親密度会話

Last-modified: 2024-04-09 (火) 15:27:28

【ネタバレ注意】
管理人注:キャラ一覧との統合を検討しています。

概要

本ページでは、「親密度会話」の情報を掲載しています。

アレイン

レックス

1回目

レックス
「アレイン!パンやるよ」
アレイン
「まさかお前が作ったのか…?」
レックス
「そうだ、焼き立てだぜ~」
アレイン
「絶対に
食べないぞ」
レックス
「なんでだよ!」
アレイン
「お前が焼いた石みたいに硬いパンを
食って、歯が折れかけたからだよ!」
レックス
「はっはっはっ
何年前の話だよ 
あの頃と一緒にしてもらっちゃ困る
じゃあほら、ちぎって半分こにしよう」
アレイン
「硬くはなさそうだな…
…うん?
意外といける」
レックス
「だろー!俺も腕を上げたんだ
パン屋をやれるかもな~」
(クロエ登場)
クロエ
「レックス!あの石みたいに硬いパン
作ったのあんたでしょ!」
レックス
「いや、あれは北の方の名物でな
スープに入れて煮込むとうまいんだよ」
クロエ
「そうなの?
まったく…歯が折れるかと思ったわよ」
(クロエが立ち去る)
アレイン
「…そんな名物、あるのか?」
レックス
「…無い
嘘だ
六つ焼いて一つだけ上手くできたんだ
おかしいよな、同じ生地なのに」
アレイン
「そんなので
パン屋をやれるってよく言えたな…」

2回目

アレイン
「ん?
この匂いは…」
レックス
「お、アレイン
ちょうどいいところに来たな」
アレイン
「レックス、それはもしかして…
ベリーパイか?」
レックス
「ああ、みんなに
食べてもらおうとお思ってさ
たまにはこういうのもいいだろ?
クロエにパイの作り方を教えてもらってさ
それで、母ちゃんのベリーパイを思い出しながら作ってみたんだ」
アレイン「懐かしいな…
子供のころ、レックスの母上に
よくご馳走になったっけ
本当においしくて
もっと食べたいからって
森の中にベリーを採りに行ったのを
覚えている」
レックス
「ははは、アレイン大好きだったよな
俺も好きだったから嬉しくってさ
いつも訓練の後に
作ってもらってたよな
母ちゃんみたいに上手くできたか
わかんねーけど、食べてみてくれよ」
アレイン
「じゃあまずは、ひとくち…
はむ…
うん!うまい!
ベリーの酸味と砂糖の甘さ
パイのサクサク加減…
あのころを思い出す味だ」
レックス
「よし!
俺もやればできるもんだな!
いや~
うまくできてるか不安だったんだよな
アレインに合格をもらえれば十分だろ
みんなにも振る舞ってくるか!」
アレイン
「ジョセフやクロエたちにも
食べてもらおう
みんなパレディア島や、レックスの
母上のことを思い出して…
う…あれ…?」
レックス
「ど、どうした!?
アレイン?」
アレイン
「なんだか…頭が…
ボ~っとして…」
レックス
「あ…まずい…
香り付けに入れるって
クロエに教えてもらった酒の分量…
間違えたかもしれねぇ…」

3回目

レックス
「あったあった」
アレイン
「レックス、どうしたんだ」
レックス
「昔さ、よく一緒に遊んだ
犬がいたこと、覚えてるか?
ここ、あのケイブの墓なんだ」
アレイン
「ケイブ…!懐かしいな
あの時はまだ俺たちも子供だった
あいつになつかれたのが嬉しくて
毎日のように遊んだのを思い出すよ」
レックス
「まるで親友みたいだったよな
一緒に野原を駆け回ってさ…」
アレイン
「だけど、ほどなくして
死んでしまった…
レックスが埋葬したとだけ効いたが
詳しくは聞いていないよな…
…聞かせてくれるか
何があったのか」
レックス
「…実はな
お前がジョセフ様に呼ばれて…
俺とこいつの二人で遊んでた日にさ
野盗に襲われたんだ」
アレイン
「なんだって」
レックス
「その時、ケイブが果敢に飛びついて
俺を逃してくれたんだ
でもケイブは…
ずっと言えなくてゴメンな
俺は自分の弱さが恥ずかしくって…」
アレイン
「レックスが剣の修行に明け暮れる
ようになったのはそれからか…」
レックス
「俺は勇敢なケイブに学んだのさ
今の俺はいつでもお前を守って
死ねる、その覚悟が出いてるぜ」
アレイン
「馬鹿を言うな
ケイブがそれを望んでいると思うか?
俺はこれ以上、友を死なせはしない」
レックス
「アレイン…
そうだ…手向けの品があるんだ
ケイブが好きだった麦と豆だ
…ケイブありがとな」

クロエ

1回目

アレイン
「はぁ…」
クロエ
「王子、どうされたのですか?」
アレイン
「あっ、すまな
たいしたことじゃないんだ」
クロエ
「深刻そうなため息でしたが…」
アレイン
「いや、なんだか
今の話し方に慣れなくて
ジョセフから指導者としての
立ち振る舞いは教わったけど」
クロエ
「出会ったころは、王子であることも
秘密にされてましたものね
話し方も可愛らしくて…
覚えてますよ」
アレイン
「難しいよ、自分でも強がって
話しているようにしか見えないし」
クロエ
「では、私相手に
練習してください」
アレイン「それじゃあ、クロエには悪いけど
ちょっと付き合ってもらおうかな」
クロエ「さっそく
言い直してみてください」
アレイン「…では、クロエには悪いが
少し付き合ってもらおう」
クロエ「凛としてて
いいですね!」
アレイン「ホントかなぁ」
クロエ「本当です!
…でもたまには
昔の話し方でお話してくださいね」
アレイン「ありがとう、助かるよ」

