指導者 皇帝と貴族
現在の皇帝はマクシミリアン・セレヴェスであり、今日のように多様な国家を帝国に統一するまでに至ったのは、彼の先見性と、リーダーシップと、あるいは残酷さによるものと言えるでしょう。
この統一の過程で、セレヴェスの政策を支援する多数の強力なファミリーグループが形成されました。エンパイア社会に深く浸透した彼らは経済力・政治力基盤を構築し、デューク、バロン、カウントと名乗るようになります。何十年もかけ、皇帝の権力の抑制と均衡を担う非公式の裁判所を設立しました。彼らは知事として任命され、自ら開拓した惑星を皇室の後援を得て活動できるという重要な権利を勝ち取ります。そのため彼らは職権を振りかざして自分たちの小さな帝国が作り出せるようになりました。エンパイアが成長するにつれて新しい星系が発見され、エンパイアの支配が拡大するごとに、この貴族たちはミニ帝国を生み出し、競い合う立場にあります。
種族 帝国民
ユナイテッドエンパイアは温暖で資源豊かな惑星に降り立った開拓船メザリから発展してきました。何十年もの間、商業及び産業努力により惑星の開拓と発展を進めました。惑星の大部分が植民地化され支配下に置かれた後、人類史において不可避の出来事が起こりました。この大陸全土にわたっての統一大戦は民衆を絶滅可能なほどの技術段階で発生し、指導者たちはこの集団自殺の危機から逃れる程度には賢明でした。最終戦争時には国家連合と呼ばれる勢力に支配され、再建ローン、軍事的脅威、道徳的説得を織り交ぜながら、惑星全土にその意思を押し付けました。
こうして高度な宇宙技術が単一の団体の下で開発され、多大な労力を費やし、宇宙探索が急速に進みました。メザリ(現在はライアと自称しています)は有人探査機を太陽系外へと打ち上げ、技術が進歩しつつあります。次のステップとして星々へ向かうのは当然の帰結でしょう。
母星 ライア
メザリの最初の宇宙船は何千年も前に到来し、肥沃な荒野と、息を呑むような手付かず(しかも何もない)の惑星で、緑が広がる大地に上陸しました。過去に挑戦的な開拓者が手なずけたライアの野生の大地や嵐の海は、今では巨大な産業地帯と広大な都市や発電施設で埋め尽くされ、その姿を誇らしげに示しています。海には巨大な採掘プラットフォームがあり、ライアの豊かさは今ではユナイテッドエンパイアの豊かさを表しています。エンパイアが輝かしい文明を銀河の残りにもたらす準備を整えるために、空の上では半完成の宇宙造船所が征服された惑星の軌道上を周回しています。
社会 ライア共和国
ほとんどの伝統的な宗教形態に代わって、富の追求と産業発展の信念が置き換えられてきました。瞑想の形態(神秘主義や武術のいずれかから生じたもの)は広く行われているわけではありませんが、依然として存在します。一言で言えば、ユナイテッドエンパイア政府は信仰を拒みはしませんが、わずかでも神格化することには否定的です。
エンパイア社会は征服と支配のための強力な機械を作り出すことに目を向けています。その理由は、銀河の腕の中では居住可能な惑星と利用可能な資源は限られているからです。エンパイアが他種族を支配しなければ、振り上げた手はエンパイア自身に振り下ろされ、将来の禍根となるでしょう。
概要
- 人間種が暮らす帝国主義の国家。内乱を収めた統一皇帝セレヴェスが統治している
- 長所:影響力の伸びが良く用途も豊富。星系への入植上限枠が多く大国にしやすい
- 短所:食料と科学が標準的
- 種族特性:帝国民
帝国民1人につき影響力の産出量+1
- 勢力特性:勅命
消費した生産力につき影響力が+10%手に入る
影響力を研究,緊急生産,市場での購入に使用できる
- 勢力特徴
ヒッショーの住民 開始時の初期惑星にヒッショーが1人追加される 拡張主義者Ⅰ 過剰入植の幸福度ペナルティ-25% 愛国者Ⅱ 動員力上限+25% 異生言語学 異生言語学が研究済み 宇宙農業ビジネス 宇宙農業ビジネスが研究済み
艦船
- 入植艦カルガ級「セトラー」
入植艦にしては珍しく武器モジュールがある。単独で海賊や他勢力と遭遇しても反撃できるため、連続で戦闘になった場合生き残れる可能性が出てくる。
いくらダメージを受けても入植能力に影響はなく、相手が攻撃をためらう程度には戦闘力を持たせるのも一つの手かもしれない。
- 探索艦ゾルヤ級「パトロール」
