《キャラクター》/【リルカ・エレニアック】

Last-modified: 2024-02-04 (日) 21:54:59

【関連項目】
《キャラクター》/【傘をさした魔女っ子】


2nd

2ndのメインキャラクターの一人。シエルジェ自治領?出身の14歳のクレストソーサレス。
5thでは「傘をさした魔女っ子」の名で友情出演している。

パーソナリティ

性別:女性
年齢:14歳
クラス:クレストソーサレス
身長:153cm
使用武器:パラソル(魔法の発動体)
好きな食べ物:ヤキソバパン
CV:有島モユ(ドラマCD版)/日高里菜(ミリオンメモリーズ)


魔術師一家の娘として生を享け、“エレニアックの魔女っ子”の二つ名でシエルジェでは将来を有望視されていた?を持つが、ある時魔導器ミレニアムパズルを用いた異次元との接続実験において発生した事故により姉は時空の狭間に囚われ帰らぬ人となってしまい、実験に協力していたリルカは己の力不足により姉を助けられなかったことに深い後悔を懐くようになった。
その後、アーヴィングのARMS結成に伴って招聘されていた姉の名代としてヴァレリアシャトーに向かうが、姉と違いリルカは魔法の才に恵まれておらず、とりわけ転移魔術を苦手としていたことが祟ってメリアブールに到着するまで日数を費やした上、その間飲まず食わずという這う這うの体でマリナ?の叔母が経営するパン屋に転がり込んでくることに。

  • なお、この時の寄り道で偶然立ち寄った村?にて穀物庫を荒らす魔獣退治をこなしたりもしている。
  • 転移はアイテムによるものとも相性が悪いが、その転移エラーが上級魔法の習得・普及に繋がる。

知り合ったアシュレー共々ヴァレリアシャトーに赴き、姉の代わりにARMSの押しかけ隊員として懸命に務めに励む中でアシュレーに秘かに想いを寄せるようになるが、マリナの存在もあってそれを表に出すことは無かった。

  • ミレニアムパズルを用いたアシュレーサルベージ作戦が失敗に終わり、結局彼が自力で帰ってきた際に、ほんの僅かだがその想いが叶わない寂しさの片鱗を見せている。

明朗快活な性格に「魔法は何でもできる力」を信念に生きてきたリルカは上記のような挫折を経て「魔法というあやふやなものでは誰も幸せにすることはできない」という現実を突き付けられ、心に影を抱えていた。
そして、そんな懊悩を懐きながらもカイバーベルト殲滅作戦の一環として訪れたレイポイント・フレイではマナの解放に際し自らの最大魔力を引き出すことを迫られ躊躇するも、姉が別れ際に彼女に向けて発した言葉を思い出し、姉を含めた誰かの代わりをするのではなく自分にできること、自分にしかできないことに諦めずに笑顔で挑むという“彼女なりの魔法”の本質と自信を取り戻し、見事にフレイのマナの力を解放させることに成功する。


シエルジェの魔術師たちにとっては英雄(ヒロイン)とでも言うべき存在であった姉の代わりにARMSの一員として世界の危機に立ち向かう「メッキの英雄(ヒロイン)と形容するべき立ち位置のキャラクター。
基本的にポジティブ思考でARMSのメンバーの中では陽気な言動が目立つという点で一線を画しているが、魔法の才能に恵まれなかったことやそこから来る姉に対する劣等感といった多くのコンプレックスを抱えているなど弱さも併せ持っている。
尤もそうした弱い部分を含めて、WAシリーズの女性キャラクターの中では比較的人気があるのだが。


武器が魔術師系キャラクターとしては異例のパラソルであったり、マリアベルをして「妙ちくりんな格好」と言わしめる奇抜なファッションの彼女だが、動きやすくかつ自らの美意識に合うようにアレンジしているらしい。(by金子氏)
タウンメリア在住の幼女曰く「ビビッドなカンジ」。

  • ちなみにマントの両裾と胸の金具はリルカの低い魔力を戦闘に堪えられるように増幅するブースターとしての役割を果たしている。きちんと実用性も考えられているのである。
  • それらでブーストしてSORはようやくマリアベルと同値となる。

世界観の違う某トカゲの人に対するツッコミ役その2。
ツッコミ役その1であるアシュレーほどがっぷり絡むことは無いが、さり気なくアシュレー以上に容赦のない一言を放つこともしばしば。