2回目

アレイン
「クロエ、槍の稽古か?
朝早くから精が出るな」
クロエ
「王子!お恥ずかしいところを
私はこれしか能がありませんから…
槍だけは自信を持っていたいんです
実は姉が二人いるのですが…
私ばかりが男勝りで
子供のころから槍の稽古ばかり
ねだて父にも呆れられました
父がジョセフ様に私を預けたのも
手に余ったからかもしれません」
アレイン
「クロエの父上はコルニアの領主と
ジョセフから聞いていたが…
パレディア島にクロエ
来たのはそれが理由だったのか
幼いころから一緒にいたのに
なぜ話してくれなかったんだ?」
クロエ
「父がゼノイラに服従したからです
…アレイン様には言えませんでした
今なら父が私たち家族を守るために
選択したことだとわかります
今まで話せず…
申し訳ありませんでした」
アレイン
「皆それぞれ守りたいものが違うだけだ
…理解できるよ」
クロエ
「コルニア王都近くの小さな領ですが
姉様たちは苦労なさっているでしょう
この戦いが終わったら
お二人をお助けしたい…」
アレイン
「クロエは家族思いなんだな」
クロエ
「その時までに…少しは淑女らしさも
身につけなくちゃ…ですね」
アレイン
「クロエは今でも
女の子らしいと思う」
クロエ
「ありがとうござます
…お世辞でも嬉しいです」
アレイン
「しかし、貴族の世界か
まだ俺にはわからないな…」
クロエ「あ!よくわからないとか
言ってられないですよ!
解放軍が勝てば、王子は
コルニア王になるんですから」
アレイン
「そ、そうだね…
それじゃあ、その時のために
練習に付き合ってもらおうかな…」
クロエ
「王子!話し方が戻ってますよ
これは、王子らしさが身につくよう
私がお手伝いしないとですね」

3回目

クロエ
「そう…そう!
ふふっ、いいですよ王子!」
アレイン
「おっとっと、難しいな
うわっ」
クロエ
「きゃあ!」
アレイン
「す、すまない、クロエ!
足を踏んでしまった」
クロエ
「いえ…」
アレイン
「はぁ、貴族ってのはこんな踊りも
覚えなくちゃいけないのか」
クロエ
「ふふふっ、弱音なんて珍しい
王子はなんでも器用にこなす方なのに」
アレイン
「はは、俺は…
器用なんかじゃないよ
剣だって最初はひどすぎて
ジョセフに呆れられたんだ」
クロエ
「王子が…!?
ジョセフ様も筋が良いと
褒めてらしたのに」
アレイン
「ただ来る日も来る日も
稽古を続けただけさ
俺は絶対に強くならなければ
ならなかった
こうして強くなれたのは
レックスやスカーレット…
そして
クロエが支えてくれたからだ」
クロエ
「二人と同じくらい…王子の支えに
なれているのでしょうか?」
アレイン
「えっ?」
クロエ
「あはは!
なんでもありません
そういえばこの前、スカーレットに
料理を教えてほしいと頼まれたんです」
アレイン
「教えたのか!?」
クロエ
「彼女、すごく一生懸命で…
不器用なところもあるんですけど
横顔から伝わってきたんです
大切な人に喜んでほしいって
真剣な気持ちが
なんだか悔しくなっちゃって
…らしくないですね私
ちょっと、走ってきます!
アレイン
「クロエ!
…クロエは十分
一生懸命だと思っているよ…俺は」

ホドリック

1回目

ホドリック
「…殿下
いらしていたのですか」
アレイン
「ああ、ホドリックの背中を見たら
幼いころのことを思い出した
城のバルコニーの柵が高くて
外の景色が見えなかったときのことだ」
ホドリック
「ああ、肩車ですね」
アレイン
「そうだ、貴方が肩車をしてくれて
広がる城下を見ていたんだ…覚えていたか」
ホドリック
「もちろんです!
あのころは私も若かった
バルコリーで肩車など危ないと
あとでジョセフ様に叱られました」
アレイン
「そうだったか
だが俺は嬉しかったよ
ホドリックの大きな背中に憧れて
早く大きくなりたかった
誰かの支えになれる強い男に…
その気持ちは今も変わらない」
ホドリック
「なんともったいないお言葉…
私にとっても幼い殿下との
ふれ合いはかけがえのない時間でした
今やこんなにも頼もしくなられて
イレニア様もさぞお喜びでしょう」
アレイン
「ああ、そうだといいな」