補助スロットが少なく探索能力には乏しい。プローブを装備すればさらに遅くなってしまう。
武器と防御スロットが2つづつあるので序盤は戦艦としても使用できる。
- 攻撃艦エジェリ級「コルベット」
戦闘よりの標準的な性能。
- 防衛艦イェラネフ級「エスコート」
防御能力に特化している。エンパイアの船にしては補助スロットもそこそこあるので艦隊加速器で他艦船の移動力をサポートさせるといい。
- ハンター艦ソプロン級「バトルシップ」
武器スロットが全勢力で2番目に多く、防御と補助スロットは平均以下。
- 調整艦シェレディン級「クルーザー」
航空スロットが多く、早めに航空艦隊を編成できる。補助スロットも多いので攻囲モジュールで星系侵略用に設計するのもいい。
- 航空母艦
多目的スロットが多く柔軟な設計が可能。航空スロットが一番多く6スロットある(他の勢力の平均は3か4)。
攻略
ユナイテッドエンパイアはずば抜けた生産力で遺産勝利に向いているが、他の勝利条件も狙いやすい。影響力による改善施設の緊急購入、豊富な影響力産出による領土拡大や法律の施行、工業派閥強制法の思わぬダスト獲得によるダスト収入などが非常に強力。法律で国力の向上,外交で同盟の結成,軍艦を生産し軍事力の強化,技術研究と何でもできる。ソフォンと同じく初心者向けの勢力。
- 緊急購入
ユナイテッドエンパイアは影響力を消費して緊急購入できるが、通常のダストを消費した緊急購入関連の技術も研究するといい。緊急購入コスト削減は影響力とダストの両方のコストが削減されるため、レベル2星系開発の贅沢資源枠はスーパースパッドがおすすめ。ただし自分の所有する星系で生産できなければ不足しやすいため注意。
新しく入植した星系をレベル2にして改善施設を大量に緊急購入すればあっという間に巨大都市になるだろう。そのためにも工業力、食料を重視するといい。科学とダストは他の建物を建て終わった後でも十分。
緊急生産は一定以上だと必要工業力が多いほど割高になるのだが、計算式の関係でコストが高くなるのだがとも影響力を使った購入は割高になる程度がすくない。
このため安い買い物はダストで購入し、高額の購入は影響力を使うとよい。
ただし買うものの額にもよるが工業力は2倍程度の影響力、研究は1.2倍程度の影響力を要求されるためそれほど効率がいいわけでは無い点に注意。
- 拡張
主な拡大方法には入植、戦争、小規模勢力の併合、平和転向、がある。序盤は入植、後半は戦争と平和転向のどちらか片方を狙うことをお勧めする。
豊富な影響力を活かした。小規模勢力の併合は効率がいいので積極的に狙いたい。
- 入植
工業派閥が第一党になりやすくダストと幸福度の確保が容易。入植艦を生産して他の星系に送り込もう。入植途中は元の星系から食料を得るので食料の改善を多めに建設するべき。新規入植法でアンフォールンの次に国土を拡大しやすい勢力となる。
序盤は入植技術に乏しいため、環境派閥を支援して大量の惑星に入植するのも一つの手ではある。
- 戦争
大国化が容易なので戦略資源産出地を確保しやすく、モジュールに戦略資源を用いる軍事技術の研究に手を伸ばせる。
他の勢力では頭を悩ませがちな艦隊維持費も、ユナイテッドエンパイアならダストをあまり気にせず大規模な艦隊の常備化が比較的楽に行える。
- 平和転向
大量に影響力を産出して他国を転向させるこのルートでは、星系開発や惑星特化などの影響力を増やせる手段は何でもとるのが望ましい。食料系の技術も人口を増やして間接的に影響力を伸ばすことに繋がるので研究しておくといい。生産力は緊急購入で賄えるのであまり重要にはならない。
固有技術
帝国民の固有技術
- 愛国的報道機関の過剰入植上限+4はかなり有用
- 愛国的報道機関(ブースター計画)は異星人類学から超政治行動委員会に移動している
固有技術 名称 固有効果 その他 改良艦隊管理 OpEx装備 搭載動員力+300→+450 アダマンタイト合金 帝国製弾(不安定化弾) ダメージ+19の弾丸 超政治行動委員会 愛国的報道機関(ブースター計画) 過剰入植が発生する植民地の上限数+2→+4 異生人類学 ブースター計画過剰入植が発生する植民地の上限数+2消失技術 皇帝の影 セレヴェスの化身 星系の影響力ごとにダスト+30%,生産力+30% 追加技術