ソビエト RankVII 中戦車 T-10M
概要
Update 1.6: “Gathering Storm”のガチャにて実装された世界最後の重戦車で、IS-1から続いたISシリーズも、本車で遂に終わりを迎える。本車はT-10Aの近代化改修型であり、T-10シリーズの最多量産型。
機体情報(v1.18.1.11)
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 砲塔旋回速度(°/s) | 24.3 |
| 俯角/仰角(°) | -4/15 |
| リロード速度(秒) (スキルMAX) | 15.0 |
| スタビライザー/維持速度(km/h) | 二軸 / 55 |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 120 / 80 / 60 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 250 / 157 / 102 |
| 重量(t) | 50.0 |
| エンジン出力(hp) | 750 |
| 2,100rpm | |
| 最高速度(km/h) | 55/-11 |
| 視界(%) | 92 |
| 乗員数(人) | 4 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 122 mm M-62-T2S cannon | 1 | 30 |
| 機銃 | 14.5 mm KPVT machine gun | 2 | 750 |
弾薬*1
| 名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | ||||||
| 122 mm M-62-T2S | BR-472 | APCBC | 25.1 | 0.184 | 950 | 295 | 292 | 275 | 256 | 239 |
| 3BM-11 | APDS | 4.5 | - | 1,620 | 408 | 404 | 385 | 362 | 341 | |
| 3BK-9 | HETAFS | 18.4 | 2.61 | 920 | 400 | |||||
| OF-472 | HE | 27.2 | 3.0 | 865 | 35 | |||||
| 名称 | ベルト名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| 14.5mm KPVT | 既定 | AP-I(c)/AP-I(c)/AP-I(c)/AP-I | 0.07 | - | 1000 | 49 | 46 | 34 | 23 | 16 | 11 |
弾種
| 名称 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
| AP-I | 0.06 | - | 990 | 39 | 37 | 27 | 18 | 13 | 9 |
| AP-I(c) | 0.07 | - | 1000 | 49 | 46 | 34 | 23 | 16 | 11 |
装甲*2
| 分類 | 場所 | 位置 | 材料 | 装甲厚 |
|---|---|---|---|---|
| 外部装甲 | 車体 | 左側面 | 木材 | 100mm |
| 側面 | 構造用鋼 | 4mm |
所有能力
| 分類 | 場所 | 説明 |
|---|---|---|
| 発煙弾発射機 | 車体 | 発煙装置を利用して煙幕を展開 所持数2個 消費1個 |
車輌改良
兵器改修?
| Level | 名称 | 購入費(SL) |
|---|---|---|
| 15 | 迫撃砲 | - |
| 曳光弾ベルト | ||
| リロードシステム | ||
| 20 | 大口径 | - |
| 装甲貫通ベルト | ||
| 濃煙 | ||
| 25 | 発煙弾 | - |
| ステルスベルト | ||
| 発煙弾 |
迷彩
研究ツリー
| 前車両 | IS-6 |
|---|---|
| 次車両 | Object 906 |
解説
T-10Aと比較して解説する。
特徴
【火力】
主砲は長らくお世話になったD-25T砲では無く、多孔式マズルブレーキを持つ55口径のM-62-T2砲を搭載。最大貫徹力408mmで15.0秒の手動装填、俯角は-4°で砲旋回速度は24.3°/s。最大貫徹力は同格相応に高いが、俯角は相変わらず取れない。
- 【弾薬性能】
最大貫徹力295mmのAPCBCに、APDSやHEATFSまで使える。機銃はDShKではなくBTR-152と同じ14.5mm KPVT機関銃で、貫徹49mmと軟目標なら正面から抜ける。しかし1回50発しかないため弾切れに注意。- BR-472(APCBC)
- 最大貫徹力295mmとAPCBCでありながら非常に高く、T95の正面も200m以内なら貫徹可能。炸薬量は約184kgに減少したが、ちゃんと狙えば撃破は容易い。
- 3BK-9(HEATFS)
- 西側のDM12などと比較して貫徹力は同じ400mmだが、炸薬量は倍以上の2.62kg入ってるいる為、天板の薄い車両には榴弾としても使える。弾速は920m/sと遅いため遠距離は不向き。
- 3BM-11(APDS)
- 西側のDM13などと比較して全ての面で勝っており、特に最大貫徹力408mmはマウスの車体正面も貫徹可能で、弾速も1620m/sと最高RankのAPFSDSに匹敵する。
- OF-472(HE)
- D-25TなどのOF-471と比較して貫徹力と炸薬量で少し劣っているが、弾速は865m/sに大きく向上している。