2回目

ホドリック
「まさかこの要塞を、こちらから
見ることになるとは思いませんでした」
アレイン
「難攻不落の要塞だと聞いている
母上の代で、この要塞を
攻めるようなことはあったのか?」
ホドリック
「女王陛下は他国を攻める
お考えはありませんでしたが…
ドラケンガルドとコルニアを隔てる
この要塞から先は長年の係争地でした
あれは十五年も前になるでしょうか…」
(回想シーン)
ホードル
「止めるなホドリック…!
奴らは要塞から小出しに兵を出しては
挑発を繰り返しているのだぞ
…ドラケンガルドの連中に
一泡吹かせてやらねば気がすまん」
ホドリック
「相手の誘いに乗る必要はない
堅牢な要塞に手を出して兵を無駄に消耗するな」
ホードル
「俺の動きを察した女王陛下に
言われてやってきたのだろうが
無駄だ…
俺を止めることはできんぞ」
ホドリック
「ドラケンガルドを攻めたところで
コルニアが得られるものはない
それに…
女王陛下だけではないぞ
ヴァルモア将軍も和平を結ぶため
動いているのだ」
ホードル
「なにっ!
ヴァルモア将軍が…だと?
ありえぬ話だが念のため確かめるべきか…」
(回想シーン終わり)
ホドリック
「ホードルの無謀な侵攻を
止めることはできました
…この話からも
おわかりいただけたでしょうが
コルニアとドラケンガルドは
決して良い関係ではございません
ですが、アレイン殿下はイレニア様と
お考えが似ておられます
ドラケンガルドと良い関係を結べると
私は信じております」
アレイン
「ドラケンガルドの人々と協力し
ここまで戦い、彼らの心を知った
コルニアは豊かな国だが
その豊かさを独占するつもりはない
彼らの誇りを傷つけることなく
平和な世を迎える方法を考えていこう」

3回目

ホドリック
「アレイン様、今夜は冷えます
お戻りを」
アレイン
「ホドリック…」
ホドリック
「どうされました」
アレイン
「…こんなことを言ってはいけないが…
ときどき不安になる…
もし失敗したら、と…」
ホドリック
「そうですな、では
私の失敗談をお聞かせしましょう
昔、仲間と酒の飲み比べをしました
誰が一番強いのかとね
しかし三人とも譲らず
正体をなくすほど飲んだ」
アレイン
「勝負はついたのか?」
ホドリック
「一人は階段から落ちて
顔から血を流し
一人はそれを見て
笑いすぎて小便を漏らし
一人は翌朝
全裸で草むらのなか目を覚ました
引き分けです」
アレイン
「そ、それは…ひどいな」
ホドリック
「ジョセフ殿に
しこたま怒られました」
アレイン
「ははははは
すまない、だけど…
あはははは
み、見てみたかったよ」
ホドリック
「もう何十年も前の話です」
アレイン
「そうか、ホドリックにも
バカをしていた時期があったんだな」
ホドリック
「そうです、こんなにひどい失敗も
めったにないでしょう」
アレイン
「…なんだか気が楽になった」
ホドリック
「殿下の背負う重責は
代われるものではありませんが
私も力の限り共に支えましょう
無論、他の皆も同じ気持ちです」
アレイン
「ああ、そうだな
…行こう
ところで、ホドリックは
三人のうち誰なんだ?」
ホドリック
「それはご想像にお任せします」
アレイン
「もしかして
顔の傷はその時の…?」
ホドリック
「さぁて、どうでしょうか」

クライブ

1回目

アレイン
「クライブ、この戦が終わったら
俺の近衛騎士になってくれないか
ジョセフから聞いたんだ
ゼノイラ打倒のため、君と共に
長い年月をかけて準備したことを…
その信念と腕を見込んで頼みたい」
クライブ
「なんと…
…大変ありがたき申し出
恐悦至極に存じます
戦のあと、私は家に戻れど
家族も臣下もいない身
ですが、
だからこそ、戻らねばなりません
父は故郷を命懸けで守ろうとした
私がその責務を引き継がねば
きっと母らもそう願っています
ですので…」
アレイン
「…そうか、惜しいが君の
言うことを無下にはできないな
ならこの解放軍が本懐を遂げる時…
それまでは共に戦ってくれるか?」
クライブ
「ええ、もちろんです
殿下の寛大なお心に感謝いたします
未来の王の近衛騎士にと
お考えいただいたこと…
騎士の誇りと胸に刻んで
生きてまいります」

