ソ連 RankVII 軽戦車 Object 906
概要
Mobile初のソ連の水陸両用車。自動装填装置による固定の4.3秒装填が特徴。
車両情報(v2.25.0)
必要経費
必要小隊レベル | 10 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 37.7 |
俯角/仰角(°) | -5/20 |
自動装填速度(秒) | 4.3 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 二軸 / 75 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 30 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 15 / 8 / 8 |
重量(t) | 14.8 |
エンジン出力(hp) | 572 |
2,600rpm | |
最高速度(km/h) | 82 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 74 |
乗員数(人) | 3 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 85 mm D-58 cannon | 1 | 40 |
機銃 | 7.62 mm SGMT machine gun | 1 | 2000 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
85 mm D-58 | BR-372 | APCBC | 9.3 | 77 | 1,040 | 245 | 242 | 229 | 214 | 200 | 187 |
3BK7 | HEATFS | 7.22 | 1170 | 925 | 300 | ||||||
OF-372 | HE | 9.66 | 740 | 1,010 | 27 | 27 | 25 | 24 | 22 | 21 |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
車体 | ESS*2 | 通過箇所に煙幕を展開 |
水陸両用 | 水上走行が可能 | |
リバースギアボックス | 前進・後進同じ速度で移動可能 | |
主砲 | 二軸スタビライザー | 移動中の砲の垂直と水平方向への揺れを軽減 |
オートローダー | 一定の速度で装填可能 これは装填手に依存しない |
サブスティテュート
搭乗員名 | 説明 |
---|---|
砲手 | 装填手の役割を兼用する |
小隊ツリー
解説
特徴
【火力】
自動装填装置により装填速度が4.3秒固定になっており、スタビライザーも付いている為、移動しながらの射撃も行える。主に使う弾は3BK7(HEATFS)かBR-372(APCBC)だがAPCBCは格下戦車相手では正面から貫徹できない相手が多いので貫徹力300mmのHEATFSを使うことになるのだが、いかんせん加害力が低いので、そこは4.3秒のオートローダーという数の暴力で敵を倒そう。ちなみに即応弾は16発(装填済1発+砲塔後部に15発)で、これら全てを撃ち切ると4.3秒装填はどこに行ったのだろうかレベルで装填速度が遅くなるので残弾数に注意。
【防御】
水陸両用戦車な為、当然だが装甲は薄い。防げるのはごく一部の機銃程度でありソ連のNShKやアメリカのM2ブローニングにすら撃ち抜かれる。しかし軽装甲でスカスカな為、相手の狙いが甘いと過貫通バリアで生き残ることがある。
【機動性】
リバースギアボックスが搭載されているので前進、後退共に82km/h出すことができ、ソ連戦車にしては珍しく超信地旋回も出来る為、移動で困る事はない。出だしは遅いが50km/hにはすぐに到達する。
史実
PT-76水陸両用戦車の成功により、戦場での特性が向上した後継車の開発が開始された。1960年からI.V.ガヴァロフの指揮の下、 VgTZによって開発されていた。この計画はPT-76Bよりも強力な主砲を搭載した水上戦車を作成する事であり、この車両には主任設計者Yu.V.Sharinによって計画名Object 906が与えらた。合計で6台の試作車両がVgTZで製造され、そのうち2台は1963年1月から8月にかけてNIIBTテストサイトでテストされた。この戦車は採用されていればPT-85という名前が付けられる予定であったが、採用される事はなかった。
この戦車は車体内に縦置きエンジン、3名の乗員、7.62 mm SGMT機関銃と対になった装填装置付きの安定化された85 mm D-58砲という古典的なレイアウト方式を採用していた。この戦車には運転手用のTVN-2B暗視装置、車長用の2つのTNPビューポートと2つのTNP-165角形ビューポートに加えてTKN-2昼夜視認装置が装備されていた。使用されたズベズダという名の安定装置は、水平回転速度0.05度/秒から20度/秒、垂直回転速度0.05度/秒から4.5度/秒を発揮した。昼間に主砲を射撃するためにはTSh2B-8A望遠照準器が使用され、夜間にはL-2A1赤外線照明装置と一緒にTPN-1照準器が使用された。砲の装填機構は15発の弾を装填できるように設計されており、特別な制御パネルを使用して操作することで、戦車の最大発射速度は14発/分、最低発射速度は9発/分に達した。格納されている弾薬は合計40発で、通常の装填は徹甲弾8発と成型炸薬弾32発で構成されていた。
戦車の装甲防御は、厚さ8、12、20、25、30mmの破片防止溶接アルミニウム合金ABT-101板で構成され、前面装甲は3枚の装甲板、上部は77度で厚さ20 mm、中間部は55度で厚さ30mm、下部は70度で厚さ20 mmで、距離100mからの14.5mm B-32弾に一定の防御力を発揮した。核戦争の際の防御に関しては、戦車にはDP-3放射計、核爆発の衝撃波から乗組員を保護するために考えられるすべての穴を塞ぐ装置、および戦車が完全に密閉された場合に放射性粉塵を濾過するために必要な換気装置が装備されていた。
このプロジェクトでは2種類のエンジンが使用された。最初に生産された戦車には8D-6M 221kWエンジンが使用され、その後の戦車にはエンジンベイが再設計された221kW UTD-20エンジンが使用され、どちらのエンジンでも重量わずか15トンで最高速度75km/hに達することができました。戦車のトランスミッションは、履帯とジェットプロペラの共同および個別操作を可能にし、これにより、低速ギアを使用する必要があったPT-76Bとは異なり、戦車はどのギアでも入水および出水が可能になった。
クビンカ博物館に展示されている派生型は、8D-6Mエンジンを搭載したオブジェク906である。
小ネタ
殆どのプレイヤーが初めての使う水陸両用車で前進15km/h、後退-7km/hである。ちなみにこの車両、水陸両用なのに沈み過ぎてそのまま搭乗員が気絶して撃破されることがあるので注意しよう。
外部リンク
コメント
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- お尻を向けた状態で敵と遭遇したら敵からしたら前が後ろかわからないから一発くらいはエンジンが吸ってくれて、その間に爆速装填で敵を殺ることができるからクソ強い -- 2024-02-08 (木) 15:18:50
- 機関銃で簡単に死ぬ -- 2024-03-22 (金) 18:06:11
- こいつで敵の側面取れるとめちゃくちゃ楽しい -- 2024-04-04 (木) 19:06:05
- 格下のzsu57-2のhe弾で一撃爆散したんだが -- 2024-04-05 (金) 21:27:45
- 車体が長すぎる! -- 2024-04-07 (日) 17:03:10
- こいつ出すくらいならZSU-23-4出した方がマシ -- 2024-04-10 (水) 08:56:38