ソ連 RankVII 重戦車 IS-6
概要
イベント【GATHERING STORM】にて追加された。
IS-4Mより装甲が薄くなった代わりに足が速くなったソ連重戦車。
車両情報(v2.25.0)
必要経費
車両購入費(SW) | 3,990 |
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報酬
SL倍率 | 4.4 |
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車両性能
項目 | 数値 |
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砲塔旋回速度(°/s) | 22.4 |
俯角/仰角(°) | -3/20 |
リロード速度(秒) | 15.8 |
スタビライザー / 維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 100 / 120 / 60 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 150 / 150 / 100 |
重量(t) | 51.1 |
エンジン出力(hp) | 1,336 |
2,100rpm | |
最高速度(km/h) | 47 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 102 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
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主砲 | 122 mm D-30T cannon | 1 | 30 |
機銃 | 12.7 mm DShK machine gun | 1 | 300 |
機銃 | 7.62 mm DT machine gun | 1 | 2016 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
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10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
122 mm D-30T | BR-471 | APHE | 25.0 | 246.4 | 795 | 205 | 201 | 182 | 161 | 143 | 127 |
BR-471B | APHEBC | 25.0 | 246.4 | 795 | 205 | 203 | 191 | 178 | 166 | 155 | |
BR-471D | APCBC | 25.0 | 192.5 | 800 | 230 | 227 | 215 | 200 | 186 | 173 | |
OF-471 | HE | 25.0 | 3600 | 795 | 37 |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
車体 | 外部装甲 | 右側面に100mmの木材 |
背面下部に30mmの履帯装甲 | ||
側面に10mmの均質圧延鋼装甲 |
迷彩
小隊ツリー
前車両 | - |
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次車両 | T-10M |
解説
5月20日(月)19:00からSW*2による先行販売がされた。
ガチャで入手できるようになるのは5月23日(木)19:00から。*3
特徴
【火力】
使用できる砲弾は今までの122mm砲と変わらないが、
ソ連重戦車の中で唯一122mm D-30Tという砲を使用できる。
この砲は装填補助トレイが装備されているため、装填速度が15.8秒と他の122mm搭載のソ連重戦車と比べかなり速い数値である。とはいえIS-4Mとおなじくこのランクでは流石に火力不足となっている。また本車はサスペンションに問題があるのか、停止時に照準がかなり上下に揺れるため、ちゃんと止まってから撃たないと明後日の方向に砲弾を飛ばす事になる。そのため、出会い頭の戦闘は難しい。
IS-4Mでは2挺あった12.7mm DShK機銃は、本車では1挺になっているので相手戦車の履帯を切るのが難しくなってしまった。
【防御】
車体・砲塔共にIS-4Mから大幅に薄くなったが、傾斜角が増えていたり、弱点であった操縦手ハッチがなくなっていたりと、防御力はIS-4Mから改善されている所もある。何より操縦手ハッチという弱点がなくなった事で車体は貫徹力が300mmを超える砲弾にも抜かれなくなっている。
その代わり今度は砲塔正面に弱点が出現している。なんで?
というのも砲塔正面には垂直部分が多く、装甲厚も150mmしか無いため、最悪パン?ター?やT-44にすら抜かれかねない。また砲塔がソ連戦車伝統のお椀型では無いため砲塔側面が抜かれやすい。更に砲塔と車体の間に車体天板が存在しており、これがショットトラップを発生させる。しかも砲塔正面の左側には弾薬庫があり、もし左側でショットトラップが発生した場合、そのまま車体天板を貫徹して弾薬庫誘爆で死ぬ。
しかも左側は右側より車体との隙間が大きいからショットトラップが起きやすい
しかしこれらの弱点は非常に狭く、もし撃ったとしてもソビエトバイアスにより非貫通または無加害になる事がある。
【機動性】
エンジンはIS-3同じだが、装甲が薄くなっただけあって機動力は大幅に改善されている。
最高速度は47km/h、後退速度は-18km/hとIS-2を上回っており、加速性能や旋回性能は軽戦車並みである。
史実