2回目

(少年を馬に乗せながら)
クライブ
「やあっ!…はっ!
どう…どう、どう」
少年
「騎士様、乗せてくれてありがとう!
すっっごく速かった!
僕も大きくなったら
絶対騎士になるんだ!」
クライブ
「いい志だ…!
ではまたな」
少年
「ありがとう!騎士様!
…へへ、自慢しちゃお」
クライブ
「これはアレイン殿下」
アレイン
「…優しいんだな、クライブ
君やアデルは貴族なのに…
少しも鼻にかけるところがない」
クライブ
「はは…殿下、騎士団領の騎士にとって
身分など意味を持ちません
能力と志…それさえ認められれば
誰でもなれます」
アレイン
「…さっきの少年でもか?」
クライブ
「もちろんです!
子供相手の方便ではありません
ベレニスは馬を持ってないでしょう
あいつは平民上がりですからね
馬は性に合わない
なんて言ってますが…
そもそも乗馬の訓練を受けていないんですよ
ですが無論
あいつは対等な仲間です」
アレイン
「…本当にそうなんだな…俺は騎士を
皆、偉い身分なんだと思っていた」
クライブ
「殿下、コルニアは…
歴史のある国です
土地は古い家柄…大貴族が占有し
新参者に余地はありません
ほとんどの騎士は下級の貴族…
大貴族に土地を借り、従う身
主君の忠誠…聞こえは良いですが
実際は利用されるだけの弱い立場です
…騎士団領は、有能でありながら
搾取される騎士たちを救うべく
ジェラール陛下が土地を与え
自立させたのが始まりなんですよ」
アレイン
「肖像画でしか見たことのない祖父上…
確か剣聖王とも呼ばれていたとか」
クライブ
「ええ、剣の達人としても有名ですが
それ以外にも型破りな王で…
王家に生まれたというだけで存在する
自らの権威に疑問を持つ方でした
幾度となく城を空けては
剣一つで旅をされ…
実力を認めた者は配下に加え
身分によらず重用したそうです
剣聖王の志に従い、騎士団領の騎士は
身分や肩書を重んじません…
誰もが対等の騎士なのです
だからこそ、騎士団領には
大貴族の息がかからなかった…
彼らは家柄を軽んじられることを
嫌いますからね
土地を与えられた騎士は陛下を慕い
王家だけに忠誠を誓いました
騎士団領は大貴族への抑止力となり…
長い平和の礎となったのです」
アレイン
「なるほどな…君を近衛にと提案した時
断られた理由がわかったよ
君は、騎士団領のことを
すごく誇りに思っているんだな」
クライブ
「す、すみません、殿下
つまらない話を長々と…」
アレイン
「そんなことはない…
…俺は
俺はコルニアのことを
何も知らないんだな」
クライブ
「殿下…」
アレイン
「…クライブ、もっと話してくれないか
君や、騎士団領のこと」
クライブ
「…もちろんです、殿下」

3回目

クライブ
「…ゼノイラによる侵攻を受け
もはや敗色は明らかとなった時
家の存続を条件にゼノイラに
膝をおる貴族が次々と現れました
しかし、騎士団領は最後まで
抵抗をやめなかった
…私の父も、家族も、臣下も
皆、戦い抜いて死にました
…無駄ではなかったと信じています
そう、思いたい…!
何度も…なんどもかんがえました
父の抵抗が何を残したというのか…
もしも父が屈辱を飲み込んで
ゼノイラの軍門に下っていれば
妹も母も…皆
生きていたかもしれない」
アレイン
「クライブ…」
クライブ
「英雄気取りで犬死にした愚か者と
口さがなく揶揄するものもいます
しかし…
しかしそれでも
勝てぬとなれば
たちまち原を見せ命を乞う
騎士として…
それを賢さだとは思いたくない…」
アレイン
「クライブ
…そのとおりだ、無駄なものか
君が父君の心を受け継ぎ
諦めずに備えてくれたからこそ
今、俺たちは戦えている
そうでなければコルニアは永久に
ガレリウスのものとなっていただろう
絶対に、無駄にはしない…」
クライブ
「…ありがとうございます
殿下…
…ゼノイラの支配下で、貴族たちの
向背が明らかになりました
ガレリウスを打倒しても、以前の
コルニアには戻れないでしょう」
アレイン
「ガレリウスを…倒した後か…
俺はコルニアを取り戻すことしか
考えてこなかった…
それに、そもそも俺は
元のコルニアを知らない…
自らが治める国のことを
知らないんだ
幼いころ、城で暮らしていた時は…
何一つ不自由はなかった
城の外にあったはずの
不都合なことを知る必要も…
俺の世界は
作られた世界だった
そして島で暮らして十年…
今度は、俺にとってコルニアは
ジョセフに聞かされる
『取り戻すべき国の名』になった
母上を殺し、国を滅ぼした
ゼノイラを許せない気持ちはある
だが俺には失った国の…
取り戻すべき国の姿が無い
俺は…王に相応しいのか?
ただ王家に生まれただけの俺が
祖父上が感じた疑問が
俺にもわかる気がする」
クライブ
「…だからこそ殿下は…
コルニアに新しい風を
もたらしてくださる方だと…
私は…そんな気がしています
かつての、ジェラール陛下のように」
アレイン
「……」
クライブ
「ご心配いりません
殿下はよくやっておられます
私は見たいのです
殿下の国が」
アレイン
「……
…ありがとう、クライブ
君がそう言うのなら…
精一杯、君の期待に応えるよ」

ジョセフ

1回目

アレイン
「うっ…」
ジョセフ
「!
殿下…!」
アレイン
「…情けない姿を見せてすまない
これから休むところだ
心配しないでくれ」
ジョセフ
「しかし…殿下
お手のその、地図と兵法書は…」
アレイン
「…皆に頼ってばかりでは駄目だ
俺がしっかりしなければ」
ジョセフ
「いけません
今日はもう何もせず天幕へ」
アレイン
「だが…俺の代わりはいない」
ジョセフ
「…アレイン殿下
今私は解放軍の参謀としてではなく
イレニア様から貴方をお預かりした…
養父として申しております
貴方に無理をしてほしくない…
貴方の苦しむお顔は見たくないのです」
アレイン
「ジョセフ…わかった
天幕へ連れていってくれ」
ジョセフ
「ええ、私にお掴まりください
(アレインとジョセフが天幕へ戻る)
寒くはないですか?」
アレイン
「ああ…こうしていると
子供のころに戻ったみたいだ」
ジョセフ
「…殿下はご立派になりました
幼かった殿下が…
あのころからずいぶん背丈も伸び
今では解放軍の総督
十分すぎる頑張りです
今日は何も心配せずお眠りください」
アレイン
「ジョセフ…
ありがとう…」
ジョセフ
「殿下も…寝顔はまだ
幼い子供のようだな…
(ジョセフだけ天幕から出る)
…養父などと言うべきではなかった…
私は王の剣なのだ…」