- 【砲駆動機構】
俯仰角は-4°/15°で砲旋回速度は24.3°/sに向上、またT-10Aでは維持速度24km/hまでの垂直スタビライザーだったが、本車では最高速まで維持される2軸スタビライザーに変更されてるため、行進間射撃も難なく行える。 - 【装填速度】
変化なし。
【防御】
車体は所々傾斜が少し深くなっていたり、砲塔正面は300mm以上なるなど全体的に硬くなっているが、このRankともなるとAPFSDSや科学弾に簡単に抜かれるためあまり信用できない。また車内レイアウトも変わっていないため、貫徹されれば致命傷は免れない。
- 【携行弾数】
一時弾薬庫は砲塔後部に6発、装填済みの1発の計7発となっている。7発撃ち切った場合、次弾装填速度が本車の装填速度の15.0秒+一時弾薬庫の再補充の7.0秒で合計22.0秒となる。
配置弾薬 満載 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 残弾数 30発 27発(-3) 24発(-6) 20発(-10) 17発(-13) 14発(-16) 11発(-19) 10発(-20) 9発(-21) 7発(-23) 5発(-25) 3発(-27) 1発(-29)
【機動性】
重量は据え置きで出力が750馬力へと向上したため15.0hp/tと重戦車にしては高く、また前進は55km/h、後退-10km/hに向上したため出だしこそ遅いものの中戦車にも劣らぬ機動力を有する。
史実
本車はペルミ市の第172火砲工場が開発した122mm戦車砲M-62T2(2A17)を新設計の砲塔に搭載したもので、副武装も2挺の14.5mm重機関銃KPVTに強化されていた(主砲同軸および対空用)。
そして搭載エンジンもV-12-6 V型12気筒液冷ディーゼル・エンジン(出力750hp)に強化され、路上最大速度はソ連軍の制式重戦車として初めて50km/hを超えた。
主砲の46口径122mm戦車砲M-62T2はIS-2~IS-4重戦車に搭載された43口径122mm戦車砲D-25Tの発展型で、それまでの二重作動式砲口制退機に代えて多孔式砲口制退機を装着していたのが外観上の大きな特徴であった。
M-62T2は弾頭重量25kgのAPCBCを砲口初速950m/秒で発射し、射距離1,000mで厚さ185mmのRHA(均質圧延装甲板)を貫徹することができた(D-25Tの場合、同距離での装甲貫徹力は160mm)。
BR-460A HEAT(対戦車榴弾)を用いた場合の装甲穿孔力は、射距離に関わらず約300mmであった。
またM-62T2は操作上の改善点として砲尾部に装填補助トレイを設けており、装填手はここに弾頭と薬莢を載せラマーで砲尾に押し込むようになっていた。
これにより弾頭と薬莢のそれぞれを装填する場合に比べて少なくとも1動作は節約され、重量物を移動させる方向が一定にされたことで装填手の疲労度がやや軽減されることになった。
また主砲と同軸の14.5mm重機関銃KPVTは、軽装甲車両や土嚢や瓦礫で作られた防御陣地に対して有効な威力を持つと共に、主砲の照準・測距のための標定銃としても使用できた。
これはイギリスのセンチュリオン中戦車が12.7mm標定銃L21A1を用いて逸早く採用した照準システムであったが、弾道直進性が高く有効射程が2,000m以上に達する14.5mm重機関銃にもこうした用途が向いていた。
こうした火力性能面での改善を得たT-10M重戦車であったが、実は細部の違う2タイプが2カ所の工場(レニングラード・キーロフ工場とチェリャビンスク・トラクター工場)で生産されていた。
レニングラードで1957~66年にかけて生産されたタイプは開発番号ではオブイェークト272と呼ばれ、V-12-6Bディーゼル・エンジンを搭載して路上最大速度53km/hを発揮した他、T-54/T-55中戦車シリーズに標準装備されていた潜水渡渉キット(OPVT)を装着して5mの水深を渡渉できた。
一方、チェリャビンスクで1962年まで生産されたタイプは開発番号がオブイェークト734でV-12-6ディーゼル・エンジンを搭載し、路上最大速度はやや前者に劣る51km/hを発揮し潜水渡渉キットを持っていなかった。
なぜ2タイプの車両が生産されたのか理由ははっきりしないが、T-10M重戦車は強力な戦車である反面製造コストが非常に高かったため、後者は必要定数を満たすための低コスト型として生産されたとも考えられる。
こうして1953~66年にかけて生産されたT-10重戦車シリーズは総生産数が約8,000両を数え、史上最後に量産されかつ最も大量生産された重戦車となった。
なおT-10重戦車シリーズは同盟国への輸出はされておらず、全てソ連軍のみで使用された。
これらは1950年代から1個当たり100両で編制される独立重戦車連隊に装備されたり、3個だけ編制された重戦車師団の主力装備となった。
この3個師団の内第13および第25親衛重戦車師団は旧東ドイツに駐留し、T-10重戦車シリーズの唯一の実戦参加となった1968年のワルシャワ条約機構5カ国軍によるチェコスロヴァキア進攻に投入されている。
この時は他の中戦車に劣らぬ機動性能と稼働率を発揮し、作戦成功に貢献して西側軍事筋を驚かせた。
T-10重戦車シリーズは1970年代までは第一線装備として現役部隊に留まっていたが1980年代より退役が始まり、予備装備としても1993年までに全車両が除籍され廃棄処分に付された。
小ネタ
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