1944年初め、チェリャビンスク・キーロフ工場第2特別設計局(SKB-2)の主任技師Zh.Ya.コーチンは、IS-2重戦車の量産が軌道に乗ったことを踏まえ、引き続く後継重戦車の開発を配下のSKB-2の技師たちに命じた。
当初「オブイェークト701」と命名された新型重戦車プランは、複数のチームが別々の企画で進めることになった。
一方、配下の技師たちが新型重戦車の設計にあたっている裏で、SKB-2の親玉であるコーチン技師自身も新機軸を盛り込んだ重戦車開発の模索を開始していた。
1944年前半に彼自身がデザインし、第100試作工場(チェリャビンスク・キーロフ工場の試作車製作部門)にモックアップを作らせたものに「IS-5」(開発番号不詳)というプランがある。
少しややこしいが、「IS-5」の呼称が与えられた重戦車はすでに「オブイェークト248」(IS-2重戦車の主砲を56口径100mm戦車砲S-34に換装した試作車両)が存在したため、このIS-5重戦車は2代目ということになる。
2代目IS-5重戦車は端的にいうなら、IS-2重戦車にドイツ軍のパンター戦車のデザインを採り入れてリファインしたような姿をしており、大直径転輪を採用して上部支持輪を省いていた点も同じだった。
また機関室上面のグリルの形状がパンター戦車に酷似しており、コーチン技師が1943年7~8月のクールスク戦以来、鹵獲されたドイツ軍の新型戦車を熱心に研究していたことが分かる。
しかし結局、2代目IS-5重戦車はモックアップの製作のみに終わり、ソ連軍への制式採用は成らなかった。
さて、クールスク戦でソ連軍は数々のドイツ軍車両を鹵獲したが、その中にいわゆるハイブリッド方式の機関系を搭載したフェルディナント重突撃砲があった。
同車に採用されたハイブリッド式機関系は、エンジンで発電機を駆動することで電力を発生させ、その電力を電気式モーターに伝えることで、左右の起動輪をそれぞれ独立して駆動するというものであった。
当時の技術では、満足のいく性能を持つ重戦車用の機械式変速機を製作するのが困難だったため、ドイツの戦車技師フェルディナント・ポルシェ工学博士はハイブリッド方式の機関系を採用することで、電気機関車並みに操縦の容易な重戦車を実現しようと画策し、ティーガーI戦車の試作車の1つであるVK.45.01(P)を開発した。
結局VK.45.01(P)は、ヘンシェル社が開発した試作車VK.45.01(H)に敗れティーガーIとはならなかったが、VK.45.01(P)のコンポーネントを流用してフェルディナント重突撃砲が製作されたのである。
重戦車に搭載する機械式変速機の開発で苦労していたのはソ連軍も同じだったため、鹵獲されたフェルディナント重突撃砲はクビンカの装甲車・戦車科学技術研究所(NIIBT)において1943年後半一杯を費やして、そのハイブリッド式機関系の調査と研究が行われた。
そしてその結果を基として、1944年の初めにIS-1重戦車にハイブリッド式機関系を搭載したIS-1E重戦車が製作され、各種の試験に供された。
そして同車の試験結果が大変良好だったことから同年6月、国家防衛委員会(GKO)と戦車工業人民委員部(NKTP)はSKB-2に対して、ハイブリッド式機関系を搭載する新型重戦車「IS-6」の試作命令を出した。
コーチン技師を長とする設計チームはこれに応じて、モックアップの製作のみに終わった2代目IS-5重戦車にハイブリッド式機関系を搭載した試作車「オブイェークト253」の製作に着手し、早くも1944年10月には試作車が完成した。
オブイェークト253の外観は2代目IS-5重戦車に酷似していたが、機関系はV-12U V型12気筒液冷ディーゼル・エンジン(出力700hp)とDK-305A発電機(38,500W)、そして2基の電気モーター(DK-302AとDK-302B)が機関室に収められた。
しかし完成したオブイェークト253を用いて実施された走行試験では、走行を開始して間もなく試作車が大爆発を起こしてしまったという。
激しい爆発炎は30mほど離れた格納庫まで達しかねないほどだったというが、この「試験初日の大爆発」については後世に作られた逸話であって事実ではないとする研究者も存在する。
実際には発電機が走行時の過熱に耐えられずに焼損したというのが真相のようだが、事故原因の究明の結果、このハイブリッド式機関系にはより充実した冷却機構が必要であることが判明した。
しかしコーチン技師の必死の努力にも関わらず、ハイブリッド式機関系の過熱に起因する不具合の発生とその程度は日毎に深刻さを増すばかりであった。
それでも試験と改良の努力は続行され、1944年の晩秋にオブイェークト253は公式な試験を受けるため、NIIBTに搬入された。
この時、オブイェークト253と同一の車体にIS-4重戦車用の機械式変速機を取り付けた「オブイェークト252」と呼ばれる車両も、オブイェークト253との比較試験のために同時に搬入されたようである。
しかし、NIIBTにおいてオブイェークト252/253とも試験と呼べるようなことはほとんど行われなかったようで、その後この2両はレニングラード(現サンクトペテルブルク)に移送され、同地で再建が進められていたレニングラード・キーロフ工場の展示施設に収められた。
小ネタ
IS-6はリリース当初から起動画面には登場していた。
File not found: "T-62(2).jpg" at page "IS-6"[添付]外部リンク
コメント
【注意事項】
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。
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- 気持ち悪いくらいヌルヌル動く。弱点もかなり狭いし動いてると当たらない事も多いからかなり強い(なお格上) -- 2024-05-27 (月) 21:11:01