2回目

アレイン
「眠れないのか?」
ジョセフ
「殿下…
かつて…女王陛下に同行し、この地に
来たことを思い出しておりました」
アレイン
「ここはエルヘイム領だったはず…
なぜ母上と?
気になる話だ
ぜひ聞かせてほしいな」
ジョセフ
「…二十年以上も前
コルニア領南部での話です
エルヘイム領であるこの地から
獣人が国境を越え
コルニア南部に出没するとの報告がありました
バストリアスからの獣人流入は
北の国境で封鎖しておりましたので…
当時はコルニアで獣人を見る機会は
ほとんどありませんでした」
アレイン
「北にいるはずの獣人
エルヘイムからコルニアに?
いったいどういうことだ…?」
ジョセフ
「それを調べるべく、当時の南部領主
ライマンが獣人捕縛に動いたのです」
アレイン
「母上を裏切った魔術師…」
ジョセフ
「問題はその後…エルヘイムの兵が
越境し書簡を送ってきたのです
彼らは獣人の引き渡しを要求
他に発見した場合も報告するようにと
…ライマンは
大いに反発しました
これはエルヘイムがコルニアに攻め入る口実に過ぎぬと」
アレイン
「エルヘイムはコルニア同様
豊かな国だと聞いている
長寿で人口増加も少なく
経済的にも苦しくない
彼らが攻め込んでくるとは
考えにくいだろう」
ジョセフ
「はい、そのとおりです
イレニア様もそうお考えになりました
ですが、人は恐れます
不知のものを…それも過剰に
この地域は半エルフも多く
純血のエルフは多くありません
厄介払いされた者が集まる
エルヘイムの暗部と言われています
エルフは怪しげな術を使い
この地に潜伏させる気だと…
そのような噂が立ちはじめたのです
事態を重く見たイレニア様は
エルヘイムに書簡を送りました
結果、緩衝地帯でもあるこの地で
両国主が合うこととなったのです
私はその時に女王陛下に同行し
この地へ参りました」
アレイン
「解決はできたのか?」
ジョセフ
「はい、この件は互いに干渉せず獣人
捜索は領内でのみ行われることになり
その後バストリアス国主との会談で
捕らえた獣人の安全は保証されました
以降コルニアで発見された獣人
すべてバストリアスに送られたのです」
アレイン
「そうだったのか…この地で
そのようなことがあったのだな…」
ジョセフ
「女王陛下の政治手腕は鮮やかで
当時侮っていた諸侯らを黙らせました
殿下にもきっと
その才覚が受け継がれておりましょう」
アレイン
「そうか…
ありがとう、ジョセフ」

3回目

アレイン
「俺がここまでこられたのは
ジョセフの助けがあってこそだ」
ジョセフ
「いえ、殿下のこれまでの戦いをみて
皆がついてきたのです」
アレイン
「ジョセフは覚えていないかも
しれないが…」
(回想シーン)
ジョセフ
「今日の稽古はここまでにしましょう」
アレイン
「僕は強くなったか!?」
ジョセフ
「すぐにはなりません
このまま毎日続ければなりますよ」
アレイン
「わかった!
見ろ、ジョセフ
きれいな花が咲いている!
母上にも見せたいな
花がお好きだったから」
ジョセフ
「本当ですな…
きっとお喜びになる」
アレイン
「…あっ」
ジョセフ
「どうされました?」
アレイン
「許してくれ…」
ジョセフ
「何をです」
アレイン
「母上のことは
忘れないといけないのに…」
ジョセフ
「…!
どうしてそのようなことを」
アレイン
「だって…
母上はもういないのだから
いつまでも考えては
いけないだろう…?」
ジョセフ
「殿下…アレイン殿下
そうではありません
忘れないでいいのです
そんな必要はない」
アレイン
「そうなのか…?」
ジョセフ
「いつまでも悲しみに囚われるのは
いけません」
アレイン
「でも、母上のことを思うと
悲しくなってしまう…」
ジョセフ
「それもしかたのないこと…
ですが、お母上のことは忘れずに
それでも、それでも前に進みましょう
ジョセフも、共にいますから」
アレイン
「わかった…」
(回想シーン終わり)
アレイン
「自分の息子でもない俺を
貴方は育ててくれた
ジョセフの時間を奪ってしまったと
言ってもいい」
ジョセフ
「それは違います、殿下
そのようなことは仰らないでください
私は王の剣
この命尽きようと
主君に忠誠を誓っているのです
騎士団長に任命された時から
その思いは変わらずに…」
アレイン
「ありがとう
ジョセフ…
共に歩んでくれて」
ジョセフ
「アレイン殿下は本当に
お強くなられました…
これからも我が生涯をかけて
仕えさせてください」