戦闘

  • オリジナル:クレストソーサー
    他作品同様に魔法の名称は自由に変更可能(本ページではデフォルト名称を表記)
  • 合体魔法(フォース「デュアルキャスト」使用時に一定確率で発動。合体元の魔法は順序が前後してもよい)
    合体元1合体元2合体魔法名
    ブレイクハイ・ブレイクガイアクラッシュ?
    アクアハイ・アクアウォーターカタストロフ?
    フレイムハイ・フレイムカロリックノヴァ?
    ヴォルテックハイ・ヴォルテックスパイラルタイフーン?
    フリーズハイ・フリーズスノウホワイト?
    スパークハイ・スパークサンダーブレイク?
    ゼーバーゼーバーアカシックリライター
    ヒールハイ・ヒールクリティカルヒール

設定上「魔法の才能が無い」ということを反映してか、SORの値そのものはティムに比べて2/3でしかない。尤も各種クレストソーサーの技定数は高めなので弱点属性を突けば十分なダメージは期待できる。モブ敵ならば弱点を突けば、FP12の初級魔法でも大概一撃必殺となる。
アビリティの大半が単体対象で、フォースを併用しないと効果範囲を拡大できないため、システム上フォースの高さが手数に直結する本作ではエクステンションやデュアルキャストを使うのは勇気が要るかもしれない。
とは言え、他のプレイヤーキャラ勢が押し並べて前のめりなアビリティ構成であるのに対してクイックやシールド、レストア、ハイパーウェポンなどといった補助・賦活系アビリティをまともに使える唯一のキャラクターであり、高いサポーター適性を備えているのは明確な個性であろう。
またミスティック+属性リングでグループ攻撃可能なので、Lv25あれば初ターンから雑魚掃討に活躍出来る。
WA歴代の魔法使い系キャラの中では比較的素早く、前衛系キャラにはさすがに及ばないにせよタフネスもそこそこあるので、打たれ弱いティムを出すのが怖い局面では彼女に頑張ってもらおう。

サポーターという役割は同じであるものの、前作のセシリアに比べると魔法でのMP消費がない点など運用は相応に変わってくる。
特にボス戦では前作で有効だったスロウダウン・アーマーダウンは上級魔法な上に必要FPが高いなど使いづらくなったこと、弱点属性を突いた際の倍率が3倍に上昇したこと、ミスティックの全体回復でFPを消費すると魔法の手札も減ってしまうなどで、上記補助・賦活系アビリティを持つとはいえ弱点持ちならそこを魔法で突くことがシンプルに強力。特に序盤は回復はベリー系で物理系に任せるなど、リルカに攻撃魔法を使わせることを軸に戦術を組み立てた方が早めに片付く戦局も多い。


ティムと比較すると、
勝っている点

  • クレストソーサーの技定数はガーディアンロアより高い。PS魔法攻撃アップの効果も大きくなる。
  • HP、RESがティムより高い。
    特にRESは六人の中でカノンに次いで第二位とかなり素早く、余程のレベル格差がなければ先手を取って攻撃・補助・回復を行える。
  • パラメータ上昇系アビリティが使える。他のキャラにはない長所で、ボス戦では地味に重要。
  • 範囲攻撃を行うのにティムはFPが50程度必要だが、リルカはミスティックを使えば25からグループ攻撃が可能。
  • ゲーム後半はクレストグラフSによる高火力攻撃やミスティック+命のオーブによる全体回復など強力な手札が増え、行動の幅が広がる。

劣っている点

  • SOR、MGRがティムより低い。
    攻撃・回復魔法をクレストカプセルに詰める場合、彼女よりティムに使わせる方が効果が高い。
  • FPを消費しないと攻撃や回復・補助効果をグループ化・全体化できない。強敵相手や長期戦では戦況を踏まえたFP管理が必須。
  • デュアルキャスト修得やクレストグラフS、命のオーブの入手が遅い。実は晩成型のキャラクター。
  • 光・闇属性によって攻撃する手段がアーティファクトコンバインに限られる。攻撃役としてはボスとの相性が特に影響する事になる。

余談

メインデザイナーの金子氏が筋肉少女帯のファンであるため、名前は同バンドの作品「リルカの葬列」から取られた(彼女の象徴と言うべきニーソックスもその影響を受けてのもの)
姓はアメリカの女優、エリカ・エレニアックから。

  • なお彼女のアクションについても金子氏の要望がふんだんに取り入れられており、飛び降りアクションでスカートを押さえるモーションなどは直々に氏が実演して指示を出したという逸話がある。
    • それに詳しく触れようとすると社会的に抹殺される模様。

「魔女っ子としての可愛さが自分にぴったり」という理由でプーカはティムよりも自分にこそ似合う存在だと思っているらしい。