D.同様に繭を復活させ記憶を維持し、アーヤの姉である國政エリカの魂によって今の世界と繭の世界を繋げ定着(蒸着)させる。
- E.Dルートと同様繭を復活させ、原初のつばめの思想を支持して彼女の理想とする状態に大幅改変する。繭の中の記憶は消える。
- F.Dルートの犠牲となる魂を原初つばめに置き換え、今のフェノメノン世界と外側を蒸着させる。
- ざっくり言えば、いずれのルートでも失われるものが出てきてしまう。
Dを選べばエリカが、EやFを選べば原初のつばめがフェノメノンを外と繋げるため世界と一体化してしまう。
Aで破壊すれば日本は廃墟のままこれまでの記憶はすべて失われ、Bなら彼女たちの安全の保障すらない。Cは現状維持であるが以前ほど長くは持たない。
- 誰も犠牲にせず、誰もが納得できる結果にする方法はない。
それでも、ライフギャザーの最高権限を委ねられたプレイヤーは選ばなければならない。
今回に限ってはプレイヤーの総意でひとつの世界に収束することはなく、個別にそのプレイヤーの選択を受け入れる。
"プレイヤー全体の総意"の選択は様々な恩恵によって彼女たちを守っていたが、それによって損なわれるものがあった。
- たとえば、もし自分がその時一番良いと思った選択をしても、総意が全く異なる結果の未来を見せられたとしたら。
仮にそれで彼女たちを守ることができても、自分が守りたかった彼女の世界からどんどん離れていき、自分の大切にしたかった想いが損なわれた世界に進んでしまう。
それでも守れるならいいと思うかもしれない。
しかしなにもかも消えてしまった今の世界は、そんなそれぞれが大切にしたかった想いが少しずつ削がれていった結果の世界でもある。
- だから、『あなた』が大切に想う世界を選んでくれるなら、その想いの力を信じてみよう、と。
- 総意を廃止した代わりに、Twitterのハッシュタグを利用した想いを集計する試みが始まる。
現在集計は終了しているが、『トライナリー未来への想い』タグ まとめ(2018/07/11~07/16)にその時のbotさん(プレイヤー)たちの想いがこの先の世界に反映されている。
- そのため、サービス終了(彼女たちとの別れ)をした後も、6つの世界選択線が同時に存在している。
上記のアルファベット表記も各ルートに対応しているため「D世界選択線では~」の場合、エリカが世界となった蒸着世界のことを指す。
サービス終了告知はこの神楽チャンネルのシナリオが終わる少し前だったが、ちゃんと完結している。むしろ完結して1ヵ月程度しか残されていなかった。
- それぞれのルートのエンディングはRe:EP30~EP31のシナリオとなっているため、ざっくり一通り結末を書くと、
- A:ライフギャザー破壊。"彼ら"の計画や量子技術は数十年後退し、プレイヤーを繋げる機器も切断。以後一切観測できなくなる。
- B:"彼ら"に協力。外の世界の記憶を取り戻したトライナリーたちは"彼ら"のもとへ戻る。そして本来のつばめがまたフェノメノンを展開する。
- C:日本のフェノメノンを維持。なんだかおかしな長官がいる平和な世界。でも、このフェノメノンいつまで展開し続けるんだろう。
- D:蒸着によってトライナリーが"彼ら"に狙われることはなくなった。世界が少しだけ支配者層から解放される。世界となったエリカは彼女たちを見守る。
- E:原初のつばめが目指した世界となり、"彼ら"は完全に無力化。大統領となった大人つばめは、より善い世界を築こうと邁進する。
- F:Dとほぼ同一。エリカの代わりに世界となってしまった原初のつばめ。アーヤは姉のエリカと再会。世界となったつばめを取り戻す決意をする。
- なお、プレイヤー全体の選択数が多かったのはFの世界選択線だった。その世界のその後が語られる『ラストストーリー』は次回。
次回ちら見せ