トラヴィス

1回目

アレイン
「本を読んでいるのか?」
トラヴィス「意外か?
読書が趣味なんだ
昔は家に書庫もあってな
結構いい暮らしだったんだぜ
…ゼノイラの侵攻で
何もかも失っちまったがな」
アレイン
「そうだったのか…」
トラヴィス
「悲しそうな顔するなよ
すべて失ったのはアレインも同じだろ
俺たちだけじゃないな…
似た境遇の奴はもっとたくさんいる
そいつらのためにもゼノイラの連中に
きっちりやり返してやろうぜ」
アレイン
「ああ、そうだな
ところで…
どんな本を読んでいたんだ?」
トラヴィス
「興味があるのか?」
アレイン
「ああ…平和な時代と違って
写本職人も少ない、本は貴重品だ
もしよければ読ませてほしいな」
トラヴィス
「いいぜ…と言いたいところだが
アレイン、字は読めるんだよな?」
アレイン
「ジョセフから読み書きは学んだ
たぶん大丈夫…なはずだ」
トラヴィス
「わかった、じゃあ貸すよ
わからないところがあれば聞いてくれ」
アレイン
「ありがとう、トラヴィス」
トラヴィス
「…感想楽しみにしてるぜ」

2回目

トラヴィス
「うーん、ああ、アレインか」
アレイン
「どうしたんだ…
何か困り事か?」
トラヴィス
「べつになんでもない
いや…
そうだなお前なら…」
アレイン
「なんの話だ…」
トラヴィス
「たとえばの話なんだが。
ちょっと気まずい相手がいたとして
そいつと、その…打ち解けるには
どうするのがいいと思う」
アレイン
「そうだな…トラヴィスはその相手と
仲良くなりたいんだな?」
トラヴィス
「俺の話じゃねえ、たとえばだ
だが…まあ、そうだな」
アレイン
「素直に友達になろうと
伝えるのがいいだろうな」
(レックスがやってくる)
レックス
「おいおい
面白そうな話してるじゃないか」
トラヴィス
「厄介なやつが来たな…
まあ、お前の意見もキク科
たとえばの話だが…」
レックス
「仲良くなりたい奴がいるって?
それなら優しくするのが基本だろ」
トラヴィス
「意外とまともなことを言うんだな」
レックス
「意外ってなんだよ」
トラヴィス
「だが…優しくするって
どうすりゃいいんだ」
アレイン
「レックスだったら
食べ物を贈りそうだな」
レックス
「それだな!
うまいものなら間違いない」
トラヴィス
「なるほど…
参考になった
それじゃあな」
(トラヴィスが去る)
レックス
「あれは、自分の話だよな?」
アレイン
「…うまくいくといいな」

3回目

アレイン
「トラヴィス、いろいろな本を
読ませてくれてありがとう」
トラヴィス
「もう何冊目かもわからなくなったな
今回の本はどうだった?」
アレイン
「面白い本だったよ…
というよりも、意外だった
過去は変えられない
未来がどうなるかはわからない
今この瞬間を大切にすることが
すべての幸せに繋がる
それはそのとおりで
当たり前のことだと思うんだが…」
トラヴィス
「その本を長寿のエルフが書いた
ってのがちょっと面白いよな…
寿命が長いから、未来のために堅実に
頑張れ…そんな話を書くと思ってたよ」
アレイン
「寿命の長さに関係なく、今を大切に
過ごすのが大事なことは理解できる
この戦いがどうなるかは
わからないが…
仲間と共に苦楽を過ごす
この瞬間を俺は大切にしたい」
トラヴィス
「そうだな…それは俺も同じだ
アレインが王になれば、こうやって
雑談だってできなくなるだろうしな」
アレイン
「寂しいことを言わないでくれ
俺は王である前に、お前の友人だろ
王になっても俺は…大事な友である
トラヴィスに会いに行くよ」
トラヴィス
「大事な友…か
なんだか少し
くすぐったい響きだな…」

オーバン

1回目

オーバン
「しっかし、こんなお人好し
本当にいるんだな」
アレイン
「ん?
誰のことだ?」
オーバン
「はっはっは
お前さんだよ、お前さん
俺を雇い入れた時のことを
覚えてるか?
敵を引き入れるような奴
はじめて見たぜ
これが王の器ってやつか?」
アレイン
「やめてくれ
俺はまだまだそんな器じゃない
周りの人たちの協力があるからこそ
ここに立っていられるんだ」
オーバン
「謙虚だねぇ
ま、嫌いじゃないぜ
お前さんは傭兵の俺たちを
騎士連中と同じように扱ってくれる
普通ありえないぜ?
傭兵なんざ、金で雇う使い捨ての兵
として見られるのがほとんどだ」
アレイン
「そうなのか
俺はそのあたりの事情を知らない…
お前が仲間思いで信頼できる人間だと
思ったから、雇ったんだ」
オーバン
「フ…そうかい」
アレイン
「オーバンはお金のために
傭兵家業をしていると言っていたな
コルニアを取り戻したあかつきには
必ず相応の報酬を用意するよ」
オーバン
「あ~…そうだったな
期待しとくぜ」

