《キャラクター》/【ジュデッカ】

Last-modified: 2023-10-16 (月) 14:29:07

2nd

2ndの敵役NPCの一人。オデッサ首魁ヴィンスフェルト?の腹心、特戦隊“コキュートス”の第四圏。

パーソナリティ

性別:男性
年齢:31歳
身長:178cm
使用武器:短銃「ミリアム」、長銃「ダグラス」
好きな四字熟語:阿鼻叫喚
CV(ドラマCD版):高瀬右光


渡り鳥上がりの銃使いでコキュートスの中では最も新参者だが、戦闘能力にかけてはオデッサでは誰もが認めるNo.2の実力者。
戦闘にスリルを求め、遊び感覚で他者を傷つけ、殺すことに愉悦を見出す快楽殺人者であり、オデッサに加担しているのもヴィンスフェルトが自分に面白い遊戯(=任務)を与えてくれるためであり、彼の理想や方針に共鳴しているわけではない。
そんな性格故か単独行動を好み、オデッサとしての任務も主にイルズベイル監獄島の囚人脱走幇助やハルメッツ?ホルスト?の襲撃といった後ろ暗い工作活動を担うことが多いことから、オデッサ幹部の中では最もテロリストらしい印象が強い人物であると言えなくもない。
嬉しいことがあると眼鏡がズリ落ちるトカ。

本編中での扱い

作中ではイルズベイル監獄島が初登場。ARMS一行が脱出した後にドキュン獄長に銃を向け、囚人たちを集団脱走させる。彼らは後にオデッサ兵に就職する事となる。

初遭遇はハルメッツ?にて。住民をゴルゴダ刑場に拉致してARMS一行をおびき寄せ、タラスクをけしかける事でこれを捕縛。
刑場では住民を人質にブラッドリルカ両名を捕縛してアシュレーをなぶり殺しにしようと試みるも、まさかの覚醒によって目論見を崩される事となる。

2回目の遭遇はティムが『柱』として覚醒したという情報を掴み、これを確保する為アンテノーラと共にヴァレリアシャトーを急襲。
アンテノーラにARMSの3人を足止めさせてティムの確保を狙いまずはコレットを襲うが、トニースコットの活躍と奮起したティムにより撃退され、置き土産としてブラストードン?を仕込み遁走した。

3度目の策略は閉ざされた坑道?にエネルギー鉱石があるという流言飛語にてARMSを誘い、カノンをけしかける事で共倒れを狙ったもの。
しかし決着をつけたカノンがアシュレーにARMSへと勧誘されたのを見るや、予め仕掛けておいた爆薬で坑道を爆破して始末を目論むも、カノンに重傷を負わせるだけで逃走を許してしまう。
だがホルスト?に逃げ込んだARMSを狙い、今度は町中であるにもかかわらず爆発・炎上させた。
混乱するARMSを高台から嘲笑い煽り倒していたが、そこへマリアベルによる治療で一命をとりとめたカノンが現れ、一対一の決闘となる。
しかし活動限界を迎えたカノンでは仕留めきる事ができず、相手をする価値もないと見下しながら撤収した。

その後、ARMS一行は現れたオデッサの居城、高空に浮かぶヘイムダル・ガッツォーを地に落とすべく、エネルギージェネレイターである4本の魔界柱を止める事となる。
かつてのスレイハイム首都を超え、ライブリフレクターで更に移動した蛇の道(サーペントロード)の先にジュデッカが待ち受ける魔界柱はあった。
灼熱マントル獣 マグマライザ?で足止めするも、凶祓いの使命に燃えるカノンを筆頭にARMSはこれを一蹴。
最上階に辿り着き「もはや逃げ場はない、正々堂々と決着をつけよう」と息巻くARMS一行に対し、相手が苦しむ様を眺める為に今までは本気を出していなかっただけと嘯いて戦いに臨むこととなる。
この際、ヴィンスフェルトについたのは「ただ、自分の趣味を満たし退屈を紛らわす事ができる為」という背景が明らかとなった。

敗北するも、悔しがる様子もなく狂笑。
最期に「世界がどう終わるのかを見られなかった」事、そして「まだ遊び足りないのに」と後悔の言葉を遺し、短銃ミリアムによって自身を撃ち抜いて落下していった。


改めて書き出すと、ARMSの5+1人全員に因縁が丁寧に作られているのが分かる。
後のカルティケヤにも通じるイカレた悪役っぷりに、金子氏の筆が乗りまくった事は想像に難くない。

エネミーとしてのジュデッカ

他のコキュートスメンバーと同じく計三回戦い、このうち1戦目はティムと、2戦目はカノンと、それぞれ一騎打ちを行う。
使用する攻撃のうち「ミリアム」は物理攻撃、「ダグラス」と「サイドワインダー」は(銃なのに)魔力攻撃に分類されており、ダグラスはパラライズの追加効果付き、サイドワインダーは全体攻撃となっている。2戦目までは一騎打ちなのでダグラスのパラライズに注意。できればギアを装備して回避したいところ。
ミリアムは命中率75%だが、当たれば大ダメージなのでHPに注意。特に3戦目は2000近くのダメージを受ける。
ミリアムでやられないよう、適宜回復は行っておく事。

余談

オデッサの主要メンバーでは唯一ドラマCDに出演している。
彼を演じた高瀬右光氏は後に5thでもデュオ役で出演を果たしており、WAシリーズに微妙に因縁があるような、そうでもないような。


WAシリーズの敵役伝統の外道枠担当。
彼の方向性は4thのジェレミィや5thのカルティケヤにも連綿と受け継がれている。

  • メインデザイナーの金子氏は「自分の行動を制限、あるいは妨害するような存在に病的な嫌悪感を懐き、執拗に攻撃・排除しようとする、ある種の潔癖症」「『ジョジョの奇妙な冒険』のホル・ホース同様に、人の上に立つよりも大人物の掌の上で遊んでいる方がラクなタイプ」とコメントしている。*1

*1 『ファルガイア年代記』