2回目

アレイン
「綺麗なところだな…コルニアに
こんな景色があるなんて知らなかった」
オーバン
「ああ、湖のそばに遺跡なんて
悪くないよな
砂漠にも遺跡はあるが
あっちより静かな感じだ」
アレイン
「どちらも違う魅力があって
見ごたえがあるな」
オーバン
「なあ、アレインよ…
不謹慎かもしれねえけどさ…
俺ぁこんなふうに世界を旅するのが
夢だったんだよな
戦前はほとんど
砂漠から出たことがなくてよ
やっとの思いで手に入れた船も
戦争のせいでゼノイラに没収された
傭兵を始めてコルニアに来てからさ
青々とした草っぱらを見たのはな…
陽炎のねえ
澄んだ景色だってそうだ
同郷のやつにも
見せてやりてぇぜ…この景色」
アレイン
「オーバン…」
オーバン
「ああ…
よs,今決めた
砂漠だろうが極寒の地だろうが
どこに住んでいようと
誰でもどこにでも旅ができる
そんな世界にしてやる
…俺一人じゃできることなんて
たかが知れてる
戦争だっていつ終わるかわからねぇ
それでも…」
アレイン
「オーバン
俺も協力する」
オーバン
「…いいのか?そりゃ…王子の手を
借りれるなんざ願ってもねえが…」
アレイン
「オーバンなら本当に
それをやってのけそうだ
きっと、たくさんの人が笑顔になる」
オーバン
「…そうだな
夢はでっかくいこう
戦争に勝つなんてのは大前提だ!
そんで世界平和が目標だ」
アレイン
「きっとできるよ…できるはずだ
俺たちで叶えよう、オーバン」

ロルフ

1回目

アレイン
「この距離から鳥を撃ち落としたのか
すごい腕前だな」
ロルフ
「それほどのことではありません
以前は猟師をしておりましたので…
ところで王子、鳥と猪の肉は
どちらがお好みですか」
アレイン
「好き嫌いは無いからな…
どちらも好きだよ」
ロルフ
「それでは困ります
鳥化猪かお決めください」
アレイン
「なんでそんなに…
ロルフが決めてくれ」
ロルフ
「…うーん
食料調達を頼まれたのですが
献立を考えてるうちに頭が痛くなって」
アレイン
「そうか…
じゃあさっき撃った鳥にしよう」
ロルフ
「よかった…
ありがとうございます」
(レックスがやってくる)
レックス
「食料調達できた?
料理は俺に任せてくれよ」
ロルフ
「ああ
鳥を持って帰ろう」
レックス
「よーし、じゃあロルフ
煮るのと焼くの、どっちがいい?」
ロルフ
「…む
それは難しい問題だな…
答えるのは明日でもいいか…?」
レックス
「いや、今日の夕飯なんだけど…」

2回目

アレイン
「ロルフはどうして義勇兵に?
昔は猟師をしていたんだよな」
ロルフ
「単純なことです、ゼノイラの奴らから
村の人々を守るためです
解放軍立ち上げの動向にも
気づいていましたが…
立ち上げに参加すると、その間
むらを守るのが難しくなります
俺には、彼らを無視して
戦に備えることはできなかったんです」
アレイン
「ロルフ…」
ロルフ
「しかし現状なら義勇兵でいるより
解放軍に入る方がいいと考えました
軍の活躍で村一つではなく
多くの町や村を守れます
それに、軍を率いる王子は
若くとも頼もしく信頼がおけますから」
アレイン
「ありがとう、ロルフにそう言って
もらえると自信が持てるな…
しかし…義勇兵といってもロルフは
団にも属さず少数で動いていたよな
なかなかできることじゃない
加えて見返りも求めないし…」
ロルフ
「町や村の平和こそが
俺にとって至上の報酬に他なりません」
アレイン
「…俺たち解放軍を旗揚げしたのは
コルニア奪還を掲げてのことだったが
今やそれだけじゃない…大陸全土に
平和をもたらすという目的ができた
人々の平穏…俺にとっても
それが何よりの報酬だ」
ロルフ
「王子
俺はご存じのとおり優柔不断ですが
戦う目的だけははっきりしています
どうか俺を遠慮せずお使いください
このロルフ、世に平和をもたらすため
必ずお役に立ってみせます」
アレイン
「ああ…ありがとうロルフ
頼りにしているよ」

ブルーノ

1回目

ブルーノ
「くそ、トラヴィスのやつ
柄にもねぇことしやがって…」
アレイン
「どうしたんだブルーノ
トラヴィスと何かあったのか」
ブルーノ
「アレインか…アイツ、事あるごとに
俺の好物押しつけてくんだよ
好物は嬉しいがなんか気味悪くてよ
昔はこんなことしなかったしな
うまいもんがありゃ取り合いだぜ?
譲るなんてアイツらしくねぇよ…」
アレイン
「なるほど…?
団を一人で出たこと
まだ気にしてるのかもな
それか…ブルーノと再開できたことが
よっぽど嬉しかったか」
ブルーノ
「……
…やぱこれ
トラヴィスに返してくるわ」
アレイン
「えっ、どうしてだ?」
ブルーノ
「一回目はちゃんと受け取ったんだぜ
でも二回目以降はよ…
対等な関係とは言えねえだろ
こんなの
アイツとは気を遣うような
仲じゃなかったはずだ」
アレイン
「なるほどな…それを聞いても
トラヴィスは喜びそうだな」
ブルーノ
「けっ、何をやってもアイツの
得ってわけかよ…気に入らねぇぜ!」

2回目

シャロン

1回目

(ロンモート教会前で解放軍兵士に回復魔法をかけるシャロン)
ソルジャー兵士「おかげで痛みが引きました…」
シャロン(以下シ)「お大事に~」
ウォーリア傭兵(以下傭兵A)「膝を擦り剥いちまって…」
(回復魔法をかける)
シ「これで大丈夫ですよ」

シ「あれ?悪いところはどこでしょう」
ファイター傭兵(以下傭兵B)「実はお腹が痛くて…」
(回復魔法をかける)
傭兵B「へへへ ありがとうございます」

傭兵A「お前シャロンさんに会うために…どうせ仮病だろ?」
傭兵B「お前の怪我だってたいしたことねぇくせに…」
傭兵A「大きな声だすな…ガッカリされるぞ 早くいこうぜ」

アレイン(以下ア)「シャロンは優しいな」
ア「休みの日もこうやって教会で治療しているのか?」
シ「はい… これは私にとって恩返しなんです」
ア「恩返し?」
シ「私はここの孤児院で育てられました」
シ「ゼノイラ侵攻後も近くの村からはこの教会に寄進がありまして…」
シ「私を育ててくれた皆さまのために 少しでも役立ちたいのです」
ア「そうだったのか… それでも無理はしないほうがいい」
シ「私は大丈夫です」
シ「アレイン様こそ ご無理はいけませんよ」
シ「怪我をされたらいつでも私が看ますので仰ってくださいね」

モルドン

ヤーナ

ベレニス

アデル

オーシュ

ニーナ

セルヴィ

タチアナ

モニカ

メリザンド

コーム

オクリース

エルトリンデ

1回目

(ラウルハム城前にて)
エルトリンデ(以下エ)「アレイン様はエルヘイムへはじめて来た時にどう感じられましたか?」
アレイン(以下ア)「緑は多いが…コルニアより幻想的で触れてはいけない神々しさを感じたな」
ア「ただ…」
ア「一人で歩いていると、ふとしたときに森が俺を連れ去ろうとする感覚がある」
エ「そうですね、森は美しく神秘に包まれていますが…」
エ「敵意や悪意に対しては容赦なく牙をむきます」
エ「今はゼノイラの侵攻を許してしまったことで本来の力を失っていますが…」
エ「来たばかりのアレイン様に木々や精霊たちが警戒を示したのでしょう」
ア「それは、たとえばの話 森が本来の力を取り戻せば…」
ア「巫女である君の命令一つで俺を消すこともできるのか?」
エ「もし貴方が心まで悪に染まり排除するべきとなれば、そうなります」
エ「けれど私は…それは ありえないことだと考えています」
エ「…意識を奪われた私をお救いくださったのはアレイン様ですから」
エ「貴方を信じ、お助けします… この先何があろうとも」

レックス

クライブ

ジョセフ

タチアナ

シャロン

1回目

シャロン(以下シ)「こんな怪我… あまり無茶をしてはいけませんよ」
シ「冷静に、堅実にと…ホドリック様から教わったのでしょう?」
レックス(以下レ)「いてて… いや、そうなんだけどさ」
レ「動ける距離だったから体が勝手に…守った奴に怪我がなくてよかったよ」
レ「けど、奥に伏兵さえいなけりゃ俺だってこんな怪我、してねーって」
シ「まぁ…頼もしいですね…アレイン様が信頼を寄せられているわけです」
シ「貴方が文字どおり盾となって剣や矢を防いでくれるおかげで…」
シ「数に劣る私たちが対抗できているに違いありません」
レ「そ、そうかぁ…?へへへっ、悪い気はしねえな!」
シ「ええ、本当に素晴らしいです… 私もよく見とれてしまうんですよ」
シ「重い盾を扱いながらも身軽に動き…」
シ「あっという間にたくさんの人を守ってしまうんですから」
レ「……」
シ「ですが、頑張りすぎて皆さまに心配をかけてはいけません」
シ「みんな貴方のことが大切なのですから もちろん…私も」

クロエ(以下ク)「レックス、王子が呼んでいるわよ …あ、まだ治療中だった?」
シ「ちょうど終わったところですよ」
シ「ですが、できるだけ安静に 傷は完全には塞がっていませんから」
シ「貴方は傷が癒えるのは早い方ですが痛くないわけではないはずです」
シ「それでは、貴方の無事をいつでも願っています」
ク「シャロン、いつもありがとう!さ、行くわよレックス」
ク「…レックス?行くわよ!」
レックス「…ハッ わ…わかった…」
(レックスとクロエが立ち去る)

レ「あぶね…あんなのまともに聞いてたら並みの男は全員惚れちまうぜ…」
レ「…お、俺は並みの男じゃねえからな これくらい当然、普通に受け止めるぜ」
ク「あんた何一人でぶつぶつ言ってんのよ…」

セルヴィ

クロエ

ホドリック

コーム

ジョセフ

クロエ

ホドリック

クライブ

トラヴィス

ヤーナ

セルヴィ

タチアナ

クロエ

ホドリック

クライブ

トラヴィス

ロルフ

ヤーナ

ホドリック

ヤーナ

クライブ

クライブ

モルドン

モニカ

ベレニス

アデル

トラヴィス

ブルーノ

オーバン

ロルフ

アデル

モルドン

オーシュ

ブルーノ

シャロン

セルヴィ

シャロン

オクリース

コーム

モルドン

ベレニス

ヤーナ

ニーナ

アデル

オーシュ

ベレニス

アデル

オーシュ

アデル

メリザンド

オーシュ

セルヴィ

メリザンド

ニーナ

タチアナ

モニカ

セルヴィ

モニカ

タチアナ

オクリース

モニカ

メリザンド

メリザンド

コーム

コーム

オクリース

コメントフォーム

誰もが快適にコメント欄を利用できるように、他人を傷つけない投稿を心がけてください。


}}}